第3版の序
本書は,1988年に『エッセンシャル産婦人科学』として第1版が出版され,その後,1996年に『エッセンシャル産科学・婦人科学(第2版)』と改訂・改題された.初版以来,実に16年間の長きにわたり幾度となく増刷を重ね,わが国の産婦人科学テキストの中でも厚い信頼と評価を得てきたことは,本書の編集者として大きな喜びである.
日進月歩の医学の進歩に着実に呼応して,その内容を常に改変しながら医学教育の第一線に役立っていくことはテキストとしての使命であるが,本版の改訂にあたっては最近の新しい医学教育の動向を意識して,コアカリキュラムを包含し,また,近年の臨床医学の目標でもあるevidence-based medicine(EBM)を満たす内容で,学生諸君の臨床実習の場で役立っていくことを目的とした.
さらに,初版以来支持をいただいている構成を残しながら,新たに導入された臨床研修の中でいかにして産婦人科学をマスターしていくかということが十分に配慮された内容であり,新しい項目も多く追加され,より充実した現代産婦人科学のテキストとして自信をもって世に送ることができたと確信している.従来のA 5判からB5判へと大きくなってイラストなどもより見やすくなり,新しいレイアウトにより,さらに情報が整理され理解しやすくなったものと思う.
また,この第3版においては,第2版の編者である池ノ上克,鈴木秋悦,髙山雅臣,廣井正彦に,新進気鋭の豊田長康,八重樫伸生が加わり,より広い視野の下で執筆者の選択が行われ,書名も『NEWエッセンシャル産科学・婦人科学(第3版)』となり,新しいスタートを切ることとなった.
欧米の著名なテキストをみると,常に改訂・改変を重ね,教育内容を進化させていくことを目標としているのが明白であるが,本書もこれらに負けることなく,世界に通じるテキストとして進化していくことを念願している.
テキストが臨床バイブルとして学生諸君に与えられるという時代は終わった.今後は教育を受ける側の意見も集約加味されて,編者と共にテキストが改変されていくことを願っている.なお,第3版への改訂にあたり,既版の図・表の一部を引き続き活用させていただいたことと,ご執筆をいただいた諸先生に感謝するとともに,ご指導をいただいた森憲正先生,秋谷清先生(故)に編者一同深謝申し上げます.
2004年6月 編者
改訂・改題の序
1988年3月に出版された『エッセンシャル産婦人科学』第1版は,幸いにして,多くの教職員の先生がたならびに学生諸君のご愛用を得て,わが国の産婦人科学テキストとしては異例の重版を重ね,エッセンシャルシリーズの一巻としての責を果たすことができたことは,編・著者一同の望外の喜びである.
しかし,日進月歩の現代医学の進歩のなかにあって,医学教育の羅針盤ともなるテキストこそ,新たな改訂を必要とされるもので,初版以来,新たなる版のための構想が練られてきた.
幸いにして,今度,初版の優れた特色を十分に残しながら,書名も『エッセンシャル産科学・婦人科学』と改名し,池ノ上克,高山雅臣,鈴木秋悦,広井正彦の編者で,新しい内容についての度重なる討議を経て新しく20余名の執筆者に参画を願い,文字通りエッセンシャルなテキストを完成することができた.
本書が初版にもまして,さらに多くの読者の愛用を願うものであるが,息の長いテキストとして,産科学・婦人科学の教育のために役立つことを切望する.
なお,改訂にあたり,第1版の図・表を一部活用させていただいたこと,ご多忙のなかでご執筆をいただいた諸先生に感謝するとともに,ご指導をいただいた森憲正先生,秋谷清先生(故)に編者一同感謝申し上げます.
1996年3月 編者
序
産婦人科学のテキストブックとしては,国内外を問わず,非常に優れたものが発行されており,その中のいくつかは,既に名著としての評価を得て版を重ねているが,この度,その名著といわれるテキストブックの仲間入りを期待しつつ,「エッセンシャルシリーズ」の一冊として,本書を学生諸君の前に献上する運びとなった.
最近の産婦人科学の動向として,産婦人科領域を生殖・内分泌学,腫瘍学,周産期学の3つの分野に区分して考えることが一般的となっている.その中でも生殖・内分泌学の進歩は目覚ましいものがあり,臨床的な数々の新しい試みに伴って,従来から不明とされてきた種々の生命現象が解明されてきており,欧米の教科書も続々と改変されてきているのが現状である.
われわれ編者一同このような時代の流れに沿い,かつ学生諸君が求めているものに標準をあわせた教科書をと構想を練った.本書では第一に教育システムの実情に合わせ,また医学生が安心して学習できるように,医師国家試験のガイドラインを基本的な骨組みとし,その中の項目はもれなく網羅するよう構成した.なお,臨床的には上記の3つの分野に分けたほうが理解しやすいことを頭に入れて学習を進めてほしい.
第二に執筆は臨床の第一線で活躍中の,しかも実際に学生諸君を指導している教師陣にお願いした.また項目によっては他科の専門家にもご協力いただいた.したがって最新の進歩を豊富に入れて,現代の医学生としての必須知識を提供しているばかりでなく,卒後の研修医,実地の臨床家にも十分読みごたえのある内容となっている.
さらに記載は出来る限り平易とし,図表,イラストを多用し,またカラー,2色刷を駆使することで,これまでにない理解しやすい親しみのもてるテキストブックを目指した.
かなり欲張りな意図をもちながら,ようやく上梓することができたが,本書がさらに版を重ねて,Essentials of Obstetrics and Gynecology,すなわちEOGとして成長していくことを強く願っている.また,読者各位が本書に対しての忌憚のない意見を寄せられることを祈ってやまない.
1988年3月 編者
本書は,1988年に『エッセンシャル産婦人科学』として第1版が出版され,その後,1996年に『エッセンシャル産科学・婦人科学(第2版)』と改訂・改題された.初版以来,実に16年間の長きにわたり幾度となく増刷を重ね,わが国の産婦人科学テキストの中でも厚い信頼と評価を得てきたことは,本書の編集者として大きな喜びである.
日進月歩の医学の進歩に着実に呼応して,その内容を常に改変しながら医学教育の第一線に役立っていくことはテキストとしての使命であるが,本版の改訂にあたっては最近の新しい医学教育の動向を意識して,コアカリキュラムを包含し,また,近年の臨床医学の目標でもあるevidence-based medicine(EBM)を満たす内容で,学生諸君の臨床実習の場で役立っていくことを目的とした.
さらに,初版以来支持をいただいている構成を残しながら,新たに導入された臨床研修の中でいかにして産婦人科学をマスターしていくかということが十分に配慮された内容であり,新しい項目も多く追加され,より充実した現代産婦人科学のテキストとして自信をもって世に送ることができたと確信している.従来のA 5判からB5判へと大きくなってイラストなどもより見やすくなり,新しいレイアウトにより,さらに情報が整理され理解しやすくなったものと思う.
また,この第3版においては,第2版の編者である池ノ上克,鈴木秋悦,髙山雅臣,廣井正彦に,新進気鋭の豊田長康,八重樫伸生が加わり,より広い視野の下で執筆者の選択が行われ,書名も『NEWエッセンシャル産科学・婦人科学(第3版)』となり,新しいスタートを切ることとなった.
欧米の著名なテキストをみると,常に改訂・改変を重ね,教育内容を進化させていくことを目標としているのが明白であるが,本書もこれらに負けることなく,世界に通じるテキストとして進化していくことを念願している.
テキストが臨床バイブルとして学生諸君に与えられるという時代は終わった.今後は教育を受ける側の意見も集約加味されて,編者と共にテキストが改変されていくことを願っている.なお,第3版への改訂にあたり,既版の図・表の一部を引き続き活用させていただいたことと,ご執筆をいただいた諸先生に感謝するとともに,ご指導をいただいた森憲正先生,秋谷清先生(故)に編者一同深謝申し上げます.
