やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第3版の序

 高度情報化社会,少子高齢社会を迎えた我が国において,バリアフリーは,すべての人々が真剣に考え,取り組まねばならない必須の問題・課題として大きくクローズアップされている.バリアフリーについてより具体的に学習するために,車いすや各種障害疑似体験キットを用いた体験学習プログラム等が,小・中・高校・大学等の教育機関をはじめ,各地のまちづくりワークショップ等においても盛んに導入されるようになった.たとえば,平成11(1999)年,「あらかわ福祉体験広場」(建設省,現在の国土交通省荒川下流工事事務所)が河川敷を活用した車いす体験学習用に開設され,一般開放・有効活用されている.2002年,筆者らは,その体験学習プログラムを開発した.本書では取り上げていないが,http://www.nphc.sie.dendai.ac.jp/arakawa00.htmをご参照いただければ幸いである.
 障害者関連法制度の動きをみると,平成6(1994)年「高齢者,身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」(通称:ハートビル法)一部改正(平成14年公布,平成15年度施行),平成12(2001)年「高齢者,身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」(通称:交通バリアフリー法)によって,建築・交通分野のバリアフリー化に向けた制度が整備された.平成15(2003)年には,障害者福祉サービスの利用を従来の措置から利用者の選択による契約に改めるなど,障害者の自己決定に向けた取り組みが強化された.「障害者基本計画」(平成14年12月閣議決定)では,リハビリテーションやノーマライゼーションの理念の下,障害者の社会への参加・参画に向けて,平成15(2003)年度から24(2012)年度までの10年間に講ずべき障害者施策の基本的方向が定められ,バリアフリー化とともに,ユニバーサルデザインの観点から,すべての人にとって生活しやすいまちづくり,ものづくりを推進することがもとめられている.
 筆者は,東京電機大学に2001年度に新設された情報環境学部に,2002年度から勤務しており,情報環境学という新たな学問分野から,バリアフリーの生活環境に関する教育・研究に取り組んでいる.すなわち,高度情報化社会におけるわれわれをとりまく状況を情報環境ととらえ,こども,高齢者,障害者などの情報要支援者,および,女性,家族など生活者を組織的,学問的にとらえ,それらの人々のより一層の社会参加をうながす生活者主体のバリアフリーでユニバーサルな生活情報環境デザインについて,今後,研究を深めたい所存である.
 本書は,1992年初版発行以来,関連分野のテキストとして使われており,毎年,増刷の際に,部分的なデータ更新・修正・加筆等を行ってきた.この間,1994年補遺版,1997年第2版を発行した.今回,上記を含むさまざまな動きを踏まえて,最新の研究成果とデータをまとめて全面改訂の第3版を発行する運びとなった.各章の主な改訂内容は以下の通りである.
 第1章「バリアフリー生活情報環境デザインの基本」では,バリアフリーデザインに加えて,サービスや福祉用具の活用等も含めてバリアフリー対策とし,「バリアフリー生活情報環境デザイン」のあり方を人間工学の視点からとらえるための基本事項を整理した.
 第2章「ハウスアダプテーション」では,生活の基盤である住まいのバリアフリー化,ハウスアダプテーションに関する内容を充実させるとともに,新たに,木之瀬 隆氏が車いすのシーティング・選定・適合等について執筆した.
 第3章「バリアフリーの住宅計画」,第4章「バリアフリーの社会福祉施設計画」,第5章「バリアフリーの病院計画」,第6章「バリアフリーの学校計画」では,データの更新・加筆によって内容の充実を図った.
 第7章「ユニバーサルデザインの交通施設・システム計画」は,秋山哲男氏による全面改訂執筆である.
 今後も,この分野の発展には著しいものがあると予想される.より良いテキストとしてご活用いただけるように,努力していきたい所存である.
 読者の皆さまには,本書についての率直なご意見・ご批判などお寄せいただければ幸甚である.
 2004年2月
 工学博士 野村みどり


