やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

11,000円(税込)
品切れ
本書には改訂版がございます.
詳細はこちら.

クラウンブリッジ補綴学 第5版

発行時参考価格 10,000円
  • 総頁数:376頁 / カラー
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2014年12月
  • ISBN978-4-263-45783-2
  • 注文コード:457830

理論と臨床の進歩を取り入れたクラウンブリッジ補綴学テキストの決定版
最新の内容を盛り込み,改訂!

内容紹介

●近年におけるクラウンブリッジ補綴学の理論と臨床の進歩とともに,歯学教育モデルコアカリキュラム,歯科医師国家試験出題基準の改訂などに対応したクラウンブリッジ補綴学テキストの決定版!
  ●患者さんが主体となる医療のパラダイムシフトを全章に据えて,全体的な構成,内容の選択,項目ごとのページ数のバランスに配慮するとともに,見やすく読みやすい内容とし,最新の基本的理論と技術を習得できることを重視した.
●第5版では,「CAD/CAMによる製作」「高齢者・要介護者におけるクラウンブリッジ補綴」についての章を追加し,より時代に即した内容としている.

序文

第5版の序
 本書は1986年に上梓された第1版から第3版まで約9年ごとに改訂が行われました.第3版は2004年3月に上梓され,全国の歯学部ならびに歯科大学において優れた歯科学生の教科書として最も多く使用された成書となったことは記憶に新しく,御同慶の至りです.その5年後には,新材料および新規技術の台頭や歯科医学教育を取り巻く環境の変化に対応して2009年2月に第4版が上梓され,現在に至っています.
 第4版が上梓されてから現在に至るまでの間に歯科医学教育を取り巻く環境はさらに変化しました.歯科医学教授要綱は2007年以来改訂の動きはありませんが,歯学教育モデル・コア・カリキュラムが2010年に改訂されて,文字通り歯学教育のコアとなる目標が新たに定められるとともに,その内容を十分に踏まえたうえで歯科医師国家試験出題基準が2014年に改められました.歯科医学教授要綱,歯学教育モデル・コア・カリキュラムおよび歯科医師国家試験出題基準の3つは我が国における歯学教育の根幹をなす,いわば教育原理を成文化したものであり,これらが内容を改訂した以上,本書を含めた歯科学生の教科書も変わっていかなければならないことは自明の理であると思われます.これら3つの教育基準に共通する理念は,多様化する国民のニーズに十分応えることのできる歯科医師を養成することにあります.特に超高齢社会となった我が国では今後ますます高齢者や全身疾患をもつ者の増加が見込まれることから,クラウンブリッジ補綴学領域においてもそういった患者さんへの対応が求められています.
 一方,本格的な歯科用デジタル技術の発展,歯科接着技術の進歩ならびに再生医療技術の進化には著しいものがあり,クラウンブリッジ補綴学領域においては,CAD/CAM技術を応用したメタルフリー歯冠補綴装置の実用化,クラウンブリッジ補綴臨床への歯科接着技術適用の有用性の見直し,口腔インプラント技術の革新と安定化などがなされつつあります.これらの補綴新技術は,その重要性が歯科領域においても叫ばれて久しいpatient/problem centered careをますます実効あるものとすることに貢献しており,その意味においてこれらの技術の習得はこれからの歯科医師にとって必須となるでしょう.
 以上のような新しい時代の変化に即応することを第5版改訂の第一目標として,第4版の加筆・訂正を行いました.しかしながら,すべての領域で全面的な書き直しが必要であったわけではなく,基本的に第4版の内容を踏襲している領域も少なくなく,そのような領域では第4版を執筆いただいた先生方に内容を引き継ぐことをご快諾いただいていることを申し添えさせていただきます.
 最後に,玉稿をお寄せいただいた先生方に深甚なる感謝を表しますとともに,本書が最新のクラウンブリッジ補綴学の最良の教科書として全国の歯科学生や一般臨床医の方々に大いに活用されることを願って止みません.
 2014年9月
 編集委員 矢谷博文 三浦宏之 細川隆司 小川 匠

