訳者序文
私が筋膜について学び始めたのは,1996年にアメリカでJohn F.Barnesの筋膜リリースを受講してからである.私の学生時代,あるいは1996年当時も,解剖学あるいは運動学の講義で筋膜に関して学ぶ機会はほとんどなかったのが現実である.そのようななかで,筋膜について興味をもち,筋膜に関する成書や文献を読みあさり,自分なりに筋膜に関して研究を続けてきた.現在では,私自身が筋膜リリースの講習会を開催するようになったが,その実感からすると,日本の理学療法士にも筋膜の大切さが少しずつ浸透してきたという印象はある.
しかし,日本語版の元となった原著と出会い,筋膜の進化,解剖学,生理学,運動学に関して理路整然と説明されていることには,正直驚きを覚えた.ここまで筋膜に関して深く説明している書籍は類をみない.著者のLuigi Steccoは1975年にイタリアの理学療法士となり,原著を執筆する30年前から知識と技術を進歩させてきて完成させたのである.原著は,John V.Basmajianの勧めに応じて,著者自身がイタリア語から英語訳したものである.その際に,文章や図表も補足され,より充実した内容に仕上がっている.内容に関する不明点についての私からの問い合わせにも親切に返答していただき,感謝している次第である.
筋膜は,浅筋膜,深筋膜,筋外膜,筋周膜,筋内膜からなる.筋膜は,筋紡錘,ゴルジ腱器官,神経,筋,腱,支帯,関節などの運動器官の構造のすべてに連結されるので,運動器官の多くの機能障害を左右する可能性があることは明らかである.外傷,廃用,循環不全による運動不足,反復運動,長期間にわたる不良姿勢などは,コラーゲン束のねじれによって最終的に脱水が生じ,収縮して基質が硬くゲル状になる原因となる.これは,腱,筋,筋膜の短縮と機能障害を引き起こすことになる.筋膜の機能異常は,分節ごとの筋膜単位(局部痛に影響する),前額面,矢状面,水平面に沿った筋膜配列(姿勢に影響する),それらの面の対角線上に生じる筋膜対角線,そして筋膜螺旋(広範囲疼痛に影響する)によって生じる.
これら筋膜機能異常に対する筋膜マニピュレーションは,摩擦法によって熱を生み出し,基質に正常の流動性を回復し(ゲル状態からゾル状態への移行),筋膜の順応性を活用することによってコラーゲン線維間の癒着を除去することを目的とした徒手療法である.
本書は,この方法を適用するための理論が中心となっているが,本書の内容からでも十分に筋膜の重要性ならびに治療理論を理解することが可能である.これまで,筋と関節へのアプローチばかりに目を奪われていたセラピストにとっては目から鱗の内容であり,治療に対する考え方を大きく変革する内容といえる.ある意味衝撃的な書籍であろう.
実際の治療手技の詳細に関しては,続編の『筋膜マニピュレーション 実践編─筋骨格系疼痛治療─』にて紹介するので,併せてご購読いただければ幸いである.
2011年8月
竹井 仁
首都大学東京健康福祉学部理学療法学科
医学博士・理学療法士・OMT
序文
数年前,イタリア語が母国語ではない私でさえ,Piccin Nuova LibrariaからLuigi Steccoがイタリア発の傑作を生みだしたとすぐに認めた.英語版への翻訳は必須の作業であり,ぜひ翻訳すべきだと主張した.いま,私はこの素晴らしい翻訳を読み通してたいへん満足している.この翻訳は私の尊敬する同僚の着想とアドバイスを兼ね備えている.
書籍によって,その著者たち,あるいは読者にとって思うような内容にならないことがある.しかし,本書は成功した書籍の1つであろう.そして,バイオメカニクス,整形外科,リハビリテーションの分野にとって,正真正銘,大きな貢献をするであろう.それは,いくつかのトピックからその関連する内容まで,暖かみと生命を発しながら,容易に恩恵を与えるだろう.
数十年間,さまざまな医学書の執筆や編集に携わってきた者として,本書は才能あふれる本物の仕事といえる.本書は非常に広い読者層のためにもなり,講義にも大いに利用できる価値がある.
John V.Basmajian,MD,DSC,LLD
Professor Emeritus in Medicine
McMaster University
Hamilton,Ontario,Canada
謝辞
本書の実現のために援助していただいたすべての人々に深謝します.Zaccaria Fumagalliと共著者による“Colour photographic atras of macroscopic human anatomy”(Francesco Vallardi Piccin,Nuova Libraria出版)からカラー写真を使用する許可を得ていただいたPiccin博士にはとくに深謝いたします.
