やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

はじめに

 解剖学・組織学は,医学を修めようとするものが,最初に学ぶ学問である.
 これは,病気について学ぶ前に,正常な人体の構造を,まず詳しく理解しておく必要があるからである.解剖学が「基礎の基礎」と言われるゆえんはここにある.
 口腔組織学ならびに口腔発生学は,歯科医学(歯学)における顕微解剖学の中心に位置する学問である.したがって,歯科医学を修めようとするときに,最初に学ぶべき学問となっており,比較的多くの時間がその授業に割り当てられている理由もそこにある.しかし,現実には口腔組織学ならびに口腔発生学の講義と実習に割り当てられている時間数は少なく,かつ,各大学によってかなり異なっている.
 現在,大学教育が大きく変ろうとしており,歯学教育の分野でも従来の伝統的(定型的)カリキュラムを大きく変えつつある.このようなカリキュラムの改訂の中で,口腔組織学ならびに口腔発生学に割り当てられる時間数が増加する幸運な大学は,おそらく少ないであろう.
 時代の進歩と共に,学ぶべきことはそれぞれの専門分野で増加している.その一方で,教育のために割り当てられる時間は減少する傾向にある.したがって,従来のように,学生に必要なことすべてを,講義と実習によって理解させるだけの十分な時間をとることは,事実上不可能となりつつある.
 時間的制約の中で教育密度を上げるための方策の一つとして,講義では原則的な事柄のみを学び,詳細は実習を通じて学ぶという形態がある.そのためには,実習の比重が多くなるカリキュラムを組む必要がでてくる.実習に比重をおいたカリキュラムでは,学生が自習を行わなければならない.実習に先立って,通常は詳細な実習の内容の説明が行われる.これも,時間的制約から簡略化せざるを得ない場合も多いであろう.
 口腔組織学ならびに口腔発生学の実習では,一般組織学,発生学の実習とは異なり,一枚のプレパラートを繰り返し観察することが特徴である.すなわち,エナメル質,象牙質,セメント質と実習項目が変わっても,観察する標本は同じ場合であることが多く,また,口腔発生学実習でも,顔面の発生,顎の発生,歯胚の発生,硬組織形成と同じ標本を利用することが多い.
 口腔組織学ならびに口腔発生学の実習に用いられる顕微鏡標本は,ほとんどの標本で,一枚一枚に現れる形態が少しずつ異なる.研磨標本は通常一本の歯から一枚のみが作製され,その他の標本は連続切片の内の一枚であることが多い.この場合,歯胚のような小さな構造物は,標本によって組織像が異なってみえ,いわゆる「教科書的」な断面が現れている標本に巡り合えることはまれと言ってよい.したがって,運悪く,目的とする構造物が外れた切片を観察する羽目になった学生には,良い実習書は強い味方となる.このためには,学ぼうとするものに,十分な,優れた標本と共に,自習の補助となる実習書が与えられる必要がある.これが,良い実習書が必要な理由の一つである.
 実習書には,教師が,学生に与える必要十分な指示が記載され,適切かつ豊富な図版が示されている必要がある.過去にも,口腔組織学・口腔発生学の実習書あるいは図譜がいくつか出版されている.それぞれに工夫が凝らされていて,おのおの特徴があるが,すべてがいわゆる教科書的顕微鏡像の供覧を目的としているので,上記のような実習書としては不十分な点が多い.またいろいろな意味で,やや古めかしい感を否めない.
 本実習書は,学生が実習中に傍らに置いてその理解の助けとなるように,あるいは,質問を受け付ける教員のいない自習の際に,学生の自学の助けとなるように,という目的で編纂された.また,本書には,特に口腔組織学の部には学生の実習に通常用いられることのない標本もあえていくつか示してある.これは口腔組織学の学習に際して,記載を中心とし,十分な数の付図を載せられない従来の教科書の内容の理解にも資することを期待するためである.
