やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第2版の出版にあたって

 本書は,初版の“はじめに”にも書いてあるように,からだの仕組みを解説した生理学部門,栄養とその利用に関する栄養生化学部門およびそれらの病態に関する3部門より構成されている.
 本書の目的は,これらを有機的に結合することによって,これから生理学,栄養生理学を学ぶヒト達があまりにも膨大で精密な人体機能を学ぶための導入の一助としたいと考えたのである.
 そのため当時としては,まだそれほど行われていなかった図解を主体とした解説を試み生理機能への関心を高めるとともに,その基礎的知識の修得を企図している.
 幸いにして,本書第1版も22刷に達し,その都度ある程度の改稿を行ってきたものの,医学の進歩とともに新しい事実,知見が数多く報告され,今回改めて全面的な見直しを行うこととなった.
 すなわち,生理学編では新たに寺尾保先生を加え,生命の誕生から近年問題とされることの多い加齢現象,高齢化などについて稿を改めるとともに,生理機能の項でも消化・吸収に際しての管腔内消化と膜消化など随所に新知見を加えている.
 また,生化学編では,佐伯武頼先生の項で「からだと蛋白質」の章に遺伝子の仕組みと働きが加えられた.
 また,足立穣一先生の生理機能別の病態に関する部門でも,心臓機能および肝臓機能を中心として最新の知識が盛り込まれ,新たに参画された小林圭子先生によって「先天性代謝異常」の項が全面的に改稿された.
 しかし,前にも述べたように,左頁に図,右頁でその解説を行うことは紙面的にもたいへん難しく,ある分野では解説の不備,不足あるいは医学の進歩に追従しえなかった点も多々あることは否めない.今後さらに,諸先生の御指摘,御教示を賜わり,漸次,改訂していきたいと考えており,本書の目的とする生理学,栄養学への導入,その全般的な理解という点で,いわゆる教科書または副読本としての責を果たすことができれば幸いである.
 なお,本書を編纂するに当たって,多くの先輩諸兄姉の論文,著書,その他から多くの御教示を戴いており,心から感謝の意を表したい.
 また,本書は多くの人々の御好意を受けており,個々に感謝の辞を述べることは不可能に近い.しかし,私を生理学への道へ御教導戴いた慈恵医大の故杉本良一教授,生理学の名取禮二名誉学長,内科学で慈恵医大の阿部正和理事長に感謝の意を捧げるとともに,種々御援助を戴いた教室の諸氏および本書の改訂に種々御助力を戴いた内藤佳津子女史に感謝したい.
 なお,本書の企画,出版に際して,多大な御助力を戴いた医歯薬出版および本書の図版製作に当たって戴いた高橋雄作氏に謝意を表するしだいである.
 平成6年1月 東海大学医学部生理科学教室にて 中野昭一

すいせんの言葉

 本書はまさに目でみる生理,生化学と栄養の書であり,これから栄養学を学ぼうとする人たちにとってきわめて適した入門書ということができる.一般的にいうと,パラメディカルの分野は解剖学,生理学および生化学という,医学にとって基本的知識を提供してくれる大事な学問に馴じめないという,そして難解であるという人が多いのである.本書を読めば,それらの学問は確かにむずかしいには違いないが,こういう勉強の仕方をすれば,それほどでもなく,比較的容易に知識が身につくことを理解できるであろう.
 わかりやすく,しかも綿密にかかれた図を頼りに,解説の文章を読めば,理解できることを如実に示してくれるのが本書である.しかも,読んでわかるように,自然に興味と関心が湧いてくるように編集されていることも本書の大きな特徴であり,また,大きな魅力ともなっている.
 本書を編集し,刊行するに至ったいきさつについては,著者らの代表者として中野昭一教授が「はじめに」で述べているとおりである.どうしてこのような本が企画されたか,内容はどのような考えの下に計画されたか,この序文を読めばよくわかるのである.本書を読むに当たっては,どうしてもこの序文を読んで頂いてからにしたほうがよい.序文を読んでから本書を読んでいけば,理解はいっそう深まるであろう.
 中野昭一教授は,かつての私の研究のうえの同僚である.こういった解説書の編集執筆にきわめて優れた能力をもっていることは,誰よりも私がいちばんよく知っているといっても過言ではない.これまでに中野教授が執筆してきた著書や原稿はよくそのことを示してくれている.今回,すばらしい協力者を得て,わが国でまったくはじめての試みといってもいい本書を刊行されたことに,私は心から敬意を表したい.そして,少しでも多くの方々に本書が愛読されることを願ってやまないのである.
 昭和54年8月 東京慈恵会医科大学教授 阿部正和

