●デジタル脳波計の構造や機能を理解し、その性能を十分に発揮させるための脳波記録技術と判読技術をわかりやすく解説!
内容紹介
●現在のデジタル脳波計は,機器が小型化して,インクや紙のコスト,保存のためのコストが削減されている.
●また,記録容量が増加し,ビデオ画像を含むポリグラフデータの同時記録や長期連続記録が可能となり,各種の定量解析も容易で,記録後にリモンタージュ機能を駆使することで判読精度が向上し,初心者への教育にも有用な手段となっている.
●しかし,デジタル脳波計を常備している現場でも,これまでのアナログ脳波計と同様に用いられていることが多く,デジタル脳波計の魅力が十分に発揮されていないケースも散見される.本書は,デジタル脳波計の構造や機能を理解し,その性能を十分に発揮させるための脳波記録技術と判読技をわかりやすく解説.これからの臨床脳波検査と脳波判読にかかわる多くの医師や臨床検査技師の,デジタル脳波検査の活用に好適な手引きとなっている.
目次
第2章 脳波計の構成
第3章 電極と電極配置法
第4章 基本波形と導出法
第5章 脳波賦活法と睡眠ポリグラフ
第6章 アーチファクト
第7章 正常脳波
第8章 境界領域の脳波
第9章 異常脳波
第10章 脳波判読法
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
末永和榮【すえながかずえ】
1968年3月 北里衛生科学専門学院卒業
1968年4月 医療法人社団青山会 青木病院検査課勤務
1984年4月 医療法人社団青山会 青木病院検査課課長
2000年4月 特定医療法人社団青山会理事
2007年4月 国立大学法人東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科非常勤講師
【所属学会】
日本臨床神経生理学会,日本睡眠学会,関東神経生理検査技術研究会
日本PSG研究会
臨床検査技師,日本睡眠学会睡眠医療認定検査技師
松浦雅人【まつうらまさと】
1974年 東京医科歯科大学医学部卒業
その後,同大学付属病院で精神神経科医員,助手,講師
1993年 日本大学医学部精神神経科・助教授
1996年,1999年 英国ロンドンのクイーン・スクウエアー病院に留学
2000年 駿河台日大病院精神神経科・部長
2004年 国立大学法人東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科生命機能情報解析学分野・教授
現在にいたる