第4版の序
 クラウンブリッジ補綴は,歯科臨床の主要な領域の一つで,1本の歯の部分的な欠損から少数歯・多数歯の欠損までを形態的,機能的,そして審美的に修復し,それを長期にわたって維持することを目的としている.その効果は徐々に現れ,高齢者の口腔に多くのクラウンやブリッジを見ることが珍しくなくなった.
 折しも日本は高齢者が総人口の20.7%(2006年)を占め,近い将来には31.8%(2030年)を占める長寿社会に突入しようとしている.こうした高齢者は,人々の歯科への関心が急激な高まりをみせているにもかかわらず,まだクラウンやブリッジや可撤性義歯を必要としている場合が大部分である.これからクラウンブリッジ補綴学を学ぶ歯科学生諸君は,質の高いこれら補綴装置を装着できる良医となるべく本書を大いに活用してほしい.
 本書の第3版は2004年春に上梓された.以来わずか5年の経過であるが,この短期間にもクラウンブリッジ補綴は大きな変化をみせ,第4版の制作に着手せざるをえない状況となった.セラミックスの質が大幅に向上してセラミックスのみによるブリッジの製作が可能となり,レジンがさらに変貌して歯冠色の咬合面をもつレジン前装冠が登場した.また,インプラント補綴がいよいよその地歩を固め,日常の臨床に利用されるようになった.さらに,これらの臨床を支えるCAD/CAM技術の発展も見過ごすことができない.
 本書では,第3版のよいところを踏襲するとともに,上記の新しい変化に対応すべく多くの加筆・修正を行った.その際,歯科医学教育を取り巻く環境の変化,とりわけ2007年に改訂された「歯科医学教授要綱」と「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」,そして新しい「歯科医師国家試験出題基準」について,それぞれの改訂の趣旨である患者本位の医療,臨床現場の重視,口腔と全身との関わり等を尊重し,関連する事項の充実に努めた.
 本書が,歯科学生をはじめ一般臨床医にとって,最新のクラウンブリッジ補綴を実践するうえでの基本的な理論と技術の修得に役立ち,それを通して顎口腔系の健康の維持・増進に寄与することを強く切望する.
 最後に,お忙しいなかご執筆いただいた全国のクラウンブリッジ補綴学ご担当の先生方に深甚なる謝意を表します.
 2009年1月
 編集委員 石橋寛二 川添堯彬 川和忠治 福島俊士 三浦宏之 矢谷博文

第1版の序
 クラウン・ブリッジ補綴学についての,成書の出版が久しく待望されていたにもかかわらず,即座に対応できない理由があって,何年かが経過した.すなわち,Peeso(1876)らがまとめた板金加工技術による補綴物の製作法を主とした補綴学から,1945年ごろからの鋳造技術による補綴物の製作法への転換,それに伴い高速切削,精密印象に関する器材と技術の進歩,さらに人工歯材料の改良などを加えてめまぐるしいほどの進歩と発展があった.それとともに新しい咬合理論が導入され,その他の生物学的研究も盛んに行われ,クラウン・ブリッジ補綴学は大きな変革を遂げたのである.
 そのため,その間に成書を発刊することは困難であったが,約10年前ごろには理論的にも実際面でもやや定着する傾向をみたので,本書の発刊を企画した.
 全国歯科大学,歯学部のクラウン・ブリッジ補綴学担当の各教授に執筆を依頼し,原稿の締切りが1978年12月末日であったが,それぞれのご都合により,最終原稿を入手したのは本年の5月末日である.
 このような事情に加えて執筆者の変更もあり,初めに入手した原稿と新しく入手した原稿とでは,内容が不ぞろいのところや重複しているところがみられる.しかし,これ以上発行を遅らせることは問題があるので,ある程度の調整を行い,あえて発刊することにした.
 また,用語については,かつてクラウン・ブリッジ担当教授の懇談会でも統一することが難しかったし,現在,日本補綴歯科学会の用語検討委員会が検討を始めているが,クラウン・ブリッジの内容までは検討が至っていない.そのため本書でもある程度の統一をはかったが,多少用語が異なっている部分もあり,このことについては後日,用語の決定をみたうえで改訂を行いたいと思っている.
 以上,本書編集の経過を述べたが,現時点でのクラウン・ブリッジ補綴学としては,内容的に満足すべきものであり,この成書を基として,後日改訂を行い,さらに完璧を期したいと思っている.
 本書が歯科学生のクラウン・ブリッジ補綴学の良き指導書として,また臨床の基本的理論と技法の手引き書として大いに活用されることを希望して序文とする.
 1986年6月
 羽賀通夫 中澤 靖 田端恒雄 小森冨夫 下総高次 竹花庄治

