第2版のまえがき
東日本大震災の翌年にポケットマニュアルが発売され,はや7年が経過しました.おかげさまで13刷まで改変を重ねて5万部近くとなり,今年5月にはB5サイズの院内版も出版することができました.この第2版ではオールカラー化を行いより見やすくすることと,タイトルの一部を変えて出版することになりました.医歯薬出版が長年使用してこなかった「歯科助手」という用語をあえて入れたのは,この職種を選んだ方たちにもこの本を利用して頂くことにより,早く日常の臨床に役立てて欲しいと考えたからです.
日本の歯科医療は歯科医師,歯科衛生士,歯科技工士と,受付を含む歯科助手などの方たちによって支えられています.このなかでも歯科助手は歯科医院の中で驚くほど多様な仕事に従事しています.この隙間を埋める仕事内容は医院のレベルに直結しています.それゆえ新人歯科助手は早く医院の要求するレベルになってもらう必要があるのです.
歯科医院は,そのほとんどが小規模な職場ですので,大企業のように新人教育に時間がかけられず,現場で患者さんの前で教育を行うのが通例となっています.しかしこれは本来患者さんに対してはとても失礼なことなのです.また,各医院の個性にあったマニュアルがあれば理想的なのですが,それを作り出すのもなかなか難しい問題です.そこで本書を利用して早く確実な学習と教育を行っていただければと思います.各医院の状況に合わせて改変できるようにメモ用の余白を意識的に多くしてあります.要らないところは削除し,追加する必要があれば追加して,自院または自分に合ったマニュアルにしてください.
この本が少しでも日本における歯科医療の質の向上にお役に立てれば幸いです.
2019年9月 医歯薬出版第4会議室にて 江澤庸博
第1版のまえがき
新人の教育は,短期間で確実な教育プログラムが理想的です.しかし,歯科医療の現場では大企業の研修期間のような時間は取れず,臨床を行いながら覚えていくというのが実情です.このように時間の無い中,日常臨床に則した新人教育のベースとなるテキストもないのが日本の現代歯科事情です.
本書のタイトルは「新人歯科衛生士・デンタルスタッフポケットマニュアル」となっていますが,歯科医師を含むすべての新人歯科医療従事者のために企画されました.新人を教育するには各医院独自のマニュアルが理想的なのですが,そのようなものを各医院で作るのには大変な労力が必要です.そこでベースとなるべきマニュアルがあれば,これに自院のやり方を加えたり,必要ない部分は削除したりすることにより,各医院独自のマニュアルをいち早く作製することができるだろうと考えるようになりました.このアイデアは5,6年前には本の企画としてもっていました.そして,3年前から少しずつ原稿の執筆を積み重ね,昨年の7月に行われるはずだった仙台における日本臨床歯周病学会の年次大会前に上梓すべく準備してきましたが,この大会は中止となり筆者が東日本大震災後の身元確認対応のために,さらに1年後の出版となりました.
このマニュアルは,チェアサイドで使えるようにポケットサイズになっており,書き込みができるようなスペースも多く取ってあります.それぞれの医院用に改良して使用していただきたいと思います.
本書が各医院のマニュアルの基礎となり,日本の歯科医療に少しでも役立つことができれば望外の幸せです.
2012年7月 医歯薬出版第1会議室にて 江澤庸博
東日本大震災の翌年にポケットマニュアルが発売され,はや7年が経過しました.おかげさまで13刷まで改変を重ねて5万部近くとなり,今年5月にはB5サイズの院内版も出版することができました.この第2版ではオールカラー化を行いより見やすくすることと,タイトルの一部を変えて出版することになりました.医歯薬出版が長年使用してこなかった「歯科助手」という用語をあえて入れたのは,この職種を選んだ方たちにもこの本を利用して頂くことにより,早く日常の臨床に役立てて欲しいと考えたからです.
日本の歯科医療は歯科医師,歯科衛生士,歯科技工士と,受付を含む歯科助手などの方たちによって支えられています.このなかでも歯科助手は歯科医院の中で驚くほど多様な仕事に従事しています.この隙間を埋める仕事内容は医院のレベルに直結しています.それゆえ新人歯科助手は早く医院の要求するレベルになってもらう必要があるのです.
歯科医院は,そのほとんどが小規模な職場ですので,大企業のように新人教育に時間がかけられず,現場で患者さんの前で教育を行うのが通例となっています.しかしこれは本来患者さんに対してはとても失礼なことなのです.また,各医院の個性にあったマニュアルがあれば理想的なのですが,それを作り出すのもなかなか難しい問題です.そこで本書を利用して早く確実な学習と教育を行っていただければと思います.各医院の状況に合わせて改変できるようにメモ用の余白を意識的に多くしてあります.要らないところは削除し,追加する必要があれば追加して,自院または自分に合ったマニュアルにしてください.
