序文
わが国における顎変形症の治療法は,最近20年間に著しい進歩をとげ,今や欧米に劣らない,すばらしい治療結果が得られるようになった.このようなことは,本領域における外科的技術が最近たいへんに進歩,発達したことと,矯正歯科医と口腔外科医が緊密な協同治療を行うようになったためである.また,1982年に顎変形症研究会として発足し,これが発展して1991年に設立された,世界に類をみない日本顎変形症学会がおおいに貢献しているものと思われる.
顎に変形をもつ多くの患者は,顔面の変形と歯ならびの異常に常に悩み苦しんでおり,これらが改善されたときの患者の喜びは,余人には誠にはかり知れないものがある.日常生活のなかで顔の果たす役割はきわめて大きい.われわれは知らない人に会ったとき,その人の顔から人柄や知性,感情,健康状態などを知ろうとする.このように顔は非常に多くの非言語的情報を提供することから,われわれは顔に大きな関心をもち,他人から注意の対象となることを十分に意識している.とくに,最近マスメディアの浸透によって,以前に比べられないほど顔への関心が高まっており,顎変形の治療を希望する患者が今後ますます増加するものと考えられる.
以上のようなことから,またわが国において顎変形症の治療に関する専門書がほとんどみられないことから,本領域における最新の知見を一目みてただちに理解できるようなアトラスとして企画し,全国において日夜,顎変形症の治療に取り組んでおられる方々に原稿を依頼した.しかしながら,当初の発行予定より大幅な遅延をまねき,原稿締切を厳守していただいた多くの執筆者に深くお詫び申しあげる次第である.
本書は「第I編 診断,治療計画」,「第II編 顎矯正外科手術」,「第III編 症例」の3編から構成されているが,できるかぎり多くの症例写真を提示することによって,本症の診断や治療法,治療結果などを読者に容易に理解してもらえるように努めた.また,近年,急速に注目されるようになった仮骨延長法を応用した症例も急遽追加掲載することにした.
今や,顔面皮膚にほとんど切開を加えることなく,上顎骨および下顎骨の大部分を,また顎骨の各部分を三次元的に安全かつ正確に移動でき,さらにあらゆるタイプや程度の顎顔面変形を著しく改善できることを本書によって十分に理解していただけるものと確信している.顎変形症の治療に携わる方々ばかりでなく,一般歯科臨床医にも是非一読していただきたいと念願している次第である.
2001年4月 高橋庄二郎 黒田敬之 飯塚忠彦
わが国における顎変形症の治療法は,最近20年間に著しい進歩をとげ,今や欧米に劣らない,すばらしい治療結果が得られるようになった.このようなことは,本領域における外科的技術が最近たいへんに進歩,発達したことと,矯正歯科医と口腔外科医が緊密な協同治療を行うようになったためである.また,1982年に顎変形症研究会として発足し,これが発展して1991年に設立された,世界に類をみない日本顎変形症学会がおおいに貢献しているものと思われる.
顎に変形をもつ多くの患者は,顔面の変形と歯ならびの異常に常に悩み苦しんでおり,これらが改善されたときの患者の喜びは,余人には誠にはかり知れないものがある.日常生活のなかで顔の果たす役割はきわめて大きい.われわれは知らない人に会ったとき,その人の顔から人柄や知性,感情,健康状態などを知ろうとする.このように顔は非常に多くの非言語的情報を提供することから,われわれは顔に大きな関心をもち,他人から注意の対象となることを十分に意識している.とくに,最近マスメディアの浸透によって,以前に比べられないほど顔への関心が高まっており,顎変形の治療を希望する患者が今後ますます増加するものと考えられる.
以上のようなことから,またわが国において顎変形症の治療に関する専門書がほとんどみられないことから,本領域における最新の知見を一目みてただちに理解できるようなアトラスとして企画し,全国において日夜,顎変形症の治療に取り組んでおられる方々に原稿を依頼した.しかしながら,当初の発行予定より大幅な遅延をまねき,原稿締切を厳守していただいた多くの執筆者に深くお詫び申しあげる次第である.
本書は「第I編 診断,治療計画」,「第II編 顎矯正外科手術」,「第III編 症例」の3編から構成されているが,できるかぎり多くの症例写真を提示することによって,本症の診断や治療法,治療結果などを読者に容易に理解してもらえるように努めた.また,近年,急速に注目されるようになった仮骨延長法を応用した症例も急遽追加掲載することにした.
今や,顔面皮膚にほとんど切開を加えることなく,上顎骨および下顎骨の大部分を,また顎骨の各部分を三次元的に安全かつ正確に移動でき,さらにあらゆるタイプや程度の顎顔面変形を著しく改善できることを本書によって十分に理解していただけるものと確信している.顎変形症の治療に携わる方々ばかりでなく,一般歯科臨床医にも是非一読していただきたいと念願している次第である.
