やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

2017 序
 2018年の医療・介護の同時改定に向け議論が本格化してきています.2018年は同時改定に加え,医療計画,介護保険事業計画,医療費適正化計画がいずれも見直し時期を迎えます.
 また,2018年4月から国民健康保険の財政運営の責任主体が都道府県となります.第6次医療法改正により医療計画の実施主体となっている都道府県は,財政運営と医療提供体制の構築といった2大課題を行政主体として担うこととなります.
 昨年の2016年改定はその道筋を踏まえた改定といえます.したがって,診療報酬改定項目は「地域医療構想」で地域のニーズに見合った医療提供を推進する改定項目が評価導入されました.医科では,病院の機能分化・特化を一層推進する改定となりました.一方歯科はこの流れのなかで,住み慣れた地域のなかでの医療・介護サービスや生活支援サービスが一体となって受けられる「地域包括ケアシステム」構築のなかに組み込む歯科診療所として「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」が新たに位置づけられました.
 とりわけ在宅医療推進のため,平成29(2017)年3月31日までに歯科訪問診療を実施する(95%未満)施設基準を届出するかしないかによって,一般の歯科診療所の機能も二分されました.また,歯科における医科医療機関との連携を推進するため,病院内に歯科が併設されている,いないに関わらず病院に訪問歯科診療が可能となりました.
 つまり,2018年同時改定に向けて,訪問歯科診療を行う歯科診療所の機能があるかの意思確認の改定であったともいえます.
 まさしく,日本の社会保障制度を1970年モデルから2025年モデルに再構築する大改革が進行するなかでの診療報酬改定であります.
 これらの医療の流れをいち早く見据えてバージョンアップした“赤本”2017年版をお届けします.改定の特徴を読者に分かりやすくするため,
 (1)イラストを用いた改定要点のビジュアル化
 (2)電子請求の普及と画面審査のチェックポイントを押さえた解説
 (3)返戻時の対応に便利な紙レセプト情報も適宜追加
 (4)症例選定にあたっては,周術期,訪問診療を行う医療機関の連携医療請求に配慮
 (5)先進技術の解説や請求で誤りの多い項目については,イラストを使って理解しやすくした
 以上の編集方針を理解いただき,“赤本”を自院の診療所の機能アップや経営指針にも活用いただければと思っています.
 2018年医療・介護の同時改定における歯科のキーワードは,(1)口腔疾患の重症化予防,口腔ケア等の歯科医学管理による継続的管理,(2)患者中心の安心・安全で質の高い医療,(3)医療と介護の連携による訪問歯科診療の推進です.これは,今後ICTを活用した政策として推進されます.
 “赤本”の症例解説や症例のチェック要点を活用いただき,一層自院の機能強化に役立つならば,編者一同の喜びとするところです.
 今後とも一層のご愛読をお願い申し上げます.
 編者一同
第1部 巻頭特集
1 歯科診療報酬点数早見表
2 レセプトマスター(一般用/加算用/歯科訪問診療用)
3 平成28年改定以降の歯科医療に関する制度改革の動き―これからの歯科医療機関で考慮すべき点
4 診療報酬改定後(2016→2017)の誤りやすいポイント・その後の情報
 1 歯冠修復物または欠損補綴物の除去(誤りやすい請求事項その1)
 2 暫間固定(誤りやすい請求事項その2)
 3 補綴時診断料の「摘要」欄記載と算定パターン
 4 歯科訪問診療料算定の注意点
 5 かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)
 6 平成28年4月以降の主要「摘要」欄記載項目の記載例
 7 特定保険医療材料料(歯科材料料)算定の一部改正
 付 歯科診療録の記載上の注意事項
5 新症例
平成28年度診療報酬改定における特掲診療料等の経過措置について
第2部 症例解説
1 基本診療料 保険解説
 1 歯科初診料
 2 治療終了後再度の初診(歯管算定)
