やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

4,400円(税込)
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お口,弱っていませんか?
噛みにくい・食べにくいは歯科医院で相談できます 患者さんのためのオーラルフレイルと口腔機能低下症の本

菊谷武 著
定価 4,400円 (本体 4,000円+税10%)
  • 総頁数:68頁 / カラー
  • 判型:AB判
  • 発行年月:2018年6月
  • ISBN978-4-263-44531-0
  • 注文コード:445310

◆待合室必備 患者さんが読んで理解が深まります!
◆歯科診療室ではオーラルフレイル・口腔機能低下症の診療がよりスムーズになります!

内容紹介

●患者さんサイド
オーラルフレイル・口腔機能低下症について,ご自身のお口の状態に気づけるようまとめました.
●診療サイド
本書と『チェアサイド オーラルフレイルの診かた 第2版』を結びつけ,付録「医療者用小冊子」とあわせてご利用ください.
●いろいろな場面で活用
本書のカバーと小冊子を取り外すと,患者さんがそのまま読める形になります.待合室に置いたり,チェアサイドでの説明に使ったりと,活用できます.

◆医療者用小冊子目次
 1.対応フローチャート,症状・対照表
 2.機能訓練などの伝え方・考え方
 3.患者に渡せる機能訓練のやり方,機能訓練スケジュール 表

本書のパンフレットはこちら(PDFファイル 約1.01MB)

序文

この本を手に取った皆さんへ
 この本を手に取ったみなさんは,おそらく,歯科医院に来院中だと思います.
 みなさんが歯科医院に来た理由は何でしょうか?歯が痛いから治療してほしい?詰め物が取れてしまったから,新らしくしてほしい?顎が痛い?親知らずを抜いてほしい?……歯科医院に来る理由はさまざまですね.もしかすると,この本を手に取ったあなたは単なる付き添いで,いま治療している患者さんを待合室で待っているだけかもしれません.
 歯科医院では歯を削ったり,削ったところを埋めたりします.歯の抜けてしまったところに差し歯を入れたり,たとえ顎に歯が残っていなくても入れ歯も作ってもらうことで,「噛む」という能力を取り戻すことができるのです.
 8020運動,というものがあります.「80歳までに20本の歯を残そう」という目的の運動です.ヒトには通常,上下の顎に14本ずつ(親知らずは含みません)歯があり,合計28本の歯が揃っているのが理想です.ただし,多少歯が欠けていても食事をとることができますし,先ほどご紹介したように,入れ歯を入れることだってできます.
 この8020運動,かなり達成されているようで,80歳で20本の歯が残っている方は年々増加して2人に1人が達成しています.みなさん,歯をしっかり残すことができているのですね.
 ところで,歯が残っていることだけが,健全な食生活やそこから始まる日常生活を送れる条件なのでしょうか?
 じつは,歯が残っていることだけが健全な食生活を営む条件ではありません.
 「口腔機能の低下」「フレイル」「オーラルフレイル」.こうした言葉を聞いたことはないでしょうか?こうしたことをひと言でいうと「お口が弱る」ということです.
 本書はお口が弱ることによる全身への影響や,歯科医院でできることへの対応を紹介した本です.
 もし気になることがあったら,歯科医院の先生にご相談をしてみてください.
 お口からはじまる,健やかな生活が待っています.
 日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 菊谷 武

目次

1章 お口,弱っていませんか?
 1 食べものを飲み込むまでの流れ 「口腔機能」の具体的な場所
 2 歯磨きやうがいがうまくできない
 3 お口がいつも乾いている,唾液が出ない
 4 噛みくだく力が落ちている
 5 食べものが口からこぼれる,口のなかに食べものが残る
 6 舌でうまく送りこめない
 7 うまく噛めない
 8 うまく飲み込めない,ムセたり時間がかかる
 お口の症状と口腔機能の関係
2章 口の機能が弱るって…?その仕組みと対応例
 1 口腔不潔
 2 口腔乾燥
 3 咬合力低下
 4 舌口唇運動機能低下
 5 低舌圧
 6 咀嚼機能低下
 7 嚥下機能低下
 さあ!!歯科医院で検査してもらいましょう!!
3章 口が弱ると身体も弱る~「オーラルフレイル」と「フレイル」
 1 フレイルってどんなこと?
 2 フレイルとオーラルフレイル 全身とお口の関係
 3 オーラルフレイルと口腔機能低下症の関係
 オーラルフレイルと口腔機能の低下を予防することで,フレイル,口腔機能低下症を防げます
4章 お口が弱る原因とは
 1 加齢
 2 病気の影響
 3 放置された口
 4 薬の影響
 5 認知症

 参考文献・図表出典

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
菊谷 武【きくたにたけし】
 日本歯科大学 教授
 同大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長
 同大学院生命歯学研究科 臨床口腔機能学

 1989年   日本歯科大学歯学部附属病院高齢者歯科診療科入局
 2001年10月 同大学附属病院 口腔介護・リハビリテーションセンターセンター長
 2005年4月 同大学助教授
 2007年4月 同大学准教授
 2010年4月 同大学教授
 2010年6月 同大学院生命歯学研究科臨床口腔機能学教授
 2012年1月 東京医科大学兼任教授
 2012年10月 日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長

・おもな研究
 平成26~28年度厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)「地域包括ケアにおける摂食嚥下および栄養支援のための評価ツールの開発とその有用性に関する検討」主任研究者
・おもな著書
 『絵で見てわかる-認知症「食事の困った!」に答えます』女子栄養大学出版
 『絵で見てわかる-入れ歯のお悩み解決』女子栄養大学出版
 『「食べる」介護がまるごとわかる本』メディカ出版
 『高齢者の口腔機能評価NAVI』医歯薬出版
 『基礎から学ぶ口腔ケア』学研
 『図解 介護のための口腔ケア』講談社

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菊谷武 著