「最新臨床検査学講座」の刊行にあたって
1958年に衛生検査技師法が制定され,その教育の場からの強い要望に応えて刊行されたのが「衛生検査技術講座」であります.その後,法改正およびカリキュラム改正などに伴い,「臨床検査講座」(1972),さらに「新編臨床検査講座」(1987),「新訂臨床検査講座」(1996)と,その内容とかたちを変えながら改訂・増刷を重ねてまいりました.
2000年4月より,新しいカリキュラムのもとで,新しい臨床検査技師教育が行われることとなり,その眼目である“大綱化“によって,各学校での弾力的な運用が要求され,またそれが可能となりました.「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」という教育内容とその目標とするところは,従前とかなり異なったものになりました.そこで弊社では,この機に「臨床検査学講座」を刊行することといたしました.臨床検査技師という医療職の重要性がますます高まるなかで,“技術”の修得とそれを応用する力の醸成,および“学”としての構築を目指して,教育内容に沿ったかたちで有機的な講義が行えるよう留意いたしました.
その後,ガイドラインが改定されればその内容を取り込みながら版を重ねてまいりましたが,2013年に「国家試験出題基準平成27年版」が発表されたことにあわせて紙面を刷新した「最新臨床検査学講座」を刊行することといたしました.新シリーズ刊行にあたりましては,臨床検査学および臨床検査技師教育に造詣の深い山藤 賢先生,高木 康先生,奈良信雄先生,三村邦裕先生,和田骼u先生を編集顧問に迎え,シリーズ全体の構想と編集方針の策定にご協力いただきました.各巻の編者,執筆者にはこれまでの「臨床検査学講座」の構成・内容を踏襲しつつ,最近の医学医療,臨床検査の進歩を取り入れることをお願いしました.
本シリーズが国家試験出題の基本図書として,多くの学校で採用されてきました実績に鑑みまして,ガイドライン項目はかならず包含し,国家試験受験の知識を安心して習得できることを企図しました.国家試験に必要な知識は本文に,プラスアルファの内容は側注で紹介しています.また,読者の方々に理解されやすい,より使いやすい,より見やすい教科書となるような紙面構成を目指しました.本「最新臨床検査学講座」により臨床検査技師として習得しておくべき知識を,確実に,効率的に獲得することに寄与できましたら本シリーズの目的が達せられたと考えます.
各巻テキストにつきまして,多くの方がたからのご意見,ご叱正を賜れば幸甚に存じます.
2015年春
医歯薬出版株式会社
第2版の序
血液検査は,外来診療,入院診療,健康診断,人間ドックなどでも頻用されており,臨床検査のなかでも,もっとも基本的で,それゆえに重要な検査といえる.このため,臨床検査技師を養成する目的で1967年に「血液検査学」として教科書を発刊し,学問の発展や医療を取り巻く環境の変化などを反映し,これまで改訂を重ねてきた.そして,最新版は「血液検査学 第1版」として,「最新臨床検査学講座」シリーズの一翼を担うべく,2016年に上梓した.
この度,臨床検査技師国家試験出題基準の改定にあわせ,第2版として改訂することとした.血液検査にまつわる最新の情報を追加するのはもちろんのこと,出題基準に追加された項目の解説を加え,一方では必要とされなくなってきた検査項目を削除した.さらに,読者がより理解しやすくなるよう,適宜,加筆修正した.
第2版は記載の追加や改変を行って内容が充実し,第1版よりもさらに質の高い教科書になったものと確信する.臨床検査技師を目指して勉学に励む学生諸君はもちろん,臨床検査の現場で活躍されている臨床検査技師の皆さんにも是非とも本書をご活用いただきたいと願う.
改訂にあたっては,分担執筆者,医歯薬出版株式会社編集部に多大なご協力を賜った.ここに深謝したい.
2021年 初春
著者を代表して 奈良信雄
序
「臨床検査学講座」は,臨床検査技師の養成課程における教科書として1967年(昭和42年)に「衛生検査技術講座」が発刊されて以来,学問の進歩や臨床検査技師教育の変遷,さらには医療そのものの変化等に対応し,幾たびもの改訂を重ね,今日まで広く利用されてきた.このたび,シリーズ名を変更し,新しく「最新臨床検査学講座」として再出発することとなった.従来の『血液検査学』は第3版まで発刊されたが,シリーズ全体の改変に合わせて本書も改訂することとなった.
新版では,国家試験出題基準の改定をふまえ,「染色体に関する検査」等の解説は同シリーズの『遺伝子・染色体検査学』に移行し,教育課程のなかでより分かりやすくなるようにした.また,血液検査学の領域における最新の進歩を取り入れ,体裁も,カラー写真を本文中に移行させ,読者の便宜を図った.
このように,内容,体裁ともに大きな改変を取り入れたことにより,従来の臨床検査学講座『血液検査学』に増して,利用しやすい教科書になったものと思う.
本書は,臨床検査技師を目指して勉学に励む学生諸君の教科書としてのみならず,臨床検査技師として現場で活躍される方々にも役立つ書籍と自負する.臨床検査のなかでも必須の基本的検査とされる「血液検査学」について,より理解を深められ,臨床検査業務の向上に役立てていただければと願う.