2001年4月 高橋庄二郎 黒田敬之 飯塚忠彦
第I編 診断,治療計画
第1章 序説 高橋庄二郎…3
1.顎変形症の定義………3
2.顎変形症の分類………3
発生時期ないし成因による分類/3
顎骨型(骨格型)の分類/4
顔面型の分類/7
咬合関係の分類/8
社会行動的分類/9
心理学的分類/10
3.顎矯正外科の歴史……11
下顎骨の手術/11
上顎骨の手術/13
上下顎骨同時手術/14
4.顎矯正外科の目的と手術時期……14
第2章 顎変形症の成因……17
1.先天的要因……黒田敬之…17
遺伝的要因/17
染色体異常/18
胎児期の環境要因/18
生物学的要因/18
2.後天的要因……25
3.遺伝的背景……大山紀美栄…29
遺伝子型と表現型/29
非連続的変異と連続的変異/29
遺伝力の推定/29
下顎前突の出現頻度/29
ハプスブルク家にみられる下顎前突/30
第3章 顎顔面・頭蓋の形態分析……35
1.頭部X線規格写真分析……森田修一,花田晃治…35
側面セファロの分析/35
正面セファロの分析/37
2.咬合分析……毛利 環,花田晃治…39
上下顎位置(咬合平面)の三次元分析/40
模型分析/41
機能分析/41
診断用セットアップモデル/41
3.顔面・頭蓋骨の三次元形態分析……中村進治,石川博之…43
テンプレート法/43
スケレトグラム/44
4.顔面軟組織の三次元形態分析……47
三次元解析システム/48
顎変形症患者の顔面形態分析への応用例/48
第4章 顎顔面・頭蓋の機能分析……51
1.筋機能……中島昭彦…51
原波形と積分波形の評価/51
咀嚼筋の反射性抑制/52
パワースペクトルの分析/53
リサージュ図形による分析/53
2.顎運動……柴田考典…55
顎運動域(可動域)の直接計測法/55
顎運動路の計測法/55
3.言語……内山健志…57
音声言語生成の機構/57
顎変形症患者の言語障害とその診断/58
明らかな言語障害を示す顎変形症/61
顎矯正手術と言語/64
4.顎関節……柴田考典…66
顎関節の診断法/66
顎発育異常における顎関節診断の意義/66
顎発育異常と顎関節障害に関する疫学的調査/66
第5章 治療計画……71
1.診断および治療の論理的ステップ……梅森美嘉子,菅原準二,三谷英夫…71
2.顎変形症の顎顔面骨格タイプ……72
3.外科的矯正治療のゴールの設定……74
プロファイルの調和/76
上唇最下点に対する上顎切歯露出度/76
上下顎咬合関係/76
4.術前矯正治療の治療計画……76
術前矯正治療の一般的治療目標/76
術前矯正治療の類型別治療目標/77
5.術後矯正治療の治療計画……88
非対称症例の臼歯部歯槽のディコンペンセーション/90
歯槽部骨切り術に対応した歯軸の便宜的傾斜の是正/90
手術後咬合が安定しない場合/90
6.外科手術法の選択……香月 武,後藤昌昭…90
診査と手術法の選択/91
骨切りのシミュレーション/92
顔面軟組織の評価/93
第6章 顎変形症患者の心理的評価……深谷昌彦…99
1.顎変形症患者の心理的評価の意義……99
2.代表症例の心理検査と分析・評価……100
3.顎変形症患者の心理的特性……104
4.心理的対応に注意すべき症例……104
第II編 顎矯正外科手術
第7章 顎矯正外科の麻酔……金子 譲…109
1.よい麻酔……109
2.顎矯正外科の麻酔学的特徴と問題点……110
3.気道確保………110
気管内挿管/110
術中/110
術後/113
4.出血とその対策……114
出血量/114
エピネフリンの局所注射/115
低血圧麻酔/115
5.輸 血……116
同種血輸血と副作用/116
自己血輸血/116
6.局所麻酔の全身麻酔への積極的併用……117
第8章 術前・術後の管理……三村 保…119
1.術前準備………119
全身状態の評価と対策/119
局所状態の評価と対策/119
手術のための準備/120
2.術後処置……124
顎間固定とその期間/124
術直後における全身と局所の管理/124
術後の神経麻痺と対策/125
あと戻りとその対策/125
3.術後の食事と栄養……126
術後の栄養管理/126
術後の機能訓練/126
第9章 顎矯正手術に用いられる器械・器具……白数力也,覚道健治…129
1.一般手術用器具……129
下顎用器具/129
上顎用器具/132
2.骨切りのための器械・器具……134
手術用切削装置/134
切削器具/134
3.骨接合器具……136
ミニプレートによる骨接合/136
骨間貫通ネジによる骨接合/136
金属線による骨接合/137
4.その他の器械・器具……137
骨移植採取用器械/137
ファイバーライトシステム/138
第10章 顎矯正手術における骨接合法……橋本賢二…139
1.鋼線による骨接合……139
骨縫合法/139
囲繞結紮/139
2.ミニプレート接合法……141
3.貫通ネジ固定法……142
4.顎間固定法……143
顎間固定法/143
顎間骨固定/143
第11章 下顎前突症の手術……飯塚忠彦,西田光男…145
1.定義,分類……145
2.臨床的特徴……145
3.おもな手術法……146