2004年6月 編者
改訂・改題の序
1988年3月に出版された『エッセンシャル産婦人科学』第1版は,幸いにして,多くの教職員の先生がたならびに学生諸君のご愛用を得て,わが国の産婦人科学テキストとしては異例の重版を重ね,エッセンシャルシリーズの一巻としての責を果たすことができたことは,編・著者一同の望外の喜びである.
しかし,日進月歩の現代医学の進歩のなかにあって,医学教育の羅針盤ともなるテキストこそ,新たな改訂を必要とされるもので,初版以来,新たなる版のための構想が練られてきた.
幸いにして,今度,初版の優れた特色を十分に残しながら,書名も『エッセンシャル産科学・婦人科学』と改名し,池ノ上克,高山雅臣,鈴木秋悦,広井正彦の編者で,新しい内容についての度重なる討議を経て新しく20余名の執筆者に参画を願い,文字通りエッセンシャルなテキストを完成することができた.
本書が初版にもまして,さらに多くの読者の愛用を願うものであるが,息の長いテキストとして,産科学・婦人科学の教育のために役立つことを切望する.
なお,改訂にあたり,第1版の図・表を一部活用させていただいたこと,ご多忙のなかでご執筆をいただいた諸先生に感謝するとともに,ご指導をいただいた森憲正先生,秋谷清先生(故)に編者一同感謝申し上げます.
1996年3月 編者
序
産婦人科学のテキストブックとしては,国内外を問わず,非常に優れたものが発行されており,その中のいくつかは,既に名著としての評価を得て版を重ねているが,この度,その名著といわれるテキストブックの仲間入りを期待しつつ,「エッセンシャルシリーズ」の一冊として,本書を学生諸君の前に献上する運びとなった.
最近の産婦人科学の動向として,産婦人科領域を生殖・内分泌学,腫瘍学,周産期学の3つの分野に区分して考えることが一般的となっている.その中でも生殖・内分泌学の進歩は目覚ましいものがあり,臨床的な数々の新しい試みに伴って,従来から不明とされてきた種々の生命現象が解明されてきており,欧米の教科書も続々と改変されてきているのが現状である.
われわれ編者一同このような時代の流れに沿い,かつ学生諸君が求めているものに標準をあわせた教科書をと構想を練った.本書では第一に教育システムの実情に合わせ,また医学生が安心して学習できるように,医師国家試験のガイドラインを基本的な骨組みとし,その中の項目はもれなく網羅するよう構成した.なお,臨床的には上記の3つの分野に分けたほうが理解しやすいことを頭に入れて学習を進めてほしい.
第二に執筆は臨床の第一線で活躍中の,しかも実際に学生諸君を指導している教師陣にお願いした.また項目によっては他科の専門家にもご協力いただいた.したがって最新の進歩を豊富に入れて,現代の医学生としての必須知識を提供しているばかりでなく,卒後の研修医,実地の臨床家にも十分読みごたえのある内容となっている.
さらに記載は出来る限り平易とし,図表,イラストを多用し,またカラー,2色刷を駆使することで,これまでにない理解しやすい親しみのもてるテキストブックを目指した.
かなり欲張りな意図をもちながら,ようやく上梓することができたが,本書がさらに版を重ねて,Essentials of Obstetrics and Gynecology,すなわちEOGとして成長していくことを強く願っている.また,読者各位が本書に対しての忌憚のない意見を寄せられることを祈ってやまない.
1988年3月 編者
NEWエッセンシャル 産科学・婦人科学(第3版) 目次
執筆者一覧
第3版の序
改訂・改題の序
序
●I 産科学・婦人科学総論
1-解 剖
1 生殖腺・性器系の発生と分化
A-遺伝的性の決定(性分化ステージI)
B-始原生殖細胞の発生と移住
C-生殖腺の形成(性分化ステージII)
D-生殖路の形成(性分化ステージIII)
1.卵管-子宮-腟上部の発生
2.腟下部
3.外性器(腟前庭,小陰唇,大陰唇,陰核,恥丘)
E-生殖腺の下降
〔伊藤正裕〕
2 性器系の解剖学
A-外陰
B-腟
C-子宮
D-卵管
E-卵巣
F-骨盤骨
G-骨盤底
H-骨盤内への血液供給
I-リンパ系
J-神経系
K-乳房
L-視床下部
M-下垂体
〔玉舎輝彦〕
2-組 織
A-卵巣
B-卵管
C-子宮
D-腟
E-外陰部
F-乳房
G-下垂体
〔福原 健,藤井信吾〕
3-生 理
1 加齢による性機能の変化
A-幼児期
B-思春期
C-性成熟期
D-更年期
E-閉経後非生殖期(老年期)
〔石塚文平〕
2 性周期とその調節機構
A-卵巣-下垂体系
1.卵胞発育
B-排卵
C-卵の成熟
D-子宮内膜
E-月経
F-その他の性器の周期
4-産婦人科診察法
1 一般診察
A-問診
B-全身診察
2 婦人科診察法
A-視診
B-内診,双合診
C-直腸診
D-腟鏡診
E-ゾンデ診
F-Douglas窩穿刺
〔鈴木秋悦,北井啓勝〕
5-産婦人科検査法
1 婦人科内分泌検査法
A-基礎体温
B-腟細胞診
C-頚管粘液検査
D-子宮内膜組織診
E-染色体検査
F-ホルモン測定
G-ホルモン負荷テスト
〔石原 理〕
2 不妊症検査法
A-卵管疎通検査法
B-排卵時期の診断法
C-精液検査
D-精子-頚管粘液適合試験
〔星 和彦〕
3 組織診
A-子宮頚部の組織診
1.組織片の採取方法
2.各種病変の組織像
B-子宮内膜の組織診
1.組織片の採取方法
2.各種病変の組織像
4 細胞診
A-腫瘍細胞診
1.標本作製法
2.悪性細胞の特徴と判定法
3.子宮頚部病変の細胞診
4.子宮体部病変の細胞診
5.穿刺細胞診
B-内分泌細胞診
1.標本作製法
2.内分泌状態判定のためのインデックス
3.年齢による腟細胞像の推移
4.内分泌細胞診の臨床応用
〔野澤志朗,久布白兼行〕
5 内視鏡検査法
A-腟拡大鏡診(コルポスコピー)
1.方法
2.所見の分類
B-子宮鏡診(ヒステロスコピー)
1.方法
2.適応
3.子宮鏡所見
4.禁忌と合併症
C-腹腔鏡診(ラパロスコピー)
1.方法
2.適応
3.利点
4.禁忌と合併症
D-膀胱鏡診
1.方法
2.適応
3.禁忌
E-直腸鏡診
1.方法
2.適応
3.禁忌と合併症
〔宇田川康博,長谷川清志〕
6 放射線検査法
A-産科的骨盤撮影法
1.X線骨盤計測によるCPD診断
2.X線骨盤計測の適応
3.X線骨盤計測の実施時期
4.CPDの診断と診療方針
5.CTによる骨盤計測
B-胎児撮影法
1.単純撮影法
2.胎児撮影法
C-子宮卵管造影法
1.実施時期
2.HSGの実施法
3.読影所見
4.注意事項
D-腎盂造影法
1.造影剤の種類と副作用
