やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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歯科衛生士による
訪問歯科保健指導ガイドブック

発行時参考価格 2,800円
  • 総頁数:208頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:1994年5月
  • ISBN978-4-263-42105-5
  • 注文コード:421050

内容紹介

歯科衛生士が訪問指導を行う際に必要とされる口腔ケアを中心にまとめたガイドブック.基礎的解説をもとに,在宅ケアの現状,高齢者に対する指導の実際などを,他の職種とのチームワーク,地域とのネットワークも含めて解説.

目次

I編 在宅高齢者に対する歯科保健事業と歯科衛生士

1章 高齢者の歯科保健と訪問指導…3
 I.高齢化社会と訪問口腔衛生指導 3
 II.歯科衛生士による訪問指導の意義 5
2章 歯科衛生士法と歯科保健指導…12
 I.歯科衛生士法改正の背景12
 II.歯科衛生士法の変遷12
 III.歯科保健指導における法律上の規定と義務13
 IV.歯科保健の特性と歯科保健指導の重要性15
3章 訪問歯科保健指導の制度的な背景…17
 I.社会サービスの見直しと QOL17
 II.訪問歯科保健指導の制度的な背景を知っておく19
 III.訪問指導を継続するためにはどのような条件が必要か21
 IV.「寝たきりゼロ」と「8020運動」27
4章 在宅ケアと訪問指導…28
 I.在宅ケアとは28
 II.保健指導と訪問指導29
 III.諸外国の在宅ケア31

II編 在宅ケアの現状と訪問指導

1章 訪問指導を必要とする人々の実情…35
 I.訪問を必要としているのはどのような人々か35
 II.寝たきり老人は社会がつくる36
 III.訪問歯科保健指導の目的は QOLの確保と向上38
 IV.歯科衛生士の訪問指導にあたって必要な配慮39
2章 訪問指導の役割とその進め方…44
 I.訪問指導の役割とニーズ44
 II.訪問指導の進め方47
 III.訪問指導におけるチームワーク48
3章 在宅ケアにおける地域のネットワークと社会サービス…51
 I.在宅ケアの推進に必要なネットワーク51
 II.在宅ケアにかかわる保健サービスとその内容54
 III.社会制度の活用をはかる56
4章 訪問にあたっての心がまえ…63
 I.専門職としての基本的な心がまえ63
 II.訪問指導の実際における諸注意64
 III.基本的マナーをふまえる65
 IV.コミュニケーションの心がけ66

