推薦のことば
本書の初版(2013 年)が訪問診療の実践書として発刊された頃,在宅医療は「地域包括ケア時代の在宅医療」という新しいステージに突入した.それからたった数年で在宅医療をとりまく状況は大きく変化した.
日本は本格的な超高齢社会に突入し,死亡のピークは男性87 歳,女性92 歳となった.国民にとって障害と病をもちながら人生の長いセカンドステージを生きることがもはやリスクではなく,必然であることは誰の目にも明らかになった.
地域包括ケア時代においては,単に在宅医療のニーズが急増加する(在宅医療の量的変化)だけでなく,小児在宅や精神科在宅,非がん疾患の緩和ケアなど在宅医療の新たなニーズの拡大(在宅対象者の多様化)が起こっている.加えて,わずかな安定期さえ作り出すことが困難な不安定な超高齢者の増加(在宅医療の対象の不安定化)は,「ときどき入院,なるべく在宅」で示されるように,入院-外来-在宅の切れ目ない一体的な医療の供給体制の構築を求めている.さらに,医療にアクセスできない住民に対するアウトリーチのように,「現代的在宅医療」のもつ計画的な訪問という特性とは異なる新しい在宅医療も生まれている(在宅医療の質的変化).これからの在宅医療は,これらの新しいニーズに応えられるものでなければならない.
また,「社会的格差」の拡大などの社会情勢の変化や家族機能の脆弱化は,在宅療養者の暮らしにも大きな影響を与えている.在宅医は「健康の社会的決定要因(SDH)」や「社会的処方」の視点をもち,健康問題が暮らしを破壊し,さらにそれが健康問題を悪化させるという社会的悪循環を断ち切る役割も担っている.暮らしを守る在宅医療の位置づけはますます大きくなり,これからの在宅医には,Bio-Psyco-Socialに絡みついた複雑な問題を,解(ほぐ)し,和らげる力が今まで以上に求められよう.
さらに,近年「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」などの動きにあるように,その人らしい生き方を支援する方法としてACP(Advance Care Planning)が注目されている.在宅医自身が倫理的葛藤に遭遇する場面が増え,意思表明と選択の支援に深く,継続的に関わることが求められるようになった.在宅医療を提供する医療機関には患者と家族のためのメディカルホームとしての役割が期待されている.
『在宅医マニュアル第2 版』は,広範な在宅医療の課題について,実践者の視点から簡潔にまとめられているという初版のよさを踏襲しつつ,非がん患者の緩和ケアや小児在宅医療など多様化する在宅医療の場面,さらには社会的課題やACPなど新たな課題についても強化された内容になっており,地域包括ケア時代のチャレンジングな在宅医療を学ぶガイドとしてよくまとめられている.多くの人に,進化する学問としての「在宅医学」の楽しさ,奥深さを味わってほしいと願っている.
2019 年4 月
東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所所長
日本在宅医療連合学会 理事
平原佐斗司
第2 版の序
本書は「在宅医療」領域の問題について,現場で即応できることを目指した実践書です.
昨今,超高齢社会に突入したわが国では「在宅医療」への需要が著しく高くなっています.従来の在宅医療についての書籍では,総論的な理論説明や対象者・介護者とのナラティブな関わりなどに重点が置かれたものが多い傾向にありました.そうした背景をうけて,現場での迅速な対応法や役立つ現場ノウハウにより特化した「マニュアル的な書籍」の存在が必要と考えました.
そこで初版では,臨床現場の問題に即応するため,在宅医療の心理・社会的背景の重要性を認識しつつも,あえて知識・技術的な側面に焦点を当てた内容にて作成し,発刊後一定の評価を得ることができました.しかし,初版発行から数年が経過し,さらに在宅医療の現場は多様化し,そのニーズも多彩なものへと発展しました.
第2 版では当初のコンセプトを踏襲することに加えて,初版からうけたフィードバックを反映し,在宅医療に従事する医療者が現場で実際に遭遇しうる様々なシチュエーションを想定して,その場で活用できる具体的対応法や考え方を中心にまとめた実践書として,さらなる発展形を目指しました.
本書を手にとっていただきたい方
本書は在宅医療に携わる多くの医療スタッフ,その中でもとくに「在宅医(医師)」をメインの読者対象として,以下の方々に向けての記載を心がけています.
