序文
本書は1971年に初版が出版されて以来改訂を重ね,今回が5回目の改訂となる.初版以来,実に30年以上の歴史を有するわけであるが,前版からの数年間で薬理学・歯科薬理学は,ゲノム研究に代表されるように飛躍的な発展を遂げた.
歯学教育においても『歯学共用試験(CBT・OSCE)』や『歯学教育モデル・コア・カリキュラム』が施行され,大きな変革の渦中にあるが,歯科薬理学の教育目標は,将来,歯科臨床において正しく薬物を使用できるようになることに加えて,患者が他の診療科で処方された治療薬についても十分に理解できる知識を修得することにあり,このことに変わりはない.上記の知識の修得には,薬物の作用機序の解明を主とする基礎薬理学に加えて,疾患に対する薬物治療を科学的に研究する臨床薬理学も重要となる.また,個々の薬物の適応症についても熟知しておく必要があるのはいうまでもない.
今回の改訂では,各分野においてご活躍中の先生方に新しい知見についてのご執筆をお願いし,歯学生の教科書,参考書としてのみならず,研修歯科医や大学院学生の座右の書としても役立つことを目指して,とくに次の点に多大の工夫を払った.
1.本書を総論と各論の2部構成とした.総論の第I編では,薬物の作用機序に関する理論的概念,即ち基礎薬理学を内容の中心とし,第II編では薬物治療に必要な理論的概念,即ち臨床薬理学の内容を主とした.各論では第III編に歯科医療で主に使用する薬物を,第IV編に一般医療で主に使用する薬物を取り上げた.
2.総論において口腔領域に現れる薬物の副作用・有害作用と口腔機能制御系の章を設けて運動系機能と感覚系機能と両者の統合機能より成り立つ口腔機能の制御機構とその破綻病態をまとめた.また,各論に歯科治療薬の章を設け,その治療薬について最新の知見を記述した.
3.社会的にも重要な薬物依存,医薬品の開発,個別医療・遺伝薬理学,処方学については,独立した章を設けて詳述した.
4.全編にわたって多くの図表を挿入し,理解の助けとなるよう配慮した.
5.索引には,索引用語の横に英文を記載し,その充実に努めた.
本書が,歯学生,大学院学生,研修歯科医や研究者にとって歯科薬理学に対する興味・造詣を深めていくきっかけを与え,ひいては歯科医療の向上,歯科医学の発展に貢献することができれば,編者にとってこの上ない喜びである.
最後に本書の執筆に快くご協力してくださった著者の先生ならびに本書の改訂にご尽力いただいた医歯薬出版株式会社編集部にお礼を申しあげる.
平成17年3月
石田 甫
大浦 清
上﨑善規
土肥敏博
本書は1971年に初版が出版されて以来改訂を重ね,今回が5回目の改訂となる.初版以来,実に30年以上の歴史を有するわけであるが,前版からの数年間で薬理学・歯科薬理学は,ゲノム研究に代表されるように飛躍的な発展を遂げた.
歯学教育においても『歯学共用試験(CBT・OSCE)』や『歯学教育モデル・コア・カリキュラム』が施行され,大きな変革の渦中にあるが,歯科薬理学の教育目標は,将来,歯科臨床において正しく薬物を使用できるようになることに加えて,患者が他の診療科で処方された治療薬についても十分に理解できる知識を修得することにあり,このことに変わりはない.上記の知識の修得には,薬物の作用機序の解明を主とする基礎薬理学に加えて,疾患に対する薬物治療を科学的に研究する臨床薬理学も重要となる.また,個々の薬物の適応症についても熟知しておく必要があるのはいうまでもない.
今回の改訂では,各分野においてご活躍中の先生方に新しい知見についてのご執筆をお願いし,歯学生の教科書,参考書としてのみならず,研修歯科医や大学院学生の座右の書としても役立つことを目指して,とくに次の点に多大の工夫を払った.
1.本書を総論と各論の2部構成とした.総論の第I編では,薬物の作用機序に関する理論的概念,即ち基礎薬理学を内容の中心とし,第II編では薬物治療に必要な理論的概念,即ち臨床薬理学の内容を主とした.各論では第III編に歯科医療で主に使用する薬物を,第IV編に一般医療で主に使用する薬物を取り上げた.
2.総論において口腔領域に現れる薬物の副作用・有害作用と口腔機能制御系の章を設けて運動系機能と感覚系機能と両者の統合機能より成り立つ口腔機能の制御機構とその破綻病態をまとめた.また,各論に歯科治療薬の章を設け,その治療薬について最新の知見を記述した.
3.社会的にも重要な薬物依存,医薬品の開発,個別医療・遺伝薬理学,処方学については,独立した章を設けて詳述した.
4.全編にわたって多くの図表を挿入し,理解の助けとなるよう配慮した.
5.索引には,索引用語の横に英文を記載し,その充実に努めた.
本書が,歯学生,大学院学生,研修歯科医や研究者にとって歯科薬理学に対する興味・造詣を深めていくきっかけを与え,ひいては歯科医療の向上,歯科医学の発展に貢献することができれば,編者にとってこの上ない喜びである.
