第2版のはじめに
介護福祉の世界は,今大きな変革期にきている.一つは,少子高齢社会が一層進捗し,より高齢化がみられていること.これは長寿社会が到来したことでたいへん喜ばしいことであるが,同時にその環境を充実したものに整備しなければならない.その一つに介護保険制度の創設があったわけであるが,第1回目の見直しでも,介護予防や地域ケアの重視などさまざまな修正が行われた.同時に,これまで個別のサービス形態であった身体障害者・知的障害者・精神障害者に対するサービスが,障害者自立支援法として一体化された.またそのサービスのありかたについても,虐待防止法等が施行されて,尊厳を支えるケアがこれからの介護福祉のキイワードになってきた.
一方では,社会福祉士及び介護福祉士法が制定されてから20年経過した今,厚生労働省は制度施行後の福祉人材を取り巻く状況の変化を整備させつつ,求められる介護福祉士像,資格制度のありかた等について,すべてに国家試験受験を導入する法律改正を視野に入れた新しい取り組みを行おうとしている.
このような情勢に鑑み,本書も大幅な改訂が必要になってきた.しかし,まことに残念なことに,本書作成に多大な尽力を傾注された監修者吉田宏岳先生が,2006年1月に他界されてしまった.ご冥福を祈りたい.このため,今回の改訂では,ご生前の意を踏襲して,介護福祉の大枠は残し,最近のさまざまな動向を踏まえた最新最高の内容を鳥瞰することで,第2版をまとめることにした.本書において,皆様の期待に十分お応えし,介護福祉の世界のこれまでの展開を跡づけながら,そのダイナミックな活動のすべてを実践的に一冊に詳解できたものと自負している.
願わくは,初版以上に躍進した本書が,介護福祉を学び実践するより多くの人々に,座右の書としてひもとかれ,大いに役立つものでありたい.
2007年3月
介護福祉学習事典 編集幹事会
はじめに
吉田宏岳
「社会福祉士及び介護福祉士法」が1987年に制定されたことは,わが国に福祉専門職が初めて国家資格として誕生したという画期的な出来事であった.
この背景には,福祉をとりまく社会環境の急速な変化が,質の高い福祉専門職を必要としたことがあげられる.
なかでも少子高齢社会の到来が家庭機能の変化をもたらし,国民の安定した生活を支える福祉制度へ,期待が大きく寄せられるようになったことがあげられる.
このように,従来の社会福祉のありかたでは根本的に対応が困難となり,社会福祉の基礎構造改革が提起された.福祉サービスの利用は,行政処分である措置制度から,個人が自ら選択し契約する制度へと転換するなど,大きな変革がもたらされたのである.
とくに,介護をめぐる状況は,2000年4月からの介護保険の実施に伴い諸制度の整備が相次いで行われた.とりわけ専門職の養成については,保健・医療との連携の必要性や介護サービスの実施などに対応して,介護福祉士養成教育課程の見直しが行われ,とくに在宅実習教育の充実が図られた.
この養成課程の修了をもって国家資格の取得が可能となる介護福祉士養成施設については,卒業時共通試験や教員研修などの自主的な取り組みなどが必要であることも指摘されている.すでに,教育課程の改訂は2000年4月に実施され,卒業時共通試験は(社)介護福祉士養成施設協会で自主的に行われている.
こうした状況のなか,介護福祉士養成校は現在も急増しつつあり,2002年4月には全国で378校447課程,入学定員25,699人となっている.また,国家試験の受験者も2002年度は59,943人で,合格者24,845人となり,毎年5万人以上の有資格者が誕生することとなった.このように介護福祉士に対しては社会から大きな期待が寄せられている.今後,介護福祉士の数の充足から質の向上が求められるようになるという転機を迎えており,養成教育のいっそうの充実が急務となっている.
今回,私たちは教育課程の改正を機に,多様化する介護福祉士の実践に即した内容を,専門的・体系的に学習ができるよう,『介護福祉学習事典』を医歯薬出版株式会社の協力により発刊することになった.
この事典は,21世紀の介護福祉を担う人々が,共通して理解しておくべき基本的な事項について,中項目を中心にまとめた標準的な学習事典である.
介護福祉士養成施設で学ぶ学生が平易に学習できるように,また,卒業時共通試験の学習にも活用できるように配慮した.