本書の刊行にあたっては,多くの執筆者にご尽力いただいた.また,医歯薬出版編集部にも,改訂作業で大変お世話になった.ここに深謝する.
2016年 初春
著者を代表して 奈良信雄
1958年に衛生検査技師法が制定され,その教育の場からの強い要望に応えて刊行されたのが「衛生検査技術講座」であります.その後,法改正およびカリキュラム改正などに伴い,「臨床検査講座」(1972),さらに「新編臨床検査講座」(1987),「新訂臨床検査講座」(1996)と,その内容とかたちを変えながら改訂・増刷を重ねてまいりました.
2000年4月より,新しいカリキュラムのもとで,新しい臨床検査技師教育が行われることとなり,その眼目である“大綱化“によって,各学校での弾力的な運用が要求され,またそれが可能となりました.「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」という教育内容とその目標とするところは,従前とかなり異なったものになりました.そこで弊社では,この機に「臨床検査学講座」を刊行することといたしました.臨床検査技師という医療職の重要性がますます高まるなかで,“技術”の修得とそれを応用する力の醸成,および“学”としての構築を目指して,教育内容に沿ったかたちで有機的な講義が行えるよう留意いたしました.
その後,ガイドラインが改定されればその内容を取り込みながら版を重ねてまいりましたが,2013年に「国家試験出題基準平成27年版」が発表されたことにあわせて紙面を刷新した「最新臨床検査学講座」を刊行することといたしました.新シリーズ刊行にあたりましては,臨床検査学および臨床検査技師教育に造詣の深い山藤 賢先生,高木 康先生,奈良信雄先生,三村邦裕先生,和田骼u先生を編集顧問に迎え,シリーズ全体の構想と編集方針の策定にご協力いただきました.各巻の編者,執筆者にはこれまでの「臨床検査学講座」の構成・内容を踏襲しつつ,最近の医学医療,臨床検査の進歩を取り入れることをお願いしました.
本シリーズが国家試験出題の基本図書として,多くの学校で採用されてきました実績に鑑みまして,ガイドライン項目はかならず包含し,国家試験受験の知識を安心して習得できることを企図しました.国家試験に必要な知識は本文に,プラスアルファの内容は側注で紹介しています.また,読者の方々に理解されやすい,より使いやすい,より見やすい教科書となるような紙面構成を目指しました.本「最新臨床検査学講座」により臨床検査技師として習得しておくべき知識を,確実に,効率的に獲得することに寄与できましたら本シリーズの目的が達せられたと考えます.
各巻テキストにつきまして,多くの方がたからのご意見,ご叱正を賜れば幸甚に存じます.
2015年春
医歯薬出版株式会社
第2版の序
血液検査は,外来診療,入院診療,健康診断,人間ドックなどでも頻用されており,臨床検査のなかでも,もっとも基本的で,それゆえに重要な検査といえる.このため,臨床検査技師を養成する目的で1967年に「血液検査学」として教科書を発刊し,学問の発展や医療を取り巻く環境の変化などを反映し,これまで改訂を重ねてきた.そして,最新版は「血液検査学 第1版」として,「最新臨床検査学講座」シリーズの一翼を担うべく,2016年に上梓した.
この度,臨床検査技師国家試験出題基準の改定にあわせ,第2版として改訂することとした.血液検査にまつわる最新の情報を追加するのはもちろんのこと,出題基準に追加された項目の解説を加え,一方では必要とされなくなってきた検査項目を削除した.さらに,読者がより理解しやすくなるよう,適宜,加筆修正した.
第2版は記載の追加や改変を行って内容が充実し,第1版よりもさらに質の高い教科書になったものと確信する.臨床検査技師を目指して勉学に励む学生諸君はもちろん,臨床検査の現場で活躍されている臨床検査技師の皆さんにも是非とも本書をご活用いただきたいと願う.
改訂にあたっては,分担執筆者,医歯薬出版株式会社編集部に多大なご協力を賜った.ここに深謝したい.
2021年 初春
著者を代表して 奈良信雄
序
「臨床検査学講座」は,臨床検査技師の養成課程における教科書として1967年(昭和42年)に「衛生検査技術講座」が発刊されて以来,学問の進歩や臨床検査技師教育の変遷,さらには医療そのものの変化等に対応し,幾たびもの改訂を重ね,今日まで広く利用されてきた.このたび,シリーズ名を変更し,新しく「最新臨床検査学講座」として再出発することとなった.従来の『血液検査学』は第3版まで発刊されたが,シリーズ全体の改変に合わせて本書も改訂することとなった.
新版では,国家試験出題基準の改定をふまえ,「染色体に関する検査」等の解説は同シリーズの『遺伝子・染色体検査学』に移行し,教育課程のなかでより分かりやすくなるようにした.また,血液検査学の領域における最新の進歩を取り入れ,体裁も,カラー写真を本文中に移行させ,読者の便宜を図った.
このように,内容,体裁ともに大きな改変を取り入れたことにより,従来の臨床検査学講座『血液検査学』に増して,利用しやすい教科書になったものと思う.
