臨床栄養
136巻3号
時間栄養学の最新エビデンス −食事の質とリズムと健康のかかわり
- 総頁数:128頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2020年3月
- 注文コード:061363
- 雑誌コード:09319-03
内容紹介
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで,幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され,栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか,すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ,日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ,新たな診療ガイドラインなど,医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています.
≪特集テーマの紹介≫
●本特集では,「時間栄養学の最新エビデンス―食事の質とリズムと健康のかかわり」と題して,栄養・食と体内時計の相互作用を探求する「時間栄養学」の最新情報・最新知見を詳しく紹介.
●体内時計が乱れやすい環境下で暮らす方の多い社会において,「何をどれだけ食べればいいか」に「いつ食べるか」という時間の要素を加えた栄養サポートは,今後ますます重要な役割を果たします.
●クロノタイプ(朝型―夜型)とは何か,体内時計からみた朝食の役割,夕食時間と健康,食べる時間と食事の内容とエネルギー消費,シフトワーカーの食事・栄養,食事のリズムと脂質代謝など,「時間栄養学」のさまざまなトピックスについて,最新知見を交えて解説!
目次
特集にあたって 永井成美
クロノタイプ(朝型−夜型)とは 石原金由
体内時計からみた朝食の役割 永井成美
夕食時間と健康 今井佐恵子・梶山夫
食べる時間,食事の内容とエネルギー消費 緒形ひとみ
シフトワーカーの食事・栄養 吉ア貴大・東郷史治
食事のリズムと脂質代謝 小田裕昭・他
病棟&在宅の栄養管理に役立つ! 患者さんの状態を把握するためのプラクティスガイド(3)
症候編(1) バイタルサイン 岩渕敬介
こんにちは最前線
教育体制の充実で病棟管理栄養士の活躍が光る
上尾中央総合病院 栄養科
ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
脂質代謝に関する研究を通して,栄養問題に対する新たな知見の提示に挑む
お茶の水女子大学大学院 人間文化創生科学研究科 ライフサイエンス専攻 食品栄養科学領域 栄養化学研究室
スポット
特別用途食品制度の最新情報 宇野 薫
低FODMAP食の実際と過敏性腸症候群(IBS)に対する有効性 杉原康平・宮ア拓郎
連載
Medical Nutritionist養成講座(27)
本邦におけるTPNの歴史(2) 井上善文
Dr.雨海の臨床男性栄養学(2) 〈隔月連載〉
尿酸代謝異常(2)−重金属中毒と先天代謝異常 雨海照祥
こんだてじまん
じまんの一品料理 津軽の「赤いいなり寿司」と「けの汁」 つがる西北五広域連合 つがる総合病院 花田浩一・他
『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(17)
卵類 渡邊智子
現場発! 管理栄養士のための臨床研究Tips(9)
倫理的ではない研究は実施してはいけない−研究倫理と倫理審査委員会 種村陽子
資料
平成30年国民健康・栄養調査結果の概要(1)
News & Information
日本栄養士会医療職域 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の活用に向けて 須永将広
自治体病院 2019年度全国自治体病院協議会「栄養・調理研修会」報告 松倉時子
精神科病院 福岡県精神科病院協会栄養士会研修会報告 北原 勉
厚生労働省・消費者庁 平成30年「国民健康・栄養調査」の結果・他
おしらせ 第117回日本内科学会総会・講演会・他
REMARKS−編集委員のひとこと
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