 3 治療終了後2月以内で再度の初診(歯管算定)
 4 任意中断後2月経過した再度の初診(歯管算定)
 5 電話再診後の1日2度来院
 6 成人歯科検診後の初診
 7 初診・再診に対する時間外加算
 8 初診料に対する休日加算(初診時・処置時の休日加算,緊画)
 9 再診時の休日加算(再診時・処置時の休日加算)
 10 乳幼児加算(5歳6カ月,乳幼児深夜加算・乳幼児の処置加算)
 11 初診時歯科診療導入加算(著しく歯科診療が困難な者)
 12 歯科診療特別対応加算+歯科診療特別対応地域支援加算
 13 診療期間中の保険者変更
 14 自費から保険診療への移行
2 医学管理料等 保険解説
 15 エナメル質初期う蝕管理加算〈歯管の加算〉
 16 フッ化物歯面塗布処置(エナメル質初期う蝕に罹患している患者)
 17 病診連携 歯科診療所から病院への手術依頼―診療情報提供料(I)
 18 病診連携 地域歯科診療支援病院歯科初診料〔診療情報提供料(I)―病院⇔歯科診療所〕
 19 病診連携 介護保険との連携―診療情報提供料(I)(主治医から意見を求められた場合)
 20 病診連携 セカンド・オピニオン―診療情報提供料(II)
 21 病診連携 地域歯科診療支援病院―糖尿病・心筋梗塞既往患者の抜歯(抗凝固剤服用中)
 22 診診連携 歯科治療総合医療管理料(I)(歯痛で狭心症発作が予測される例――医科診療所からの診療情報提供)
 23 歯科治療総合医療管理料(II)
 24 周術期口腔機能管理(歯科併設病院)(歯科を併設する病院で周計・周I,II後,連携歯科で退院後の周Iを依頼)
 25 周術期口腔機能管理(歯科併設病院)(歯科を併設する病院で周計後,院内歯科→連携歯科で入院前の周Iを依頼)
 26 歯科併設のない病院での周術期口腔機能管理(歯科を併設しない手術実施病院と歯科診療所との連携)
 27 歯科診療所での周術期口腔機能管理料(III)
 28 術後の院内連携による周術期口腔機能管理(III)
 29 共同療養指導計画による歯科特定疾患療養管理料(心身医学療法)
 30 病診連携 睡眠時無呼吸症候群
 31 広範囲顎骨支持型装置埋入手術料(2回法による埋入手術) 広範囲顎骨支持型補綴(床義歯形態のもの)
 32 広範囲顎骨支持型装置掻爬術(症例31のつづきを想定)
 33 広範囲顎骨支持型装置埋入手術料(2回法による埋入手術) 広範囲顎骨支持型補綴(ブリッジ形態のもの)
 34 広範囲顎骨支持型補綴物修理
3 在宅医療 保険解説
 35 歯科訪問診療1と在宅の要介護認定者 居宅療養管理指導(歯援診,在宅2人,歯科衛生士同行)
 36 在宅歯科医療推進加算(抜歯)(在宅療養支援歯科診療所)
 37 歯科訪問診療1と在宅の要介護未認定者(在宅療養支援歯科診療所)(在宅1人,急性対応)
 38 月の途中で要介護認定を受けた患者の訪問診療(在宅療養支援歯科診療所)(在宅1人,歯科衛生士同行,訪衛指,居宅療養管理指導)
 39 歯科疾患在宅療養管理料(在宅療養支援歯科診療所)(施設1人,歯科衛生士同行,歯科衛生士単独)
 40 歯科訪問診療2,3(在宅療養支援歯科診療所)(同一建物居住者2人以上)(著しく歯科診療が困難な者)
 41 歯科訪問診療料と歯科疾患在宅療養管理料(在宅療養支援歯科診療所)(施設1人)
 42 栄養サポートチーム連携加算1
 43 栄養サポートチーム連携加算2
 44 歯科訪問診療時の時間に関する加算(夜間加算・患家診療時間超過加算)(在宅療養支援歯科診療所)(施設1人)
 45 地域医療連携体制加算(在宅療養支援歯科診療所)(A:同一建物居住者1日9人以下,B:連携先による1人のみ診療)
 46 在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料
 47 訪問歯科衛生指導料(在宅療養支援歯科診療所)(同一建物2人以上,訪衛指複,訪衛指簡,訪補助)
 48 集団への訪問歯科衛生指導(同一建物1日7人)
 49 退院時共同指導料,在宅患者連携指導料(地域歯科診療支援病院歯科→在宅療養支援歯科診療所)(患者が要介護認定を受けていないケース)