第2版の序
 最近,バリアフリーに関する関心はたいへん高まっている.そのためもあって,本書も幅広い分野の方々にご活用いただいている.たとえば,全盲の理学療法士が本書を90分テープ22本に録音してもらい,音読しながら点字で要旨をメモし,勉強してくださっているという話も伺った.筆者自身,本書をテキストにすることによって,大きな教育効果が得られることを実感している.
 バリアフリーとは,障害をもつ人々が障害をもたない人びとと同様な生活を行なうときに,それを妨げるハード・ソフトの広範な障壁を除去するという意味であり,その障壁・バリアを明確化し,総合的バリアフリー対策の整備が求められる.この場合,多くのバリアのある生活環境において,障害をもつ人がこうむる総体としてのハンディキャップの明確化とそのためのバリアフリー対策の整備・構築が必要となる.しかし,視覚障害者への情報保障対策などをはじめ,いまだバリアフリーデザインの内容は未熟なレベルに止まっている.このような現状のなかで,本書においては強いてバリアフリーデザインに関する統一見解は打ち出していない.今後,さらに研究を深め,総合的・体系的なバリアフリー対策のあり方を求めて,ユニバーサルデザインのあり方も明確化していくことが必要になろう.ユニバーサルデザインとは,バリアフリーを含み,こども,妊婦,高齢者,障害者などすべての人びとに,より高い安全性・快適性・利便性をめざすデザインである.
 ところで,アメリカでは,近年ハンディキャップは差別語として使われなくなっており,そのかわりにディスアビリティが,またディスアビリティのかわりにはファンクショナル・リミテーションが使われるようである.これに対して,イギリスでは,ハンディキャップということばが使われており,本書でも重要な概念として用いている.
 たとえば,日本の住宅改造は限定的な物理的対応にとどまっており,その発展はいまだ遅々としている.これに対して,イギリスにおけるハウスアダプテーションとは,身体障害者が身体的不自由によって住居からこうむるハンディキャップを軽減するための治療的かかわりととらえられている.ハンディキャップのとらえ方は高齢未亡人の孤独や不安,福祉入所施設における自律的でない生活など広範であり,さらに,そのハンディキャップを軽減するためのアダプテーションとして,きめ細かな住まい方の工夫の積み重ね,修繕・改造から,転居までの広範な支援体制が整備されている.
 スウェーデンでは,病院環境自体が医療を受けるこどもにハンディキャップをもたらすという考えから,病院には外来・入院のこどもに対して,幼稚園や学童保育と同様の活動としてプレイセラピー提供が1977年に義務づけられた.プレイセラピーによって,家族中心ケア,こどものための診療プレパレーション等も推進されてきた.このように先進諸国では,ハンディキャップのとらえ方やその対策はますます広範なものになりつつある.バリアフリーやハンディキャップのとらえ方は,社会が成熟するに伴い際限なく変化していくのだろう.
 本書は,1992年の初版発行後,1994年にはハウスアダプテーションの章を付加した補遺版を発行した.今回,最新の研究成果とデータをまとめて全面改訂の第2版を発行する運びとなった.各章の主な改定内容は以下のとおりである.
 第1章「バリアフリーデザインの基本」では,人間工学と,それに基づくバリアフリーデザインの内容を充実させるとともに,新たに,横山勝樹氏が空間認知と環境について執筆した.
 第2章「バリアフリーデザインの展開」では,最初にハウスアダプテーションを位置づけ,その問題・課題・対策を明確化した.
 第3章「バリアフリーの住宅計画」と第4章「バリアフリーの社会福祉施設計画」では,データの更新,加筆を中心に内容の充実を図った.
 第5章「バリアフリーの病院計画」では,全面改訂を行ない,病院を歴史的・社会的にとらえ,訪問の場,療養の場,看護の場,診療の場,業務の場,成長・発展する生命体として,また将来展望まで,患者を取り巻く病院環境のあり方について論を深めた.
 第6章「バリアフリーの学校計画」では,フルインクルージョン,プレイセラピー,聴覚障害学生サポートシステムなどを加筆し,新たな事例,図面,写真を加え,より具体的にわかりやすい内容になるように努めた.
 第7章「バリアフリーの交通施設・システム計画」では,データの更新,加筆を中心に内容の充実を図った.
 今後は,第1章,第2章に対応する演習用テキストや視聴覚教材なども整備していきたいと考えている.
 読者の皆様には,本書についての率直なご意見・ご批判などお寄せいただければ誠に幸いである.
 1997年3月
 工学博士 野村みどり


