CUMITECH 7B 下気道感染症検査ガイドライン
- 総頁数:84頁 / 2色
- 判型:B5判
- 発行年月:2008年1月
- ISBN978-4-263-22164-8
- 注文コード:221640
内容紹介
●呼吸器感染症は臨床において占める割合が高く,しかも良質の検体採取が非常に困難であり,微生物検査においてさまざまな課題を抱えている.また,微生物検査における妥当なレベルの正確性とコストとの関係は現在の医療では重要項目の一つとなっている. ●本書は,呼吸器検体を検査するうえで欠かせない検体の質について過去の多くの検討結果をもとに一定の方向性を与えたアメリカ微生物学会のCumitech 7B Lower Respiratory Tract Infectionsを翻訳したものである.なお,日本の現状を考慮し,下気道感染症検査に対する理解をさらに深めていただくために,Cumitech 7B本文に加え,追加資料として起因菌のコロニー像や鏡検所見などを写真で解説した.
目次
臨床的特徴と病原体
検体採取法と輸送法
検体処理法
初代培養用培地
グラム染色の評価と報告
下気道感染症における細菌培養結果の評価
変更の実施
下気道感染症と病原体
公衆衛生上の重要な点
検査の頻度
支払いとコード化の問題点
文献
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
松本哲哉【まつもとてつや】
1987年 長崎大学医学部卒業
同附属病院第2内科入局
1993年 同大学院修了(臨床検査医学)
東邦大学医学部微生物学講座助手
2000年 米国ハーバード大学留学
(ブリガム&ウィメンズホスピタル,チャニング研究所)
2004年 東邦大学医学部微生物学講座講師
2005年 東京医科大学微生物学講座主任教授
2007年 東京医科大学病院感染制御部部長
現在にいたる
満田年宏【みつだとしひろ】
1989年 横浜市立大学大学院医学研究科修了(小児科学)
同年 米国ノースカロライナ大学 免疫内科客員研究員
1990年 横浜市立愛児センター小児科副医長
1994年 横浜市立大学医学部附属病院臨床検査部助手
1998年 横浜市立大学医学部附属病院臨床検査部講師
2004年 公立大学法人横浜市立大学附属病院臨床検査部準教授
2007年 公立大学法人横浜市立大学附属病院感染制御部部長・准教授
現在にいたる
蛹エ克紀【やなぎはらかつのり】
1991年 長崎大学医学部卒業
同第2内科入局
1997年 長崎大学大学院修了(内科学)
1997〜1999年 米国ネブラスカ大学生化学分子生物学教室研究員
1999年 長崎大学第2内科助手
2002年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科助手
2006年 長崎大学医学部附属病院検査部講師
現在にいたる