やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

3,300円(税込)
発売中 在庫あり
24:00までにご注文いただければ翌営業日に発送いたします.
送料:600円代金引換の場合は別途250円,後払いの場合は別途200円の手数料がかかります.

髙口光子の はじめてのケアリーダー編
介護保険施設における看護介護のリーダー論 その2

定価 3,300円 (本体 3,000円+税10%)
  • 総頁数:174頁 / 2色
  • 判型:A4判
  • 発行年月:2007年11月
  • ISBN978-4-263-71935-0
  • 注文コード:719350

●初めてケアリーダーになる人のために今求められる心構えから業務全体についてを懇切に解説!

内容紹介

初めてケアリーダーになる人のために今求められる心構えから業務全体についてを懇切に解説.好評を博している「介護保険施設における看護介護のリーダー論」の姉妹編で,初めてケアリーダーに就任する人のための必読書.

序文

はじめに
 厳しい冬が過ぎ,お年寄りやスタッフの風邪がひと通り落ち着くころ,ある日突然,「チョットチョット」と呼ばれ,「リーダー(主任)になってくれない」と上司から言われます.高校や専門学校を卒業して勤務2,3年の若さで,はじめて「リーダー」という職種を考えます.
 でも「なぜわたしが?」「リーダー(主任)って何するの?」「ただ忙しくなるだけでは?」と,不安感が募るばかりではありませんか?この本では,介護老人保健施設「ききょうの郷」および「鶴舞乃城」(ともに静岡県)で業務改善を行った際に,新しく台頭してきた若手リーダーの成長ぶりを追いながら,「はじめてのケアリーダー」に必要とされる事項を,事例や参考資料を掲載しながらわかりやすく整理してみました.
 本来,ケアリーダーとはおもしろい仕事です.ケアの本当のおもしろさを実感したければ,ぜひこの「リーダー職」に正面から挑戦し,そして「あなたらしいケアリーダー」をつくり上げてみてください.
 そして,リーダーでなくても,入職して3年目の壁にぶつかりそうなあなたのお役に,少しでもたてればとも思います.
 この本の右頁に〈Self Reform〉の欄を設けました.あなた自身をふり返えるキッカケとして使ってみてください.
 高口光子
 杉田真記子

