はじめに
1,900万人ともいわれる潜在的な顎関節症患者の受け皿として,一次医療機関である開業歯科医院の初期対応は不可欠である.しかし,“顎関節症治療の適切な対応がわからない“,“顎関節症は苦手”などの理由から初期治療をせず,当初から高次医療機関への紹介を行う医療機関もある.顎関節症の初期治療の担い手は本来,開業歯科医院であり,多くの顎関節症患者は初期治療により症状が改善すると考える.このようなことから日本顎関節学会では初期治療ガイドラインの策定などにより顎関節症の初期治療の周知などを行っており,さらに開業歯科医院での歯科衛生士も含めた顎関節症のチーム医療の必要性にも取り組んでいる.
2025年7月13日(日)に行われた第38回日本顎関節学会総会・学術大会(大会長:小見山 道氏)では「明日からできる臨床歯科医と歯科衛生士で取り組む顎関節症の初期治療」と題して歯科衛生士シンポジウムが企画された.その際,全国的に顎関節症の初期治療を確実に実施できる一次医療機関を育成するためにどうすればよいか,またチーム医療として歯科衛生士がどのように関わっていくかについて,明日からでもすぐに顎関節症の治療に取り組める実践的なシンポジウムを各シンポジストにはお願いした.今回,このシンポジウムの誌面化のお話をいただき,各シンポジストの先生方には顎関節症を得意としない一般的な開業歯科医,さらにそこに勤務する歯科衛生士が顎関節症の初期治療・管理に参画することに興味をもっていただけるような,初心者でもわかりやすい実践的な内容で執筆するようにお願いした.この企画がぜひ,読者の先生方の明日からの顎関節治療の一助になることを期待したい.
また,日本顎関節学会では2025年度よりチーム医療に参加できる歯科衛生士の養成として認定歯科衛生士制度を創設した.興味をもっていただいた歯科医師,歯科衛生士の方々には,ぜひ日本顎関節学会HPをご確認いただけると幸いである.
佐藤文明
日本顎関節学会歯科衛生士活動推進委員会委員長/佐藤歯科医院今戸クリニック
1,900万人ともいわれる潜在的な顎関節症患者の受け皿として,一次医療機関である開業歯科医院の初期対応は不可欠である.しかし,“顎関節症治療の適切な対応がわからない“,“顎関節症は苦手”などの理由から初期治療をせず,当初から高次医療機関への紹介を行う医療機関もある.顎関節症の初期治療の担い手は本来,開業歯科医院であり,多くの顎関節症患者は初期治療により症状が改善すると考える.このようなことから日本顎関節学会では初期治療ガイドラインの策定などにより顎関節症の初期治療の周知などを行っており,さらに開業歯科医院での歯科衛生士も含めた顎関節症のチーム医療の必要性にも取り組んでいる.
2025年7月13日(日)に行われた第38回日本顎関節学会総会・学術大会(大会長:小見山 道氏)では「明日からできる臨床歯科医と歯科衛生士で取り組む顎関節症の初期治療」と題して歯科衛生士シンポジウムが企画された.その際,全国的に顎関節症の初期治療を確実に実施できる一次医療機関を育成するためにどうすればよいか,またチーム医療として歯科衛生士がどのように関わっていくかについて,明日からでもすぐに顎関節症の治療に取り組める実践的なシンポジウムを各シンポジストにはお願いした.今回,このシンポジウムの誌面化のお話をいただき,各シンポジストの先生方には顎関節症を得意としない一般的な開業歯科医,さらにそこに勤務する歯科衛生士が顎関節症の初期治療・管理に参画することに興味をもっていただけるような,初心者でもわかりやすい実践的な内容で執筆するようにお願いした.この企画がぜひ,読者の先生方の明日からの顎関節治療の一助になることを期待したい.
また,日本顎関節学会では2025年度よりチーム医療に参加できる歯科衛生士の養成として認定歯科衛生士制度を創設した.興味をもっていただいた歯科医師,歯科衛生士の方々には,ぜひ日本顎関節学会HPをご確認いただけると幸いである.