2.造影剤の使用方法
3.腎盂造影法
E-骨盤内血管造影法
1.子宮動脈塞栓術
F-リンパ管造影法
G-シンチグラフィ
H-CTスキャン
1.CTの適応と禁忌
2.実施法
3.読影に必要な基礎知識
4.婦人科腫瘍のCT所見
7 MRI
1.実施法
2.読影に必要な基礎知識
3.読影所見
〔長田尚夫〕
8 超音波検査法
A-超音波断層法(産科)
1.妊娠初期における検査
2.妊娠中・末期における検査
〔深見武彦,石原楷輔〕
B-超音波断層法(婦人科)
1.目的
2.検査方法
3.子宮の観察と異常所見
4.卵巣の観察と異常所見
〔蝦名康彦,櫻木範明〕
C-ドプラ法
1.ドプラ法の種類
2.ドプラ法の活用
〔深見武彦,石原楷輔〕
9 胎児胎盤機能検査
A-内分泌・生化学的検査
1.ヒト絨毛性ゴナドトロピン
2.ヒト胎盤性ラクトーゲン
3.エストリオール
4.胎盤由来酵素
5.インスリン様成長因子結合蛋白-1
6.α-フェトプロテイン
B-生理学的検査
1.胎児発育度
2.胎児心拍モニタリング
3.バイオフィジカルプロファイルスコアリング
C-胎児肺成熟度
〔岩下光利〕
10 羊水診断法
A-羊水穿刺法
B-染色体分析
C-その他
11 臍帯穿刺
〔河村隆一,金山尚裕〕
12 分娩監視装置を用いた検査法
A-分娩監視装置
1.瞬時心拍数
2.胎児心拍数記録法
3.陣痛曲線
4.陣痛曲線の意義
B-胎児心拍数陣痛図
1.胎児心拍数図における基本事項
2.胎児心拍数の用語
3.胎児心拍数図波形の定義
4.胎児心拍数図上に出現する波形の意義
C-ノンストレステスト
D-コントラクションストレステスト
E-バイオフィジカルプロファイル
13 血液ガス分析
A-児頭採血
B-臍帯血
C-新生児採血
1.静脈血
2.動脈血
〔佐藤 章 〕
6-産婦人科症候論
A-性器出血
1.器質性性器出血
2.機能性子宮出血
B-月経異常
1.月経異常
2.無月経の分類
3.月経随伴症状の異常について
C-妊娠
1.出血
2.悪阻
3.下腹痛
4.前期破水
D-不妊
1.男性不妊症
2.女性不妊症
3.機能性不妊症
E-帯下,外陰掻痒症,外陰疼痛
1.帯下の増加するおもな疾患
2.外陰掻痒の原因となる疾患
3.外陰疼痛の原因となる疾患
F-下腹痛,腰痛
1.下腹痛
2.腰痛
G-腹部膨満
1.妊娠
2.腹部腫瘤
3.腹腔内液体貯留
4.脂肪過多
5.膀胱尿貯留
6.心因性腹部膨満
7.鼓腸をきたす疾患
〔鈴木秋悦,北井啓勝〕
H-腫瘤
1.産婦人科領域の腫瘤
2.正常妊娠
3.腹壁腫瘤
4.腹腔内の腫瘤
5.後腹膜腫瘤
I-子宮下垂,子宮脱
J-排尿障害
K-発熱
L-乳房痛,硬結,乳汁漏出症
M-多毛症(毛髪過多症)
N-不定愁訴
O-貧血
〔八重樫伸生〕
●II 婦人科学各論
1 月経異常
A-月経の開始・閉止時期の異常
1.月経開始時期の異常
2.月経閉止時期の異常
B-月経周期と月経量の異常
1.月経周期の異常
2.月経量の異常
3.月経持続期間の異常
C-無月経
1.原発無月経
2.続発無月経
3.無月経の治療的診断
4.無月経の重症度による分類と出血の誘発方法
D-月経随伴症状
1.月経困難症
2.月経前症候群(月経前緊張症)
E-機能性子宮出血
F-Sheehan症候群
G-乳汁漏出症
H-神経性食欲不振症
I-多嚢胞性卵巣症候群
〔倉智博久〕
2 性の分化,発育,成熟の異常
A-性の分化の異常
B-真性半陰陽
C-副腎性器症候群
D-非進行性の女性半陰陽
E-男性ホルモン不応症(精巣女性化症候群)
F-Turner症候群
G-Klinefelter症候群
H-その他
1.子宮奇形
2.Mayer-Rokitansky-Ku¨ster症候群
3.純粋型性腺形成不全症
I-早発思春期
J-遅発思春期
〔益本貴之,深谷孝夫〕
3 炎症
A-外陰炎
B-急性外陰潰瘍
C-Beh・et病
D-外陰ヘルペス
E-Bartholin腺炎
F-腟炎
1.小児腟炎
2.非特異性腟炎
3.トリコモナス腟炎
4.腟カンジダ症
5.Haemophilus vaginalis腟炎
6.老人性腟炎
G-子宮腟部びらん
H-子宮頚管炎
I-子宮内膜炎,子宮筋層炎
1.急性子宮内膜炎,子宮筋層内膜炎
2.慢性子宮内膜炎
3.老人性子宮内膜炎
J-子宮付属器炎
K-卵管留膿症(腫)
L-子宮留膿症(腫)
M-子宮傍(結合)組織炎
N-骨盤腹膜炎
O-性器結核
1.子宮付属器の結核
2.子宮結核
3.腟結核,外陰結核
4.Bartholin腺結核
5.女性性器結核の診断
P-骨盤内炎症性疾患
4 STD
A-淋菌感染症
B-梅毒
C-軟性下疳
D-鼠径リンパ肉芽腫
E-非淋菌性尿道炎
1.クラミジア・トラコマティス
2.Ureaplasma urealyticum
3.Mycoplasma hominis
F-性器クラミジア感染症
G-腟トリコモナス症
H-カンジダ症
I-性器ヘルペス症
J-尖圭コンジローマ
K-毛虱
L-後天性免疫不全症候群
〔野口昌良〕
5 性器の形態異常
A-外陰
1.腟肛門
2.腟前庭肛門
3.鎖肛,直腸閉鎖
4.陰唇癒合
5.小陰唇延長症
6.処女膜閉鎖症
7.半陰陽
B-腟
1.重複腟
2.一側腟
3.腟狭窄症
4.腟閉鎖症
5.腟欠損症
C-子宮
6 性器の位置異常
A-子宮の異常変位
1.正常子宮の位置
2.子宮の位置および姿勢の異常
B-子宮下垂,子宮脱
C-膀胱瘤
D-直腸瘤
〔堂地 勉〕
7 類腫瘍性病変
A-子宮内膜症
B-粘膜ポリープ
1.子宮頚管(粘膜)ポリープ
2.子宮内膜ポリープ
C-卵黄貯留嚢胞
1.卵胞嚢胞
2.多嚢胞性卵巣
3.黄体嚢胞
4.ルテイン嚢胞
5.子宮内膜症性嚢胞
D-腹膜偽粘液腫
〔小畑孝四郎,星合 昊〕
8 外陰の腫瘍
A-Bartholin腺嚢胞
B-尖圭コンジローマ
C-外陰ジストロフィー
D-外陰Paget病
E-外陰表皮内癌
F-外陰癌
G-外陰悪性黒色腫
9 腟の腫瘍
A-Gartner嚢胞
B-腟癌
C-腟肉腫
10 子宮の腫瘍
A-子宮筋腫
B-子宮頚部の上皮異常
1.頚部上皮異形成
2.上皮内癌
3.子宮頚部異常上皮の自然史
C-子宮頚癌
D-妊娠合併子宮頚癌
〔髙山雅臣,井坂恵一〕
E-子宮体癌
F-子宮内膜増殖症
G-子宮肉腫
〔寺川直樹,金森康展〕
11 卵巣腫瘍
12 卵管腫瘍
〔杉山 徹〕
13 絨毛性疾患
A-胞状奇胎
B-絨毛癌
〔金澤浩二〕
14 性器の損傷および瘻
A-尿瘻
B-糞瘻
C-月経瘻
D-性器損傷
E-子宮穿孔
F-子宮腔内癒着症(Asherman症候群),外傷性子宮内腔癒着症