下顎枝矢状分割法/146
下顎枝垂直骨切り術/154
下顎体一部切除法/155
Obwegeser II法/157
下顎前方歯槽部骨切り術/158
第12章 下顎後退症(小下顎症)の手術……井上農夫男…161
1.定義,分類……161
2.臨床的特徴……161
3.おもな手術法……162
下顎枝矢状分割法による下顎前方移動術/162
下顎枝逆L字型骨切り法による下顎前方移動術/165
形態変化/167
あと戻り/167
合併症/168
第13章 下顎非対称の手術……松浦正朗,瀬戸ユ一…169
1.定義……169
2.自他覚症状……169
3.原因……170
4.おもな手術法……170
下顎枝矢状分割法による下顎非対称の治療/171
下顎枝矢状分割法+下顎枝垂直骨切り術による下顎非対称の治療/172
下顎前方歯槽部骨切り術+オトガイ形成術による下顎非対称の治療/174
下顎骨体部増量術による下顎非対称の治療/175
その他の手術/175
第14章 オトガイ変形症の手術……熊澤康雄…181
1.診断……181
2.適応症……183
3.手術方法……184
手術準備/184
手術順序/184
4.人工材料インプラント……191
5.予後……191
6.合併症……193
オトガイの知覚異常/193
感染/193
変形/193
第15章 上顎前突症の手術……天笠光雄…195
1.定義……195
2.臨床的特徴……195
歯槽性上顎前突症/195
骨格性上顎前突症/196
3.おもな手術法……196
Wassmund-Wunderer法による上顎前突症手術/196
Downfracture法による上顎前突症手術/199
鼻腔下歯槽部骨切り術/200
Le Fort I型骨切り術による上顎前突症手術/201
槽間中隔切除術/204
第16章 上顎後退症(小上顎症)の手術……鶴木 隆…207
1.定義,分類……207
2.臨床的特徴……207
3.おもな手術法……208
Le Fort I型骨切り術/208
上下顎同時移動術/213
Le Fort II型骨切り術/216
Le Fort III型骨切り術/217
第17章 垂直的・水平的上顎過大と過小の手術……川村 仁…219
1.垂直的上顎過大……219
定義/219
臨床的特徴/219
おもな手術法/219
2.垂直的上顎過小……224
定義/224
臨床的特徴/224
おもな手術法/224
3.水平的上顎過大……229
定義/229
臨床的特徴/229
おもな手術法/229
4.水平的上顎過小……233
定義/233
臨床的特徴/233
おもな手術法/233
第18章 開咬症の手術……大野康亮,道 健一…239
1.定義,分類……239
2.臨床的特徴……240
形態的特徴/240
機能的特徴/240
3.治療法とその適応……240
外科的治療/240
矯正治療/240
習癖に対する筋機能療法/240
4.おもな手術法……241
下顎歯槽部骨切り術(Kole法手術)/241
下顎枝矢状分割法の変法による開咬症手術/242
上顎後方歯槽部骨切り術(Schuchardt法,Kufner法)/243
第19章 上下顎複合変形症の手術……野間弘康,高木多加志…247
1.両顎前突症(上下顎前突症)……252
2.上顎後退を伴う下顎前突症(two-jaw surgeryにおける骨切り骨片位置決定法)……253
3.上顎前突を伴う下顎後退症……255
4.上下顎非対称(顔面非対称)……258
第20章 口唇裂・口蓋裂患者の顎矯正手術……齊藤 力,重松知寛…261
1.口唇裂・口蓋裂術後患者にみられる顎変形……261
2.口唇裂・口蓋裂患者における顎矯正外科の特徴……261
3.口唇裂・口蓋裂患者の顎変形に対するおもな手術法……262
矯正治療を容易にする手術/262
Le Fort I型骨切りによる上顎骨前方移動術/264
顎間骨整位術/267
下顎骨の手術/268
4.顎裂部骨移植術……268
第21章 補助手術……271
1.舌縮小術……榎本昭二,原田 清…271
適応/271
手術法/271
2.舌骨上筋群切離術……273
3.骨・軟骨移植術と人工的組織埋入材の応用……273
4.軟組織の手術……276
脂肪切除術/咬筋肥大症の手術/肥大口唇の手術……西田光男,飯塚忠彦…276
筋の組織化学……北川善政…278
第22章 顎矯正外科と顎関節……283
1.下顎枝矢状分割法における位置復元法……菅原利夫,三島克章,山田朋弘…283
システム構成/283
近位骨片位置復元法/283
2.顎矯正手術の顎関節に及ぼす影響……村上賢一郎,横江義彦,飯塚忠彦…285
下顎枝矢状分割法と顎関節/285
下顎枝垂直骨切り術と顎関節/286
Le FortI型骨切り術と顎関節/287
顎変形症患者における顎関節症状と関節円板異常/287
手術後の顎関節症状の発現防止/288
3.顎関節内障の同時手術……290
同時手術の適応/290
顎関節鏡視下手術と顎矯正手術の同時手術/290
4.下顎枝垂直骨切り術による顎関節症の治療……山口芳功…292
背景/292
適応症/292
禁忌症/292
術式/292
リハビリテーション/293