 歯の研磨標本作製実習は,従来,口腔組織学の実習に際して必須事項であったが,時間的制約から,ほとんどの大学がこれを省略していると聞く.しかしながら,学生が自ら作製した標本を観察して学ぶということの価値はきわめて高く,現在でもこの古典的標本作製技術の価値はいささかも失われていない.さらに,歯学における研究試料には,歯や材料などの断面を観察するために,試料の表面処理を必要とするものが少なくない.この意味で,研磨標本作製技術は,現代の研究に寄与するものと考える.標本を作ってみたいという自主的希望を持った学生諸君はぜひ,組織学教室を訪ねて,指導を受けてほしい.付属のテキストはこのことを前提として作成されている.
 同様な意味で,顕微鏡調整法の項も挿入してある.比較的厚い標本であることが多い研磨標本の観察には,観察に誤りを生じる虚像(偽の像)の発生を避けるためにも適切に顕微鏡を調節する必要があるばかりでなく,強拡大で明瞭な観察をするために必須の操作であるからである.同時に,顕微鏡写真撮影に際しては,いかにデジタル写真万能であっても,撮影の前の顕微鏡調整は不可欠である.一部を自動的に調整する研究用の高級な顕微鏡に慣れてしまっている若い教員や研究者の役にも立つであろう.
 本書を刊行するに当たり,永年にわたり,標本作製と整理に協力を惜しまなかった新潟大学歯学部竹内亀一,星野正明両技官,北海道大学歯学部本間義幸技官,そして,貴重な標本を提供いただいた東京医科歯科大学歯学部ならびに鶴見大学歯学部技官を歴任された田代寛一郎氏に心からお礼を申し上げる.また,原稿の整理をお願いした新潟大学大学院医歯学総合研究科相田恵さん,鈴木晶子さんの援助に感謝の意を表したい.
 本書が企画され執筆編集作業が上り坂にさしかかる頃,大学の急激な改革期に遭遇したため,雑務に追われてともすれば作業の遅れがちな編著者を最後まで叱咤激励し,企画の段階から出来までまさに終始献身的な援助をいただいた,医歯薬出版株式会社編集部牧野和彦氏,ならびに本書がカラー版の第一号となるCD-ROMの制作に際し,種々の助言と試行に労力を惜しまれなかった同社情報統括室加藤申命,坂井洋介両氏に心から感謝申し上げる.
 2003年4月
 編者一同
 はじめに
 本書の使い方

Part 1 口腔発生編
 1.顎顔面の初期発生(1)……(前田健康)
     1-1 標本の全景
     1-2-1 口蓋突起と鼻中隔
     1-2-2 口腔粘膜上皮と歯堤
     1-2-3 歯堤と唇溝堤の分化
 2.顎顔面の初期発生(2)……(前田健康)
     2-1 標本の全景
     2-2-1 鼻腔の形成
     2-2-2 舌の初期発生と中胚葉の分化
     2-2-3 舌粘膜の分化
     2-3-1 下鼻甲介の発生
     2-3-2 下顎の発生
     2-3-3 下顎の構造と発生
     2-3-4 上下顎の歯堤の分化と発生
 3.顎顔面の発生(1)……(金田一孝二)
     3-1 標本の全景
     3-2-1 鼻中隔,口蓋,下鼻甲介
     3-2-2 口蓋の発生
     3-2-3 上顎骨と歯胚(1)
     3-2-4 上顎骨と歯胚(2)
     3-3-1 下顎と口腔底の発生
     3-3-2 歯胚と下顎骨の発生
     3-3-3 舌下腺,口腔底と血管
     3-4-1,2 上顎歯胚の初期発生
     3-4-3,4 下顎歯胚の初期発生
 4.顎顔面の発生(2)……(天野 修)
     4-1 標本の全景
     4-2-1 上顎突起と鼻中隔の癒合
     4-2-2 上顎骨の発生と眼窩下神経
     4-2-3 下顎骨の発生
     4-2-4 舌下腺の分化
     4-3-1,2 上顎歯胚の発生
     4-3-3,4 下顎歯胚の発生
 5.顎顔面の発生(3)……(山下靖雄)
     5-1 標本の全景
     5-2-1 口蓋と鼻中隔の発生
