内容紹介
●産科編では,妊娠の初期と中・後期に分け,初期では超音波所見による妊娠週数の算定,流産・子宮外妊娠・胞状奇胎など妊娠初期の異常と超音波診断について.中・後期では,胎児スクリーニング,胎児教育の評価,胎児形態の異常,また染色体異常のリスク評価,胎盤・臍帯・羊水量などの異常と超音波診断について,豊富に画像を駆使してその評価のポイントを解説.
●婦人科編では,腫瘤のエコーパターンの表現法,卵巣・卵管・子宮にみられる良・悪性の腫瘍・腫瘤や異常について超音波診断による評価を解説.
●重要な項目は太字で表し,巻末には学習に役立つように付録として「超音波胎児計測の標準化と日本人の基準値」「超音波断層法(胎児心臓・体腔内走査)の表示方法」および,「産科婦人科超音波用語一覧」を収載.
目次
序
■産科編
I 妊娠初期
II 妊娠中・後期
A 頭部・顔面・頚部の異常……(市塚清健)
B 胸部の異常……(佐々木康)
C 心臓の異常……(神保正利)
D 消化管の異常……(松岡隆)
E 腎・泌尿器・生殖器系の異常……(森岡幹)
F 四肢・脊椎の異常……(星真一)
G 胎児水腫……(松岡隆)
III 分娩時の超音波活用法……(市塚清健)
■婦人科編……(名取道也・秦 幸吉)
(付1)超音波胎児計測の標準化と日本人の基準値
(付2)超音波断層法(胎児心臓・体腔内走査)の表示方法について
(付3)基礎および産科婦人科超音波用語一覧