内容紹介
●コミニュケーションの一形態である「コーチング」について,リハビリテーション医療の分野で活用できるよう,理論的背景から具体的事例までを挿し絵などを多用してわかりやすく解説した「リハスタッフ」のためのコーチング実践の入門書.
●理論編で,スキルの概要,医療コーチングのエビデンス,リハビリテーション医療における意義と介入研究の紹介,臨床実習指導における活用などを解説.事例編では,疾患ごとのコーチングスキルの応用について,脳卒中のリハ,骨関節疾患のリハ,神経筋疾患のリハに活かすコーチングとして13事例を掲げ,併せて読者がコーチングを実践するためのドリルを収載.
目次
第1章 コーチングとは
第2章 コーチングコミュニケーションのスキル
第3章 医療コーチングのエビデンス
第4章 リハビリテーションとコーチング
第5章 コーチング技術を応用した神経難病患者に対する心理社会的介入の効果
第6章 PT・OTの臨床実習指導や研修医指導に役立つコーチング
第7章 コーチングスキルトレーニング
事例編
第8章 疾患ごとのコーチングスキルの応用
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
出江 紳一【いずみしんいち】
1983年 慶應義塾大学医学部卒業
1991年 静岡市立静岡病院リハビリテーション科医長
1992年 ニュージャージー医科歯科大学リサーチフェロー
1993年 慶應義塾大学病院リハビリテーション科医長
1995年 東海大学医学部リハビリテーション学講師
1999年 東海大学医学部リハビリテーション学助教授
2002年 東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野 教授
2008年 東北大学大学院医工学研究科 副研究科長 リハビリテーション医工学分野 教授(医学系研究科肢体不自由学分野 教授 兼任)
資 格
リハビリテーション科専門医(1989年〜)
(財)生涯学習財団認定コーチ(2006年〜)