さらに,国家試験の受験準備における学習や,有資格者にも座右の一冊として常時の活用を期待している.
執筆は,介護福祉士養成施設の教員を中心に,それぞれの分野の専門家によるものである.
介護福祉をとりまく状況は,その時代の流れに強く影響される側面もあるので,皆さんからのご批判やご教示をいただき,役立つ『介護福祉学習事典』として育てていきたいものである.
2003年1月
介護福祉の世界は,今大きな変革期にきている.一つは,少子高齢社会が一層進捗し,より高齢化がみられていること.これは長寿社会が到来したことでたいへん喜ばしいことであるが,同時にその環境を充実したものに整備しなければならない.その一つに介護保険制度の創設があったわけであるが,第1回目の見直しでも,介護予防や地域ケアの重視などさまざまな修正が行われた.同時に,これまで個別のサービス形態であった身体障害者・知的障害者・精神障害者に対するサービスが,障害者自立支援法として一体化された.またそのサービスのありかたについても,虐待防止法等が施行されて,尊厳を支えるケアがこれからの介護福祉のキイワードになってきた.
一方では,社会福祉士及び介護福祉士法が制定されてから20年経過した今,厚生労働省は制度施行後の福祉人材を取り巻く状況の変化を整備させつつ,求められる介護福祉士像,資格制度のありかた等について,すべてに国家試験受験を導入する法律改正を視野に入れた新しい取り組みを行おうとしている.
このような情勢に鑑み,本書も大幅な改訂が必要になってきた.しかし,まことに残念なことに,本書作成に多大な尽力を傾注された監修者吉田宏岳先生が,2006年1月に他界されてしまった.ご冥福を祈りたい.このため,今回の改訂では,ご生前の意を踏襲して,介護福祉の大枠は残し,最近のさまざまな動向を踏まえた最新最高の内容を鳥瞰することで,第2版をまとめることにした.本書において,皆様の期待に十分お応えし,介護福祉の世界のこれまでの展開を跡づけながら,そのダイナミックな活動のすべてを実践的に一冊に詳解できたものと自負している.
願わくは,初版以上に躍進した本書が,介護福祉を学び実践するより多くの人々に,座右の書としてひもとかれ,大いに役立つものでありたい.
2007年3月
介護福祉学習事典 編集幹事会
はじめに
吉田宏岳
「社会福祉士及び介護福祉士法」が1987年に制定されたことは,わが国に福祉専門職が初めて国家資格として誕生したという画期的な出来事であった.
この背景には,福祉をとりまく社会環境の急速な変化が,質の高い福祉専門職を必要としたことがあげられる.
なかでも少子高齢社会の到来が家庭機能の変化をもたらし,国民の安定した生活を支える福祉制度へ,期待が大きく寄せられるようになったことがあげられる.
このように,従来の社会福祉のありかたでは根本的に対応が困難となり,社会福祉の基礎構造改革が提起された.福祉サービスの利用は,行政処分である措置制度から,個人が自ら選択し契約する制度へと転換するなど,大きな変革がもたらされたのである.
とくに,介護をめぐる状況は,2000年4月からの介護保険の実施に伴い諸制度の整備が相次いで行われた.とりわけ専門職の養成については,保健・医療との連携の必要性や介護サービスの実施などに対応して,介護福祉士養成教育課程の見直しが行われ,とくに在宅実習教育の充実が図られた.
この養成課程の修了をもって国家資格の取得が可能となる介護福祉士養成施設については,卒業時共通試験や教員研修などの自主的な取り組みなどが必要であることも指摘されている.すでに,教育課程の改訂は2000年4月に実施され,卒業時共通試験は(社)介護福祉士養成施設協会で自主的に行われている.
こうした状況のなか,介護福祉士養成校は現在も急増しつつあり,2002年4月には全国で378校447課程,入学定員25,699人となっている.また,国家試験の受験者も2002年度は59,943人で,合格者24,845人となり,毎年5万人以上の有資格者が誕生することとなった.このように介護福祉士に対しては社会から大きな期待が寄せられている.今後,介護福祉士の数の充足から質の向上が求められるようになるという転機を迎えており,養成教育のいっそうの充実が急務となっている.