この本が少しでも日本における歯科医療の質の向上にお役に立てれば幸いです.
2019年9月 医歯薬出版第4会議室にて 江澤庸博
第1版のまえがき
新人の教育は,短期間で確実な教育プログラムが理想的です.しかし,歯科医療の現場では大企業の研修期間のような時間は取れず,臨床を行いながら覚えていくというのが実情です.このように時間の無い中,日常臨床に則した新人教育のベースとなるテキストもないのが日本の現代歯科事情です.
本書のタイトルは「新人歯科衛生士・デンタルスタッフポケットマニュアル」となっていますが,歯科医師を含むすべての新人歯科医療従事者のために企画されました.新人を教育するには各医院独自のマニュアルが理想的なのですが,そのようなものを各医院で作るのには大変な労力が必要です.そこでベースとなるべきマニュアルがあれば,これに自院のやり方を加えたり,必要ない部分は削除したりすることにより,各医院独自のマニュアルをいち早く作製することができるだろうと考えるようになりました.このアイデアは5,6年前には本の企画としてもっていました.そして,3年前から少しずつ原稿の執筆を積み重ね,昨年の7月に行われるはずだった仙台における日本臨床歯周病学会の年次大会前に上梓すべく準備してきましたが,この大会は中止となり筆者が東日本大震災後の身元確認対応のために,さらに1年後の出版となりました.
このマニュアルは,チェアサイドで使えるようにポケットサイズになっており,書き込みができるようなスペースも多く取ってあります.それぞれの医院用に改良して使用していただきたいと思います.
本書が各医院のマニュアルの基礎となり,日本の歯科医療に少しでも役立つことができれば望外の幸せです.
2012年7月 医歯薬出版第1会議室にて 江澤庸博
まえがき
CHAPTER 1 はじめに─歯科医療に携わる者としての心構え
1 自院の基本理念を知る
2 社会人としての基本的マナー
あいさつのポイント
放送禁止用語(差別用語)
身だしなみ・行動のマナー
3 ユニット周辺のテリトリー
基本のテリトリー(動物としてのテリトリーを理解して動く)
見学の心得(「診療の妨げにならない」が見学の基本)
見学者の基本的立ち位置
CHAPTER 2 患者さんへの心づかい─対応のポイント
1 子どもの患者さんへの対応
名前のよび方
声かけ
母子分離
抑制
治療中の注意
泣いている子,泣きそうな子への接し方
10カウント法
2 高齢者・障害者の患者さんへの対応
ユニットへの誘導時
声かけ
車椅子からユニットへの移乗手順
介助の心得
CHAPTER 3 受付業務における応対と流れ
1 電話での応対
電話応対の基本(はじめに医院名と名前を名のるのが礼儀です/クッション言葉を使いましょう/必ずメモをとりましょう)
電話でのアポイント受付の基本的な流れ
Dr.個人に電話がかってきたら(まず先方の氏名・用件を確認します/診療中のDr.への伝え方)
2 来院患者に対する受付業務
来院した患者さんへの対応(初診の患者さんへの対応/再診の患者さんへの対応/急患の対応)
3 初診の問診時に患者さんに確認すべき事項
基礎知識(歯の痛みと症状・治療内容と準備物/腫れがある場合)
確認の基本パターン
高血圧の患者さんの場合
初診時対応
4 患者さんの入室からユニットへの誘導
入室時
再診時の対応
ヘッドレストとライトの位置の調整(ライトの位置/ライトの操作法/ヘッドレスト(按頭台)の位置)
治療終了後
車椅子の患者さんの場合(入室時/治療終了後)
CHAPTER 4 歯・口腔の基礎知識
1 アシスタント業務に必要な解剖学
歯と口腔の名称
歯式・記号
立体解剖図
X線写真の特徴と見方(パノラマX線〈パントモ〉写真/デンタルX線写真と解剖図の対比/デンタル10枚法/デンタル14枚法)
2 歯科で使用される用語の略称
CHAPTER 5 診療前・後に行う準備と管理の知識
1 診療室の管理
朝の仕事(例)(一番早く出勤したスタッフがしておく仕事)