〔大野正文,秦 利之〕
15 乳房疾患
1.乳腺の検査
2.乳腺炎
3.良性乳腺疾患
4.乳癌
〔苛原 稔〕
16 不妊症
〔久保春海〕
17 不育症
〔間崎和夫〕
18 婦人科心身症
1.月経前症候群
2.摂食障害
19 更年期障害
〔太田博明〕
●IIIA 産科学各論(正常編)
1-正常妊娠
1 妊娠の生理
A-妊娠の成立と維持
1.配偶子の形成
2.受精
3.受精卵の分割と卵管内輸送
4.着床
5.妊娠維持の機構
6.妊娠持続期間
B-胎児の発育
1.初期胚発生
2.器官形成
3.妊娠各月における胎児の特徴
4.胎児発育曲線
5.成熟児の特徴
6.胎児の生理
C-胎児付属物
1.卵膜
2.胎盤
3.臍帯
4.羊水
D-胎児-胎盤系
1.エストリオールの生合成
2.エストラジオールの生合成
E-妊娠による母体の変化
1.性器の変化
2.全身の変化
〔小辻文和〕
2 妊婦の診察
A-妊娠の診断
1.妊娠徴候
2.妊娠診断のための各種検査方法
B-妊娠時期の診断
1.分娩予定日の各種決定因子
2.実際の分娩予定日決定法
C-妊婦健康診査
1.妊婦健康診査の回数
2.妊婦健康診査の内容
D-胎位・胎向の診断
1.胎勢
2.胎位
3.胎向
4.Leopold触診法
E-頚管成熟度
〔牧野田 知,井浦俊彦,早稲田智夫〕
3 妊婦管理
A-妊婦の生活指導
1.妊婦と職業
2.妊婦と衣食住
3.年齢と妊娠
4.喫煙・飲酒・嗜好品
5.妊娠中の運動
6.妊娠中の性交
7.妊娠中の旅行
8.ハイリスク妊産婦
B-妊産婦の栄養
1.生活活動強度とエネルギー量
2.栄養成分
C-マイナートラブル
〔小川正樹,田中俊誠〕
4 胎児の診察
A-胎児の位置の診断
B-胎動
C-胎児心拍数の測定
D-発育成熟の診断
E-出生前診断
〔上妻志郎〕
2-正常分娩
1 分娩の生理
A-分娩の3要素
B-産道
1.骨産道
2.軟産道
C-胎児
1.児頭
2.縫合および泉門の産科学的意義
D-娩出力
1.陣痛
2.陣痛の特性と種類
3.腹圧
2 正常分娩経過
A-分娩の前徴
B-分娩開始
C-分娩時期
D-破水
E-児頭の浮動,下降,進入,固定
F-回旋
G-児の娩出
H-胎盤の剥離と娩出
〔杉山 隆,豊田長康〕
3 産婦の診察
A-分娩時期の診断
B-胎児下降度の診断・表現法
C-児頭回旋の診断・表現法
D-頚管開大度
E-陣痛の観察
F-パルトグラム
〔天野 完〕
4 分娩管理
A-分娩各期の取扱い
1.分娩介助の基本概念
2.分娩第1期
3.分娩第2期
4.分娩第3期
B-分娩体位
5 分娩介助法
A-会陰保護
1.目的
2.方法
3.会陰保護の実際
B-会陰切開
1.目的
2.会陰切開の時期
3.会陰切開と麻酔
4.会陰切開法
6 子宮収縮調節
A-分娩誘発・促進法
1.分娩(陣痛)誘発
B-陣痛抑制法
〔佐藤 章 〕
3-正常産褥
1 産褥の生理
A-産褥初期
B-性器復古
C-全身復古
D-産褥無月経
2 乳汁分泌
A-乳汁分泌の機序
B-初乳と成乳
3 褥婦診察
A-性器
B-全身性変化
C-乳汁分泌
4 産褥生活指導
A-マイナートラブル
B-乳房管理
1.乳汁分泌の促進
2.乳汁分泌の抑制
3.乳房の疾患
C-栄養
〔青野敏博〕
4-胎児
A-妊卵(胚),胎芽,胎児
B-成長の評価
1.妊娠週数の確認と補正
2.胎児発育の評価
C-胎児の形態
〔川越靖之,池ノ上 克〕
5-新生児
1 成熟徴候
A-在胎週数
B-出生時の身長・体重
C-身体的特徴
1.身体外観の特徴
2.神経学的所見および特徴
3.在胎週数推定方法
D-頭囲,胸囲
E-大泉門
〔金子政時,池ノ上 克〕
2 新生児の生理
1.呼吸
2.循環
3.体温
4.血液
5.消化
6.腎
3 新生児の診察
A-出生直後の取扱い
〔池ノ上 克〕
●IIIB 産科学各論(異常編)
1-異常妊娠
1 ハイリスク妊娠
2 妊娠疾患
A-妊娠悪阻
B-妊娠中毒症
C-子癇
D-HELLP症候群
〔山本樹生〕
3 妊娠持続期間異常
A-流産
B-早産
C-過期産
4 着床異常
A-子宮外妊娠(異所性妊娠)
1.卵管妊娠
2.腹腔妊娠
3.卵巣妊娠
B-頚管妊娠
C-前置胎盤
5 胎児性異常妊娠
A-子宮内胎児発育遅延
B-子宮内胎児死亡
C-heavy for dates infant
D-多胎妊娠
1.双胎妊娠
E-血液型不適合妊娠
〔池ノ上 克〕
6 胎児付属物性異常妊娠
A-常位胎盤早期剥離
B-羊水過多症
C-羊水過少症
D-胞状奇胎
〔酒井正利,齋藤 滋〕
7 合併症妊娠
A-性器異常に伴う合併症妊娠
1.外性器疾患
2.腟疾患(腟炎)
3.子宮頚癌
4.子宮疾患
5.卵巣疾患
B-心血管系疾患
1.心疾患
2.高血圧症
C-呼吸器疾患
D-消化器疾患
1.消化管疾患
2.その他の消化器疾患
E-泌尿器疾患
F-血液疾患
1.鉄欠乏性貧血
G-代謝・内分泌疾患
1.糖尿病
2.甲状腺機能亢進症
3.甲状腺機能低下症
H-自己免疫性疾患
1.全身性エリテマトーデス
I-感染症
1.絨毛膜羊膜炎
2.母子感染
J-精神神経疾患
〔福家信二,石川睦男〕
2-異常分娩
1 娩出力の異常
A-陣痛の異常
1.微弱陣痛
2.過強陣痛
3.絞窄輪難産
B-腹圧の異常
1.微弱腹圧
2.過強腹圧
2 産道の異常
A-骨盤の異常
1.扁平(型)骨盤
2.男性型骨盤
3.類人猿型骨盤
4.狭骨盤
5.広骨盤
B-児頭骨盤不均衡
C-軟産道の異常
1.子宮下部および頚管の強靭
2.腟,外陰の強靭,狭窄
〔宮川勇生〕
3 胎児性難産
A-胎位異常
1.骨盤位
2.横位および斜位
B-胎勢異常
C-回旋異常
1.屈曲位における回旋異常
2.反屈位による回旋異常
D-進入異常
1.不正軸進入
E-肩甲難産
〔髙木耕一郎〕
4 付属物性異常分娩
A-前期破水
B-臍帯異常
1.先天的臍帯異常
2.後天的臍帯異常
C-胎盤性異常分娩
1.癒着胎盤
2.子宮内反症
5 分娩損傷
A-骨産道損傷
1.恥骨結合離開
2.尾骨損傷
B-軟産道損傷
1.頚管裂傷
2.腟・会陰裂傷
3.瘻孔形成
C-子宮破裂
〔鮫島 浩〕
6 分娩時異常出血
A-弛緩出血
B-前置胎盤
C-癒着胎盤
D-頚管裂傷
7 産科ショック
A-出血性ショック
B-仰臥位低血圧症候群
C-羊水塞栓症
D-播種性血管内凝固症候群
8 過換気症候群
〔小林隆夫〕
3-異常産褥
1 子宮復古不全
2 晩期産褥出血
1.胎盤や卵膜の遺残
2.子宮収縮不全
3.血栓脱落による出血
4.産道損傷
3 産褥熱
1.産褥外陰炎