最後に本書の執筆に快くご協力してくださった著者の先生ならびに本書の改訂にご尽力いただいた医歯薬出版株式会社編集部にお礼を申しあげる.
平成17年3月
石田 甫
大浦 清
上﨑善規
土肥敏博
第1編 総論I
第1章 薬理学の概念(石田甫)
第2章 薬理作用のターゲット(石田甫)
1 機能タンパク質
1)直接的作用,間接的作用
2)受容体・膜輸送タンパク質
3)薬理作用の選択性
2 構造活性相関
1)薬物の化学構造と薬理活性
2)薬物の立体構造と薬理活性
第3章 情報伝達機構と生理活性物質(上﨑善規)
1 情報伝達機構
1)情報伝達と制御機構
2)細胞間の情報伝達
3)細胞内情報伝達と機能発現
2 生理活性物質
1)生理活性物質とは
2)生理活性物質の作用
第4章 受容体・チャネル・トランスポーター・ポンプ
1 受容体の種類と構造(石田甫・石川康子)
1)Gタンパク質共役型受容体
2)イオンチャネル一体型受容体
3)酵素一体型受容体
4)核内受容体
2 イオンチャネルの種類と構造(土肥敏博)
1)Na+チャネル
2)K+チャネル
3)Ca2+チャネル
4)Cl-チャネル
3 水チャネルの種類と構造(石川康子)
4 トランスポーター・ポンプの種類と構造
1)イオン類の輸送系(北村憲司)
2)グルコースの輸送系(石川康子)
3)薬物の輸送系(北山滋雄・石川康子)
4)生理活性物質の輸送系(北山滋雄)
5)生体構成成分の輸送系(北山滋雄)
第5章 神経系の伝達制御機構と薬物
1 末梢神経と薬物(石田甫)
1)体性神経系と薬物
2)自律神経系と薬物
2 中枢神経系と薬物(上﨑善規)
1)神経伝達物質の合成・貯蔵・遊離・不活性化経路
2)神経伝達に関与する薬物
3 神経伝達物質(上﨑善規)
4 神経伝達物質の合成・貯蔵・遊離・不活性化
1)アセチルコリン(上﨑善規)
2)カテコラミン(上﨑善規)
3)セロトニン(西川殷維)
4)ヒスタミン(上﨑善規)
5)興奮性アミノ酸(北山滋雄)
6)抑制性アミノ酸(北山滋雄)
7)神経ペプチド(北山滋雄)
第6章 ホルモン系制御機構と薬物(土肥敏博)
1 視床下部ホルモンと脳下垂体ホルモン
1)視床下部ホルモン
2)下垂体前葉ホルモン
3)下垂体後葉ホルモン
2 甲状腺ホルモン
3 上皮小体ホルモンおよびカルシトニン
4 膵臓ホルモン
1)インスリン
2)グルカゴン
5 性ホルモン
1)男性ホルモン
2)卵胞ホルモン
3)黄体ホルモン
6 副腎皮質ホルモン
1)糖質コルチコイド
2)鉱質コルチコイドとレニン-アンギオテンシン-キニン系
7 口腔領域におけるホルモン作用
第7章 オータコイド
1 ヒスタミン(上﨑善規)
1)合成・貯蔵・分泌・不活性化
2)受容体
3)薬理作用
4)ヒスタミン関連薬
2 セロトニン(西川殷維)
1)神経系に対する作用
2)運動神経に対する作用
3)心血管系に対する作用
4)胃腸管に対する作用
5)セロトニン受容体作動薬
6)セロトニン受容体遮断薬・拮抗薬
7)セロトニン取り込み阻害薬
3 エイコサノイド(和田孝一郎)
1)プロスタグランジン,ロイコトリエンの化学構造
2)生合成経路と主な酵素
3)代謝
4)プロスタノイド受容体のサブタイプと薬理作用
5)ロイコトリエン受容体の構造とサブタイプ
6)エイコサノイドの薬理作用
7)その他のエイコサノイド関連化合物
8)エイコサノイド関連化合物をもとにした薬物とその臨床応用
4 サイトカイン(菊谷仁)
1)サイトカインの構造と機能
2)サイトカインとT細胞球亜集団
3)Th/Th2バランスと免疫反応
4)サイトカインの受容体とその構造
5 ペプチド(土肥敏博)
1)ブラジキニン
2)アンギオテンシン
3)ニューロペプチド
6 サブスタンスP(大浦清)
1)合成
2)受容体
3)作用
4)受容体拮抗薬
7 一酸化窒素(上﨑善規)
1)合成・不活性化
2)薬理作用
3)一酸化窒素関連薬
第8章 口腔機能制御系
1 疼痛の受容と伝達・制御(佐伯万騎男・上﨑善規)
1)侵害受容体
2)内因性発痛物質
3)痛覚伝導路
4)内因性鎮痛系
5)鎮痛効力検定
2 口腔内知覚(疼痛)の受容と伝達(佐伯万騎男・上﨑善規)
1)口腔内知覚の伝導路
2)象牙質の疼痛受容と伝達
