やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

2013 序
 社会保障・税の一体改革の方向性を反映した平成24 年診療報酬改定の特徴は,医科にあっては,病院の機能分化のいっそうの推進と在宅医療の充実です.つまり,医療改革を行いながら,地域における医療・介護サービスの充実を図る一方,医療・介護の連携をより緊密にするために第2 次医療圏を単位とした地域連携包括型ケアシステムの構築を目指した医療提供体制が医療計画に基づき進められています.
 しかし,歯科界は,この改革が進めば地域医療における患者の受診行動がどのように変わっていくのか,外来の患者はどこから来るのか,高齢者の歯科医療ニーズはどう変化するのか,救急・災害歯科医療はどうするのかといった予想された課題に答えを出せないでいるのが現状です.
 その一方で,IT技術を活用して,レセプトオンラインや電子媒体による審査が進み,診療内容が時系列で,しかも医療機関の治療病名や投薬内容が横断的に点検できるようになっています.これが,支払基金等で実施されている縦覧点検・突合点検です.算定日情報に基づき単月の診療手順を審査することが可能となりました.つまり,歯科レセプトの内容を審査することで,医療機関ごとの治療の質までも推測することができるようになりつつあります.
 2016 年には共通番号(マイナンバー)が国民一人ひとりに与えられ,年金や健康保険などの社会保障給付と納税を個人番号で管理する制度が実施されます.2016 年は,診療報酬と介護報酬の同時改定の時期とも重なります.
 こういった動向を踏まえ,医療改革も反映した診療報酬改定の本質を捉えた編集を赤本は症例作成の基本に据えております.
 平成24 年診療報酬改定で歯科にその方向性を踏まえたものが,
 (1)周術期口腔機能管理,(2)歯周病の病態を反映したルールの見直しです.
 (1)は病院の周術期口腔管理という歯科の役割をチーム医療のなかに位置づける一方,地域連携の核として育てようとしているものです.
 (2)は糖尿病,脳血管障害,高血圧等の合併症をもつ患者さんの歯周病の病態に配慮して歯周病治療計画のルール改定が行われています.
 これらの症例については,新規症例を熟読いただき,まず診療の流れを1 口腔単位の管理体系で理解いただきたいと思います.
 今回は,周術期をより具体的に理解いただくために詳しい解説を行っています.また,縦覧情報が審査上重視されつつある現在,算定日で気をつけるべき点を例示しています.
 厚労省の指導・監査の実施状況は公表されておりますが,保険医療機関の取り消し処分の半数以上は「保険者からの情報提供」が端緒となっています.保険者はカルテ情報の縦覧・突合点検から医療機関の診療内容を治療の質も含め点検していると考えられます.
 日々の診療内容の質を担保とした口腔管理を歯科医療機関は求められています.赤本は,そういった先生方の日々の努力に答えるべく,質の高い症例呈示を今後も続けて参ります.いっそうのご活用と症例につきましてのご意見をお寄せいただければ,編者一同の喜びとするところであります.
 編者一同
1 治療の流れで症例検索チャート
2 レセプト一般用・50/100 加算・訪問診療用
3 歯科診療報酬点数早見表
4 どう変わる? 2025 年地域包括ケア社会に向けた歯科の役割
5 突合点検,縦覧点検 概要と注意点
6 請求にあたって注意したい算定ルール(算定時期等)
7 日別・月別 算定ルールで注意したいおもな項目
8 診療の流れで注意したい事例
9 連月の診療で注意したい事例
10 “周術期の口腔管理”をご存知ですか?