第2版の序
 クラウン・ブリッジ補綴学の初版は好評をもって迎えられ,1986年の発刊から今日まで刷を重ねて10刷に至っている.学問,研究が日進月歩であることは言うまでもないが,この間,歯科医学教授要綱,歯科医師国家試験出題基準の改訂など歯学教育に関して重要な変化が見られた.そこで今回,これらの変化に対応し,またクラウン・ブリッジの理論,臨床の進歩を取り入れるため,構想を新たにして初版の改訂を計画した.今回の改訂の要点は次のとおりである.
 1)初版の内容を再検討して,全面的な改訂を行った.
 2)歯科医師国家試験出題基準(いわゆる国家試験ガイドライン)は,これまで4年毎に改訂が加えられ,1993年に全体の組立を変えるという大幅な改訂が行われた.今回の改訂では,これに対応して項目と内容を検討した.
 3)用語については1992年,文部省と日本歯科医学会の編集による学術用語集・歯学編が刊行された.他方,日本補綴歯科学会の用語検討委員会においても検討が進められ,用語に関する混乱はほぼ解決されたと思われる.そこで今回の改訂では,これらの成果を取り入れて,できるかぎり用語の統一をはかった.さらに読者の便を考えて,巻末にクラウン・ブリッジ補綴に関する同義語一覧」を付した.
 4)上記のような内容,用語の整理とともに学習の便を考慮して,頁数の圧縮をはかった.
 以上のような改訂の意図を理解された執筆者のご協力によって,本書には限られた頁数に精選された内容を盛ることができたと考えている.ここに執筆者各位に深甚な感謝を捧げるとともに,本書が初版本と同様に歯科学生の指導書として,また臨床家にとっても,クラウン・ブリッジ補綴の基本的理論と技法の手引として広く活用されることを望んで止まない.
 1995年1月
 青木英夫 田端恒雄 横塚繁雄

第3版の序
 たとえ部分的な歯質の崩壊であっても,あるいは歯が1本欠損しているだけでも,その影響は大きく,咀嚼障害,審美障害,さらには心理的な障害を引き起こすことがある.また,歯質の欠損や歯の欠損を放置すると,その影響が隣接する歯群や対合歯列に及び,やがて咀嚼筋や顎関節の障害を引き起こすことも珍しくない.
 クラウンブリッジは,こうした歯質の崩壊や歯の欠損を形態的にも機能的にも,また外観のうえでも人工的に修復し,その結果を長期にわたって維持するための装置として長い間重要な役割を果たしてきた.そして今,多くの新規材料や術式が登場し,新たな展開の時を迎えている.
 本書の第2版が上梓されたのは平成7年である.以来,9年余が経過し,その間に「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」の提示(平成13年),「歯科医師国家試験出題基準」の改定(平成13年)など歯科医学教育を取り巻く環境は大きく変化した.また,これに呼応するように日本補綴歯科学会によって「歯科補綴学教育基準 改訂2001」が編まれた.これらの変化の意図するところは,DOS(Doctor Oriented System)からPOS(Patient Oriented System)への転換と要約して表現されるように,患者さん主体の医療をさらに前進させることにある.
 本書では,このパラダイムシフトを第1章の総論にしっかりと据えるとともに,将来を担う学生の教科書であることを重視し,全体的な構成,内容の選択,項目ごとのページ数のバランスに特別の注意を払った.また,同じ理由から,見やすく読みやすい内容となるよう良質の図表と簡潔な文章を心がけた.さらに,用語については,日本補綴歯科学会の『歯科補綴学専門用語集』(平成13年)を中心に一部改変したものを用いた.
 最後に,お忙しいなかご執筆いただいた全国のクラウンブリッジ担当の先生方に深甚なる謝意を表しますとともに,本書が,歯学生をはじめ一般臨床医にとって,最新のクラウンブリッジ補綴を実施するうえでの基本的理論と技術の習得に役立ち,またそれらを通して顎口腔系の健康の維持・増進に寄与することを強く切望いたします.
 2004年3月
 編集委員 石橋寛二 川添堯彬 川和忠治 福島俊士 矢谷博文