2.産褥腟炎
3.産褥子宮内膜炎
4.産褥子宮筋層炎
5.産褥付属器炎
6.産褥子宮傍結合組織炎
7.産褥骨盤腹膜炎
8.産褥敗血症
4 産褥血栓塞栓症
1.血栓性股静脈炎
2.肺塞栓症
5 乳腺異常
A-乳腺炎
1.うっ滞性乳腺炎
2.化膿性乳腺炎
B-乳汁分泌異常
1.乳汁分泌過多症
2.乳汁分泌不全
〔青野敏博〕
4-胎児・新生児異常
1 胎児発育異常
A-子宮内胎児発育遅延
B-子宮内胎児死亡
2 non-reassuring fetal status
3 新生児仮死
〔金子政時,池ノ上 克〕
4 新生児期の異常徴候
A-呼吸障害
B-嘔吐
C-体温異常
D-けいれん(痙攣)
E-低血糖
5 新生児疾患
A-心血管系
1.チアノーゼ型心奇形
2.非チアノーゼ型心奇形
B-呼吸器系
1.呼吸窮迫症候群
2.胎便吸引症候群
3.新生児一過性多呼吸
6 新生児黄疸
7 分娩損傷
1.頭部における分娩損傷
2.骨折
3.末梢神経の損傷
4.内臓の損傷
5.その他
8 ハイリスク児
〔茨 聡〕
9 先天異常
〔平原史樹〕
IV治療法
1 ホルモン療法
A-ホルモン療法の基礎
1.ホルモン療法の目的と種類
2.ホルモン療法の注意点
3.産婦人科領域で使用されるホルモン剤とその特徴
B-エストロゲン療法
1.エストロゲンの生化学
2.エストロゲンの生理作用
3.エストロゲン製剤の種類と特徴
4.エストロゲン療法の適応疾患
C-プロゲストーゲン療法
1.プロゲストーゲンの生化学
2.プロゲストーゲンの生理作用
3.プロゲストーゲンの種類
4.プロゲストーゲン療法の適応疾患
D-エストロゲン,プロゲストーゲン併用療法
1.意義
2.使用薬剤
3.代表的なエストロゲン,プロゲストーゲン併用療法
E-排卵誘発法
1.基本的事項
2.適応
3.代表的な排卵誘発法の原理と特徴
F-排卵抑制法
G-乳汁分泌抑制法
〔水沼英樹〕
2 化学療法
A-抗感染化学療法
B-抗腫瘍化学療法
1.卵巣癌
2.卵巣胚細胞性腫瘍
3.子宮頚癌
4.子宮体癌
5.絨毛性疾患
〔永田順子,髙山雅臣〕
3 婦人科手術
A-婦人科手術総論
1.手術までの心得と準備
2.婦人科手術の特徴
3.婦人科手術の種類
B-婦人科手術各論
1.腹式手術
2.腟式手術
3.外陰の手術
4.その他の手術
5.内視鏡下手術
〔永田一郎〕
4 産科手術
A-頚管拡張術
B-子宮内容除去術
C-頚管縫縮術
1.Shirodkar法
2.McDonald法
D-帝王切開術
1.腹式子宮下部横切開法
2.腹式子宮縦切開法
3.腹膜外帝王切開術
4.Porro手術
E-頚管裂傷縫合術
1.浅部頚管裂傷の縫合術
2.深部頚管裂傷の縫合術
F-会陰裂傷,腟壁裂傷縫合術
G-吸引分娩
H-鉗子分娩術
〔峯川亮子,村田雄二〕
5 麻酔
A-帝王切開術の麻酔
1.局所麻酔
2.全身麻酔
3.麻酔薬・麻酔法の比較
B-人工妊娠中絶術の麻酔
1.局所麻酔
2.全身麻酔
C-無痛分娩
1.神経支配
2.和痛法
〔高崎眞弓〕
6 救急処置
A-救急疾患
B-産科救急処置
〔瓦林達比古〕
C-新生児救急処置
1.体温管理
2.呼吸の確立
3.循環確保
D-新生児集中治療管理室
〔中田高公〕
V母子保健
1 母子関連統計
1.人口動態統計
2.妊産婦死亡
3.周産期死亡
4.死産
5.人工妊娠中絶
6.乳児死亡
2 母子関連法規
A-母体保護法
1.この法律の目的と定義
2.不妊手術
3.人工妊娠中絶
4.受胎調節の実施指導
B-母子保健法
1.この法律の目的・母性の尊重・健康保持
2.用語の定義
3.知識の普及・指導
4.健康診査・栄養摂取・妊娠の届出
5.母子健康手帳
6.妊産婦の訪問指導等
7.低体重児の届出・未熟児の訪問指導
8.母子保健施設
9.その他
C-児童福祉法
D-感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
E-労働基準法
3 家族計画
1.意義
2.概念の整理
3.家族計画の立て方
4.避妊法の実際
5.各種避妊法の比較
〔廣井正彦〕
4 遺伝相談
1.対象
2.基本的態度
3.具体的な進め方
4.出生前診断
〔大濱紘三〕
VI臨床実習の手引き
1 医の倫理・生命倫理
1.医の倫理・生命倫理
2.倫理原則
3.臨床実習について
〔池田敏郎,永田行博〕
2 診療情報
A-予診のとり方
1.産科婦人科の予診をとる前の心構え
2.予診の実際
B-診療録の書き方
C-用語集
3 インフォームドコンセント
〔河野一郎〕
4 診断書と証明書
A-診断書
B-出生証明書と死産証書(死胎検案書)
1.出生証明書および死産証書(死胎検案書)の意義
2.死産証書(死胎検案書)の交付の判断基準
3.死産証書(死胎検案書)の記入上の注意
4.死亡届はどう扱われるか
C-死亡診断書と死体検案書
1.死亡診断書および死体検案書の意義
2.国際疾病・傷害および死因統計分類(ICD)
3.死亡診断書と死体検案書の交付の判断基準
〔遠藤任彦〕
和文索引
欧文索引
執筆者一覧
第3版の序
改訂・改題の序
序
●I 産科学・婦人科学総論
1-解 剖
1 生殖腺・性器系の発生と分化
A-遺伝的性の決定(性分化ステージI)
B-始原生殖細胞の発生と移住
C-生殖腺の形成(性分化ステージII)
D-生殖路の形成(性分化ステージIII)
1.卵管-子宮-腟上部の発生
2.腟下部
3.外性器(腟前庭,小陰唇,大陰唇,陰核,恥丘)
E-生殖腺の下降
〔伊藤正裕〕
2 性器系の解剖学
A-外陰
B-腟
C-子宮
D-卵管
E-卵巣
F-骨盤骨
G-骨盤底
H-骨盤内への血液供給
I-リンパ系
J-神経系
K-乳房
L-視床下部
M-下垂体
〔玉舎輝彦〕
2-組 織
A-卵巣
B-卵管
C-子宮
D-腟
E-外陰部
F-乳房
G-下垂体
〔福原 健,藤井信吾〕
3-生 理
1 加齢による性機能の変化
A-幼児期
B-思春期
C-性成熟期
D-更年期
E-閉経後非生殖期(老年期)
〔石塚文平〕
2 性周期とその調節機構
A-卵巣-下垂体系
1.卵胞発育
B-排卵
C-卵の成熟
D-子宮内膜
E-月経
F-その他の性器の周期
4-産婦人科診察法
1 一般診察
A-問診
B-全身診察
2 婦人科診察法
A-視診
B-内診,双合診
C-直腸診
D-腟鏡診
E-ゾンデ診
F-Douglas窩穿刺
〔鈴木秋悦,北井啓勝〕
5-産婦人科検査法
1 婦人科内分泌検査法
A-基礎体温
B-腟細胞診
C-頚管粘液検査
D-子宮内膜組織診
E-染色体検査
F-ホルモン測定
G-ホルモン負荷テスト
