第3版の序
はじめに
本書の初版発刊から5年後の2018年に,平成29年度歯科衛生士国家試験出題基準が発表され,その変更内容を踏まえて第2版の改訂を行った.その後,2022年に令和4年版出題基準が発表されたこと,一部の執筆者が執筆を降りられることになったことを受け,第3版の改訂を行うこととした.初版から本書の制作に尽力いただいた執筆者には,心から感謝を申し上げたい.
改訂にあたっては,本書がこれまで受け継いできた流れを受け,以下の点に留意した.
・図表はより見やすい形とする.
・内容の精査を行い,医療専門職種に必要な知識を整理する.
・簡潔な読みやすい文章とする.
本書を利用されて,お気付きなった点のご指摘やご意見をいただければ幸いです.
2023年10月
執筆者を代表して
諏訪文彦
第2版の序
はじめに
2015年3月に本書を発刊して3年になるが,このたび改訂させていただくことになった.
医学・歯学の発展はとどまることはなく日進月歩で,その速度はさらに加速している.この発展によって,医療・歯科医療の各職種を志す学生にとっては,身につけるべき新しい知識もどんどん増え,学ぶ範囲も広くなってきている.さらに,医療系の専門学校も増えて,これらの学校は大学化の方向へと進んでいる.
一方で,平成29年には歯科衛生士国家試験出題基準の見直しが行われたが,医療系の各種国家試験出題基準も,これから見直しが行われようとしている.
このような背景に鑑み,今回の改訂にあたっては以下に留意した.
・初版よりさらに利用しやすいようにする.
・活用される方々にとって,知識の整理の一助になるようにする.
・これから必要とされる知識を加える.
・図表をさらに増やし,理解しやすくする.
・初版と同様に,短い文章で簡潔な解説とする.
この改訂にご尽力いただいた,執筆者の先生方と医歯薬出版に心より感謝いたします.
本書を利用されて,誤字の修正や内容の追加などのご指摘,またご意見をいただければ幸いです.
2018年2月
執筆者を代表して
諏訪文彦
初版の序
はじめに
本書は解剖学,組織学,発生学を記載している.解剖学は,歯学・医学を学ぶ初学者が最初に学ぶ重要な学問である.解剖学は生き物の構造とこれを組み立てている部品の形を学ぶ学問である.私たちがマクロレベルで学ぶ解剖学は,対象がヒトで,肉眼あるいは人体解剖学である.ミクロレベルで学ぶ解剖学は,顕微解剖学あるいは組織学である.さらに生命体が誕生し,その生命体が成長していく過程を学ぶのが発生学である.
これらは,医療に携わる者にとって,とても大切な基礎となる学問である.ヒトの体について学ぶことは,自分の体を理解することでもある.医療人としてはもちろんであるが,自分の体の構造と機能に興味をもち,理解をしていただきたいと思っている.
本書の記載にあたっては,下記のことに注意して編纂した.
・本書は,歯科衛生士学生あるいは各種医療系専門学校の学生にも活用していただけるように編纂した.
・医療系スタッフを目指す学生に必要な知識内容を中心に,簡明かつ平易に記述した.
・記述は,全体として,できるだけ短い文章で解説を行った.
・各章の基礎知識では,必ず習得してほしい内容を網羅した.
・図や表を多用して,ビジュアルでわかりやすい構成とした.
本書を利用されて,内容の追加,修正,削除など,ご意見をお寄せいただければ幸いです.
2015年3月
執筆者を代表して
諏訪文彦
はじめに
本書の初版発刊から5年後の2018年に,平成29年度歯科衛生士国家試験出題基準が発表され,その変更内容を踏まえて第2版の改訂を行った.その後,2022年に令和4年版出題基準が発表されたこと,一部の執筆者が執筆を降りられることになったことを受け,第3版の改訂を行うこととした.初版から本書の制作に尽力いただいた執筆者には,心から感謝を申し上げたい.
改訂にあたっては,本書がこれまで受け継いできた流れを受け,以下の点に留意した.
・図表はより見やすい形とする.