     5-2-2 口蓋突起の癒合
     5-2-3 上顎骨の発生と歯胚形成
     5-2-4 下顎骨の発生
     5-3-1 上顎歯胚(1)
     5-3-2 上顎歯胚(2)
     5-3-3,4 左右の下顎歯堤
     5-4 下顎と口腔底の発生(全景)
     5-5-1 メッケルの軟骨と下顎骨の発生
     5-5-2 舌の発生と分化
     5-5-3 舌下腺の分化と顎下腺管
     5-5-4 舌筋の発生
 6.歯胚の発達と顎骨形成……(藤 英俊)
     6-1 標本の全景
     6-2-1 乳歯胚と代生歯胚
     6-2-2 歯胚の発達と構造の複雑化
     6-3-1 鐘状期歯胚の構造
     6-3-2 代生歯胚の構造と歯堤の連絡
 7.顎顔面の構造と発生……(名和橙黄雄)
     7-1 標本の全景
     7-2-1 口唇の形成
     7-2-2 口唇の皮膚の分化
     7-2-3 粘膜の分化と口腔前庭の形成
     7-3-1 硬口蓋と軟口蓋
     7-3-2 口蓋下面と舌背部
     7-3-3 口蓋粘膜と鼻粘膜
     7-4-1 上顎歯胚の発達
     7-4-2 上顎歯胚と間葉
     7-4-3 下顎の歯胚発生と顎堤の形成
     7-4-4 下顎歯胚の発達
 8.歯の発生と顎の形成……(栗棲浩二郎)
     8-1 標本の全景
     8-2-1 上唇
     8-2-2 上唇の粘膜
     8-2-3 上唇の皮膚
     8-3-1 上顎と歯胚の発生
     8-3-2 下顎と歯胚の発生
     8-4-1 硬組織形成期の歯胚
     8-4-2 上皮の分化と硬組織形成
     8-4-3 上皮縁(歯頸弯曲部)の構造
     8-5-1 下顎歯胚と代生歯堤
     8-5-2 下顎歯胚の切縁部の拡大
     8-5-3 上皮縁(歯頸弯曲部)の拡大
     8-6-1 舌の発生
     8-6-2 舌下腺と口腔底の筋
     8-6-3 下顎骨の形成
     8-6-4 下顎体の骨組織
 9.歯胚の分化と硬組織形成……(大島勇人)
     9-1 標本の全景
     9-2 歯胚の構造と硬組織形成
     9-3-1 歯胚を構成する細胞の分化
     9-3-2 硬組織の形成
     9-4-1 硬組織を形成する細胞の分化
     9-4-2 エナメル質形成と上皮細胞の変化
 10.歯胚の成長と歯槽骨……(内田 隆)
     10-1 標本の全景
     10-2-1 下顎骨の構成
     10-2-2 下顎骨と結合組織
     10-2-3 下顎管
     10-3-1 鐘状期後期の歯胚の全景
     10-3-2 歯胚の成長と細胞の分化
     10-3-3 硬組織の形成
     10-4-1 硬組織形成の順序と細胞の分化
     10-4-2 象牙質の形成と細胞の分化
     10-4-3 エナメル質の形成と細胞の分化
 11.歯の交換と下顎骨……(矢嶋俊彦)
     11-1 標本の全景
     11-2-1 歯根の形成と歯槽骨
     11-2-2 歯根膜の形成
     11-2-3 歯髄の形成
     11-2-4 歯肉と上皮付着
 12.歯の交換と代生歯胚……(脇田 稔)
     12-1 標本の全景
     12-2-1 機能歯と代生歯胚
     12-2-2 代生歯胚
     12-2-3 代生歯胚の上皮
     12-2-4 機能歯の歯根吸収
 13.歯胚と線維成分……(脇田 稔)
     13-1 標本の全景
     13-2-1 歯胚の形成と上皮縁(歯頸弯曲部)
     13-2-2 象牙質形成とコルフの線維(1)
     13-2-3 象牙質形成とコルフの線維(2)

Part 2 口腔組織編