昼の仕事(例)
診療後の仕事(例)
2 ユニット各部の名称
3 トレー上にそろえる基本セット
トレー上にそろえる基本セット例
4 消毒と滅菌
消毒と滅菌の定義(除菌/消毒(殺菌)/滅菌)
消毒と滅菌の原則
消毒法の分類(物理的消毒法,化学的消毒法と滅菌/化学的消毒法の分類)
滅菌法の分類(滅菌法の種類/★診療後の後片付け─洗浄,滅菌の流れ)
5 滅菌袋・滅菌手袋・ガウンの取扱い
滅菌袋の取扱い(★滅菌袋からの器具の取出し方/滅菌済みか滅菌前かの確認)
滅菌手袋の取扱い(★装着の手順/★使用後の手袋のはずし方)
外科用ガウンの取扱い(★装着の手順/★使用後の手袋のはずし方とガウンの脱ぎ方)
CHAPTER 6 アシスタント業務に必要な基本技術と知識
1 バキューム操作
使用目的
操作方法(立位で行う場合)(良い例/悪い例)
2 スリーウェイシリンジの操作
使用目的
操作方法
3 器具の手渡し
器具の手渡しの注意点(良い例/悪い例/Dr.側からの受け渡し)
4 X線写真撮影
デンタルX線写真撮影時の介助(★手順/フィルムの位置づけ/その他)
パノラマX線写真撮影の介助(★手順)
自動現像機の操作と管理
5 麻酔時の補助
麻酔法の種類(方法による分類)
表面麻酔法(OA)
注射麻酔(浸潤麻酔法〈浸麻〉/伝達麻酔法〈伝麻〉/局所麻酔薬の種類)
注射器の取扱い(カートリッジ注射器/★セットの手順/★後始末/電動注射器/★セットの手順)
6 タービン/コントラハンドピースとバーの種類(★回転切削器具の分類とバーの対応)
CHAPTER 7 歯科治療に関する知識─処置と使用器材
1 歯周治療
歯周病の原因
歯周病の分類
歯肉の病的所見
歯槽骨吸収の分類
歯周病の進行(★歯周治療〈歯科治療〉の流れ)
歯周病検査(歯周ポケット測定〈プロービング〉/プロービング時の出血〈BOP〉/歯の動揺度/根分岐部病変の検査と分類/プラークの付着状況/チャートの記入例と治療計画)
プラークコントロール─口腔清掃指導,スケーリング・ルートプレーニング(プラークコントロール/口腔清掃指導等/スケーリング〈Sc〉・ルートプレーニング〈Rp〉)
歯周外科処置(症例と適用処置/歯周外科治療時に準備する器材/フラップ手術〈歯肉剥離掻爬手術 FOp〉/歯周ポケット掻爬〈PCur〉/★歯周ポケット掻爬の手術の流れ/縫合糸の種類/縫合法の分類/★縫合の手順〈単純縫合:O型の例〉/コーパック〈ペリオドンタルパック〉/★コーパックの練和手順/歯周外科手術後の注意事項)
2 セメントの練和
グラスアイオノマー系レジンセメント(粉・液タイプ)の練和(★手順)
ペースト・ペーストタイプのセメントの練和(★手順)
オートミックスタイプの取扱い(例:レジセム)(★手順)
3 カリエス処置
Caries(カリエス,むし歯,齲蝕,C)の進行(CO/C/C/C/C4)
齲蝕の検査法(検査と使用器具)
予防充填(シーラント)(★シーラントの手順/★カリエス処置の流れ/★コンポジットレジン(CR)充填の手順)
4 歯内処置
症状の進行と処置法(★歯内処置の流れ)
歯内処置の使用器材(★抜髄から根管充填までの手順)
綿栓の作り方(★手順)
5 抜歯
普通抜歯(普通抜歯で準備する器具/★抜歯の手順/抜歯後説明用ツール)
難抜歯(難抜歯とは/難抜歯で使用する器具)
6 歯冠修復(★歯冠修復の流れ/★形成〈プレパレーション〉と印象の流れ)
7 義歯
補綴物の種類
義歯各部の名称
義歯作製と調整(★手順)
義歯修理(★手順)
リベース(★手順)
補綴(クラウンブリッジ・義歯・総義歯)治療に使用する器材
アルギン酸印象材の練和と印象採得(★練和の流れ/印象採得と嘔吐反射に対する処置/★印象採得の流れ)
シリコン印象材の種類と練和・印象(種類/★シリコン印象材の練和〜印象の流れ)
オートミックスタイプの取扱い(咬合採得・印象材共通)(★手順)
石こうの取扱い(石こうの種類と用途/★模型作製の流れ)
歯科技工所への発注