治療成績/293
症状改善の機序/293
合併症/293
第III編 症例
1.下顎前突症
症例 1 下顎枝矢状分割法を施行した下顎前突症……横江義彦,飯塚忠彦…299
症例 2 下顎枝矢状分割法の変法(Hunsuck-Epker法)を施行した下顎前突症……大屋高徳…302
症例 3 下顎枝垂直骨切り術を施行した下顎前突症……横江義彦,飯塚忠彦…306
症例 4 下顎体一部切除法を施行した下顎前突症……岡野博郎,中嶋正博…308
症例 5 Obwegeser II法手術を施行した下顎前突症……飯塚忠彦,西田光男…310
症例 6 下顎枝矢状分割法と下顎前方歯槽部骨切り術を施行した下顎前突症……岩成進吉,工藤逸郎…312
症例 7 上顎後方歯槽部骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行した上下顎歯列幅径の異なった下顎前突症……齊藤 力…314
2.下顎後退症(小下顎症)
症例 8 下顎枝矢状分割法を施行した下顎後退症……高野伸夫…316
症例 9 下顎枝逆L字型骨切り法と骨移植術を施行した下顎後退症……森 悦秀,南 克浩,作田正義…318
症例10 顎関節強直症による小下顎症の手術……森 悦秀,三島克章,作田正義…320
症例11 横顔面裂を伴う小下顎症……濱村康司,松矢篤三…322
症例12 上下顎前方歯槽部骨切り術,下顎枝矢状分割法,オトガイ部水平骨切り術を施行した開咬を伴う小下顎症……齊藤 力…324
症例13 下顎骨延長術と人工骨埋入によりオトガイ形成を行った小下顎症……大西正俊…326
3.下顎非対称
症例14 下顎枝矢状分割法を施行した非対称を伴う下顎前突症……戸塚靖則,西方 聡…328
症例15 下顎枝垂直骨切り術を施行した下顎非対称……川村 仁…330
症例16 下顎前方歯槽部骨切り術とオトガイ形成術を施行した下顎非対称……齊藤 力…332
症例17 片側下顎頭過形成による下顎非対称……田中潤一,高野伸夫…334
症例18 片側下顎頭過形成による顔面非対称……田中潤一,高野伸夫…336
4.オトガイ変形症
症例19 オトガイ部骨片の後方移動を行った前後的オトガイ過剰……山本美朗,坂下英明…340
症例20 オトガイ部骨片の2段階前方移動を行った前後的オトガイ欠損……山本美朗,坂下英明…342
症例21 オトガイ部下方部骨片の切除を行った垂直的オトガイ過剰……本田武司…344
症例22 オトガイ部中間部骨片の切除を行った垂直的オトガイ過剰……本田武司…346
症例23 オトガイ部水平骨切り間に骨移植を行った前後および垂直的オトガイ形成不全……高野伸夫…350
5.上顎前突症
症例24 Wassmund-Wunderer法を施行した上顎前突症……山下佐英…352
症例25 Bell法を施行した上顎前突症……野間弘康,高木多加志…354
症例26 Le Fort I型骨切り術,下顎枝矢状分割法およびオトガイ形成術を施行した上顎前突症……齊藤 力…356
症例27 骨皮質骨切り後,矯正治療を行った上顎前突症……山口秀晴…358
症例28 歯槽間中隔切除後に補綴治療を行った上顎前突症……内山健志…360
6.上顎後退症(小上顎症)
症例29 Le Fort I型骨切り術を施行した上顎後退症…… 齊藤 力…362
症例30 高位Le Fort I型骨切り法を行った上顎後退症……山口芳功…364
症例31 Le Fort II型骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行した中顔面の垂直的劣成長を伴う骨格性下顎前突症……覚道健治…366
症例32 Le Fort I型骨切り術を行った多数歯欠損を伴った上顎後退症……齊藤 力…370
7.上顎の水平的過小と垂直的過大
症例33 分割Le Fort I型骨切り術を行った上顎狭窄症……川村 仁…372
症例34 上顎前歯槽骨切りを施行した上顎前突を伴う長顔症……川村 仁…376
8.開咬症
症例35 Ko¨le法を施行した開咬症……高橋庄二郎…380
症例36 下顎枝矢状分割法を施行した開咬症……田中潤一,高野伸夫…382
症例37 上顎後方歯槽部骨切り法を施行した開咬症……菅原利夫,三島克章,川本知明…384
9.上下顎変形症
症例38 上下顎前方歯槽部骨切り法を施行した上下顎前突症……藤田浄秀,青木紀昭…386
症例39 Le Fort I型骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行した下顎前突症……村瀬博文…388
症例40 Le Fort I型骨切り法と下顎枝矢状分割法を施行した下顎前突症と上顎後退症……鶴木 隆…390
症例41 Le Fort I型骨切り法と下顎枝矢状分割法を施行した上顎前突症と下顎後退症……鶴木 隆…392
症例42 Le Fort I型骨切り術と下顎枝垂直骨切り術を施行した下顎前突症……横江義彦,飯塚忠彦…394
症例43 下顎頭肥大(腫瘍)による上下顎複合変形症……飯塚忠彦,西田光男…396
10.口唇裂・口蓋裂患者の顎矯正外科