 1.縦断研磨標本
  ■エナメル質……(脇田 稔)
     1-1 標本の全景
      1.エナメル質(E)
      2.象牙質(D)
      3.セメント質(C)
     1-2-1 ハンター・シュレーゲル条とレッチウスの線条
     1-2-2 横断帯(もしくは暗帯)
     1-2-3 縦断帯(もしくは明帯)
     1-3-1 エナメル小柱横断像(1)
     1-3-2 エナメル小柱横断像(2)
     1-3-3 エナメル質縦断像
     1-3-4 切縁(咬頭)直下のエナメル質
     1-4-1 レッチウスの線条(唇側)
     1-4-2 レッチウスの線条(舌側)
     1-4-3 レッチウスの線条とエナメル小柱の形態変化(横断像)
     1-4-4 レッチウスの線条とエナメル小柱の形態変化(縦断像)
    ■象牙質……(脇坂 聡)
     1-5-1,2,3 象牙細管の走行
     1-5-4 象牙細管(横断像)
     1-5-5 象牙細管(縦断像)
     1-5-6 象牙細管(終枝と側枝)
     1-6-1 象牙質の成長線(象牙層板)
     1-6-2 象牙質の成長線(象牙層板の拡大)
     1-6-3,4 象牙層板と象牙細管の走行
     1-7-1 象牙質の石灰化(象牙前質と球状石灰化)
     1-7-2 象牙質の石灰化(象牙前質と板状石灰化)
    ■セメント質……(山本恒之)
     1-8-1 セメント質の分布
     1-8-2 無細胞(原生)セメント質
     1-8-3 無細胞(原生)セメント質の肥厚部
     1-8-4 有細胞(二次)セメント質
     1-9-1,2 セメント質の構造
     1-9-3 セメント層板と層板間層
     1-9-4 セメント小体
 2.横断研磨標本……(■澤孝彰)
     2-1-1 標本の全景
     2-1-2 レッチウスの線条とエナメル叢
     2-2-1 エナメル叢とエナメル葉
     2-2-2 エナメル叢
     2-2-3,4 咬頭斜面のエナメル叢
 3.縦断研磨標本(2)……(明坂年隆)
     3-1-1 標本の全景
     3-1-2 象牙質の区分と象牙細管の走行
     3-2-1 オーエンの外形線と球間区
     3-2-2 球間区の構造
     3-2-3 二次象牙質と象牙細管の走行
     3-2-4 修復象牙質と象牙細管の走行
     3-3-1 原生セメント質
     3-3-2 トームスの顆粒層
     3-3-3 セメント質の構造
     3-3-4 修復セメント質
     3-4-1 レッチウスの線条
     3-4-2 レッチウスの線条とエナメル小柱
     3-4-3 エナメル小柱の構造
 4.縦断研磨標本(3)……(山本敏男)
     4-1-1 標本の全景
     4-1-2 歯冠部の象牙細管
     4-2-1 咬頭直下の象牙質
     4-2-2 歯頸部象牙質
     4-2-3 歯根部象牙質
     4-3-1 オーエンの外形線
     4-3-2 球間区
     4-3-3 球間象牙質と象牙細管
     4-3-4 球間象牙質の配列
     4-4-1 咬合面直下の象牙質
     4-4-2 球間区の配列
     4-4-3 歯頸部象牙質と球間区
     4-4-4 球間象牙質と象牙細管
     4-5-1 エナメル質(舌側)
     4-5-2 エナメル質(頬側)
     4-5-3 エナメル紡錘
     4-5-4 レッチウスの線条とエナメル小柱
     4-6-1 ナールドエナメル(捻転エナメル質)
     4-6-2 エナメル象牙境
     4-6-3 セメント質の構造
     4-6-4 根尖付近の特異な構造