III編 訪問歯科保健指導の実際

1章 高齢者の特性と歯科疾患…71
 I.高齢者の健康と医療の現状71
 II.老化と高齢者の疾患の特徴79
 III.老年者の特性と歯科診療時の留意点91
2章 高齢者への歯科保健指導の実際…100
 I.訪問歯科保健指導に対するニーズの把握 100
 II.訪問歯科保健指導の実際 108
 III.口腔清掃指導における器具と衛生管理 121
3章 訪問歯科保健指導における口腔観察と記録…126
 I.口腔の観察 126
 II.訪問歯科保健指導の記録 132
4章 高齢者の栄養と食生活指導…140
 I.高齢者は低栄養状態に陥りやすいことに注目 140
 II.「潜在的欠乏状態」と「低栄養の悪循環」に対する認識を 141
 III.低栄養のリスクファクターや徴候を見逃さないように 142
 IV.食事の栄養素密度を高める工夫を 142
 V.多様な食品の摂取を確保する手段を考える 144
 VI.規則正しい食生活習慣の維持を助け,欠食を防ぎ,間食に工夫をこらす 147
 VII.高齢者の嗜好を重視し,美味しく,楽しく食事のできる雰囲気を整える 147
5章 訪問歯科保健指導における感染予防と清潔保持…150
 I.口腔感染症の現況と治療上の注意点 150
 II.高齢者における口腔感染症の特徴 151
 III.口腔常在菌と高齢者における肺炎との関連性 152
 IV.訪問指導における注意点 153
6章 老人福祉施設における歯科保健指導…161
 I.老人福祉施設における歯科保健 161
 II.老人福祉施設の概要 168
 III.介護福祉からみた歯科保健 172
7章 各施設の訪問歯科保健指導の取り組み例から…177
 I.地域包括医療の中での歯科衛生士による訪問指導―公立みつぎ総合病院 177
 II.町立歯科診療所の往診と歯科衛生士の役割―中標津町立歯科診療所 179
 III.歯科を持つ保健センターの訪問歯科保健指導―市川市保健センター 181
 IV.訪問診療で最初に顔と名前を覚えられる歯科衛生士―たんぽぽ歯科診療所 182
 V.打率3割をめざす訪問歯科診療―兵庫県村岡町国保兎塚・川会歯科診療所 183
 VI.モデル事業から波及して広がる訪問歯科診療―兵庫県豊岡保健所 184
 VII.訪問指導を通じて成人歯科健診の重要性を痛感―光市保健センター 185
 VIII.継続訪問指導が生活の質を変える―町立歯科保健センターの事業から―兵庫県南光町歯科保健センター 186
 高齢者へのアプローチ
 老年者の歯科保健の現状(稲葉 繁)86
 訪問指導における歯科用器具と手指・粘膜の滅菌と消毒の実際(真木吉信) 157
 入所施設での歯科保健指導の実際(米山武義) 165
 訪問指導の現場から
 重度障害をもつ高齢母子世帯(加藤登志子)42
 訪問指導と歯科診療で寝たきりから回復(加藤登志子)49
 病弱なひとり暮し老人の在宅療養(山本いづみ)67
 身の上話の後,心を開いて…(酒井美栄子)78
 頑張った「しいちゃん」(田中文子)90
 不治の病と闘う姿勢に励まされる(白田千代子)99
 病院と連携した歯科治療に結びつける(奥野展子) 107
 介護者の好奇心に脱帽(飯田恭子) 112
 老夫による,やさしい歯みがき(岸田恭子) 120
 可能性を求め,自信をもって…(土田恵理子) 125
 義歯を洗った後の合掌(江口あや) 131
 介護者が求めているものは何?(小出たま子) 138
 介護者とともに奮闘(柳沢礼子) 146
 急がばまわれ(小田見也子) 149
 わしゃ死にたいんじゃ,ものなんて食いとうない(中村登紀子) 156
 私を○○ちゃんと呼んで!(牛山京子) 160
 うれしいやら,困るやら,歯が削れるほど磨いてくれるようになりました(荒井真一) 171
 その人の生活を考えずして,保健指導はできない(荒井真一) 175
 訪問指導ノートから――Tさんの涙(松井寛子) 187

 参考文献
 さくいん

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編集委員略歴】
新庄文明
 1977年 大阪大学歯学部卒業
 1982年 大阪大学助手(医学部公衆衛生学教室)
 1983年 兵庫県南光町歯科保健センター嘱託
 1988年 大阪大学医学部講師(同)
 1994年 大阪大学講師(医学部)
山崎摩耶
 1968年 北海道大学医学部付属看護学校(現医療技術短期大学部)卒業
 1971年 道立衛生学院保健婦科卒業
 1981年 新宿区区民健康センター勤務
 1991年 帝京平成短期大学助教授
米山武義
 1979年 日本歯科大学歯学部卒業 同大学助手 特別養護老人ホーム御殿場十字の園(非常勤)
 1985年 同大学退職
 1990年 静岡県駿東郡長泉町米山歯科クリニック開業
 1994年 広島大学歯学部非常勤講師
金沢紀子
 1964年 福島県立総合衛生学院卒業 福島市・本間歯科医院勤務
 1971年(財)ライオン歯科衛生研究所勤務
 1974年 日本歯科衛生士会副会長
 1984~1993年 日本歯科衛生士会会長
 1992年(財)日本口腔保健協会常務理事
 1996年 日本歯科衛生士会副会長
【本文執筆分担箇所(敬称略)】
I編
1章 ―
I 西村 誠
II 新庄文明
2章 金沢紀子
3章 新庄文明
4章 山崎摩耶

II編
1章 新庄文明
2章 山崎摩耶
3章 加藤登志子,山本いづみ
4章 山本いづみ

III編
1章 ―
I 新庄文明
II 新庄文明,稲葉 繁
III 今村嘉宣,渡辺郁馬
2章 ―
I 新庄文明,斉藤郁子,北原 稔
II 北原 稔,斉藤郁子,新庄文明
III 山根 瞳
3章 ―
I 真木吉信,高江洲義矩
II 金沢紀子
4章 伊東蘆一
5章 中川清昌
6章 ―
I 米山武義
II 広村 暁
III 岩田和幸
7章 ―
I 山口 昇
II 内藤 敢
III 田中 勉
IV 塚本 亨
V 中田和明
VI 高橋千鶴
VII 津村喜代子
VIII 森田好美,春尾恵子