(1)在宅医療をはじめたばかり,これから学ぶ初学の医師
(2)在宅医療現場での即時の対応に困った経験のある医師
(3)白衣やスクラブのポケットや往診バッグに携行するコンパクトな書籍を探す医師
(4)日本在宅医療連合学会が認定する専門医資格を目指す医師(本書内容は同資格修得に必要となる領域を意識した構成をとっています)
本書における在宅医療の「対象者」
本書ではわが国の在宅医療の中心となっている「高齢者」への診療を主に取り扱っており,とくに注釈がない限り,高齢者を想定して記載しています.
しかし,今版では,初版では十分に記載できなかった小児やその他の特殊状況での訪問診療など特別な項目を多数新設し,現場でそれらの問題に即応し成書との連携ができるよう,マニュアル書籍としての役割を果たせるよう配慮して構成しています.
本書の内容および記載上の特徴
(1)本書で扱う内容は,現場で遭遇頻度の高いものとしました.
(2)現場での視認性を考慮し,記載は箇条書きを基本としました.
(3)記載は簡潔かつ具体的対応方法・行動に言及したものを心がけました.
(4)現場での視認性を妨げないかぎり,掲載される情報の出典や検査の感度・特異度,陽性尤度比:LR(+),陰性尤度比:LR(-)に言及した記載を心がけました.尤度比とは,ある所見があること(がないこと)がその患者の可能性をどれほど増加(減少)させるかという見積もりを指します.
(5)表やフローチャートを用い,知識を視覚的に整理しました.
(6)多くの現場では利用可能な検査が限られる状況を想定して,可能なかぎり問診や身体診察,最低限の検査により診療方針が決定できるような記載を心がけました.
(7)(臨時)往診時に遭遇しうる,「準救急的対応」はとくに重点的に記載しました.
(8)とくに迷いやすい「病院紹介のタイミング」については見出しを設け重点的に記載しました.なお,病院紹介においては,患者・家族が病院での診療を希望していることを前提としています.よって患者・家族が病院受診を希望しない場合は記載の限りではありません.
(9)記載に際して,わが国の在宅医の実地経験に由来する「現場のコツ」を多く盛り込むよう意識しました.
(10)病態ごとの詳細(病院や診療所に戻ってから調べるような内容)は本書では極力省略し,記載内容を厳選しました.
(11)本書は「総論編」「症候編」「疾患編」「在宅イベント編」「緩和ケア編」「資料編」から構成され,参照ページを併記するなどして,使用に不都合が生じない範囲で重複記載を避けるよう編集しました.とくに「在宅イベント編」は今版から新設された章であり,わが国の在宅医療現場の多様化から浮き彫りとなった社会的課題を扱っています.
(12)執筆時点のわが国において,在宅医療は保険点数の変動の大きな分野のため,本書ではあえて詳細には言及していません.点数の詳細は厚生労働省webページなどを閲覧していただければ幸いです.(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/index.html)
2019 年4 月
編集代表 中村琢弥(医療法人社団 弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センター)
本書の初版(2013 年)が訪問診療の実践書として発刊された頃,在宅医療は「地域包括ケア時代の在宅医療」という新しいステージに突入した.それからたった数年で在宅医療をとりまく状況は大きく変化した.
日本は本格的な超高齢社会に突入し,死亡のピークは男性87 歳,女性92 歳となった.国民にとって障害と病をもちながら人生の長いセカンドステージを生きることがもはやリスクではなく,必然であることは誰の目にも明らかになった.
地域包括ケア時代においては,単に在宅医療のニーズが急増加する(在宅医療の量的変化)だけでなく,小児在宅や精神科在宅,非がん疾患の緩和ケアなど在宅医療の新たなニーズの拡大(在宅対象者の多様化)が起こっている.加えて,わずかな安定期さえ作り出すことが困難な不安定な超高齢者の増加(在宅医療の対象の不安定化)は,「ときどき入院,なるべく在宅」で示されるように,入院-外来-在宅の切れ目ない一体的な医療の供給体制の構築を求めている.さらに,医療にアクセスできない住民に対するアウトリーチのように,「現代的在宅医療」のもつ計画的な訪問という特性とは異なる新しい在宅医療も生まれている(在宅医療の質的変化).これからの在宅医療は,これらの新しいニーズに応えられるものでなければならない.
