やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第6版 序
 本書は昭和14年(1939年)に発刊された『病理組織標本の見方と鑑別診断の付け方』(医学博士浜崎幸雄著)をルーツとする.同書は戦中戦後の大変な時代を生き抜き医学生に広く親しまれたところである.その後1972年には多数の分担執筆者を有する実習書として新規に創刊され,1983年第2版,1994年第3版,2002年第4版,2007年第5版が発刊され,わが国を代表する病理学の本として定評を得てきたところである.この間,継続されてきた原則が2つある.1つは,本書は,「病理組織学をはじめて学ぶ学生と病理学を専攻すべく組織診断の修練をはじめた大学院生や研究生のためにわかりやすい手引書(小川勝士先生)」という精神であり,これはルーツの書に基づく.2つめは,分担執筆者はその分野のエキスパートである,ということである.ルーツの本は単著であったが,学問の進歩はひとりの学者がすべてをカバーすることを不可能にしたのである.
 2003年にヒトゲノムの全塩基配列の解析が終了し,今やポストゲノム時代が到来した.ポストゲノムとは遺伝子の意味や翻訳によるタンパク質の研究が進展することを示すが,ゲノムポストゲノムと並行して,たとえば発癌に関わる分子機構の研究は長足の進歩を遂げ,他の非腫瘍性の分野も同様に分子基盤の研究成果がまさに日進月歩に提出されている.その成果として各種疾患に対して分子標的薬が続々と出現してきたところである.この方向性はとどまるところを知らない.
 このたび,好評を博した本書第5版をもとにかなりの改変を行った第6版を上梓することとなった.この改版の背景として,もはや分子異常の検索なしには最終結論が得られなくなった疾患群が多数出現し,また,鑑別診断上も分子発現や遺伝子異常の検索が必須となった分野がかなり出ているという時代の変化がある.WHO分類にもこれらの変化は敏感に取り入れ,むしろ先駆的に分子基盤に基づいた疾患分類がごく最近提示されてきた.現下のこのような状況から,今,本書を改訂することは,時宜を得たものとなった.上述したように本書はわかりやすい手引書を目指しており,その姿勢は微動だにしないものであるが,対象となる読者は学生,病理初学者のみならず現在活躍中の病理医もその対象となりうるものと考えている.それが可能になったのは,斯界の代表的学者を著者として網羅したからこそできたことである.
 まさに分子基盤に立った医学の時代となったわけであるが,プロローグにも記すように,学問的研究の元となる診断は,あくまでも病理組織診断によるものである.通常のヘマトキシリンエオジン染色が開発され100年以上経っても顕微鏡所見に立脚した病理診断の重要性はまったく変わらない.疾患ゲノム研究拠点における病理の重要性が強く示されていることをみてもそれは歴然としている.本書が医学生,今から病理の道を進む人々,病理医,臨床基礎で病理の側面を知るために紐解くすべての人々の最良の羅針盤となることを固く信ずるものである.
 本書を作成するにあたって多大の労力を払われた,医歯薬出版株式会社の遠山邦男氏,そしてこの第6版まで関わってこられた関係者のみなさますべての方々に深く感謝申し上げます.
 編集者を代表して 吉野 正



第5版 序
 本書は学生と病理組織学を学ぶ初心者を対象とした病理組織学実習書として昭和47年に創刊され,以来改訂,増補を重ねながら全国的に広く利用されてきたことは,執筆,編集に携わった者一同にとり大きなよろこびである.
 臨床医学の進歩,免疫組織化学や分子病理学の病理診断学への導入は,新しい疾患概念の提唱,分類や診断基準の変遷をよび,それに応じて第4版では大きな改訂がなされた.前回の改訂からまだ5年が経過しただけであるが,日進月歩の医学の進歩は病理組織形態学というほぼ確立した学問領域においても,少なからず新しい知見の集積をもたらしている.
 そこで新たに真鍋俊明教授と吉野 正教授を加えた新編集委員会で本書の改訂が話し合われ,一部で新旧執筆者の交代あるいは執筆者の追加を行い,前版の執筆者担当部分にも小改訂を行うことが決められた.
 本書は創刊以来学生諸君や初心者が読みやすく見やすい本であることを心がけ,一疾患を一頁に収めることを基本にしてきたが,新執筆者にもこの原則をできるだけ守っていただいた.また全体の体裁を統一するため編集委員会で執筆内容に多少の変更を加えさせていただいたことをお断りしたい.病理組織学実習書の生命は図がきれいなことである.できるだけ鮮明で色調の良い図を用いるよう各執筆者にはお願いし,出版社にも色調の調整をお願いした.まだ十分とはいえないが満足できる出来ばえになったと考える.各章間に内容の濃淡が生じ一部の内容が学生諸君や病理学の初学者には詳しすぎる点については,執筆内容については各執筆者に一任したためでお許し願いたい.
 本書が前版同様病理組織学の初期研修に広く活用されることを祈念する.書物は読者によって育てられるものである.読者各位の忌憚のないご批判,ご教示を期待したい.
 また最近のCBTや国家試験に病理組織に関する問題がしばしば出題されることに鑑み,本書に掲載された疾患の中から100疾患を厳選し,Webサイトを作成した.図に簡単な質問と回答を付し本書購読者の試験対策の便を図ったので,本書とともに活用されることを希望する.
 最後に,ご多忙の中をご執筆くださった執筆者各位ならびに編集・出版の万般にご協力くださった医歯薬出版株式会社の関係各位に深甚なる謝意を表する次第である.
