やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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歯科衛生学シリーズ
歯科衛生研究

定価 3,850円 (本体 3,500円+税10%)
  • 総頁数:256頁 / カラー
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2026年1月
  • ISBN978-4-263-42643-2
  • 注文コード:426430

序文

『歯科衛生学シリーズ』の誕生ー監修にあたって
 全国歯科衛生士教育協議会が監修を行ってきた歯科衛生士養成のための教科書のタイトルを,2022年度より,従来の『最新歯科衛生士教本』から『歯科衛生学シリーズ』に変更させていただくことになりました.
 その背景には,全国歯科衛生士教育協議会の2021年5月の総会で承認された「歯科衛生学の体系化」という歯科衛生士の教育および業務に関する大きな改革案の公開があります.この報告では,「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するためのもの」を「歯科衛生」と定義し,この「歯科衛生」を理論と実践の両面から探求する学問が【歯科衛生学】であるとしました.【歯科衛生学】は基礎歯科衛生学・臨床歯科衛生学・社会歯科衛生学の3つの分野から構成されるとしています.
 また,これまでの教科書は『歯科衛生士教本』というような職種名がついたものであり,これではその職業の「業務マニュアル」を彷彿させると,看護分野など医療他職種からたびたび指摘されてきた経緯があります.さらに,現行の臨床系の教科書には「○○学」といった「学」の表記がないことから,歯科衛生士の教育には学問は必要ないのではと教育機関の講師の方から提言いただいたこともありました.
 「日本歯科衛生教育学会」など歯科衛生関連学会も設立され,教育年限も3年以上に引き上げられて,【歯科衛生学】の体系化も提案された今,自分自身の知識や経験が整理され,視野の広がりは臨床上の疑問を解くための指針ともなり,自分が実践してきた歯科保健・医療・福祉の正当性を検証することも可能となります.日常の身近な問題を見つけ,科学的思考によって自ら問題を解決する能力を養い,歯科衛生業務を展開していくことが,少子高齢化が続く令和の時代に求められています.
 全国歯科衛生士教育協議会では,2022年に『歯科衛生学教育コア・カリキュラム―教育内容ガイドライン―2022年度改訂版』を完成させ,その後,2025年3月には『歯科衛生学教育モデル・コア・カリキュラム―学士課程においてコアとなる歯科衛生実践能力の修得を目指した学修目標―』を策定しました.他の医療職種と同じ教育の展開を基盤として,予防を専門とする科学的な根拠に裏付けられた歯科衛生業務のあり方を新しい『歯科衛生学シリーズ』で養い,生活者の健康に寄与できる優れた歯科衛生士として社会に羽ばたいていただきたいと願っております.
 2026年1月
 一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会理事長
 合場千佳子