 50 歯科衛生士が行う居宅療養管理指導(在宅療養支援歯科診療所)(同一建物居住者1日9人,歯科衛生士同行)
4 検査 保険解説
5 画像診断 保険解説
 51 歯科エックス線撮影(デンタル)
 52 歯科パノラマ断層撮影と同時の歯科エックス線撮影
 53 症状確認のための歯科エックス線撮影(全顎撮影以外)
 54 同一部位に同時に2以上の撮影(パノラマとデンタル)
 55 全顎撮影と同時のデンタル(同一部位,同一方法同時撮影)
 56 歯科エックス線撮影後,日を異にしたパノラマ撮影
 57 持参パノラマエックス線写真による診断
 58 顎関節症の規格エックス線撮影
 59 歯科画像診断管理加算1
 60 歯科用3次元エックス線断層撮影
6 投薬(薬剤算定法)・注射 保険解説
7 麻酔 保険解説
8 歯の疾患の処置,歯内療法 保険解説
 61 う蝕処置
 62 う蝕処置,間接歯髄保護処置→KP,ろう型採得
 63 う蝕処置,直接歯髄保護処置→光CR充填
 64 直接歯髄保護処置→抜髄(1カ月以内)
 65 歯髄温存療法(AIPC)
 66 歯髄温存療法(AIPC)→麻酔抜髄(3カ月以内)
 67 生活歯髄切断(潰Pulに対する応用)→生PZ
 68 失活歯髄切断
 69 生切後および失切後のPZ
 70 生活歯髄切断(若年者に応用)→歯冠修復を自費へ移行
 71 生活歯髄切断→抜髄(生切後経過不良)→加圧根充
 72 根管充填と加圧根管充填処置
 73 麻酔抜髄即充と加圧根管充填処置
 74 麻酔抜髄(抜髄→根管貼薬→根充,加圧根充)
 75 失活抜髄即充と加圧根管充填処置
 76 同一歯の失活抜髄と失活歯髄切断
 77 歯根未完成歯の暫間的根充→加圧根充
 78 抜髄・加圧根充→再加圧根充
 79 感染根管処置(3根管例)→加圧根充
 80 感染根管即日加圧根充(感根即充)
 81 切開と同時の感染根管処置(歯科外来診療環境体制加算)
 82 歯根分割掻爬術(自院にて歯根分割)と感染根管処置
 83 歯根分割歯(他院にて分割済)の感染根管処置
 84 根管内細菌簡易培養検査(S培)
 85 歯髄壊死
 86 歯髄壊疽
 87 抜歯を前提とした根管治療(消炎処置)
 88 根治経過不良の抜歯(感根処と抜歯)
 89 残根の根治と根面被覆
 90 根管側壁または髄床底穿孔
 91 根管内異物除去(根管内リーマー破折)
 92 根管外に突出した異物の除去(歯科外来診療環境体制加算)
 93 歯冠修復物の除去(FMC,冠,メタルコア,インレー,CR)
 94 知覚過敏症(3歯までの場合と4歯以上の場合)
9 小児・著しく歯科診療が困難な者の治療 保険解説
 95 う蝕多発傾向者と歯科疾患管理料(7歳)(フッ化物歯面塗布処置・歯科衛生実地指導料1)
 96 フッ化物洗口指導加算(7歳)(歯科衛生実地指導料1)
 97 乳歯の初期う蝕早期充填処置(6歳未満)
 98 乳歯の光CR充填(う蝕歯即時充填形成,6歳未満)
 99 う蝕薬物塗布処置(乳歯のサホライド応用,6歳未満)
 100 乳歯の生活歯髄切断(吸入鎮静法応用,3歳以上6歳未満)
 101 乳歯の抜髄・感染根管処置(3歳以上6歳未満)
 102 乳歯列期の歯肉炎(単G)(混合歯列期歯周病検査)
 103 乳歯のFMC・インレー(6歳未満)
 104 乳歯の複合レジン冠(6歳未満)
 105 乳歯金属冠(6歳未満)
 106 小児保隙装置(6歳未満)
 107 号泣のため診療不能(6歳未満)(乳幼児時間外加算)
 108 同一月に5歳から6歳になった例
 109 歯科診療特別対応連携加算(地域歯科診療支援病院,脳性麻痺のため歯科診療所から抜歯依頼の例)
 110 歯科衛生実地指導料2―著しく歯科診療が困難な者(歯科診療特別対応加算,外来環)
 111 吸入鎮静法(亜酸化窒素)(10歳)
 112 吸入鎮静法(6歳未満,麻酔加算)
 113 静脈内鎮静法(歯科診療特別対応加算,抜歯)
 114 著しく歯科診療が困難な者(7歳)(抜歯,歯科診療特別対応加算)
10 歯周治療 保険解説
 115 単Gのスケーリング,歯周基本治療処置
 116 混合歯列期の歯肉炎(単G)(混合歯列期歯周病検査,スケーリング)
 117 歯周炎へのスケーリング(全顎28歯)