 2007年7月
 監修者 赤木忠厚



第4版 序
 本書は「学生と,学生のみならず病理組織学の習得を志す初心者に役立つ入門書を」との,創始者 故浜崎幸雄教授の主旨に沿って,1972年に創刊された実習書である.以来,医学の進歩に応じ大小の改訂,増補を加え,増刷を重ねて全国的に広く利用されてきたことは,執筆,編集に携わった者一同にとり等しく大きなよろこびであり,感謝に堪えないところである.
 周知のように医学の進歩は近年格段と著しく,病理学においても,とくに分子病理学的研究の発展が著しく,中でも免疫組織学的検索の相次ぐ開発が疾患の本質を明らかにし,鑑別診断を行うのに多大の貢献を果しつつある.
 それに伴い,組織形態の認識を骨子とする病理組織診断の領域でも,これら近代的な知見の導入による疾患概念の変遷や新しい概念の出現,それによる疾患分類や規約の改正,あるいは新しい鑑別診断法の提唱など大小さまざまな刷新が後を絶たない現況である.
 このような情勢に鑑み,編集委員会ではかねてから本書の改訂が議論にのぼり,執筆者も新しい世代の病理学者と交代する全面的な改版に踏み切ることに意見が一致した.以来,討議を重ね,編集委員会も改組し,赤木忠厚教授を中心に新しい委員により準備が進められ,旧版ご執筆者のご承諾を得て若干旧版の内容を引用あるいは転載させて頂いたほかは新しい執筆者による時代に即応した改訂第4版が上梓に至ったのである.
 疾患の採択や内容は原則として執筆者各位に一任したが,さらに編集委員会によって創刊の主旨が継承されるよう慎重な検討が加えられた.このようにして生れ変った本書は,学生諸君や病理組織診断の習熟を目指す諸君の座右にあって,必ずや充分有用であると信じるものである.
 ここに末筆ながら,旧版および新版をご執筆下さったすべての方々の並々ならぬご苦労,並びに医歯薬出版株式会社の編集万端をお世話下さった編集担当者ほか関係各位の終始変らぬご協力に深甚の感謝を表明する次第である.
 2002年早春
 編集顧問 小川勝士



第3版の増補に際して
 本書が面目を新たにカラーアトラスとして世に出てから2年半が経過した.この度増刷の時期を迎えるに際して聞き及んだところ,本書が全国で広く活用されているとのこと,関係者一同の安堵とよろこびは大なるものがある.さらに多くの方々から直接に,あるいは書評や読者カードを通じて病理組織の学習の手引き書としての本書の特色について高い評価を頂いたり,また改善すべき点について忌憚のないご意見を頂戴したことは感謝の至りである.
 実は本書の増刷が急がれている時ではあるが,可能な限りこれら貴重なご意見に沿い,また新しい概念や規約など必要な事項があれば多少とも加筆して頂くよう執筆者に検討をお願いした.もとより増刷の場合は頁数に制限があるから充分意を尽すことは許されないが,余白を利用するなど執筆者のご努力により若干の加筆を行うことができた.
 書物もまた生きものであり,成長とともに新陳代謝が必要である.日進月歩の医学の進歩の中で病理組織学の内容にも大なり小なり変革の波が及ぶに違いない.本書が時代に則して成長して欲しいと願う者として,今後とも読者各位のご教示,ご鞭撻を切に期待する次第である.
 1997年1月
 監修者 小川勝士



第3版 序
 この度本書の第3版が面目を一新して上梓の運びに至ったことはよろこびに堪えない.
 顧みると本書はそのルーツを,古く戦中戦後の時代に医学生に広く親しまれた,故浜崎幸雄教授著『病理組織標本の見方と鑑別診断の付け方』に遡ることができる.この教科書は一定の剖検標本について病理組織所見の読み方を懇切に指導した入門書として有名であった.その後時代の推移とともに,臨床医学の要望に応じて外科病理学が華々しく台頭し,病理組織学の教育内容も解剖病理学の基礎知識に留まらず,生検材料の組織診断に対応し得る修練をも目標とするように拡大した.
 本書はこのような状況に鑑み,『病理組織学をはじめて学ぶ学生と,病理学を専攻すべく組織診断の修練をはじめた大学院生や研究生のためにわかり易い手引き書を作りたい』との浜崎教授のかねてからの念願に基づいて昭和47年に創刊されたものである.
 以来増刷を重ね,ことに昭和50年代後半から目立つようになった種々な疾患概念や分類の変遷,あるいは診断基準の設定などに応じ昭和58年には改訂増補が行われたのであるが,この時以来図 譜のカラー化を含めて新しい執筆者による次なる全面改訂が企画され,徐々に準備が進められた.
 先ず新しい改訂版の執筆については主として旧版執筆者のご推せんに基づき,各専門分野にご造詣が深く,斯界でご活躍中の方々に分担をお願いした.また編集の実際に当たっては編集委員会を設け,収録疾患の選択,図譜の適否をはじめ内容全般にわたり慎重な検討を重ねた.
 このようにして本書には大学のカリキュラムの中で学生実習に必要な重要疾患はすべて網羅されている筈であり,さらに大学院生や研究生諸君が日常悩みとする鑑別診断についても疾患名を挙げ,鑑別の要点が指摘されている.学習の便利を意図して採用した『一疾患を1頁に収録する体裁』も初版の形式を踏襲し,記載内容が超過する項目については2頁単位としてそのために不都合が起こることのないよう考慮した.また「参考事項」も関連事項の理解に役立つことが多いと思う.