今回,私たちは教育課程の改正を機に,多様化する介護福祉士の実践に即した内容を,専門的・体系的に学習ができるよう,『介護福祉学習事典』を医歯薬出版株式会社の協力により発刊することになった.
この事典は,21世紀の介護福祉を担う人々が,共通して理解しておくべき基本的な事項について,中項目を中心にまとめた標準的な学習事典である.
介護福祉士養成施設で学ぶ学生が平易に学習できるように,また,卒業時共通試験の学習にも活用できるように配慮した.
さらに,国家試験の受験準備における学習や,有資格者にも座右の一冊として常時の活用を期待している.
執筆は,介護福祉士養成施設の教員を中心に,それぞれの分野の専門家によるものである.
介護福祉をとりまく状況は,その時代の流れに強く影響される側面もあるので,皆さんからのご批判やご教示をいただき,役立つ『介護福祉学習事典』として育てていきたいものである.
2003年1月
第2版のはじめに(編集幹事会)
はじめに(吉田宏岳)
監修・編集幹事・執筆者一覧
本書について
序論
1.介護福祉をとりまく現状
概説(吉田宏岳)
現代社会と人間(吉田宏岳)
少子高齢社会における社会的介護・福祉の需要(喜多祐荘)
介護福祉士の誕生(西村洋子)
介護福祉士の量と質(西村洋子)
介護・福祉の問題と医療・保健・福祉の総合的展開(喜多祐荘)
総論
1.人間とは
概説(喜多祐荘)
1―生命者としての人間
人の性と愛の発達(喜多祐荘)
人体の構造と機能(安岡利一)
人間の成長と発達(谷口幸一)
障害児・者の代表的な疾患(富野康日己・長岡正範)
高齢者の代表的な疾患・障害(富野康日己・長岡正範)
2―生活者としての人間
衣生活(後藤喜恵)
食生活(小野尚美)
住生活・バリアフリー(原 鉄哉・渡辺英隆)
余暇生活(坂本康信)
福祉のまちづくり・ユニバーサルデザイン(野村 歓)
3―人生を生きる人間
ライフサイクルとステージ別課題(個人と家族における発達課題)(山手 茂)
家族の役割と地域の交わり(山手 茂)
文化・儀礼・宗教・祭祀(近藤功行)
生活の自立・社会参加(安藤順一)
自己実現・生きがい(石井哲夫・友田 篤)
2.社会福祉・介護福祉の概要
概説(吉田節子)
1―健康と生活の保障
健康とは(福田優子)
障害とは(佐々木浩子)
ADLとIADL(山本悦子)
QOL(山本悦子)
健康と生活の支援システム(石井須美子)
2―社会福祉とは
社会保障(藤井伸生)
社会福祉の原則(藤井伸生)
社会福祉の制度(木村 隆)
社会福祉の行政・財政(藤井伸生)
社会福祉の実施主体(丹羽則雄)
3―介護福祉とは
世話の歴史(関谷タケミ)
介護福祉の機能(長井眞紀子)
介護福祉の対象(吉田節子)
介護福祉の原則(吉田節子)
4―介護福祉の制度
介護保険制度(後藤卓郎)
在宅支援サービス(後藤卓郎)
シルバーサービス(長岩嘉文)
福祉用具・住宅改造・環境問題(原 鉄哉・渡辺英隆)
高齢者・障害者の雇用・就労(中村幸男)
5―介護福祉の施設
障害児・者施設障害者自立支援法(松本好生)
介護老人福祉施設(中上純二)
介護老人保健施設(落合将則)
介護療養型医療施設(村井淳志)
通所サービス・短期入所サービス(村上逸人)
各論
1.介護福祉の利用者
概説(橋本祥恵)
1―高齢者の状態
要援護状態の高齢者(川嶋玲子)
認知症の高齢者(上田房子)
生活習慣病の高齢者(伊藤利美)
高齢者世帯(間瀬敬子)
終末期の高齢者(瀬口実几子)
2―障害者・児の状態
肢体不自由者・児(伊藤智佳子)
内部障害者(田原美智子)
視覚障害者・児(黒澤貞夫)
言語・聴覚障害者・児(北野庸子)
精神障害者・児と精神保健福祉(仲村正巳)
3―高齢者の心理
高齢者の心理の特徴(大嶋美登子)
老年期の性(村瀬幸浩)
