やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

はじめに
 2006年3月から新しい出題基準に基づく管理栄養士国家試験が実施されます.新しい管理栄養士国家試験は,平成14年(2002年)から施行されている『栄養士法』に基づいて実施されるものです.
 近年,国民生活の中で,生活習慣病の増加が顕著になり,大きな関心事となりました.国は,生活習慣病の予防・改善をはかるために,より高度な知識と技術をもった管理栄養士の育成が急務であるとしています.
 このため2006年度から実施される新しい管理栄養士国家試験は,次のように,出題内容はもとより,出題形式なども従来とは異なった形で実施されることが決まっています.
 (1)新たに「応用力」を問う問題が出題されること.
 (2)「新ガイドライン」に基づいて問題の総数が200問となること.
 (3)「応用力」試験も含めた10科目の出題配分・配点割合が新しくなること.
 今回『○×チェック 実戦4000問』を作成するにあたっては,次の5つの点を重視しています.
 (1)「新ガイドライン」の全項目のなかから特に重要と思われる項目を選択し,全ての問題を新たに作成しました.
 (2)従来の出題方式の中の“正しいものの組合せ”を問うAタイプとよばれる問題形式が採用されてくると思われますが,それを視野に入れながら,どの領域から,どのような内容のものが出題問題となりうるかを推測し問題を作成しています.
 (3)2006年度の国家試験に出題される問題の実数の4倍にあたる4,000問(5問1組と仮定し,200問×5=1,000問が出題される見込み)を○×式でチェックできるように工夫しています.
 (4)過去問がほとんど役に立たなくなった「日本人の食事摂取基準(2005年版)」に関する問題を新たに作成し,多数収録しました.
 (5)大幅に改正されている「各法規」等に関する問題,日進月歩の「臨床栄養学」の問題を独自に想定して作成しています.
 本書が2006年度の「管理栄養士国家試験」を受験されるかたがたの“必修の書”となり,必ずや合格に寄与するものと確信しております.
 2005年6月 医歯薬出版株式会社
●問題編
 社会・環境と健康
  1.社会と健康(高島)  2.環境と健康(高島)  3.健康,疾病,行動に関わる統計資料(島田)  4.健康状態・疾病の測定と評価(本田)  5.情報化社会におけるコミュニケーション(照屋)  6.生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策(照屋)  7.主要疾患の疫学と予防対策(櫻井231〜275,小風276〜300)  8.保健・医療・福祉・介護の制度(松田300〜355,小風356〜375)  9.保健・医療・福祉・介護 関係法規(兼板376,390〜400,小風377〜389)
 人体の構造と機能および疾病の成り立ち(奈良)
  1.人体の構造  2.たんぱく質・酵素の構造と機能  3.糖質と脂質  4.生体エネルギー学  5.中間代謝の概要  6.糖質の代謝  7.脂質の代謝  8.たんぱく質・アミノ酸の代謝  9.情報高分子の構造と機能  10.個体の調整機構と恒常性  11.生殖,発生,成長・発達  12.加齢(老化)・死  13.疾患による細胞・組織の変化  14.疾患診断の概要  15.疾患治療の概要  16.栄養と代謝  17.消化器系  18.循環器系  19.腎・尿路系  20.内分泌系  21.神経・精神系  22.呼吸器系  23.血液・造血器・リンパ系  24.運動器(筋骨格)系  25.生殖系  26.感染  27.免疫と生体防御  28.悪性腫瘍  29.トピックス
 食べ物と健康
  1.人間と食品(食べ物)(高松)  2.食品の分類(中野)  3.食品成分の化学構造と物性(市川111〜155,白土156〜200)  4.食品の機能性(竜口)  5.食品の規格(高松)  6.食品の生産・加工・流通と栄養(阿部)  7.食事設計と栄養(菊ア)  8.食品の安全性(川井)
