第3版 はじめに
2007年に本書の初版を世に送り出してから18年が経過し,このほど第3版が上梓される運びとなりました.これほどの長きにわたり本書がご支持いただけたことは,望外の喜びです.読者の皆々様に深く感謝申し上げます.
本書では初版以来,執筆を管理栄養士・栄養士養成に携わっていたり,過去にその経験のある各科専門医にお願いしています.今版でも2022(令和4)年度管理栄養士国家試験出題基準の「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」に関する項目を網羅したうえで,実臨床の理解に必須の内容を記述いただきました.近年の急速な医学の進歩に伴い,学ぶべき内容・情報量は増加する一方ですが,初版の序文に記した「ただ単に知識を記憶するだけでは学生時代に学んだことはすぐに陳腐化してしまいます.刻々と変化し進歩する臨床医学のエッセンスを本書から学んで頂きたいと考えています」との思いはまったく変わりません.また,今版におきましても,(1)重要用語や国家試験に出題された用語は色文字とし,(2)最新の医学知見や用語の解説を設け,(3)難解な漢字・専門用語にはルビをふり,理解の一助になるよう工夫をしています.
とはいえ,本書を手に取る学生の皆様には,ときに未知の医学専門用語や概念に遭遇し,戸惑うこともあろうかと思います.講義いただく教員の皆様には,どうか内容を斟酌してご講義いただければ幸いに存じます.
本書で学び修得された臨床医学は,管理栄養士・栄養士として社会で臨床栄養学を実践される際に必ず役立つものと確信しております.皆様が専門性を発揮し,信頼される職業人として活躍されることを心から期待しています.
最後に,第3版改訂にご協力いただいた執筆者の先生方,医歯薬出版編集部の皆様に御礼申し上げます.
2025年9月
竹中 優
第2版 はじめに
2007年の初版発行以来,本書は幸いにして多くの方々に受け入れられたようです.編者として深く感謝申し上げます.
第2版では,前版と同様に管理栄養士・栄養士関係の養成に関わっておられるか,あるいは関わった経験のある各科の専門医に執筆をしていただいています.読者の皆様から頂戴した意見をできるだけ取り入れ,さらにわかりやすく,かつ過不足のない内容となるよう務めました.
また,最近改変された診断基準や新しい臨床見解を取り入れ,最新の知見を学ぶことができるよう配慮しています.将来の臨床栄養分野を担う方々の学習の一助となれば幸いに思います.
本書が,より多くの管理栄養士・栄養士を目指す学生の皆様に臨床栄養学の入門書として,初版に引き続き活用されることを祈念しています.
最後に,ご執筆いただいた諸先生方,医歯薬出版編集部に御礼申し上げます.
2011年2月
竹中 優
追記
第2版第3刷(補訂)において,改定された診断基準をはじめ,最新の情報・資料に基づく加筆・修正を行い,より一層の充実を図りました.また,第2章の一部と第12章において,執筆者の交代を行いました.引き続きお役立ていただければ幸いです.
2013年1月
竹中 優
初版 はじめに
平成14年に改正された管理栄養士養成のためのカリキュラムでは「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」と「臨床栄養学」分野を中心に内科学・外科学・小児科学を含めた広範な臨床医学を学ぶことが管理栄養士・栄養士養成施設の学生には必要となりました.そこで広大な領域をまとめてある「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」を「疾病の成因・病態・診断・治療」,「人体の構造と生理機能」,「栄養成分の構造と代謝」の3領域に分け,本書では「疾病の成因・病態・診断・治療」について記述することに致しました.
ところで,疾病について理解するには解剖生理・生化学を中心とした健常状態での「人体の構造と機能」に関する基礎知識が必要とされます.その結果,管理栄養士・栄養士の養成では短時間に膨大な医学知識・専門用語を習熟することが求められています.管理栄養士・栄養士を目指す学生諸君は臨床医学の何を学び,何を知る必要があるのかを考えなければ,あまりにも多くの医学知識の前に途方に暮れかねません.
本書では,管理栄養士・栄養士にとって必要かつ十分な医学知識について,具体的な内容などを知る立場にある,つまり管理栄養士・栄養士関係の養成に携わっていたり,過去にその経験などがある各科の専門医に各項目の執筆をお願いしました.そして,特にそれぞれの疾患を理解するのに必要な疾患の成因,病態から診断,治療に至るまでを簡潔で過不足のない記述で述べるよう配慮いただきました.