認知症高齢者の心理(七田惠子)
高齢者のこころの理解(谷口幸一)
高齢者の生きがい・社会参加(立 真理子)
4―障害者・児の心理
障害者・児の性(伊藤智佳子)
障害の受容(迫 明仁)
形態別心理特性(松本好生)
障害者・児のこころの理解(石川京子)
5―家族支援
家族支援の必要性(松山博光)
要援護高齢者の家族(関谷栄子)
認知症高齢者の家族(大川一郎)
精神障害者の家族(仲村正巳)
福祉施設における家族支援(中上純二)
2.介護福祉の実践
概説(橋本祥恵)
1―介護方法
身体介護(木下寿恵)
精神的援助(佐々木美奈子)
社会的援助(斉藤美智子)
レクリエーション(小池和幸)
リハビリテーション(山本和儀)
2―介護過程
介護福祉実践過程(渡辺裕美)
観察・アセスメント(渡辺裕美)
介護実践過程の展開(渡辺裕美)
記録・報告・事例検討(橋本祥恵)
福祉情報科学・システム(磯部 栄)
3―介護技術
身体介護技術(森 扶由彦)
医行為ではない介護行為(安岡利一)
生活援助技術(窪田晴子)
面接相談援助技術(福富昌城)
レクリエーション援助技術(小池和幸)
リハビリテーション援助技術(山本和儀)
4―形態別介護技術
肢体不自由援助技術(後藤真澄)
内部障害援助技術(田原美智子)
視覚障害援助技術(黒澤貞夫)
言語・聴覚障害援助技術(北野庸子)
認知症高齢者援助技術(櫻井紀子)
認知症の人の共感的理解と自己表現・自己実現の技法(喜多祐荘)
5―介護保険
ケアマネジメント(介護支援サービス)(吉村信義)
アセスメントとケアプラン(菊地和則)
要介護認定の過程(豊田宗裕)
介護支援専門員の役割と活動(豊田宗裕)
地域密着型サービス(落合将則)
介護予防への取り組み(落合将則)
介護予防の実際(安岡利一)
6―訪問介護サービス
居宅における援助(山崎イチ子)
身体介護(岡田 史)
生活援助(大崎千秋)
訪問介護における相談援助(國光登志子)
社会資源との連携(谷口真由美)
7―施設介護サービス
介護福祉施設における援助(南雲景正)
保健医療施設における介護(村井淳志)
地域利用施設における介護(落合将則)
小規模施設における介護(グループホームを中心に)(谷口真由実)
認知症高齢者の介護(上田房子)
3.介護福祉の実践者
概説(森 扶由彦)
1―介護福祉士
介護福祉士(森 扶由彦)
職業倫理(森 扶由彦)
介護福祉士の教育と実習(川嶋玲子)
介護福祉の専門性(澤田信子)
健康管理・福利厚生(若生和子・松根ひろ子)
人間生活中心の介護福祉過程の構成と演習の展開(喜多祐荘)
専門介護福祉士教育の構築のために―認知症専門課程の試みと課題(喜多祐荘)
2―在宅における実践者
訪問介護員(ホームヘルパー)(岡田 史)
訪問看護師(上野桂子)
かかりつけ医(主治医)(長縄伸幸)
保健師(本多浩子)
各種スタッフ(冨山由紀子)
3―施設における実践者
介護職員(岡田 史)
生活相談員(橋本武也)
施設看護職員(白井京子)
機能訓練指導員(岩本和久)
福祉オンブズマン(烏野 猛)
4.他職種との連携
概説(藤井伸生)
1―福祉職との連携
福祉職との連携の必要性(福富昌城)
社会福祉士(船水浩行)
社会福祉主事(船水浩行)
精神保健福祉(士田村綾子)
行政の福祉担当者(木村 隆)
各種スタッフ(藤井伸生)
2―医療職との連携
医療職との連携の必要性(進 美恵子)
医師・歯科医師との連携(長縄伸幸)
看護師・保健師(進 美恵子)
リハビリテーション医療技術者(北原里美)
薬剤師・栄養士・歯科衛生士(北原里美)
3―地域社会との連携
地域社会との連携(飯尾良英)
民生委員(飯尾良英)
地域の自主的組織(藤井伸生)
ボランティア・隣人(丹羽則雄)
成年後見制度(山田健司)
5.介護福祉の政策