また,「社会的格差」の拡大などの社会情勢の変化や家族機能の脆弱化は,在宅療養者の暮らしにも大きな影響を与えている.在宅医は「健康の社会的決定要因(SDH)」や「社会的処方」の視点をもち,健康問題が暮らしを破壊し,さらにそれが健康問題を悪化させるという社会的悪循環を断ち切る役割も担っている.暮らしを守る在宅医療の位置づけはますます大きくなり,これからの在宅医には,Bio-Psyco-Socialに絡みついた複雑な問題を,解(ほぐ)し,和らげる力が今まで以上に求められよう.
さらに,近年「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」などの動きにあるように,その人らしい生き方を支援する方法としてACP(Advance Care Planning)が注目されている.在宅医自身が倫理的葛藤に遭遇する場面が増え,意思表明と選択の支援に深く,継続的に関わることが求められるようになった.在宅医療を提供する医療機関には患者と家族のためのメディカルホームとしての役割が期待されている.
『在宅医マニュアル第2 版』は,広範な在宅医療の課題について,実践者の視点から簡潔にまとめられているという初版のよさを踏襲しつつ,非がん患者の緩和ケアや小児在宅医療など多様化する在宅医療の場面,さらには社会的課題やACPなど新たな課題についても強化された内容になっており,地域包括ケア時代のチャレンジングな在宅医療を学ぶガイドとしてよくまとめられている.多くの人に,進化する学問としての「在宅医学」の楽しさ,奥深さを味わってほしいと願っている.
2019 年4 月
東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所所長
日本在宅医療連合学会 理事
平原佐斗司
第2 版の序
本書は「在宅医療」領域の問題について,現場で即応できることを目指した実践書です.
昨今,超高齢社会に突入したわが国では「在宅医療」への需要が著しく高くなっています.従来の在宅医療についての書籍では,総論的な理論説明や対象者・介護者とのナラティブな関わりなどに重点が置かれたものが多い傾向にありました.そうした背景をうけて,現場での迅速な対応法や役立つ現場ノウハウにより特化した「マニュアル的な書籍」の存在が必要と考えました.
そこで初版では,臨床現場の問題に即応するため,在宅医療の心理・社会的背景の重要性を認識しつつも,あえて知識・技術的な側面に焦点を当てた内容にて作成し,発刊後一定の評価を得ることができました.しかし,初版発行から数年が経過し,さらに在宅医療の現場は多様化し,そのニーズも多彩なものへと発展しました.
第2 版では当初のコンセプトを踏襲することに加えて,初版からうけたフィードバックを反映し,在宅医療に従事する医療者が現場で実際に遭遇しうる様々なシチュエーションを想定して,その場で活用できる具体的対応法や考え方を中心にまとめた実践書として,さらなる発展形を目指しました.
本書を手にとっていただきたい方
本書は在宅医療に携わる多くの医療スタッフ,その中でもとくに「在宅医(医師)」をメインの読者対象として,以下の方々に向けての記載を心がけています.
(1)在宅医療をはじめたばかり,これから学ぶ初学の医師
(2)在宅医療現場での即時の対応に困った経験のある医師
(3)白衣やスクラブのポケットや往診バッグに携行するコンパクトな書籍を探す医師
(4)日本在宅医療連合学会が認定する専門医資格を目指す医師(本書内容は同資格修得に必要となる領域を意識した構成をとっています)
本書における在宅医療の「対象者」
本書ではわが国の在宅医療の中心となっている「高齢者」への診療を主に取り扱っており,とくに注釈がない限り,高齢者を想定して記載しています.
しかし,今版では,初版では十分に記載できなかった小児やその他の特殊状況での訪問診療など特別な項目を多数新設し,現場でそれらの問題に即応し成書との連携ができるよう,マニュアル書籍としての役割を果たせるよう配慮して構成しています.
本書の内容および記載上の特徴
(1)本書で扱う内容は,現場で遭遇頻度の高いものとしました.
(2)現場での視認性を考慮し,記載は箇条書きを基本としました.
(3)記載は簡潔かつ具体的対応方法・行動に言及したものを心がけました.