目次

第1章 総論
 I クラウンブリッジ補綴学の意義と目的(矢谷博文)
  A クラウンブリッジ補綴学の定義
  B クラウンブリッジ治療の目的と意義
   1.目的 2.意義
  C クラウンブリッジ治療の歴史
  D クラウンブリッジ治療と健康科学
   1.歯数および咀嚼能力と寿命との関係 2.多い歯数,高い咀嚼能力がなぜ長寿につながるか
   3.補綴歯科治療が寿命に与えるインパクト
  E クラウンブリッジ治療の利点と欠点
   1.クラウンブリッジ治療の利点 2.クラウンブリッジ治療の欠点
 II クラウンブリッジおよびインプラントの臨床成績(矢谷博文)
  A クラウンブリッジの生存率
   1.失敗分析研究 2.後向きコホート研究あるいは横断研究 3.前向きコホート研究
   4.メタ分析
  B 失敗のリスク因子
  C クラウンブリッジ治療のEBM
  D 口腔インプラントの生存率
   1.インプラントの生存 2.上部構造の生存 3.インプラントの術後のトラブル
 III 咬合・歯周組織の正常像と咬合・咀嚼障害
  A 咬合の原則(窪木拓男・前川賢治)
   1.咀嚼筋 2.顎関節 3.下顎位 4.下顎運動
  B 歯周組織と歯周病(吉江弘正・両角俊哉)
   1.歯周組織 2.歯周病の種類と症状 3.歯周病の治療
   4.補綴歯科治療に際して考慮すべき項目
  C 咬合・咀嚼障害の病因と病態(佐藤博信・松浦尚志・川添堯彬)
   1.歯質欠損 2.歯の欠損
  D 主要症候(症状と徴候)
   1.症状 2.徴候
 IV 診察と診断と感染予防
  A 医療面接と診察(田中昌博・田中順子)
   1.医療面接 2.診察 3.プロブレムリストの作成と初期計画の立案
  B 検査
   1.口腔検査 2.咬合検査 3.機能検査 4.模型検査 5.X線検査
  C 評価と診断
   1.顎機能,咬合の評価と臨床診断 2.支台歯の評価と臨床診断 3.治療計画の立案
  D 感染予防(越智守生・廣瀬由紀人)
   1.基本的な考え方 2.補綴歯科治療における感染対策 3.対象別対策
 V 治療計画を左右する因子(矢谷博文)
  A 口腔内因子
   1.支台歯の状態 2.咬合に関する因子 3.顎堤の状態 4.審美性
   5.口腔衛生(清掃)状態 6.口腔内感覚と構音 7.口腔内環境とリスクファクター
  B 全身的因子
   1.有病者・高齢者 2.他科処置との関連
  C 社会・心理的因子
   1.職業・役職 2.習癖・習慣 3.患者の受療条件
 VI クラウンブリッジの要件(馬場一美・田中晋平)
  A 生物学的要件
   1.支台歯の歯質に対して 2.歯髄に対して 3.歯周組織に対して
   4.舌,口唇,頬粘膜に対して 5.筋,顎関節に対して 6.感覚について
   7.自浄性,清掃性
  B 機能的要件
  C 力学的要件
  D 審美的要件
  E 材料学的要件
 VII クラウンの種類(福島俊士)
  A 全部被覆冠
   1.全部金属冠 2.陶材焼付冠 3.レジン前装冠 4.オールセラミッククラウン
   5.レジンジャケットクラウン
  B 部分被覆冠
   1.クラウン,クラウン 2.ピンレッジ 3.プロキシマルハーフクラウン
   4.アンレー 5.クラウン 6.ラミネートベニア 7.接着ブリッジの支台装置
  C 継続歯
 VIII ブリッジの種類と構成(近藤尚知)
  A ブリッジの臨床的意義
   1.ブリッジによる機能回復 2.ブリッジの適用と他の治療方法
   3.欠損歯列を放置した場合に現れる病的現象
  B ブリッジの適応症
  C ブリッジの種類
   1.固定性ブリッジ 2.半固定性ブリッジ 3.可撤性ブリッジ
  D ブリッジの構成要素
   1.支台装置 2.ポンティック 3.連結部
 IX クラウンブリッジの設計(魚島勝美)
  A 支台歯の負担能力
   1.歯周疾患 2.咬合性外傷
  B 欠損歯数と支台歯数
   1.欠損歯数と支台歯数のバランス 2.欠損形態
  C 支台装置の選択
  D 咬合と咬合圧負担
  E クラウンの連結
  F ポンティック基底面形態
   1.ポンティック基底面に求められる要件 2.形態的特徴による分類 3.補綴部位による分類
  G ブリッジの連結法
   1.連結部の要件 2.種類と特徴
  H 延長ブリッジ(遊離端ブリッジ)
  I 材料の選択
第2章 臨床操作
 I インフォームドコンセント(山下秀一郎)
  A インフォームドコンセントの基本的な考え方
  B インフォームドコンセントの成立要件
   1.患者の同意能力 2.患者への十分な説明 3.医療従事者の説明に対する患者の理解度
   4.患者の自発的な同意
  C インフォームドコンセントを普及させるための工夫
  D 説明文書,同意文書の記載上の注意点
 II 前処置(藤澤政紀)
  A 予防的処置
  B 外科的処置
   1.抜歯 2.歯根尖切除術 3.ヘミセクション,トライセクション
   4.歯根分離 5.小帯切除術 6.顎堤形成術