さらに本書では,(1)ガイドラインの「疾病の成因・病態・診断・治療」に関する項目はすべて網羅し,(2)重複疾患は整理し,(3)重要用語はわかりやすい色文字とし,(4)単調にならないように用語解説を設け,(5)難解な漢字にはふりがなを付けるなどいくつかの工夫を凝らしています.
管理栄養士・栄養士の活動の場は疾病者の栄養治療とともに一次予防を中心とした健康増進・疾病予防に広がっています.管理栄養士・栄養士が知るべき医学的な知識は,ますます増えていくことでしょう.ただし,ただ単に知識を記憶するだけでは学生時代に学んだことはすぐに陳腐化してしまいます.刻々と変化し進歩する臨床医学のエッセンスを本書から学んでいただきたいと考えています.そして,読者の皆様が臨床栄養学を実践する管理栄養士・栄養士として社会で活躍されることを心より祈念しています.
最後にご執筆いただいた諸先生方に篤く御礼申し上げます.
2007年11月
竹中 優
2007年に本書の初版を世に送り出してから18年が経過し,このほど第3版が上梓される運びとなりました.これほどの長きにわたり本書がご支持いただけたことは,望外の喜びです.読者の皆々様に深く感謝申し上げます.
本書では初版以来,執筆を管理栄養士・栄養士養成に携わっていたり,過去にその経験のある各科専門医にお願いしています.今版でも2022(令和4)年度管理栄養士国家試験出題基準の「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」に関する項目を網羅したうえで,実臨床の理解に必須の内容を記述いただきました.近年の急速な医学の進歩に伴い,学ぶべき内容・情報量は増加する一方ですが,初版の序文に記した「ただ単に知識を記憶するだけでは学生時代に学んだことはすぐに陳腐化してしまいます.刻々と変化し進歩する臨床医学のエッセンスを本書から学んで頂きたいと考えています」との思いはまったく変わりません.また,今版におきましても,(1)重要用語や国家試験に出題された用語は色文字とし,(2)最新の医学知見や用語の解説を設け,(3)難解な漢字・専門用語にはルビをふり,理解の一助になるよう工夫をしています.
とはいえ,本書を手に取る学生の皆様には,ときに未知の医学専門用語や概念に遭遇し,戸惑うこともあろうかと思います.講義いただく教員の皆様には,どうか内容を斟酌してご講義いただければ幸いに存じます.
本書で学び修得された臨床医学は,管理栄養士・栄養士として社会で臨床栄養学を実践される際に必ず役立つものと確信しております.皆様が専門性を発揮し,信頼される職業人として活躍されることを心から期待しています.
最後に,第3版改訂にご協力いただいた執筆者の先生方,医歯薬出版編集部の皆様に御礼申し上げます.
2025年9月
竹中 優
第2版 はじめに
2007年の初版発行以来,本書は幸いにして多くの方々に受け入れられたようです.編者として深く感謝申し上げます.
第2版では,前版と同様に管理栄養士・栄養士関係の養成に関わっておられるか,あるいは関わった経験のある各科の専門医に執筆をしていただいています.読者の皆様から頂戴した意見をできるだけ取り入れ,さらにわかりやすく,かつ過不足のない内容となるよう務めました.
また,最近改変された診断基準や新しい臨床見解を取り入れ,最新の知見を学ぶことができるよう配慮しています.将来の臨床栄養分野を担う方々の学習の一助となれば幸いに思います.
本書が,より多くの管理栄養士・栄養士を目指す学生の皆様に臨床栄養学の入門書として,初版に引き続き活用されることを祈念しています.
最後に,ご執筆いただいた諸先生方,医歯薬出版編集部に御礼申し上げます.
2011年2月
竹中 優
追記
第2版第3刷(補訂)において,改定された診断基準をはじめ,最新の情報・資料に基づく加筆・修正を行い,より一層の充実を図りました.また,第2章の一部と第12章において,執筆者の交代を行いました.引き続きお役立ていただければ幸いです.