概説(藤井伸生)
1―近年の介護福祉政策
ゴールドプラン・新ゴールドプラン・ゴールドプラン21(烏野 猛)
高齢者自立支援システムと介護保険制度(烏野 猛)
障害者プラン・新障害者プラン・障害者ケアマネジメント(武田康晴)
エンゼルプラン・新エンゼルプラン,子ども・子育て応援プラン(丹羽正子)
社会福祉基礎構造改革・社会福祉法(中西遍彦)
2―諸外国の介護福祉政策
イギリスの介護福祉政策(成清美治)
スウェーデンの介護福祉政策(齋藤 衞)
ドイツの介護福祉政策(三原博光)
オーストラリアの介護福祉政策(木戸美代)
韓国の介護福祉政策(李 在謨)
歴史と展望
1.社会福祉の歴史
概説(喜多祐荘)
イギリスの社会福祉史(湯浅典人)
スウェーデンの社会福祉史(齋藤 衞)
ドイツの社会福祉史(三原博光)
アメリカの社会福祉史(飯島優子)
日本の社会福祉史(今井小の実)
2.介護福祉の課題と展望
概説(吉田節子)
介護の専門性の確立(岡本千秋)
(社)日本介護福祉士養成施設協会(諸江邦利)
(社)日本介護福祉士会(石橋真二)
介護福祉サービスの充実(澤田信子)
介護福祉の今後の展望(吉田宏岳)
介護福祉関連年表(吉田版)(吉田宏岳)
資料
社会福祉士及び介護福祉士法
社会福祉士及び介護福祉士法施行令
社会福祉士及び介護福祉士法施行規則
介護保険法(抄)
障害者自立支援法(抄)
高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
障害者基本計画
定款
(社)日本介護福祉士養成施設協会
(社)日本介護福祉士会
倫理綱領
権利宣言
日常生活自立度判定基準
身体障害者障害程度等級一覧
索引
和文索引
欧文索引
コラム
介護で自立に向かう人・依存に向かう人(奈倉道隆)
介護・看護の違いとその連携(奈倉道隆)
スピリチュアルケアと介護(奈倉道隆)
日本人の死生観と介護(奈倉道隆)
介護者の健康トラブル解消法(橋本祥恵)
看護士(いまは看護師)の誕生(森 扶由彦)
修業時代(森 扶由彦)
ヘルシーな民間伝承飲料の作りかた(橋本祥恵)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―1.冠(橋本祥恵)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―2.婚(橋本祥恵)
在宅ターミナルケア(奈倉道隆)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―3.葬(橋本祥恵)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―4.祭,転勤・転居・開店祝い・新築祝い等,病気見舞い・病気見舞いお返し(橋本祥恵)
人生の祝い事・老年期の祝い事(橋本祥恵)
梅の塩漬け・梅エキスの作りかた(橋本祥恵)
痛みの民間伝承療法(橋本祥恵)
おせんべいを作ろう(甲斐聡子)
プリンを作ろう(甲斐聡子)
包丁とその握りかた
台所用品いろいろ―1.なべ
台所用品いろいろ―2.入れ物いろいろ
台所用品いろいろ―3.掬ったり返したり
台所用品いろいろ―4.しゃくしほか
台所用品いろいろ―5.計量器具と計りかた
野菜の切りかた
肉の呼び名
ご飯の炊きかた
改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
公的年金制度の概要
人口ピラミッドの変化:出生中位(死亡中位)推計
耕生活動(関谷タケミ)
わが国の社会福祉実施体制
社会福祉従事職員数・サービス指定業者数
大正・昭和の庶民の暮らし