 症例A 周術期口腔機能管理 歯科がある手術を実施する病院と歯科診療所の連携
 症例B 周術期口腔機能管理 歯科がある手術を実施する病院から入院前の口腔管理の依頼 …
 症例C 周術期口腔機能管理 歯科がない手術を実施する病院と歯科診療所との連携
 症例D 周術期口腔機能管理(III) 術後合併症
 症例E 周術期口腔機能管理(III) 手術後,継続して放射線治療・化学療法を実施する病院内での連携 …
11 管理型の例 症例F歯科疾患管理料算定
12 誤りの多い算定例
13 誤りの多いレセプト記入例
14 平成24 年 疑義解釈(歯科関連抜粋)
基本診療料 保険解説
  001 歯科初診料
  002 歯管を算定し治療終了後再度の初診料
  003 歯管を算定し治療終了後 2 月以内の再度の初診料
  004 任意中断後 2 月(暦月)経過した場合の再度の初診料(歯管算定)
  005 電話再診後の 1 日 2 度来院
  006 義歯修理の 1 日 2 度来院(再診料が算定できない場合)
  007 成人歯科検診後の初診
  008 初診・再診に対する時間外加算
  009 初診料に対する休日加算(初診時・処置時の休日加算)
  010 再診時の休日加算(再診時・処置時の休日加算)
  011 乳幼児加算(5 歳 6 カ月,乳幼児深夜加算・乳幼児の処置加算)
  012 初診時歯科診療導入加算(著しく歯科診療が困難な者)
  013 歯科診療特別対応地域支援加算
  014 診療期間中の保険者変更
  015 自費から保険診療への移行
医学管理等 保険解説
  016 診療情報提供料(I)―歯科診療所から病院への手術依頼
  017 地域歯科診療支援病院歯科初診料〔診療情報提供料(I)―病院歯科診療所〕
  018 診療情報提供料(I)―介護保険との連携(主治医から意見を求められた場合)
  019 診療情報提供料(II)―セカンド・オピニオン
  020 糖尿病・心筋梗塞既往患者の抜歯(抗凝固剤服用中)(地域歯科診療支援病院,歯科診療所からの紹介)
  021 歯科治療総合医療管理料(医管)(歯痛で狭心症発作が予測される例―医科診療所からの診療情報提供)
  022 歯科特定疾患療養管理料(心身医学療法)
  023 睡眠時無呼吸症侯群の治療(医科からの紹介)
  024 広範囲顎骨支持型装置埋入手術料(2 回法による埋入手術)広範囲顎骨支持型補綴(床義歯形態のもの)
  025 広範囲顎骨支持型装置埋入手術料(2 回法による埋入手術)広範囲顎骨支持型補綴(ブリッジ形態のもの)
  026 広範囲顎骨支持型補綴物修理
在宅医療 保険解説
  027 歯科訪問診療 1(在宅 1 人への訪問,急性対応)
  028 歯科訪問診療 2(同一建物居住者 1 日 5 人以下)
  029 歯科疾患在宅療養管理料(在宅 1 人への訪問,歯科衛生士を同行および歯科衛生士単独)
  030 歯科疾患在宅療養管理料と歯科訪問診療料(施設 1 人への訪問)
  031 歯科訪問診療時の時間に関する加算(施設 1 人への訪問)
  032 地域医療連携体制加算(同一建物居住者 1 日 6 人以上,連携先による 1 人のみ診療)
  033 訪問歯科衛生士指導料(訪衛指複,訪衛指簡),歯科訪問診療補助加算(在宅 1 人,歯科衛生士同行)
  034 集団への訪問歯科衛生指導(同一建物居住者 1 日 6 人以上,訪衛指簡)
  035 退院時共同指導料,在宅患者連携指導料(地域歯科診療支援病院歯科→在宅療養支援歯科診療所)
  036 在宅の要介護認定者と歯科訪問診療 1,居宅療養管理指導(在宅 1 人,歯科衛生士同行)
  037 月の途中で要介護認定を受けた患者の訪問診療(在宅 1 人,歯科衛生士同行,歯在管,訪衛指,居宅療養管理指導)
  038 歯科衛生士が行う居宅療養管理指導(同一建物居住者 1 日 5 人以下,歯科衛生士同行)
検 査 保険解説
画像診断 保険解説
  039 歯科エックス線撮影(デンタル)
  040 歯科パノラマ断層撮影と同時の歯科エックス線撮影
  041 症状確認のための歯科エックス線撮影(全顎撮影以外)
  042 同一部位に同時に 2 以上の撮影(パノラマとデンタル)