3 口腔運動機能制御(増田裕次)
1)下顎運動
2)舌運動
3)咀嚼運動
4)嚥下運動
4 唾液分泌制御(石田甫・石川康子・井上紀子)
1)唾液腺の構造
2)唾液腺の神経支配
3)唾液腺の機能
4)唾液の組成
5)唾液の分泌量
6)唾液の分泌機構
5 味覚の受容・伝達系(山本隆)
1)味覚の受容
2)味覚伝導路
3)味覚中枢
6 硬組織の代謝(加藤幸夫)
1)軟骨と骨の発生
2)軟骨マトリックス
3)内軟骨性骨形成での細胞分化過程
4)膜性骨形成
5)石灰化のメカニズム
6)破骨細胞
7)血中カルシウムレベルの調節
8)骨粗鬆症
第2編 総論II
第9章 臨床薬理学の概念(上﨑善規)
1 基礎薬理学と臨床薬理学
2 臨床薬理学の理論
3 臨床薬理学における倫理
第10章 薬理作用
1 主作用と副作用(大浦清・篠原光子)
2 一般的な薬物の副作用(大浦清・篠原光子)
1)薬物アレルギー
2)その他の副作用
3 口腔領域に現れる副作用
1)歯肉肥大(症)(大浦清・篠原光子)
2)口腔乾燥症(石川康子・井上紀子)
3)歯の形成不全・着色(大浦清・篠原光子)
4)味覚障害(石田甫・石川康子)
5)口内炎など(大浦清・篠原光子)
第11章 用量(濃度)・作用関係
1 作動薬(石田甫)
1)薬理作用の大きさと受容体との関係
2)固有活性
3)完全作動薬と部分作動薬
4)逆作動薬
2 拮抗薬(石田甫)
1)競合阻害
2)非競合阻害
3 薬物濃度と作用(石田甫・石川康子)
4 受容体解析(石田甫・石川康子)
1)受容体仮説による作動薬の薬理作用の解析
2)受容体仮説による拮抗薬存在下での作動薬の薬理作用の解析
3)結合実験による受容体機能の解析
4)イムノブロット解析
5 細胞膜受容体の調節機構(石田甫・石川康子)
1)予備受容体
2)受容体機構の適応現象
第12章 薬物動態(上﨑善規)
1 吸収過程・投与経路
1)経口投与
2)非経口投与
3)薬物の生体膜通過
2 分布過程
1)ドラッグデリバリーシステム
2)薬物の血中タンパク質結合と分布容量
3)血液組織関門
3 代謝過程
1)薬物代謝の種類
2)チトクロムP-450系酵素群
3)プロドラッグ
4 排泄過程
1)糸球体濾過
2)尿細管分泌・再吸収
5 薬物動態学
1)コンパートメントモデル
2)一回静脈注射時の薬物濃度
3)持続点滴静注の薬物濃度
4)経口投与時の薬物濃度
5)多数回連続投与時の薬物濃度
6)腎機能と薬物動態
第13章 薬物相互作用(越川憲明)
1 薬力学的薬物相互作用
1)協力作用
2)拮抗作用
2 薬物動態学的薬物相互作用
1)吸収過程での相互作用
2)分布過程での相互作用
3)代謝過程での相互作用
4)排泄過程での相互作用
5)その他
第14章 薬物依存・耐性(北村憲司)
1 薬物依存
2 耐性
3 依存性薬物
第15章 医薬品の開発(川島博行)
1 新薬の創製
1)新薬プロフィールの設定
2)候補物質探索のための資源
3)スクリーニング
2 前臨床試験
1)前臨床試験の目的と意義
2)薬効薬理試験
3)一般薬理試験
4)安全性試験
5)薬物動態試験
3 臨床試験
1)臨床試験の意義・概要
2)第一相試験
3)第二相試験
4)第三相試験
5)第四相試験
4 その他の規則
1)特許権の保護とジェネリックドラッグ
2)オーファンドラッグ
3)適応外使用
第16章 処方学(千葉有)
1 日本薬局方
2 処方箋の実際
3 配合変化
4 薬事法
5 薬事法における医薬品の分類
6 「麻薬及び向精神薬取締法」と「覚醒剤取締法」
第17章 個別医療の基礎
1 薬物療法(大浦清・篠原光子)
1)オーダーメイド医療
2)遺伝子多型
3)病態時の薬物療法
4)年齢
2 薬理遺伝学(北村憲司)
1)薬物代謝酵素
2)薬物受容体
3)薬物トランスポーター
4)人種
5)今後の期待と問題点
3 時間薬理学(石川康子)
第3編 各論I
第1章 局所麻酔薬(土肥敏博)
1 局所麻酔薬とは
2 作用機序
3 活性型
4 薬理作用
5 血管収縮薬との併用
6 吸収・運命
7 局所麻酔薬による偶発症
1)急性中毒とその処置
2)その他
8 局所麻酔の方法と効力検定
1)局所麻酔法
2)効力検定
第2章 鎮痛薬(佐伯万騎男・上﨑善規)