症例44 上下顎同時移動術を施行した口唇口蓋裂……河合 幹,栗田賢一…398
症例45 下顎枝矢状分割法を施行した口唇裂・口蓋裂……大橋 靖,武藤祐一…400
症例46 下顎前方歯槽部骨切り術を施行した片側唇顎口蓋裂……齊藤 力…402
11.補助手術
症例47 下顎枝矢状分割法と舌縮小術を施行した下顎前突症……白土雄司…404
症例48 下顎枝矢状分割法と舌骨上筋切離術を施行した開咬症……朝波惣一郎…406
12.変治顎顔面骨骨折に対する顎矯正外科
症例49 下顎枝矢状分割法を施行した変治下顎骨骨折……濱村康司,松矢篤三…408
症例50 Le Fort I型骨切り法を施行した変治上顎骨骨折……竹之下康治…410
症例51 Le Fort III型骨切り法を施行した変治上顎骨骨折……野間弘康,井出愛周…412
13.インプラントを応用する顎変形症治療
症例52 インプラントを応用した骨格性下顎前突症……坪井陽一,飯塚忠彦…414
症例53 インプラント手術と下顎枝矢状分割法を同時に施行した下顎前突症……齊藤 力…416
14.各種症候群および全身疾患にみられる顎変形症
症例54 片側顔面矮小症……石井保雄…418
症例55 第1第2鰓弓症候群……鶴木 隆…422
症例56 Treacher Collins症候群……白土雄司…424
症例57 Le Fort III型とI型骨切り術を施行したCrouzon症候群……鶴木 隆…426
症例58 Le Fort II型骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行したCrouzon症候群……鶴木 隆…428
症例59 先端巨大症……田中潤一,松崎英雄…430
症例60 Mobius症候群(先天性両側性顔面神経麻痺)……齊藤 力…432
症例61 Marfan症候群……橋本賢二…434
症例62 外胚葉異形成症(多数歯歯牙欠如症)……内山健志…436
症例63 下顎およびオトガイの前方移動術を施行した睡眠時無呼吸症候群……山本悦秀,上木耕一郎…438
15.仮骨延長法を利用する顎変形症の治療
症例64 下顎体延長法を用いた小下顎症(Pierre Robin症候群)の治療……上田 実…440
症例65 両側下顎骨延長法を施行した小下顎症……高戸 毅…444
症例66 片側下顎枝延長法を施行した片側顔面矮小症……高戸 毅…447
症例67 口内法による下顎骨延長法を施行した片側顔面矮小症……横江義彦,飯塚忠彦…450
症例68 上顎骨延長法(創外法)を施行した上顎後退症……横江義彦,飯塚忠彦…453
症例69 上顎骨延長法(創内法)を施行した上顎後退症……横江義彦,飯塚忠彦…456
第1章 序説 高橋庄二郎…3
1.顎変形症の定義………3
2.顎変形症の分類………3
発生時期ないし成因による分類/3
顎骨型(骨格型)の分類/4
顔面型の分類/7
咬合関係の分類/8
社会行動的分類/9
心理学的分類/10
3.顎矯正外科の歴史……11
下顎骨の手術/11
上顎骨の手術/13
上下顎骨同時手術/14
4.顎矯正外科の目的と手術時期……14
第2章 顎変形症の成因……17
1.先天的要因……黒田敬之…17
遺伝的要因/17
染色体異常/18
胎児期の環境要因/18
生物学的要因/18
2.後天的要因……25
3.遺伝的背景……大山紀美栄…29
遺伝子型と表現型/29
非連続的変異と連続的変異/29
遺伝力の推定/29
下顎前突の出現頻度/29
ハプスブルク家にみられる下顎前突/30
第3章 顎顔面・頭蓋の形態分析……35
1.頭部X線規格写真分析……森田修一,花田晃治…35
側面セファロの分析/35
正面セファロの分析/37
2.咬合分析……毛利 環,花田晃治…39
上下顎位置(咬合平面)の三次元分析/40
模型分析/41
機能分析/41
診断用セットアップモデル/41
3.顔面・頭蓋骨の三次元形態分析……中村進治,石川博之…43
テンプレート法/43
スケレトグラム/44
4.顔面軟組織の三次元形態分析……47
三次元解析システム/48
顎変形症患者の顔面形態分析への応用例/48
第4章 顎顔面・頭蓋の機能分析……51
1.筋機能……中島昭彦…51
原波形と積分波形の評価/51
咀嚼筋の反射性抑制/52
パワースペクトルの分析/53
リサージュ図形による分析/53
2.顎運動……柴田考典…55
顎運動域(可動域)の直接計測法/55
顎運動路の計測法/55
3.言語……内山健志…57
音声言語生成の機構/57
顎変形症患者の言語障害とその診断/58
明らかな言語障害を示す顎変形症/61
顎矯正手術と言語/64
4.顎関節……柴田考典…66
顎関節の診断法/66
顎発育異常における顎関節診断の意義/66
顎発育異常と顎関節障害に関する疫学的調査/66
第5章 治療計画……71
1.診断および治療の論理的ステップ……梅森美嘉子,菅原準二,三谷英夫…71
2.顎変形症の顎顔面骨格タイプ……72
3.外科的矯正治療のゴールの設定……74
プロファイルの調和/76
上唇最下点に対する上顎切歯露出度/76
上下顎咬合関係/76
4.術前矯正治療の治療計画……76
術前矯正治療の一般的治療目標/76