  043 全顎撮影と同時のデンタル(同一方法,同一部位同時撮影)
  044 歯科エックス線撮影後,日を異にしたパノラマ撮影
  045 持参パノラマエックス線写真による診断
  046 顎関節症の規格エックス線撮影
  047 歯科画像診断管理加算 1
  048 歯科用 3 次元エックス線断層撮影(歯科用 CT撮影)
投薬(薬剤算定法)・注射 保険解説
麻 酔 保険解説
歯の疾患の処置,歯内療法 保険解説
 覆罩と歯髄切断
  049 う蝕処置
  050 う蝕処置,間接歯髄保護処置
  051 う蝕処置,直接歯髄保護処置→光 CR充填
  052 直接歯髄保護処置→抜髄(1 カ月以内)
  053 歯髄温存療法(AIPC)
  054 歯髄温存療法(AIPC)→麻酔抜髄(3 カ月以内)
  055 生活歯髄切断(潰 Pulに対する応用)→生 PZ
  056 失活歯髄切断
  057 生切後および失切後の PZ
  058 生活歯髄切断(若年者に対する応用)→歯冠修復を自費へ移行
  059 生活歯髄切断→抜髄(生切後経過不良の抜髄例)→根充
 Pulの治療
  060 麻酔抜髄即日根充(抜髄即充)
  061 麻酔抜髄(抜髄→根管貼薬→根充,加圧根充)
  062 失活抜髄即日根充(抜髄即充)
  063 同一歯の失活抜髄と失活歯髄切断
  064 歯根未完成歯の暫間的根充→加圧根充
  065 抜髄・根充→再根充
 Perの治療
  066 感染根管処置(3 根管例)→根充
  067 感染根管即日根充(感根即充)
  068 切開と同時の感染根管処置(歯科外来診療環境体制加算)
  069 歯根分割掻爬術(自院にて歯根分割)と感染根管処置
  070 歯根分割歯(他院にて分割済)の感染根管処置
  071 根管内細菌簡易培養検査(S培)
  072 歯髄壊死
  073 歯髄壊疽
  074 抜歯を前提とした根管治療(消炎処置)
  075 根治経過不良の抜歯(感根処と抜歯)
  076 残根の根治と根面被覆
  077 根管側壁または髄床底穿孔
  078 根管内異物除去(根管内リーマー破折)
  079 根管外に突出した異物の除去(歯科外来診療環境体制加算)
 その他の治療
  080 知覚過敏症(3 歯までの場合と 4 歯以上の場合)
小児・著しく歯科診療が困難な者の治療 保険解説
  081 う蝕多発傾向者と歯科疾患管理料(7 歳)(フッ化物局所応用・歯科衛生実地指導料 1)
  082 フッ化物洗口指導加算(7 歳)(歯科衛生実地指導料 1)
  083 乳歯の初期う蝕早期充填処置(6 歳未満)
  084 幼若永久歯の初期う蝕早期充填処置(7 歳)
  085 乳歯の光 CR充填(う蝕歯即時充填形成,6 歳未満)
  086 乳幼児う蝕薬物塗布処置(乳歯のサホライド応用,6 歳未満)
  087 乳歯の生活歯髄切断(吸入鎮静法応用,6 歳未満)
  088 乳歯の抜髄・感染根管処置(6 歳未満)
  089 乳歯列期の歯肉炎(単 G)(混合歯列期歯周病検査)
  090 乳歯の FMC・インレー(6 歳未満)
  091 乳歯の複合レジン冠(6 歳未満)
  092 乳歯金属冠(6 歳未満)
  093 号泣のため診療不能(6 歳未満)(乳幼児時間外加算)
  094 同一月に 5 歳から 6 歳になった例
  095 歯科診療特別対応連携加算(地域歯科診療支援病院,脳性麻痺のため歯科診療所から抜歯依頼の例)
  096 歯科衛生実地指導料 2―著しく歯科診療が困難な者(歯科診療特別対応加算,外来環)
  097 吸入鎮静法(亜酸化窒素)(10 歳)
  098 吸入鎮静法(アネソキシン)(6 歳未満)
  099 静脈内鎮静法(歯科診療特別対応加算,抜歯)
  100 著しく歯科診療が困難な者(7 歳)(抜歯,歯科診療特別対応加算)
歯周治療 保険解説
 歯周基本治療
  101 単 Gのスケーリング,歯周基本治療処置
  102 混合歯列期の歯肉炎(単 G)(混合歯列期歯周病検査,スケーリング)
  103 歯周炎へのスケーリング(全顎 28 歯)
  104 スケーリングからスケーリング・ルートプレーニングへ(SRP)