2013年1月
竹中 優
初版 はじめに
平成14年に改正された管理栄養士養成のためのカリキュラムでは「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」と「臨床栄養学」分野を中心に内科学・外科学・小児科学を含めた広範な臨床医学を学ぶことが管理栄養士・栄養士養成施設の学生には必要となりました.そこで広大な領域をまとめてある「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」を「疾病の成因・病態・診断・治療」,「人体の構造と生理機能」,「栄養成分の構造と代謝」の3領域に分け,本書では「疾病の成因・病態・診断・治療」について記述することに致しました.
ところで,疾病について理解するには解剖生理・生化学を中心とした健常状態での「人体の構造と機能」に関する基礎知識が必要とされます.その結果,管理栄養士・栄養士の養成では短時間に膨大な医学知識・専門用語を習熟することが求められています.管理栄養士・栄養士を目指す学生諸君は臨床医学の何を学び,何を知る必要があるのかを考えなければ,あまりにも多くの医学知識の前に途方に暮れかねません.
本書では,管理栄養士・栄養士にとって必要かつ十分な医学知識について,具体的な内容などを知る立場にある,つまり管理栄養士・栄養士関係の養成に携わっていたり,過去にその経験などがある各科の専門医に各項目の執筆をお願いしました.そして,特にそれぞれの疾患を理解するのに必要な疾患の成因,病態から診断,治療に至るまでを簡潔で過不足のない記述で述べるよう配慮いただきました.
さらに本書では,(1)ガイドラインの「疾病の成因・病態・診断・治療」に関する項目はすべて網羅し,(2)重複疾患は整理し,(3)重要用語はわかりやすい色文字とし,(4)単調にならないように用語解説を設け,(5)難解な漢字にはふりがなを付けるなどいくつかの工夫を凝らしています.
管理栄養士・栄養士の活動の場は疾病者の栄養治療とともに一次予防を中心とした健康増進・疾病予防に広がっています.管理栄養士・栄養士が知るべき医学的な知識は,ますます増えていくことでしょう.ただし,ただ単に知識を記憶するだけでは学生時代に学んだことはすぐに陳腐化してしまいます.刻々と変化し進歩する臨床医学のエッセンスを本書から学んでいただきたいと考えています.そして,読者の皆様が臨床栄養学を実践する管理栄養士・栄養士として社会で活躍されることを心より祈念しています.
最後にご執筆いただいた諸先生方に篤く御礼申し上げます.
2007年11月
竹中 優
1 加齢・疾患による細胞・組織の変化
A 疾患にともなう変化
1 炎症と創傷の治癒の過程(樋園和仁)
炎症とは
炎症の分類
炎症の原因
炎症の転帰─急性炎症の転帰
創傷とその治癒過程
2 変性
変性の分類と組織像の特徴
3 壊死,アポトーシス
壊死
アポトーシス
4 萎縮,肥大
萎縮
肥大
5 化生,異形成
化生
異形成
6 良性腫瘍,悪性腫瘍(井澤一郎)
良性腫瘍
悪性腫瘍
7 発がんのメカニズム─がん遺伝子,がん抑制遺伝子
多細胞社会を維持する仕組みとがん
がん細胞は遺伝子変異をもつ
がんを引き起こす要因
がん遺伝子,がん抑制遺伝子
B 個体の死(開道貴信)
1 死の判定
2 脳死
3 植物状態
2 疾患診断の概要
(竹中 優)
A 主な症候
1 バイタルサイン(血圧,脈拍,呼吸,体温)
血圧
脈拍
呼吸
体温
2 全身症候
発熱
全身倦怠感
体重減少・増加
ショック
意識障害
不穏
痙攣
めまい
脱水
浮腫
3 その他の症候・病態
食欲不振
腹痛
悪心,嘔吐
便秘,下痢
嚥下困難
チアノーゼ
黄疸
喀血
吐血,下血
頭痛
運動麻痺
腹水,腹部膨隆
発疹
睡眠障害
B 臨床検査
1 検査の感度と特異度
2 検体の種類と採取方法