目次

 はじめに
1 突然「リーダー(主任)になって」と言われたら
 1─1 なぜ「あなた」は任命されたのか
 1─2 なぜ「リーダー」は必要なのか?
 1─3 ききょうの郷のリーダーたち 平野さん・渡辺さんの場合
2 はじめてのリーダー(主任)としてやるべきこと一覧
3 就任前にやるべきこと
 3─1 家族に相談
  3─1─1 帰りが遅くなる
  3─1─2 変則的な勤務がある
  3─1─3 家族の協力が必要(電話が施設から入る)
  3─1─4 自分の意志である
 3─2 体調の確認
  3─2─1 治療が必要な病気は治療する(予想できる対策をする)
  3─2─2 継続治療・注意が必要ならばその条件を明確にする
  3─2─3 自分の生活リズムをつくる
 3─3 心がまえ
  3─3─1 最低年はがんばる
  3─3─2 予想される困難を目標にする
  3─3─3 どんなケアをしたいのかを自分に問う
  3─3─4 人事と経営(給与)に関することは,当事者以外には誰にも言わない
 3─4 上司に相談
  3─4─1 自分の心配なことはすべて申し上げ,基本的な考えかたを確認する
  3─4─2 子ども・家族の理解
  3─4─3 結婚・引越し
  3─4─4 病気
  3─4─5 能力
  3─4─6 人間関係
  3─4─7 相談を通じて上司との関係をつくる
4 就任後1年以内にやるべきこと
 4─1 業務
  4─1─1 業務とは
  4─1─2 業務を把握することの必要性
  4─1─3 ステップ1:各勤務(早出/遅出/日勤/夜勤など)の動きを把握する
  4─1─4 ステップ2:各勤務の動きにくいところ(弱点)を把握できる
  4─1─5 ステップ3:各勤務の問題点が整理できる
  4─1─6 ステップ4:各勤務の提案や調整が実施できる
 4─2 会議
  4─2─1 会議とは
  4─2─2 会議に参加することの必要性
  4─2─3 ステップ1:会議の種類を知る
  4─2─4 ステップ2:会議の内容を正しく現場に伝えられる
  4─2─5 ステップ3:現場の意見を取りまとめて報告・発言できる
  4─2─6 ステップ4:発言や決定事項を徹底して実行できる
 4─3 勤務表
  4─3─1 勤務表とは
  4─3─2 勤務表を作成することの必要性
  4─3─3 ステップ1:勤務表の作成の原則を知る
  4─3─4 ステップ2:スタッフの希望/業務内容/組合せにあわせた勤務表作成ができる
  4─3─5 ステップ3:突然の勤務変更(病欠/退職など)に対応できる
  4─3─6 ステップ4:利用者状況に合わせ,リーダーの意志をもった勤務表が作成できる
 4─4 就業規則
  4─4─1 就業規則とは
  4─4─2 就業規則を理解することの必要性
  4─4─3 ステップ1:規則をしっかりと読む
  4─4─4 ステップ2:規則に関するスタッフの疑問(給与/休暇など)に確実に答えられる
  4─4─5 ステップ3:規則に当てはまるスタッフ(退職/産休/非常勤など)の対応に関し上司に報告・検討できる
  4─4─6 ステップ4:就業規則を使いこなせる(懲罰規定に則った退職勧告など)
 4─5 記録
  4─5─1 記録とは
  4─5─2 記録を充実することの必要性
   ・利用者の記録
  4─5─3 ステップ1:利用者の一次情報(顔と名前など)を把握する
  4─5─4 ステップ2:ケアプランのおおまかな方向性が把握できる
  4─5─5 ステップ3:相談員・ケアマネジャーとの連携のもとケアプラン/サービスプランが実施できる
  4─5─6 ステップ4:サービス担当者会議で積極的な発言/提案ができる
   ・業務の記録
  4─5─7 ステップ1:各種届出書(遅刻/早退/有休/欠勤/病欠/服務変更/物品請求)を確認し提出する
  4─5─8 ステップ2:記録に基づきスタッフ指導ができる
  4─5─9 ステップ3:事故報告記録/苦情受付記録/委員会活動報告の各記録が把握できる
  4─5─10ステップ4:記録の訂正/書きかたの指導/記録保管ができる
 4─6 申し送り
  4─6─1 申し送りとは
  4─6─2 申し送りを行うことの必要性
  4─6─3 ステップ1:従来の方法で継続して行う
  4─6─4 ステップ2:リーダー自身の情報収集をもとにスタッフへの確実な伝達ができる
  4─6─5 ステップ3:個別注目ケースや委員会活動などへ,リーダー自身の意見と問いかけができる
  4─6─6 ステップ4:当日業務のポイントをトピックスとして伝えられる
 4─7 スタッフ面接
  4─7─1 スタッフ面接とは
  4─7─2 スタッフ面接を実施することの必要性
  4─7─3 ステップ1:リーダーとしてスタッフ一人一人と初回面接を行う
  4─7─4 ステップ2:スタッフ一人一人の希望が把握できる
  4─7─5 ステップ3:各スタッフの下期目標の確認ができる
  4─7─6 ステップ4:今年度の反省と次年度の目標が設定できる
5 就任後2,3年以内にやるべきこと
 5─1 大まかな目標
 5─2 スケジュール
6 それでも何をしたらよいかわからないリーダーへ
 6─1 あいさつを変える
 6─2 勤務表をちゃんと作ろう
 6─3 会議に参加しよう
 6─4 クレーム対応は誰よりも先に誰よりも熱心に取り組もう
 6─5 入職・退職に関わる,立ち会う,確認する
 6─6 上司報告の仕方を体得しよう
 6─7 他部署を知る
7 資料編
 7─1 実話編
  7─1─1 ナツさんのターミナルケア
  7─1─2 個別の認知症にあわせた業務の変更(上岡さんのケース)
  7─1─3 認知症棟の「私物戻し」と「カギ開け」
  7─1─4 スタッフが足りない! 辞めていく新人が多い!
  7─1─5 佐藤さんのターミナルケア(医師との対立のなかで……)
  7─1─6 非常に強い帰宅願望の認知症のお年寄り(花さんのケース)
  7─1─7 新人担当者をいかしたサービスプランの作成(山本さんのケース)
  7─1─8 どんなお年寄りでも受け入れる覚悟(仲田さんのケース)
  7─1─9 藤田さんの床ずれ
  7─1─10 クレームとリーダーの日勤張りつき(ショートステイの対応)
  7─1─11 皮膚病の持田さんと実習生の田中くん(組み合わせの大切さ)
  7─1─12 トイレの近い鈴木さんと新人の山下さん(組み合わせの大切さ)
 7─2 参考書式様式
  7─2─1 ケアプラン(施設サービス計画書1)第1表
  7─2─2 ケアプラン(施設サービス計画書2)第2表
  7─2─3 ケアプラン(週間サービス計画表)第3表
  7─2─4 サービスプラン(看護介護計画書)タイプA・B
  7─2─5 個人記録(例:鶴舞乃城)
  7─2─6 各種記録・届出様式(例:鶴舞乃城)
   (1)休日勤務届 (2)遅刻・早退・外出・欠勤・特休届 (3)時間外勤務届 (4)服務変更届 (5)物品請求届 (6)会議開催届 (7)会議報告書 (8)事故報告書 (9)研修出張届 (10)研修出張報告書 (11)企画書(稟議書) (12)企画報告書