  105 症状安定後の P急発と再 SRP
  106 歯周ポケット掻爬(PCur),歯周精密検査
  107 歯周基本治療後のペリオクリン注入例
  108 P急発時のペリオクリン注入例
 歯周外科手術
  109 歯周ポケット掻爬術
  110 新付着手術(ENAP)と歯周病部分的再評価検査
  111 薬物性の歯肉増殖(複雑性歯肉炎)―歯肉切除手術(GEct)
  112 歯肉剥離掻爬手術(FOp)と人工骨填入例
  113 歯周組織再生誘導手術(GTR)
  114 FOp後の歯周病部分的再評価検査例
 歯周治療用装置
  115 歯周外科手術前の歯周治療用装置(冠形態および床義歯形態)
  116 歯周外科手術後における歯周治療用装置(床義歯形態)の修理
  117 歯周外科手術と歯周治療用装置(冠形態)
 その他の手術
  118 歯肉弁根尖側移動術
  119 遊離歯肉移植術
  120 口腔前庭拡張術
  121 小帯切除術
  122 歯周疾患治療薬の応用(ヒノポロン使用例)
  123 暫間固定(TFix)(簡単なもの)
  124 歯ぎしりの処置(咬合性外傷,アクチバトール式咬合床)
  125 歯ぎしりの処置(アクチバトール式以外の咬合床)
 SPT
  126 歯周精密検査以降の歯周治療と SPT
  127 侵襲性歯周炎の治療と月 1 回の SPT(15 歳の若年性歯周炎)
  128 歯周病安定期治療開始後に病状悪化(SPTを中止し,歯周外科手術)
  129 歯周病安定期治療中の歯周疾患処置(P処)
歯冠修復 保険解説
 充填およびインレー
  130 充填の算定方法
  131 初期う蝕早期充填処置(歯管,実地指 1)
  132 充形→アマルガム充填 1 窩洞 2 面応用(隣接面を含まないもの)
  133 充形→光 CR充填(歯冠破折例)
  134 歯質くさび状欠損(WSD)の光 CR充填
  135 充形→光重合型グラスアイオノマー充填(2 窩洞 重複歯面)
  136 歯頸部根面う蝕へのグセ充(歯面処理を行わない場合)
  137 レーザー応用による充形,窩洞形成(う蝕無痛)
  138 修形(メタルインレー)
  139 修形(CRインレー,クリアフィル応用)
  140 修形(CRインレー,SR-イソシット応用)
  141 充形(異種材料の充填)(アマルガムと光 CR)
  142 コンビネーション・インレー(メタルインレーと光 CR)
  143 異日充填(充形→同一月に新たなう蝕)
  144 光 CR充填後の抜髄,再充填
  145 歯冠修復物製作後の歯冠破折
  146 次回充填例(う蝕処置,間接歯髄保護処置後の充填)
  147 根充後の CR充填とメタルインレー(KP)
 クラウン
  148 クラウン・ブリッジ維持管理料(歯冠補綴物)
  149 クラウン・ブリッジ維持管理料(算定後の歯冠補綴物再製)
  150 クラウン・ブリッジ維持管理料(ブリッジ)
  151 クラウン・ブリッジ維持管理料(未届出保険医療機関の 70/100 算定)
  152 前歯 3/4 冠(生 PZと失 PZ)
  153 臼歯 4/5 冠(生 PZと失 PZ)
  154 FMC(生 PZ)(生 PZ後の知覚過敏)
  155 FMC(失 PZとメタルコア)
  156 FMC(失 PZとレジンコア)
  157 FMC(歯冠補綴物の連結)
  158 FMC(歯根分割分岐部病変掻爬後)
  159 レジンジャケット冠(前歯,生 PZと失 PZ)
  160 複合レジンジャケット冠(12 歳)
  161 硬質レジンジャケット冠〔光重合型〕(前歯・生 PZ)
  162 硬質レジンジャケット冠〔加熱重合型〕(前歯・失 PZとメタルコア)
  163 レジン前装金属冠(硬質レジン)
  164 歯冠修復物の除去(FMC,4/5 冠,メタルコア,インレー,CR)
  165 咬合調整(FMC過高,単 Per)
ブリッジ 保険解説
  166 前歯 1 歯欠損ブリッジ(有床義歯併用の場合の補診)
  167 前歯 1 歯欠損ブリッジ(3/4 冠支台とレジン前装金属ポンティック)
  168 前歯 1 歯欠損ブリッジ(健全歯抜髄と金属裏装ポンティック)
