やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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対比で読み解く
超音波画像×病理組織像

定価 6,600円(本体 6,000円+税10%)
  • 総頁数:272頁 / カラー
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2023年1月
  • ISBN978-4-263-22938-5
  • 注文コード:229380

画像と病理の“解像度”が上がる!
「超音波×病理」対比の決定版

内容紹介

●月刊「Medical Technology」の人気連載「対比で読み解く 超音波画像と病理組織像」がついに書籍化! 連載に加筆・修正し,書き下ろしも加えて再構成.
●超音波専門医×病理医×技師の3視点から画像と病理を徹底解剖.超音波検査と病理検査がつながると“見えなかったもの”が見えてくる.
●脂肪があれば高エコーなのか,ハローは組織の何を反映しているのか,非典型的な画像になった理由,見えるはずのない所見……画像と病理の「なぜ?」や「違和感」を徹底的に追究した,あたらしいテキスト!

目次

CASE 01 見えなかった穴
CASE 02 周りが気になる病変
CASE 03 なぜか見えた血流
CASE 04 点状高エコーの正体
CASE 05 癌なのか炎症なのか
CASE 06 変化したエコーレベル
番外編(1) 超音波検査画像と病理の対比
CASE 07 エコーレベルを決めるもの
CASE 08 なぜか浸潤していない
CASE 09 読み誤った深達度
CASE 10 広基性にも有茎性にも見える
CASE 11 なぜか厚く見えたハロー
CASE 12 典型的な所見が揃わない
番外編(2) 肝腫瘍の超音波検査画像×病理組織所見
CASE 13 石灰化が豊富で高エコー
CASE 14 石灰化はないけど高エコー
CASE 15 造影されない結節
CASE 16 高エコーに見えた腫瘍
CASE 17 病変範囲がわからない
CASE 18 ハローと外側陰影をつくるもの 肝転移の検討 前編
CASE 19 モダリティにより見え方が違う 肝転移の検討 後編
番外編(3) 胆嚢腫瘍の超音波検査画像×病理組織所見
CASE 20 少し不思議な肝転移
CASE 21 病変が描出しづらかった理由
CASE 22 ハローの厚みが不均一
CASE 23 結節の違和感の正体
CASE 24 合っているようで合っていない
CASE 25 茎とサイズと良悪性と
CASE 26 病理を見ると疑問が出てくる

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

若杉 聡 超音波専門医
1988年,秋田大学医学部医学科卒業.博士(医学).昭和大学医学部附属豊洲病院・消化器科,昭和大学藤が丘病院・消化器内科,亀田総合病院・消化器診断科,千葉西総合病院・消化器内科などを経て現在,関東中央病院内科・超音波検査室長.超音波技師と馬鹿話に花を咲かせながら仕事に邁進している.超音波検査・超音波内視鏡検査の仕事に従事するなかで,超音波検査と他画像,病理の対比に魅せられ,画像では読み切れないことを病理で教えてもらい感動する.感動したことを研究会や学会で発表しながら,「対比」に磨きをかける.2022年2月22日,ついに還暦を迎えてしまった.著書に『腹部エコー診断111ステップ』(中外医学社)など.

市原 真 病理医
2003年,北海道大学医学部卒業.2007年,北海道大学大学院・医学研究科修了.博士(医学).国立がん研究センター中央病院における任意研修を経て現在,札幌厚生病院・病理診断科主任部長.消化器(消化管,肝臓,胆道,膵臓)の外科病理学および臨床画像・病理対比を専門とする.近年は病理AI開発・研究発表も行っている.専門書・一般書とも著書多数.病理専門医,細胞診専門医,臨床検査管理医.日本病理学会「社会への情報発信委員会」委員,日本デジタルパソロジー研究会広報委員長,日本超音波医学会広報委員・教育委員.

長谷川聡洋 診療放射線技師
2004年,北海道大学医療技術短期大学部・放射線技術学科(現在の医学部保健学科・放射線技術科学専攻)卒業.同年4 月,札幌厚生病院・放射線技術部門入職.関連病院への異動を経て現在,札幌厚生病院・医療技術部放射線技術科係長.専門は超音波検査(特に肝臓,消化管).市原真先生のわかりやすい病理解説に衝撃を受け,病理診断科へ頻繁に出入りするようになる.勉強会,研究,論文執筆など,幅広くお世話になっています.CT・MRIなどの各種画像診断や病理との対比を通して,超音波検査の精度をさらに高めるべく日々奮闘中.

金久保雄樹 診療放射線技師
1993年,城西医療技術専門学校・診療放射線学科卒業.筑波メディカルセンター,天王台消化器病院などを経て現在,水海道さくら病院・放射線科主任.腹部超音波検査や,現職ではシャントエコーなどの血管超音波検査も行っている.腹部超音波検査の検査法,特に膵臓の描出について研究発表や論文投稿を行ってきた.日本超音波医学会認定超音波検査士(消化器領域).超音波検査法フォーラム世話人.所属学会:日本超音波医学会,日本超音波検査学会,日本消化器がん検診学会.
※本書ではCASE13 から参加.

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