監修の序
近年,わが国では医療・保健・福祉を取り巻く環境が大きく変化し,これらに携わる関連職種の人材養成においては,その役割と責任が強く求められております.このような状況のなかで,柔道整復師は,その職種の特殊性から幅広い知識・技術の習得が必要であります.また,柔道整復師の養成においては,日進月歩する医学・医療を踏まえてさまざまな臨床医学教育を施すことが肝要であります.
この度,『一般臨床医学 改訂第3版』が刊行されることは,柔道整復師養成において根幹となる臨床医学の基本を学ぶうえで,非常に意義深いものと思量します.一般臨床医学は,診察の基本と内科疾患を中心とした疾患の概念を学ぶものであると同時に,柔道整復師が臨床現場で注意を払わなければならない症状・所見の理解を深めるための学問であります.それだけに,本書の内容は最新の情報や根拠を基にしたものでなければなりません.今回,本書の改訂に当たっては,前回の改訂にもご尽力いただいた東京医科歯科大学の奈良信雄先生をはじめ,各専門分野の先生方にご執筆いただきました.執筆をご依頼する際は,柔道整復師国家試験出題基準を網羅するとともに,全国柔道整復学校協会教科書委員会が取りまとめた意見を参考にしていただき,柔道整復師養成に欠かすことができない内容を包含することをお願いした次第です.執筆をご担当いただいた先生方には大変ご多忙のなか,ご努力をいただいたうえに,初稿原稿にはさらに教育現場の担当の先生方からのご意見も反映していただきました.ここに深甚なる感謝を申し上げます.
本書を使用される学生諸君には,膨大な時間をかけて改訂された内容の意味を理解され,大いに活用されることを期待しております.
末筆ではありますが,本書刊行に際し,ご尽力,ご協力をいただいた医歯薬出版株式会社ならびに関係各位に敬意と感謝を申し上げ,監修の序といたします.
2013(平成25)年1月
公益社団法人 全国柔道整復学校協会
会長 坂本 歩
第3版の序
超高齢社会を迎えた今日,国民の健康維持・増進は医療に携わる者にとって大きな課題となっている.専門手技を有する柔道整復師に対しても,国民の期待がますます高まっている.
期待が大きければ,それに応える責務がある.柔道整復師を目指す学生諸君,また実際に施術所でご活躍されている柔道整復師にとっても,日々新しくなる医学的知識を十分に理解し,そのうえで施術することが重要であろう.
本書は医学的観点から臨床医学全般について著した教科書である.その内容は,厚生労働省の指導要領ならびに公益社団法人全国柔道整復学校協会の教科ガイドライン,および公益財団法人柔道整復研修試験財団の国家試験出題基準を受けて,柔道整復師に一般臨床医学をあまねく教授することを目的に編纂された.今回は改訂第3版の改訂になるが,平成11年発行の第2版を大幅に見直し,執筆陣も再編成してより最新の情報を盛り込むこととした.とくに第2版以降に変更になった診療ガイドライン等は見直して改訂した.
今回の改訂により,内容はますます充実したものと確信する.一般臨床医学を履修するのにぜひご活用いただきたい.
改訂第3版の上梓にあたっては,公益社団法人全国柔道整復学校協会・教科書委員会のご高閲をいただいた.的確なアドバイスに深謝したい.また,出版に当たっては医歯薬出版株式会社編集部のご協力をいただいた.あわせて深謝を申し上げたい.
2013(平成25)年1月
著者
第2版の序
柔道整復師の養成教育に関する指導要領の改正を受けて,「一般臨床医学」初版が発行されたのは平成5年のことである.
その後も医学医療はたゆまざる発展を続け,さまざまな医療分野で目覚ましい進歩が遂げられてきた.さらに,救命救急士制度の発足,あるいは介護保険制度の導入など,医療システムの面でも改変が着実に進められてきた.今後はさらにそれぞれの医療分野の専門家が協力し,国民の健康の増進を目指すことが求められよう.高度な専門的機能を要求される柔道整復師にとっても,広い医学知識に基づいた技術の向上がますます必要になると考えられる.
さて,本書は,厚生省の指導要領ならびに(社)全国柔道整復学校協会の教科ガイドライン,および(財)柔道整復研修試験財団の国家試験出題基準を受けて,柔道整復師に一般臨床医学を教授することを目的として編纂された.その後の医学の発展を受けて,また教科書委員会のご意見を参考にさせていただき,このたび全面的に改訂する運びとなった.