 以上のように,執筆者の多くが交替し,執筆者の主体性に応じ内容も一新したが,読者諸氏は本書の随所にこれら編集上の配慮とともに初学者にわかり易いようにとの創刊の主旨が継承されていることに気付かれるであろう.幸い本書が旧版にも増して広く学生諸君や研究生あるいは臨床医家の方々の座右にあって病理組織学の習得に大いに役立って欲しいと念願するものである.
 末筆ながら本書の創刊者故浜崎幸雄教授,第1,第2版の執筆をご分担下さった故藤巻茂夫教授,故北村四郎教授,および第3版をご分担下さった故石田陽一教授のご霊前に改訂第3版の上梓をご報告するとともに,謹んでご冥福をお祈り申し上げたい.石田教授のご急逝は大きい驚きであり悲しみであったが,すでにご担当の章はほぼ大綱のご執筆が終っていたので後の諸作業と新しい概念の若干の疾患の追加は中里洋一教授(群馬大学)に引き継ぎをお願いした.
 ここに新旧版を通じてご執筆ないしご支援を賜ったすべての方々の並々ならぬご苦労,ご尽力に対し衷心より感謝の誠を捧げるものである.
 また長年にわたり企画,編集,出版の万般につき終始快くご協力下さった医歯薬出版の関係各位に心からの御禮を申し述べる次第である.
 1994年4月
 監修者 小川勝士



第2版 序
 本書が世に出てから早くも10年の歳月が経過した.医学の進歩はじつに目覚ましいものであるが,とりわけこの10年間におけるそれは,二世紀にわたる磐石の歴史の上に築かれた病理形態学の殿堂にもまさに怒濤のごとくおし寄せた感がある.その波は,たとえばリンパ腫や軟部組織の腫瘍など,部門によっては分類や概念の柱に大きい動揺をもたらした.本書の内容を,このような日進月歩の動きに即応せしめることがかねてよりの懸案であったが,このたび執筆者各位のご努力によりこの念願を果たし得たことはよろこびに堪えない.
 本書は監修者浜崎が,学生,病理学研修生,あるいは臨床医学家を対象に,初心者が学習や日常の組織診断に当たり病理組織学を容易に理解できるようにと意図して編集したものである.医学の前進にとって過渡期の混乱は必然の段階であるから,今回の改訂では時代の流れを踏まえてそれを採り入れたが,終始浜崎の意図は貫かれたはずである.
 今回の改訂に当たっては,ご多忙の中をご努力いただいた執筆者各位,ならびに種々無理なお願いを了承され,快くご協力くださった医歯薬出版に心からの感謝を表明したい.
 昭和58年4月
 監修者 浜崎幸雄
     小川勝士




 病理組織学は,病理学総論を一応修得したものが,与えられた病的組織を鏡検することによって,理論と実際を対比して病理現象に対する認識を深める学問である.しかし実地医学ではこの学問は基礎医学と臨床医学との干渉地帯であるために,複雑多岐な難問が日常かもし出される.たとえば,由来のはっきりしない標本,固定や切り出しの十分でない標本を見せられることは毎々のことであるが,これらも相当の責任をもって診断をつけねばならない.警戒すべきことは臨床医は標本を病理学者に提出さえすれば,万病立ちどころに確診が得られるかのように考える向きもあって,臨床生化学検査の成績はおろか,性別,年齢の記載すら怠るものがある.いずれにしても,病理診断が四肢の切断や胃の全剔など,重大な治療方針を決定する場合が多いことを,くれぐれも忘れないでほしい.
 このように思いをめぐらして来ると,病理学実習に当って従来一般に行なわれているように,この標本は○○病であり,それにはa,b,c…の所見があるといった,被働式な教え方では実地医学の場では物の役に立たない.願わくば学生には診断不明のまま組織標本を与え,この標本にはa,b,cの所見がある.そこでこれは○○病であると言った形式で診断をつける術を修得せしめられたい.
 本書の編集に当っては努めて後の形式を目標として,鑑別診断に重きをおいたが,執筆者の好みにより記載の形式にいささか異同が見られるのは止むを得ないことである.そこで本書を教材として病理組織学を学ばんとされる方々にお願い致したいことは,上に述べた編集理念を常に念頭において修学していただきたいことである.
 著者は単独執筆としたものが首尾一貫して文体,術語,記載の形式が一定し読者には理解に便利である.しかし近来,病理学の分野は急激に拡大され同時に分化が行なわれ,また他の専門分野との交流が激しくなり,そのために単独執筆ではこの複雑化した病理学を処理することは,はなはだ困難な状態となった.本書の編集に当っては,この点に鑑みそれぞれの分野における新進気鋭の先生方に執筆をご依頼し,日進月歩の学界に適応できる教書たらんと願った.しかしいたずらに高踏して理論に走ることなく,学生,病理学研修生および一般医師に対して病理組織検査の好伴侶となり,日常の診断に直接役立たしめることを終始変わらぬ念願とした.