イタリア語のオリジナル版において,筋膜の組織学に関する豊富な写真を掲載しました.科学的な貢献をしてくれた私の娘(Carla Stecco医師)には最も感謝しています.彼女は,現在,Padova大学で整形外科を専門に従事しています.
私は,私の同僚と筋膜マニピュレーションを用いる先生方に感謝します.そして,JulieAnn Dayには,本書の翻訳に関してだけでなく,しばしば有益なアドバイスをいただき,感謝します.
私は,英語版への翻訳を示唆していただいたJ.V.Basmajian教授に感謝を表したい.さらには,私の以前のすべての仕事への励ましの言葉,そして本書に序文をつけることを受け入れていただいたことへも感謝いたします.
私は,私の読者全員に感謝したい.そして,ロンドンのSt.Thomas病院の疼痛管理の顧問のNicholas Padfield医師が,「本書を読んだあと,私は疼痛発生において筋膜のシステムの重要性を理解する」と親切に書いてくださった文章を,あなた方読者が共有していただけることを望みます.
私が筋膜について学び始めたのは,1996年にアメリカでJohn F.Barnesの筋膜リリースを受講してからである.私の学生時代,あるいは1996年当時も,解剖学あるいは運動学の講義で筋膜に関して学ぶ機会はほとんどなかったのが現実である.そのようななかで,筋膜について興味をもち,筋膜に関する成書や文献を読みあさり,自分なりに筋膜に関して研究を続けてきた.現在では,私自身が筋膜リリースの講習会を開催するようになったが,その実感からすると,日本の理学療法士にも筋膜の大切さが少しずつ浸透してきたという印象はある.
しかし,日本語版の元となった原著と出会い,筋膜の進化,解剖学,生理学,運動学に関して理路整然と説明されていることには,正直驚きを覚えた.ここまで筋膜に関して深く説明している書籍は類をみない.著者のLuigi Steccoは1975年にイタリアの理学療法士となり,原著を執筆する30年前から知識と技術を進歩させてきて完成させたのである.原著は,John V.Basmajianの勧めに応じて,著者自身がイタリア語から英語訳したものである.その際に,文章や図表も補足され,より充実した内容に仕上がっている.内容に関する不明点についての私からの問い合わせにも親切に返答していただき,感謝している次第である.
筋膜は,浅筋膜,深筋膜,筋外膜,筋周膜,筋内膜からなる.筋膜は,筋紡錘,ゴルジ腱器官,神経,筋,腱,支帯,関節などの運動器官の構造のすべてに連結されるので,運動器官の多くの機能障害を左右する可能性があることは明らかである.外傷,廃用,循環不全による運動不足,反復運動,長期間にわたる不良姿勢などは,コラーゲン束のねじれによって最終的に脱水が生じ,収縮して基質が硬くゲル状になる原因となる.これは,腱,筋,筋膜の短縮と機能障害を引き起こすことになる.筋膜の機能異常は,分節ごとの筋膜単位(局部痛に影響する),前額面,矢状面,水平面に沿った筋膜配列(姿勢に影響する),それらの面の対角線上に生じる筋膜対角線,そして筋膜螺旋(広範囲疼痛に影響する)によって生じる.
これら筋膜機能異常に対する筋膜マニピュレーションは,摩擦法によって熱を生み出し,基質に正常の流動性を回復し(ゲル状態からゾル状態への移行),筋膜の順応性を活用することによってコラーゲン線維間の癒着を除去することを目的とした徒手療法である.
本書は,この方法を適用するための理論が中心となっているが,本書の内容からでも十分に筋膜の重要性ならびに治療理論を理解することが可能である.これまで,筋と関節へのアプローチばかりに目を奪われていたセラピストにとっては目から鱗の内容であり,治療に対する考え方を大きく変革する内容といえる.ある意味衝撃的な書籍であろう.
実際の治療手技の詳細に関しては,続編の『筋膜マニピュレーション 実践編─筋骨格系疼痛治療─』にて紹介するので,併せてご購読いただければ幸いである.
2011年8月
竹井 仁
首都大学東京健康福祉学部理学療法学科
医学博士・理学療法士・OMT
序文
数年前,イタリア語が母国語ではない私でさえ,Piccin Nuova LibrariaからLuigi Steccoがイタリア発の傑作を生みだしたとすぐに認めた.英語版への翻訳は必須の作業であり,ぜひ翻訳すべきだと主張した.いま,私はこの素晴らしい翻訳を読み通してたいへん満足している.この翻訳は私の尊敬する同僚の着想とアドバイスを兼ね備えている.