改訂を行うにあたっては,一般臨床医学全般がより習得しやすいように構成を改めることを基本方針とした.内容も全面的に改変し,より平易に理解できやすいこととした.さらに疾患各論の解説を充実するために,新たに吉澤靖之博士に参画していただき,内容を刷新することにした.
こうした改訂により,初版にもまして内容の充実が図られたと自負する.一般臨床医学を履修するのに,ぜひ有効に活用していただきたい.
改訂版を上梓するにあたっては,(社)全国柔道整復学校協会・教科書委員会のご校閲をいただいた.また,出版にあたっては,医歯薬出版社のご協力をいただいた.ここに深謝したい.
平成11年2月
著者
序
柔道整復術は,わが国では古くから施術として国民医療に貢献してきた.また,近代医学が導入されてからも患者のニーズに対応してきた.
筆者自身の患った経験からみても,これらの施術が疾患によってはきわめて著効があり,また薬害のおそれのない優れたものであることを実感している.
西洋医学は,応用科学の一部門として,科学技術の恩恵を受けて発展してきている.病理学的背景に裏づけられた疾患分類は疾病の把握が容易であり,理解しやすい.
柔道整復術は,西洋医学とはその哲学,診断作法,治療法など多くの点で異なっている.
したがって,西洋医学の診断,治療が直接応用できるわけではないが,西洋医学とて万能ではないので,柔道整復術を学ぶものが西洋医学の考え方を学び,その長所短所を十分理解して施術にあたるならば,西洋医学の及ばない所でその実力を一層発揮しえよう.
本書は柔道整復師養成に関する厚生省の指導要領および全国柔道整復学校協会の教科ガイドラインに準拠して記述した.とくに初学者にも理解しやすいように平易な記述につとめた.まず総論では臓器別の症状,検査法,治療法を述べ,ついで各論では疾患の定義,原因,症状,検査,治療,予後を記述した.また,必要に応じて,疾患によって引き起こされる病態生理を述べて症状の発現に関する理解を助けるように記述した.
本書の上梓にあたり,全国柔道整復学校協会教科書委員会の御校閲をいただいたことを深謝する.
平成5年2月
著者
近年,わが国では医療・保健・福祉を取り巻く環境が大きく変化し,これらに携わる関連職種の人材養成においては,その役割と責任が強く求められております.このような状況のなかで,柔道整復師は,その職種の特殊性から幅広い知識・技術の習得が必要であります.また,柔道整復師の養成においては,日進月歩する医学・医療を踏まえてさまざまな臨床医学教育を施すことが肝要であります.
この度,『一般臨床医学 改訂第3版』が刊行されることは,柔道整復師養成において根幹となる臨床医学の基本を学ぶうえで,非常に意義深いものと思量します.一般臨床医学は,診察の基本と内科疾患を中心とした疾患の概念を学ぶものであると同時に,柔道整復師が臨床現場で注意を払わなければならない症状・所見の理解を深めるための学問であります.それだけに,本書の内容は最新の情報や根拠を基にしたものでなければなりません.今回,本書の改訂に当たっては,前回の改訂にもご尽力いただいた東京医科歯科大学の奈良信雄先生をはじめ,各専門分野の先生方にご執筆いただきました.執筆をご依頼する際は,柔道整復師国家試験出題基準を網羅するとともに,全国柔道整復学校協会教科書委員会が取りまとめた意見を参考にしていただき,柔道整復師養成に欠かすことができない内容を包含することをお願いした次第です.執筆をご担当いただいた先生方には大変ご多忙のなか,ご努力をいただいたうえに,初稿原稿にはさらに教育現場の担当の先生方からのご意見も反映していただきました.ここに深甚なる感謝を申し上げます.
本書を使用される学生諸君には,膨大な時間をかけて改訂された内容の意味を理解され,大いに活用されることを期待しております.
末筆ではありますが,本書刊行に際し,ご尽力,ご協力をいただいた医歯薬出版株式会社ならびに関係各位に敬意と感謝を申し上げ,監修の序といたします.
2013(平成25)年1月
公益社団法人 全国柔道整復学校協会
会長 坂本 歩
第3版の序
超高齢社会を迎えた今日,国民の健康維持・増進は医療に携わる者にとって大きな課題となっている.専門手技を有する柔道整復師に対しても,国民の期待がますます高まっている.