 昭和47年4月
 浜崎幸雄
 第6版序
 監修・編集・執筆者一覧
 プロローグ(赤木忠厚 吉野 正 向井 清)
  (1)本書を読むまえに
  (2)本書の有効な利用法
    購読者向けWebアプリの使い方
  (3)病理組織診断の心得
  (4)特殊染色と免疫組織化学
    診断に有用な特徴的電子顕微鏡所見
総論
 (森井英一)
第1章 循環器系
 (1)心臓(植田初江)
  概説
  大動脈弁病変
  僧帽弁病変
  心内膜疾患
  冠動脈血栓症
  心筋梗塞とインターベンション後の病理
  心筋炎
  原発性(特発性)心筋症(1)
  原発性(特発性)心筋症(2)
  特殊(二次性)心筋症
  心臓原発性腫瘍(良性)
  循環器原発性腫瘍(悪性)
  心臓移植後の拒絶反応
 (2)血管(上杉憲子)
  概説
  粥状硬化症(1)
  粥状硬化症(2)
  メンケベルグ型中膜硬化症および小動脈硬化症(1)
  メンケベルグ型中膜硬化症および小動脈硬化症(2)
  嚢状中膜壊死(変性),動脈瘤,感染性動脈瘤および大動脈解離(1)
  嚢状中膜壊死(変性),動脈瘤,感染性動脈瘤および大動脈解離(2)
  分節性動脈中膜融解症
  血管奇形
  巨細胞性動脈炎
  慢性大動脈周囲炎およびIgG4関連疾患
  川崎病
  結節性多発動脈炎
  感染性血管炎
  多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)
  好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(チャーグ・ストラウス症候群)
  ビュルガー病(閉塞性血栓血管炎)
  血栓/塞栓物
  静脈瘤
第2章 血液(骨髄)
 (大島孝一)
  概説
  貧血(鉄欠乏性貧血および巨赤芽球性貧血)(1)
  貧血(鉄欠乏性貧血および巨赤芽球性貧血)(2)
  類白血病反応,好酸球増加症および無顆粒球症
  血球貪食症候群
  ランゲルハンス細胞組織球症(組織球症X),再生不良性貧血および膠様髄
  パルボウイルスB19 感染,特発性血小板減少性紫斑病およびアミロイドーシス(1)
  パルボウイルスB19 感染,特発性血小板減少性紫斑病およびアミロイドーシス(2)
  血鉄症,脂質蓄積性組織球症および結核
  急性リンパ性白血病および急性骨髄性白血病(1)
  急性リンパ性白血病および急性骨髄性白血病(2)
  急性リンパ性白血病および急性骨髄性白血病(3)
  急性リンパ性白血病および急性骨髄性白血病(4)
  急性リンパ性白血病および急性骨髄性白血病(5)
  骨髄異形成症候群(1)
  骨髄異形成症候群(2)
  骨髄増殖性腫瘍群(1)
  骨髄増殖性腫瘍群(2)
  多発性骨髄腫(形質細胞腫)
  リンパ腫(1)
  リンパ腫(2)
  転移性腫瘍
第3章 リンパ節・脾・胸腺
 (吉野 正・中村栄男)
  概説
  反応性リンパ節炎
  結核性リンパ節炎およびサルコイドーシス
  伝染性単核球症およびトキソプラズマ性リンパ節炎(ピリンガーリンパ節炎)
  猫ひっかき病
  組織球性壊死性リンパ節炎(菊池-藤本病)
  皮膚病性リンパ節症
  キャッスルマン病
  薬剤性リンパ節症
  リンパ腫(1)
  リンパ腫(2)
  リンパ腫(3)
  リンパ腫(4)
  リンパ腫(5)
  リンパ腫(6)
  リンパ腫(7)
  リンパ腫(8)
  リンパ腫(9)
  リンパ腫(10)
  リンパ腫(11)
  リンパ腫(12)
  血球貪食症候群
  ランゲルハンス細胞組織球症(組織球症X)
  脾の慢性うっ血
  脾アミロイド症
  脾炎症性偽腫瘍および脾過誤腫
  ニーマン・ピック病およびゴーシェ病
  胸腺腫
第4章 呼吸器系
 (1)腫瘍(南 優子・野口雅之)
  概説
  腺癌(1)
  腺癌(2)
  腺癌(3)
  腺癌(4)
  腺癌(5)
  扁平上皮癌(1)
  扁平上皮癌(2)
  神経内分泌腫瘍(1)
  神経内分泌腫瘍(2)
  大細胞癌および腺扁平上皮癌
  肉腫様癌
  分類不能癌および唾液腺型腫瘍
  乳頭腫および腺腫
  間葉系腫瘍およびリンパ組織球系腫瘍(1)
  間葉系腫瘍およびリンパ組織球系腫瘍(2)
  悪性胸膜中皮腫
 (2)炎症など(清水重喜・笠井孝彦)
  概説
  肺水腫,肺うっ血,肺の出血性梗塞および塞栓
  肺高血圧症および肺動脈血栓塞栓
  肺気腫,ブラ・ブレブ,びまん性汎細気管支炎および肺胞微石症