本書は,臨床検査技師を目指して勉学に励む学生諸君の教科書としてのみならず,臨床検査技師として現場で活躍される方々にも役立つ書籍と自負する.臨床検査のなかでも必須の基本的検査とされる「血液検査学」について,より理解を深められ,臨床検査業務の向上に役立てていただければと願う.
本書の刊行にあたっては,多くの執筆者にご尽力いただいた.また,医歯薬出版編集部にも,改訂作業で大変お世話になった.ここに深謝する.
2016年 初春
著者を代表して 奈良信雄
第1章 血液の基礎
I 血液と血液検査学
1 血液検査学の発展
2 血液検査の意義
II 血液の成分
1 有形成分
2 無形成分
III 血液の性状
1 血液量
2 比重
3 粘度(粘稠度)
IV 血液の機能
1 物質の運搬
1)ガス代謝
2)栄養素の運搬
3)老廃物の運搬
4)ホルモンの輸送
2 生体の調節
1)体液量の調節
2)酸-塩基平衡の調節
3)体温の調節
3 生体の防御
4 止血
V 血球の産生と崩壊
1 血球の分化と成熟
2 造血因子
3 造血器官
1)骨髄
2)リンパ組織
3)脾臓
4)胸腺
5)髄外造血
4 血球の個体発生
5 胎生期造血
6 血球回転
第2章 血球
I 赤血球
1 赤血球の産生と崩壊
1)赤血球系前駆細胞
2)赤芽球
3)赤血球の崩壊
2 赤血球の形態と機能
1)正常赤血球の形態
2)赤血球の機能
3 赤血球の生化学
1)赤血球のエネルギー代謝
2)ヘモグロビンの代謝
3)ヘモグロビンの分解
4)鉄の代謝
5)ビタミンB12の代謝
6)葉酸の代謝
II 白血球
1 白血球の産生と崩壊
1)顆粒球系前駆細胞
2)白血球の細胞回転
2 白血球の形態と機能
1)好中球
2)好酸球
3)好塩基球
4)単球
5)リンパ球
III 血小板
1 血小板の産生と崩壊
1)血小板の産生過程
2)血小板の細胞回転
2 血小板の形態と機能
1)血小板の形態
2)血小板の機能
第3章 止血機構
I 血管と止血
1)細動脈と毛細血管内皮の収縮
2)組織内圧の上昇
3)血小板の血管内皮下への粘着と血小板同士の凝集(細胞接着)
4)血液凝固の進展と停止
5)血餅の収縮
6)血餅の器質化
II 血小板の機能
1)毛細血管透過性の抑制
2)血小板の粘着・凝集・放出
3)血液凝固の促進
4)血餅の収縮
5)血管の収縮
第4章 凝固・線溶系
I 血液凝固
1 血液凝固機序と凝固因子
1)第1相
2)第2相
3)第3相
2 血液凝固の制御機構
II 線維素溶解(線溶)
1 線溶の機序
2 線溶因子の産生・構造・機能
3 線溶の制御機構
III 分子マーカー
1 フィブリン分解産物:FDPとD-ダイマー
2 可溶性フィブリンモノマー複合体,可溶性フィブリン
3 トロンビン-AT複合体,プロトロンビンフラグメント1+2とプラスミン-プラスミンインヒビター複合体
IV 出血性素因とその検査法
1 出血性素因の検査法
2 病歴
3 身体所見
4 スクリーニング検査
V 血栓症と抗血栓療法
1 血栓症と検査
2 抗血栓療法
第5章 検体の採取と保存
I 採血
1 概要
II 抗凝固剤の種類と使い方
1 カルシウムイオンとキレート剤
1)EDTA塩
2)クエン酸ナトリウム
2 抗トロンビン剤
1)ヘパリン
III 検体管理
1 検体処理法
1)血液一般検査〔血球数算定(血算),血液像〕
2)血液凝固学的検査
IV 保存法
1 血液一般検査〔血球数算定(血算),血液像〕
1)血球数算定(血算)
2)血液像
2 血液凝固学的検査
1)血漿分離までの保存
2)血漿分離から当日測定までの保存
3)血漿分離から翌日以降までの保存
第6章 血球に関する検査
A 血球数の算定
I 血球計算板による血球計数
1 血球計算板
2 試料希釈器
1)マイクロピペットの種類
2)マイクロピペットの操作法
3)一般的ピペットの操作法
II 赤血球数算定(視算法)
III 白血球数算定(視算法)
付 骨髄穿刺液の有核細胞数と巨核球数
IV 好酸球数算定(直接算定法)
V 血小板数算定(視算法)
1 Brecher-Cronkite法(直接法)
2 Fonio法(間接法)
3 免疫学的血小板数算定
VI 自動血球計数装置
1 赤血球数・血小板数測定
2 白血球数測定
3 ヘモグロビン量測定
4 ヘマトクリット値
5 網赤血球数
6 自動血球計数装置の誤差要因
B 網赤血球数
1 Brecher法
2 フローサイトメトリ法
C 赤血球沈降速度
1 Westergren法(ICSH参照法)
2 自動赤沈測定装置
D 赤血球に関するその他の検査
1 ヘモグロビン(血色素)濃度
1)ラウリル硫酸ナトリウム法
2)シアンメトヘモグロビン法(国際標準法)
3)その他の方法
4)結果の解析と評価
2 ヘマトクリット値
1)ミクロヘマトクリット法