期待が大きければ,それに応える責務がある.柔道整復師を目指す学生諸君,また実際に施術所でご活躍されている柔道整復師にとっても,日々新しくなる医学的知識を十分に理解し,そのうえで施術することが重要であろう.
本書は医学的観点から臨床医学全般について著した教科書である.その内容は,厚生労働省の指導要領ならびに公益社団法人全国柔道整復学校協会の教科ガイドライン,および公益財団法人柔道整復研修試験財団の国家試験出題基準を受けて,柔道整復師に一般臨床医学をあまねく教授することを目的に編纂された.今回は改訂第3版の改訂になるが,平成11年発行の第2版を大幅に見直し,執筆陣も再編成してより最新の情報を盛り込むこととした.とくに第2版以降に変更になった診療ガイドライン等は見直して改訂した.
今回の改訂により,内容はますます充実したものと確信する.一般臨床医学を履修するのにぜひご活用いただきたい.
改訂第3版の上梓にあたっては,公益社団法人全国柔道整復学校協会・教科書委員会のご高閲をいただいた.的確なアドバイスに深謝したい.また,出版に当たっては医歯薬出版株式会社編集部のご協力をいただいた.あわせて深謝を申し上げたい.
2013(平成25)年1月
著者
第2版の序
柔道整復師の養成教育に関する指導要領の改正を受けて,「一般臨床医学」初版が発行されたのは平成5年のことである.
その後も医学医療はたゆまざる発展を続け,さまざまな医療分野で目覚ましい進歩が遂げられてきた.さらに,救命救急士制度の発足,あるいは介護保険制度の導入など,医療システムの面でも改変が着実に進められてきた.今後はさらにそれぞれの医療分野の専門家が協力し,国民の健康の増進を目指すことが求められよう.高度な専門的機能を要求される柔道整復師にとっても,広い医学知識に基づいた技術の向上がますます必要になると考えられる.
さて,本書は,厚生省の指導要領ならびに(社)全国柔道整復学校協会の教科ガイドライン,および(財)柔道整復研修試験財団の国家試験出題基準を受けて,柔道整復師に一般臨床医学を教授することを目的として編纂された.その後の医学の発展を受けて,また教科書委員会のご意見を参考にさせていただき,このたび全面的に改訂する運びとなった.
改訂を行うにあたっては,一般臨床医学全般がより習得しやすいように構成を改めることを基本方針とした.内容も全面的に改変し,より平易に理解できやすいこととした.さらに疾患各論の解説を充実するために,新たに吉澤靖之博士に参画していただき,内容を刷新することにした.
こうした改訂により,初版にもまして内容の充実が図られたと自負する.一般臨床医学を履修するのに,ぜひ有効に活用していただきたい.
改訂版を上梓するにあたっては,(社)全国柔道整復学校協会・教科書委員会のご校閲をいただいた.また,出版にあたっては,医歯薬出版社のご協力をいただいた.ここに深謝したい.
平成11年2月
著者
序
柔道整復術は,わが国では古くから施術として国民医療に貢献してきた.また,近代医学が導入されてからも患者のニーズに対応してきた.
筆者自身の患った経験からみても,これらの施術が疾患によってはきわめて著効があり,また薬害のおそれのない優れたものであることを実感している.
西洋医学は,応用科学の一部門として,科学技術の恩恵を受けて発展してきている.病理学的背景に裏づけられた疾患分類は疾病の把握が容易であり,理解しやすい.
柔道整復術は,西洋医学とはその哲学,診断作法,治療法など多くの点で異なっている.
したがって,西洋医学の診断,治療が直接応用できるわけではないが,西洋医学とて万能ではないので,柔道整復術を学ぶものが西洋医学の考え方を学び,その長所短所を十分理解して施術にあたるならば,西洋医学の及ばない所でその実力を一層発揮しえよう.
本書は柔道整復師養成に関する厚生省の指導要領および全国柔道整復学校協会の教科ガイドラインに準拠して記述した.とくに初学者にも理解しやすいように平易な記述につとめた.まず総論では臓器別の症状,検査法,治療法を述べ,ついで各論では疾患の定義,原因,症状,検査,治療,予後を記述した.また,必要に応じて,疾患によって引き起こされる病態生理を述べて症状の発現に関する理解を助けるように記述した.
