やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

序文
 本書は,『柔道整復師国家試験必修問題対策 必修強化書 秘密の勝負テキスト&問題集』の姉妹書です.専門基礎分野における臨床医学系科目(外科学概論・リハビリテーション医学)の出題内容を分析し,重要ポイントをまとめ,一問一答形式および多肢選択問題にて国家試験に対応できる“解答力”を強化するためのテキスト&問題集です.
 柔道整復師国家試験には臨床医学系科目として「リハビリテーション医学,一般臨床医学,外科学概論,整形外科学」がありますが,それぞれ専門性が高く,解剖学や生理学等の基礎医学系科目の理解が浅い学生諸氏にとっては難解な科目であり,国家試験受験におけるウィークポイントの一つとなっていることと推察いたします.そこで本書は,「国家試験対策として過去問題を解いているけど,解説を読んでも今ひとつ理解が深まらない」という学生を想定して,(1)各疾患における出題の要点をテキストで学修し,(2)学修の理解度を「確認問題」で自己評価して学修を振り返り,(3)オリジナル問題集の問題を解き,解説(解法の決め手)にて“解答力”を強化する,という学修プロセスに基づいて設計しております.
 本書の特長は以下の通りです.
 1.効率よく学修を進めるために,各単元の冒頭に「出題傾向」として頻出箇所を表で明示しました.さらに「出題のツボ」として頻出箇所の要点を箇条書きでまとめました.
 2.各単元の理解度を確認するために全315問の一問一答式の問題を作成しました(間違った問題や理解が不足していると思う箇所があればにチェックを入れ,定期的に確認しましょう).
 3.系統的に学修した知識をさらに強化するために,全110問の多肢選択問題を作成しました.
 4.確認問題や問題集の解説を読むことで,各疾患の特徴が「わかる・解ける」ようになるよう解説(解法の決め手)を詳述しました.
 5.「出題のツボ(頻出箇所の要点)」に関する情報を,イラストを活用することでより効果的に伝えるため,「イラストで学ぶ!出題のツボ」を掲載しました.
 ウィークポイント強化は国家試験合格を左右する重要な要素です.まずは過去問題や模擬試験等の結果から,どの問題(単元)の理解が浅いのか(何がわからないのか)を自己分析し,言語化(問題点の抽出)しましょう.その問題点を解決するために本書のテキストで重点的に学修し,一問一答形式および多肢選択問題を解き,解説にて各選択肢の正誤の理由を確認しましょう.後日,模擬試験等で似たような選択肢に遭遇したときや消去法を用いるとき,この学修方法の積み重ねが必ず役に立ちます.他の選択肢がなぜ間違っているのかを確認する習慣は,スコアアップに不可欠です.とは言え,難解な科目であるため,スコアアップには時間が必要です.間違えた個所をチェックしておき定期的に見直すことや,知識を仲間へアウトプットすることも知識の定着にプラスとなるはずです.本書が学生諸氏の学修の効率と成果向上に貢献できることを願って止みません.
 最後になりましたが,本書の企画から上梓までご尽力いただきました医歯薬出版株式会社の各位に謹んで感謝の意を表します.