〔石原 理〕
2 不妊症検査法
A-卵管疎通検査法
B-排卵時期の診断法
C-精液検査
D-精子-頚管粘液適合試験
〔星 和彦〕
3 組織診
A-子宮頚部の組織診
1.組織片の採取方法
2.各種病変の組織像
B-子宮内膜の組織診
1.組織片の採取方法
2.各種病変の組織像
4 細胞診
A-腫瘍細胞診
1.標本作製法
2.悪性細胞の特徴と判定法
3.子宮頚部病変の細胞診
4.子宮体部病変の細胞診
5.穿刺細胞診
B-内分泌細胞診
1.標本作製法
2.内分泌状態判定のためのインデックス
3.年齢による腟細胞像の推移
4.内分泌細胞診の臨床応用
〔野澤志朗,久布白兼行〕
5 内視鏡検査法
A-腟拡大鏡診(コルポスコピー)
1.方法
2.所見の分類
B-子宮鏡診(ヒステロスコピー)
1.方法
2.適応
3.子宮鏡所見
4.禁忌と合併症
C-腹腔鏡診(ラパロスコピー)
1.方法
2.適応
3.利点
4.禁忌と合併症
D-膀胱鏡診
1.方法
2.適応
3.禁忌
E-直腸鏡診
1.方法
2.適応
3.禁忌と合併症
〔宇田川康博,長谷川清志〕
6 放射線検査法
A-産科的骨盤撮影法
1.X線骨盤計測によるCPD診断
2.X線骨盤計測の適応
3.X線骨盤計測の実施時期
4.CPDの診断と診療方針
5.CTによる骨盤計測
B-胎児撮影法
1.単純撮影法
2.胎児撮影法
C-子宮卵管造影法
1.実施時期
2.HSGの実施法
3.読影所見
4.注意事項
D-腎盂造影法
1.造影剤の種類と副作用
2.造影剤の使用方法
3.腎盂造影法
E-骨盤内血管造影法
1.子宮動脈塞栓術
F-リンパ管造影法
G-シンチグラフィ
H-CTスキャン
1.CTの適応と禁忌
2.実施法
3.読影に必要な基礎知識
4.婦人科腫瘍のCT所見
7 MRI
1.実施法
2.読影に必要な基礎知識
3.読影所見
〔長田尚夫〕
8 超音波検査法
A-超音波断層法(産科)
1.妊娠初期における検査
2.妊娠中・末期における検査
〔深見武彦,石原楷輔〕
B-超音波断層法(婦人科)
1.目的
2.検査方法
3.子宮の観察と異常所見
4.卵巣の観察と異常所見
〔蝦名康彦,櫻木範明〕
C-ドプラ法
1.ドプラ法の種類
2.ドプラ法の活用
〔深見武彦,石原楷輔〕
9 胎児胎盤機能検査
A-内分泌・生化学的検査
1.ヒト絨毛性ゴナドトロピン
2.ヒト胎盤性ラクトーゲン
3.エストリオール
4.胎盤由来酵素
5.インスリン様成長因子結合蛋白-1
6.α-フェトプロテイン
B-生理学的検査
1.胎児発育度
2.胎児心拍モニタリング
3.バイオフィジカルプロファイルスコアリング
C-胎児肺成熟度
〔岩下光利〕
10 羊水診断法
A-羊水穿刺法
B-染色体分析
C-その他
11 臍帯穿刺
〔河村隆一,金山尚裕〕
12 分娩監視装置を用いた検査法
A-分娩監視装置
1.瞬時心拍数
2.胎児心拍数記録法
3.陣痛曲線
4.陣痛曲線の意義
B-胎児心拍数陣痛図
1.胎児心拍数図における基本事項
2.胎児心拍数の用語
3.胎児心拍数図波形の定義
4.胎児心拍数図上に出現する波形の意義
C-ノンストレステスト
D-コントラクションストレステスト
E-バイオフィジカルプロファイル
13 血液ガス分析
A-児頭採血
B-臍帯血
C-新生児採血
1.静脈血
2.動脈血
〔佐藤 章 〕
6-産婦人科症候論
A-性器出血
1.器質性性器出血
2.機能性子宮出血
B-月経異常
1.月経異常
2.無月経の分類
3.月経随伴症状の異常について
C-妊娠
1.出血
2.悪阻
3.下腹痛
4.前期破水
D-不妊
1.男性不妊症
2.女性不妊症
3.機能性不妊症
E-帯下,外陰掻痒症,外陰疼痛
1.帯下の増加するおもな疾患
2.外陰掻痒の原因となる疾患
3.外陰疼痛の原因となる疾患
F-下腹痛,腰痛
1.下腹痛
2.腰痛
G-腹部膨満
1.妊娠
2.腹部腫瘤
3.腹腔内液体貯留
4.脂肪過多
5.膀胱尿貯留
6.心因性腹部膨満
7.鼓腸をきたす疾患
〔鈴木秋悦,北井啓勝〕
H-腫瘤
1.産婦人科領域の腫瘤
2.正常妊娠
3.腹壁腫瘤
4.腹腔内の腫瘤
5.後腹膜腫瘤
I-子宮下垂,子宮脱
J-排尿障害
K-発熱
L-乳房痛,硬結,乳汁漏出症
M-多毛症(毛髪過多症)
N-不定愁訴
O-貧血
〔八重樫伸生〕
●II 婦人科学各論
1 月経異常
A-月経の開始・閉止時期の異常
1.月経開始時期の異常
2.月経閉止時期の異常
B-月経周期と月経量の異常
1.月経周期の異常
2.月経量の異常
3.月経持続期間の異常
C-無月経
1.原発無月経
2.続発無月経
3.無月経の治療的診断
4.無月経の重症度による分類と出血の誘発方法
D-月経随伴症状
1.月経困難症
2.月経前症候群(月経前緊張症)
E-機能性子宮出血
F-Sheehan症候群
G-乳汁漏出症
H-神経性食欲不振症
I-多嚢胞性卵巣症候群
〔倉智博久〕
2 性の分化,発育,成熟の異常
A-性の分化の異常
B-真性半陰陽
C-副腎性器症候群
D-非進行性の女性半陰陽
E-男性ホルモン不応症(精巣女性化症候群)
F-Turner症候群
G-Klinefelter症候群
H-その他
1.子宮奇形
2.Mayer-Rokitansky-Ku¨ster症候群
3.純粋型性腺形成不全症
I-早発思春期
J-遅発思春期
〔益本貴之,深谷孝夫〕
3 炎症
A-外陰炎
B-急性外陰潰瘍
C-Beh・et病
D-外陰ヘルペス
E-Bartholin腺炎
F-腟炎
1.小児腟炎
2.非特異性腟炎
3.トリコモナス腟炎
4.腟カンジダ症
5.Haemophilus vaginalis腟炎
6.老人性腟炎
G-子宮腟部びらん
H-子宮頚管炎
I-子宮内膜炎,子宮筋層炎
1.急性子宮内膜炎,子宮筋層内膜炎
2.慢性子宮内膜炎
3.老人性子宮内膜炎
J-子宮付属器炎
K-卵管留膿症(腫)
L-子宮留膿症(腫)
M-子宮傍(結合)組織炎
N-骨盤腹膜炎
O-性器結核
1.子宮付属器の結核
2.子宮結核
3.腟結核,外陰結核
4.Bartholin腺結核
5.女性性器結核の診断
P-骨盤内炎症性疾患
4 STD
A-淋菌感染症
B-梅毒
C-軟性下疳
D-鼠径リンパ肉芽腫
E-非淋菌性尿道炎
1.クラミジア・トラコマティス
2.Ureaplasma urealyticum
3.Mycoplasma hominis
F-性器クラミジア感染症
G-腟トリコモナス症
H-カンジダ症
I-性器ヘルペス症
J-尖圭コンジローマ
K-毛虱
L-後天性免疫不全症候群
〔野口昌良〕
5 性器の形態異常
A-外陰
