推薦のことば
このたび医歯薬出版株式会社から臨床栄養学の新しい教科書が出版されることになった.本書の著者らは長年臨床栄養学の教育に携わり斬新な研究をおこなっている.本書の執筆には長期間の構成と編集,とくに医師と栄養担当者との関係を密接にするように注意している.なお,現在のごとく栄養学の発展の著しい時には本書が参考になるものと信ずる.
2003年3月
野ア幸久
まえがき 第8版
2002年3月の初版発行以来版を重ね,2013年の「第7版」改訂から3年ぶりに「第8版」発行の運びとなった.
近年,管理栄養士・栄養士を取り巻く状況はめまぐるしく変化している.活躍の場も保健・医療・福祉・教育など多方面に広がり,それぞれの領域で求められる高い専門性を身につける必要がある.とくに変化の著しい保健・医療・福祉領域においては,特定健診・特定保健指導の展開,栄養管理実施加算から栄養管理体制としての入院基本料への包括化,栄養サポートチーム加算の拡大,栄養ケア・マネジメントなど,とくに管理栄養士の役割が明確になり,栄養業務が大きく変化し多様化した.
このような時代の流れに応えるべく,2015年2月,学術の進歩や改正・策定された法や制度などの変化に対応できるように,新たな管理栄養士国家試験のガイドラインが公表された.これにともない本書は,管理栄養士・栄養士を目指す学生の間に基本的な職業倫理観を養えること,また,臨床分野における栄養マネジメント業務の遂行能力を養えるよう,「栄養食事療法」部分については栄養アセスメント,栄養管理計画,栄養食事指導・生活指導,モニタリングと評価,そして実際の栄養マネジメントに即した学習がおこなえること,というこれまでの基本姿勢を堅持しつつ,新たに示された国家試験出題基準に準拠させた.
とくに今回の改訂では,Part2の総論部分を大幅に見直し,章の構成を改め,学習者の利便性を高めた.さらに栄養管理の国際標準化が進むなか,日本栄養改善学会が示す管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラムに取り入れられた「栄養管理プロセス」の概念を加えるとともに,栄養状態の判定(栄養診断)について新たな章立てを行った.また,栄養食事指導料に関して大きな見直しが行われた2016年4月からの診療報酬改定にも準拠した.Part1の各論においては,最新の診断基準,診療ガイドラインなどに準拠していることはもとより,従来の版に取り入れていなかった「妊産婦・授乳婦疾患」の章を新たに設けた.
今後も本書が時代の流れに沿ったものとなるように必要な改訂をおこないながら,より充実した臨床栄養学の教科書となるように努めていく所存である.
2016年3月
編集者一同
まえがき
初版
2002年4月1日から管理栄養士・栄養士養成施設カリキュラムが全面的に改訂される.新しいカリキュラムでは管理栄養士に対して,「病態の正確な理解と栄養状態の的確な評価を基にした栄養管理」を医療の専門家としておこなうことが求められている.
そのためには,臨床栄養学の基礎知識をきちんと整理して理解することが必要である.本書は管理栄養士・栄養士教育のもっとも重要な柱である臨床栄養学について新しいカリキュラムに対応できるように,わかりやすく簡潔に解説している.病態の理解に基づく栄養療法という視点から最新の医学知識を盛り込み,重要なポイントをなるべく平易に説明するように心がけた.補足説明の必要なキーワードについては脚注を加えた.また,医療チームの一員として管理栄養士にも診療録(カルテ)を理解できることが要求されるが,カルテに用いられる用語集,頻用される薬品の商品名一覧,臨床検査値の意義と基準値も記載し,実践に役立つ内容となるように配慮した.