1 内因性オピオイドペプチドとその受容体
2 麻薬性鎮痛薬
1)モルヒネ
2)モルヒネ様半合成鎮痛薬および合成鎮痛薬
3)合成鎮痛薬
3 解熱鎮痛薬
第3章 抗炎症薬(和田孝一郎)
1 炎症概論
1)炎症の概念
2)炎症のケミカルメディエーター
2 ステロイド性抗炎症薬
1)分 類
2)作用機序
3)臨床応用
4)副作用と有害作用
5)主なステロイド性抗炎症薬
3 非ステロイド性抗炎症薬
1)酸性非ステロイド性抗炎症薬
2)その他の非ステロイド性抗炎症薬
第4章 血液系疾患薬(柏俣正典)
1 止血薬
1)止血機構
2)止血薬の分類
2 抗貧血薬
1)鉄
2)ビタミンB12
3)葉酸
4)ビタミンB6
5)エリスロポエチン
3 抗血小板薬
1)チクロピジン
2)アスピリン
3)オザグレルナトリウム
4)サルポグレラート
5)ジピリダモール
6)シロスタゾール
4 抗凝血薬
1)ヘパリン
2)経口抗凝血薬
5 血栓溶解薬
6 抗高脂血症薬
1)プラバスタチン
2)クロフィブラート
3)プロブコール
4)ニコチン酸(ナイアシン)
5)コレスチラミン
第5章 化学療法薬(梅本俊夫)
1 特性
1)選択毒性
2)抗菌スペクトル
2 作用と種類
1)作用様式
2)種類と作用機序
3 力価と体内動態
1)力価
2)体内動態
4 化学療法上の問題点
5 各種の化学療法薬
1)細胞壁合成阻害薬
2)タンパク質合成阻害薬
3)核酸合成阻害薬
4)補酵素阻害薬
5)抗結核薬
6)細胞膜傷害薬
7)細菌以外の微生物に対する化学療法薬
第6章 防腐薬・消毒薬(大浦清・野﨑中成)
1 滅菌と消毒
2 消毒薬の作用機序
3 消毒薬の効果に影響を及ぼす因子
4 消毒薬の効力の判定
5 消毒薬の条件と選択
6 各種の消毒薬
第7章 歯科治療薬
1 収斂薬(柏俣正典)
1)薬理作用
2)種類
2 歯内療法薬(吉山昌宏)
1)象牙質知覚過敏症治療剤
2)齲窩消毒剤
3)歯髄鎮静剤
4)覆髄剤
5)生活断髄剤
6)根管治療剤
3 歯周疾患治療薬(北村正博・村上伸也)
1)歯周病原性細菌を抑制する薬剤
2)宿主調節性薬剤
3)その他
4)象牙質知覚過敏に対する薬剤
5)歯周組織再生誘導材料
4 口腔粘膜疾患治療薬(古郷幹彦)
5 顎関節症治療薬(古郷幹彦)
1)病 因
2)薬物治療
6 口腔乾燥症治療薬(石川康子)
1)局所刺激
2)全身適用
7 齲蝕・歯周疾患予防薬(雫石聰・永田英樹)
1)齲蝕予防薬
2)歯周疾患予防薬
第8章 救急治療に使用される薬剤(丹羽均)
1 循環器系に作用する薬剤
2 呼吸器系に作用する薬剤
3 神経系に作用する薬剤
4 その他の救急薬剤
第4編 各論II
第9章 循環器系疾患治療薬
1 高血圧治療薬(土肥敏博)
1)血管の収縮・弛緩,リモデリング
2)高血圧治療薬の種類と作用点
3)歯科治療時の注意点
4)血管の収縮-弛緩の機構と循環器系疾患治療薬の作用点
2 狭心症治療薬(土肥敏博)
1)狭心症の分類
2)薬物の種類と特徴
3)歯科治療上の注意
3 抗不整脈薬(西川殷維)
1)第I群(Na+チャネル拮抗薬)
2)第II群(β遮断薬)
3)第III群(再分極遅延薬)
4)第IV群(Ca2+拮抗薬)
4 心不全治療薬(佐藤友昭・西川殷維)
1)強心薬
5 利尿薬(西川殷維)
1)腎臓の生理的機能
2)定義
3)浸透圧利尿薬
4)炭酸脱水酵素阻害薬
5)チアジド系利尿薬およびその近縁利尿薬
6)ループ利尿薬
7)カリウム保持性利尿薬
6 輸液(佐藤友昭)
1)電解質輸液
2)複合電解質輸液
3)栄養輸液
4)膠質浸透圧輸液
5)アシドーシス治療薬
第10章 神経系疾患治療薬
1 全身麻酔薬(河原道夫・入舩正浩)
1)麻酔深度
2)全身麻酔薬の作用機序
3)吸入麻酔薬
4)静脈麻酔薬
5)神経遮断性麻酔
6)呼吸促進薬
7)麻酔前投薬
2 筋弛緩薬(河原道夫・入舩正浩)
1)神経筋接合部の解剖および筋収縮の生理的機序
2)神経筋接合部遮断薬
3)その他
3 精神疾患治療薬(越川憲明)
1)統合失調症治療薬
2)抗不安薬
4 睡眠薬,鎮静薬(川口充)
1)睡眠と不眠
2)ベンゾジアゼピン系睡眠薬
3)バルビツール酸系睡眠薬
4)その他
5 抗痙攣薬(越川憲明)
1)痙攣発作の型