 基礎栄養学(馬場)
  1.たんぱく質・酵素・糖質・核酸の構造と機能  2.生体エネルギー学,中間代謝の概要,糖質・脂質・たんぱく質の代謝  3.摂食行動  4.消化・吸収と栄養素の体内動態  5.糖質の栄養  6.脂質の栄養  7.たんぱく質の栄養  8.ビタミンの栄養  9.無機質(ミネラル)の栄養  10.水・電解質の代謝  11.エネルギー代謝  12.遺伝子発現と栄養
 応用栄養学
  1.栄養マネジメント(栄養管理)(渡邊)  2.成長・発達,加齢(老化)(雨海)  3.妊娠期(雨海)  4.授乳期(雨海)  5.新生児期,乳児期(雨海)  6.幼児期(雨海)  7.学童期(雨海)  8.思春期(雨海)  9.成人期(雨海)  10.閉経期(更年期)(雨海)  11.高齢期(雨海)  12.栄養必要量(栄養要求量)の科学的根拠(渡邊)  13.運動・スポーツと栄養(渡邊)  14.環境と栄養(渡邊)
 栄養教育論
  1.栄養教育の概念(安藤)  2.食行動変容と栄養教育(安藤)  3.栄養教育のためのアセスメント(安藤)  4.栄養教育計画(安藤)  5.栄養教育の方法(辻)  6.栄養教育の実施(安藤)  7.ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育(辻)  8.食環境づくりにおける栄養教育(辻)  9.栄養教育の国際的動向(辻)
 臨床栄養学(佐藤,北田,平澤,三戸,高橋)
  1.傷病者の栄養アセスメント  2.栄養ケアの計画と実施  3.食事療法,栄養補給の方法  4.傷病者への栄養教育 5.モニタリング・評価(evaluation),フィードバック,再評価(アセスメント) 6.薬と栄養・食物の相互作用 7.栄養ケアの記録 8.疾患・病態別栄養マネジメント(栄養スクリーニング・アセスメント・栄養ケア計画・実施・評価・フィードバック)
 公衆栄養学(松原,前大道,小田,岸田)
  1.公衆栄養学の概念 2.公衆栄養マネジメント 3.公衆栄養アセスメント 4.公衆栄養プログラム計画 5.公衆栄養プログラムの目標設定 6.公衆栄養プログラムの実施 7.公衆栄養プログラムの評価 8.栄養疫学 9.わが国の健康・栄養問題の現状と課題 10.わが国の栄養政策 11.食事摂取基準 12.諸外国の健康・栄養問題の現状と課題および健康・栄養政策
 給食経営管理論
  1.給食の概念(松井) 2.給食における経営管理(松井) 3.給食における栄養・食事管理(松井) 4.給食の組織・人事管理(松井) 5.施設・設備管理(曽川) 6.給食の生産(調理)管理(曽川) 7.給食の品質管理(曽川) 8.給食の会計・原価管理(松井) 9.給食の情報処理管理(松井) 10.事故・災害時対策(曽川) 11.保健・医療・福祉・介護における給食の位置付けと給食経営(曽川)
 応用力試験
  応用力試験-1〜応用力試験-8(角田) 応用力試験-9〜応用力試験-15(中屋) 応用力試験-16〜応用力試験-29(川崎医科大学附属病院栄養部) 応用力試験-30〜応用力試験-35(彦坂) 応用力試験-36〜応用力試験-39(長澤) 応用力試験-40〜応用力試験-48(笠原)
●解答編
 社会・環境と健康
  1.社会と健康(高島) 2.環境と健康(高島) 3.健康,疾病,行動に関わる統計資料(島田) 4.健康状態・疾病の測定と評価(本田) 5.情報化社会におけるコミュニケーション(照屋) 6.生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策(照屋) 7.主要疾患の疫学と予防対策(櫻井231〜275,小風276〜300) 8.保健・医療・福祉・介護の制度(松田300〜355,小風356〜375) 9.保健・医療・福祉・介護 関係法規(兼板376,390〜400,小風377〜389)
 人体の構造と機能および疾病の成り立ち(奈良)