  肺リンパ脈管筋腫症
  気管支肺炎,大葉性肺炎および器質化肺炎
  誤嚥性肺炎,リポイド肺炎および好酸球性肺炎
  抗酸菌症(1)
  抗酸菌症(2)
  サルコイドーシス
  アスペルギルス症,カンジダ症およびムコール症
  クリプトコッカス症,ニューモシスチス肺炎,巨細胞封入体性肺炎およびイヌ糸状虫症
  塵肺症(1)
  塵肺症(2)
  多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)
  肺胞蛋白症およびびまん性肺胞出血
  特発性間質性肺炎(1)
  特発性間質性肺炎(2)
  特発性間質性肺炎(3)
  過敏性肺炎および炎症性腸疾患に合併した肺病変
  アミロイドーシス,肺硝子化肉芽腫およびIgG4関連疾患
  肺ランゲルハンス細胞組織球症
  先天性嚢胞性腺腫様奇形および肺分画症
第5章 消化器系
 (1)口腔(長塚 仁・中野敬介)
  概説
  扁平上皮癌および口腔上皮性異形成(1)
  扁平上皮癌および口腔上皮性異形成(2)
  顆粒細胞腫,毛細血管腫,海綿状血管腫およびリンパ管腫
  口腔扁平苔癬,疣贅型黄色腫および膿原性肉芽腫
  エプーリス
  口腔カンジダ症および放線菌症
  粘液貯留嚢胞,類皮嚢胞およびリンパ上皮性嚢胞
  エナメル上皮癌,原発性骨肉腫(NOS)およびエナメル上皮線維肉腫
  エナメル上皮腫
  エナメル上皮線維腫およびエナメル上皮線維歯牙腫
  石灰化上皮性歯原性腫瘍および腺腫様歯原性腫瘍
  象牙質形成性幻影細胞腫および歯牙腫
  歯原性線維腫,歯原性粘液腫およびセメント芽細胞腫
  歯根嚢胞および含歯性嚢胞
  歯原性角化嚢胞,正角化性歯原性嚢胞および石灰化歯原性嚢胞
  術後性上顎嚢胞,鼻口蓋管嚢胞および単純性骨嚢胞
  線維性異形成症,セメント質骨性異形成症およびセメント質骨形成線維腫
  巨細胞肉芽腫および動脈瘤様骨嚢胞
  根尖性歯周炎および顎骨骨髄炎
 (2)唾液腺(長尾俊孝・高田 隆・小川郁子)
  概説
  IgG4 関連唾液腺炎,シェーグレン症候群,唾石症および粘液瘤
  多形腺腫
  ワルチン腫瘍および基底細胞腺腫
  粘表皮癌および腺房細胞癌
  腺様嚢胞癌
  唾液腺導管癌,上皮筋上皮癌および分泌癌
  多型腺癌,明細胞癌および多形腺腫由来癌
 (3)食道・胃(岩下明徳)
  概説
  食道の異所形成とバレット食道
  食道炎
  食道の良性上皮性腫瘍
  食道癌(1)
  食道癌(2)
  食道の非上皮性腫瘍
  急性胃炎
  慢性胃炎
  特殊型胃炎
  胃潰瘍
  胃ポリープ(1)
  胃ポリープ(2)
  胃ポリープ(3)
  胃癌(1)
  胃癌(2)
  胃癌(3)
  胃癌(4)
  胃の非上皮性腫瘍
 (4)腸管(菅井 有)
  概説
  大腸ポリープ(1)
  大腸ポリープ(2)
  大腸ポリープ(3)
  大腸ポリープ(4)
  鋸歯状病変(1)
  鋸歯状病変(2)
  鋸歯状病変(3)
  鋸歯状病変(4)
  過誤腫性ポリープ
  炎症性筋腺管ポリープ
  大腸癌(1)
  大腸癌(2)
  大腸癌(3)
  大腸癌(4)
  大腸癌(5)
  神経内分泌細胞腫瘍(カルチノイド)(1)
  神経内分泌細胞腫瘍(カルチノイド)(2)
  大腸ポリポーシス(1)
  大腸ポリポーシス(2)
  大腸ポリポーシス(3)
  Gastrointestinal stromal tumor
  潰瘍性大腸炎(1)
  潰瘍性大腸炎(2)
  潰瘍性大腸炎(3)
  クローン病(1)
  クローン病(2)
  偽膜性腸炎
  虚血性腸炎
  アメーバ赤痢
  単純性潰瘍(腸管ベーチェット病)
  腸結核およびGVHD
  特発性腸間膜静脈硬化症
  ヒルシュスプルング病および腸管メラノーシス
  アミロイドーシス
 (5)肝(常山幸一・中沼安二)
  概説
  脂肪性肝疾患
  ヘモクロマトーシス(血色素症)
  ウィルソン病
  急性ウイルス性肝炎(古典的)
  急性ウイルス性肝炎(帯状壊死型,架橋性壊死型)および亜広汎性・広汎性肝壊死
  慢性ウイルス性肝炎(定義および進展)
  慢性ウイルス性肝炎の分類(病期および活動度)
  慢性ウイルス性肝炎(C型肝炎およびB型肝炎)
  自己免疫性肝炎
  新生児肝炎
  薬剤性肝障害(胆汁うっ滞型および肝炎型)
  アルコール性肝疾患
  非アルコール性脂肪性肝疾患および非アルコール性脂肪肝炎(1)