本書の前身である『臨床栄養学概論』は1975年に野ア幸久(現・日本女子大学名誉教授)と杉山二六佑によって書かれた臨床栄養学のパイオニアともいうべき名著である.版を重ね,第4版(1993年)では逝去した杉山に代わり小松龍史(現・お茶の水女子大学教授)が補筆改訂をおこなった.今回,野ア名誉教授の提案により,『臨床栄養学概論』の伝統を引き継ぎつつ,全面改訂をおこない新しい書として発刊することになった.成人病が生活習慣病と名称が改められ,糖尿病の診断基準や高血圧の分類も改訂された現在,時機を得たものといえよう.執筆は医師として佐藤和人(内科),本間 健(内科),新村文男(小児科),管理栄養士として小松龍史,松月弘恵が担当した.『臨床栄養学概論』の理念を引き継ぎ,医師と管理栄養士が緊密に連携をとりながら執筆・編集をおこなった.
本書が管理栄養士・栄養士のみならず,看護師,薬剤師,臨床検査技師など医療スタッフの教育や研修に役立ち,臨床栄養学のさらなる理解につながることを願っている.最後に,本書の企画から編集まで根気強く携わっていただいた医歯薬出版編集部諸氏に心から感謝申し上げたい.
2002年3月
編集者一同
このたび医歯薬出版株式会社から臨床栄養学の新しい教科書が出版されることになった.本書の著者らは長年臨床栄養学の教育に携わり斬新な研究をおこなっている.本書の執筆には長期間の構成と編集,とくに医師と栄養担当者との関係を密接にするように注意している.なお,現在のごとく栄養学の発展の著しい時には本書が参考になるものと信ずる.
2003年3月
野ア幸久
まえがき 第8版
2002年3月の初版発行以来版を重ね,2013年の「第7版」改訂から3年ぶりに「第8版」発行の運びとなった.
近年,管理栄養士・栄養士を取り巻く状況はめまぐるしく変化している.活躍の場も保健・医療・福祉・教育など多方面に広がり,それぞれの領域で求められる高い専門性を身につける必要がある.とくに変化の著しい保健・医療・福祉領域においては,特定健診・特定保健指導の展開,栄養管理実施加算から栄養管理体制としての入院基本料への包括化,栄養サポートチーム加算の拡大,栄養ケア・マネジメントなど,とくに管理栄養士の役割が明確になり,栄養業務が大きく変化し多様化した.
このような時代の流れに応えるべく,2015年2月,学術の進歩や改正・策定された法や制度などの変化に対応できるように,新たな管理栄養士国家試験のガイドラインが公表された.これにともない本書は,管理栄養士・栄養士を目指す学生の間に基本的な職業倫理観を養えること,また,臨床分野における栄養マネジメント業務の遂行能力を養えるよう,「栄養食事療法」部分については栄養アセスメント,栄養管理計画,栄養食事指導・生活指導,モニタリングと評価,そして実際の栄養マネジメントに即した学習がおこなえること,というこれまでの基本姿勢を堅持しつつ,新たに示された国家試験出題基準に準拠させた.
とくに今回の改訂では,Part2の総論部分を大幅に見直し,章の構成を改め,学習者の利便性を高めた.さらに栄養管理の国際標準化が進むなか,日本栄養改善学会が示す管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラムに取り入れられた「栄養管理プロセス」の概念を加えるとともに,栄養状態の判定(栄養診断)について新たな章立てを行った.また,栄養食事指導料に関して大きな見直しが行われた2016年4月からの診療報酬改定にも準拠した.Part1の各論においては,最新の診断基準,診療ガイドラインなどに準拠していることはもとより,従来の版に取り入れていなかった「妊産婦・授乳婦疾患」の章を新たに設けた.
今後も本書が時代の流れに沿ったものとなるように必要な改訂をおこないながら,より充実した臨床栄養学の教科書となるように努めていく所存である.
2016年3月
編集者一同
まえがき
初版
2002年4月1日から管理栄養士・栄養士養成施設カリキュラムが全面的に改訂される.新しいカリキュラムでは管理栄養士に対して,「病態の正確な理解と栄養状態の的確な評価を基にした栄養管理」を医療の専門家としておこなうことが求められている.