  C 保存的処置
   1.歯内療法 2.歯周治療
  D 矯正的処置
   1.整直(アップライティング) 2.正中離開の修正 3.ルートエクストルージョン
   4.歯根の近接に対する処置
  E 補綴的処置
   1.術前の咬合調整 2.補綴装置の除去 3.挺出歯への処置 4.暫間義歯
 III 支台歯形成(松村英雄・桟 淑行)
  A 支台歯形成の原則
   1.概説 2.支台歯形成と器具 3.支台歯形態
  B 全部金属冠のための支台歯形成
   1.咬合面形態 2.軸面形態 3.辺縁形態
  C 前装冠のための支台歯形成
   1.切縁・咬合面形態 2.軸面形態 3.辺縁形態
  D ジャケットクラウンのための支台歯形成
   1.切縁・咬合面形態 2.軸面形態 3.辺縁形態
  E 部分被覆冠のための支台歯形成
   1.クラウン 2.クラウン 3.ピンレッジ 4.プロキシマルハーフクラウン
   5.アンレー 6.ラミネートベニア 7.接着ブリッジの支台装置
 IV 支台築造(中村善治・小川 匠)
  A 臨床的意義
  B 支台築造の種類・選択基準
   1.セメントによる支台築造 2.コンポジットレジンによる支台築造 3.鋳造体による支台築造
  C 支台築造の方法
   1.築造窩洞形成 2.直接法 3.間接法
 V 印象採得(佐藤 亨)
  A 印象材の種類
   1.シリコーンゴム印象材 2.ポリサルファイドゴム印象材 3.ポリエーテルゴム印象材
   4.寒天印象材 5.アルジネート印象材
  B 印象用器材
   1.印象用トレー 2.シリンジ 3.スクリューバー,レンツロ(R) 4.コンディショナー
  C 印象の前準備(歯肉圧排)
   1.機械的圧排法 2.機械的・化学的圧排法 3.外科的圧排法
  D 印象法
   1.印象法の種類 2.各種印象材による印象法
  E 印象採得後の処理
 VI プロビジョナルレストレーション(木本克彦)
  A 臨床的意義
  B 種類
  C 製作方法
   1.既製プラスチッククラウン応用法(直接法) 2.即時重合レジン応用法
  D 試適,仮着
  E 仮着用セメントの要件とその種類
   1.ユージノール系セメント 2.非ユージノール系セメント 3.カルボン酸系セメント
   4.レジン系セメント
 VII 顎間関係の記録(咬合採得)(伊藤 裕)
  A 咬合関係の決定と記録
   1.咬頭嵌合位の決定 2.咬頭嵌合位の記録
  B 頭蓋に対する上顎歯列の三次元的位置関係の記録
   1.基準点 2.フェイスボウトランスファー
  C 咬合器の顆路を決定するための偏心咬合位の記録
   1.チェックバイト法 2.パントグラフ法
 VIII 患者情報の記録と伝達(石神 元・岡 俊男)
  A 患者情報の記録
   1.歯冠色調の選択方法 2.形態,機能
  B 患者情報の伝達
   1.技工指示書の記載と技工士とのコミュニケーション 2.色調 3.形態と機能
第3章 ロストワックス法による製作
 I 作業用模型の製作
  A 構成と要件(鎌田政善)
   1.作業用模型の構成 2.作業用模型の要件
  B 模型材の種類
   1.石膏系模型材 2.レジン系模型材
  C 作業用模型の種類と関連器具
   1.歯型可撤式作業用模型 2.副歯型式作業用模型 3.歯型固着式作業用模型
  D 歯型の修正
  E 咬合器の種類と選択(牧平清超,篠原義憲)
   1.咬合器の種類 2.咬合器の選択基準
  F 咬合器装着
   1.上顎模型の装着 2.下顎模型の装着
  G 咬合器の調節
   1.顆路角の調節 2.切歯路傾斜角の調節
 II ワックスパターン形成(三浦宏之)
  A ワックスパターンの要件
   1.咬合面 2.頬舌面 3.隣接面 4.歯頸部辺縁
  B インレーワックスの種類と取り扱い
  C ワックスパターン形成の種類
   1.盛り上げ法 2.浸漬法 3.圧接法 4.ドロップオンテクニック
  D ワックスパターン形成の実際(盛り上げ法)
   1.全部金属冠 2.前装冠 3.ポンティック 4.その他
 III 埋没・鋳造・熱処理・研磨
  A 埋没材の種類(佐々木啓一・笠原 紳)
   1.埋没材の所要性質 2.埋没材の種類
  B 埋没法
   1.埋没前準備 2.埋没材の練和と注入 3.埋没材の加熱前準備 4.埋没材の加熱
  C 鋳造用金属(西村正宏・嶺崎良人)
   1.鋳造用金属の所要性質 2.鋳造用金属の種類 3.金属の溶融時の注意
   4.溶剤(フラックス) 5.鋳造法
  D 鋳造収縮の補償
  E 鋳造欠陥
   1.鋳巣,気孔(穴) 2.背圧気孔 3.湯ざかい 4.突起,鋳バリ
   5.肌あれ,焼き付き
  F 鋳造後処理
  G 熱処理
  H 金属の研磨
   1.意義と目的 2.研磨方法 3.機械的研磨の手順 4.研磨後の処置
第4章 CAD/CAMによる製作
 (三浦宏之)
  A 臨床的意義
  B 歯科におけるCAD/CAM
  C CAD/CAMによるクラウンブリッジの製作方法