・内容の精査を行い,医療専門職種に必要な知識を整理する.
・簡潔な読みやすい文章とする.
本書を利用されて,お気付きなった点のご指摘やご意見をいただければ幸いです.
2023年10月
執筆者を代表して
諏訪文彦
第2版の序
はじめに
2015年3月に本書を発刊して3年になるが,このたび改訂させていただくことになった.
医学・歯学の発展はとどまることはなく日進月歩で,その速度はさらに加速している.この発展によって,医療・歯科医療の各職種を志す学生にとっては,身につけるべき新しい知識もどんどん増え,学ぶ範囲も広くなってきている.さらに,医療系の専門学校も増えて,これらの学校は大学化の方向へと進んでいる.
一方で,平成29年には歯科衛生士国家試験出題基準の見直しが行われたが,医療系の各種国家試験出題基準も,これから見直しが行われようとしている.
このような背景に鑑み,今回の改訂にあたっては以下に留意した.
・初版よりさらに利用しやすいようにする.
・活用される方々にとって,知識の整理の一助になるようにする.
・これから必要とされる知識を加える.
・図表をさらに増やし,理解しやすくする.
・初版と同様に,短い文章で簡潔な解説とする.
この改訂にご尽力いただいた,執筆者の先生方と医歯薬出版に心より感謝いたします.
本書を利用されて,誤字の修正や内容の追加などのご指摘,またご意見をいただければ幸いです.
2018年2月
執筆者を代表して
諏訪文彦
初版の序
はじめに
本書は解剖学,組織学,発生学を記載している.解剖学は,歯学・医学を学ぶ初学者が最初に学ぶ重要な学問である.解剖学は生き物の構造とこれを組み立てている部品の形を学ぶ学問である.私たちがマクロレベルで学ぶ解剖学は,対象がヒトで,肉眼あるいは人体解剖学である.ミクロレベルで学ぶ解剖学は,顕微解剖学あるいは組織学である.さらに生命体が誕生し,その生命体が成長していく過程を学ぶのが発生学である.
これらは,医療に携わる者にとって,とても大切な基礎となる学問である.ヒトの体について学ぶことは,自分の体を理解することでもある.医療人としてはもちろんであるが,自分の体の構造と機能に興味をもち,理解をしていただきたいと思っている.
本書の記載にあたっては,下記のことに注意して編纂した.
・本書は,歯科衛生士学生あるいは各種医療系専門学校の学生にも活用していただけるように編纂した.
・医療系スタッフを目指す学生に必要な知識内容を中心に,簡明かつ平易に記述した.
・記述は,全体として,できるだけ短い文章で解説を行った.
・各章の基礎知識では,必ず習得してほしい内容を網羅した.
・図や表を多用して,ビジュアルでわかりやすい構成とした.
本書を利用されて,内容の追加,修正,削除など,ご意見をお寄せいただければ幸いです.