そのためには,臨床栄養学の基礎知識をきちんと整理して理解することが必要である.本書は管理栄養士・栄養士教育のもっとも重要な柱である臨床栄養学について新しいカリキュラムに対応できるように,わかりやすく簡潔に解説している.病態の理解に基づく栄養療法という視点から最新の医学知識を盛り込み,重要なポイントをなるべく平易に説明するように心がけた.補足説明の必要なキーワードについては脚注を加えた.また,医療チームの一員として管理栄養士にも診療録(カルテ)を理解できることが要求されるが,カルテに用いられる用語集,頻用される薬品の商品名一覧,臨床検査値の意義と基準値も記載し,実践に役立つ内容となるように配慮した.
本書の前身である『臨床栄養学概論』は1975年に野ア幸久(現・日本女子大学名誉教授)と杉山二六佑によって書かれた臨床栄養学のパイオニアともいうべき名著である.版を重ね,第4版(1993年)では逝去した杉山に代わり小松龍史(現・お茶の水女子大学教授)が補筆改訂をおこなった.今回,野ア名誉教授の提案により,『臨床栄養学概論』の伝統を引き継ぎつつ,全面改訂をおこない新しい書として発刊することになった.成人病が生活習慣病と名称が改められ,糖尿病の診断基準や高血圧の分類も改訂された現在,時機を得たものといえよう.執筆は医師として佐藤和人(内科),本間 健(内科),新村文男(小児科),管理栄養士として小松龍史,松月弘恵が担当した.『臨床栄養学概論』の理念を引き継ぎ,医師と管理栄養士が緊密に連携をとりながら執筆・編集をおこなった.
本書が管理栄養士・栄養士のみならず,看護師,薬剤師,臨床検査技師など医療スタッフの教育や研修に役立ち,臨床栄養学のさらなる理解につながることを願っている.最後に,本書の企画から編集まで根気強く携わっていただいた医歯薬出版編集部諸氏に心から感謝申し上げたい.
2002年3月
編集者一同
Part-1 病態生理と栄養食事療法
1 食道・胃・腸
消化器疾患の病態生理(佐藤)
1 口内炎,舌炎
2 胃食道逆流症
3 食道癌
4 胃炎
5 胃・十二指腸潰瘍
6 胃癌
7 下痢・便秘
8 過敏性腸症候群
9 炎症性腸疾患
9a 潰瘍性大腸炎
9b クローン病
10 たんぱく漏出性胃腸症
11 大腸癌
栄養食事療法(小松)
1 胃食道逆流症
2 胃・十二指腸疾患
3 胃癌
4 下痢・便秘
4a 下痢
4b 便秘
5 過敏性腸症候群
6 炎症性腸疾患
6a 潰瘍性大腸炎
6b クローン病
7 大腸癌
2 肝・胆・膵
肝臓・胆嚢・膵臓疾患の病態生理(本間)
1 肝炎
1a 急性ウイルス肝炎
1b 慢性肝炎
2 肝硬変
3 肝癌
4 脂肪肝
5 NAFLD・NASH
6 胆石・胆嚢炎
6a 胆石
6b 胆嚢炎
7 膵炎
7a 急性膵炎
7b 慢性膵炎
8 膵癌
栄養食事療法(小松)
1 急性肝炎・慢性肝炎
2 肝硬変
3 脂肪肝
4 胆石症
5 胆嚢炎・胆管炎
6 膵炎
3 代謝・内分泌
代謝・内分泌疾患の病態生理(本間)
1 肥満・るいそう
1a 肥満症
1b るいそう
2 脂質異常症(高脂血症)
3 糖尿病
4 高尿酸血症・痛風
5 甲状腺機能亢進症・低下症
5a 甲状腺機能亢進症
5b 甲状腺機能低下症
6 クッシング症候群
栄養食事療法(小松)
1 肥満・肥満症
2 るいそう
3 脂質異常症(高脂血症)
4 糖尿病
5 高尿酸血症・痛風
6 甲状腺機能亢進症・低下症
4 循環器
循環器疾患の病態生理(本間)
1 メタボリックシンドローム