3 基準値の考え方
4 一般臨床検査
5 血液学検査
6 生化学検査
肝・胆道機能検査
腎機能検査
脂質代謝検査
糖代謝検査
その他の検査
7 免疫学検査
8 微生物学検査
9 生体機能検査
10 画像検査
3 疾患治療の概要
A 治療の種類と特徴(加園恵三)
1 原因療法,対症療法
原因療法
対症療法
2 保存療法,根治療法,特殊療法
保存療法
根治療法
特殊療法
B 治療の方法
1 栄養・食事療法(加園恵三)
栄養療法
食事療法
2 運動療法
3 薬物療法
経口薬
注射薬
外用薬
薬物の副作用
薬物と食品の相互作用
4 手術療法(開道貴信)
手術の歴史
現代の外科学における潮流
外科侵襲の病態
術前管理
術後管理
5 輸液,輸血,血液浄化(加園恵三)
輸液
輸血
血液浄化療法
6 臓器・組織移植,人工臓器(開道貴信)
臓器・組織移植
人工臓器
7 放射線治療
放射線治療に用いる放射線
放射線治療の原理
放射線治療の準備
放射線治療の役割
放射線治療の副作用(有害事象)
8 リハビリテーション
リハビリテーションとチーム
リハビリテーションの種類
9 再生医療
10 救命救急治療(クリティカルケア)
救急医療に求められる諸条件
救命の連鎖
11 緩和ケア
緩和ケアの枠組み
身体症状の管理
精神症状の管理
12 終末期医療(ターミナルケア)
終末期医療の定義
終末期のコミュニケーション
13 尊厳死
積極的安楽死
消極的安楽死
4 栄養障害と代謝疾患
A 栄養障害(横越 浩)
1 飢餓
2 たんぱく質・エネルギー栄養障害(栄養失調)
クワシオルコル型
マラスムス型
クワシオルコルとマラスムスの混在型
3 悪液質(カヘキシー)
ビタミン欠乏症・過剰症
1 脚気(beriberi)
2 ペラグラ(pellagra)
3 壊血病(scurvy)
4 巨赤芽球性貧血
5 悪性貧血
6 高ホモシステイン血症
7 くる病(骨軟化症)
ミネラル欠乏症・過剰症
1 ヘモクロマトーシス
2 ウィルソン病(肝レンズ核変性症)
3 クレチン症
4 腸性肢端皮膚炎
5 カシン・ベック病
6 克山病(Keshan病)
B 肥満と代謝疾患(細川雅也)
肥満・メタボリックシンドローム
1 肥満(症)
2 メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)
代謝疾患
1 糖尿病
定義と病態
成因分類と病態分類
臨床像
検査と診断
合併症
治療
2 低血糖症
3 脂質異常症
4 高尿酸血症,痛風
C 先天性代謝異常症(三善陽子)
成因・病態
診断
治療
食事療法
特殊ミルク
アミノ酸代謝異常症
1 フェニルケトン尿症
2 ホモシスチン尿症
3 メープルシロップ尿症
糖代謝異常症
1 糖原病
2 ガラクトース血症
その他の先天性代謝異常症
1 尿素サイクル異常症
2 有機酸代謝異常症
3 脂肪酸代謝異常症
4 ライソゾーム病
5 ペルオキシソーム病
6 金属代謝異常症
7 核酸代謝異常症
8 色素代謝異常症
9 ミトコンドリア病
5 消化器系
1 口内炎,舌炎(工藤秀機)
2 胃食道逆流症(GERD)
3 胃潰瘍,十二指腸潰瘍
4 たんぱく漏出性胃腸障害
5 炎症性腸疾患
クローン病
潰瘍性大腸炎
6 過敏性腸症候群(IBS)
7 便秘(関谷千尋)
急性便秘
慢性便秘
8 肝炎(大曲勝久)
9 肝硬変
10 脂肪肝,MASLD,MASH
11 胆石症,胆嚢炎
12 膵炎
13 腸閉塞(イレウス)
消化器系の悪性腫瘍(大曲勝久)
1 食道がん
2 胃がん
3 大腸がん
4 肝臓がん
5 胆嚢がん・胆管がん
6 膵臓がん
6 循環器疾患
(松本晃裕)
A 循環障害
1 虚血
2 充血
3 うっ血
4 血栓
5 塞栓
6 動脈硬化
7 高血圧
8 妊娠高血圧症候群
9 虚血性心疾患
狭心症
急性心筋梗塞