 118 スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
 119 歯周ポケット掻爬(PCur),歯周精密検査
 120 歯周基本治療後のペリオクリン注入例
 121 P急発時のペリオクリン注入例(初診時)
 122 歯周治療用装置(冠形態)
 123 歯周ポケット掻爬術
 124 新付着手術(ENAP)と歯周病部分的再評価検査
 125 薬物性の歯肉増殖(複雑性歯肉炎)〔歯肉切除手術(GEct)〕
 126 歯肉剥離掻爬手術(FOp)と人工骨填入/暫間固定(困難なもの)
 127 歯周組織再生誘導手術(GTR)
 128 歯肉弁根尖側移動術
 129 遊離歯肉移植術
 130 口腔前庭拡張術
 131 小帯切除術
 132 歯周疾患治療薬の応用(ヒノポロン使用例)
 133 暫間固定(TFix)(簡単なもの)
 134 歯ぎしりの処置(咬合性外傷,上下一体式咬合床)
 135 歯ぎしりの処置(上下一体式以外の咬合床)
 136 歯周病安定期治療(I)〈SPT(I)〉
 137 歯周精密検査以降の歯周治療とSPT(I)
 138 侵襲性歯周炎の治療とSPT(II)(15歳の侵襲性歯周炎) かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の場合
 139 SPT開始後に病状悪化(SPT中止,歯周外科手術)
 140 SPT中の歯周疾患処置(P処)
 141 抜歯等によるSPT中の対象歯数の減少
11 歯冠修復 保険解説
 142 充填の算定方法
 143 初期う蝕早期充填処置(歯管,実地指1)
 144 充形→光CR充填(歯冠破折例)
 145 歯質くさび状欠損(WSD)の光CR充填
 146 充形→光重合型グラスアイオノマー充填(2窩洞 重複歯面)
 147 歯頸部根面う蝕へのグセ充(歯面処理を行わない場合)
 148 レーザー応用による充形,窩洞形成(う蝕無痛)
 149 修形(メタルインレー)
 150 修形(CRインレー,クリアフィル応用)
 151 修形(CRインレー,SR-イソシット応用)
 152 充形(異種材料の充填)(グラスアイオノマーと光CR)
 153 コンビネーション(メタルインレーと光CR)
 154 異日充填(充形→同一月に新たなう蝕)
 155 光CR充填後の抜髄,再充填
 156 歯冠修復物製作後の歯冠破折
 157 次回充填例(う蝕処置,間接歯髄保護処置後の充填)
 158 知覚過敏処置後の光CR充填
 159 根充後のCR充填とメタルインレー(KP)
 160 クラウン・ブリッジ維持管理料(歯冠補綴物)
 161 クラウン・ブリッジ維持管理料(算定後の歯冠補綴物再製)
 162 クラウン・ブリッジ維持管理料(ブリッジ)
 163 クラウン・ブリッジ維持管理料(未届出保険医療機関の算定)
 164 前歯冠(生PZと失PZ)
 165 臼歯冠(生PZと失PZ)
 166 FMC(生PZ)(生PZ後の知覚過敏)
 167 FMC(失PZとメタルコア)
 168 FMC(失PZと支台築造(直接法),レジンコア)
 169 ファイバーポストを用いた支台築造(間接法・直接法)
 170 FMC(歯冠補綴物の連結)
 171 FMC(歯根分割分岐部病変掻爬後)
 172 複合レジンジャケット冠(12歳,永久歯)
 173 硬質レジンジャケット冠〔光重合型〕(前歯・生PZ)
 174 硬質レジンジャケット冠〔加熱重合型〕(前歯・失PZとメタルコア)
 175 レジン前装金属冠(硬質レジン)
 176 咬合調整(FMC過高,単Per)
 177 CAD/CAMハイブリッドレジン冠(臼歯)
 178 インレーおよびメタルコアの未来院請求
 179 自費切替(臼歯金合金インレー)
 180 材料差額(前歯冠)と自費切替(FMC)
 181 補管未届出保険医療機関での補綴物新製
12 ブリッジ 保険解説
 182 前歯1歯欠損ブリッジ(有床義歯併用の場合の補診)
 183 前歯1歯欠損ブリッジ(冠支台とレジン前装金属ポンティック)
 184 前歯1歯欠損ブリッジ(健全歯抜髄と金属裏装ポンティック)