  169 犬歯 1 歯欠損ブリッジ( 設計,中切歯が支台として使用できない特例)
  170 前歯延長ブリッジ
  171 前歯 2 歯欠損ブリッジ(レジン前装金属冠とレジン前装金属ポンティック)
  172 前歯 3 歯欠損ブリッジ(リテイナー)
  173 前歯 4 歯欠損ブリッジ(支台歯とポンティックの数 6 歯以上)
  174 インレーと FMC支台のブリッジ
  175 小臼歯金属裏装ポンティックブリッジ
  176 大臼歯鋳造ポンティックブリッジ(大臼歯 4/5 冠支台)
  177 小臼歯延長ブリッジ
  178 大臼歯延長ブリッジ
  179 臼歯 2 歯欠損ブリッジ
  180 犬歯・小臼歯連続欠損ブリッジ
  181 前歯・臼歯 5 歯欠損ブリッジ
  182 下顎分割抜歯後のブリッジ
  183 上顎分割抜歯後のブリッジ( 欠損)
  184 歯根分割(切断)後支台のブリッジ( 欠損)
  185 欠損歯がなく 1 歯相当分の間隙のあるブリッジ( 欠損)
  186 前歯部接着ブリッジ
  187 臼歯部を含む接着ブリッジ(大臼歯 FMC装着)
  188 事前承認ブリッジ(3 歯欠損で 2 歯間隙)
  189 可動性ブリッジ
  190 ブリッジの除去
ダツリ・修理 保険解説
  191 金属歯冠修復物脱落,当日の根充
  192 FMCの再装着(クラウン・ブリッジ維持管理中)
  193 レジンジャケット冠の再装着
  194 再装着(他院で製作された保険給付外補綴物)
  195 レジン前装金属冠の修理(充填 1 算定)
  196 ブリッジの破損,修理
  197 インレーおよびメタルコアの未来院請求
  198 ブリッジの未来院請求
  199 未来院請求後(未)のブリッジの装着
  200 自費切替(臼歯金合金インレー)
  201 材料差額(前歯 3/4 冠)と自費切替(FMC)
  202 ブリッジの自費切替(メタルボンドブリッジ)
  203 補管未届出保険医療機関での補綴物新製例
有床義歯 保険解説
  204 有床義歯の補綴時診断料
  205 多数歯欠損義歯と有床義歯関連技術の費用
  206 有床義歯の技術料―総義歯例
  207 少数歯(1 歯)欠損義歯(鉤歯・鉤対歯調整)
  208 残根上の義歯(残根削合によるもの)
  209 残根上の義歯(残根コーピングによるもの)
  210 即時義歯
  211 有床義歯の短期間製作
  212 熱可塑性樹脂有床義歯
  213 顎補綴
  214 1 顎に義歯 2 床装着(14K金合金鉤使用)
  215 特殊印象(咬合圧印象)
  216 有床義歯の人工歯
  217 有床義歯の補綴隙使用例
  218 欠損歯数と義歯歯数が異なる症例
  219 鋳造バー・バークラスプ義歯
  220 鋳造バーと屈曲バーの使用義歯
  221 フック,スパーの使用義歯
  222 保持装置の使用例
義歯管理料と有床義歯調整管理料 保険解説
  223 新製有床義歯管理料(義管 A),有床義歯調整管理料(義調)
  224 義歯管理料の算定時期(義管 B,義管 C)
  225 少数歯欠損義歯に対する有床義歯管理料・咬合機能回復困難加算
  226 有床義歯修理と新義歯製作(義管 Aと義管 Bの同月算定)
  227 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(次月から 1 年以内)
  228 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(1 年経過後)
  229 有床義歯内面適合法と有床義歯管理料
有床義歯内面適合法・修理 保険解説
  230 有床義歯内面適合法(床適合) その 1 直接法例
  231 有床義歯内面適合法(床適合) その 2 間接法例
  232 有床義歯修理(人工歯の置換)
  233 有床義歯修理(人工歯の咬合面レジン添加,直接法・間接法)
  234 新義歯予定の旧義歯の有床義歯内面適合法(床適合)
  235 有床義歯修理(歯科技工加算) その 1 義歯床破損例
  236 有床義歯修理 その 2 6 カ月以内の修理・人工歯脱落例
