「修復処置を伴う歯周疾患」の複雑でむずかしい治療・処置を適切・的確に進めていくための本!
内容紹介
●進行した歯周疾患は,歯周疾患そのものの病態に加えて,咬合性外傷などの影響を受け,さらに進行が加速されて歯の欠損に至ります.
●こうした症例に対して,イニシャル・プレパレーションから修復物の製作・装着,メインテナンスまで,患者さんの問題も含め,どのように治療・処置を進めていくべきか,そのトリートメント・プランニングを中心に整理.各臨床ステップにおける考え方や手技の実際も提示しつつ,著者の臨床のすべてを集大成!
●著者の臨床経験の蓄積から分析・考察された「症例のパターン分け」「ステージ分け」や「経時的なエックス線写真の重ね合わせによる客観的評価(デジタル・サブトラクション法)」などについてもわかりやすく解説.
目次
2章 一口腔の診査・診断
3章 患者と向き合う
4章 歯周疾患進行の考察―咬合の要素からみて
5章 歯周疾患進行のパターンと修復処置
6章 イニシャル・プレパレーション
7章 骨縁下欠損の治療
8章 根分岐部病変の治療
9章 MTMの活用
10章 プロビジョナル・レストレーションの役割
11章 スプリンティングの意義
12章 欠損補綴の方法
13章 歯科技工士との連携
14章 具体的な治療の進め方―全顎的に進行した歯周疾患の症例をとおして
15章 メインテナンス
付章 デジタル・サブトラクション法を用いたエックス線写真の定量分析
・索引
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
1954年 11月8日長崎県生れ
1980年 九州大学歯学部卒業
九州大学歯学部歯科口腔外科学第二講座入局
1982年 北九州市小倉北区坪根歯科医院勤務
1983年 福岡県遠賀郡芦屋町にて開業
1999年 九州大学大学院歯学研究科歯学臨床系専攻博士課程入学
日本顎咬合学会指導医
2003年 九州大学大学院歯学研究科歯学臨床系専攻博士課程卒業
歯学博士の学位を取得
2004年 九州大学歯学部臨床教授
日本歯周病学会専門医
2005年 九州大学歯学部同窓会会長
(歯科医院住所:福岡県遠賀郡芦屋町高浜町9-5)
執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください
高島昭博 著