 5.歯の脱灰標本(1)……(小澤幸重)
     5-1 標本の全景(象牙質,歯髄,セメント質)
     5-2-1 歯冠部の拡大(1)
     5-2-2 歯冠部の拡大(2)
     5-3-1 アンドレーゼンの線条
     5-3-2 アンドレーゼンの線条と板状石灰化
     5-3-3 アンドレーゼンの線条と球状石灰化
     5-4-1 球間網
     5-4-2 球間区と象牙細管
     5-4-3 象牙前質と球状石灰化
     5-4-4 象牙前質と板状石灰化
     5-5-1 歯髄表層と象牙質(弱拡大)
     5-5-2 歯髄表層部の構造
     5-6-1 歯髄表層(1)
     5-6-2 歯髄表層(2)
     5-6-3 歯髄中央部
     5-6-4 歯髄の細胞と血管,神経
 6.歯の脱灰標本(2)……(吉江紀夫)
     6-1-1 標本の全景
     6-1-2 石灰化条
     6-2-1〜4 石灰化条
 7.歯の脱灰標本(3)……(前田健康)
     7-1-1 標本の全景
     7-1-2 ラシュコフの神経叢
     7-1-3 象牙芽細胞層の神経
     7-1-4 象牙前質から象牙質への神経
 8.歯の脱灰標本(4)……(高野吉郎)
     8-1-1 歯冠部象牙細管の走行
     8-1-2 歯根部象牙細管の走行
     8-1-3 象牙細管の分枝(象牙質表層部)
     8-1-4 象牙細管の分枝(象牙質深層部)
     8-2-1 セメント質と象牙質(弱拡大)
     8-2-2 セメント質と象牙質(中拡大)
     8-2-3 セメント層板と層板間層
     8-2-4 セメント小体とセメント細管
 9.上顎縦断標本……(寺島達夫)
     9-1 標本の全景
     9-2-1 単根歯の歯槽
     9-2-2 複根歯の歯槽
     9-3-1,2 根尖と鼻腔壁
 10.歯周組織標本……(脇田 稔)
     10-1 標本の全景
     10-2-1 複根歯のみえ方
     10-2-2 歯根膜腔と歯槽骨
     10-3-1 歯の支持組織(歯間乳頭)
     10-3-2 歯の支持組織(硬組織と軟組織)
     10-3-3 歯の支持組織(歯根と歯槽骨)
     10-3-4 歯の支持組織(歯根膜)
 11.上顎横断標本……(高野吉郎)
     11-1 標本の全景
     11-2-1 複根歯の歯根と歯周組織
     11-2-2 単根歯の歯根と歯周組織
     11-2-3 歯周組織の構造
 12.顎関節標本……(飯島忠彦)
     12-1 標本の全景
     12-2-1 顎関節の構成
     12-2-2 下顎窩の構造
     12-2-3 下顎頭の構造
     12-3-1,2 関節滑膜
     12-3-3 関節円板
     12-3-4 関節円板と筋
 13.交換期下顎縦断標本……(寺島達夫)
     13-1 標本の全景
     13-2-1 歯肉の構造
     13-2-2 内縁上皮〔付着(接合)上皮と歯肉溝上皮〕
     13-2-3 外縁上皮(歯肉口腔粘膜上皮)
     13-3-1 乳歯の吸収
     13-3-2,3 歯根と歯槽骨の吸収
     13-3-4 歯根吸収と歯髄
 14.下顎横断標本……(高野吉郎)
     14-1-1 標本の全景
     14-1-2 複根歯歯根の横断像
     14-1-3 単根歯歯根の横断像
     14-2-1 歯根膜と歯槽骨
     14-2-2 歯根膜線維の走行
     14-2-3,4 歯根膜
     14-3-1 層板骨の構造
     14-3-2 根間中隔と歯根膜

顕微鏡調整法……(脇田 稔)
研磨標本作製法……(脇田 稔)
学生スケッチ(CD-ROMに収載)

 索引