佐藤文明
日本顎関節学会歯科衛生士活動推進委員会委員長/佐藤歯科医院今戸クリニック
特集 明日からできる臨床歯科医と歯科衛生士で取り組む 顎関節症の初期治療
1.医療面接の基本と顎関節症検査
(佐藤文明・和気 創・久保田順子)
臨床TOPIC 歯科用CADを用いたサージカルガイド作製術
―口腔内スキャナー・フリーCADソフト・3Dプリンターで広がる臨床の可能性
(牛窪建介)
巻頭TOPIC
テトラサイクリン・プレステロン歯科用軟膏の小児に対する有用性
(大野陽真・大野慧太郎・大野矢博・大野秀夫)
若手歯科医師のための 根管治療の押さえどころ 5
根管洗浄・根管貼薬・仮封
(瀧本晃陽・和達礼子)
有床義歯臨床のCLINICAL TIPS 5
総義歯治療における治療用義歯の活かし方
(竜 正大・上田貴之)
Dr.Hiroのペリオドントロジー 17
歯周病菌プロフィール~オレンジ・コンプレックス編~
(山本浩正)
続・インプラント周囲炎を究める~文献レビューとケースから紐解く 5
インプラント埋入ポジションとインプラント周囲炎
(秋知 明・石川明寛)
歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の三位一体で臨む歯周病治療~大阪SJCD誌上セミナー~ 5
動揺歯への対応~いつどうやって連結固定か否かをジャッジするか~
(藤尾隆史・元島 慧)
コンポジットレジンによる“ダイレクトブリッジレストレーション” 5
ダイレクトCRブリッジ修復:欠損回復への抜歯した歯冠の活用
(田代浩史)
歯科訪問診療のベーシックリクワイアメント 5
誤嚥性肺炎へのアプローチ
(藤井菜美)
保険制度を活用した歯周治療の取り組み―“中等度までの歯周病ならどの歯科診療所でも同じように治せる”ために― 8・完
中等度歯周炎の検査,診断,治療計画
(東 克章)
歯周病患者の咬合異常への対応法 5
歯周病患者の咬合異常への治療の基本的な考え方と進め方IV
―咬合性外傷の関与
(池田雅彦)
ファンダメンタルエンドドンティクス~5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄~ 32
外科的歯内療法のマスタリー(2)
~歯根端切除術のステップバイステップ~
(石倉千尋・石川 亮・福西一浩)
若手歯科医師によるCase Presentation
Hopeless Teethに対して異なる対応を行った一症例
(森下 長)
【新連載】私の顎関節症への取り組み 1
(中村輝夫)
若手研究者へ Stay ambitious 11
(對木 悟)
ペンシルベニア大学歯周病科留学記 5
(柏木航介)
経済学的視点から歯科業界を読み解く 98
(河越正明)
「主訴」「それから」の「それから」 5
(高島昭博)
【News & Report】
山梨女性歯科医会 創立70周年記念式典・新年会
(清水英美)
ITDN 2026 iPS細胞とインプラント
(田代周平)
【Conference & Seminar】
5月~7月の学会案内,大学卒後研修会
1.医療面接の基本と顎関節症検査
(佐藤文明・和気 創・久保田順子)
臨床TOPIC 歯科用CADを用いたサージカルガイド作製術
―口腔内スキャナー・フリーCADソフト・3Dプリンターで広がる臨床の可能性
(牛窪建介)
巻頭TOPIC
テトラサイクリン・プレステロン歯科用軟膏の小児に対する有用性
(大野陽真・大野慧太郎・大野矢博・大野秀夫)
若手歯科医師のための 根管治療の押さえどころ 5
根管洗浄・根管貼薬・仮封
(瀧本晃陽・和達礼子)
有床義歯臨床のCLINICAL TIPS 5
総義歯治療における治療用義歯の活かし方
(竜 正大・上田貴之)
Dr.Hiroのペリオドントロジー 17
歯周病菌プロフィール~オレンジ・コンプレックス編~
(山本浩正)
続・インプラント周囲炎を究める~文献レビューとケースから紐解く 5
インプラント埋入ポジションとインプラント周囲炎
(秋知 明・石川明寛)
歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の三位一体で臨む歯周病治療~大阪SJCD誌上セミナー~ 5
動揺歯への対応~いつどうやって連結固定か否かをジャッジするか~
(藤尾隆史・元島 慧)
コンポジットレジンによる“ダイレクトブリッジレストレーション” 5
ダイレクトCRブリッジ修復:欠損回復への抜歯した歯冠の活用
(田代浩史)
歯科訪問診療のベーシックリクワイアメント 5
誤嚥性肺炎へのアプローチ
(藤井菜美)
保険制度を活用した歯周治療の取り組み―“中等度までの歯周病ならどの歯科診療所でも同じように治せる”ために― 8・完
中等度歯周炎の検査,診断,治療計画
(東 克章)
歯周病患者の咬合異常への対応法 5
歯周病患者の咬合異常への治療の基本的な考え方と進め方IV
―咬合性外傷の関与
(池田雅彦)
ファンダメンタルエンドドンティクス~5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄~ 32
外科的歯内療法のマスタリー(2)
~歯根端切除術のステップバイステップ~
(石倉千尋・石川 亮・福西一浩)
若手歯科医師によるCase Presentation
Hopeless Teethに対して異なる対応を行った一症例
(森下 長)
【新連載】私の顎関節症への取り組み 1
(中村輝夫)
若手研究者へ Stay ambitious 11
(對木 悟)
ペンシルベニア大学歯周病科留学記 5
(柏木航介)
経済学的視点から歯科業界を読み解く 98
(河越正明)
「主訴」「それから」の「それから」 5
(高島昭博)
【News & Report】
山梨女性歯科医会 創立70周年記念式典・新年会
(清水英美)
ITDN 2026 iPS細胞とインプラント
(田代周平)
【Conference & Seminar】
5月~7月の学会案内,大学卒後研修会