  非アルコール性脂肪性肝疾患および非アルコール性脂肪肝炎(2)
  肝うっ血(急性および慢性)と静脈閉塞性疾患(1)
  肝うっ血(急性および慢性)と静脈閉塞性疾患(2)
  閉塞性黄疸(急性期および慢性期)
  化膿性胆管炎,肝膿瘍および硬化性胆管炎(IgG4 関連疾患を含む)
  原発性胆汁性胆管炎(肝硬変)(初期および肝硬変期)(1)
  原発性胆汁性胆管炎(肝硬変)(初期および肝硬変期)(2)
  慢性肝疾患および肝硬変症(慢性肝疾患から肝硬変へ)
  慢性肝疾患および肝硬変症(肝硬変の定義および分類)
  肝硬変(ウイルス性肝炎性)(小結節性,大結節性)
  肝硬変(アルコール性および胆汁性)
  肝細胞癌(1.肉眼/組織構造および細胞異型)
  肝細胞癌(2.組織学的変化および表現型)
  肝細胞癌(3.早期肝細胞癌)
  肝細胞腺腫(1)
  肝細胞腺腫(2)
  限局性結節性過形成
  肝内胆管癌
  混合型肝癌
  転移性肝腫瘍および糖原病
  海綿状血管腫,類上皮血管内皮腫および血管肉腫
  ウイルス以外の感染症
  デュビン・ジョンソン症候群およびアミロイドーシス
 (6)膵臓(和田 了)
  概説
  急性膵炎
  慢性膵炎および自己免疫性膵炎(1)
  慢性膵炎および自己免疫性膵炎(2)
  浸潤性膵管癌および漿液性嚢胞腫瘍(1)
  浸潤性膵管癌および漿液性嚢胞腫瘍(2)
  膵管内乳頭粘液性腫瘍および膵神経内分泌腫瘍(1)
  膵管内乳頭粘液性腫瘍および膵神経内分泌腫瘍(2)
 (7)胆道(原田憲一)
  概説
  原発性硬化性胆管炎
  IgG4 関連硬化性胆管炎
  胆道閉鎖症,胆嚢炎および胆石症
  胆嚢コレステローシス/コレステロールポリープ,黄色肉芽腫性胆嚢炎,胆嚢腺筋腫症,肝外胆管癌および胆嚢癌
  胆管内乳頭状腫瘍および混合型腺神経内分泌癌
  膵胆管合流異常および胆管内上皮内腫瘍
第6章 腎・尿路系
 (1)非腫瘍(鈴木正章)
  概説
  膜性腎症(膜性糸球体腎炎)
  巣状分節性糸球体硬化症
   IgA腎症(炎)
  管内増殖性糸球体腎炎(連鎖球菌感染後急性糸球体腎炎)
  半月体形成性糸球体腎炎(血管外増殖性糸球体腎炎)
  膜性増殖性糸球体腎炎(1)
  膜性増殖性糸球体腎炎(2)
  硬化性糸球体腎炎および末期腎
  ループス腎炎
  糖尿病性腎症(1)
  糖尿病性腎症(2)
  腎アミロイドーシス
  結節性多発(性)動脈炎(結節性動脈周囲炎)および顕微鏡的多発性血管炎
  遺伝性腎疾患およびファブリ病
  多発性嚢胞腎および馬蹄腎
  腎硬化症,腎梗塞およびコレステロール結晶塞栓症
  尿細管の変性および急性尿細管壊死
  尿細管間質性腎炎(尿細管炎),腎盂腎炎および腎移植拒絶反応(1)
  尿細管間質性腎炎(尿細管炎),腎盂腎炎および腎移植拒絶反応(2)
 (2)腎腫瘍(三上修治)
  概説
  淡明細胞型腎細胞癌
  嚢胞性腎腫瘍(低悪性度多房嚢胞性腎腫瘍,混合性上皮間質性腫瘍ファミリー)
  乳頭状腎細胞癌
  嫌色素性腎細胞癌およびオンコサイトーマ
  集合管癌および粘液管状紡錘細胞癌
   MiTファミリー転座型腎細胞癌
  透析関連腎腫瘍
  その他の良性腎腫瘍
  腎芽腫(ウィルムス腫瘍)
 (3)尿路腫瘍(三上修治)
  概説
  非浸潤性尿路上皮癌
  非浸潤性乳頭状尿路上皮癌
  浸潤性尿路上皮癌(1)
  浸潤性尿路上皮癌(2)
  異なる分化を伴う尿路上皮癌
  扁平上皮癌および腺癌
  尿膜管癌,腎原性腺腫(化生)および線維上皮性ポリープ
  尿路上皮乳頭腫
第7章 生殖器系
 (1)男性生殖器(柳井広之)
  概説
  精細管内胚細胞腫瘍
  セミノーマおよび精母細胞性腫瘍
  胎児性癌および絨毛癌
  卵黄嚢腫瘍
  奇形腫および退縮胚細胞腫瘍
  精巣リンパ腫および白血病浸潤
  その他の精巣腫瘍
  精巣の発育異常
  精巣およびその周囲の炎症性疾患
  前立腺炎
  結節性過形成(前立腺肥大)および腺症
  前立腺癌(1)
  前立腺癌(2)
  前立腺癌(3)
  前立腺癌(4)―特殊な前立腺癌
  陰茎の腫瘍
 (2)女性生殖器(安田政実)
  概説
  尖圭コンジローマ,腟上皮内腫瘍,パジェット病および平滑筋腫
  扁平上皮化生,微小腺管過形成および子宮頸部ポリープ
  扁平上皮内病変/頸部上皮内腫瘍(1)
  扁平上皮内病変/頸部上皮内腫瘍(2)
  扁平上皮癌および頸部腺癌(1)
  扁平上皮癌および頸部腺癌(2)
  扁平上皮癌および頸部腺癌(3)