(4)現場での視認性を妨げないかぎり,掲載される情報の出典や検査の感度・特異度,陽性尤度比:LR(+),陰性尤度比:LR(-)に言及した記載を心がけました.尤度比とは,ある所見があること(がないこと)がその患者の可能性をどれほど増加(減少)させるかという見積もりを指します.
(5)表やフローチャートを用い,知識を視覚的に整理しました.
(6)多くの現場では利用可能な検査が限られる状況を想定して,可能なかぎり問診や身体診察,最低限の検査により診療方針が決定できるような記載を心がけました.
(7)(臨時)往診時に遭遇しうる,「準救急的対応」はとくに重点的に記載しました.
(8)とくに迷いやすい「病院紹介のタイミング」については見出しを設け重点的に記載しました.なお,病院紹介においては,患者・家族が病院での診療を希望していることを前提としています.よって患者・家族が病院受診を希望しない場合は記載の限りではありません.
(9)記載に際して,わが国の在宅医の実地経験に由来する「現場のコツ」を多く盛り込むよう意識しました.
(10)病態ごとの詳細(病院や診療所に戻ってから調べるような内容)は本書では極力省略し,記載内容を厳選しました.
(11)本書は「総論編」「症候編」「疾患編」「在宅イベント編」「緩和ケア編」「資料編」から構成され,参照ページを併記するなどして,使用に不都合が生じない範囲で重複記載を避けるよう編集しました.とくに「在宅イベント編」は今版から新設された章であり,わが国の在宅医療現場の多様化から浮き彫りとなった社会的課題を扱っています.
(12)執筆時点のわが国において,在宅医療は保険点数の変動の大きな分野のため,本書ではあえて詳細には言及していません.点数の詳細は厚生労働省webページなどを閲覧していただければ幸いです.(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/index.html)
2019 年4 月
編集代表 中村琢弥(医療法人社団 弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センター)
推薦のことば(平原佐斗司)
第2 版の序(中村琢弥)
編集・執筆・執筆協力者一覧
本マニュアル使用の前に
感度・特異度・尤度比の記載について
【カラーアトラス】
在宅で遭遇しやすい皮膚疾患
在宅で遭遇しやすい口腔病変
第1章 総論 編
在宅医療とは
在宅医療導入準備
ACP(Advance Care Planning)
在宅訪問時マナー
往診バックの中身
在宅における身体診察法
介護保険制度と主治医意見書の書き方
在宅領域における検査
高齢者総合機能評価と診察法
在宅ヘルスプロモーション
在宅栄養管理
在宅服薬管理(ポリファーマシー含む)
在宅リハビリテーション
家族・医療・多職種との連携(サービス担当者会議/退院前カンファレンス含む)
紹介時の病診連携
成年後見制度
小児在宅
障がい者への在宅医療
Breaking bad news
第2章 症候 編
“何となく元気がない”
発 熱
呼吸困難
咳嗽・喀痰
浮 腫
脱水・体液量減少
悪心・嘔吐
下 痢
便 秘
吐血・下血
黄 疸
頭 痛
胸 痛
腹 痛
腰 痛
歩行障害
転 倒
フレイル・サルコペニア
拘縮・強直,痙縮・固縮
もの忘れ
意識障害
失 神
せん妄
睡眠障害
掻痒感
難聴・耳鳴
めまい
頻 尿
尿失禁
不正性器出血・帯下異常
摂食・嚥下障害(スクリーニングと予防)
第3章 疾患 編
肺 炎
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
結核・非結核性抗酸菌症
気管支喘息
高血圧症
不整脈
虚血性心疾患
心不全
GERD(逆流性食道炎を含む)
消化性潰瘍