  237 有床義歯修理 その 3 鉤破損例・補強線使用例
  238 旧義歯への増歯
  239 義歯修理と有床義歯内面適合法(床適合)(1 日 2 度来院)
  240 義歯修理(増歯)と有床義歯内面適合法の同時例(長時間待機)
  241 有床義歯修理と新義歯製作(義管 Aと義管 Bの同月算定)
  242 有床義歯床下粘膜調整処置(T. コンデ)
  243 有床義歯の未来院請求
  244 局部床義歯の自費切替(金属床義歯)
選定療養費 保険解説
  245 金属床総義歯(選定療養費)
  246 C選療
手術の算定 保険解説
抜歯・移植・抜歯後の異常および関連事項 保険解説
  247 抜 歯(臼 歯)(POSによる経過診療例)
  248 抜歯中止(抜歯中),再度抜歯
  249 転位歯抜歯と歯根露出部への遊離歯肉移植術
  250 抜歯窩再掻爬手術
  251 難抜歯
  252 分割抜歯(ヘミセクション)
  253 埋伏過剰歯の抜歯
  254 下顎水平埋伏智歯の抜歯
  255 上顎智歯の難抜歯(半埋伏歯=骨性不完全埋伏歯)
  256 抜歯中止(抜歯着手前),貧血に対しての酸素吸入
  257 濾胞性歯嚢胞(含歯性嚢胞)摘出術と水平埋伏歯抜去(病理組織検査)
  258 口腔底迷入下顎智歯除去術
  259 後出血処置(1 日 2 度来院)
  260 ドライソケットの治療
  261 歯の移植手術
炎症(消炎手術) 保険解説
  262 消炎拡大→抜歯(急性化膿性歯根膜炎)
  263 智歯周囲炎(歯肉弁切除例)
  264 智歯周囲炎(抜歯例)
  265 骨膜下膿瘍(切開排膿→抜歯)
  266 頬部膿瘍(口腔外切開),手術当日の注射手技料(点滴注射)
  267 口底炎(口腔底膿瘍切開),手術当日の注射手技料(点滴注射)
  268 歯根分割掻爬術
  269 腐骨除去手術
  270 歯性上顎洞炎(投薬:消炎酵素剤)
  271 上顎洞陥入歯根の摘出
  272 上顎洞口腔瘻閉鎖術(抜歯時)
  273 上顎洞口腔瘻閉鎖術(著しく困難なもの)
外傷と骨折処置・顎関節症 保険解説
 外傷
  274 外傷による歯の打撲
  275 口腔外縫合術
  276 創傷処理と歯の再植術(部位を異にする場合)
  277 歯槽骨骨折非観血的整復術
  278 歯槽骨骨折観血的整復術
  279 下顎骨折非観血的整復術
 顎関節症
  280 顎関節症(マイオモニター,咬合調整)
  281 顎関節症(スプリント療法,顎関節規格エックス線撮影法)
  282 顎関節症(徒手的授動術:パンピングを併用した場合,顎関節単純撮影)
粘膜疾患処置・その他の外来手術 保険解説
 粘膜疾患
  283 孤立性アフタ(付着型薬剤による治療)
  284 再発性アフタ(軟膏塗布による治療)
  285 口腔扁平苔癬(軟膏塗布による治療,歯科特定疾患療養管理料)
  286 白板症(口腔病理診断,歯科特定疾患療養管理料)
  287 口腔カンジダ症(投薬)
  288 浮動歯肉切除術
  289 エプーリス切除手術(病理組織検査)
 嚢胞・腫瘍
  290 粘液嚢胞摘出術(口唇)
  291 小帯形成術
  292 唾石摘出術
  293 がま腫切開術
  294 良性腫瘍摘出術(舌)
  295 歯科インプラント摘出術(人工歯根タイプ)
  296 歯槽骨整形手術
  297 下顎隆起形成術
  298 顎堤形成術
  299 歯根端切除手術
  300 歯根端切除手術と歯根嚢胞摘出手術
  301 萌出困難歯の開窓術
  302 濾胞性(含歯性)歯嚢胞開窓術
リハビリテーション 保険解説
  303 術後の摂食機能療法
  304 脳梗塞後遺症の摂食機能療法(舌接触補助床)
  305 脳血管疾患等リハビリテーション(言語機能訓練)
歯科矯正 保険解説
  306 片側性唇顎口蓋裂による咬合異常
  307 骨格性下顎前突による咬合不全・発音障害
  308 第一・第二鰓弓症候群による咬合異常

 薬価・請求点数早見表
 付-1 口腔外科手術の所定点数および準用点数
 付-2 検査・病理診断の点数(医科点数表から)
 付-3 歯科材料点数一覧
 診療録,歯科診療明細書の主な略称
 索 引