2)自動血球計数装置法
3)結果の解析と評価
[参考]初期のヘマトクリット法(Wintrobe法)
3 赤血球指数の計算と解釈
1)MCV(平均赤血球容積)
2)MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)
3)MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)
4 赤血球の大きさの測定
1)赤血球直径測定法(Price-Jones曲線)
2)その他の方法
3)結果の解析と評価
E 溶血の検査
1 赤血球浸透圧抵抗
1)Giffin-Sanford法
2)スクリーニング検査
3)Parpart法(Dacie変法)
付 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)のための溶血試験
1)Ham試験(酸性化血清溶血試験)
第7章 形態に関する検査
I 末梢血液標本の作製法
1 薄層塗抹標本
1)薄層塗抹標本作製のポイント
2 血液濃塗(厚層塗抹)標本
II 骨髄標本の作製法
1 骨髄検査
2 骨髄穿刺
1)塗抹標本
2)圧挫伸展標本
3)組織切片標本
3 骨髄生検
1)骨髄生検
2)捺印標本
III 染色法
1 普通染色(Romanowsky染色)
1)Giemsa染色
2)Wright染色
3)Wright-Giemsa染色
4)May-Grunwald-Giemsa二重染色
2 特殊染色
1)peroxidase染色
3 好中球のアルカリホスファターゼ(NAP)染色(朝長法)
4 エステラーゼ染色
1)非特異的エステラーゼ染色(ICSH標準法)
2)非特異的およびクロロアセテートエステラーゼの二重染色法
3)結果の解析と評価
5 PAS染色(反応)
6 鉄染色
IV 末梢血液像の観察
1 血液薄層塗抹標本の鏡検法
1)顕微鏡について
2)標本の肉眼的観察
3)細胞観察に適した部位と鏡検時の留意点
4)弱拡大で観察
5)中・強拡大で観察
6)鏡検後の対物レンズと標本の処理
2 血球観察・判定法
1)赤血球
2)血小板
3)白血球
3 白血球自動分類
V 骨髄像の観察
1 骨髄塗抹標本の観察
1)肉眼
2)弱拡大
3)強拡大
2 健常者の骨髄像
1)有核細胞数,巨核球数,骨髄像の基準範囲
2)M-E比
3)質的変化により診断的価値のある疾患
4)その他
VI その他の穿刺液標本の観察
1 リンパ節捺印(スタンプ)標本
1)観察方法
2 髄液標本
1)観察方法
VII 血液細胞抗原検査
1 免疫学的検査に使用される抗体の種類
1)抗体とCD分類
2 免疫組織化学染色
1)ABC-PO法
3 フローサイトメトリ(FCM)
4 臨床的意義
1)ウイルス感染症への応用
2)造血器腫瘍診療への応用
3)発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)
4)造血幹細胞移植におけるCD34陽性細胞数算定
第8章 血小板,凝固・線溶検査
I 血小板機能検査
1 出血時間
1)Duke法
2)Ivy法
3)template Ivy法(型板Ivy法)
4)結果の解析と評価
2 毛細血管抵抗試験
1)陽圧法
2)Wright-Lilienfeldの変法
3)陰圧法
4)結果の解析と評価
3 血小板粘着能
4 血小板凝集能
5 血小板放出能
1)血小板ATP放出能
2)β-トロンボグロブリン放出能(EIA法)
3)臨床的意義
6 血餠収縮能
1)定量法(Tocantins法)
2)臨床的意義
7 血小板関連IgG
II 凝固検査
1 プロトロンビン時間
2 活性化部分トロンボプラスチン時間
3 カルシウム再加時間
4 トロンビン時間
5 フィブリノゲン量
1)トロンビン時間法(Clauss法)
2)免疫学的測定法
3)重量法
4)比濁法
5)結果の解析と評価
6 複合凝固因子の検査
1)トロンボテスト
2)ヘパプラスチンテスト
7 凝固因子活性定量
1)第II・V・VII・X因子活性測定
2)第XII・XI・IX・VIII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの活性測定
3)フォン ヴィレブランド因子の測定
4)第XIII因子の検査
III 線溶検査
1 プラスミノゲン
2 フィブリノゲン/フィブリン分解産物
3 D-ダイマー
IV 凝固・線溶阻止因子の検査
1 アンチトロンビン
1)AT活性測定法
2)免疫学的測定法
3)結果の解析と評価
2 プロテインC
1)PC活性測定法
2)免疫学的測定法(ラテックス凝集法)
3)結果の解析と評価
3 プロテインS
1)PS活性測定法
2)免疫学的測定法
3)結果の解析と評価