肝硬変
胆石症(胆管炎・胆嚢炎含む)
急性出血性直腸潰瘍・宿便性潰瘍
大腸憩室疾患
痔
尿路感染症
神経因性膀胱(過活動膀胱含む)
前立腺肥大症
AKI(Acute Kidney Injury)
CKD(Chronic Kidney Disease)
貧 血
甲状腺機能異常
骨粗鬆症
糖尿病
脳血管障害(急性期)
脳血管障害(慢性期)
認知症・認知症の行動心理症状
パーキンソン病・レビー小体病・パーキンソン症候群
その他の神経変性疾患(進行性核上性麻痺・多系統萎縮症・脊髄小脳変性症等)
筋萎縮性脊髄側索硬化症(ALS)
筋ジストロフィー
うつ病・うつ状態
小外傷
骨 折
関節疾患
関節リウマチ
皮膚トラブル総論
爪トラブル 皮膚・爪白癬
陰部トラブル 老人性乾皮症
脂漏性湿疹 蕁麻疹
尋常性乾癬 水疱性類天疱瘡
軟部組織感染 帯状疱疹
単純ヘルペス 疥癬
イボ(尋常性疣贅) タコ(胼胝)
うおのめ(鶏眼)
褥 瘡
在宅における眼疾患
第4章 在宅イベント 編
老老介護
認認介護
高齢者虐待
ひきこもり対応
ゴミ屋敷(Hoarding disorder含む)
検案・異状死対応
第5章 緩和ケア 編
在宅におけるオンコロジー
在宅緩和ケア(疼痛コントロール)
在宅緩和ケア(鎮痛のための薬剤使用)
緩和ケア(周辺症状)
せん妄
悪性腹水
悪性胸水
全身劵怠感
食思不振
呼吸困難
ターミナルセデーション
非がん患者への緩和ケア
スピリチュアルケア
第6章 看取り 編
在宅看取り
小児在宅看取り
エンゼルケア
死亡診断書/死体検案書
グリーフケア
第7章 処置・器具 編
口腔ケア(医科歯科連携-多職種連携)
胃瘻・腸瘻管理
腎瘻・膀胱瘻管理
ストーマ管理
在宅酸素療法(HOT)の管理
在宅人工呼吸器管理
気管カニューレ管理
吸痰管理
尿道カテーテル管理(頻回閉塞対応)
在宅における輸血(赤血球輸血)
在宅での補液(CVポート管理含む)
皮下輸液
PCAポンプ
筋膜性疼痛症候群(MPS)と筋膜リリース注射術
在宅におけるフットケア
在宅意思伝達装置
その他の医療デバイス
医療廃棄物の処理
針刺し事故・血液曝露事故対応
第8章 資料 編
資料1 日常生活自立度
資料2 機能的自立度評価法(FIM)
資料3 Barthel index
資料4 長谷川式簡易知能評価スケール改訂版(HDS-R)
資料5 ミニメンタルステート検査(MMSE)
資料6 皮膚外用薬のまとめ
資料7 在宅で使えるドレッシング材
資料8 代表的な輸液・経腸栄養剤
資料9 腎不全,透析患者に対する薬物投与
資料10 介護関連施設一覧
コラム一覧
口腔機能低下症とオーラルフレイル
社会的処方―健康格差への処方箋
ボツリヌス療法について
在宅透析管理(在宅血液透析,在宅自己腹膜灌流)
セロトニン症候群について
そのほか高齢者虐待に準じた対応が必要なもの
誤嚥性肺炎の予防戦略〜歯科的アプローチ
経皮経食道胃管挿入術(PTEG)について
CVポートについて
事項索引 薬剤索引
第2 版の序(中村琢弥)
編集・執筆・執筆協力者一覧
本マニュアル使用の前に
感度・特異度・尤度比の記載について
【カラーアトラス】
在宅で遭遇しやすい皮膚疾患
在宅で遭遇しやすい口腔病変
第1章 総論 編
在宅医療とは
在宅医療導入準備
ACP(Advance Care Planning)
在宅訪問時マナー
往診バックの中身
在宅における身体診察法
介護保険制度と主治医意見書の書き方
在宅領域における検査
高齢者総合機能評価と診察法
在宅ヘルスプロモーション
在宅栄養管理
在宅服薬管理(ポリファーマシー含む)
在宅リハビリテーション
家族・医療・多職種との連携(サービス担当者会議/退院前カンファレンス含む)
紹介時の病診連携
成年後見制度
小児在宅
障がい者への在宅医療