 185 犬歯1歯欠損ブリッジ((2)3(4)(5)設計,中切歯が支台として使用できない特例)
 186 前歯延長ブリッジ
 187 前歯2歯欠損ブリッジ(レジン前装金属冠とレジン前装金属ポンティック)
 188 前歯3歯欠損ブリッジ(リテイナー)
 189 前歯4歯欠損ブリッジ(支台歯とポンティックの数6歯以上)
 190 インレーとFMC支台のブリッジ
 191 小臼歯金属裏装ポンティックブリッジ
 192 ブリッジ支台歯形成加算とレジン前装金属冠支台の第一小臼歯
 193 大臼歯鋳造ポンティックブリッジ(大臼歯冠支台)
 194 小臼歯延長ブリッジ
 195 大臼歯延長ブリッジ
 196 臼歯2歯欠損ブリッジ
 197 犬歯・小臼歯連続欠損ブリッジ
 198 前歯・臼歯5歯欠損ブリッジ
 199 下顎分割抜歯後のブリッジ
 200 上顎分割抜歯後のブリッジ
 201 歯根分割(切断)歯支台のブリッジ
 202 欠損歯がなく1歯相当分の間隙のあるブリッジ
 203 前歯部接着ブリッジ
 204 臼歯部を含む接着ブリッジ(大臼歯FMC装着)
 205 補綴時診断料および歯冠補綴時色調採得検査
 206 事前承認ブリッジ(3歯欠損で2歯間隙)
 207 可動性ブリッジ
 208 ブリッジの除去
 209 ブリッジの未来院請求
 210 未来院請求後のブリッジの装着
 211 ブリッジの自費切替(メタルボンドブリッジ)
13 ダツリ・修理 保険解説
 212 金属歯冠修復物脱落,再装着当日の根充
 213 FMCの再装着(クラウン・ブリッジ維持管理中)
 214 レジンジャケット冠の再装着
 215 再装着(他院で製作された保険給付外補綴物)
 216 レジン前装金属冠の修理(充填1算定)
14 有床義歯 保険解説
 217 有床義歯の補綴時診断料
 218 多数歯欠損義歯と顎運動関連検査
 219 有床義歯咀嚼機能検査(新義歯製作)
 220 総義歯
 221 少数歯(1歯)欠損義歯(鉤歯・鉤対歯調整)
 222 残根上の義歯(残根削合によるもの)
 223 残根上の義歯(残根コーピングによるもの)
 224 即時義歯
 225 有床義歯の短期間製作
 226 熱可塑性樹脂有床義歯
 227 顎補綴
 228 1顎に義歯2床装着(14K金合金鉤使用)
 229 特殊印象(咬合圧印象)
 230 有床義歯の人工歯
 231 有床義歯の補綴隙使用例
 232 欠損歯数と義歯歯数が異なる症例
 233 コンビネーション鉤を使用した義歯
 234 鋳造バー・バークラスプ義歯
 235 鋳造バーと屈曲バーの使用義歯
 236 フック,スパーの使用義歯
 237 保持装置の使用例
15 義歯管理 保険解説
 238 新製有床義歯管理料
 239 歯科口腔リハビリテーション料1
 240 少数歯欠損義歯への歯科口腔リハビリテーション(困難な場合)
 241 義歯床下粘膜異常と新義歯製作
 242 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(1年以内)
 243 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(1年経過後)
 244 有床義歯内面適合法と歯科口腔リハビリテーション料1
16 有床義歯内面適合法・修理 保険解説
 245 有床義歯内面適合法(床適合) 直接法例
 246 有床義歯内面適合法(床適合) 間接法例
 247 補綴時診断料(増歯修理の場合) 軟質材料を用いた有床義歯内面適合法(下顎総義歯)
 248 人工歯の置換(有床義歯修理)
 249 人工歯の咬合面レジン添加(有床義歯修理,直接法・間接法)
 250 新義歯予定の旧義歯の有床義歯内面適合法(床裏装)
 251 義歯床破損例(有床義歯修理,歯科技工加算)
 252 人口歯脱落による6カ月以内の修理
 253 鉤破損による有床義歯修理(補強線使用例)
 254 旧義歯への増歯
 255 義歯修理と有床義歯内面適合法(床適合)
 256 義歯修理(増歯)と有床義歯内面適合法の同時例
 257 有床義歯修理と新義歯製作
 258 有床義歯床下粘膜調整処置(T.コンデ)
 259 有床義歯の未来院請求