2015年3月
執筆者を代表して
諏訪文彦
はじめに
Colour Graph
口唇
舌
耳下腺
顎下腺
舌下腺
口蓋扁桃
空腸
甲状腺
脳
顎・顔面部の神経支配
顔面と口蓋の発生
第1部 解剖学
第1章 解剖学の基礎知識(諏訪文彦)
I.解剖学とは
II.人体の構成
III.解剖学の用語
IV.体の区分
V.体の位置と方向を示す用語
第2章 骨格系(上村 守)
I.基礎知識
1.成人の骨数
2.骨の外形
3.骨の構造
4.骨の連結
II.頭蓋の骨
1.脳頭蓋
2.顔面頭蓋
3.頭蓋の全景
4.頭蓋の連結
第3章 筋 系(戸田伊紀)
I.基礎知識
1.一般性状
2.分類
3.補助装置
II.全身の筋
1.体幹の筋
2.体肢の筋
III.頭部の筋
1.表情筋(浅頭筋)
2.咀嚼筋(深頭筋)
IV.頸部の筋
1.浅頸筋
2.外側頸筋
3.前頸筋
4.後頸筋
5.前頸部の筋間隙
第4章 消化器系(上村 守)
I.基礎知識
1.中空性臓器
2.実質性臓器
II.消化管
1.口腔の構成
2.咽頭
3.食道
4.胃
5.小腸
6.大腸
III.肝臓と胆嚢
IV.膵臓
V.腹膜
第5章 呼吸器系(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.鼻腔
1.鼻
2.鼻腔
3.副鼻腔
III.咽頭
IV.喉頭
1.喉頭壁
2.喉頭腔
V.気管と気管支
VI.肺
1.形態
2.構造
3.肺の血管
VII.胸膜
VIII.縦隔
第6章 泌尿器系(上村 守)
I.基礎知識
II.腎臓
1.位置と形態
2.構造と機能
III.尿管
IV.膀胱
V.尿道
第7章 生殖器系(上村 守)
I.基礎知識
II.男性の生殖器
III.女性の生殖器
第8章 内分泌腺(戸田伊紀)
I.基礎知識
II.甲状腺
III.上皮小体(副甲状腺)
IV.副腎
V.下垂体
VI.松果体
VII.膵臓(膵島)
VIII.生殖腺(精巣,卵巣)
1.精巣
2.卵巣
第9章 脈管系(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.基礎用語
1.動脈
2.毛細血管
3.静脈
4.伴行静脈
5.皮静脈
6.(脳)硬膜静脈洞
7.静脈叢
8.門脈
III.心臓
1.心臓の位置
2.心臓の外観と内観
IV.血液の循環路
1.肺循環
2.体循環
V.リンパ系
1.リンパ節
2.リンパの流れと本幹
3.全身のリンパ管とリンパ節
VI.脾臓
VII.胸腺
第10章 神経系(諏訪文彦)
I.基礎知識
1.形態的分類
2.機能的分類
II.関連用語
1.灰白質-皮質
2.白質-髄質
3.神経核
4.神経節
5.神経叢
III.脳
1.脳の区分
2.延髄
3.橋
4.中脳
5.間脳
6.小脳
7.大脳
8.神経路
9.髄膜
10.脳室
IV.脊髄
1.脊髄の横断面
V.末梢神経系
1.脳神経(12対)
2.脊髄神経
3.自律神経系
第11章 感覚器系(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.視覚器(眼)
1.眼球
2.視神経(第II脳神経)
3.眼筋
4.眼瞼と結膜
5.涙器
III.平衡・聴覚器(耳)
1.外耳
2.中耳
3.内耳
IV.外皮
1.皮膚
2.毛
3.爪
4.皮膚腺
5.乳房
第2部 組織学
(諏訪文彦)
I.基礎知識
1.細胞の大きさ
2.細胞の形
3.細胞の運動
4.細胞の物質代謝
II.細胞
1.細胞の構造
2.細胞分裂
3.遺伝子と遺伝子発現
III.四大組織
1.上皮組織
2.支持組織
3.筋組織
4.神経組織
IV.標本と観察
1.標本の作製
2.標本の観察
3.光学顕微鏡のしくみ
第3部 発生学
(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.ヒト生命の誕生
1.生殖細胞
2.精子形成
3.卵子形成
4.排卵
5.受精
6.卵割
7.着床
III.胚子の初期発生
1.原胚子期
2.胚子期(胎芽期)
3.胎児期
IV.顔面・口蓋・舌の発生
1.顔面の発生