発刊の辞
 歯科衛生士の教育が始まり70年余の経過を経た歯科衛生士の役割は,急激な高齢化や歯科医療の需要の変化とともに医科歯科連携が求められ,医科疾患の重症化予防,例えば糖尿病や誤嚥性肺炎の予防など,う蝕や歯周病といった歯科疾患予防の範囲にとどまらず,全身の健康を見据えた口腔健康管理へとその範囲が拡大しています.
 日本政府は,経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」で,口腔の健康は全身の健康にもつながることから,生涯を通じた歯科健診の充実,入院患者や要介護者をはじめとする国民に対する口腔機能管理の推進,歯科口腔保健の充実や地域における医科歯科連携の構築,歯科保健医療の充実に取り組むなど,歯科関連事項を打ち出しており,2022年の現在においても継承されています.特に口腔衛生管理や口腔機能管理については,歯科口腔保健の充実,歯科医療専門職種間,医科歯科,介護・福祉関係機関との連携を推進し,歯科保健医療提供の構築と強化に取り組むことなどが明記され,徹底した予防投資や積極的な未病への介入が全身の健康につながることとして歯科衛生士の活躍が期待されています.
 歯科衛生士は,多くの医療系職種のなかでも予防を専門とする唯一の職種で,口腔疾患発症後はもちろんのこと,未病である健口のうちから介入することができ,予防から治療に至るまで,継続して人の生涯に寄り添うことができます.
 このような社会のニーズに対応するため歯科衛生学教育は,歯・口腔の歯科学に留まらず,保健・医療・福祉の広範囲にわたる知識を学ぶことが必要となってきました.
 歯科衛生学は「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するためのものを『歯科衛生』と定義し,この『歯科衛生』を理論と実践の両面から探求する学問が歯科衛生学である」と定義されます.そこで歯科衛生士の学問は「歯科衛生学」であると明確にするために,これまでの『歯科衛生士教本』,『新歯科衛生士教本』,『最新歯科衛生士教本』としてきた教本のタイトルを一新し,『歯科衛生学シリーズ』とすることになりました.
 歯科衛生士として求められる基本的な資質・能力を備えるため『歯科衛生学シリーズ』は,プロフェッショナルとしての歯科衛生学の知識と技能を身につけ,保健・医療・福祉の協働,歯科衛生の質と安全管理,社会において貢献できる歯科衛生士,科学的研究や生涯にわたり学ぶ姿勢を修得する教科書として発刊されました.これからの新たな歯科衛生学教育のために,本書が広く活用され,歯科衛生学の発展・推進に寄与することを願っています.
 本書の発刊にご執筆の労を賜った先生方はじめ,ご尽力いただいた医歯薬出版株式会社の皆様に厚く御礼申し上げ,発刊の辞といたします.
 2022年2月
 歯科衛生学シリーズ編集委員会
 高阪利美** 眞木吉信* 合場千佳子 石川裕子 犬飼順子
 遠藤圭子 片岡あい子 佐藤 聡 白鳥たかみ 末瀬一彦
 戸原 玄 畠中能子 前田健康 升井一朗 水上美樹
 森崎市治郎 山田小枝子 山根 瞳 吉田直美
 (**編集委員長,*副編集委員長,五十音順,2024年1月現在)


執筆の序
 『歯科衛生学シリーズ』として,初めて「歯科衛生研究」の教科書ができました.全国歯科衛生士教育協議会は2021年に「歯科衛生学の体系化」を提案し,「口腔の健康を通して全身の健康の維持・増進をはかり,生活の質の向上に資するためのもの」を歯科衛生と定義し,この歯科衛生を理論と実践の両面から探究する学問が「歯科衛生学」であるとしました.その後,2022年3月には,全国歯科衛生士教育協議会が作成した「歯科衛生学教育コア・カリキュラム-教育内容ガイドライン-」(2022年度改訂版)に,「EBMに基づいた科学的な判断のできる歯科衛生士の養成」を目的として,専門分野の最後に「G.歯科衛生学研究」が設けられ,「保健・医療・福祉に携わる者のアイデンティティである,歯科衛生学研究への理解や実践を通じて,対象者および集団に対して適切な歯科衛生を提供するための課題発見・解決の手段を学修する」と位置づけたところです.
 さらに2025年3月には,文部科学省に対して,4年制大学および短期大学を対象とした学士課程の「歯科衛生学モデル・コア・カリキュラム」を作成し,第2章 学修の目標に「F.歯科衛生学研究」を設け,歯科衛生研究における倫理的な配慮と歯科衛生研究を通じた真理の探究を実践することとした教育カリキュラムを提出しました.
 しかしながら,2022年3月に改定された最新の「歯科衛生士国家試験出題基準」には「歯科衛生研究」の項目は見当たらないため,『歯科衛生学シリーズ』という教科書のなかにあっても,教育する必要が本当にあるのか疑問に思っている教員も多くいらっしゃるのではないでしょうか.実際,養成校の教員自体も研究に関する教育を受けてこなかった人がほとんどです.
 歯科医師養成の歯学部教育カリキュラムにも記載がない歯科衛生に関する研究を誰がどのように教育するのか,さらには,この教科書のすべての項目を教える必要があるのか等,迷いや疑問は多々あることでしょう.ただし,医療に携わる者として,近い将来,対象者である患者や疾病のリスクを持つ集団に対して,治療処置のみならず健康増進を目指した適切な歯科衛生を提供する義務が生じてきます.そのときのために,問題(課題)をみつけたときの解決のステップを事前に学修しておくことは不可欠です.国家試験への出題の有無に関わらず,医療者としての「研究力」をはぐくむ「歯科衛生研究」という観点から,教科書のすべての項目を教えるというよりは,教える側が必要と思う項目を選択して解説して下さい.前述の通り,「研究」は保健・医療・福祉に携わる者のidentityです.
 本書の執筆にあたっては,歯科医学関連学会に所属し,実際に研究論文を著わし,研究指導をなされてきた多くの先生方にお世話になりました.感謝に堪えません.
 2025年12月
 編集委員 眞木吉信