術前矯正治療の類型別治療目標/77
5.術後矯正治療の治療計画……88
非対称症例の臼歯部歯槽のディコンペンセーション/90
歯槽部骨切り術に対応した歯軸の便宜的傾斜の是正/90
手術後咬合が安定しない場合/90
6.外科手術法の選択……香月 武,後藤昌昭…90
診査と手術法の選択/91
骨切りのシミュレーション/92
顔面軟組織の評価/93
第6章 顎変形症患者の心理的評価……深谷昌彦…99
1.顎変形症患者の心理的評価の意義……99
2.代表症例の心理検査と分析・評価……100
3.顎変形症患者の心理的特性……104
4.心理的対応に注意すべき症例……104
第II編 顎矯正外科手術
第7章 顎矯正外科の麻酔……金子 譲…109
1.よい麻酔……109
2.顎矯正外科の麻酔学的特徴と問題点……110
3.気道確保………110
気管内挿管/110
術中/110
術後/113
4.出血とその対策……114
出血量/114
エピネフリンの局所注射/115
低血圧麻酔/115
5.輸 血……116
同種血輸血と副作用/116
自己血輸血/116
6.局所麻酔の全身麻酔への積極的併用……117
第8章 術前・術後の管理……三村 保…119
1.術前準備………119
全身状態の評価と対策/119
局所状態の評価と対策/119
手術のための準備/120
2.術後処置……124
顎間固定とその期間/124
術直後における全身と局所の管理/124
術後の神経麻痺と対策/125
あと戻りとその対策/125
3.術後の食事と栄養……126
術後の栄養管理/126
術後の機能訓練/126
第9章 顎矯正手術に用いられる器械・器具……白数力也,覚道健治…129
1.一般手術用器具……129
下顎用器具/129
上顎用器具/132
2.骨切りのための器械・器具……134
手術用切削装置/134
切削器具/134
3.骨接合器具……136
ミニプレートによる骨接合/136
骨間貫通ネジによる骨接合/136
金属線による骨接合/137
4.その他の器械・器具……137
骨移植採取用器械/137
ファイバーライトシステム/138
第10章 顎矯正手術における骨接合法……橋本賢二…139
1.鋼線による骨接合……139
骨縫合法/139
囲繞結紮/139
2.ミニプレート接合法……141
3.貫通ネジ固定法……142
4.顎間固定法……143
顎間固定法/143
顎間骨固定/143
第11章 下顎前突症の手術……飯塚忠彦,西田光男…145
1.定義,分類……145
2.臨床的特徴……145
3.おもな手術法……146
下顎枝矢状分割法/146
下顎枝垂直骨切り術/154
下顎体一部切除法/155
Obwegeser II法/157
下顎前方歯槽部骨切り術/158
第12章 下顎後退症(小下顎症)の手術……井上農夫男…161
1.定義,分類……161
2.臨床的特徴……161
3.おもな手術法……162
下顎枝矢状分割法による下顎前方移動術/162
下顎枝逆L字型骨切り法による下顎前方移動術/165
形態変化/167
あと戻り/167
合併症/168
第13章 下顎非対称の手術……松浦正朗,瀬戸ユ一…169
1.定義……169
2.自他覚症状……169
3.原因……170
4.おもな手術法……170
下顎枝矢状分割法による下顎非対称の治療/171
下顎枝矢状分割法+下顎枝垂直骨切り術による下顎非対称の治療/172
下顎前方歯槽部骨切り術+オトガイ形成術による下顎非対称の治療/174
下顎骨体部増量術による下顎非対称の治療/175
その他の手術/175
第14章 オトガイ変形症の手術……熊澤康雄…181
1.診断……181
2.適応症……183
3.手術方法……184
手術準備/184
手術順序/184
4.人工材料インプラント……191
5.予後……191
6.合併症……193
オトガイの知覚異常/193
感染/193
変形/193
第15章 上顎前突症の手術……天笠光雄…195
1.定義……195
2.臨床的特徴……195
歯槽性上顎前突症/195
骨格性上顎前突症/196
3.おもな手術法……196
Wassmund-Wunderer法による上顎前突症手術/196
Downfracture法による上顎前突症手術/199
鼻腔下歯槽部骨切り術/200
Le Fort I型骨切り術による上顎前突症手術/201
槽間中隔切除術/204
第16章 上顎後退症(小上顎症)の手術……鶴木 隆…207
1.定義,分類……207
2.臨床的特徴……207
3.おもな手術法……208
Le Fort I型骨切り術/208
上下顎同時移動術/213
Le Fort II型骨切り術/216
Le Fort III型骨切り術/217
第17章 垂直的・水平的上顎過大と過小の手術……川村 仁…219
1.垂直的上顎過大……219
定義/219
臨床的特徴/219
おもな手術法/219
2.垂直的上顎過小……224
定義/224
臨床的特徴/224
おもな手術法/224
3.水平的上顎過大……229
定義/229
臨床的特徴/229
おもな手術法/229
4.水平的上顎過小……233
定義/233