台所まわり ちゃぶ台 お風呂 路面電車 蚊帳と蚊取り線香 古新聞 和裁の道具 針刺し(針山)と指貫 自宅での療養生活 障子の張替 風鈴屋さん 竹馬・カン蹴り アイスキャンディー屋さん たこ作り 遠足の弁当 紙芝居屋さん 三輪車 大八車 金魚鉢 押し寿司 七輪とやかん 紙飛行機 犂 納豆 柱時計 たらい桶 洗濯板 風鈴と朝顔 手動式揚水ポンプ 火鉢いろいろ 置き炬燵 氷嚢 金たらい 湯たんぽ 木桶 バケツ おまる みそ樽・しょうゆ樽 吊し手洗い器 ベイゴマ コッペパンと脱脂粉乳 防空頭巾 ビン精米 広島原爆ドーム もんぺ 学童疎開の食事 千人針と寄せ書き
はじめに(吉田宏岳)
監修・編集幹事・執筆者一覧
本書について
序論
1.介護福祉をとりまく現状
概説(吉田宏岳)
現代社会と人間(吉田宏岳)
少子高齢社会における社会的介護・福祉の需要(喜多祐荘)
介護福祉士の誕生(西村洋子)
介護福祉士の量と質(西村洋子)
介護・福祉の問題と医療・保健・福祉の総合的展開(喜多祐荘)
総論
1.人間とは
概説(喜多祐荘)
1―生命者としての人間
人の性と愛の発達(喜多祐荘)
人体の構造と機能(安岡利一)
人間の成長と発達(谷口幸一)
障害児・者の代表的な疾患(富野康日己・長岡正範)
高齢者の代表的な疾患・障害(富野康日己・長岡正範)
2―生活者としての人間
衣生活(後藤喜恵)
食生活(小野尚美)
住生活・バリアフリー(原 鉄哉・渡辺英隆)
余暇生活(坂本康信)
福祉のまちづくり・ユニバーサルデザイン(野村 歓)
3―人生を生きる人間
ライフサイクルとステージ別課題(個人と家族における発達課題)(山手 茂)
家族の役割と地域の交わり(山手 茂)
文化・儀礼・宗教・祭祀(近藤功行)
生活の自立・社会参加(安藤順一)
自己実現・生きがい(石井哲夫・友田 篤)
2.社会福祉・介護福祉の概要
概説(吉田節子)
1―健康と生活の保障
健康とは(福田優子)
障害とは(佐々木浩子)
ADLとIADL(山本悦子)
QOL(山本悦子)
健康と生活の支援システム(石井須美子)
2―社会福祉とは
社会保障(藤井伸生)
社会福祉の原則(藤井伸生)
社会福祉の制度(木村 隆)
社会福祉の行政・財政(藤井伸生)
社会福祉の実施主体(丹羽則雄)
3―介護福祉とは
世話の歴史(関谷タケミ)
介護福祉の機能(長井眞紀子)
介護福祉の対象(吉田節子)
介護福祉の原則(吉田節子)
4―介護福祉の制度
介護保険制度(後藤卓郎)
在宅支援サービス(後藤卓郎)
シルバーサービス(長岩嘉文)
福祉用具・住宅改造・環境問題(原 鉄哉・渡辺英隆)
高齢者・障害者の雇用・就労(中村幸男)
5―介護福祉の施設
障害児・者施設障害者自立支援法(松本好生)
介護老人福祉施設(中上純二)
介護老人保健施設(落合将則)
介護療養型医療施設(村井淳志)
通所サービス・短期入所サービス(村上逸人)
各論
1.介護福祉の利用者
概説(橋本祥恵)
1―高齢者の状態
要援護状態の高齢者(川嶋玲子)
認知症の高齢者(上田房子)
生活習慣病の高齢者(伊藤利美)
高齢者世帯(間瀬敬子)
終末期の高齢者(瀬口実几子)
2―障害者・児の状態
肢体不自由者・児(伊藤智佳子)
内部障害者(田原美智子)
視覚障害者・児(黒澤貞夫)
言語・聴覚障害者・児(北野庸子)
精神障害者・児と精神保健福祉(仲村正巳)
3―高齢者の心理
高齢者の心理の特徴(大嶋美登子)
老年期の性(村瀬幸浩)
認知症高齢者の心理(七田惠子)
高齢者のこころの理解(谷口幸一)
高齢者の生きがい・社会参加(立 真理子)
4―障害者・児の心理
障害者・児の性(伊藤智佳子)
障害の受容(迫 明仁)
形態別心理特性(松本好生)
障害者・児のこころの理解(石川京子)
5―家族支援
家族支援の必要性(松山博光)
要援護高齢者の家族(関谷栄子)
認知症高齢者の家族(大川一郎)
精神障害者の家族(仲村正巳)
