臨床栄養
139巻6号
CGM/FGMを用いた糖尿病治療 −血糖トレンドを栄養指導に活かす
- 総頁数:128頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2021年11月
- 注文コード:061396
- 雑誌コード:09319-11
内容紹介
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで,幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され,栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか,すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ,日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ,新たな診療ガイドラインなど,医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています.
≪特集テーマの紹介≫
●重症低血糖の予防や血糖値の日内変動を捕捉する方法として従来は血糖自己測定(SMBG)が用いられていましたが,近年これを補完する方法として,血糖トレンドを持続的に把握するCGMやFGMの有用性に注目が集まっている.
●本特集では,「CGM/FGMを用いた糖尿病治療−血糖トレンドを栄養指導に活かす」と題して,本領域で先進的な取り組みをしている執筆陣が最新の知見や情報を紹介.
●CGM/FGMを臨床に取り入れるにあたっての基礎知識をわかりやすく整理しつつ,管理栄養士にとって重要となる栄養食事指導への活かし方について,実際の症例を含めて解説した.
目次
CGM/FGMを用いた糖尿病治療の実際と管理栄養士に期待すること 佐藤淳子
糖尿病治療における血糖変動管理の重要性と血糖データの評価 若杉理美・三田智也
糖尿病治療薬と血糖変動−CGM/isCGMデータから薬剤選択を考える 森 豊
糖尿病治療におけるデータマネジメントシステム(DMS)指導 小出景子
糖尿病患者の栄養指導におけるCGM/FGMの活用方法と注意点 藤本浩毅
FGMを活用した栄養指導の実際−カーボカウントの導入例 橋徳江
患者視点のFGM活用と管理栄養士によるサポート事例 後町有香・南 道代
巻頭カラー
冬眠する哺乳類に学ぶ−代謝変化により飢餓・寒冷を乗り切る仕組み〈後編〉 山口良文
活動レポート 栄養ケア・ステーション
K-WORKER認定栄養ケア・ステーション 安田淑子
ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
実臨床における課題解決に資する実学的な研究に取り組む
中村学園大学大学院 栄養科学研究科 健康・病態栄養科学部門 臨床栄養学分野(博士前期課程)/健康・病態栄養科学系(博士後期課程) 安武研究室
スポット
PICS予防のための栄養療法 畠山淳司
子どものサプリメント使用を考える 早川公康
連載
Medical Nutritionist養成講座(47)
栄養投与量の決定:私の考え方(1) 井上善文
Dr.雨海の男性臨床栄養学(12) 〈隔月連載〉
ウイルスと心筋(1)−心筋マーカーと超音波 雨海照祥
『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(31)
菓子類3 渡邊智子
栄養指導に役立つ医薬品の知識(17)
疾患における薬物治療と栄養(5)
消化管術後に使用される薬剤と輸液の特徴 神谷貴樹
ORIGAMI ART−食に活かすおりがみ
りんご 西田良子・他
こんだてじまん
じまんの一品料理 甘納豆のお赤飯
医療法人慶友会 城東病院 弦間美咲・他
News & Information
日本栄養士会医療職域 2021年度 生涯教育(基幹教育)基本研修「栄養ケアプロセス演習−臨床栄養分野」(オンライン)報告 須永将広
自治体病院 市立室蘭総合病院におけるがん患者へのシームレスな栄養指導の取り組み 関川由美
精神科病院 熊本県精神科協会栄養部小委員会研修会報告 松永和美
厚生労働省・消費者庁 第3回上手な医療のかかり方アワード・他
おしらせ 第24回日本摂食障害学会学術集会・他
REMARKS−編集委員のひとこと
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