第1版の序
 高齢者,障害者,妊婦,幼児,ベビーカーを押す人など,物的環境にハンディキャップを負っている人びとにとって障壁とならない物的環境の配慮設計をバリアフリーデザインという.住宅,地域施設,交通施設などからなる生活環境のバリアフリー化は,高齢社会においてノーマライゼーションを実現するために不可欠な要件になる.しかし,バリアフリーの生活環境整備は,物的環境面からの取り組みだけでは不十分であり,ハードとソフトの両面から進めることが求められる.この点から,今後,医療・福祉・教育に従事する人びとが,バリアフリーデザインに関する知識と応用力を身につけて,バリアフリーの生活環境の整備・構築に関わっていくことが必要と思われる.さらに,各種施設の目的にあった諸活動を円滑かつ効果的に行なうためには,施設全体の空間・室構成をはじめとする計画的考え方を,医療・福祉・教育関係者が理解して,各種活動を受け入れる器であり,道具である施設設備・建築を使いこなして,専門的活動を行なうことが求められる.
 編者は,1986年に開設された東京都立医療技術短期大学において,「障害者施設設備概論」,「人間工学」の講義を担当してきている.しかし,適切な教科書がなく,体系立ったカリキュラムが編成されていないために,教育効果が上がりにくいという問題を抱えてきた.1989年より,学内の教材研究会において,教科書づくりの検討を深めてきた.最近,「生活環境論」を開講する大学や医療技術短大は増え,先行的に取り組んできた講義内容を踏まえて,本書を企画することになった.生活環境のとらえ方は広範であるが,本書は,バリアフリーという視点から,生活環境の計画について論じたもので,医療・保健・福祉・教育を専攻する学生や実務者,および,建築や土木など工学系の学生や実務者を対象とする入門書である.
 本書は,ハンディキャップを負っている人びとに関する住宅・福祉・医療・教育・交通の各施設計画と,それらに共通するバリアフリーデザインをまとめたものであり,以下の7つの章から構成される.
 第1章「バリアフリーデザインの基本」では,人間工学の考え方と人間の特性について概観し,次いで,ハンディキャップを負っている人びとのうち,肢体不自由者,視覚障害者,聴覚障害者,知的障害者,高齢者の行動特性を取り上げ,バリアフリーデザインに関する基本事項をまとめる.第2章「バリアフリーデザインの展開」では,物的環境に大きなハンディキャップを負っている肢体不自由者について,その身体機能に対応する環境設計手法をまとめ,リハビリテーションの一貫としての系統的な取り組みが期待される住宅改造を中心とするバリアフリーデザインの展開手法を,関連制度の活用,生活環境調査の手法,リハビリテーション機器の活用といった観点からまとめる.
 第3章以下は施設別にその歴史的経緯と現状,計画的課題をまとめたものである.すなわち,第3章「バリアフリーの住宅計画」では,高齢者・障害者の住宅計画について,その定義,住宅事情,住宅政策,設計条件について論じる.第4章「バリアフリーの社会福祉施設計画」では,社会福祉施設の概念,歴史を概説し,障害者と高齢者の居住施設,地域施設の計画のあり方を述べる.第5章「バリアフリーの病院計画」では,患者主体の病院計画という観点から,患者が十分な診療や看護を受けるための人的あるいは物的な環境のあり方について論じる.第6章「バリアフリーの学校計画」では,ハンディキャップを負っている学習者の立場から,その個別のニーズに対応できる豊かな教育環境をもつ学校の計画について,統合教育の動向と小・中・高校・大学の計画と,盲・聾・養護学校の計画という観点からまとめる.第7章「バリアフリーの交通施設・システム計画」では,歩行空間,鉄道・路線バスに関する障害者対策と,障害者・高齢者専用のスペシャルトランスポートサービスについて,日本と諸外国の状況をまとめる.
 本書の内容の不十分な点については,読者の皆様の率直なご意見,ご批判,ご叱正をいただいて,より良い内容に近づけたい所存である.本書が,今後の専門的,学際的な教育・研究・実践の進展にささやかな一石を投じるものになれば幸甚である.
 1991年12月
 工学博士 野村みどり
バリアフリーの生活環境論 第3版 目次