 260 局部床義歯の自費切替(金属床義歯)
17 選定療養費 保険解説
 261 金属床総義歯(選定療養費)
 262 C選療
18 手術の算定 保険解説
19 抜歯・移植・抜歯後の異常および関連事項 保険解説
 263 抜歯(臼歯)(POSによる経過診療例)
 264 抜歯中止(抜歯中),再度抜歯
 265 抜歯中止(抜歯着手前),貧血に対しての酸素吸入
 266 転移歯抜歯と歯根露出部への遊離歯肉移植術
 267 抜歯窩再掻爬手術
 268 分割抜歯(ヘミセクション)
 269 埋伏過剰歯の抜歯
 270 下顎水平埋伏智歯の抜歯
 271 上顎智歯の難抜歯(半埋伏歯=骨性不完全埋伏歯)
 272 前歯難抜歯
 273 含歯性嚢胞摘出術と水平埋伏歯抜去(口腔病理組織検査)
 274 口腔底迷入下顎智歯抜去術
 275 後出血処置(1日2度来院)
 276 ドライソケットの治療
 277 歯の移植手術(「8を「6部に移植)
20 炎症(消炎手術) 保険解説
 278 消炎拡大→抜歯(急性化膿性歯周組織炎)
 279 智歯周囲炎(歯肉弁切除例)
 280 智歯周囲炎(抜歯例)
 281 骨膜下膿瘍(切開排膿→抜歯)
 282 頬部膿瘍(口腔外切開) 手術当日の注射手技料(点滴注射)
 283 口底炎(口腔底膿瘍切開) 手術当日の注射手技料(点滴注射)
 284 歯根分割掻爬術
 285 腐骨除去手術
 286 歯性上顎洞炎(投薬:消炎酵素剤)
 287 上顎洞陥入歯根の摘出
 288 上顎洞口腔瘻閉鎖術(抜歯時)
 289 上顎洞口腔瘻閉鎖術(著しく困難なもの)
21 外傷と骨折処置・顎関節症 保険解説
 290 外傷による歯の打撲
 291 口腔外縫合術
 292 創傷処理と歯の再植術(部位を異にする場合)
 293 歯槽骨骨折非観血的整復術
 294 歯槽骨骨折観血的整復術
 295 下顎骨折非観血的整復術
 296 顎関節治療用装置装着と歯科口腔リハビリテーション料2
 297 顎関節症(マイオモニター,咬合調整)
 298 顎関節症(スプリント療法,顎関節規格エックス線撮影法)
 299 顎関節症(徒手的授動術:パンピングを併用した場合,顎関節単純撮影)
22 粘膜疾患処置・その他の外来手術 保険解説
 300 孤立性アフタ(付着型薬剤による治療)
 301 再発性アフタ(軟膏塗布による治療)
 302 口腔扁平苔癬(軟膏塗布による治療,歯科特定疾患療養管理料)
 303 白板症(口腔病理診断,歯科特定疾患療養管理料)
 304 口腔カンジダ症(投薬)
 305 浮動歯肉切除術
 306 エプーリス切除手術(病理組織検査)
 307 粘液嚢胞摘出術(口唇)
 308 小帯形成術
 309 唾石摘出術
 310 がま腫切開術
 311 良性腫瘍摘出術(舌)
 312 歯科インプラント摘出術(人工歯根タイプ)
 313 歯槽骨整形手術
 314 下顎隆起形成術
 315 顎堤形成術
 316 歯根端切除手術
 317 歯科用3次元エックス線断層撮影装置と手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術
 318 同一術野の歯根端切除手術と歯根嚢胞摘出手術
 319 萌出困難歯の開窓術
 320 含歯性嚢胞開窓術
23 リハビリテーション 保険解説
 321 術後の摂食機能療法
 322 脳梗塞後遺症の摂食機能療法(舌接触補助床)と歯科口腔リハビリテーション料1
 323 舌圧検査(舌接触補助床装着患者に対する)
 324 脳血管疾患等リハビリテーション(言語機能訓練)
24 歯科矯正 保険解説
 325 歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯科矯正治療(歯科矯正保険医療機関からの依頼)
 326 片側性唇顎口蓋裂による咬合異常
 327 骨格性下顎前突による咬合不全・発音障害
 328 第一・第二鰓弓症候群による咬合異常

 付−1 口腔外科手術の所定点数および準用点数
 付−2 検査・病理診断の点数(医科点数表から)
 付−3 歯科材料点数一覧

 診療録,歯科診療報酬明細書のおもな略称
 薬価・請求点数早見表
 索引