本書の上梓にあたり,全国柔道整復学校協会教科書委員会の御校閲をいただいたことを深謝する.
平成5年2月
著者
カラーで見る病態
監修の序
第3版の序
1 診察概論
A 診察の意義
1 診断へのプロセス
B 診察の進め方
1 診察の種類
2 診察の進め方と心がまえ
3 評価と記録
2 診察各論
A 医療面接
1 医療面接の意義と方法
a.意義
b.方法
B 視診
1 視診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 体格・体型
3 体位・姿勢
4 栄養状態(肥満とやせ)
5 精神状態
a.意識状態
b.知能
c.感情
6 異常運動
a.不随意運動
b.麻痺
c.運動失調
7 歩行
8 皮膚の状態
a.色調の変化
b.皮膚の性状の変化
c.爪の変化
d.毛髪,体毛の異常
9 頭部,顔面の視診
a.大きさと形
b.顔貌と顔色
c.顔面の異常運動
d.眼瞼,眼球,結膜
e.鼻
f.口腔,舌,咽頭
10 頸部の視診
a.特有な形態と代表的な疾患
b.腫瘤
c.頸部の運動
11 胸部の視診
a.胸郭の変形
12 腹部の視診
a.腹壁の皮膚
b.腹部陥凹
c.腹部膨隆
13 背部,腰部の視診
a.脊柱の変形
14 四肢の視診
a.上肢の変形
b.手の変形
c.下肢の変形
d.異常運動
C 打診
1 打診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 打診音の種類
a.清音
b.濁音
c.鼓音
3 胸部の打診
a.肺野の打診
b.肺肝境界
c.心濁音界
4 腹部の打診
D 聴診
1 聴診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 肺の聴診
a.呼吸音の種類
b.異常呼吸音
3 心臓の聴診
a.心音の聴取部位
b.正常心音
c.異常心音
d.心雑音
e.心膜摩擦音
4 腹部の聴診
a.グル音の正常と異常
b.血管雑音
E 触診
1 触診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 皮膚,皮下組織の触診
a.代表的な圧痛点の部位と意義
b.皮膚腫瘤,皮下腫瘤
3 筋肉の触診
a.筋萎縮と代表的な疾患
b.筋肥大と代表的な疾患
c.筋緊張(筋トーヌス)
4 骨,関節の触診
a.体表から触知できる骨性目標
b.骨折の局所症状
c.関節部の熱感,圧痛,腫脹などの変化と意義
5 胸部の触診
a.胸部における結節,腫瘤,圧痛,骨の異常などの変化とその意義
6 腹部の触診
a.主要臓器の位置
b.腹壁の緊張異常,圧痛とその意義
c.腫瘤の触知とその意義
7 リンパ節の触診
a.リンパ節の触知部位
F 生命徴候
1 体温
a.測定部位
b.正常体温と生理的変動
c.典型的な熱型と代表的な疾患
d.微熱の持続
e.低体温
2 血圧
a.測定方法
b.日本高血圧学会(JSH)の高血圧治療ガイドラインによる血圧基準
c.高血圧の分類
d.低血圧
3 脈拍
a.検脈部位
b.脈状の種類と代表的な疾患
4 呼吸
G 感覚検査
1 感覚検査の意義と方法
a.意義
b.方法
2 表在感覚の検査
a.触覚
b.痛覚
c.温度覚
3 深部感覚の検査
a.位置覚
b.振動覚
c.深部痛覚
4 複合感覚の検査
a.2点識別覚
b.皮膚書字テスト
c.立体認知テスト
d.局所覚
5 その他の感覚検査
a.嗅覚
b.味覚
c.聴覚
d.平衡覚
H 反射検査
1 反射の種類
2 反射検査の意義と注意事項
a.意義
b.注意事項
3 表在反射
a.種類と意義
b.粘膜反射
c.皮膚反射
4 深部反射
a.意義
b.種類
5 病的反射
a.意義
b.下肢の病的反射
c.上肢の病的反射
6 クローヌス(間代)
a.定義
b.種類
7 自律神経反射
a.意義
b.種類
I 代表的な臨床症状
1 発熱
a.発熱とは
b.病態生理
c.発熱をきたす主な疾患
d.対策
2 出血傾向
a.出血傾向とは
b.病態生理
c.出血傾向をきたす主な疾患
d.対策
3 リンパ節腫脹