目次

 序章 医療者としての「研究力」をはぐくむ歯科衛生研究
  (1)-なぜ医療者には「調べること・研究・リサーチマインド」が必要なのか―疑いから生まれる想像力
  (2)-日常臨床の問題(課題)発見・問題解決の楽しさを知ろう
  (3)-レポートと研究の違い
  (4)-歯科衛生学の教育カリキュラムへの「歯科衛生学研究」の導入
I編 歯科衛生研究の基礎
 1章 歯科衛生研究とは
  (1)-歯科衛生研究の定義・目的と方法・意義
   1.研究の定義―「調査」と「研究」の違い
   2.研究とは何か―問題発見と問題解決の糸口
   3.歯科衛生研究の実際
   4.研究の目的と方法
   5.研究の手順
   6.研究の意義
  (2)-歯科衛生実践と歯科衛生研究の特徴と役割
   1.歯科衛生士としての実践から研究へ
   2.歯科衛生士の臨床と研究の関係
    Clinical Point 歯科衛生実践で生じた疑問が研究につながった例
   3.歯科衛生実践とリサーチマインド
  (3)-PDCAサイクルとEBM
   1.問題は自分で解決する
   2.PDCAサイクルを問題解決と知識・技術の向上に
    1)PDCAサイクルとは
    2)問題解決の質を高めるために
    3)研究をしてサイクルを回す
   3.最適な医療のためのEvidence Based Medicine
    1)EBMという考え方
    2)EBMのプロセス
  (4)-日本の歯科衛生研究の発展と期待
   1.歯科衛生研究の発展
    1)歴史的背景
    2)国際歯科衛生連盟(IFDH)と歯科衛生研究の国際的発展
   2.歯科衛生研究と歯科衛生士による学術活動への期待
    1)歯科衛生研究の変遷
    2)社会から求められる歯科衛生士と学術活動
 2章 臨床の疑問と歯科衛生研究
  (1)-クリニカル・クエスチョンとリサーチ・クエスチョン
    1)クリニカル・クエスチョン
    2)リサーチ・クエスチョン
  (2)-リサーチ・クエスチョンの種類
    1)実際に何が起こっているかを知りたい
    2)介入の効果はあるか
    Coffee break 研究テーマをみつけるヒント
    3)評価方法は有効か
  (3)-クリニカル・クエスチョンからリサーチ・クエスチョンへ転換するプロセス
    1)P(Patients,Participants,Population)
    2)I(Intervention)/E(Exposure)
    3)C(Comparison)
    4)O(Outcome)
  (4)-文献検索,文献レビュー
    1)文献検索,文献レビューが必要な理由
    2)文献レビューの意義
  (5)-PICO・PECOの具体化
  (6)-FINERの基準
    1)実現可能性(Feasible)
    2)科学的興味深さ(Interesting)
    3)新規性(Novel)
    Coffee break 研究での見切り発車はあり?なし?
    4)倫理性(Ethical)
    5)社会的な必要性(Relevant)
 3章 研究情報を知るための文献検索
  (1)-歯科衛生研究に必要な情報とは
   1.歯科衛生士に必要な情報と情報源
   2.情報と情報リテラシー
  (2)-情報をどのように収集するか
   1.図書館
   2.文献データベース
    1)キーワードの設定
    2)シソーラス
  (3)-文献とは
   1.学術論文の種類
    1)原著論文
    2)総説(レビュー論文)
    3)レター論文
    4)調査報告
    5)事例報告
   2.一次資料と二次資料
  (4)-研究文献の検索・読みこなし・整理
    1)文献の選択
    2)論文の読解
    3)文献の整理
  (5)-統計資料をどう活用するか
  (6)-診療ガイドライン
  演習 文献を検索してみよう!
 4章 研究デザイン
  (1)-研究デザインの種類
   1.研究デザインの分類方法
    1)国内外の公的機関による分類
    2)時間軸による分類
    3)用いるデータの種別による分類
    4)エビデンスレベルによる分類
    Coffee break ナイチンゲールと統計
  (2)-疫学研究
   1.疫学研究とは
   2.疫学研究の方法
    1)観察研究
    2)介入研究
    3)介入研究の統計学的手法による分類
  (3)-事例研究
  (4)-実験研究
   1.実験研究とは何か
   2.実験研究の特徴
   3.ランダム化比較試験の有効性と課題
   4.基礎研究とは
    1)in vitro実験
    2)in vivo実験
   5.実験研究の進め方
   6.実験過程の記録の重要性
   7.歯科衛生士における実験研究の応用
