やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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サリドマイド物語

発行時参考価格 2,300円
  • 総頁数:262頁
  • 判型:A5判
  • 発行年月:1997年6月
  • ISBN978-4-263-23310-8
  • 注文コード:233100

内容紹介

緊急増刷出来! 先天性奇形・サリドマイド胎芽病事件の全貌とは? サリドマイド薬禍の犠牲となったサリドマイド児は障害を克服しつつも,どのような困難に直面しているのか? サリドマイド薬禍事件から30年―多発性骨髄腫やがん治療などに適応とされるサリドマイドについて,薬害問題の原点から現状を考える絶好の一冊. 〔いまサリドマイドが多発性骨髄腫や末期がん,エイズの患者などのあいだで広範囲に使用されているという.本書は1960年ドイツで明るみに出たサリドマイド薬禍について,「サリドマイド児の父」と呼ばれたサドキュンド・レンツの困難をきわめた原因物質の究明調査の過程,その告発,論争,裁判までの経緯,また製造中止後の被害者に対する生活支援の実態などをまとめたドキュメンタリーであり,日本が世界有数の被害国になった原因についても言及.一方,現在,サリドマイドがハンセン病やエイズ,ベーチェットなど多くの難病に対する特効薬として見直されつつある事実についても述べている.現代の医学・医療がかかえたジレンマ―悪魔の薬として葬るべきか,福音の薬として選択すべきなのか―について厳しく問いかけた,サリドマイドを知る絶好の書〕

目次

「サリドマイド物語」について
なぜ今サリドマイド物語なのか?
サリドマイド胎芽病の発生経緯
サリドマイドの流転
サリドマイド英雄物語
サリドマイド児の父:ビドュキンド・レンツ
サリドマイド胎芽病の障害学
30歳になったサリドマイド児
おわりに
巻末資料

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栢森良二 著

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