2)バルビツール酸誘導体
3)ヒダントイン誘導体
4)サクシニミド誘導体
5)オキサゾリジンジオン誘導体
6)ベンゾジアゼピン誘導体
7)その他
6 躁うつ病治療薬(越川憲明)
1)抗うつ薬
2)抗躁薬
7 パーキンソン病治療薬(北山滋雄)
1)レボドパ
8 日常生活で頻用される化合物(北山滋雄)
1)カフェイン
2)エタノール
9 社会的に問題となる化合物(北山滋雄)
1)ニコチン
2)コカイン,アンフェタミン類
3)幻覚薬
4)大 麻
5)フェンシクリジン
6)有機溶剤
第11章 抗悪性腫瘍薬(五十嵐治義)
1 悪性腫瘍と抗悪性腫瘍薬
2 細胞周期特異薬と非特異薬
3 副作用と耐性
4 抗悪性腫瘍薬の多剤併用と相互作用
5 各種の抗悪性腫瘍薬
1)アルキル化薬
2)代謝拮抗薬
3)抗腫瘍性抗生物質
第12章 免疫系関連薬(菊谷仁)
1 免疫担当細胞
1)B細胞
2)T細胞
3)NK細胞
4)単球・マクロファージ
5)抗原提示細胞
6)多核球と肥満細胞
2 免疫反応の成立とその調節
1)抗原認識とリンパ球の活性化
2)体液性免疫反応
3)細胞性免疫
3 各種の免疫系関連薬
1)免疫反応に促進的に作用する薬物
2)免疫反応に抑制的に作用する薬物
第13章 呼吸器系疾患治療薬(筒井健機)
1 気管支喘息治療薬
1)気管支喘息とは
2)気管支平滑筋弛緩薬
3)アレルギー反応抑制薬
4)その他
2 感冒治療薬
1)鎮咳薬
2)去痰薬
3)その他
第14章 消化器系疾患治療薬(木村智彦)
1 消化性潰瘍治療薬
1)攻撃因子抑制薬
2)防御因子増強薬
3)ヘリコバクター・ピロリ菌除菌薬
2 下痢・便秘治療薬
1)制瀉薬
2)下剤
3 膵炎治療薬
4 鎮痙薬
第15章 代謝系疾患治療薬
1 糖尿病治療薬(北村憲司)
1)糖尿病とは
2)糖尿病治療薬
2 痛風治療薬(佐藤友昭・西川殷維)
1)発作治療薬
2)高尿酸血症治療薬
3 脳梗塞,脳出血治療薬(西川殷維)
4 ビタミン(柏俣正典)
1)脂溶性ビタミン
2)水溶性ビタミン
5 重金属中毒薬および有機リン解毒薬(柏俣正典)
1)重金属中毒治療薬
2)有機リン解毒薬
・索引
・図表一覧
・略語一覧
第1章 薬理学の概念(石田甫)
第2章 薬理作用のターゲット(石田甫)
1 機能タンパク質
1)直接的作用,間接的作用
2)受容体・膜輸送タンパク質
3)薬理作用の選択性
2 構造活性相関
1)薬物の化学構造と薬理活性
2)薬物の立体構造と薬理活性
第3章 情報伝達機構と生理活性物質(上﨑善規)
1 情報伝達機構
1)情報伝達と制御機構
2)細胞間の情報伝達
3)細胞内情報伝達と機能発現
2 生理活性物質
1)生理活性物質とは
2)生理活性物質の作用
第4章 受容体・チャネル・トランスポーター・ポンプ
1 受容体の種類と構造(石田甫・石川康子)
1)Gタンパク質共役型受容体
2)イオンチャネル一体型受容体
3)酵素一体型受容体
4)核内受容体
2 イオンチャネルの種類と構造(土肥敏博)
1)Na+チャネル
2)K+チャネル
3)Ca2+チャネル
4)Cl-チャネル
3 水チャネルの種類と構造(石川康子)
4 トランスポーター・ポンプの種類と構造
1)イオン類の輸送系(北村憲司)
2)グルコースの輸送系(石川康子)
3)薬物の輸送系(北山滋雄・石川康子)
4)生理活性物質の輸送系(北山滋雄)
5)生体構成成分の輸送系(北山滋雄)
第5章 神経系の伝達制御機構と薬物
1 末梢神経と薬物(石田甫)
1)体性神経系と薬物
2)自律神経系と薬物
2 中枢神経系と薬物(上﨑善規)
1)神経伝達物質の合成・貯蔵・遊離・不活性化経路
2)神経伝達に関与する薬物
3 神経伝達物質(上﨑善規)
4 神経伝達物質の合成・貯蔵・遊離・不活性化
1)アセチルコリン(上﨑善規)
2)カテコラミン(上﨑善規)
3)セロトニン(西川殷維)
4)ヒスタミン(上﨑善規)
5)興奮性アミノ酸(北山滋雄)
6)抑制性アミノ酸(北山滋雄)
7)神経ペプチド(北山滋雄)
第6章 ホルモン系制御機構と薬物(土肥敏博)
1 視床下部ホルモンと脳下垂体ホルモン
1)視床下部ホルモン
2)下垂体前葉ホルモン
3)下垂体後葉ホルモン
2 甲状腺ホルモン
3 上皮小体ホルモンおよびカルシトニン