2 動脈硬化症
3 高血圧症
4 虚血性心疾患
5 うっ血性心不全
6 脳卒中
栄養食事療法(小松)
1 メタボリックシンドローム
2 動脈硬化症
3 高血圧症
4 虚血性心疾患
5 うっ血性心不全
6 脳卒中
5 呼吸器
呼吸器疾患の病態生理(佐藤)
1 上気道炎
2 肺炎
3 気管支喘息
4 慢性閉塞性肺疾患
5 肺癌
栄養食事療法(小松)
1 肺炎
2 気管支喘息
3 慢性閉塞性肺疾患
6 腎臓
腎臓疾患の病態生理(佐藤)
1 慢性腎臓病(CKD)
2 糸球体腎炎
3 ネフローゼ症候群
4 糖尿病性腎症
5 腎盂腎炎
6 尿路結石症
7 腎不全
8 人工透析,腎移植
栄養食事療法(小松)
1 慢性腎臓病(CKD)
2 ネフローゼ症候群
3 糖尿病性腎症
4 腎盂腎炎
5 急性腎不全
6 人工透析
7 血液
血液疾患の病態生理(佐藤)
1 鉄欠乏性貧血
2 その他の貧血:巨赤芽球性貧血など
3 出血性疾患
4 白血病
栄養食事療法(小松)
1 鉄欠乏性貧血
2 巨赤芽球性貧血
8 免疫・アレルギー
免疫・アレルギー疾患の病態生理(佐藤)
1 アレルギー疾患
2 膠原病・自己免疫疾患
3 免疫不全症候群
栄養食事療法(小松)
1 アレルギー疾患
1a 食物アレルギー
1b アトピー性皮膚炎
2 自己免疫疾患
2a 膠原病
3 免疫不全症候群
3a HIV感染
9 感染症
感染症の病態生理(佐藤)
1 急性熱性疾患
2 腸管感染症
3 慢性消耗性疾患
4 院内感染症
栄養食事療法(小松)
1 急性熱性疾患
2 慢性消耗性疾患
2a 肺結核
10 骨・関節
骨・関節疾患の病態生理(佐藤)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
3 変形性関節症
4 サルコペニア・廃用性筋萎縮
5 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
栄養食事療法(小松)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
3 サルコぺニア・廃用性筋萎縮
11 歯科
歯科疾患の病態生理(佐藤)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
栄養食事療法(小松)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
12 栄養障害
低栄養の病態生理(佐藤)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 ミネラル欠乏症および過剰症
栄養食事療法(小松)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 微量元素欠乏症
13 心身症
心身症の病態生理(本間)
1 神経性の摂食障害
1a 神経性やせ症
1b 神経性過食症・過食性障害
栄養食事療法(小松)
1 神経性やせ症
14 外科
外科の病態生理(鷲澤)
1 胃の手術と術後後遺症
1a 胃・十二指腸潰瘍
1b 胃癌
2 肝・胆・膵の手術
3 小腸大腸の手術
4 基礎疾患と外科手術
4a 糖尿病
4b 肝機能障害
4c 腎機能障害
4d 心機能障害
5 クリティカルケア
5a 侵襲時の特徴的生体反応
5b 外傷
5c 熱傷
5d 集中治療
栄養食事療法(鷲澤・小松)
1 術前の栄養管理
2 術中の栄養管理
