内容紹介
●本書は臨床検査技師の手によりはじめて書かれた,患者に対する検査の説明の書であり,接遇マニュアルである.「総論」として患者に対する接遇の基本的なあり方を記述している.
●「生理検査」編では,どのような検査か,何がわかるか(検査の目的),検査に要する時間,必要な前処置,検査がもたらす苦痛や不快の程度と対処,患者に対する配慮,患者に注意・協力してもらうこと,事故の起こる可能性,感染の可能性と対策,重篤な病変のみられた場合の対応,患者から検査結果について尋ねられた場合の対応,患者から受けた質問・クレームの事例など,さまざまな観点から必要事項を記述.
●「検体検査」編では,総論として血液・尿・糞便なのどの検査材料の採取法や注意点を中心に,各論では,どんな検査か(成分か),何がわかるかを主な内容としながら,検査の説明にあたって知っておいたほうがよい関連知識などが備考で解説されている.