1.腟肛門
2.腟前庭肛門
3.鎖肛,直腸閉鎖
4.陰唇癒合
5.小陰唇延長症
6.処女膜閉鎖症
7.半陰陽
B-腟
1.重複腟
2.一側腟
3.腟狭窄症
4.腟閉鎖症
5.腟欠損症
C-子宮
6 性器の位置異常
A-子宮の異常変位
1.正常子宮の位置
2.子宮の位置および姿勢の異常
B-子宮下垂,子宮脱
C-膀胱瘤
D-直腸瘤
〔堂地 勉〕
7 類腫瘍性病変
A-子宮内膜症
B-粘膜ポリープ
1.子宮頚管(粘膜)ポリープ
2.子宮内膜ポリープ
C-卵黄貯留嚢胞
1.卵胞嚢胞
2.多嚢胞性卵巣
3.黄体嚢胞
4.ルテイン嚢胞
5.子宮内膜症性嚢胞
D-腹膜偽粘液腫
〔小畑孝四郎,星合 昊〕
8 外陰の腫瘍
A-Bartholin腺嚢胞
B-尖圭コンジローマ
C-外陰ジストロフィー
D-外陰Paget病
E-外陰表皮内癌
F-外陰癌
G-外陰悪性黒色腫
9 腟の腫瘍
A-Gartner嚢胞
B-腟癌
C-腟肉腫
10 子宮の腫瘍
A-子宮筋腫
B-子宮頚部の上皮異常
1.頚部上皮異形成
2.上皮内癌
3.子宮頚部異常上皮の自然史
C-子宮頚癌
D-妊娠合併子宮頚癌
〔髙山雅臣,井坂恵一〕
E-子宮体癌
F-子宮内膜増殖症
G-子宮肉腫
〔寺川直樹,金森康展〕
11 卵巣腫瘍
12 卵管腫瘍
〔杉山 徹〕
13 絨毛性疾患
A-胞状奇胎
B-絨毛癌
〔金澤浩二〕
14 性器の損傷および瘻
A-尿瘻
B-糞瘻
C-月経瘻
D-性器損傷
E-子宮穿孔
F-子宮腔内癒着症(Asherman症候群),外傷性子宮内腔癒着症
〔大野正文,秦 利之〕
15 乳房疾患
1.乳腺の検査
2.乳腺炎
3.良性乳腺疾患
4.乳癌
〔苛原 稔〕
16 不妊症
〔久保春海〕
17 不育症
〔間崎和夫〕
18 婦人科心身症
1.月経前症候群
2.摂食障害
19 更年期障害
〔太田博明〕
●IIIA 産科学各論(正常編)
1-正常妊娠
1 妊娠の生理
A-妊娠の成立と維持
1.配偶子の形成
2.受精
3.受精卵の分割と卵管内輸送
4.着床
5.妊娠維持の機構
6.妊娠持続期間
B-胎児の発育
1.初期胚発生
2.器官形成
3.妊娠各月における胎児の特徴
4.胎児発育曲線
5.成熟児の特徴
6.胎児の生理
C-胎児付属物
1.卵膜
2.胎盤
3.臍帯
4.羊水
D-胎児-胎盤系
1.エストリオールの生合成
2.エストラジオールの生合成
E-妊娠による母体の変化
1.性器の変化
2.全身の変化
〔小辻文和〕
2 妊婦の診察
A-妊娠の診断
1.妊娠徴候
2.妊娠診断のための各種検査方法
B-妊娠時期の診断
1.分娩予定日の各種決定因子
2.実際の分娩予定日決定法
C-妊婦健康診査
1.妊婦健康診査の回数
2.妊婦健康診査の内容
D-胎位・胎向の診断
1.胎勢
2.胎位
3.胎向
4.Leopold触診法
E-頚管成熟度
〔牧野田 知,井浦俊彦,早稲田智夫〕
3 妊婦管理
A-妊婦の生活指導
1.妊婦と職業
2.妊婦と衣食住
3.年齢と妊娠
4.喫煙・飲酒・嗜好品
5.妊娠中の運動
6.妊娠中の性交
7.妊娠中の旅行
8.ハイリスク妊産婦
B-妊産婦の栄養
1.生活活動強度とエネルギー量
2.栄養成分
C-マイナートラブル
〔小川正樹,田中俊誠〕
4 胎児の診察
A-胎児の位置の診断
B-胎動
C-胎児心拍数の測定
D-発育成熟の診断
E-出生前診断
〔上妻志郎〕
2-正常分娩
1 分娩の生理
A-分娩の3要素
B-産道
1.骨産道
2.軟産道
C-胎児
1.児頭
2.縫合および泉門の産科学的意義
D-娩出力
1.陣痛
2.陣痛の特性と種類
3.腹圧
2 正常分娩経過
A-分娩の前徴
B-分娩開始
C-分娩時期
D-破水
E-児頭の浮動,下降,進入,固定
F-回旋
G-児の娩出
H-胎盤の剥離と娩出
〔杉山 隆,豊田長康〕
3 産婦の診察
A-分娩時期の診断
B-胎児下降度の診断・表現法
C-児頭回旋の診断・表現法
D-頚管開大度
E-陣痛の観察
F-パルトグラム
〔天野 完〕
4 分娩管理
A-分娩各期の取扱い
1.分娩介助の基本概念
2.分娩第1期
3.分娩第2期
4.分娩第3期
B-分娩体位
5 分娩介助法
A-会陰保護
1.目的
2.方法
3.会陰保護の実際
B-会陰切開
1.目的
2.会陰切開の時期
3.会陰切開と麻酔
4.会陰切開法
6 子宮収縮調節
A-分娩誘発・促進法
1.分娩(陣痛)誘発
B-陣痛抑制法
〔佐藤 章 〕
3-正常産褥
1 産褥の生理
A-産褥初期
B-性器復古
C-全身復古
D-産褥無月経
2 乳汁分泌
A-乳汁分泌の機序
B-初乳と成乳
3 褥婦診察
A-性器
B-全身性変化
C-乳汁分泌
4 産褥生活指導
A-マイナートラブル
B-乳房管理
1.乳汁分泌の促進
2.乳汁分泌の抑制
3.乳房の疾患
C-栄養
〔青野敏博〕
4-胎児
A-妊卵(胚),胎芽,胎児
B-成長の評価
1.妊娠週数の確認と補正
2.胎児発育の評価
C-胎児の形態
〔川越靖之,池ノ上 克〕
5-新生児
1 成熟徴候
A-在胎週数
B-出生時の身長・体重
C-身体的特徴
1.身体外観の特徴
2.神経学的所見および特徴
3.在胎週数推定方法
D-頭囲,胸囲
E-大泉門
〔金子政時,池ノ上 克〕
2 新生児の生理
1.呼吸
2.循環
3.体温
4.血液
5.消化
6.腎
3 新生児の診察
A-出生直後の取扱い
〔池ノ上 克〕
●IIIB 産科学各論(異常編)
1-異常妊娠
1 ハイリスク妊娠
2 妊娠疾患
A-妊娠悪阻
B-妊娠中毒症
C-子癇
D-HELLP症候群
〔山本樹生〕
3 妊娠持続期間異常
A-流産
B-早産
C-過期産
4 着床異常
A-子宮外妊娠(異所性妊娠)
1.卵管妊娠
2.腹腔妊娠
3.卵巣妊娠
B-頚管妊娠
C-前置胎盤
5 胎児性異常妊娠
A-子宮内胎児発育遅延
B-子宮内胎児死亡
C-heavy for dates infant
D-多胎妊娠
1.双胎妊娠
E-血液型不適合妊娠
〔池ノ上 克〕
6 胎児付属物性異常妊娠
A-常位胎盤早期剥離
B-羊水過多症
C-羊水過少症
D-胞状奇胎
〔酒井正利,齋藤 滋〕
7 合併症妊娠
A-性器異常に伴う合併症妊娠
1.外性器疾患
2.腟疾患(腟炎)
3.子宮頚癌
4.子宮疾患
5.卵巣疾患
B-心血管系疾患
1.心疾患
2.高血圧症
C-呼吸器疾患
D-消化器疾患
1.消化管疾患
2.その他の消化器疾患
E-泌尿器疾患
F-血液疾患
1.鉄欠乏性貧血
G-代謝・内分泌疾患
1.糖尿病
2.甲状腺機能亢進症
3.甲状腺機能低下症
H-自己免疫性疾患
1.全身性エリテマトーデス
I-感染症