3 術後の栄養管理
4 疾患別の術後栄養管理
4a 胃術後の栄養管理
4b 短腸症候群
4c 人工肛門造設後
4d 食道手術
4e 消化器以外の術後
5 クリティカルケア
5a 外傷
5b 熱傷
15 小児疾患
小児の特異性(新村)
小児の病態生理(新村)
1 栄養失調症
2 消化不良症・下痢症
3 周期性嘔吐症(自家中毒症・アセトン血性嘔吐症)
4 牛乳過敏症(牛乳アレルギー)
5 小児腎臓病
5a 遺伝性腎炎
5b 溶連菌感染後急性糸球体腎炎
5c 慢性腎炎
5d ネフローゼ症候群
5e 尿路感染症
6 小児糖尿病
7 小児の肥満
8 先天性代謝異常症
8a フェニルケトン尿症
8b ヒスチジン血症
8c ホモシスチン尿症
8d メープルシロップ尿症
8e ガラクトース血症
栄養食事療法(小松)
1 先天性代謝異常症
1a フェニルケトン尿症
1b メープルシロップ尿症
1c その他の先天性代謝異常症の食事療法
1d 先天性代謝異常症のための特殊ミルク
2 乳児下痢症
3 小児腎臓病
3a 小児腎炎
3b 小児ネフローゼ症候群
3c 小児腎不全
4 小児糖尿病
5 小児肥満
16 妊産婦・授乳婦疾患
妊産婦・授乳婦の病態生理(瀧本)
1 妊娠高血圧症候群
2 妊娠糖尿病
栄養食事療法(小松)
1 妊娠高血圧症候群
2 妊娠糖尿病
17 高齢者疾患
高齢者の病態生理(小松)
1 高齢者の特異性
1a 高齢者の生理
1b 高齢者の摂食機能
2 高齢者の症候と疾患
2a 老年症候群
2b 高齢者と疾患
3 高齢者に多くみられる障害
3a コミュニケーション障害
3b 認知症
3c ADLの低下
4 高齢者の褥瘡
5 高齢者の栄養問題
5a たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM)
5b 摂食嚥下困難
栄養食事療法(小松)
1 高齢者の栄養管理
2 障害がある場合の栄養管理
2a 咀嚼・嚥下困難
2b 認知症
3 褥瘡
Part-2 新しい臨床栄養学の基礎知識
1 臨床栄養学の意義と目的
(小松)
1 臨床栄養学の目的
2 栄養療法により期待される効果
3 QOL(生活の質・人生の質)と臨床栄養
4 緩和ケア
2 医療と臨床栄養
(小松)
1 医療の一翼を担う管理栄養士の職業倫理
2 傷病の権利
3 臨床栄養管理が重要になってきた背景と栄養士の役割
4 チーム医療
5 医療におけるリスクマネジメント
6 医療の品質管理
3 医療制度の基本
(小松)
1 医療保険制度
2 医療における栄養に関する診療報酬の基本
3 特定健診・特定保健指導
4 福祉・介護と臨床栄養
(小松)
1 障害の分類
2 福祉・介護における栄養管理の意義
3 福祉・介護における管理栄養士の役割
4 わが国の介護保険制度
5 栄養ケア・マネジメントの概要
(小松)
1 栄養管理の目的とマネジメント・サイクル
2 栄養ケア・マネジメントの進め方
3 栄養管理の国際標準化への発展
6 栄養アセスメント
(小松)
1 医療の現場で発生しやすい低栄養とは
2 栄養スクリーニング
3 栄養アセスメントの目的
4 栄養アセスメントの項目
5 栄養アセスメントの実際
7 栄養状態の判定 (栄養診断)
(小松)
1 栄養状態の判定(栄養診断)とは
2 栄養診断の用語
3 栄養診断の手順
8 栄養介入
(小松)
1 栄養管理計画とは
2 栄養管理計画の作成
3 栄養教育
4 他職種との連携や退院後の支援