4 膵臓ホルモン
1)インスリン
2)グルカゴン
5 性ホルモン
1)男性ホルモン
2)卵胞ホルモン
3)黄体ホルモン
6 副腎皮質ホルモン
1)糖質コルチコイド
2)鉱質コルチコイドとレニン-アンギオテンシン-キニン系
7 口腔領域におけるホルモン作用
第7章 オータコイド
1 ヒスタミン(上﨑善規)
1)合成・貯蔵・分泌・不活性化
2)受容体
3)薬理作用
4)ヒスタミン関連薬
2 セロトニン(西川殷維)
1)神経系に対する作用
2)運動神経に対する作用
3)心血管系に対する作用
4)胃腸管に対する作用
5)セロトニン受容体作動薬
6)セロトニン受容体遮断薬・拮抗薬
7)セロトニン取り込み阻害薬
3 エイコサノイド(和田孝一郎)
1)プロスタグランジン,ロイコトリエンの化学構造
2)生合成経路と主な酵素
3)代謝
4)プロスタノイド受容体のサブタイプと薬理作用
5)ロイコトリエン受容体の構造とサブタイプ
6)エイコサノイドの薬理作用
7)その他のエイコサノイド関連化合物
8)エイコサノイド関連化合物をもとにした薬物とその臨床応用
4 サイトカイン(菊谷仁)
1)サイトカインの構造と機能
2)サイトカインとT細胞球亜集団
3)Th/Th2バランスと免疫反応
4)サイトカインの受容体とその構造
5 ペプチド(土肥敏博)
1)ブラジキニン
2)アンギオテンシン
3)ニューロペプチド
6 サブスタンスP(大浦清)
1)合成
2)受容体
3)作用
4)受容体拮抗薬
7 一酸化窒素(上﨑善規)
1)合成・不活性化
2)薬理作用
3)一酸化窒素関連薬
第8章 口腔機能制御系
1 疼痛の受容と伝達・制御(佐伯万騎男・上﨑善規)
1)侵害受容体
2)内因性発痛物質
3)痛覚伝導路
4)内因性鎮痛系
5)鎮痛効力検定
2 口腔内知覚(疼痛)の受容と伝達(佐伯万騎男・上﨑善規)
1)口腔内知覚の伝導路
2)象牙質の疼痛受容と伝達
3 口腔運動機能制御(増田裕次)
1)下顎運動
2)舌運動
3)咀嚼運動
4)嚥下運動
4 唾液分泌制御(石田甫・石川康子・井上紀子)
1)唾液腺の構造
2)唾液腺の神経支配
3)唾液腺の機能
4)唾液の組成
5)唾液の分泌量
6)唾液の分泌機構
5 味覚の受容・伝達系(山本隆)
1)味覚の受容
2)味覚伝導路
3)味覚中枢
6 硬組織の代謝(加藤幸夫)
1)軟骨と骨の発生
2)軟骨マトリックス
3)内軟骨性骨形成での細胞分化過程
4)膜性骨形成
5)石灰化のメカニズム
6)破骨細胞
7)血中カルシウムレベルの調節
8)骨粗鬆症
第2編 総論II
第9章 臨床薬理学の概念(上﨑善規)
1 基礎薬理学と臨床薬理学
2 臨床薬理学の理論
3 臨床薬理学における倫理
第10章 薬理作用
1 主作用と副作用(大浦清・篠原光子)
2 一般的な薬物の副作用(大浦清・篠原光子)
1)薬物アレルギー
2)その他の副作用
3 口腔領域に現れる副作用
1)歯肉肥大(症)(大浦清・篠原光子)
2)口腔乾燥症(石川康子・井上紀子)
3)歯の形成不全・着色(大浦清・篠原光子)
4)味覚障害(石田甫・石川康子)
5)口内炎など(大浦清・篠原光子)
第11章 用量(濃度)・作用関係
1 作動薬(石田甫)
1)薬理作用の大きさと受容体との関係
2)固有活性
3)完全作動薬と部分作動薬
4)逆作動薬
2 拮抗薬(石田甫)
1)競合阻害
2)非競合阻害
3 薬物濃度と作用(石田甫・石川康子)
4 受容体解析(石田甫・石川康子)
1)受容体仮説による作動薬の薬理作用の解析
2)受容体仮説による拮抗薬存在下での作動薬の薬理作用の解析
3)結合実験による受容体機能の解析
4)イムノブロット解析
5 細胞膜受容体の調節機構(石田甫・石川康子)
1)予備受容体
2)受容体機構の適応現象
第12章 薬物動態(上﨑善規)
1 吸収過程・投与経路
1)経口投与
2)非経口投与
3)薬物の生体膜通過
2 分布過程
1)ドラッグデリバリーシステム
2)薬物の血中タンパク質結合と分布容量
3)血液組織関門
3 代謝過程
1)薬物代謝の種類
2)チトクロムP-450系酵素群
3)プロドラッグ
4 排泄過程
1)糸球体濾過
2)尿細管分泌・再吸収
5 薬物動態学
1)コンパートメントモデル
2)一回静脈注射時の薬物濃度