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
高口光子【たかぐちみつこ】
 横浜市に生まれ,幼少期を北九州市で過ごす
 1982年 高知医療学院理学療法学科卒業・理学療法士免許取得(奨学金のお礼奉公として,福岡県のある医療グループに勤務.
     同グループの諸問題に遭遇し,老人医療に疑問をもつ.
     2年6か月の勤務後,託児所のある病院を求めて退職)
 1985年 社団法人福岡医療団千鳥橋病院勤務(地域医療・地域リハビリテーションを通して,老人ケアの実践を目指す.
     家庭の都合で熊本県へ転居)
 1987年 医療法入社団黎明会宇賀岳病院リハビリテーション科科長(老人病院での生活ケア・生活リハビリテーションの実践に取り組む)
 1994年 社団法人熊本県理学療法士協会理事
 1995年 社会福祉法人熊本南福祉会特別養護老人ホームシルバー日吉勤務
     (老人の生活に密着した介護現場を求め理学療法士から寮母への転身として話題になる)
 1996年 シルバー日吉介護部長
 1998年 介護支援専門員資格取得
 1999年 シルバー日吉デイサービスセンターセンター長・シルバー日吉在宅部長
 2000年 介護福祉士免許取得
 2002年 シルバー日吉退職し,介護アドバイザーとして看護・介護のリーダー養成活動を展開する.
     湖山医療福祉グループ経営管理本部企画教育推進室室長
 2006年 介護老人保健施設ききょうの郷看介護長
 2007年 介護老人保健施設鶴舞乃城看介護部長
 主な著書 高口光子の介護保険施設における介護看護のリーダー論(共著),仕事としての老人ケアの気合(医歯薬出版),病院でひらいた生活ケア(筒井書房),ユニットケアという幻想(雲母書房),シルバー日書の手作りケアマニュアル(共著,熊本南福祉会),現場がつくるケアプラン(共著,雲母書房),いきいきザ老人ケア(医学書房「第1回いきいき大賞」受賞),介護保険時代の新地域リハビリテーション(共著,厚生科学研究所),リーダーのためのケア技術論(関西看護出版)ほか
 ブログアドレス http://blog.livedoor.jp/mituko77takaguchi/

杉田真記子(旧姓:春日井)【すぎたまきこ】
 愛知県一宮市(旧尾西市)に生まれる
 1995年 東京工業大学理工学研究科建築学専攻修了(高齢者施設を研究しながら,週2日2年間にわたり特別養護老人ホームで働かせてもらう).
     都市計画コンサルティング会社に勤務
     (福祉の現場と行政の中間に立ち,パイプ役になるんだと意気込んで就職したが甘かった.入社6年目に父親の病気を磯に退職し実家に戻る)
 2000年 春日井不動産株式会社に勤務.1級建築士資格取得
 2001年 アドバイザーとして仕事を組むために高口さんと知り合う.
     第1印象は「おとなしい方だなあ.この人がアドバイザーできるのかな?」だったが,数時間後には杉田が涙を流す
     (高齢者福祉の考えかたを聞き,高口さんのお役立ちたいと思うようになる)
 2002年 ききょうの郷へ介護アドバイザーに入りながら入浴棟の基本設計,デイサービスセンターそてつ・デイサービスセンター粉本の基本設計を担当.
     その後出産.父親の死亡により実家の不動産業を膨大な負債とともに引き継ぐ
 2004年 建築士の仕事を再開するとともに「高口光子のリーダー論」の本格的なまとめにとりかかる

執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください

髙口光子・杉田真記子 著