5 栄養管理と記録─POS(問題指向システム)
9 栄養状態のモニタリングと評価
(小松)
1 モニタリングの必要性
2 栄養投与量の再評価と修正
3 栄養補給法の再評価と修正
10 栄養補給法
(鷲澤・小松)
1 栄養補給法の種類と選択
2 経静脈栄養法
3 経腸栄養法
4 経口栄養法
11 傷病者・要介護者への栄養教育
(小松)
1 臨床栄養における栄養教育の特徴
2 傷病者や要介護者への栄養教育
3 行動変容を可能とする栄養教育の技術
12 食物と薬剤の相互作用
(佐藤)
1 薬剤の吸収による効果と副作用
2 食物と医薬品の相互作用の例
3 薬剤が食物や栄養素摂取に与える影響
13 臨床検査
(佐藤・本間)
1 末梢血液検査
2 血液生化学検査
2a 糖代謝
2b 血清たんぱくと分画
2c 血清脂質
2d 電解質
2e その他
3 尿検査
4 糞便検査
5 細菌検査
6 免疫学的検査
7 臓器機能検査
7a 腎機能検査
7b 肝機能検査
7c 膵機能検査
8 腫瘍マーカー
9 動脈血ガス分析
10 生理学的検査
参考文献
索引
1 食道・胃・腸
消化器疾患の病態生理(佐藤)
1 口内炎,舌炎
2 胃食道逆流症
3 食道癌
4 胃炎
5 胃・十二指腸潰瘍
6 胃癌
7 下痢・便秘
8 過敏性腸症候群
9 炎症性腸疾患
9a 潰瘍性大腸炎
9b クローン病
10 たんぱく漏出性胃腸症
11 大腸癌
栄養食事療法(小松)
1 胃食道逆流症
2 胃・十二指腸疾患
3 胃癌
4 下痢・便秘
4a 下痢
4b 便秘
5 過敏性腸症候群
6 炎症性腸疾患
6a 潰瘍性大腸炎
6b クローン病
7 大腸癌
2 肝・胆・膵
肝臓・胆嚢・膵臓疾患の病態生理(本間)
1 肝炎
1a 急性ウイルス肝炎
1b 慢性肝炎
2 肝硬変
3 肝癌
4 脂肪肝
5 NAFLD・NASH
6 胆石・胆嚢炎
6a 胆石
6b 胆嚢炎
7 膵炎
7a 急性膵炎
7b 慢性膵炎
8 膵癌
栄養食事療法(小松)
1 急性肝炎・慢性肝炎
2 肝硬変
3 脂肪肝
4 胆石症
5 胆嚢炎・胆管炎
6 膵炎
3 代謝・内分泌
代謝・内分泌疾患の病態生理(本間)
1 肥満・るいそう
1a 肥満症
1b るいそう
2 脂質異常症(高脂血症)
3 糖尿病
4 高尿酸血症・痛風
5 甲状腺機能亢進症・低下症
5a 甲状腺機能亢進症
5b 甲状腺機能低下症
6 クッシング症候群
栄養食事療法(小松)
1 肥満・肥満症
2 るいそう
3 脂質異常症(高脂血症)
4 糖尿病
5 高尿酸血症・痛風
6 甲状腺機能亢進症・低下症
4 循環器
循環器疾患の病態生理(本間)
1 メタボリックシンドローム
2 動脈硬化症
3 高血圧症
4 虚血性心疾患
5 うっ血性心不全
6 脳卒中
栄養食事療法(小松)
1 メタボリックシンドローム
2 動脈硬化症
3 高血圧症
4 虚血性心疾患
5 うっ血性心不全
6 脳卒中
5 呼吸器
呼吸器疾患の病態生理(佐藤)
1 上気道炎
2 肺炎
3 気管支喘息
4 慢性閉塞性肺疾患
5 肺癌
栄養食事療法(小松)
1 肺炎
2 気管支喘息
3 慢性閉塞性肺疾患
6 腎臓
腎臓疾患の病態生理(佐藤)
1 慢性腎臓病(CKD)
2 糸球体腎炎
3 ネフローゼ症候群
4 糖尿病性腎症
5 腎盂腎炎
6 尿路結石症
7 腎不全
8 人工透析,腎移植
栄養食事療法(小松)
1 慢性腎臓病(CKD)
2 ネフローゼ症候群
3 糖尿病性腎症
4 腎盂腎炎
5 急性腎不全
6 人工透析
7 血液