CHAPTER 8 緊急時の対応
1 偶発事故など
器物落下時の対応(診療中物を落としたり,大きな音をたててしまったとき)
患者さんの容体が急変したとき
2 災害時/故障等の対策
災害時(火災,地震…)
停電など
故障の対応
CHAPTER 9 歯科診療等で使用するおもな薬剤・材料
1 薬剤(根管治療薬,覆髄剤/仮封材/齲蝕予防薬/齲蝕進行抑制薬/齲蝕検知薬/知覚過敏治療薬/口腔粘膜治療薬(口内炎)/抜歯窩に使用する薬など/PMTC用器材/歯周炎治療薬/局所止血薬/含嗽薬(うがい薬)/消毒薬/染め出し剤(歯垢染色剤)/義歯裏装材/義歯安定剤/義歯洗浄剤/即時重合レジン(即重)/歯周包填剤/歯面研磨剤/歯磨剤など/ワックス/補綴物適合チェック材料/咬合紙など/その他)
2 セメント・仮着材・仮封材(セメントと仮着材・仮封材の種類)
●付:髪の毛の色カラーチャート
索引
CHAPTER 1 はじめに─歯科医療に携わる者としての心構え
1 自院の基本理念を知る
2 社会人としての基本的マナー
あいさつのポイント
放送禁止用語(差別用語)
身だしなみ・行動のマナー
3 ユニット周辺のテリトリー
基本のテリトリー(動物としてのテリトリーを理解して動く)
見学の心得(「診療の妨げにならない」が見学の基本)
見学者の基本的立ち位置
CHAPTER 2 患者さんへの心づかい─対応のポイント
1 子どもの患者さんへの対応
名前のよび方
声かけ
母子分離
抑制
治療中の注意
泣いている子,泣きそうな子への接し方
10カウント法
2 高齢者・障害者の患者さんへの対応
ユニットへの誘導時
声かけ
車椅子からユニットへの移乗手順
介助の心得
CHAPTER 3 受付業務における応対と流れ
1 電話での応対
電話応対の基本(はじめに医院名と名前を名のるのが礼儀です/クッション言葉を使いましょう/必ずメモをとりましょう)
電話でのアポイント受付の基本的な流れ
Dr.個人に電話がかってきたら(まず先方の氏名・用件を確認します/診療中のDr.への伝え方)
2 来院患者に対する受付業務
来院した患者さんへの対応(初診の患者さんへの対応/再診の患者さんへの対応/急患の対応)
3 初診の問診時に患者さんに確認すべき事項
基礎知識(歯の痛みと症状・治療内容と準備物/腫れがある場合)
確認の基本パターン
高血圧の患者さんの場合
初診時対応
4 患者さんの入室からユニットへの誘導
入室時
再診時の対応
ヘッドレストとライトの位置の調整(ライトの位置/ライトの操作法/ヘッドレスト(按頭台)の位置)
治療終了後
車椅子の患者さんの場合(入室時/治療終了後)
CHAPTER 4 歯・口腔の基礎知識
1 アシスタント業務に必要な解剖学
歯と口腔の名称
歯式・記号
立体解剖図
X線写真の特徴と見方(パノラマX線〈パントモ〉写真/デンタルX線写真と解剖図の対比/デンタル10枚法/デンタル14枚法)
2 歯科で使用される用語の略称
CHAPTER 5 診療前・後に行う準備と管理の知識
1 診療室の管理
朝の仕事(例)(一番早く出勤したスタッフがしておく仕事)
昼の仕事(例)
診療後の仕事(例)
2 ユニット各部の名称
3 トレー上にそろえる基本セット
トレー上にそろえる基本セット例
4 消毒と滅菌
消毒と滅菌の定義(除菌/消毒(殺菌)/滅菌)
消毒と滅菌の原則
消毒法の分類(物理的消毒法,化学的消毒法と滅菌/化学的消毒法の分類)
滅菌法の分類(滅菌法の種類/★診療後の後片付け─洗浄,滅菌の流れ)
5 滅菌袋・滅菌手袋・ガウンの取扱い
滅菌袋の取扱い(★滅菌袋からの器具の取出し方/滅菌済みか滅菌前かの確認)
滅菌手袋の取扱い(★装着の手順/★使用後の手袋のはずし方)
外科用ガウンの取扱い(★装着の手順/★使用後の手袋のはずし方とガウンの脱ぎ方)
CHAPTER 6 アシスタント業務に必要な基本技術と知識
1 バキューム操作
使用目的
操作方法(立位で行う場合)(良い例/悪い例)
2 スリーウェイシリンジの操作