書籍によって,その著者たち,あるいは読者にとって思うような内容にならないことがある.しかし,本書は成功した書籍の1つであろう.そして,バイオメカニクス,整形外科,リハビリテーションの分野にとって,正真正銘,大きな貢献をするであろう.それは,いくつかのトピックからその関連する内容まで,暖かみと生命を発しながら,容易に恩恵を与えるだろう.
数十年間,さまざまな医学書の執筆や編集に携わってきた者として,本書は才能あふれる本物の仕事といえる.本書は非常に広い読者層のためにもなり,講義にも大いに利用できる価値がある.
John V.Basmajian,MD,DSC,LLD
Professor Emeritus in Medicine
McMaster University
Hamilton,Ontario,Canada
謝辞
本書の実現のために援助していただいたすべての人々に深謝します.Zaccaria Fumagalliと共著者による“Colour photographic atras of macroscopic human anatomy”(Francesco Vallardi Piccin,Nuova Libraria出版)からカラー写真を使用する許可を得ていただいたPiccin博士にはとくに深謝いたします.
イタリア語のオリジナル版において,筋膜の組織学に関する豊富な写真を掲載しました.科学的な貢献をしてくれた私の娘(Carla Stecco医師)には最も感謝しています.彼女は,現在,Padova大学で整形外科を専門に従事しています.
私は,私の同僚と筋膜マニピュレーションを用いる先生方に感謝します.そして,JulieAnn Dayには,本書の翻訳に関してだけでなく,しばしば有益なアドバイスをいただき,感謝します.
私は,英語版への翻訳を示唆していただいたJ.V.Basmajian教授に感謝を表したい.さらには,私の以前のすべての仕事への励ましの言葉,そして本書に序文をつけることを受け入れていただいたことへも感謝いたします.
私は,私の読者全員に感謝したい.そして,ロンドンのSt.Thomas病院の疼痛管理の顧問のNicholas Padfield医師が,「本書を読んだあと,私は疼痛発生において筋膜のシステムの重要性を理解する」と親切に書いてくださった文章を,あなた方読者が共有していただけることを望みます.
訳者序文
序文
謝辞
略記号
序論
基本原理
筋膜の肉眼的構造
1)浅筋膜
2)深筋膜
3)筋外膜
筋膜の顕微鏡的構造
第1部 筋膜単位
第1章 筋膜単位の解剖学
筋膜単位の構造
単関節筋線維および二関節筋線維
筋内膜と筋周膜と筋外膜
筋膜単位の用語
筋膜単位:動筋(アゴニスト)と拮抗筋(アンタゴニスト)
第2章 筋膜単位の進化
3面における運動の進化
分節の独立の進化
筋節中隔から筋膜単位まで
第3章 筋膜単位の生理学
協調中心と認知中心
協調中心と関連痛
筋膜単位の回路
動筋と拮抗筋:筋膜の役割
単関節筋線維の直接抑制
能動的伸張による抑制
受動的伸張による抑制
第4章 上肢の筋膜単位
協調中心の局在
ほかの手技における点と協調中心との比較
上肢の前方運動の筋膜単位
上肢の後方運動の筋膜単位
上肢の内方運動の筋膜単位
上肢の外方運動の筋膜単位
上肢の内旋運動の筋膜単位
上肢の外旋運動の筋膜単位
第5章 体幹の筋膜単位
矢状面
前額面
水平面
頭部の筋膜単位
体幹の前方運動の筋膜単位
体幹の後方運動の筋膜単位
体幹の内方運動の筋膜単位
体幹の外方運動の筋膜単位
体幹の内旋(内方回旋)運動の筋膜単位
体幹の外旋(外方回旋)運動の筋膜単位
第6章 下肢の筋膜単位
運動用語の違い
鍼経脈による違い
下肢の前方運動の筋膜単位