10 不整脈
心房細動
心室細動,心室頻拍
11 肺塞栓
12 心不全
B 脳卒中
1 脳出血
2 脳梗塞
7 腎・尿路系
(竹中 優)
1 急性糸球体腎炎
2 ネフローゼ症候群
3 急性腎障害(急性腎不全)
4 CKD(慢性腎臓病)
5 慢性腎不全
6 糖尿病性腎症
7 腎硬化症
8 慢性糸球体腎炎
9 血液透析,腹膜透析
血液透析
腹膜透析
10 代謝性アシドーシス
8 内分泌系
(三善陽子)
A 内分泌臓器と分泌ホルモン
ホルモン分泌の調節機構
ホルモンの種類と作用機序
内分泌疾患の成因と病態
内分泌疾患の診断と治療
B 視床下部・下垂体ホルモン
下垂体前葉の疾患
1 下垂体前葉機能亢進症
高プロラクチン血症
下垂体性巨人症・先端巨大症
クッシング(Cushing)病
2 下垂体前葉機能低下症
成長ホルモン分泌不全症(GH分泌不全症)
甲状腺刺激ホルモン分泌低下症(TSH分泌低下症)
副腎皮質刺激ホルモン分泌低下症(ACTH分泌低下症)
ゴナドトロピン分泌低下症
プロラクチン(PRL)分泌低下症
下垂体後葉の疾患
1 中枢性尿崩症
2 抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)
C 甲状腺の疾患
1 甲状腺機能亢進症
2 先天性甲状腺機能低下症
3 後天性甲状腺機能低下症
4 甲状腺炎
D 副甲状腺(上皮小体)の疾患
1 副甲状腺機能亢進症
2 副甲状腺機能低下症
E 副腎の疾患
副腎皮質の疾患
1 クッシング症候群(クッシング病を含む)
2 原発性アルドステロン症
3 副腎皮質機能低下症
副腎髄質の疾患
1 褐色細胞腫
F 膵臓の疾患
G 性線の疾患
1 更年期障害
9 神経・精神疾患
(倭 英司)
1 認知症
2 パーキンソン病,パーキンソン症候群
3 神経性やせ症(神経性食思不振症)
4 神経性大食症
10 呼吸器系
(森田純仁)
1 COPD(慢性閉塞性肺疾患)
2 気管支喘息
3 肺炎
4 肺がん
11 血液・凝固系
(樋園和仁)
貧血
成因
症状
診断
治療
1 鉄欠乏性貧血
2 巨赤芽球性貧血
3 再生不良性貧血
4 溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血を中心に)
5 腎性貧血
出血性疾患
成因
病態
症状
診断
治療
1 免疫性血小板減少症(ITP),特発性血小板減少性紫斑病
2 播種性血管内凝固(DIC)
3 血友病
白血病
12 運動器(筋骨格)系
(嶋田昌子)
1 骨粗鬆症
2 骨軟化症,くる病
3 変形性関節症
4 フレイル
5 サルコペニア(廃用性症候群)
6 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
13 感染症
(大西弘太郎)
感染症の種類
1 新興感染症
2 再興感染症
3 人獣共通感染症
4 日和見感染症
5 性行為感染症
6 院内感染症
7 細菌感染症
8 ウイルス感染症
9 真菌感染症
10 寄生虫症
11 プリオン病
診断
治療(化学療法など)
1 化学療法
2 薬剤耐性
予防と感染症対策
1 ワクチンと予防接種
2 届出感染症
3 検疫感染症
14 免疫・アレルギー
(楠 隆)
A アレルギー─食物アレルギーを中心に
病態
診断
症状
治療・管理
B 膠原病・自己免疫疾患
膠原病…
1 関節リウマチ
2 全身性エリテマトーデス(SLE)
3 シェーグレン症候群
4 全身性強皮症
臓器特異的自己免疫疾患
C 免疫不全症
1 原発性免疫不全症
2 後天性免疫不全症候群(AIDS)
15 生殖器系
妊娠合併症
1 妊娠高血圧症候群(松本晃裕)
2 妊娠糖尿病(倭 英司)
男性生殖器疾患(髙﨑智子)
1 前立腺肥大症
2 前立腺がん
婦人科疾患(髙﨑智子)
1 乳がん
2 子宮頸がん・子宮体がん