血液疾患の病態生理(佐藤)
1 鉄欠乏性貧血
2 その他の貧血:巨赤芽球性貧血など
3 出血性疾患
4 白血病
栄養食事療法(小松)
1 鉄欠乏性貧血
2 巨赤芽球性貧血
8 免疫・アレルギー
免疫・アレルギー疾患の病態生理(佐藤)
1 アレルギー疾患
2 膠原病・自己免疫疾患
3 免疫不全症候群
栄養食事療法(小松)
1 アレルギー疾患
1a 食物アレルギー
1b アトピー性皮膚炎
2 自己免疫疾患
2a 膠原病
3 免疫不全症候群
3a HIV感染
9 感染症
感染症の病態生理(佐藤)
1 急性熱性疾患
2 腸管感染症
3 慢性消耗性疾患
4 院内感染症
栄養食事療法(小松)
1 急性熱性疾患
2 慢性消耗性疾患
2a 肺結核
10 骨・関節
骨・関節疾患の病態生理(佐藤)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
3 変形性関節症
4 サルコペニア・廃用性筋萎縮
5 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)
栄養食事療法(小松)
1 骨粗鬆症
2 くる病・骨軟化症
3 サルコぺニア・廃用性筋萎縮
11 歯科
歯科疾患の病態生理(佐藤)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
栄養食事療法(小松)
1 う蝕(むし歯)
2 歯周病
12 栄養障害
低栄養の病態生理(佐藤)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 ミネラル欠乏症および過剰症
栄養食事療法(小松)
1 栄養失調症
2 ビタミン欠乏症および過剰症
3 微量元素欠乏症
13 心身症
心身症の病態生理(本間)
1 神経性の摂食障害
1a 神経性やせ症
1b 神経性過食症・過食性障害
栄養食事療法(小松)
1 神経性やせ症
14 外科
外科の病態生理(鷲澤)
1 胃の手術と術後後遺症
1a 胃・十二指腸潰瘍
1b 胃癌
2 肝・胆・膵の手術
3 小腸大腸の手術
4 基礎疾患と外科手術
4a 糖尿病
4b 肝機能障害
4c 腎機能障害
4d 心機能障害
5 クリティカルケア
5a 侵襲時の特徴的生体反応
5b 外傷
5c 熱傷
5d 集中治療
栄養食事療法(鷲澤・小松)
1 術前の栄養管理
2 術中の栄養管理
3 術後の栄養管理
4 疾患別の術後栄養管理
4a 胃術後の栄養管理
4b 短腸症候群
4c 人工肛門造設後
4d 食道手術
4e 消化器以外の術後
5 クリティカルケア
5a 外傷
5b 熱傷
15 小児疾患
小児の特異性(新村)
小児の病態生理(新村)
1 栄養失調症
2 消化不良症・下痢症
3 周期性嘔吐症(自家中毒症・アセトン血性嘔吐症)
4 牛乳過敏症(牛乳アレルギー)
5 小児腎臓病
5a 遺伝性腎炎
5b 溶連菌感染後急性糸球体腎炎
5c 慢性腎炎
5d ネフローゼ症候群
5e 尿路感染症
6 小児糖尿病
7 小児の肥満
8 先天性代謝異常症
8a フェニルケトン尿症
8b ヒスチジン血症
8c ホモシスチン尿症
8d メープルシロップ尿症
8e ガラクトース血症
栄養食事療法(小松)
1 先天性代謝異常症
1a フェニルケトン尿症
1b メープルシロップ尿症
1c その他の先天性代謝異常症の食事療法
1d 先天性代謝異常症のための特殊ミルク
2 乳児下痢症
3 小児腎臓病
3a 小児腎炎
3b 小児ネフローゼ症候群