下肢の後方運動の筋膜単位
下肢の内方運動の筋膜単位
下肢の外方運動の筋膜単位
下肢の内旋運動の筋膜単位
下肢の外旋運動の筋膜単位
第7章 筋膜単位のマニピュレーション
筋膜の可塑性と順応性
評価チャートの編集
データ
仮説
検証
治療
治療後起こりうる反応
結果と予後
臨床的症例研究
第2部 筋膜配列
第8章 筋膜配列の解剖学
筋膜配列の構造
体幹の配列の外部構造
配列と空間平面
姿勢の配列と管理
空間平面上の配列と代償
四肢の配列終端
上肢の終端
下肢の終端
頭部の終端
第9章 筋膜配列の進化
肢節の深層筋の進化
肢節の浅層筋の進化
空間定位と認知の進化
第10章 筋膜配列の生理学
筋膜配列の張力
筋膜区画と運動の方向
体幹の筋膜区画
上肢の筋膜区画
下肢の筋膜区画
筋膜配列と静的姿勢
筋膜配列と姿勢代償
第11章 上肢の筋膜配列
上肢の前方運動配列
上肢の後方運動配列
上肢の内方運動配列
上肢の外方運動配列
上肢の内旋運動配列
上肢の外旋運動配列
第12章 体幹の筋膜配列
体幹の前方運動配列
体幹の後方運動配列
体幹の内方運動配列
体幹の外方運動配列
体幹の内旋(内方回旋)運動配列
体幹の外旋(外方回旋)運動配列
第13章 下肢の筋膜配列
下肢の前方運動配列
下肢の後方運動配列
下肢の内方運動配列
下肢の外方運動配列
下肢の内旋運動配列
下肢の外旋運動配列
第14章 筋膜配列のマニピュレーション
総合評価チャートの編集
データ
代償と反対平衡(カウンター・バランシング)
随伴する以前の疼痛
仮説
検証
治療
筋膜マニピュレーションがどこにどのように作用するか
症例研究
第3部 筋膜螺旋
第15章 筋膜螺旋の解剖学
分節性運動方式
対角線
螺旋
分節性協調中心と融合協調中心との違い
第16章 筋膜螺旋の進化
運動方式の形成
筋膜対角線の進化
筋膜螺旋の進化
第17章 筋膜螺旋の生理学
筋膜対角線と運動方式
筋膜螺旋と反射的活動
筋膜視点からの歩行分析
筋膜螺旋と運動活性
筋膜螺旋と経筋
第18章 上肢の筋膜螺旋
母指-後方-外方螺旋
母指-後方-外方螺旋の筋膜単位
手指-後方-内方螺旋
手指-後方-内方螺旋の筋膜単位
母指-前方-内方螺旋
母指-前方-内方螺旋の筋膜単位
手指-前方-外方螺旋
手指-前方-外方螺旋の筋膜単位
第19章 体幹の筋膜螺旋
体幹の融合協調中心
螺旋間の連続性を保証する筋群
頭部-前方-外方螺旋
頭部-前方-外方螺旋の筋膜単位
頭部-後方-外方螺旋
頭部-後方-外方螺旋の筋膜単位
第20章 下肢の筋膜螺旋
足趾-後方-外方螺旋
足趾-後方-外方螺旋の筋膜単位
足趾-後方-内方螺旋
足趾-後方-内方螺旋の筋膜単位
足趾-前方-外方螺旋
足趾-前方-外方螺旋の筋膜単位
足趾-前方-内方螺旋
足趾-前方-内方螺旋の筋膜単位
第21章 筋膜螺旋のマニピュレーション
データ
筋膜マニピュレーションの臨床適応
筋膜マニピュレーションの禁忌
仮説
検証
治療
患者からの質問
臨床症例
螺旋インバランス
全節性インバランス
結論
付録
まとめの図表
用語集
文献
索引
序文
謝辞
略記号
序論
基本原理
筋膜の肉眼的構造
1)浅筋膜
2)深筋膜
3)筋外膜
筋膜の顕微鏡的構造
第1部 筋膜単位
第1章 筋膜単位の解剖学
筋膜単位の構造
単関節筋線維および二関節筋線維
筋内膜と筋周膜と筋外膜
筋膜単位の用語
筋膜単位:動筋(アゴニスト)と拮抗筋(アンタゴニスト)
第2章 筋膜単位の進化
3面における運動の進化
分節の独立の進化
筋節中隔から筋膜単位まで
第3章 筋膜単位の生理学
協調中心と認知中心
協調中心と関連痛
筋膜単位の回路
動筋と拮抗筋:筋膜の役割
単関節筋線維の直接抑制
能動的伸張による抑制
受動的伸張による抑制