第3版の序
第2版の序
第1版の序
索引

1 バリアフリー生活情報環境デザインの基本
 1-人間工学からみたバリアフリー対策
  1 ◆人間工学からみたバリアフリー対策
  2 ◆人体寸法
  3 ◆知覚の特性と情報バリアフリー対策
  4 ◆動作特性と設備・家具
  5 ◆車いす使用者のためのバリアフリーデザイン
  6 ◆バリアフリー生活情報環境デザイン,
   ユニバーサル生活情報環境デザインへの展開
  7 ◆空間認知と環境
  8 ◆バリアフリーのまちづくりの現状と課題
 2-ハンディキャップをもつ人びとの行動特性
  1 ◆身体障害者
  2 ◆知的障害児者
  3 ◆高齢者
 3-バリアフリーデザイン
  1 ◆基本的な考え方
  2 ◆出入口,通路,廊下
  3 ◆段差の解消
  4 ◆居室,寝室
  5 ◆水まわり
  6 ◆リフト
  7 ◆キッチンスペース
  8 ◆駐車場

2 ハウスアダプテーション
 1-日本のハウスアダプテーション
  1 ◆ハウスアダプテーションとは
 2-イギリスのハウスアダプテーション
  1 ◆障害者の住宅ニーズと政策
  2 ◆ハウスアダプテーションの意義と実施上の留意点
  3 ◆高齢者定住推進計画による住宅改善の実施経緯
  4 ◆住宅修繕補助金の概要
  5 ◆住宅改善機関の組織と取組み事例
  6 ◆公営住宅のアダプテーション
 3-身体機能とバリアフリーデザイン
  1 ◆生活環境設計に必要な身体機能の把握と環境設計手法
  2 ◆建築の基本と図面の見方,書き方
 4-住宅改造のための生活環境調査とバリアフリーデザイン
  1 ◆リハビリテーションにおける住宅改造の現状と課題
  2 ◆バリアフリーデザインによる住まいづくりに関する関連制度
  3 ◆生活環境調査の手法
  4 ◆家屋調査
  5 ◆近隣の生活環境調査
 5-ハウスアダプテーションと福祉用具
  1 ◆「福祉用具」とは
  2 ◆日常生活活動と福祉用具
 6-バリアフリーと車いす
  1 ◆車いすシーティングとは
  2 ◆製作方法からみた車いすの分類
  3 ◆車いすの選定・適合方法

3 バリアフリーの住宅計画
 1-住宅とはなにか
  1 ◆住生活とはなにか
  2 ◆住宅の機能
 2-高齢者の住宅計画
  1 ◆高齢社会と家族
  2 ◆老年期における住生活の特徴
  3 ◆高齢者の居住形態
  4 ◆高齢者の住宅事情
  5 ◆高齢者の住宅政策
 3-高齢者の住宅計画の考え方
  1 ◆高齢者住宅の備えるべき基本的条件
  2 ◆基本的な計画方針
  3 ◆住宅環境整備の方法別留意点
  4 ◆高齢者のための住宅設計指針
 4-障害者の住宅計画
  1 ◆障害者にとって住宅とは
  2 ◆障害者の住宅事情
  3 ◆障害児者住宅政策の歴史的展開
  4 ◆肢体不自由者のための住宅計画実例
  5 ◆知的障害児者の住宅計画
  6 ◆障害者の住宅政策の現状と課題