  (5)-尺度開発
   1.患者報告アウトカム
   2.尺度開発の手続き
    1)尺度開発の必要性の検討
    Coffee break 論文抄読会・プログレスミーティングのすすめ
    2)構成概念の検討
    3)予備調査の実施:予備尺度の作成と内容妥当性の検討
    4)調査の実施
    5)信頼性の検証
    6)妥当性の検証
 5章 歯科衛生研究における倫理
  (1)-研究における倫理的配慮
    1)研究倫理とは何か
    2)なぜ研究倫理が重要なのか
    3)人を対象とする歯科衛生研究における倫理の特別な重要性
    4)研究倫理を遵守している研究が信頼性を高める理由
  (2)-研究倫理の歴史
  (3)-研究倫理の三原則
  (4)-研究倫理を守るための指針と制度
    1)わが国における研究倫理に関連する具体的な指針や規定
    2)人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針や臨床研究法に掲げられる基本方針
    3)利益相反
  (5)-研究倫理を守るための具体的な配慮
    1)研究におけるインフォームド・コンセント
    2)プライバシーと個人情報の保護
  (6)-研究倫理審査委員会の役割
  (7)-歯科衛生研究の倫理を守るために
  演習 研究倫理について考えてみよう!
II編 歯科衛生研究の実践
 1章 研究計画の立案
  (1)-研究計画の立案
   1.研究計画立案の意義
   2.研究計画立案の手順
    1)クリニカル・クエスチョンの収集からリサーチ・クエスチョンの検討
    2)文献検索
    3)リサーチ・クエスチョンの決定
    4)研究デザインの選択
    5)研究方法の検討
    6)研究倫理への配慮
  (2)-研究計画書の作成
   1.研究計画書とは
   2.研究計画書の書き方
    1)研究タイトル(題名)の決定
    2)緒言
    3)研究方法
    4)倫理的配慮
    5)参考文献
    6)その他の資料
 2章 データの収集
  (1)-データとは
   1.データとは何か
   2.一次データと二次データ
    1)一次データ
    2)二次データ
   3.データ収集前に考えること
  (2)-母集団と標本の抽出
   1.母集団と研究対象集団
   2.選択基準と除外基準
    1)選択基準
    2)除外基準
   3.サンプリングの方法
    1)母集団と標本
    2)標本の抽出方法
   4.サンプルサイズ
  (3)-データの収集法
   1.データの収集法と特徴
   2.質問紙調査(アンケート調査)
    1)アンケート調査の流れ
    2)アンケートの構成
    3)質問項目の作成
    4)質問項目作成時のチェックリスト
   3.測定データの収集
  (4)-研究で生じるバイアス
    1)真の関連と偽の関連
    2)偶然誤差と系統誤差(バイアス)
    3)選択バイアスと情報バイアス
  (5)-データの整理・集計
   1.データの種類
    1)連続変数(尺度)
    2)カテゴリー変数(尺度)
   2.データの入力と整理
    1)データ入力の準備
    2)データ入力時の注意点
    3)データクリーニング
  演習 質問項目の作成・データ収集の実際
 3章 データの分析
  (1)-量的研究のデータ分析
   1.データの分類と変数
   2.データ分析の手順
    1)単変量解析(1変数の解析)
    2)2変量解析(2変数の解析)
    3)多変量解析(多変数の解析)
  (2)-統計的分析―推定と検定
   1.推定
    1)点推定
    2)区間推定
   2.検定(仮説検定)
   3.データ分析方法の選択
   4.統計解析ソフトウェアの利用
  演習 データ分析の実際
   1.データの要約
    1)名義変数のデータの要約
    2)連続変数のデータの要約
   2.独立した2群間の連続変数の比較
    1)t検定(2群間の平均値の比較):パラメトリック検定
    2)Mann-Whitney U検定(2群間の比較):ノンパラメトリック検定
   3.対応のある2群間の連続変数の比較
    1)対応のあるt検定(対応のある2群間の平均値の比較):パラメトリック検定
    2)Wilcoxonの符号付順位和検定(対応のある2群間の比較):ノンパラメトリック検定
   4.独立した3群以上の間の連続変数の比較
    1)一次元配置分散分析(3群以上の間の平均値の比較):パラメトリック検定
    2)Kruskal-Wallis検定(3群以上の間の比較):ノンパラメトリック検定
   5.2つの連続変数の相関分析(相関係数の検定)