第4章 上肢の筋膜単位
協調中心の局在
ほかの手技における点と協調中心との比較
上肢の前方運動の筋膜単位
上肢の後方運動の筋膜単位
上肢の内方運動の筋膜単位
上肢の外方運動の筋膜単位
上肢の内旋運動の筋膜単位
上肢の外旋運動の筋膜単位
第5章 体幹の筋膜単位
矢状面
前額面
水平面
頭部の筋膜単位
体幹の前方運動の筋膜単位
体幹の後方運動の筋膜単位
体幹の内方運動の筋膜単位
体幹の外方運動の筋膜単位
体幹の内旋(内方回旋)運動の筋膜単位
体幹の外旋(外方回旋)運動の筋膜単位
第6章 下肢の筋膜単位
運動用語の違い
鍼経脈による違い
下肢の前方運動の筋膜単位
下肢の後方運動の筋膜単位
下肢の内方運動の筋膜単位
下肢の外方運動の筋膜単位
下肢の内旋運動の筋膜単位
下肢の外旋運動の筋膜単位
第7章 筋膜単位のマニピュレーション
筋膜の可塑性と順応性
評価チャートの編集
データ
仮説
検証
治療
治療後起こりうる反応
結果と予後
臨床的症例研究
第2部 筋膜配列
第8章 筋膜配列の解剖学
筋膜配列の構造
体幹の配列の外部構造
配列と空間平面
姿勢の配列と管理
空間平面上の配列と代償
四肢の配列終端
上肢の終端
下肢の終端
頭部の終端
第9章 筋膜配列の進化
肢節の深層筋の進化
肢節の浅層筋の進化
空間定位と認知の進化
第10章 筋膜配列の生理学
筋膜配列の張力
筋膜区画と運動の方向
体幹の筋膜区画
上肢の筋膜区画
下肢の筋膜区画
筋膜配列と静的姿勢
筋膜配列と姿勢代償
第11章 上肢の筋膜配列
上肢の前方運動配列
上肢の後方運動配列
上肢の内方運動配列
上肢の外方運動配列
上肢の内旋運動配列
上肢の外旋運動配列
第12章 体幹の筋膜配列
体幹の前方運動配列
体幹の後方運動配列
体幹の内方運動配列
体幹の外方運動配列
体幹の内旋(内方回旋)運動配列
体幹の外旋(外方回旋)運動配列
第13章 下肢の筋膜配列
下肢の前方運動配列
下肢の後方運動配列
下肢の内方運動配列
下肢の外方運動配列
下肢の内旋運動配列
下肢の外旋運動配列
第14章 筋膜配列のマニピュレーション
総合評価チャートの編集
データ
代償と反対平衡(カウンター・バランシング)
随伴する以前の疼痛
仮説
検証
治療
筋膜マニピュレーションがどこにどのように作用するか
症例研究
第3部 筋膜螺旋
第15章 筋膜螺旋の解剖学
分節性運動方式
対角線
螺旋
分節性協調中心と融合協調中心との違い
第16章 筋膜螺旋の進化
運動方式の形成
筋膜対角線の進化
筋膜螺旋の進化
第17章 筋膜螺旋の生理学
筋膜対角線と運動方式
筋膜螺旋と反射的活動
筋膜視点からの歩行分析
筋膜螺旋と運動活性
筋膜螺旋と経筋
第18章 上肢の筋膜螺旋
母指-後方-外方螺旋
母指-後方-外方螺旋の筋膜単位
手指-後方-内方螺旋
手指-後方-内方螺旋の筋膜単位
母指-前方-内方螺旋
母指-前方-内方螺旋の筋膜単位
手指-前方-外方螺旋
手指-前方-外方螺旋の筋膜単位
第19章 体幹の筋膜螺旋
体幹の融合協調中心
螺旋間の連続性を保証する筋群
頭部-前方-外方螺旋
頭部-前方-外方螺旋の筋膜単位
頭部-後方-外方螺旋
頭部-後方-外方螺旋の筋膜単位
第20章 下肢の筋膜螺旋
足趾-後方-外方螺旋
足趾-後方-外方螺旋の筋膜単位
足趾-後方-内方螺旋
足趾-後方-内方螺旋の筋膜単位
足趾-前方-外方螺旋
足趾-前方-外方螺旋の筋膜単位
足趾-前方-内方螺旋
足趾-前方-内方螺旋の筋膜単位
第21章 筋膜螺旋のマニピュレーション
データ
筋膜マニピュレーションの臨床適応
筋膜マニピュレーションの禁忌
仮説
検証
治療
患者からの質問
臨床症例
螺旋インバランス
全節性インバランス
結論
付録
まとめの図表
用語集
文献
索引