3)持続点滴静注の薬物濃度
4)経口投与時の薬物濃度
5)多数回連続投与時の薬物濃度
6)腎機能と薬物動態
第13章 薬物相互作用(越川憲明)
1 薬力学的薬物相互作用
1)協力作用
2)拮抗作用
2 薬物動態学的薬物相互作用
1)吸収過程での相互作用
2)分布過程での相互作用
3)代謝過程での相互作用
4)排泄過程での相互作用
5)その他
第14章 薬物依存・耐性(北村憲司)
1 薬物依存
2 耐性
3 依存性薬物
第15章 医薬品の開発(川島博行)
1 新薬の創製
1)新薬プロフィールの設定
2)候補物質探索のための資源
3)スクリーニング
2 前臨床試験
1)前臨床試験の目的と意義
2)薬効薬理試験
3)一般薬理試験
4)安全性試験
5)薬物動態試験
3 臨床試験
1)臨床試験の意義・概要
2)第一相試験
3)第二相試験
4)第三相試験
5)第四相試験
4 その他の規則
1)特許権の保護とジェネリックドラッグ
2)オーファンドラッグ
3)適応外使用
第16章 処方学(千葉有)
1 日本薬局方
2 処方箋の実際
3 配合変化
4 薬事法
5 薬事法における医薬品の分類
6 「麻薬及び向精神薬取締法」と「覚醒剤取締法」
第17章 個別医療の基礎
1 薬物療法(大浦清・篠原光子)
1)オーダーメイド医療
2)遺伝子多型
3)病態時の薬物療法
4)年齢
2 薬理遺伝学(北村憲司)
1)薬物代謝酵素
2)薬物受容体
3)薬物トランスポーター
4)人種
5)今後の期待と問題点
3 時間薬理学(石川康子)
第3編 各論I
第1章 局所麻酔薬(土肥敏博)
1 局所麻酔薬とは
2 作用機序
3 活性型
4 薬理作用
5 血管収縮薬との併用
6 吸収・運命
7 局所麻酔薬による偶発症
1)急性中毒とその処置
2)その他
8 局所麻酔の方法と効力検定
1)局所麻酔法
2)効力検定
第2章 鎮痛薬(佐伯万騎男・上﨑善規)
1 内因性オピオイドペプチドとその受容体
2 麻薬性鎮痛薬
1)モルヒネ
2)モルヒネ様半合成鎮痛薬および合成鎮痛薬
3)合成鎮痛薬
3 解熱鎮痛薬
第3章 抗炎症薬(和田孝一郎)
1 炎症概論
1)炎症の概念
2)炎症のケミカルメディエーター
2 ステロイド性抗炎症薬
1)分 類
2)作用機序
3)臨床応用
4)副作用と有害作用
5)主なステロイド性抗炎症薬
3 非ステロイド性抗炎症薬
1)酸性非ステロイド性抗炎症薬
2)その他の非ステロイド性抗炎症薬
第4章 血液系疾患薬(柏俣正典)
1 止血薬
1)止血機構
2)止血薬の分類
2 抗貧血薬
1)鉄
2)ビタミンB12
3)葉酸
4)ビタミンB6
5)エリスロポエチン
3 抗血小板薬
1)チクロピジン
2)アスピリン
3)オザグレルナトリウム
4)サルポグレラート
5)ジピリダモール
6)シロスタゾール
4 抗凝血薬
1)ヘパリン
2)経口抗凝血薬
5 血栓溶解薬
6 抗高脂血症薬
1)プラバスタチン
2)クロフィブラート
3)プロブコール
4)ニコチン酸(ナイアシン)
5)コレスチラミン
第5章 化学療法薬(梅本俊夫)
1 特性
1)選択毒性
2)抗菌スペクトル
2 作用と種類
1)作用様式
2)種類と作用機序
3 力価と体内動態
1)力価
2)体内動態
4 化学療法上の問題点
5 各種の化学療法薬
1)細胞壁合成阻害薬
2)タンパク質合成阻害薬
3)核酸合成阻害薬
4)補酵素阻害薬
5)抗結核薬
6)細胞膜傷害薬
7)細菌以外の微生物に対する化学療法薬
第6章 防腐薬・消毒薬(大浦清・野﨑中成)
1 滅菌と消毒
2 消毒薬の作用機序
3 消毒薬の効果に影響を及ぼす因子
4 消毒薬の効力の判定
5 消毒薬の条件と選択
6 各種の消毒薬
第7章 歯科治療薬
1 収斂薬(柏俣正典)
1)薬理作用
2)種類
2 歯内療法薬(吉山昌宏)
1)象牙質知覚過敏症治療剤
2)齲窩消毒剤
3)歯髄鎮静剤
4)覆髄剤
5)生活断髄剤
6)根管治療剤
3 歯周疾患治療薬(北村正博・村上伸也)
1)歯周病原性細菌を抑制する薬剤
2)宿主調節性薬剤
3)その他
4)象牙質知覚過敏に対する薬剤
5)歯周組織再生誘導材料
4 口腔粘膜疾患治療薬(古郷幹彦)
5 顎関節症治療薬(古郷幹彦)
1)病 因
2)薬物治療