4 バリアフリーの社会福祉施設計画
 1-社会福祉施設とはなにか-その歴史と現状
  1 ◆社会福祉施設の概念
  2 ◆日本における社会福祉施設の歴史
  3 ◆社会福祉制度の概要
 2-障害者の地域施設
  1 ◆障害者福祉の基本的あり方
  2 ◆障害者にとって地域施設とは
  3 ◆障害者地域施設の分類
  4 ◆障害者地域施設の動向
  5 ◆障害者地域施設の事例
  6 ◆障害者地域施設の課題
 3-障害者の入所施設
  1 ◆障害者の入所施設
  2 ◆知的障害児者の入所施設
  3 ◆身体障害児者の入所施設
 4-高齢者福祉施設の計画
  1 ◆高齢者のケアサービスニーズに対応した施設の種類
  2 ◆居住施設の計画
  3 ◆地域施設の計画

5 バリアフリーの病院計画
 1-歴史のなかの病院
  1 ◆癒しの場の変遷
  2 ◆近代病院の成立
  3 ◆日本の医療と病院の近代化
 2-社会のなかの病院
  1 ◆病気と文化
  2 ◆地域と病院
 3-訪問の場としての病院
  1 ◆外来診療のイメージ
  2 ◆「待ち」の問題
  3 ◆「待ち」の発生メカニズム
  4 ◆「待ち」の空間
  5 ◆「迷い」の問題
  6 ◆「迷い」と「待ち」の空間的解決
 4-療養の場としての病院
  1 ◆統計的にみる患者の生活
  2 ◆意識や行動にみる患者の生活
  3 ◆病室・ベッドまわり空間
  4 ◆事例にみる病室・ベッドまわり空間
  5 ◆病室におけるプライバシー
  6 ◆水まわり空間
  7 ◆付添い・見舞い客の空間
  8 ◆病院における生活の場
 5-看護の場としての病院
  1 ◆看護単位と管理単位
  2 ◆看護方式と看護拠点
 6-診療の場としての病院
  1 ◆検体検査部
  2 ◆生理検査部
  3 ◆放射線部
  4 ◆核医学検査部
  5 ◆手術部
  6 ◆分娩部
  7 ◆リハビリテーション部
  8 ◆先端医療
 7-業務の場としての病院
  1 ◆部門の配置
  2 ◆物品とエネルギーの流れに対する計画
  3 ◆災害に対する計画
  4 ◆職員のための空間
 8-生命体としての病院
  1 ◆病床数
  2 ◆面積規模
  3 ◆病院の形態と「成長と変化」
 9-時代のなかの病院

6 バリアフリーの学校計画
 1-統合教育の動向と学校の計画
  1 ◆学校建築の変遷
  2 ◆盲・聾・養護学校と特殊学級
  3 ◆特別支援教育の動向と統合教育サポートシステム
  4 ◆特殊学級に関する計画的課題
  5 ◆大学における障害学生サポートシステム
 2-盲・聾・養護学校の計画
  1 ◆盲・聾・養護学校の特徴と計画的課題
  2 ◆養護学校における児童生徒の類型
  3 ◆養護学校における集団編成の特性と教室構成
  4 ◆養護学校における学習・生活スペースの計画的課題

7 ユニバーサルデザインの交通施設・システム計画
 1-障害者・高齢者の交通問題と交通計画
  1 ◆高齢者・障害者のモビリティと交通問題
  2 ◆交通計画の対象と整備の課題
  3 ◆移動制約者の定義と移動上の困難
 2-バス以下の交通対策
  1 ◆タクシー・STサービス
  2 ◆バスとタクシーの隙間交通(コミュニティバス)
  3 ◆フレックスルート
  4 ◆都心部での買い物等の支援サービス
 3-福祉のまちづくりとユニバーサルデザイン
  1 ◆基本概念
  2 ◆移動制約者とバリアフリーデザイン
 4-交通バリアフリー法と福祉のまちづくり
  1 ◆交通バリアフリー法
  2 ◆福祉のまちづくりの取り組み
  3 ◆道路の移動円滑化基準とガイドライン
  4 ◆交通ターミナルの移動円滑化基準等と対策事例