Breaking bad news
第2章 症候 編
“何となく元気がない”
発 熱
呼吸困難
咳嗽・喀痰
浮 腫
脱水・体液量減少
悪心・嘔吐
下 痢
便 秘
吐血・下血
黄 疸
頭 痛
胸 痛
腹 痛
腰 痛
歩行障害
転 倒
フレイル・サルコペニア
拘縮・強直,痙縮・固縮
もの忘れ
意識障害
失 神
せん妄
睡眠障害
掻痒感
難聴・耳鳴
めまい
頻 尿
尿失禁
不正性器出血・帯下異常
摂食・嚥下障害(スクリーニングと予防)
第3章 疾患 編
肺 炎
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
結核・非結核性抗酸菌症
気管支喘息
高血圧症
不整脈
虚血性心疾患
心不全
GERD(逆流性食道炎を含む)
消化性潰瘍
肝硬変
胆石症(胆管炎・胆嚢炎含む)
急性出血性直腸潰瘍・宿便性潰瘍
大腸憩室疾患
痔
尿路感染症
神経因性膀胱(過活動膀胱含む)
前立腺肥大症
AKI(Acute Kidney Injury)
CKD(Chronic Kidney Disease)
貧 血
甲状腺機能異常
骨粗鬆症
糖尿病
脳血管障害(急性期)
脳血管障害(慢性期)
認知症・認知症の行動心理症状
パーキンソン病・レビー小体病・パーキンソン症候群
その他の神経変性疾患(進行性核上性麻痺・多系統萎縮症・脊髄小脳変性症等)
筋萎縮性脊髄側索硬化症(ALS)
筋ジストロフィー
うつ病・うつ状態
小外傷
骨 折
関節疾患
関節リウマチ
皮膚トラブル総論
爪トラブル 皮膚・爪白癬
陰部トラブル 老人性乾皮症
脂漏性湿疹 蕁麻疹
尋常性乾癬 水疱性類天疱瘡
軟部組織感染 帯状疱疹
単純ヘルペス 疥癬
イボ(尋常性疣贅) タコ(胼胝)
うおのめ(鶏眼)
褥 瘡
在宅における眼疾患
第4章 在宅イベント 編
老老介護
認認介護
高齢者虐待
ひきこもり対応
ゴミ屋敷(Hoarding disorder含む)
検案・異状死対応
第5章 緩和ケア 編
在宅におけるオンコロジー
在宅緩和ケア(疼痛コントロール)
在宅緩和ケア(鎮痛のための薬剤使用)
緩和ケア(周辺症状)
せん妄
悪性腹水
悪性胸水
全身劵怠感
食思不振
呼吸困難
ターミナルセデーション
非がん患者への緩和ケア
スピリチュアルケア
第6章 看取り 編
在宅看取り
小児在宅看取り
エンゼルケア
死亡診断書/死体検案書
グリーフケア
第7章 処置・器具 編
口腔ケア(医科歯科連携-多職種連携)
胃瘻・腸瘻管理
腎瘻・膀胱瘻管理
ストーマ管理
在宅酸素療法(HOT)の管理
在宅人工呼吸器管理
気管カニューレ管理
吸痰管理
尿道カテーテル管理(頻回閉塞対応)
在宅における輸血(赤血球輸血)
在宅での補液(CVポート管理含む)
皮下輸液
PCAポンプ
筋膜性疼痛症候群(MPS)と筋膜リリース注射術
在宅におけるフットケア
在宅意思伝達装置
その他の医療デバイス
医療廃棄物の処理
針刺し事故・血液曝露事故対応
第8章 資料 編
資料1 日常生活自立度
資料2 機能的自立度評価法(FIM)
資料3 Barthel index
資料4 長谷川式簡易知能評価スケール改訂版(HDS-R)
資料5 ミニメンタルステート検査(MMSE)
資料6 皮膚外用薬のまとめ
資料7 在宅で使えるドレッシング材
資料8 代表的な輸液・経腸栄養剤
資料9 腎不全,透析患者に対する薬物投与
資料10 介護関連施設一覧
コラム一覧
口腔機能低下症とオーラルフレイル
社会的処方―健康格差への処方箋
ボツリヌス療法について
在宅透析管理(在宅血液透析,在宅自己腹膜灌流)
セロトニン症候群について
そのほか高齢者虐待に準じた対応が必要なもの
誤嚥性肺炎の予防戦略〜歯科的アプローチ
経皮経食道胃管挿入術(PTEG)について
CVポートについて
事項索引 薬剤索引