4 トロンボモジュリン
5 プラスミンインヒビター
1)プラスミン阻害活性測定法(合成基質法)
2)臨床的意義
6 プラスミノゲンアクチベータインヒビター1
1)免疫学的測定法(ラテックス凝集法)
7 クロスミキシング試験(交差混合試験)
8 凝固因子インヒビター
9 ループスアンチコアグラント
1)希釈ラッセル蛇毒試験
10 抗リン脂質抗体
1)β2glycoprotein 1依存性aCL抗体
V 凝固・線溶系の分子マーカー
1 可溶性フィブリンモノマー複合体
1)硫酸プロタミン試験(Sanferippo法)
2)FMテスト(赤血球凝集反応)
3)可溶性フィブリン
2 トロンビン-アンチトロンビン複合体
3 プラスミン-プラスミンインヒビター複合体
第9章 血液検査結果の評価
A 赤血球系疾患
I 赤血球系の基準範囲
1)赤血球数
2)ヘモグロビン濃度
3)ヘマトクリット値
4)赤血球指数(赤血球恒数)
5)網赤血球数
II 赤血球形態の異常
1 大きさの変化
2 形の変化
3 染色性の変化
4 赤血球内容の異常(赤血球封入体)
1)好塩基性斑点
2)ハインツ小体
3)パッペンハイマー小体
4)シュフナー斑点
5)赤芽球
6)シデロブラスト(鉄芽球)
7)ハウエル・ジョリー小体
8)カボット輪(カボット環)
5 連銭形成
III 貧血
1 小球性低色素性貧血
1)鉄欠乏性貧血
2)慢性炎症性疾患による貧血
3)鉄芽球性貧血
4)サラセミア(タラセミア)
5)無トランスフェリン血症
2 正球性正色素性貧血
1)造血幹細胞・前駆細胞の異常
2)赤血球の崩壊亢進による貧血(溶血性貧血)
3)赤血球の喪失や分布異常による貧血
4)二次性貧血(慢性疾患の貧血)
3 大球性正色素性貧血
1)ビタミンB12欠乏性貧血
2)葉酸欠乏性貧血
3)先天性赤血球異形成貧血
IV 赤血球増加(多血症)
1)相対的赤血球増加
2)二次性赤血球増加
B 白血球系疾患
I 白血球数の基準範囲
II 白血球の形態異常と異常血球
1 白血球形態の異常
1)白血球の人工的変性
2)細胞質の空胞形成
3)Dohle小体
4)中毒性顆粒
5)低顆粒性好中球
6)Alder-Reilly顆粒異常
7)Chediak-Higashi異常
8)Russell小体
9)Pelger-Huet核異常
10)輪状核球
11)好中球核過分葉
12)Gumprechtの核影
2 異常血球
1)白血病細胞
2)異型リンパ球または反応性リンパ球
3 血球以外の細胞
1)がん細胞
2)脂質蓄積病の細胞
III 白血球機能異常症
1)慢性肉芽腫症
2)Chediak-Higashi症候群
3)遺伝性ミエロペルオキシダーゼ欠損症
4)怠けもの白血球症候群
IV 白血球増加
1)好中球増加
2)好酸球増加
3)好塩基球増加
4)単球増加
5)リンパ球増加
6)類白血病反応
V 白血球減少
1)好中球減少
2)好酸球減少
3)リンパ球減少
VI リンパ球の異常
1)伝染性単核球症
VII その他の疾患
1)血球貪食症候群
C 造血器腫瘍
I 造血器腫瘍の分類の概念
1)FAB分類
2)WHO分類
II 白血病
1 急性白血病
1)急性骨髄性白血病
2)急性リンパ性白血病
3)FAB分類に含まれない急性白血病
4)WHO分類による急性白血病
2 慢性リンパ性白血病および類縁疾患
1)慢性リンパ性白血病
2)ヘアリー細胞白血病(有毛細胞白血病)
3 特殊な白血病
1)成人T細胞白血病/リンパ腫
2)大顆粒リンパ球性白血病
III 骨髄増殖性腫瘍および類縁疾患
1)慢性骨髄性白血病
2)真性赤血球増加症
3)原発性骨髄線維症
4)本態性血小板血症
5)慢性骨髄単球性白血病
IV 骨髄異形成症候群
V 悪性リンパ腫
VI 骨髄腫および類縁疾患
1)多発性骨髄腫
2)原発性マクログロブリン血症
D 血小板の異常による出血性素因
I 血小板減少
1)特発性血小板減少性紫斑病
2)続発性血小板減少
3)血栓性血小板減少性紫斑病
4)ヘパリン起因性血小板減少症
II 血小板機能異常
1)後天性血小板機能異常症
2)先天性血小板機能異常症
3)May-Hegglin異常
III 血小板増加
E 凝固・線溶因子の異常
I 凝固因子欠損
II 線溶亢進
1 凝固障害各論
1)血友病A
2)血友病B
3)von Willebrand病
4)第XII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの先天性欠損
5)その他の凝固因子欠損
6)ビタミンK欠乏症
7)重症肝障害に伴う凝固障害
8)後天性フィブリノゲン欠乏症
9)播種性血管内凝固
10)循環抗凝血素(循環抗凝固物質)
11)プラスミンインヒビターやPAI-1の先天性欠損症
F 血管の異常:血管性紫斑病