3c 小児腎不全
4 小児糖尿病
5 小児肥満
16 妊産婦・授乳婦疾患
妊産婦・授乳婦の病態生理(瀧本)
1 妊娠高血圧症候群
2 妊娠糖尿病
栄養食事療法(小松)
1 妊娠高血圧症候群
2 妊娠糖尿病
17 高齢者疾患
高齢者の病態生理(小松)
1 高齢者の特異性
1a 高齢者の生理
1b 高齢者の摂食機能
2 高齢者の症候と疾患
2a 老年症候群
2b 高齢者と疾患
3 高齢者に多くみられる障害
3a コミュニケーション障害
3b 認知症
3c ADLの低下
4 高齢者の褥瘡
5 高齢者の栄養問題
5a たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM)
5b 摂食嚥下困難
栄養食事療法(小松)
1 高齢者の栄養管理
2 障害がある場合の栄養管理
2a 咀嚼・嚥下困難
2b 認知症
3 褥瘡
Part-2 新しい臨床栄養学の基礎知識
1 臨床栄養学の意義と目的
(小松)
1 臨床栄養学の目的
2 栄養療法により期待される効果
3 QOL(生活の質・人生の質)と臨床栄養
4 緩和ケア
2 医療と臨床栄養
(小松)
1 医療の一翼を担う管理栄養士の職業倫理
2 傷病の権利
3 臨床栄養管理が重要になってきた背景と栄養士の役割
4 チーム医療
5 医療におけるリスクマネジメント
6 医療の品質管理
3 医療制度の基本
(小松)
1 医療保険制度
2 医療における栄養に関する診療報酬の基本
3 特定健診・特定保健指導
4 福祉・介護と臨床栄養
(小松)
1 障害の分類
2 福祉・介護における栄養管理の意義
3 福祉・介護における管理栄養士の役割
4 わが国の介護保険制度
5 栄養ケア・マネジメントの概要
(小松)
1 栄養管理の目的とマネジメント・サイクル
2 栄養ケア・マネジメントの進め方
3 栄養管理の国際標準化への発展
6 栄養アセスメント
(小松)
1 医療の現場で発生しやすい低栄養とは
2 栄養スクリーニング
3 栄養アセスメントの目的
4 栄養アセスメントの項目
5 栄養アセスメントの実際
7 栄養状態の判定 (栄養診断)
(小松)
1 栄養状態の判定(栄養診断)とは
2 栄養診断の用語
3 栄養診断の手順
8 栄養介入
(小松)
1 栄養管理計画とは
2 栄養管理計画の作成
3 栄養教育
4 他職種との連携や退院後の支援
5 栄養管理と記録─POS(問題指向システム)
9 栄養状態のモニタリングと評価
(小松)
1 モニタリングの必要性
2 栄養投与量の再評価と修正
3 栄養補給法の再評価と修正
10 栄養補給法
(鷲澤・小松)
1 栄養補給法の種類と選択
2 経静脈栄養法
3 経腸栄養法
4 経口栄養法
11 傷病者・要介護者への栄養教育
(小松)
1 臨床栄養における栄養教育の特徴
2 傷病者や要介護者への栄養教育
3 行動変容を可能とする栄養教育の技術
12 食物と薬剤の相互作用
(佐藤)
1 薬剤の吸収による効果と副作用
2 食物と医薬品の相互作用の例
3 薬剤が食物や栄養素摂取に与える影響
13 臨床検査
(佐藤・本間)
1 末梢血液検査
2 血液生化学検査
2a 糖代謝
2b 血清たんぱくと分画
2c 血清脂質
2d 電解質
2e その他
3 尿検査
4 糞便検査
5 細菌検査
6 免疫学的検査
7 臓器機能検査
7a 腎機能検査
7b 肝機能検査
7c 膵機能検査
8 腫瘍マーカー
9 動脈血ガス分析
10 生理学的検査
参考文献
索引