1.絨毛膜羊膜炎
2.母子感染
J-精神神経疾患
〔福家信二,石川睦男〕
2-異常分娩
1 娩出力の異常
A-陣痛の異常
1.微弱陣痛
2.過強陣痛
3.絞窄輪難産
B-腹圧の異常
1.微弱腹圧
2.過強腹圧
2 産道の異常
A-骨盤の異常
1.扁平(型)骨盤
2.男性型骨盤
3.類人猿型骨盤
4.狭骨盤
5.広骨盤
B-児頭骨盤不均衡
C-軟産道の異常
1.子宮下部および頚管の強靭
2.腟,外陰の強靭,狭窄
〔宮川勇生〕
3 胎児性難産
A-胎位異常
1.骨盤位
2.横位および斜位
B-胎勢異常
C-回旋異常
1.屈曲位における回旋異常
2.反屈位による回旋異常
D-進入異常
1.不正軸進入
E-肩甲難産
〔髙木耕一郎〕
4 付属物性異常分娩
A-前期破水
B-臍帯異常
1.先天的臍帯異常
2.後天的臍帯異常
C-胎盤性異常分娩
1.癒着胎盤
2.子宮内反症
5 分娩損傷
A-骨産道損傷
1.恥骨結合離開
2.尾骨損傷
B-軟産道損傷
1.頚管裂傷
2.腟・会陰裂傷
3.瘻孔形成
C-子宮破裂
〔鮫島 浩〕
6 分娩時異常出血
A-弛緩出血
B-前置胎盤
C-癒着胎盤
D-頚管裂傷
7 産科ショック
A-出血性ショック
B-仰臥位低血圧症候群
C-羊水塞栓症
D-播種性血管内凝固症候群
8 過換気症候群
〔小林隆夫〕
3-異常産褥
1 子宮復古不全
2 晩期産褥出血
1.胎盤や卵膜の遺残
2.子宮収縮不全
3.血栓脱落による出血
4.産道損傷
3 産褥熱
1.産褥外陰炎
2.産褥腟炎
3.産褥子宮内膜炎
4.産褥子宮筋層炎
5.産褥付属器炎
6.産褥子宮傍結合組織炎
7.産褥骨盤腹膜炎
8.産褥敗血症
4 産褥血栓塞栓症
1.血栓性股静脈炎
2.肺塞栓症
5 乳腺異常
A-乳腺炎
1.うっ滞性乳腺炎
2.化膿性乳腺炎
B-乳汁分泌異常
1.乳汁分泌過多症
2.乳汁分泌不全
〔青野敏博〕
4-胎児・新生児異常
1 胎児発育異常
A-子宮内胎児発育遅延
B-子宮内胎児死亡
2 non-reassuring fetal status
3 新生児仮死
〔金子政時,池ノ上 克〕
4 新生児期の異常徴候
A-呼吸障害
B-嘔吐
C-体温異常
D-けいれん(痙攣)
E-低血糖
5 新生児疾患
A-心血管系
1.チアノーゼ型心奇形
2.非チアノーゼ型心奇形
B-呼吸器系
1.呼吸窮迫症候群
2.胎便吸引症候群
3.新生児一過性多呼吸
6 新生児黄疸
7 分娩損傷
1.頭部における分娩損傷
2.骨折
3.末梢神経の損傷
4.内臓の損傷
5.その他
8 ハイリスク児
〔茨 聡〕
9 先天異常
〔平原史樹〕
IV治療法
1 ホルモン療法
A-ホルモン療法の基礎
1.ホルモン療法の目的と種類
2.ホルモン療法の注意点
3.産婦人科領域で使用されるホルモン剤とその特徴
B-エストロゲン療法
1.エストロゲンの生化学
2.エストロゲンの生理作用
3.エストロゲン製剤の種類と特徴
4.エストロゲン療法の適応疾患
C-プロゲストーゲン療法
1.プロゲストーゲンの生化学
2.プロゲストーゲンの生理作用
3.プロゲストーゲンの種類
4.プロゲストーゲン療法の適応疾患
D-エストロゲン,プロゲストーゲン併用療法
1.意義
2.使用薬剤
3.代表的なエストロゲン,プロゲストーゲン併用療法
E-排卵誘発法
1.基本的事項
2.適応
3.代表的な排卵誘発法の原理と特徴
F-排卵抑制法
G-乳汁分泌抑制法
〔水沼英樹〕
2 化学療法
A-抗感染化学療法
B-抗腫瘍化学療法
1.卵巣癌
2.卵巣胚細胞性腫瘍
3.子宮頚癌
4.子宮体癌
5.絨毛性疾患
〔永田順子,髙山雅臣〕
3 婦人科手術
A-婦人科手術総論
1.手術までの心得と準備
2.婦人科手術の特徴
3.婦人科手術の種類
B-婦人科手術各論
1.腹式手術
2.腟式手術
3.外陰の手術
4.その他の手術
5.内視鏡下手術
〔永田一郎〕
4 産科手術
A-頚管拡張術
B-子宮内容除去術
C-頚管縫縮術
1.Shirodkar法
2.McDonald法
D-帝王切開術
1.腹式子宮下部横切開法
2.腹式子宮縦切開法
3.腹膜外帝王切開術
4.Porro手術
E-頚管裂傷縫合術
1.浅部頚管裂傷の縫合術
2.深部頚管裂傷の縫合術
F-会陰裂傷,腟壁裂傷縫合術
G-吸引分娩
H-鉗子分娩術
〔峯川亮子,村田雄二〕
5 麻酔
A-帝王切開術の麻酔
1.局所麻酔
2.全身麻酔
3.麻酔薬・麻酔法の比較
B-人工妊娠中絶術の麻酔
1.局所麻酔
2.全身麻酔
C-無痛分娩
1.神経支配
2.和痛法
〔高崎眞弓〕
6 救急処置
A-救急疾患
B-産科救急処置
〔瓦林達比古〕
C-新生児救急処置
1.体温管理
2.呼吸の確立
3.循環確保
D-新生児集中治療管理室
〔中田高公〕
V母子保健
1 母子関連統計
1.人口動態統計
2.妊産婦死亡
3.周産期死亡
4.死産
5.人工妊娠中絶
6.乳児死亡
2 母子関連法規
A-母体保護法
1.この法律の目的と定義
2.不妊手術
3.人工妊娠中絶
4.受胎調節の実施指導
B-母子保健法
1.この法律の目的・母性の尊重・健康保持
2.用語の定義
3.知識の普及・指導
4.健康診査・栄養摂取・妊娠の届出
5.母子健康手帳
6.妊産婦の訪問指導等
7.低体重児の届出・未熟児の訪問指導
8.母子保健施設
9.その他
C-児童福祉法
D-感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
E-労働基準法
3 家族計画
1.意義
2.概念の整理
3.家族計画の立て方
4.避妊法の実際
5.各種避妊法の比較
〔廣井正彦〕
4 遺伝相談
1.対象
2.基本的態度
3.具体的な進め方
4.出生前診断
〔大濱紘三〕
VI臨床実習の手引き
1 医の倫理・生命倫理
1.医の倫理・生命倫理
2.倫理原則
3.臨床実習について
〔池田敏郎,永田行博〕
2 診療情報
A-予診のとり方
1.産科婦人科の予診をとる前の心構え
2.予診の実際
B-診療録の書き方
C-用語集
3 インフォームドコンセント
〔河野一郎〕
4 診断書と証明書
A-診断書
B-出生証明書と死産証書(死胎検案書)
1.出生証明書および死産証書(死胎検案書)の意義
2.死産証書(死胎検案書)の交付の判断基準
3.死産証書(死胎検案書)の記入上の注意
4.死亡届はどう扱われるか
C-死亡診断書と死体検案書
1.死亡診断書および死体検案書の意義
2.国際疾病・傷害および死因統計分類(ICD)
3.死亡診断書と死体検案書の交付の判断基準
〔遠藤任彦〕
和文索引
欧文索引