a.リンパ節腫脹とは
b.病態生理
c.リンパ節腫脹をきたす主な疾患
d.対策
4 意識障害
a.意識障害とは
b.病態生理
c.意識障害をきたす主な疾患
d.対策
5 チアノーゼ
a.チアノーゼとは
b.病態生理
c.チアノーゼをきたす主な疾患
d.対策
6 関節痛
a.関節痛とは
b.病態生理
c.関節痛をきたす主な疾患
d.対策
7 浮腫
a.浮腫とは
b.病態生理
c.浮腫をきたす主な疾患
d.対策
8 肥満
a.肥満とは
b.病態生理
c.肥満をきたす主な疾患
d.対策
9 やせ
a.やせとは
b.病態生理
c.やせをきたす主な疾患
d.対策
3 検査法
A 生命徴候の測定
1 血圧
2 脈拍
3 呼吸
4 体温
B 生理機能検査
1 心電図検査
2 脳波検査
3 筋電図検査
C 検体検査
D 運動機能検査
4 主要な疾患
A 呼吸器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.かぜ症候群
b.インフルエンザ
c.急性気管支炎
d.慢性気管支炎
e.肺炎
f.肺結核
g.気管支喘息
h.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
i.肺癌
j.肺血栓塞栓症
k.気胸
B 循環器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.うっ血性心不全
b.虚血性心疾患
c.心臓弁膜症
d.先天性心疾患
e.高血圧症
f.大動脈疾患
g.末梢動脈の疾患
h.静脈疾患
i.不整脈
C 消化器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.消化管疾患
b.肝胆膵疾患
c.腹膜疾患
D 代謝疾患
1 総論
a.代謝疾患とは
b.体質,遺伝と環境
2 各疾患
a.糖尿病
b.脂質異常症
c.肥満症
d.メタボリックシンドローム
e.高尿酸血症・痛風
E 内分泌疾患
1 総論
a.内分泌とは
b.ホルモンの作用機序
c.ホルモンの化学構造
d.ホルモンのフィードバック機構
e.内分泌疾患の症状,診断,治療
2 各疾患
a.間脳疾患
b.下垂体疾患
c.甲状腺疾患
d.副甲状腺疾患
e.副腎皮質疾患
f.褐色細胞腫
g.性腺疾患
F 血液・造血器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.赤血球疾患
b.白血球系疾患
c.リンパ系疾患
d.出血性素因(出血傾向)
e.血漿蛋白異常症
G 腎・尿路疾患
1 総論
a.主要徴候
b.主要検査
2 各疾患
a.腎不全
b.糸球体疾患
c.間質の疾患
d.尿路感染症
e.遺伝性腎疾患
f.全身疾患に伴う腎障害
g.泌尿器科的疾患
H 神経疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.脳血管障害
b.腫瘍性疾患
c.感染性疾患
d.機能性疾患
e.神経変性疾患
f.炎症性神経疾患
g.神経免疫疾患
h.筋疾患
I 感染症
1 総論
a.感染が成立する要因
b.宿主と病原体の相互関係
c.外因性感染と内因性感染
d.病原体の感染経路
e.感染症発症後の経過と感染形態
f.市中感染と院内感染
g.日和見感染
h.感染症の診断
i.感染症の治療
j.感染対策の基本
2 各疾患
a.呼吸器感染症
b.尿路感染症
c.腸管感染症
d.中枢神経系感染症
e.皮膚感染症
f.整形外科領域感染症
g.性行為感染症
h.その他
J リウマチ・膠原病・アレルギー
1 総論(膠原病)
a.病因・病態
b.膠原病の治療
2 各疾患
a.関節リウマチ
b.全身性エリテマトーデス
c.強皮症(全身性強皮症)
d.多発性筋炎・皮膚筋炎
e.シェーグレン症候群
f.ベーチェット病
g.結節性多発動脈炎
h.リウマチ性多発筋痛症
i.リウマチ熱
3 総論(アレルギー)
a.アナフィラキシーショック
K 環境要因による疾患
a.熱中症
b.一酸化炭素中毒
付録 各検査の基準値
1.尿一般検査