  腺扁平上皮癌および神経内分泌癌
  子宮内膜増殖症
  子宮内膜癌(1)
  子宮内膜癌(2)
  子宮平滑筋系腫瘍
  子宮内膜間質細胞由来の腫瘍
  上皮性・間葉性混合腫瘍およびアデノマトイド腫瘍(1)
  上皮性・間葉性混合腫瘍およびアデノマトイド腫瘍(2)
  漿液性腫瘍(1)
  漿液性腫瘍(2)
  粘液性腫瘍および明細胞腫瘍(1)
  粘液性腫瘍および明細胞腫瘍(2)
  類内膜腫瘍(1)
  類内膜腫瘍(2)
  ブレンナー腫瘍および漿液粘液性腫瘍
  性索間質性腫瘍,胚細胞腫瘍,卵黄嚢腫瘍および胎芽性癌(1)
  性索間質性腫瘍,胚細胞腫瘍,卵黄嚢腫瘍および胎芽性癌(2)
  奇形腫
  カルチノイド,胚細胞・性索間質性腫瘍および二次性腫瘍
  胞状奇胎(1)
  胞状奇胎(2)
 (3)乳腺(梅北善久)
  概説
  乳管内乳頭腫
  乳管腺腫,乳頭部腺腫および腺筋上皮腫
  線維腺腫および葉状腫瘍
  乳管内増殖性病変
  非浸潤癌
  浸潤性乳管癌
  浸潤性小葉癌および粘液癌
  浸潤性微小乳頭癌,分泌癌,アポクリン癌および髄様癌
  パジェット病,腺様嚢胞癌および化生癌
  乳腺症,女性化乳房症,乳腺線維症および過誤腫
第8章 内分泌系
 (1)甲状腺(加藤良平)
  概説
  腺腫様甲状腺腫
  バセドウ病
  亜急性甲状腺炎
  橋本病
  濾胞腺腫
  乳頭癌
  濾胞癌
  未分化癌
  髄様癌(1)
  髄様癌(2)
 (2)副腎ほか(笹野公伸)
  概説
  副腎皮質過形成(1)
  副腎皮質過形成(2)
  副腎皮質過形成(3)
  副腎皮質腺腫(1)
  副腎皮質腺腫(2)
  副腎皮質腺腫(3)
  副腎皮質骨髄脂肪腫
  副腎皮質好酸性腫瘍
  副腎血管性嚢胞および副腎アデノマトイド腫瘍
  副腎皮質癌(1)
  副腎皮質癌(2)
  副腎皮質癌(3)
  副腎褐色細胞腫(1)
  副腎褐色細胞腫(2)
第9章 神経系
 (1)腫瘍(横尾英明・中里洋一)
  概説
  限局性星細胞系腫瘍
  びまん性星細胞系腫瘍
  膠芽腫(1)
  膠芽腫(2)
  乏突起膠腫
  上衣系腫瘍(1)
  上衣系腫瘍(2)
  神経細胞系腫瘍(1)
  神経細胞系腫瘍(2)
  松果体部腫瘍
  胎児性脳腫瘍
  シュワン細胞腫
  髄膜腫
  血管芽腫および孤立性線維性腫瘍/血管周皮腫
 (2)変性・炎症(豊島靖子 柿田明美)
  概説
  細菌性髄膜炎
  単純ヘルペス脳炎
  進行性多巣性白質脳症
  真菌性髄膜炎
  クロイツフェルト・ヤコブ病
  脳梗塞
  脳出血
  くも膜下出血および脳動静脈奇形
  高血圧性脳小血管病
  遺伝性脳小血管病
  アルツハイマー病
  ピック病
  進行性核上性麻痺
  皮質基底核変性症
  嗜銀顆粒性認知症およびGlobular glial tauopathy
  パーキンソン病
  多系統萎縮症
  筋萎縮性側索硬化症
  家族性筋萎縮性側索硬化症
  ハンチントン病
  マシャド・ジョセフ病および歯状核赤核-淡蒼球ルイ体萎縮症
  遺伝性皮質性小脳萎縮症
  神経軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症
  神経核内封入体病
  多発性硬化症
  視神経脊髄炎
  橋中心髄鞘崩壊およびニコチン酸欠乏症
  ミトコンドリア脳筋症
  ガラクトシアリドーシス
  副腎白質ジストロフィー
第10章 骨関節
 (山口岳彦)
  概説
  骨粗鬆症
  骨軟化症/くる病
  副甲状腺機能亢進症
  骨折
  骨・関節の感染症
  変形性関節症
  特発性大腿骨頭壊死
  関節リウマチと関連疾患
  痛風および偽痛風
  良性軟骨性腫瘍
  境界悪性軟骨形成性腫瘍
  軟骨肉腫(1)
  軟骨肉腫(2)
  良性・境界悪性骨形成性腫瘍/腫瘍類似疾患
  骨肉腫(1)
  骨肉腫(2)
  骨巨細胞腫
  ユーイング肉腫
  脊索性腫瘍
  アダマンチノーマ
  未分化多形肉腫
  ランゲルハンス細胞組織球症
  嚢胞性骨病変
  転移性骨腫瘍
  腱鞘滑膜巨細胞腫
  滑膜軟骨腫症
第11章 軟部組織
 (小田義直)
  概説
  脂肪腫および血管脂肪腫
  紡錘形細胞/多形性脂肪腫および脂肪芽細胞腫
  脂肪肉腫(1)
  脂肪肉腫(2)
  結節性筋膜炎および弾性線維腫
  乳幼児線維性過誤腫,封入体性線維腫症および石灰化腱膜線維腫
  腱鞘線維腫および手掌/足底線維腫症