子宮頸がん
子宮体がん
COLUMN
がんの浸潤・転移(井澤一郎)
高齢者の栄養管理(加園恵三)
糖尿病性腎症重症化予防プログラム(加園恵三)
救急医療の現況(開道貴信)
新生児マススクリーニング(先天性代謝異常症等検査)の現状と課題(三善陽子)
特殊ミルクの現状(三善陽子)
病名と病型分類の変更─「NAFLD,NASH」から「MASLD,MASH」へ(大曲勝久)
アルコール性肝疾患の疾患名について(大曲勝久)
CKDにともなう骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD)(竹中 優)
内分泌疾患について知りたいとき(三善陽子)
がん患者の晩期合併症と内分泌異常(三善陽子)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)(森田純仁)
造血幹細胞移植(樋園和仁)
変形性関節症と再生医療(嶋田昌子)
オーラルフレイル(嶋田昌子)
RNAワクチン(大西弘太郎)
経口免疫療法(OIT)(楠 隆)
乳児期からの早期摂取による食物アレルギー予防の可能性(楠 隆)
再生医療の試み(倭 英司)
遺伝性乳がん(髙﨑智子)
子宮頸がんの予防を可能にするワクチン(HPVワクチン)(髙﨑智子)
索引
A 疾患にともなう変化
1 炎症と創傷の治癒の過程(樋園和仁)
炎症とは
炎症の分類
炎症の原因
炎症の転帰─急性炎症の転帰
創傷とその治癒過程
2 変性
変性の分類と組織像の特徴
3 壊死,アポトーシス
壊死
アポトーシス
4 萎縮,肥大
萎縮
肥大
5 化生,異形成
化生
異形成
6 良性腫瘍,悪性腫瘍(井澤一郎)
良性腫瘍
悪性腫瘍
7 発がんのメカニズム─がん遺伝子,がん抑制遺伝子
多細胞社会を維持する仕組みとがん
がん細胞は遺伝子変異をもつ
がんを引き起こす要因
がん遺伝子,がん抑制遺伝子
B 個体の死(開道貴信)
1 死の判定
2 脳死
3 植物状態
2 疾患診断の概要
(竹中 優)
A 主な症候
1 バイタルサイン(血圧,脈拍,呼吸,体温)
血圧
脈拍
呼吸
体温
2 全身症候
発熱
全身倦怠感
体重減少・増加
ショック
意識障害
不穏
痙攣
めまい
脱水
浮腫
3 その他の症候・病態
食欲不振
腹痛
悪心,嘔吐
便秘,下痢
嚥下困難
チアノーゼ
黄疸
喀血
吐血,下血
頭痛
運動麻痺
腹水,腹部膨隆
発疹
睡眠障害
B 臨床検査
1 検査の感度と特異度
2 検体の種類と採取方法
3 基準値の考え方
4 一般臨床検査
5 血液学検査
6 生化学検査
肝・胆道機能検査
腎機能検査
脂質代謝検査
糖代謝検査
その他の検査
7 免疫学検査
8 微生物学検査
9 生体機能検査
10 画像検査
3 疾患治療の概要
A 治療の種類と特徴(加園恵三)
1 原因療法,対症療法
原因療法
対症療法
2 保存療法,根治療法,特殊療法
保存療法
根治療法
特殊療法
B 治療の方法
1 栄養・食事療法(加園恵三)
栄養療法
食事療法
2 運動療法
3 薬物療法
経口薬
注射薬
外用薬
薬物の副作用
薬物と食品の相互作用
4 手術療法(開道貴信)
手術の歴史
現代の外科学における潮流
外科侵襲の病態
術前管理
術後管理
5 輸液,輸血,血液浄化(加園恵三)
輸液
輸血
血液浄化療法
6 臓器・組織移植,人工臓器(開道貴信)
臓器・組織移植
人工臓器
7 放射線治療
放射線治療に用いる放射線
放射線治療の原理
放射線治療の準備
放射線治療の役割
放射線治療の副作用(有害事象)
8 リハビリテーション
リハビリテーションとチーム
リハビリテーションの種類
9 再生医療
10 救命救急治療(クリティカルケア)
救急医療に求められる諸条件
救命の連鎖
11 緩和ケア
緩和ケアの枠組み
身体症状の管理
精神症状の管理
12 終末期医療(ターミナルケア)