2.血球検査
3.血液凝固検査
4.臨床化学検査
5.内分泌検査
6.免疫血清検査
7.腫瘍マーカー検査
8.感染症関連検査
索引
監修の序
第3版の序
1 診察概論
A 診察の意義
1 診断へのプロセス
B 診察の進め方
1 診察の種類
2 診察の進め方と心がまえ
3 評価と記録
2 診察各論
A 医療面接
1 医療面接の意義と方法
a.意義
b.方法
B 視診
1 視診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 体格・体型
3 体位・姿勢
4 栄養状態(肥満とやせ)
5 精神状態
a.意識状態
b.知能
c.感情
6 異常運動
a.不随意運動
b.麻痺
c.運動失調
7 歩行
8 皮膚の状態
a.色調の変化
b.皮膚の性状の変化
c.爪の変化
d.毛髪,体毛の異常
9 頭部,顔面の視診
a.大きさと形
b.顔貌と顔色
c.顔面の異常運動
d.眼瞼,眼球,結膜
e.鼻
f.口腔,舌,咽頭
10 頸部の視診
a.特有な形態と代表的な疾患
b.腫瘤
c.頸部の運動
11 胸部の視診
a.胸郭の変形
12 腹部の視診
a.腹壁の皮膚
b.腹部陥凹
c.腹部膨隆
13 背部,腰部の視診
a.脊柱の変形
14 四肢の視診
a.上肢の変形
b.手の変形
c.下肢の変形
d.異常運動
C 打診
1 打診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 打診音の種類
a.清音
b.濁音
c.鼓音
3 胸部の打診
a.肺野の打診
b.肺肝境界
c.心濁音界
4 腹部の打診
D 聴診
1 聴診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 肺の聴診
a.呼吸音の種類
b.異常呼吸音
3 心臓の聴診
a.心音の聴取部位
b.正常心音
c.異常心音
d.心雑音
e.心膜摩擦音
4 腹部の聴診
a.グル音の正常と異常
b.血管雑音
E 触診
1 触診の意義と方法
a.意義
b.方法
2 皮膚,皮下組織の触診
a.代表的な圧痛点の部位と意義
b.皮膚腫瘤,皮下腫瘤
3 筋肉の触診
a.筋萎縮と代表的な疾患
b.筋肥大と代表的な疾患
c.筋緊張(筋トーヌス)
4 骨,関節の触診
a.体表から触知できる骨性目標
b.骨折の局所症状
c.関節部の熱感,圧痛,腫脹などの変化と意義
5 胸部の触診
a.胸部における結節,腫瘤,圧痛,骨の異常などの変化とその意義
6 腹部の触診
a.主要臓器の位置
b.腹壁の緊張異常,圧痛とその意義
c.腫瘤の触知とその意義
7 リンパ節の触診
a.リンパ節の触知部位
F 生命徴候
1 体温
a.測定部位
b.正常体温と生理的変動
c.典型的な熱型と代表的な疾患
d.微熱の持続
e.低体温
2 血圧
a.測定方法
b.日本高血圧学会(JSH)の高血圧治療ガイドラインによる血圧基準
c.高血圧の分類
d.低血圧
3 脈拍
a.検脈部位
b.脈状の種類と代表的な疾患
4 呼吸
G 感覚検査
1 感覚検査の意義と方法
a.意義
b.方法
2 表在感覚の検査
a.触覚
b.痛覚
c.温度覚
3 深部感覚の検査
a.位置覚
b.振動覚
c.深部痛覚
4 複合感覚の検査
a.2点識別覚
b.皮膚書字テスト
c.立体認知テスト
d.局所覚
5 その他の感覚検査
a.嗅覚
b.味覚
c.聴覚
d.平衡覚
H 反射検査
1 反射の種類
2 反射検査の意義と注意事項
a.意義
b.注意事項
3 表在反射
a.種類と意義
b.粘膜反射
c.皮膚反射
4 深部反射
a.意義
b.種類
5 病的反射
a.意義
b.下肢の病的反射
c.上肢の病的反射
6 クローヌス(間代)
a.定義
b.種類
7 自律神経反射
a.意義
b.種類
I 代表的な臨床症状
1 発熱
a.発熱とは
b.病態生理
c.発熱をきたす主な疾患
d.対策
2 出血傾向
a.出血傾向とは
b.病態生理
c.出血傾向をきたす主な疾患
d.対策
3 リンパ節腫脹
a.リンパ節腫脹とは
b.病態生理
c.リンパ節腫脹をきたす主な疾患