 2026(令和8)年8月
 大橋 淳
テキスト編
 外科学概論
  1 炎症と外科感染症
   1.炎症
   2.外科感染症
   3.外科感染症の治療
  2 ショック
   1.循環血液量減少性ショック
   2.心原性ショック
   3.血液分布異常性ショック
   4.閉塞性ショック
  3 損傷
   1.損傷
    A.創傷
    B.熱傷
    C.凍傷
    D.その他の損傷
  4 輸血・輸液
   1.輸血
   2.輸液
  5 滅菌法と消毒法
   1.定義と必要性
   2.消毒
   3.滅菌
  6 出血と止血
   1.出血
    A.外出血
    B.内出血
    C.止血法
  7 手術
   1.分類
   2.術式
  8 腫瘍
   1.診断
   2.治療
  9 心肺蘇生法
   1.心肺蘇生法
  10 麻酔
   1.麻酔の種類
   2.術前患者管理
  11 移植
   1.種類
   2.臓器移植
   3.問題点
   4.脳死判定
  12 腹部外傷(救急法)
   1.腹壁の損傷
   2.腹腔内臓器の損傷
  13 脳卒中(救急法)
   1.脳出血
   2.脳梗塞
   3.脳卒中の救急処置
  14 胸部外傷(救急法)
   1.胸壁の損傷
   2.気管・気管支・肺の損傷
   3.縦隔内損傷
  15 頭部・顔面部外傷(救急法)
   1.頭部外傷
   2.顔面部外傷
 リハビリテーション医学
  1 概論
   1.リハビリテーションの理念
   2.リハビリテーションの対象と障害者の実態
   3.障害の階層とアプローチ
  2 リハビリテーション医学の評価と診断
   1.ADLの評価
   2.心理的評価
   3.認知症の評価
   4.電気生理学的検査
   5.画像診断
   6.運動失調
  3 リハビリテーション医学の基礎医学
   1.障害学
    A.失語症
    B.失認症
    C.失行症
    D.脳外傷による高次脳機能障害
   2.治療学
  4 リハビリテーション治療技術
   1.理学療法
    A.温熱療法
    B.寒冷療法
    C.電気刺激療法
    D.水治療法
    E.牽引療法
   2.作業療法
   3.補装具
  5 リハビリテーションの実際
   1.脳卒中
    A.急性期
    B.回復期
    C.維持期
   2.パーキンソン病
  6 高齢者のリハビリテーション
   1.平均寿命と健康寿命
   2.フレイル
   3.高齢者の自立支援
   4.機能訓練指導員
   5.社会福祉(介護保険等)
イラストで学ぶ! 出題のツボ
 外科学概論
  1 炎症と外科感染症
  2 ショック
  3 損傷
  4 輸血・輸液
  5 滅菌法と消毒法
  6 出血と止血
  7 手術
  8 腫瘍
  9 心肺蘇生法
  10 麻酔
  11 移植
  12 腹部外傷(救急法)
  13 脳卒中(救急法)
  14 胸部外傷(救急法)
  15 頭部・顔面部外傷(救急法)
 リハビリテーション医学
  1 概論
  2 リハビリテーション医学の評価と診断
  3 リハビリテーション医学の基礎医学
  4 リハビリテーション治療技術
  5 リハビリテーションの実際
  6 高齢者のリハビリテーション
問題編
 外科学概論
  1 炎症と外科感染症
  2 ショック
  3 損傷
  4 輸血・輸液
  5 滅菌法と消毒法
  6 出血と止血
  7 手術
  8 腫瘍
  9 心肺蘇生法
  10 麻酔
  11 移植
  12 腹部外傷(救急法)
  13 脳卒中(救急法)
  14 胸部外傷(救急法)
  15 頭部・顔面部外傷(救急法)
 リハビリテーション医学
  1 概論
  2 リハビリテーション医学の評価と診断
  3 リハビリテーション医学の基礎医学
  4 リハビリテーション治療技術
  5 リハビリテーションの実際
  6 高齢者のリハビリテーション
解答・解説編
 外科学概論
  1 炎症と外科感染症
  2 ショック
  3 損傷
  4 輸血・輸液
  5 滅菌法と消毒法
  6 出血と止血
  7 手術
  8 腫瘍
  9 心肺蘇生法
  10 麻酔
  11 移植
  12 腹部外傷(救急法)
  13 脳卒中(救急法)
  14 胸部外傷(救急法)
  15 頭部・顔面部外傷(救急法)
 リハビリテーション医学
  1 概論
  2 リハビリテーション医学の評価と診断
  3 リハビリテーション医学の基礎医学
  4 リハビリテーション治療技術
  5 リハビリテーションの実際
  6 高齢者のリハビリテーション

 索引