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ホワイトスポット

定価 14,850円 (本体 13,500円+税10%)
  • 総頁数:186頁 / カラー
  • 判型:A4判
  • 発行年月:2026年2月
  • ISBN978-4-263-44772-7
  • 注文コード:447720

そのホワイトスポット(白斑),低侵襲で治せます!

内容紹介

●ホワイトスポットによる審美障害に悩んでいるものの,できるだけ歯を削りたくないと治療に二の足を踏んでいる患者は少なくありません.
●近年,低粘性レジン浸潤法や深部レジン浸潤法などのホワイトスポット治療が確立されたことで,現在では低侵襲にて高い審美性を回復させることが可能になっています.
●本書は,ホワイトスポット治療の第一人者が使用器材から臨床の勘所までを豊富な臨床例とともに解説した必携の一冊です.

序文

序
 ホワイトスポットは,これまで歯科医療の中で十分に体系化されてこなかった領域であるとともに,患者さんの審美的満足度やQOLに大きく関わる重要なテーマの一つです.近年,ホワイトスポット治療は低侵襲で高い審美性を回復する治療として位置づけられ,臨床の現場においても,治療の一つの選択肢として認知され,普及が進みつつあります.しかしながら,ホワイトスポットについての情報量が少ないこともあり,治療を行ってみたものの,十分な回復が得られなかったという臨床家も少なくないのではないでしょうか.本書は,ホワイトスポットに焦点を当てた国内初の専門書籍として,これから治療に取り組もうとする臨床家にふさわしい導入書であると同時に,すでに実践されている先生方にとっても理解を一層深め,診療の質を向上させる一助となることを目指して構成されています.
 共著の指宿先生は,大学院時代よりホワイトスポットの内部構造に関する基礎研究に精力的に取り組まれ,その科学的理解を着実に臨床へと結びつけてこられました.品川先生は,日本において低粘性/深部レジン浸潤法の臨床応用と体系化を力強く推進してきた中心的存在で,十分に普及していなかった時期から一貫して臨床・講演・学術活動を重ね,その重要性と臨床的有用性を広く示してこられました.本書は,このような強いリサーチマインドを有する有望な臨床家とともに,これまで積み重ねてきた知見と臨床経験を基盤に,科学的背景から臨床応用さらには国際的潮流に至るまでを包括的に整理し,体系的にまとめたものです.
 本書の刊行にあたって,長年にわたりご指導とご高配を賜りました東京医科歯科大学(現 東京科学大学)大学院医歯薬学総合研究科う蝕制御学分野時代の恩師,田上順次先生,中嶋省志先生,北迫勇一先生,Alireza Sadr先生に心より感謝いたします.本書がホワイトスポット治療に携わる多くの臨床家にとって信頼に足る指針となり,日常臨床の質の向上と患者さんの笑顔の回復に寄与することを心より願います.
 2026年1月 保坂啓一

目次

第I編 ホワイトスポットを知る
 CHAPTER 01 ホワイトスポットとは
  ホワイトスポットの定義
  脱灰性の白斑
  非脱灰性の白斑
  ホワイトスポットの組織構造
 CHAPTER 02 治療法と検査・診断
  ホワイトスポットの治療法
  ホワイトスポットの検査・診断と治療プロトコル
  治療の既往
 CHAPTER 03 カウンセリング&コンサルテーション
  カウンセリング
  患者背景・性格傾向
  コンサルテーションのコツ
 COLUMN ホワイトスポット治療を導入するためのコツ
第II編 ホワイトスポットを治す
 CHAPTER 01 ホワイトニング
  Basicテクニック
  Advanceテクニック
 CHAPTER 02 ラバーダム防湿
  Basicテクニック
  Advanceテクニック
 CHAPTER 03 低粘性レジン浸潤法
  低粘性レジン浸潤法に用いる薬剤
  適応症例
  DMG社が推奨する臨床手順
 CHAPTER 04 深部レジン浸潤法
  深部レジン浸潤法の特徴
  深部レジン浸潤法の変遷
  深部レジン浸潤法の実際
  Advanceテクニック
  ホワイトスポット治療の難易度
  治療に伴うリスク
第III編 ホワイトスポット治療 症例集
 CASE 0 ホワイトニングによる影響
 CASE 1 リン酸エッチングと低粘性ボンディング材を用いた治療
 CASE 2 審美性の高まりによるホワイトスポット治療
 CASE 3 失活歯に対するホワイトスポット治療
 CASE 4 重度のフッ素症
 CASE 5 重度の先行乳歯の外傷
 CASE 6 先行乳歯の外傷とフッ素症の併発,前医のCR修復の再治療
 CASE 7 先行乳歯の外傷とフッ素症の併発に対する選択的な研削
 CASE 8 MIH
 CASE 9 ホワイトスポットの切縁部への積極的なCR充填の併用
 CASE 10 脱灰性白斑(ICDAS code 2),CRの変色
 CASE 11 ブラウンスポットを併発した多数歯の非脱灰性白斑
 CASE 12 外傷由来のイエロースポット

 ホワイトスポット治療Q&A
  Q1 低粘性/深部レジン浸潤法後にホワイトニングはできますか?
  Q2 研削や薬剤の塗布はホワイトスポットのみに行えばよいのでしょうか?
  Q3 研削はどのくらい必要でしょうか?
  Q4 薬剤の塗布時間の延長について詳しく教えてください
  Q5 深部レジン浸潤法でCR充填を行う場合,どのような接着操作が必要ですか?
  Q6 治療後にホワイトスポットが残った場合,どのように対応すべきでしょうか?
  Q7 低粘性レジン浸潤法はどのくらいもちますか?
  Q8 小児に対してもホワイトスポット治療は行えますか?

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
指宿隆秀【いぶすきたかひで】
2010年 九州大学歯学部卒業
2016年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了(歯学博士)
2019年 医療法人叔美会 TOOTH CREATE TOKYO院長(~現在)
2021年 株式会社ヨシダ Iconセミナー講師(~現在)
2024年 独国DMG社公認 Icon KOL in Japan(~現在)

品川淳一【しながわじゅんいち】
2011年 明海大学歯学部卒業
2016年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了(歯学博士)
    独国Ludwig-Maximilians-Universitat Munchen,Guest Researcher
2019年 上野品川歯科・矯正歯科開業(~現在)
    東京医科歯科大学(現・東京科学大学)大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野非常勤講師(~現在)
2020年 株式会社ヨシダ Iconセミナー講師(~現在)
2024年 独国DMG社公認 Icon KOL in Japan(~現在)

保坂啓一【ほさかけいいち】
2003年 東京医科歯科大学歯学部卒業
2005年 米国Medical College of Georgia,Visiting Scholar
2007年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了(歯学博士)
2008年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野特任助教
2009年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野助教
2018年 英国King's College London,Visiting Lecturer
2021年 徳島大学大学院医歯薬学研究部再生歯科治療学分野(現・歯科保存学分野)教授(~現在)
2023年 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所医光学融合研究部門教授(~現在)
    米国Massachusetts Institute of Technology(MIT),Visiting Scientist
2024年 米国The ADA Forsyth Institute,Visiting Investigator
2025年 タイChulalongkorn University,Affiliated Researcher(~現在)

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