    1)Pearsonの積率相関係数:パラメトリック検定
    2)Spearmanの順位相関係数:ノンパラメトリック検定
   6.独立した2群(名義変数)の比率の比較(Fisherの正確検定・カイ二乗検定)
   7.ロジスティック回帰分析
   参考:Excelによるデータ分析
    1)F検定
    2)t検定
    3)対応のあるt検定
    4)一元配置分散分析
    5)Pearsonの積率相関係数
    6)カイ二乗検定
 4章 図表の作成
  (1)-解析データを図表に表す意義
  (2)-図表作成のポイント
   1.表の作成
    1)Excelを用いた表の作成手順
   2.適切な図の選定と作成
    1)縦棒グラフ・横棒グラフ
    2)ヒストグラム(度数分布図)
    3)帯グラフ・積み上げ棒グラフ
    4)折れ線グラフ
    5)円グラフ(パイチャート)
    6)散布図
    7)箱ひげ図
  演習 箱ひげ図を作成してみよう!
III編 研究成果を伝える
 1章 学内・院内・学会発表
  (1)-研究成果を公表する意義
  (2)-研究成果公表の流れ
  (3)-研究成果のまとめかた
   1.研究の背景の書き方
   2.研究目的の書き方
   3.研究方法の書き方
   4.研究結果の書き方
    1)研究結果の内容・構成
    2)研究結果を書く際の注意点
   5.考察の書き方
    1)考察の構成
    2)考察を書く際の注意点
  (4)-研究成果の発表
    1)学内発表
    2)院内発表
    3)学会発表
  (5)-学会発表
   1.学会とは
   2.学会の選択
   3.学会発表の流れ
    1)抄録の作成
    2)発表の形式
    3)質疑応答
    4)オーサーシップ
   4.学会発表時の注意
 2章 研究論文の作成・投稿
  (1)-論文発表の意義
   1.論文とは
   2.学会発表と論文発表の違い
   3.論文発表の意義
  (2)-論文原稿の作成
   1.論文の分類
   2.論文の基本構成
   3.論文作成のステップ
  (3)-論文投稿の手続き
   1.投稿先の選定
   2.投稿準備
   3.投稿システムの利用と手順
   4.査読プロセスと投稿者の対応
  演習 研究論文を作成しよう!
IV編 質的研究
 1章 質的研究とは
  (1)-質的研究が得意とする領域
  (2)-質的研究の特徴
  (3)-質的研究の積み重ね
  (4)-さまざまな質的研究
    1)グラウンデッド・セオリー・アプローチの特徴
    2)エスノグラフィーの特徴
    3)ライフストーリーの特徴
    4)SCATの特徴
    5)テキストマイニングの特徴
 2章 質的データの収集
  (1)-研究方法の選択
  (2)-聞き取り調査
    1)1対1の聞き取り調査とフォーカス・グループ・インタビュー
    2)インフォーマントの選択
    3)データの収集方法
    4)面接方法
  (3)-聞き取り調査の準備
    1)フェースシート
    2)インタビューガイド
  (4)-聞き取り調査の進め方
  (5)-インフォーマントの個人情報の保護
 3章 質的データの分析
  (1)-グラウンデッド・セオリー・アプローチの分析方法
  (2)-グラウンデッド・セオリー・アプローチの分析の手順
    1)録音データの文字化(逐語録の作成)
    2)コード名を付ける(コーディング)
    3)カテゴリーを作る
    4)カテゴリーの関連を検討する
    5)中核カテゴリーと他のカテゴリーを関連付ける
 4章 質的研究の論文作成
  (1)-ストーリーラインを書く
  (2)-研究方法の書き方
    1)研究対象者
    2)研究方法
    3)分析方法
    4)倫理的配慮
  (3)-結果の書き方
  (4)-考察の書き方
V編 「研究力」を活かすための問題解決型アプローチ
 1章 事例報告と事例研究の進め方
  (1)-事例報告および事例研究とは
  (2)-事例報告
   1.事例報告の意義と目的
   2.事例報告の進め方
    1)構成
  (3)-事例研究
   1.事例研究の意義と目的
   2.事例研究の進め方
 2章 文献レビューの進め方
   1.文献レビューとは
   2.文献レビューの分類
    1)ナラティブレビュー
    2)スコーピングレビュー
    3)システマティックレビュー
   3.スコーピングレビューの方法
    1)レビュー・クエスチョン(リサーチ・クエスチョン)の決定
    2)データベースの検索
    3)プロトコルの作成と登録
    4)文献の選択
    5)データ抽出
    6)結果の収集,要約,報告
    7)レビューの考察
    8)結果の発表