  デスモイド型線維腫症
  隆起性皮膚線維肉腫
  孤立性線維性腫瘍
  炎症性筋線維芽細胞性腫瘍および乳児線維肉腫
  成人型線維肉腫および粘液線維肉腫
  低悪性線維粘液肉腫
  良性線維組織球腫
  平滑筋腫および平滑筋肉腫
  グロムス腫瘍
  筋周皮腫および血管平滑筋腫
  横紋筋肉腫(1)
  横紋筋肉腫(2)
  血管腫,リンパ管腫およびカポジ肉腫
  類上皮血管内皮腫および軟部血管肉腫
  骨外性間葉性軟骨肉腫および骨外性骨肉腫
  神経鞘腫および神経線維腫
  顆粒細胞腫および悪性末梢神経鞘腫瘍(1)
  顆粒細胞腫および悪性末梢神経鞘腫瘍(2)
  筋肉内粘液腫および滑膜肉腫(1)
  筋肉内粘液腫および滑膜肉腫(2)
  類上皮肉腫
  胞巣状軟部肉腫
  軟部明細胞肉腫
  骨外性粘液型軟骨肉腫,骨外性ユーイング肉腫,腎外性ラブドイド腫瘍およびPEComa(1)
  骨外性粘液型軟骨肉腫,骨外性ユーイング肉腫,腎外性ラブドイド腫瘍およびPEComa(2)
  未分化多形肉腫
  壊死性筋膜炎,木村病およびシリコン肉芽腫
  痛風,ピロリン酸カルシウム結晶沈着症/偽痛風,リウマトイド結節およびアミロイド沈着による手根管症候群
第12章 皮膚および皮膚付属器
 (泉 美貴)
  概説
  HVP感染症
  尋常性乾癬および膿疱性乾癬
  湿疹および慢性単純性苔癬(結節性痒疹)
  多形(滲出性)紅斑
  (全身性)エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡)および円板状エリテマトーデス
  扁平苔癬
  尋常性天疱瘡
  水疱性類天疱瘡および単純疱疹/水痘・帯状疱疹
   IgA血管炎(アナフィラクトイド紫斑)および結節性多発動脈炎
  顔面播種状粟粒性狼瘡およびサルコイドーシス
  環状肉芽腫およびリポイド類壊死症
  リウマトイド結節および痛風結節
  強皮症および皮膚アミロイドーシス
  結節性紅斑および硬結性紅斑/結節性血管炎
  ケラトアカントーマ
  日光角化症
  ボーエン病
  扁平上皮癌
  乳房外パジェット病
  表皮嚢腫および脂腺嚢腫
  外毛根鞘嚢胞および増殖性毛包性嚢胞腫瘍
  脂漏性角化症
  石灰化上皮腫
  毛芽腫/毛包上皮腫
  基底細胞上皮腫
  汗孔腫および汗孔癌(1)
  汗孔腫および汗孔癌(2)
  汗管腫およびTubular adenoma
  乳頭状汗管嚢胞腺腫および乳頭状汗腺腫
  汗腺腫
  らせん腺腫および皮膚混合腫瘍
  脂腺腺腫および脂腺腫
  皮膚線維腫および隆起性皮膚線維肉腫(1)
  皮膚線維腫および隆起性皮膚線維肉腫(2)
  神経鞘腫(シュワン鞘腫)
  神経線維腫
  化膿性肉芽腫およびグロムス腫瘍(1)
  化膿性肉芽腫およびグロムス腫瘍(2)
  血管肉腫およびカポジ肉腫
  母斑細胞母斑(先天性母斑)およびSpitz母斑
  悪性黒子および表層拡大型黒色腫
  末端黒子型黒色腫および結節型黒色腫
  菌状息肉症およびメルケル細胞癌
 〈付録〉炎症性疾患を診断するためのアリゴリズム
第13章 感覚器系
 (伊藤智雄)
 (1)眼球および付属器
  概説
  眼瞼の炎症性疾患および脂腺癌
  リンパ腫
  網膜芽細胞腫および悪性黒色腫
 (2)鼻・副鼻腔
  概説
  鼻茸および乳頭腫
  扁平上皮癌
  リンパ上皮癌
  リンパ腫
  悪性黒色腫
  嗅神経芽腫
 (3)耳
  概説
  真珠腫
  反復性多発性軟骨炎
第14章 移植病理
 (羽賀博典)
第15章 細胞診
 (内藤善哉)
  概説
  多形腺腫
  腺様嚢胞癌
  胃腸管間質腫瘍
  浸潤性膵管癌
  膵管内乳頭粘液性腫瘍
  神経内分泌腫瘍および浸潤性乳管癌(1)
  神経内分泌腫瘍および浸潤性乳管癌(2)
  浸潤性小葉癌
  線維腺腫
  甲状腺乳頭癌
  甲状腺濾胞性腫瘍
  橋本病(慢性リンパ性甲状腺炎)
  膀胱癌(尿路上皮癌)
  コイロサイトーシス/軽度異形成,軽度扁平上皮内病変
  中等度異形成,高度異形成,高度扁平上皮内病変
  肺扁平上皮癌
  肺小細胞癌
  星細胞腫,膠芽腫および髄膜腫(1)
  星細胞腫,膠芽腫および髄膜腫(2)
  体腔液(中皮腫および腺癌)(1)
  体腔液(中皮腫および腺癌)(2)
  リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫)

 略語一覧
 文献
 索引
  和文索引
  欧文索引