内容紹介
●近年,腎臓内科・泌尿器領域における基礎研究・臨床診療の分野では,遺伝子解析を基盤にした診断・薬物アレルギー対策,iPS細胞等を用いた再生医療,さらには医用ロボットの検討などが盛んになされている.今改訂ではこうした腎臓内科学の目覚ましい進歩・エビデンスを紹介するとともに,慢性腎臓病(CKD)等の最新診療ガイドラインについて解説を行っている.
●本書は,医学生のための『腎臓内科学一般』を明解に解説したテキストであるとともに,総合診療専門医をめざす臨床研修医にとっても,最新知識をコンパクトにまとめたテキストとして役立つ内容となっている.
目次
第1章 腎の構造
第2章 腎の機能
第3章 腎の検査
第4章 腎疾患総論
各論
第1章 原発性糸球体腎炎
第2章 ネフローゼ症候群
第3章 全身疾患による腎障害
第4章 腎の血管障害
第5章 妊娠と腎
第6章 尿細管間質性腎炎
第7章 尿細管機能異常
第8章 中毒性腎障害(薬物,重金属)
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
富野 康日己【とみのやすひこ】
1974年 順天堂大学医学部卒業
市立札幌病院中央検査科病理部臨床修練医
1979年 東海大学医学部内科助手
1984年 同 講師
1986年 オーストラリアロイヤルアデレード病院客員研究生
1987年 アメリカミネソタ大学客員講師
1988年 順天堂大学医学部腎臓内科助教授
1994年 順天堂大学医学部腎臓内科教授
2015年 順天堂大学名誉教授
医療法人社団松和会常務理事・アジア太平洋腎研究推進室長