1)アレルギー性紫斑病
2)老人性紫斑(病)と悪液質性紫斑病
3)単純性紫斑(病)
4)機械性紫斑(病)
5)感染症による紫斑
6)ビタミンC欠乏症
7)遺伝性出血性末梢血管拡張症
8)高グロブリン血症による紫斑病
9)自己感作による紫斑病
G 血栓性素因
参考文献
索引
I 血液と血液検査学
1 血液検査学の発展
2 血液検査の意義
II 血液の成分
1 有形成分
2 無形成分
III 血液の性状
1 血液量
2 比重
3 粘度(粘稠度)
IV 血液の機能
1 物質の運搬
1)ガス代謝
2)栄養素の運搬
3)老廃物の運搬
4)ホルモンの輸送
2 生体の調節
1)体液量の調節
2)酸-塩基平衡の調節
3)体温の調節
3 生体の防御
4 止血
V 血球の産生と崩壊
1 血球の分化と成熟
2 造血因子
3 造血器官
1)骨髄
2)リンパ組織
3)脾臓
4)胸腺
5)髄外造血
4 血球の個体発生
5 胎生期造血
6 血球回転
第2章 血球
I 赤血球
1 赤血球の産生と崩壊
1)赤血球系前駆細胞
2)赤芽球
3)赤血球の崩壊
2 赤血球の形態と機能
1)正常赤血球の形態
2)赤血球の機能
3 赤血球の生化学
1)赤血球のエネルギー代謝
2)ヘモグロビンの代謝
3)ヘモグロビンの分解
4)鉄の代謝
5)ビタミンB12の代謝
6)葉酸の代謝
II 白血球
1 白血球の産生と崩壊
1)顆粒球系前駆細胞
2)白血球の細胞回転
2 白血球の形態と機能
1)好中球
2)好酸球
3)好塩基球
4)単球
5)リンパ球
III 血小板
1 血小板の産生と崩壊
1)血小板の産生過程
2)血小板の細胞回転
2 血小板の形態と機能
1)血小板の形態
2)血小板の機能
第3章 止血機構
I 血管と止血
1)細動脈と毛細血管内皮の収縮
2)組織内圧の上昇
3)血小板の血管内皮下への粘着と血小板同士の凝集(細胞接着)
4)血液凝固の進展と停止
5)血餅の収縮
6)血餅の器質化
II 血小板の機能
1)毛細血管透過性の抑制
2)血小板の粘着・凝集・放出
3)血液凝固の促進
4)血餅の収縮
5)血管の収縮
第4章 凝固・線溶系
I 血液凝固
1 血液凝固機序と凝固因子
1)第1相
2)第2相
3)第3相
2 血液凝固の制御機構
II 線維素溶解(線溶)
1 線溶の機序
2 線溶因子の産生・構造・機能
3 線溶の制御機構
III 分子マーカー
1 フィブリン分解産物:FDPとD-ダイマー
2 可溶性フィブリンモノマー複合体,可溶性フィブリン
3 トロンビン-AT複合体,プロトロンビンフラグメント1+2とプラスミン-プラスミンインヒビター複合体
IV 出血性素因とその検査法
1 出血性素因の検査法
2 病歴
3 身体所見
4 スクリーニング検査
V 血栓症と抗血栓療法
1 血栓症と検査
2 抗血栓療法
第5章 検体の採取と保存
I 採血
1 概要
II 抗凝固剤の種類と使い方
1 カルシウムイオンとキレート剤
1)EDTA塩
2)クエン酸ナトリウム
2 抗トロンビン剤
1)ヘパリン
III 検体管理
1 検体処理法
1)血液一般検査〔血球数算定(血算),血液像〕
2)血液凝固学的検査
IV 保存法
1 血液一般検査〔血球数算定(血算),血液像〕
1)血球数算定(血算)
2)血液像
2 血液凝固学的検査
1)血漿分離までの保存
2)血漿分離から当日測定までの保存
3)血漿分離から翌日以降までの保存
第6章 血球に関する検査
A 血球数の算定
I 血球計算板による血球計数
1 血球計算板
2 試料希釈器
1)マイクロピペットの種類
2)マイクロピペットの操作法
3)一般的ピペットの操作法
II 赤血球数算定(視算法)
III 白血球数算定(視算法)
付 骨髄穿刺液の有核細胞数と巨核球数
IV 好酸球数算定(直接算定法)
V 血小板数算定(視算法)
1 Brecher-Cronkite法(直接法)
2 Fonio法(間接法)
3 免疫学的血小板数算定
VI 自動血球計数装置
1 赤血球数・血小板数測定
2 白血球数測定
3 ヘモグロビン量測定
4 ヘマトクリット値
5 網赤血球数
6 自動血球計数装置の誤差要因
B 網赤血球数
1 Brecher法
2 フローサイトメトリ法
C 赤血球沈降速度
1 Westergren法(ICSH参照法)
2 自動赤沈測定装置
D 赤血球に関するその他の検査
1 ヘモグロビン(血色素)濃度
1)ラウリル硫酸ナトリウム法
2)シアンメトヘモグロビン法(国際標準法)
3)その他の方法
4)結果の解析と評価
2 ヘマトクリット値
1)ミクロヘマトクリット法
2)自動血球計数装置法
3)結果の解析と評価
[参考]初期のヘマトクリット法(Wintrobe法)
3 赤血球指数の計算と解釈
1)MCV(平均赤血球容積)
