TAKEUCHI実践ケア学セミナー1
事例研究 介護か世話か
- 総頁数:186頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2000年3月
- ISBN978-4-263-23223-1
- 注文コード:232230
内容紹介
単なる「世話」ではなく,自立とQOLを引き上げるための「介護」を実践するのがプロの介護職である.その視点から,正しくアセスメントし,その人に適応した介護の展開や納得できるケアプランの作成のためには,事例研究を重ねることが大切である.本書はそのトレーニングに活用できる.
目次
事例研究-1 寝たきり老人の家族介護と施設介護の相違について
事例研究-2 痴呆性老人にとって居心地のよい環境づくり
事例研究-3 痴呆性老人への抑制を超えて
事例研究-4 サービスの供給量と効率を考えたケアパッケージとは
事例研究-5 歩行不安定な独居老人の退院援助
事例研究-6 腹膜透析患者と長期介護の家族の苦悩
事例研究-7 入浴への取り組み
事例研究-8 排泄の自立にむけての取り組み
事例研究-9 安定歩行への取り組み
事例研究-10 状態の悪化した利用者への在宅ケアの見直し
事例研究-11 デイサービスセンターにおけるQOL向上への援助
事例研究-12 潔癖症と口腔乾燥症のある人への援助
事例研究-13 痴呆性老人の心のやすらぎとグループホーム
事例研究-14 「出ずの神さん」脱出作戦
まとめ まとめのレクチャー
本書の内容は「平成11年度竹内実践ケア学セミナーin山陰」の発表事例によります.発表者ならびに会場の皆様のご協力を感謝いたします.
開催日:1999年10月16,17日
会場:島根県立島根女子短期大学大講堂
主催:島根県介護研修センター
竹内実践ケア学セミナー実行委員会
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
竹内孝仁 たけうちたかひと
1941年 東京に生まれる
1966年 日本医科大学卒業 国立身体障害者センターに勤務
1969年 東京医科歯科大学医学部整形外科に所属 整形外科およびリハビリテーション医学を研修
1978年 東京医科歯科大学医学部整形外科講師
1983年 同リハビリテーション部助教授
1991年 日本医科大学教授(リハビリテーション科)
この間,1973年から特別養護老人ホーム,1980年代から在宅高齢者のケア全般にかかわる 著書(高齢者関係) 介護基礎学(医歯薬出版),ケアマネジャーアセスメントとケアパッケージ―その組みかた(医歯薬出版),TAKEUCHI実践ケア学:ケアマネジメント(医歯薬出版),TAKEUCHI実践ケア学:通所ケア学(医歯薬出版),医療は 「生活」に出会えるか(医歯薬出版),老人ケア(中央法規出版),遊びリテーション(医学書院),老人リハビリテーションと処遇(全社協出版部)など多数