   1.スキャナーによる形状計測 2.光学印象 3.CADソフトウェアによる設計
   4.CAMソフトウェアによる機械加工
  D 加工用材料
  E CAD/CAMクラウン製作時の注意点
第5章 装着と術後管理
 I 口腔内試適と装着
  A 試適(松香芳三)
   1.口腔内試適前の点検 2.隣接歯間関係の調整 3.適合状態の確認 4.咬合調整
  B 仮着
  C 合着と接着(會田雅啓)
  D セメントの種類
   1.グラスアイオノマーセメント 2.レジン添加型グラスアイオノマーセメント
   3.接着性レジンセメント 4.ポリカルボキシレートセメント 5.リン酸亜鉛セメント
   6.酸化亜鉛ユージノールセメント
 II 術後管理(倉澤郁文,土屋総一郎)
  A 術後管理(メインテナンス)の重要性
  B クラウンブリッジにおけるプラークコントロール
   1.各種材料への影響 2.注意を要する部位と形態
  C ホームケア
   1.各種清掃用具と適用
  D プロフェッショナルケア
   1.リコール 2.定期検査(クラウンブリッジに関連した検査項目) 
   3.齲蝕・歯周病予防処置と対応
  E インプラントの術後管理
   1.インプラントのホームケア 2.インプラントのプロフェッショナルケア
 III 装着後に発生する問題とその対応(細川隆司・中本哲自)
  A 支台装置
   1.脱落 2.破損 3.咬耗・摩耗
  B 支台歯
   1.二次齲蝕 2.歯根破折
  C 歯周組織
   1.辺縁歯肉の退縮 2.歯周疾患の著しい進行
  D 残存歯列(咬耗)
第6章 各論
 I レジン前装冠(澤瀬 隆・平 曜輔)
  A 臨床的意義
   1.利点 2.欠点
  B 適応症
  C レジンと金属の結合
   1.前装用レジン,前装用コンポジットレジン 2.結合様式
  D 製作法
   1.メタルコーピングの前処理 2.前装用レジンの築盛 3.前装用レジンの重合
   4.仕上げ・研磨
 II ハイブリッド型コンポジットレジンを用いたジャケットクラウン(舞田健夫・疋田一洋)
  A 臨床的意義
   1.利点 2.欠点
  B 適応症と禁忌症
   1.適応症 2.禁忌症
  C ハイブリッド型コンポジットレジンの種類
  D 製作法
   1.築盛法 2.機械加工法
 III 陶材焼付冠(新谷明喜・新谷明一)
  A 臨床的意義
   1.名称の由来 2.臨床的位置づけ
  B 適応症と禁忌症
   1.適応症 2.禁忌症
  C 陶材と金属の結合
   1.焼付用陶材 2.焼付用金属 3.金属と陶材の結合機序
  D 製作法
   1.メタルコーピングの設計 2.メタルコーピングの前処理 3.陶材の築盛および焼成
   4.グレージングおよびステイニング 5.前ろう付け法と後ろう付け法
 IV オールセラミック修復(矢谷博文・中村隆志)
  A 臨床的意義
  B 適応症と禁忌症
   1.適応症 2.禁忌症
  C 製作法
   1.耐火模型を用いるシステム 2.ロストワックス法を用いるシステム
   3.機械切削を用いるシステム
  D ラミネートベニア
 V ブリッジ
  【1】従来型ブリッジ(上田康夫・山口泰彦)
   A 臨床的意義
   B 適応症と禁忌症
   C 連結法別にみた製作法
    1.固定性連結 2.半固定性連結 3.可撤性連結
  【2】接着ブリッジ(矢谷博文)
   A 接着ブリッジの歴史
   B 基本デザイン
    1.支台歯形成の一般原則 2.前歯接着ブリッジの基本デザイン
    3.臼歯接着ブリッジの基本デザイン
   C 臨床的意義
   D 適応症
    1.失敗に対するリスク 2.適応症と禁忌症
   E 製作法
    1.支台装置のデザインの決定 2.前歯接着ブリッジ 3.臼歯接着ブリッジ
 VI 口腔インプラント支台のクラウンブリッジ
  A 口腔インプラントとは(渡邉文彦)
   1.口腔インプラントの構造
   2.口腔インプラント治療の選択基準(適応症と禁忌症およびリスクファクター)
   3.口腔インプラント治療の成功基準
  B 口腔インプラント治療の流れ
   1.診察・検査・診断 2.治療計画の立案 3.治療計画の説明 4.術前処置
   5.口腔インプラント治療
  C 口腔インプラントによる補綴歯科治療(細川隆司・正木千尋)
   1.口腔インプラント上部構造の種類 2.口腔インプラント補綴装置の選択基準
   3.インプラントの咬合 4.治療期間の短縮に向けて 5.コンピュータの応用
第7章 高齢者・要介護者におけるクラウンブリッジ補綴
 (津賀一弘・吉川峰加)
  A 高齢者・要介護者を対象としたクラウンブリッジ治療
   1.超高齢社会における歯科の役割 2.高齢者における口腔機能の低下
   3.高齢者における歯科疾患と口腔内状態 4.クラウンブリッジ治療における注意事項
  B 後期高齢者ならびに要介護高齢者への対応
   1.老化による口腔機能の変化 2.クラウンブリッジの脱落と誤飲事故
   3.医療・介護チーム内での情報共有