2)MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)
3)MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)
4 赤血球の大きさの測定
1)赤血球直径測定法(Price-Jones曲線)
2)その他の方法
3)結果の解析と評価
E 溶血の検査
1 赤血球浸透圧抵抗
1)Giffin-Sanford法
2)スクリーニング検査
3)Parpart法(Dacie変法)
付 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)のための溶血試験
1)Ham試験(酸性化血清溶血試験)
第7章 形態に関する検査
I 末梢血液標本の作製法
1 薄層塗抹標本
1)薄層塗抹標本作製のポイント
2 血液濃塗(厚層塗抹)標本
II 骨髄標本の作製法
1 骨髄検査
2 骨髄穿刺
1)塗抹標本
2)圧挫伸展標本
3)組織切片標本
3 骨髄生検
1)骨髄生検
2)捺印標本
III 染色法
1 普通染色(Romanowsky染色)
1)Giemsa染色
2)Wright染色
3)Wright-Giemsa染色
4)May-Grunwald-Giemsa二重染色
2 特殊染色
1)peroxidase染色
3 好中球のアルカリホスファターゼ(NAP)染色(朝長法)
4 エステラーゼ染色
1)非特異的エステラーゼ染色(ICSH標準法)
2)非特異的およびクロロアセテートエステラーゼの二重染色法
3)結果の解析と評価
5 PAS染色(反応)
6 鉄染色
IV 末梢血液像の観察
1 血液薄層塗抹標本の鏡検法
1)顕微鏡について
2)標本の肉眼的観察
3)細胞観察に適した部位と鏡検時の留意点
4)弱拡大で観察
5)中・強拡大で観察
6)鏡検後の対物レンズと標本の処理
2 血球観察・判定法
1)赤血球
2)血小板
3)白血球
3 白血球自動分類
V 骨髄像の観察
1 骨髄塗抹標本の観察
1)肉眼
2)弱拡大
3)強拡大
2 健常者の骨髄像
1)有核細胞数,巨核球数,骨髄像の基準範囲
2)M-E比
3)質的変化により診断的価値のある疾患
4)その他
VI その他の穿刺液標本の観察
1 リンパ節捺印(スタンプ)標本
1)観察方法
2 髄液標本
1)観察方法
VII 血液細胞抗原検査
1 免疫学的検査に使用される抗体の種類
1)抗体とCD分類
2 免疫組織化学染色
1)ABC-PO法
3 フローサイトメトリ(FCM)
4 臨床的意義
1)ウイルス感染症への応用
2)造血器腫瘍診療への応用
3)発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)
4)造血幹細胞移植におけるCD34陽性細胞数算定
第8章 血小板,凝固・線溶検査
I 血小板機能検査
1 出血時間
1)Duke法
2)Ivy法
3)template Ivy法(型板Ivy法)
4)結果の解析と評価
2 毛細血管抵抗試験
1)陽圧法
2)Wright-Lilienfeldの変法
3)陰圧法
4)結果の解析と評価
3 血小板粘着能
4 血小板凝集能
5 血小板放出能
1)血小板ATP放出能
2)β-トロンボグロブリン放出能(EIA法)
3)臨床的意義
6 血餠収縮能
1)定量法(Tocantins法)
2)臨床的意義
7 血小板関連IgG
II 凝固検査
1 プロトロンビン時間
2 活性化部分トロンボプラスチン時間
3 カルシウム再加時間
4 トロンビン時間
5 フィブリノゲン量
1)トロンビン時間法(Clauss法)
2)免疫学的測定法
3)重量法
4)比濁法
5)結果の解析と評価
6 複合凝固因子の検査
1)トロンボテスト
2)ヘパプラスチンテスト
7 凝固因子活性定量
1)第II・V・VII・X因子活性測定
2)第XII・XI・IX・VIII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの活性測定
3)フォン ヴィレブランド因子の測定
4)第XIII因子の検査
III 線溶検査
1 プラスミノゲン
2 フィブリノゲン/フィブリン分解産物
3 D-ダイマー
IV 凝固・線溶阻止因子の検査
1 アンチトロンビン
1)AT活性測定法
2)免疫学的測定法
3)結果の解析と評価
2 プロテインC
1)PC活性測定法
2)免疫学的測定法(ラテックス凝集法)
3)結果の解析と評価
3 プロテインS
1)PS活性測定法
2)免疫学的測定法
3)結果の解析と評価
4 トロンボモジュリン
5 プラスミンインヒビター
1)プラスミン阻害活性測定法(合成基質法)
2)臨床的意義
6 プラスミノゲンアクチベータインヒビター1
1)免疫学的測定法(ラテックス凝集法)