 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編著者略歴】
眞木吉信【まきよしのぶ】
 1978年 東京歯科大学卒業
 1990年 東京歯科大学助教授
 2002年 東京歯科大学教授
 2019年 東京歯科大学名誉教授

石川裕子【いしかわゆうこ】
 1984年 広島大学歯学部附属歯科衛生士学校卒業
 1999年 日本女子大学家政学部(通信教育課程)食物学科卒業
 2002年 広島女学院大学大学院人間生活学研究科修了
 2009年 新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学専攻修了
 2013年 新潟大学大学院医歯学総合研究科准教授
 2016年 九州看護福祉大学看護福祉学部口腔保健学科教授
 2018年 千葉県立保健医療大学健康科学部歯科衛生学科教授(~2024年)

犬飼順子【いぬかいじゅんこ】
 1992年 岡山大学歯学部歯学科卒業
 1996年 愛知学院大学大学院歯学研究科卒業
 2003年 愛知学院大学歯学部講師
 2006年 愛知学院大学短期大学部歯科衛生学科助教授
 2007年 愛知学院大学短期大学部歯科衛生学科准教授
 2014年 愛知学院大学短期大学部歯科衛生学科教授

小原由紀【おはらゆき】
 1998年 東京医科歯科大学歯学部附属歯科衛生士学校卒業
 2008年 東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科卒業
 2010年 首都大学東京大学院人間健康科学研究科修了
 2014年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了
     東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科講師
 2019年 東京都健康長寿医療センター研究所専門副部長
 2024年 宮城高等歯科衛生士学院教務主任

吉田直美【よしだなおみ】
 1982年 東京医科歯科大学歯学部附属歯科衛生士学校卒業
 1992年 東京理科大学理学部第二部化学科卒業
 1998年 東京都立大学都市科学研究科修士課程修了
 2003年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了
 2004年 東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科講師
 2009年 千葉県立保健医療大学健康科学部歯科衛生学科教授
 2015年 日本歯科衛生学会会長(~2021年)
 2017年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯理工保健学専攻教授
 2021年 公益社団法人日本歯科衛生士会会長(~2025年)
 2024年 東京科学大学大学院医歯学総合研究科生命理工医療科学専攻教授

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