福祉施設における家族支援(中上純二)
2.介護福祉の実践
概説(橋本祥恵)
1―介護方法
身体介護(木下寿恵)
精神的援助(佐々木美奈子)
社会的援助(斉藤美智子)
レクリエーション(小池和幸)
リハビリテーション(山本和儀)
2―介護過程
介護福祉実践過程(渡辺裕美)
観察・アセスメント(渡辺裕美)
介護実践過程の展開(渡辺裕美)
記録・報告・事例検討(橋本祥恵)
福祉情報科学・システム(磯部 栄)
3―介護技術
身体介護技術(森 扶由彦)
医行為ではない介護行為(安岡利一)
生活援助技術(窪田晴子)
面接相談援助技術(福富昌城)
レクリエーション援助技術(小池和幸)
リハビリテーション援助技術(山本和儀)
4―形態別介護技術
肢体不自由援助技術(後藤真澄)
内部障害援助技術(田原美智子)
視覚障害援助技術(黒澤貞夫)
言語・聴覚障害援助技術(北野庸子)
認知症高齢者援助技術(櫻井紀子)
認知症の人の共感的理解と自己表現・自己実現の技法(喜多祐荘)
5―介護保険
ケアマネジメント(介護支援サービス)(吉村信義)
アセスメントとケアプラン(菊地和則)
要介護認定の過程(豊田宗裕)
介護支援専門員の役割と活動(豊田宗裕)
地域密着型サービス(落合将則)
介護予防への取り組み(落合将則)
介護予防の実際(安岡利一)
6―訪問介護サービス
居宅における援助(山崎イチ子)
身体介護(岡田 史)
生活援助(大崎千秋)
訪問介護における相談援助(國光登志子)
社会資源との連携(谷口真由美)
7―施設介護サービス
介護福祉施設における援助(南雲景正)
保健医療施設における介護(村井淳志)
地域利用施設における介護(落合将則)
小規模施設における介護(グループホームを中心に)(谷口真由実)
認知症高齢者の介護(上田房子)
3.介護福祉の実践者
概説(森 扶由彦)
1―介護福祉士
介護福祉士(森 扶由彦)
職業倫理(森 扶由彦)
介護福祉士の教育と実習(川嶋玲子)
介護福祉の専門性(澤田信子)
健康管理・福利厚生(若生和子・松根ひろ子)
人間生活中心の介護福祉過程の構成と演習の展開(喜多祐荘)
専門介護福祉士教育の構築のために―認知症専門課程の試みと課題(喜多祐荘)
2―在宅における実践者
訪問介護員(ホームヘルパー)(岡田 史)
訪問看護師(上野桂子)
かかりつけ医(主治医)(長縄伸幸)
保健師(本多浩子)
各種スタッフ(冨山由紀子)
3―施設における実践者
介護職員(岡田 史)
生活相談員(橋本武也)
施設看護職員(白井京子)
機能訓練指導員(岩本和久)
福祉オンブズマン(烏野 猛)
4.他職種との連携
概説(藤井伸生)
1―福祉職との連携
福祉職との連携の必要性(福富昌城)
社会福祉士(船水浩行)
社会福祉主事(船水浩行)
精神保健福祉(士田村綾子)
行政の福祉担当者(木村 隆)
各種スタッフ(藤井伸生)
2―医療職との連携
医療職との連携の必要性(進 美恵子)
医師・歯科医師との連携(長縄伸幸)
看護師・保健師(進 美恵子)
リハビリテーション医療技術者(北原里美)
薬剤師・栄養士・歯科衛生士(北原里美)
3―地域社会との連携
地域社会との連携(飯尾良英)
民生委員(飯尾良英)
地域の自主的組織(藤井伸生)
ボランティア・隣人(丹羽則雄)
成年後見制度(山田健司)
5.介護福祉の政策
概説(藤井伸生)
1―近年の介護福祉政策
ゴールドプラン・新ゴールドプラン・ゴールドプラン21(烏野 猛)
高齢者自立支援システムと介護保険制度(烏野 猛)
障害者プラン・新障害者プラン・障害者ケアマネジメント(武田康晴)
エンゼルプラン・新エンゼルプラン,子ども・子育て応援プラン(丹羽正子)
社会福祉基礎構造改革・社会福祉法(中西遍彦)
2―諸外国の介護福祉政策
イギリスの介護福祉政策(成清美治)