2.口蓋の発生
3.舌の発生
4.唾液腺の発生
5.顎関節の発生
Colour Graph
口唇
舌
耳下腺
顎下腺
舌下腺
口蓋扁桃
空腸
甲状腺
脳
顎・顔面部の神経支配
顔面と口蓋の発生
第1部 解剖学
第1章 解剖学の基礎知識(諏訪文彦)
I.解剖学とは
II.人体の構成
III.解剖学の用語
IV.体の区分
V.体の位置と方向を示す用語
第2章 骨格系(上村 守)
I.基礎知識
1.成人の骨数
2.骨の外形
3.骨の構造
4.骨の連結
II.頭蓋の骨
1.脳頭蓋
2.顔面頭蓋
3.頭蓋の全景
4.頭蓋の連結
第3章 筋 系(戸田伊紀)
I.基礎知識
1.一般性状
2.分類
3.補助装置
II.全身の筋
1.体幹の筋
2.体肢の筋
III.頭部の筋
1.表情筋(浅頭筋)
2.咀嚼筋(深頭筋)
IV.頸部の筋
1.浅頸筋
2.外側頸筋
3.前頸筋
4.後頸筋
5.前頸部の筋間隙
第4章 消化器系(上村 守)
I.基礎知識
1.中空性臓器
2.実質性臓器
II.消化管
1.口腔の構成
2.咽頭
3.食道
4.胃
5.小腸
6.大腸
III.肝臓と胆嚢
IV.膵臓
V.腹膜
第5章 呼吸器系(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.鼻腔
1.鼻
2.鼻腔
3.副鼻腔
III.咽頭
IV.喉頭
1.喉頭壁
2.喉頭腔
V.気管と気管支
VI.肺
1.形態
2.構造
3.肺の血管
VII.胸膜
VIII.縦隔
第6章 泌尿器系(上村 守)
I.基礎知識
II.腎臓
1.位置と形態
2.構造と機能
III.尿管
IV.膀胱
V.尿道
第7章 生殖器系(上村 守)
I.基礎知識
II.男性の生殖器
III.女性の生殖器
第8章 内分泌腺(戸田伊紀)
I.基礎知識
II.甲状腺
III.上皮小体(副甲状腺)
IV.副腎
V.下垂体
VI.松果体
VII.膵臓(膵島)
VIII.生殖腺(精巣,卵巣)
1.精巣
2.卵巣
第9章 脈管系(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.基礎用語
1.動脈
2.毛細血管
3.静脈
4.伴行静脈
5.皮静脈
6.(脳)硬膜静脈洞
7.静脈叢
8.門脈
III.心臓
1.心臓の位置
2.心臓の外観と内観
IV.血液の循環路
1.肺循環
2.体循環
V.リンパ系
1.リンパ節
2.リンパの流れと本幹
3.全身のリンパ管とリンパ節
VI.脾臓
VII.胸腺
第10章 神経系(諏訪文彦)
I.基礎知識
1.形態的分類
2.機能的分類
II.関連用語
1.灰白質-皮質
2.白質-髄質
3.神経核
4.神経節
5.神経叢
III.脳
1.脳の区分
2.延髄
3.橋
4.中脳
5.間脳
6.小脳
7.大脳
8.神経路
9.髄膜
10.脳室
IV.脊髄
1.脊髄の横断面
V.末梢神経系
1.脳神経(12対)
2.脊髄神経
3.自律神経系
第11章 感覚器系(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.視覚器(眼)
1.眼球
2.視神経(第II脳神経)
3.眼筋
4.眼瞼と結膜
5.涙器
III.平衡・聴覚器(耳)
1.外耳
2.中耳
3.内耳
IV.外皮
1.皮膚
2.毛
3.爪
4.皮膚腺
5.乳房
第2部 組織学
(諏訪文彦)
I.基礎知識
1.細胞の大きさ
2.細胞の形
3.細胞の運動
4.細胞の物質代謝
II.細胞
1.細胞の構造
2.細胞分裂
3.遺伝子と遺伝子発現
III.四大組織
1.上皮組織
2.支持組織
3.筋組織
4.神経組織
IV.標本と観察
1.標本の作製
2.標本の観察
3.光学顕微鏡のしくみ
第3部 発生学
(諏訪文彦)
I.基礎知識
II.ヒト生命の誕生
1.生殖細胞
2.精子形成
3.卵子形成
4.排卵
5.受精
6.卵割
7.着床
III.胚子の初期発生
1.原胚子期
2.胚子期(胎芽期)
3.胎児期
IV.顔面・口蓋・舌の発生
1.顔面の発生
2.口蓋の発生
3.舌の発生
4.唾液腺の発生
5.顎関節の発生