使用目的
操作方法
3 器具の手渡し
器具の手渡しの注意点(良い例/悪い例/Dr.側からの受け渡し)
4 X線写真撮影
デンタルX線写真撮影時の介助(★手順/フィルムの位置づけ/その他)
パノラマX線写真撮影の介助(★手順)
自動現像機の操作と管理
5 麻酔時の補助
麻酔法の種類(方法による分類)
表面麻酔法(OA)
注射麻酔(浸潤麻酔法〈浸麻〉/伝達麻酔法〈伝麻〉/局所麻酔薬の種類)
注射器の取扱い(カートリッジ注射器/★セットの手順/★後始末/電動注射器/★セットの手順)
6 タービン/コントラハンドピースとバーの種類(★回転切削器具の分類とバーの対応)
CHAPTER 7 歯科治療に関する知識─処置と使用器材
1 歯周治療
歯周病の原因
歯周病の分類
歯肉の病的所見
歯槽骨吸収の分類
歯周病の進行(★歯周治療〈歯科治療〉の流れ)
歯周病検査(歯周ポケット測定〈プロービング〉/プロービング時の出血〈BOP〉/歯の動揺度/根分岐部病変の検査と分類/プラークの付着状況/チャートの記入例と治療計画)
プラークコントロール─口腔清掃指導,スケーリング・ルートプレーニング(プラークコントロール/口腔清掃指導等/スケーリング〈Sc〉・ルートプレーニング〈Rp〉)
歯周外科処置(症例と適用処置/歯周外科治療時に準備する器材/フラップ手術〈歯肉剥離掻爬手術 FOp〉/歯周ポケット掻爬〈PCur〉/★歯周ポケット掻爬の手術の流れ/縫合糸の種類/縫合法の分類/★縫合の手順〈単純縫合:O型の例〉/コーパック〈ペリオドンタルパック〉/★コーパックの練和手順/歯周外科手術後の注意事項)
2 セメントの練和
グラスアイオノマー系レジンセメント(粉・液タイプ)の練和(★手順)
ペースト・ペーストタイプのセメントの練和(★手順)
オートミックスタイプの取扱い(例:レジセム)(★手順)
3 カリエス処置
Caries(カリエス,むし歯,齲蝕,C)の進行(CO/C/C/C/C4)
齲蝕の検査法(検査と使用器具)
予防充填(シーラント)(★シーラントの手順/★カリエス処置の流れ/★コンポジットレジン(CR)充填の手順)
4 歯内処置
症状の進行と処置法(★歯内処置の流れ)
歯内処置の使用器材(★抜髄から根管充填までの手順)
綿栓の作り方(★手順)
5 抜歯
普通抜歯(普通抜歯で準備する器具/★抜歯の手順/抜歯後説明用ツール)
難抜歯(難抜歯とは/難抜歯で使用する器具)
6 歯冠修復(★歯冠修復の流れ/★形成〈プレパレーション〉と印象の流れ)
7 義歯
補綴物の種類
義歯各部の名称
義歯作製と調整(★手順)
義歯修理(★手順)
リベース(★手順)
補綴(クラウンブリッジ・義歯・総義歯)治療に使用する器材
アルギン酸印象材の練和と印象採得(★練和の流れ/印象採得と嘔吐反射に対する処置/★印象採得の流れ)
シリコン印象材の種類と練和・印象(種類/★シリコン印象材の練和〜印象の流れ)
オートミックスタイプの取扱い(咬合採得・印象材共通)(★手順)
石こうの取扱い(石こうの種類と用途/★模型作製の流れ)
歯科技工所への発注
CHAPTER 8 緊急時の対応
1 偶発事故など
器物落下時の対応(診療中物を落としたり,大きな音をたててしまったとき)
患者さんの容体が急変したとき
2 災害時/故障等の対策
災害時(火災,地震…)
停電など
故障の対応
CHAPTER 9 歯科診療等で使用するおもな薬剤・材料
1 薬剤(根管治療薬,覆髄剤/仮封材/齲蝕予防薬/齲蝕進行抑制薬/齲蝕検知薬/知覚過敏治療薬/口腔粘膜治療薬(口内炎)/抜歯窩に使用する薬など/PMTC用器材/歯周炎治療薬/局所止血薬/含嗽薬(うがい薬)/消毒薬/染め出し剤(歯垢染色剤)/義歯裏装材/義歯安定剤/義歯洗浄剤/即時重合レジン(即重)/歯周包填剤/歯面研磨剤/歯磨剤など/ワックス/補綴物適合チェック材料/咬合紙など/その他)
2 セメント・仮着材・仮封材(セメントと仮着材・仮封材の種類)
●付:髪の毛の色カラーチャート
索引