スウェーデンの介護福祉政策(齋藤 衞)
ドイツの介護福祉政策(三原博光)
オーストラリアの介護福祉政策(木戸美代)
韓国の介護福祉政策(李 在謨)
歴史と展望
1.社会福祉の歴史
概説(喜多祐荘)
イギリスの社会福祉史(湯浅典人)
スウェーデンの社会福祉史(齋藤 衞)
ドイツの社会福祉史(三原博光)
アメリカの社会福祉史(飯島優子)
日本の社会福祉史(今井小の実)
2.介護福祉の課題と展望
概説(吉田節子)
介護の専門性の確立(岡本千秋)
(社)日本介護福祉士養成施設協会(諸江邦利)
(社)日本介護福祉士会(石橋真二)
介護福祉サービスの充実(澤田信子)
介護福祉の今後の展望(吉田宏岳)
介護福祉関連年表(吉田版)(吉田宏岳)
資料
社会福祉士及び介護福祉士法
社会福祉士及び介護福祉士法施行令
社会福祉士及び介護福祉士法施行規則
介護保険法(抄)
障害者自立支援法(抄)
高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
障害者基本計画
定款
(社)日本介護福祉士養成施設協会
(社)日本介護福祉士会
倫理綱領
権利宣言
日常生活自立度判定基準
身体障害者障害程度等級一覧
索引
和文索引
欧文索引
コラム
介護で自立に向かう人・依存に向かう人(奈倉道隆)
介護・看護の違いとその連携(奈倉道隆)
スピリチュアルケアと介護(奈倉道隆)
日本人の死生観と介護(奈倉道隆)
介護者の健康トラブル解消法(橋本祥恵)
看護士(いまは看護師)の誕生(森 扶由彦)
修業時代(森 扶由彦)
ヘルシーな民間伝承飲料の作りかた(橋本祥恵)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―1.冠(橋本祥恵)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―2.婚(橋本祥恵)
在宅ターミナルケア(奈倉道隆)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―3.葬(橋本祥恵)
冠婚葬祭時の金封と表書きの常識―4.祭,転勤・転居・開店祝い・新築祝い等,病気見舞い・病気見舞いお返し(橋本祥恵)
人生の祝い事・老年期の祝い事(橋本祥恵)
梅の塩漬け・梅エキスの作りかた(橋本祥恵)
痛みの民間伝承療法(橋本祥恵)
おせんべいを作ろう(甲斐聡子)
プリンを作ろう(甲斐聡子)
包丁とその握りかた
台所用品いろいろ―1.なべ
台所用品いろいろ―2.入れ物いろいろ
台所用品いろいろ―3.掬ったり返したり
台所用品いろいろ―4.しゃくしほか
台所用品いろいろ―5.計量器具と計りかた
野菜の切りかた
肉の呼び名
ご飯の炊きかた
改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
公的年金制度の概要
人口ピラミッドの変化:出生中位(死亡中位)推計
耕生活動(関谷タケミ)
わが国の社会福祉実施体制
社会福祉従事職員数・サービス指定業者数
大正・昭和の庶民の暮らし
台所まわり ちゃぶ台 お風呂 路面電車 蚊帳と蚊取り線香 古新聞 和裁の道具 針刺し(針山)と指貫 自宅での療養生活 障子の張替 風鈴屋さん 竹馬・カン蹴り アイスキャンディー屋さん たこ作り 遠足の弁当 紙芝居屋さん 三輪車 大八車 金魚鉢 押し寿司 七輪とやかん 紙飛行機 犂 納豆 柱時計 たらい桶 洗濯板 風鈴と朝顔 手動式揚水ポンプ 火鉢いろいろ 置き炬燵 氷嚢 金たらい 湯たんぽ 木桶 バケツ おまる みそ樽・しょうゆ樽 吊し手洗い器 ベイゴマ コッペパンと脱脂粉乳 防空頭巾 ビン精米 広島原爆ドーム もんぺ 学童疎開の食事 千人針と寄せ書き