 コラム1 中心位について
 コラム2 マージンとフィニッシュライン
 コラム3 支台歯形態の変遷
 コラム4 顎関節症と咬合との関係
 コラム5 作業用模型の分類について
 コラム6 FGPテクニック
 コラム7 歯科用金属アレルギー
 コラム8 全部鋳造冠の名称変更
 コラム9 陶材によるクラウンの製作法の変遷─ポーセレンジャケットクラウンからオールセラミッククラウンへ
 コラム10 睡眠時ブラキシズムとクラウンブリッジ

 覚えておくべき英文表記
 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編者略歴】
矢谷博文【やたにひろふみ】
 1980年 大阪大学歯学部卒業
 1984年 広島大学大学院単位修得退学
 2000年 岡山大学歯学部教授
 2001年 岡山大学大学院医歯学総合研究科教授
 2003年 大阪大学大学院歯学研究科教授,現在に至る
三浦宏之【みうらひろゆき】
 1980年 東京医科歯科大学歯学部卒業
 1986年 東京医科歯科大学大学院修了
 1999年 東京医科歯科大学歯学部教授
 2000年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授,現在に至る
細川隆司【ほそかわりゅうじ】
 1986年 九州歯科大学卒業
 1990年 九州歯科大学大学院修了
 2003年 九州歯科大学歯学部教授,現在に至る
小川 匠【おがわたくみ】
 1989年 鶴見大学歯学部卒業
 1994年 鶴見大学大学院修了
 2011年 鶴見大学歯学部教授,現在に至る