終末期医療の定義
終末期のコミュニケーション
13 尊厳死
積極的安楽死
消極的安楽死
4 栄養障害と代謝疾患
A 栄養障害(横越 浩)
1 飢餓
2 たんぱく質・エネルギー栄養障害(栄養失調)
クワシオルコル型
マラスムス型
クワシオルコルとマラスムスの混在型
3 悪液質(カヘキシー)
ビタミン欠乏症・過剰症
1 脚気(beriberi)
2 ペラグラ(pellagra)
3 壊血病(scurvy)
4 巨赤芽球性貧血
5 悪性貧血
6 高ホモシステイン血症
7 くる病(骨軟化症)
ミネラル欠乏症・過剰症
1 ヘモクロマトーシス
2 ウィルソン病(肝レンズ核変性症)
3 クレチン症
4 腸性肢端皮膚炎
5 カシン・ベック病
6 克山病(Keshan病)
B 肥満と代謝疾患(細川雅也)
肥満・メタボリックシンドローム
1 肥満(症)
2 メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)
代謝疾患
1 糖尿病
定義と病態
成因分類と病態分類
臨床像
検査と診断
合併症
治療
2 低血糖症
3 脂質異常症
4 高尿酸血症,痛風
C 先天性代謝異常症(三善陽子)
成因・病態
診断
治療
食事療法
特殊ミルク
アミノ酸代謝異常症
1 フェニルケトン尿症
2 ホモシスチン尿症
3 メープルシロップ尿症
糖代謝異常症
1 糖原病
2 ガラクトース血症
その他の先天性代謝異常症
1 尿素サイクル異常症
2 有機酸代謝異常症
3 脂肪酸代謝異常症
4 ライソゾーム病
5 ペルオキシソーム病
6 金属代謝異常症
7 核酸代謝異常症
8 色素代謝異常症
9 ミトコンドリア病
5 消化器系
1 口内炎,舌炎(工藤秀機)
2 胃食道逆流症(GERD)
3 胃潰瘍,十二指腸潰瘍
4 たんぱく漏出性胃腸障害
5 炎症性腸疾患
クローン病
潰瘍性大腸炎
6 過敏性腸症候群(IBS)
7 便秘(関谷千尋)
急性便秘
慢性便秘
8 肝炎(大曲勝久)
9 肝硬変
10 脂肪肝,MASLD,MASH
11 胆石症,胆嚢炎
12 膵炎
13 腸閉塞(イレウス)
消化器系の悪性腫瘍(大曲勝久)
1 食道がん
2 胃がん
3 大腸がん
4 肝臓がん
5 胆嚢がん・胆管がん
6 膵臓がん
6 循環器疾患
(松本晃裕)
A 循環障害
1 虚血
2 充血
3 うっ血
4 血栓
5 塞栓
6 動脈硬化
7 高血圧
8 妊娠高血圧症候群
9 虚血性心疾患
狭心症
急性心筋梗塞
10 不整脈
心房細動
心室細動,心室頻拍
11 肺塞栓
12 心不全
B 脳卒中
1 脳出血
2 脳梗塞
7 腎・尿路系
(竹中 優)
1 急性糸球体腎炎
2 ネフローゼ症候群
3 急性腎障害(急性腎不全)
4 CKD(慢性腎臓病)
5 慢性腎不全
6 糖尿病性腎症
7 腎硬化症
8 慢性糸球体腎炎
9 血液透析,腹膜透析
血液透析
腹膜透析
10 代謝性アシドーシス
8 内分泌系
(三善陽子)
A 内分泌臓器と分泌ホルモン
ホルモン分泌の調節機構
ホルモンの種類と作用機序
内分泌疾患の成因と病態
内分泌疾患の診断と治療
B 視床下部・下垂体ホルモン
下垂体前葉の疾患
1 下垂体前葉機能亢進症
高プロラクチン血症
下垂体性巨人症・先端巨大症
クッシング(Cushing)病
2 下垂体前葉機能低下症
成長ホルモン分泌不全症(GH分泌不全症)
甲状腺刺激ホルモン分泌低下症(TSH分泌低下症)
副腎皮質刺激ホルモン分泌低下症(ACTH分泌低下症)
ゴナドトロピン分泌低下症
プロラクチン(PRL)分泌低下症
下垂体後葉の疾患
1 中枢性尿崩症
2 抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)
C 甲状腺の疾患
1 甲状腺機能亢進症
2 先天性甲状腺機能低下症
3 後天性甲状腺機能低下症