臨床的特徴/233
おもな手術法/233
第18章 開咬症の手術……大野康亮,道 健一…239
1.定義,分類……239
2.臨床的特徴……240
形態的特徴/240
機能的特徴/240
3.治療法とその適応……240
外科的治療/240
矯正治療/240
習癖に対する筋機能療法/240
4.おもな手術法……241
下顎歯槽部骨切り術(Kole法手術)/241
下顎枝矢状分割法の変法による開咬症手術/242
上顎後方歯槽部骨切り術(Schuchardt法,Kufner法)/243
第19章 上下顎複合変形症の手術……野間弘康,高木多加志…247
1.両顎前突症(上下顎前突症)……252
2.上顎後退を伴う下顎前突症(two-jaw surgeryにおける骨切り骨片位置決定法)……253
3.上顎前突を伴う下顎後退症……255
4.上下顎非対称(顔面非対称)……258
第20章 口唇裂・口蓋裂患者の顎矯正手術……齊藤 力,重松知寛…261
1.口唇裂・口蓋裂術後患者にみられる顎変形……261
2.口唇裂・口蓋裂患者における顎矯正外科の特徴……261
3.口唇裂・口蓋裂患者の顎変形に対するおもな手術法……262
矯正治療を容易にする手術/262
Le Fort I型骨切りによる上顎骨前方移動術/264
顎間骨整位術/267
下顎骨の手術/268
4.顎裂部骨移植術……268
第21章 補助手術……271
1.舌縮小術……榎本昭二,原田 清…271
適応/271
手術法/271
2.舌骨上筋群切離術……273
3.骨・軟骨移植術と人工的組織埋入材の応用……273
4.軟組織の手術……276
脂肪切除術/咬筋肥大症の手術/肥大口唇の手術……西田光男,飯塚忠彦…276
筋の組織化学……北川善政…278
第22章 顎矯正外科と顎関節……283
1.下顎枝矢状分割法における位置復元法……菅原利夫,三島克章,山田朋弘…283
システム構成/283
近位骨片位置復元法/283
2.顎矯正手術の顎関節に及ぼす影響……村上賢一郎,横江義彦,飯塚忠彦…285
下顎枝矢状分割法と顎関節/285
下顎枝垂直骨切り術と顎関節/286
Le FortI型骨切り術と顎関節/287
顎変形症患者における顎関節症状と関節円板異常/287
手術後の顎関節症状の発現防止/288
3.顎関節内障の同時手術……290
同時手術の適応/290
顎関節鏡視下手術と顎矯正手術の同時手術/290
4.下顎枝垂直骨切り術による顎関節症の治療……山口芳功…292
背景/292
適応症/292
禁忌症/292
術式/292
リハビリテーション/293
治療成績/293
症状改善の機序/293
合併症/293
第III編 症例
1.下顎前突症
症例 1 下顎枝矢状分割法を施行した下顎前突症……横江義彦,飯塚忠彦…299
症例 2 下顎枝矢状分割法の変法(Hunsuck-Epker法)を施行した下顎前突症……大屋高徳…302
症例 3 下顎枝垂直骨切り術を施行した下顎前突症……横江義彦,飯塚忠彦…306
症例 4 下顎体一部切除法を施行した下顎前突症……岡野博郎,中嶋正博…308
症例 5 Obwegeser II法手術を施行した下顎前突症……飯塚忠彦,西田光男…310
症例 6 下顎枝矢状分割法と下顎前方歯槽部骨切り術を施行した下顎前突症……岩成進吉,工藤逸郎…312
症例 7 上顎後方歯槽部骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行した上下顎歯列幅径の異なった下顎前突症……齊藤 力…314
2.下顎後退症(小下顎症)
症例 8 下顎枝矢状分割法を施行した下顎後退症……高野伸夫…316
症例 9 下顎枝逆L字型骨切り法と骨移植術を施行した下顎後退症……森 悦秀,南 克浩,作田正義…318
症例10 顎関節強直症による小下顎症の手術……森 悦秀,三島克章,作田正義…320
症例11 横顔面裂を伴う小下顎症……濱村康司,松矢篤三…322
症例12 上下顎前方歯槽部骨切り術,下顎枝矢状分割法,オトガイ部水平骨切り術を施行した開咬を伴う小下顎症……齊藤 力…324
症例13 下顎骨延長術と人工骨埋入によりオトガイ形成を行った小下顎症……大西正俊…326
3.下顎非対称
症例14 下顎枝矢状分割法を施行した非対称を伴う下顎前突症……戸塚靖則,西方 聡…328
症例15 下顎枝垂直骨切り術を施行した下顎非対称……川村 仁…330
症例16 下顎前方歯槽部骨切り術とオトガイ形成術を施行した下顎非対称……齊藤 力…332
症例17 片側下顎頭過形成による下顎非対称……田中潤一,高野伸夫…334
症例18 片側下顎頭過形成による顔面非対称……田中潤一,高野伸夫…336
4.オトガイ変形症
症例19 オトガイ部骨片の後方移動を行った前後的オトガイ過剰……山本美朗,坂下英明…340
症例20 オトガイ部骨片の2段階前方移動を行った前後的オトガイ欠損……山本美朗,坂下英明…342
症例21 オトガイ部下方部骨片の切除を行った垂直的オトガイ過剰……本田武司…344
症例22 オトガイ部中間部骨片の切除を行った垂直的オトガイ過剰……本田武司…346