7 クロスミキシング試験(交差混合試験)
8 凝固因子インヒビター
9 ループスアンチコアグラント
1)希釈ラッセル蛇毒試験
10 抗リン脂質抗体
1)β2glycoprotein 1依存性aCL抗体
V 凝固・線溶系の分子マーカー
1 可溶性フィブリンモノマー複合体
1)硫酸プロタミン試験(Sanferippo法)
2)FMテスト(赤血球凝集反応)
3)可溶性フィブリン
2 トロンビン-アンチトロンビン複合体
3 プラスミン-プラスミンインヒビター複合体
第9章 血液検査結果の評価
A 赤血球系疾患
I 赤血球系の基準範囲
1)赤血球数
2)ヘモグロビン濃度
3)ヘマトクリット値
4)赤血球指数(赤血球恒数)
5)網赤血球数
II 赤血球形態の異常
1 大きさの変化
2 形の変化
3 染色性の変化
4 赤血球内容の異常(赤血球封入体)
1)好塩基性斑点
2)ハインツ小体
3)パッペンハイマー小体
4)シュフナー斑点
5)赤芽球
6)シデロブラスト(鉄芽球)
7)ハウエル・ジョリー小体
8)カボット輪(カボット環)
5 連銭形成
III 貧血
1 小球性低色素性貧血
1)鉄欠乏性貧血
2)慢性炎症性疾患による貧血
3)鉄芽球性貧血
4)サラセミア(タラセミア)
5)無トランスフェリン血症
2 正球性正色素性貧血
1)造血幹細胞・前駆細胞の異常
2)赤血球の崩壊亢進による貧血(溶血性貧血)
3)赤血球の喪失や分布異常による貧血
4)二次性貧血(慢性疾患の貧血)
3 大球性正色素性貧血
1)ビタミンB12欠乏性貧血
2)葉酸欠乏性貧血
3)先天性赤血球異形成貧血
IV 赤血球増加(多血症)
1)相対的赤血球増加
2)二次性赤血球増加
B 白血球系疾患
I 白血球数の基準範囲
II 白血球の形態異常と異常血球
1 白血球形態の異常
1)白血球の人工的変性
2)細胞質の空胞形成
3)Dohle小体
4)中毒性顆粒
5)低顆粒性好中球
6)Alder-Reilly顆粒異常
7)Chediak-Higashi異常
8)Russell小体
9)Pelger-Huet核異常
10)輪状核球
11)好中球核過分葉
12)Gumprechtの核影
2 異常血球
1)白血病細胞
2)異型リンパ球または反応性リンパ球
3 血球以外の細胞
1)がん細胞
2)脂質蓄積病の細胞
III 白血球機能異常症
1)慢性肉芽腫症
2)Chediak-Higashi症候群
3)遺伝性ミエロペルオキシダーゼ欠損症
4)怠けもの白血球症候群
IV 白血球増加
1)好中球増加
2)好酸球増加
3)好塩基球増加
4)単球増加
5)リンパ球増加
6)類白血病反応
V 白血球減少
1)好中球減少
2)好酸球減少
3)リンパ球減少
VI リンパ球の異常
1)伝染性単核球症
VII その他の疾患
1)血球貪食症候群
C 造血器腫瘍
I 造血器腫瘍の分類の概念
1)FAB分類
2)WHO分類
II 白血病
1 急性白血病
1)急性骨髄性白血病
2)急性リンパ性白血病
3)FAB分類に含まれない急性白血病
4)WHO分類による急性白血病
2 慢性リンパ性白血病および類縁疾患
1)慢性リンパ性白血病
2)ヘアリー細胞白血病(有毛細胞白血病)
3 特殊な白血病
1)成人T細胞白血病/リンパ腫
2)大顆粒リンパ球性白血病
III 骨髄増殖性腫瘍および類縁疾患
1)慢性骨髄性白血病
2)真性赤血球増加症
3)原発性骨髄線維症
4)本態性血小板血症
5)慢性骨髄単球性白血病
IV 骨髄異形成症候群
V 悪性リンパ腫
VI 骨髄腫および類縁疾患
1)多発性骨髄腫
2)原発性マクログロブリン血症
D 血小板の異常による出血性素因
I 血小板減少
1)特発性血小板減少性紫斑病
2)続発性血小板減少
3)血栓性血小板減少性紫斑病
4)ヘパリン起因性血小板減少症
II 血小板機能異常
1)後天性血小板機能異常症
2)先天性血小板機能異常症
3)May-Hegglin異常
III 血小板増加
E 凝固・線溶因子の異常
I 凝固因子欠損
II 線溶亢進
1 凝固障害各論
1)血友病A
2)血友病B
3)von Willebrand病
4)第XII因子,プレカリクレイン,高分子キニノゲンの先天性欠損
5)その他の凝固因子欠損
6)ビタミンK欠乏症
7)重症肝障害に伴う凝固障害
8)後天性フィブリノゲン欠乏症
9)播種性血管内凝固
10)循環抗凝血素(循環抗凝固物質)
11)プラスミンインヒビターやPAI-1の先天性欠損症
F 血管の異常:血管性紫斑病
1)アレルギー性紫斑病
2)老人性紫斑(病)と悪液質性紫斑病
3)単純性紫斑(病)
4)機械性紫斑(病)
5)感染症による紫斑
6)ビタミンC欠乏症
7)遺伝性出血性末梢血管拡張症
8)高グロブリン血症による紫斑病
9)自己感作による紫斑病
G 血栓性素因
参考文献
索引