安心・確実に歯周病患者の局所矯正治療を成功させる必携の書!
内容紹介
●歯列不正は,自浄作用の低下やプラーク付着を増加させ歯周組織の炎症を増悪させます.また前歯の前突は口呼吸を誘発し歯肉の炎症を強め,歯軸の傾斜は歯間離開や舌の悪習癖を誘発して咬合性外傷の原因となります.
●歯周病の患者さんに,歯周治療と矯正治療を組み込んだ治療を行うことは,清掃性や咬合性外傷を改善し,審美性を回復し,歯槽骨を再生するなど,治療効果を著しく高めます.
●本書では,歯周病・矯正学の理論的背景を基に,患者の問題を把握し,歯周治療,矯正治療を組み合わせた治療を日常臨床に取り入れて実践できるよう,ステップごとに具体的に解説しています.
●歯周病と矯正の基礎知識を基に,豊富な症例とイラストで解説した待望の書!
目次
第II章 歯周病患者の局所矯正治療(MTM)の進め方─診査・診断,適応症の判定,治療計画,治療実施─
第III章 MTMに用いる矯正装置,器具,材料と臨床応用
第IV章 前歯の局所矯正治療(MTM)
第V章 臼歯の局所矯正治療(MTM)
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
加藤 熈
1938年 茨城県水戸市に生まれる
1962年 東京医科歯科大学歯学部卒業同大学助手〔歯科保存学第2講座(歯周病学)〕
1968年 北海道大学講師〔歯学部歯科保存学第1講座〕
1970年 同大学助教授〔歯学部歯科保存学第2講座(歯周病学,歯内療法学)〕
1978年 東日本学園大学(現北海道医療大学)教授〔歯学部歯科保存学第1講座(歯周病学,歯内療法学)〕
1986年 北海道大学教授〔歯学部歯科保存学第2講座(歯周病学,歯内療法学)〕
1999年 同大学歯学部附属病院長
2000年 同大学大学院歯学研究科口腔健康科学講座歯周病学分野教授
2001年 北海道大学名誉教授東京お茶の水歯科クリニック院長
2003年 総合歯科医療研究所所長
2005年 同研究所顧問
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加藤熈 著