症例23 オトガイ部水平骨切り間に骨移植を行った前後および垂直的オトガイ形成不全……高野伸夫…350
5.上顎前突症
症例24 Wassmund-Wunderer法を施行した上顎前突症……山下佐英…352
症例25 Bell法を施行した上顎前突症……野間弘康,高木多加志…354
症例26 Le Fort I型骨切り術,下顎枝矢状分割法およびオトガイ形成術を施行した上顎前突症……齊藤 力…356
症例27 骨皮質骨切り後,矯正治療を行った上顎前突症……山口秀晴…358
症例28 歯槽間中隔切除後に補綴治療を行った上顎前突症……内山健志…360
6.上顎後退症(小上顎症)
症例29 Le Fort I型骨切り術を施行した上顎後退症…… 齊藤 力…362
症例30 高位Le Fort I型骨切り法を行った上顎後退症……山口芳功…364
症例31 Le Fort II型骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行した中顔面の垂直的劣成長を伴う骨格性下顎前突症……覚道健治…366
症例32 Le Fort I型骨切り術を行った多数歯欠損を伴った上顎後退症……齊藤 力…370
7.上顎の水平的過小と垂直的過大
症例33 分割Le Fort I型骨切り術を行った上顎狭窄症……川村 仁…372
症例34 上顎前歯槽骨切りを施行した上顎前突を伴う長顔症……川村 仁…376
8.開咬症
症例35 Ko¨le法を施行した開咬症……高橋庄二郎…380
症例36 下顎枝矢状分割法を施行した開咬症……田中潤一,高野伸夫…382
症例37 上顎後方歯槽部骨切り法を施行した開咬症……菅原利夫,三島克章,川本知明…384
9.上下顎変形症
症例38 上下顎前方歯槽部骨切り法を施行した上下顎前突症……藤田浄秀,青木紀昭…386
症例39 Le Fort I型骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行した下顎前突症……村瀬博文…388
症例40 Le Fort I型骨切り法と下顎枝矢状分割法を施行した下顎前突症と上顎後退症……鶴木 隆…390
症例41 Le Fort I型骨切り法と下顎枝矢状分割法を施行した上顎前突症と下顎後退症……鶴木 隆…392
症例42 Le Fort I型骨切り術と下顎枝垂直骨切り術を施行した下顎前突症……横江義彦,飯塚忠彦…394
症例43 下顎頭肥大(腫瘍)による上下顎複合変形症……飯塚忠彦,西田光男…396
10.口唇裂・口蓋裂患者の顎矯正外科
症例44 上下顎同時移動術を施行した口唇口蓋裂……河合 幹,栗田賢一…398
症例45 下顎枝矢状分割法を施行した口唇裂・口蓋裂……大橋 靖,武藤祐一…400
症例46 下顎前方歯槽部骨切り術を施行した片側唇顎口蓋裂……齊藤 力…402
11.補助手術
症例47 下顎枝矢状分割法と舌縮小術を施行した下顎前突症……白土雄司…404
症例48 下顎枝矢状分割法と舌骨上筋切離術を施行した開咬症……朝波惣一郎…406
12.変治顎顔面骨骨折に対する顎矯正外科
症例49 下顎枝矢状分割法を施行した変治下顎骨骨折……濱村康司,松矢篤三…408
症例50 Le Fort I型骨切り法を施行した変治上顎骨骨折……竹之下康治…410
症例51 Le Fort III型骨切り法を施行した変治上顎骨骨折……野間弘康,井出愛周…412
13.インプラントを応用する顎変形症治療
症例52 インプラントを応用した骨格性下顎前突症……坪井陽一,飯塚忠彦…414
症例53 インプラント手術と下顎枝矢状分割法を同時に施行した下顎前突症……齊藤 力…416
14.各種症候群および全身疾患にみられる顎変形症
症例54 片側顔面矮小症……石井保雄…418
症例55 第1第2鰓弓症候群……鶴木 隆…422
症例56 Treacher Collins症候群……白土雄司…424
症例57 Le Fort III型とI型骨切り術を施行したCrouzon症候群……鶴木 隆…426
症例58 Le Fort II型骨切り術と下顎枝矢状分割法を施行したCrouzon症候群……鶴木 隆…428
症例59 先端巨大症……田中潤一,松崎英雄…430
症例60 Mobius症候群(先天性両側性顔面神経麻痺)……齊藤 力…432
症例61 Marfan症候群……橋本賢二…434
症例62 外胚葉異形成症(多数歯歯牙欠如症)……内山健志…436
症例63 下顎およびオトガイの前方移動術を施行した睡眠時無呼吸症候群……山本悦秀,上木耕一郎…438
15.仮骨延長法を利用する顎変形症の治療
症例64 下顎体延長法を用いた小下顎症(Pierre Robin症候群)の治療……上田 実…440
症例65 両側下顎骨延長法を施行した小下顎症……高戸 毅…444
症例66 片側下顎枝延長法を施行した片側顔面矮小症……高戸 毅…447
症例67 口内法による下顎骨延長法を施行した片側顔面矮小症……横江義彦,飯塚忠彦…450
症例68 上顎骨延長法(創外法)を施行した上顎後退症……横江義彦,飯塚忠彦…453
症例69 上顎骨延長法(創内法)を施行した上顎後退症……横江義彦,飯塚忠彦…456