d.対策
4 意識障害
a.意識障害とは
b.病態生理
c.意識障害をきたす主な疾患
d.対策
5 チアノーゼ
a.チアノーゼとは
b.病態生理
c.チアノーゼをきたす主な疾患
d.対策
6 関節痛
a.関節痛とは
b.病態生理
c.関節痛をきたす主な疾患
d.対策
7 浮腫
a.浮腫とは
b.病態生理
c.浮腫をきたす主な疾患
d.対策
8 肥満
a.肥満とは
b.病態生理
c.肥満をきたす主な疾患
d.対策
9 やせ
a.やせとは
b.病態生理
c.やせをきたす主な疾患
d.対策
3 検査法
A 生命徴候の測定
1 血圧
2 脈拍
3 呼吸
4 体温
B 生理機能検査
1 心電図検査
2 脳波検査
3 筋電図検査
C 検体検査
D 運動機能検査
4 主要な疾患
A 呼吸器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.かぜ症候群
b.インフルエンザ
c.急性気管支炎
d.慢性気管支炎
e.肺炎
f.肺結核
g.気管支喘息
h.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
i.肺癌
j.肺血栓塞栓症
k.気胸
B 循環器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.うっ血性心不全
b.虚血性心疾患
c.心臓弁膜症
d.先天性心疾患
e.高血圧症
f.大動脈疾患
g.末梢動脈の疾患
h.静脈疾患
i.不整脈
C 消化器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.消化管疾患
b.肝胆膵疾患
c.腹膜疾患
D 代謝疾患
1 総論
a.代謝疾患とは
b.体質,遺伝と環境
2 各疾患
a.糖尿病
b.脂質異常症
c.肥満症
d.メタボリックシンドローム
e.高尿酸血症・痛風
E 内分泌疾患
1 総論
a.内分泌とは
b.ホルモンの作用機序
c.ホルモンの化学構造
d.ホルモンのフィードバック機構
e.内分泌疾患の症状,診断,治療
2 各疾患
a.間脳疾患
b.下垂体疾患
c.甲状腺疾患
d.副甲状腺疾患
e.副腎皮質疾患
f.褐色細胞腫
g.性腺疾患
F 血液・造血器疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.赤血球疾患
b.白血球系疾患
c.リンパ系疾患
d.出血性素因(出血傾向)
e.血漿蛋白異常症
G 腎・尿路疾患
1 総論
a.主要徴候
b.主要検査
2 各疾患
a.腎不全
b.糸球体疾患
c.間質の疾患
d.尿路感染症
e.遺伝性腎疾患
f.全身疾患に伴う腎障害
g.泌尿器科的疾患
H 神経疾患
1 総論
a.主要徴候
2 各疾患
a.脳血管障害
b.腫瘍性疾患
c.感染性疾患
d.機能性疾患
e.神経変性疾患
f.炎症性神経疾患
g.神経免疫疾患
h.筋疾患
I 感染症
1 総論
a.感染が成立する要因
b.宿主と病原体の相互関係
c.外因性感染と内因性感染
d.病原体の感染経路
e.感染症発症後の経過と感染形態
f.市中感染と院内感染
g.日和見感染
h.感染症の診断
i.感染症の治療
j.感染対策の基本
2 各疾患
a.呼吸器感染症
b.尿路感染症
c.腸管感染症
d.中枢神経系感染症
e.皮膚感染症
f.整形外科領域感染症
g.性行為感染症
h.その他
J リウマチ・膠原病・アレルギー
1 総論(膠原病)
a.病因・病態
b.膠原病の治療
2 各疾患
a.関節リウマチ
b.全身性エリテマトーデス
c.強皮症(全身性強皮症)
d.多発性筋炎・皮膚筋炎
e.シェーグレン症候群
f.ベーチェット病
g.結節性多発動脈炎
h.リウマチ性多発筋痛症
i.リウマチ熱
3 総論(アレルギー)
a.アナフィラキシーショック
K 環境要因による疾患
a.熱中症
b.一酸化炭素中毒
付録 各検査の基準値
1.尿一般検査
2.血球検査
3.血液凝固検査
4.臨床化学検査
5.内分泌検査
6.免疫血清検査
7.腫瘍マーカー検査
8.感染症関連検査
索引