4 甲状腺炎
D 副甲状腺(上皮小体)の疾患
1 副甲状腺機能亢進症
2 副甲状腺機能低下症
E 副腎の疾患
副腎皮質の疾患
1 クッシング症候群(クッシング病を含む)
2 原発性アルドステロン症
3 副腎皮質機能低下症
副腎髄質の疾患
1 褐色細胞腫
F 膵臓の疾患
G 性線の疾患
1 更年期障害
9 神経・精神疾患
(倭 英司)
1 認知症
2 パーキンソン病,パーキンソン症候群
3 神経性やせ症(神経性食思不振症)
4 神経性大食症
10 呼吸器系
(森田純仁)
1 COPD(慢性閉塞性肺疾患)
2 気管支喘息
3 肺炎
4 肺がん
11 血液・凝固系
(樋園和仁)
貧血
成因
症状
診断
治療
1 鉄欠乏性貧血
2 巨赤芽球性貧血
3 再生不良性貧血
4 溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血を中心に)
5 腎性貧血
出血性疾患
成因
病態
症状
診断
治療
1 免疫性血小板減少症(ITP),特発性血小板減少性紫斑病
2 播種性血管内凝固(DIC)
3 血友病
白血病
12 運動器(筋骨格)系
(嶋田昌子)
1 骨粗鬆症
2 骨軟化症,くる病
3 変形性関節症
4 フレイル
5 サルコペニア(廃用性症候群)
6 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
13 感染症
(大西弘太郎)
感染症の種類
1 新興感染症
2 再興感染症
3 人獣共通感染症
4 日和見感染症
5 性行為感染症
6 院内感染症
7 細菌感染症
8 ウイルス感染症
9 真菌感染症
10 寄生虫症
11 プリオン病
診断
治療(化学療法など)
1 化学療法
2 薬剤耐性
予防と感染症対策
1 ワクチンと予防接種
2 届出感染症
3 検疫感染症
14 免疫・アレルギー
(楠 隆)
A アレルギー─食物アレルギーを中心に
病態
診断
症状
治療・管理
B 膠原病・自己免疫疾患
膠原病…
1 関節リウマチ
2 全身性エリテマトーデス(SLE)
3 シェーグレン症候群
4 全身性強皮症
臓器特異的自己免疫疾患
C 免疫不全症
1 原発性免疫不全症
2 後天性免疫不全症候群(AIDS)
15 生殖器系
妊娠合併症
1 妊娠高血圧症候群(松本晃裕)
2 妊娠糖尿病(倭 英司)
男性生殖器疾患(髙﨑智子)
1 前立腺肥大症
2 前立腺がん
婦人科疾患(髙﨑智子)
1 乳がん
2 子宮頸がん・子宮体がん
子宮頸がん
子宮体がん
COLUMN
がんの浸潤・転移(井澤一郎)
高齢者の栄養管理(加園恵三)
糖尿病性腎症重症化予防プログラム(加園恵三)
救急医療の現況(開道貴信)
新生児マススクリーニング(先天性代謝異常症等検査)の現状と課題(三善陽子)
特殊ミルクの現状(三善陽子)
病名と病型分類の変更─「NAFLD,NASH」から「MASLD,MASH」へ(大曲勝久)
アルコール性肝疾患の疾患名について(大曲勝久)
CKDにともなう骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD)(竹中 優)
内分泌疾患について知りたいとき(三善陽子)
がん患者の晩期合併症と内分泌異常(三善陽子)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)(森田純仁)
造血幹細胞移植(樋園和仁)
変形性関節症と再生医療(嶋田昌子)
オーラルフレイル(嶋田昌子)
RNAワクチン(大西弘太郎)
経口免疫療法(OIT)(楠 隆)
乳児期からの早期摂取による食物アレルギー予防の可能性(楠 隆)
再生医療の試み(倭 英司)
遺伝性乳がん(髙﨑智子)
子宮頸がんの予防を可能にするワクチン(HPVワクチン)(髙﨑智子)
索引