6 口腔乾燥症治療薬(石川康子)
1)局所刺激
2)全身適用
7 齲蝕・歯周疾患予防薬(雫石聰・永田英樹)
1)齲蝕予防薬
2)歯周疾患予防薬
第8章 救急治療に使用される薬剤(丹羽均)
1 循環器系に作用する薬剤
2 呼吸器系に作用する薬剤
3 神経系に作用する薬剤
4 その他の救急薬剤
第4編 各論II
第9章 循環器系疾患治療薬
1 高血圧治療薬(土肥敏博)
1)血管の収縮・弛緩,リモデリング
2)高血圧治療薬の種類と作用点
3)歯科治療時の注意点
4)血管の収縮-弛緩の機構と循環器系疾患治療薬の作用点
2 狭心症治療薬(土肥敏博)
1)狭心症の分類
2)薬物の種類と特徴
3)歯科治療上の注意
3 抗不整脈薬(西川殷維)
1)第I群(Na+チャネル拮抗薬)
2)第II群(β遮断薬)
3)第III群(再分極遅延薬)
4)第IV群(Ca2+拮抗薬)
4 心不全治療薬(佐藤友昭・西川殷維)
1)強心薬
5 利尿薬(西川殷維)
1)腎臓の生理的機能
2)定義
3)浸透圧利尿薬
4)炭酸脱水酵素阻害薬
5)チアジド系利尿薬およびその近縁利尿薬
6)ループ利尿薬
7)カリウム保持性利尿薬
6 輸液(佐藤友昭)
1)電解質輸液
2)複合電解質輸液
3)栄養輸液
4)膠質浸透圧輸液
5)アシドーシス治療薬
第10章 神経系疾患治療薬
1 全身麻酔薬(河原道夫・入舩正浩)
1)麻酔深度
2)全身麻酔薬の作用機序
3)吸入麻酔薬
4)静脈麻酔薬
5)神経遮断性麻酔
6)呼吸促進薬
7)麻酔前投薬
2 筋弛緩薬(河原道夫・入舩正浩)
1)神経筋接合部の解剖および筋収縮の生理的機序
2)神経筋接合部遮断薬
3)その他
3 精神疾患治療薬(越川憲明)
1)統合失調症治療薬
2)抗不安薬
4 睡眠薬,鎮静薬(川口充)
1)睡眠と不眠
2)ベンゾジアゼピン系睡眠薬
3)バルビツール酸系睡眠薬
4)その他
5 抗痙攣薬(越川憲明)
1)痙攣発作の型
2)バルビツール酸誘導体
3)ヒダントイン誘導体
4)サクシニミド誘導体
5)オキサゾリジンジオン誘導体
6)ベンゾジアゼピン誘導体
7)その他
6 躁うつ病治療薬(越川憲明)
1)抗うつ薬
2)抗躁薬
7 パーキンソン病治療薬(北山滋雄)
1)レボドパ
8 日常生活で頻用される化合物(北山滋雄)
1)カフェイン
2)エタノール
9 社会的に問題となる化合物(北山滋雄)
1)ニコチン
2)コカイン,アンフェタミン類
3)幻覚薬
4)大 麻
5)フェンシクリジン
6)有機溶剤
第11章 抗悪性腫瘍薬(五十嵐治義)
1 悪性腫瘍と抗悪性腫瘍薬
2 細胞周期特異薬と非特異薬
3 副作用と耐性
4 抗悪性腫瘍薬の多剤併用と相互作用
5 各種の抗悪性腫瘍薬
1)アルキル化薬
2)代謝拮抗薬
3)抗腫瘍性抗生物質
第12章 免疫系関連薬(菊谷仁)
1 免疫担当細胞
1)B細胞
2)T細胞
3)NK細胞
4)単球・マクロファージ
5)抗原提示細胞
6)多核球と肥満細胞
2 免疫反応の成立とその調節
1)抗原認識とリンパ球の活性化
2)体液性免疫反応
3)細胞性免疫
3 各種の免疫系関連薬
1)免疫反応に促進的に作用する薬物
2)免疫反応に抑制的に作用する薬物
第13章 呼吸器系疾患治療薬(筒井健機)
1 気管支喘息治療薬
1)気管支喘息とは
2)気管支平滑筋弛緩薬
3)アレルギー反応抑制薬
4)その他
2 感冒治療薬
1)鎮咳薬
2)去痰薬
3)その他
第14章 消化器系疾患治療薬(木村智彦)
1 消化性潰瘍治療薬
1)攻撃因子抑制薬
2)防御因子増強薬
3)ヘリコバクター・ピロリ菌除菌薬
2 下痢・便秘治療薬
1)制瀉薬
2)下剤
3 膵炎治療薬
4 鎮痙薬
第15章 代謝系疾患治療薬
1 糖尿病治療薬(北村憲司)
1)糖尿病とは
2)糖尿病治療薬
2 痛風治療薬(佐藤友昭・西川殷維)
1)発作治療薬
2)高尿酸血症治療薬
3 脳梗塞,脳出血治療薬(西川殷維)
4 ビタミン(柏俣正典)
1)脂溶性ビタミン
2)水溶性ビタミン
5 重金属中毒薬および有機リン解毒薬(柏俣正典)
1)重金属中毒治療薬
2)有機リン解毒薬
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・図表一覧
・略語一覧








