内容紹介
ALSのために寝たきりとなりなった著者が小指だけに残された力でパソコンに一文字ずつ記録した日記.医師・看護師・PT・指導員など多くの医療スタッフに囲まれた病床生活をユーモアとうるおいに満ちたやさしいまなざしで綴った感動の書.ものいわぬ難病患者の心の変容にそう医療スタッフ必読の書.
目次
主治医からのメッセージ 中村昭範
著者のまえがき 比嘉栄達
『小指奮闘記』第一の書
『小指奮闘記』第二の書
『小指奮闘記』第三の書
『小指奮闘記』第四の書
編集室より 勝連盛伸
あとがき 石川清司
略歴
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
執筆 比嘉栄達(ひがえいたつ)
1941年6月6日生まれ 本籍:沖縄県中頭郡北中城村
1960年 沖縄水産高校卒業,琉球海運に就職
1962年 肺結核のため退職,療養生活をおくる
1967年 日立造船就職
1976年 独立し水道業を開始
1982年 ALS発症
1983年 入院生活開始
1992年 3月25日 帰天
書画 高嶺文子(たかみねふみこ)
1931年8月2日生まれ 本籍:沖縄県那覇市
1949年 県立首里高校卒業
1970年 ALS発症
1980年 聖公会にて受洗
1983年 入院生活開始
1998年 2月24日 帰天
編集 石川清司(いしかわきよし)
1948年 沖縄県本部町生まれ
1974年 岡山大学医学部卒業
現職:国立療養所沖縄病院副院長
専攻:呼吸器外科
著書:気管支ファイバースコピーの実際(共著)
呼吸器外科の実際(共著)
呼吸器外科の手技と方法(共著)
ローカルな死生学各論