  1.人体の構造 2.たんぱく質・酵素の構造と機能 3.糖質と脂質 4.生体エネルギー学 5.中間代謝の概要 6.糖質の代謝 7.脂質の代謝 8.たんぱく質・アミノ酸の代謝 9.情報高分子の構造と機能 10.個体の調整機構と恒常性 11.生殖,発生,成長・発達 12.加齢(老化)・死 13.疾患による細胞・組織の変化 14.疾患診断の概要 15.疾患治療の概要 16.栄養と代謝 17.消化器系 18.循環器系 19.腎・尿路系 20.内分泌系 21.神経・精神系 22.呼吸器系 23.血液・造血器・リンパ系 24.運動器(筋骨格)系 25.生殖系 26.感染 27.免疫と生体防御 28.悪性腫瘍 29.トピックス
 食べ物と健康
  1.人間と食品(食べ物)(高松) 2.食品の分類(中野) 3.食品成分の化学構造と物性(市川111〜155,白土156〜200) 4.食品の機能性(竜口) 5.食品の規格(高松) 6.食品の生産・加工・流通と栄養(阿部) 7.食事設計と栄養(菊ア) 8.食品の安全性(川井)
 基礎栄養学(馬場)
  1.たんぱく質・酵素・糖質・核酸の構造と機能 2.生体エネルギー学,中間代謝の概要,糖質・脂質・たんぱく質の代謝 3.摂食行動 4.消化・吸収と栄養素の体内動態 5.糖質の栄養 6.脂質の栄養 7.たんぱく質の栄養 8.ビタミンの栄養 9.無機質(ミネラル)の栄養 10.水・電解質の代謝 11.エネルギー代謝 12.遺伝子発現と栄養
 応用栄養学
  1.栄養マネジメント(栄養管理)(渡邊) 2.成長・発達,加齢(老化)(雨海) 3.妊娠期(雨海) 4.授乳期(雨海) 5.新生児期,乳児期(雨海) 6.幼児期(雨海) 7.学童期(雨海) 8.思春期(雨海) 9.成人期(雨海) 10.閉経期(更年期)(雨海) 11.高齢期(雨海) 12.栄養必要量(栄養要求量)の科学的根拠(渡邊) 13.運動・スポーツと栄養(渡邊) 14.環境と栄養(渡邊)
 栄養教育論
  1.栄養教育の概念(安藤) 2.食行動変容と栄養教育(安藤) 3.栄養教育のためのアセスメント(安藤) 4.栄養教育計画(安藤) 5.栄養教育の方法(辻) 6.栄養教育の実施(安藤) 7.ライフステージ・ライフスタイル別栄養教育(辻) 8.食環境づくりにおける栄養教育(辻) 9.栄養教育の国際的動向(辻)
 臨床栄養学(佐藤,北田,平澤,三戸,高橋)
  1.傷病者の栄養アセスメント 2.栄養ケアの計画と実施 3.食事療法,栄養補給の方法 4.傷病者への栄養教育 5.モニタリング・評価(evaluation),フィードバック,再評価(アセスメント) 6.薬と栄養・食物の相互作用 7.栄養ケアの記録 8.疾患・病態別栄養マネジメント(栄養スクリーニング・アセスメント・栄養ケア計画・実施・評価・フィードバック)
 公衆栄養学(松原,前大道,小田,岸田)
  1.公衆栄養学の概念 2.公衆栄養マネジメント 3.公衆栄養アセスメント 4.公衆栄養プログラム計画 5.公衆栄養プログラムの目標設定 6.公衆栄養プログラムの実施 7.公衆栄養プログラムの評価 8.栄養疫学 9.わが国の健康・栄養問題の現状と課題 10.わが国の栄養政策 11.食事摂取基準 12.諸外国の健康・栄養問題の現状と課題および健康・栄養政策
 給食経営管理論
  1.給食の概念(松井) 2.給食における経営管理(松井) 3.給食における栄養・食事管理(松井) 4.給食の組織・人事管理(松井) 5.施設・設備管理(曽川) 6.給食の生産(調理)管理(曽川) 7.給食の品質管理(曽川) 8.給食の会計・原価管理(松井) 9.給食の情報・搖ヌ理(松井) 10.事故・災害時対策(曽川) 11.保健・医療・福祉・介護における給食の位置付けと給食経営(曽川)
 応用力試験
  応用力試験-1〜応用力試験-8(角田) 応用力試験-9〜応用力試験-15(中屋) 応用力試験-16〜応用力試験-29(川崎医科大学附属病院栄養部) 応用力試験-30〜応用力試験-35(彦坂) 応用力試験-36〜応用力試験-39(長澤) 応用力試験-40〜応用力試験-48(笠原)