はじめに

 ヒトが,日常生活を営み,生きていくために,からだの中では,きわめて精密で複雑な機能が働いている.すなわち,高度に分化した細胞が集まった組織や臓器が,それぞれ固有の機能を発揮するとともに,神経やホルモンの働きによって,互いに密接な連絡がとられ,からだ全体としての調和がもたれているのである.しかも,これらの機能を円滑に営むためには,常に体内に貯えられている種々の栄養素を燃やしエネルギーを得なければならない.したがって,私たちは絶えず適当な物質を外部から取り入れて,代謝によってこれを利用し,消耗するからだの成分を補うとともに,また,新たにこれをつくり上げているのである.
 さて,このようなからだの働きを学び明らかにしようとするのが生理学であり,外部からエネルギーや物質を取り入れて利用し,生活を営む過程を学ぼうとするものが栄養学あるいは栄養生理学である.また,それらの機能が病気のときにどのように変化するかを追究するものが病態栄養学となろう.したがって,生理学や栄養学をはじめて学ぼうとする者にとっては,膨大な知識と勉強を要求されるという感を与えることは否めない.
 本書は,このような生理学,栄養学とその病態などを,はじめて学ぼうとする人たちにとって,その概要を把握する恰好の入門書として役立てばという意図の下に,数人の専門家によって執筆された.
 すなわち,本書は,からだの仕組みを概説した生理学部門,栄養素とそれが体内でいかに利用されるかを解説した栄養生化学部門および病気の仕組みと栄養との関係を論じた病態生理・栄養学的部門の3部から成り立っている.
 しかも,その特徴とするところは,第1に各項の視覚的理解を促すことを目的として,できうるかぎり簡明に図,表として左の頁にまとめ,右頁でその解説を行い,各頁ごとに1つの機能,1つの事柄を理解できるように努力したところにある.
 また,生理機能と,栄養生理,病態栄養などとを有機的に結合して考えることができるように,いろいろの病態における症状や症候が,いかなる生理機能の変化によって起きるものかという臨床生理学的立場からの解説を試みてみたのである.
 もちろん,紙面の都合もあって,生理機能をはじめ栄養と病態に関して,そのすべてを網羅することは難しい.また,左頁に図,表を,右頁でその解説をするという形式をとったこともあって,ある分野では解説の不備,不足あるいは化学の進歩に追従しえなかった点も多々あることは否めない.今後さらに,諸先生の御指摘,御教示を賜わり,漸次,改訂していきたいと考えているしだいである.
 しかし,本書の目的とする生理学,栄養学への導入,その全般的な理解という点では,いわゆる教科書または副読本としての責を果たしうるものではないかと考えている.
 なお,本書を編纂するに当たって,多くの先輩諸兄姉の論文,著書,その他から多くの御教示を戴いており,ここに少なくも座右にあった著書をあげて,心から感謝の意を表するとともに,これらの図書を本書より進んだ教科書,研究書として推薦するしだいである.
 また,本書は多くの人々の御好意を受けており,個々に感謝の辞を述べることは不可能に近い.しかし,私を生理学への道へ御教導戴いた慈恵医大の故杉本良一教授,生理学の名取禮二学長,内科学の阿部正和教授に感謝の意を捧げるとともに,種々御援助を戴いた教室の吉岡利忠助教授,成澤,永見助手,生化学教室の津田とみさんに感謝したい.
 なお,本書の企画,出版に際して,多大な御助力を戴いた医歯薬出版および本書の図版製作に当たって戴いた高橋雄作氏に謝意を表するしだいである.
 昭和54年8月 東海大学医学部生理学教室にて 中野昭一

図説シリーズ・普及版の発行に際して

 1960年代後半から1970年代後半にかけて,電子顕微鏡やX線・γ線などの放射線,さらにはMRIなどの物理的検索,また,酵素法やアミノ酸分析,組織化学・酵素学的染色などの化学的検索方法の発達は著しく,多くの生理機能の解明がなされ,基礎医学に携わる者は勿論,co-Medicalの部門に関係する諸兄姉にとっても,からだ全体としてそのすべてを理解することの難しさが痛感されていた.
 当時,東京慈恵会医科大学の生理学教室から東海大学体育学部に移り,さらに1974年,医学部に転じ,生理学の教鞭をとっていた私としては,この精密で難解なヒトのからだの生理的機能や,運動による変動,さらには生理機能の変調による症候,種々の疾病の病態,その栄養学的見地からの解析などを,より簡明に解説し,これらをさらに深く追究する端緒になればと考え,この図説シリーズの発刊を企図したのである.
 すなわち,本シリーズの姿勢は,からだの仕組みから解説した生理・解剖学部門,体内で栄養素がいかに利用されて行くかを解説した栄養・生化学部門,さらに病気の仕組みと栄養・代謝との関係から解説した病態生理・栄養学的部門骨子として,一貫して著述されている.また,精密で難解なヒトのからだの構造や働き,運動や病気の成立ちなどを,視覚的にもより理解され易くするため,全巻を通じて,左ページに図表を纏め,右ページでそれを解説する形式をとり,これを一つの単位として幾つかの単位を纏め,一つの生理機能を理解できるようにと努力したのである.
 さて,本シリーズは,ほぼ20年前の1979年に上梓された第一作『からだの仕組みと働き』に始まり,以来,1981年に症候の病態生理ともいうべき『病気の成立ちとからだ I』,さらに1982年には『運動の仕組みと応用』,1983年に疾患別病態生理である『病気の成立ちとからだ II』,1997年に『運動・スポーツの功と罪』,さらに臓器・組織別に解剖と生理との関連を追究した『ヒトのからだ』を刊行して,この一連のシリーズ全6冊を完結させた.
 しかし,この約20年間のうちにも医学に関連した諸学問の進歩は著しく,初版で10〜22刷を重ねたのちすべて改定第2版を発行した.その総数は13万7千余部にも及び,各方面にわたる教育・研究者の諸兄姉あるいは学生諸君に多大のご支持を戴いていることは感謝にたえない.
 なお,本書の最大の目的の一つは,これから学問を学ぼうとする人達の格好の入門書たらんことにあり,これ以上の学問的研究については各個の専門書を参照されたい.
 さて,今回,これらの実績を踏まえ,より多くの読者の入門書として利用されんことを考え,また,医歯薬出版株式会社の意向もあって,その内容を変えることなく,より価格を抑えた新装丁による本シリーズ普及版の発行を企図した.この普及版シリーズが,前シリーズと共に,皆様のお役に立つことを願ってやまない次第である.
 2001年8月22日 日本体育大学大学院研究科長室にて 中野昭一
I.生理学編

 1章 生命の誕生
  1.生殖
   1)男性の生殖機能
   2)女性の生殖機能
  2.受精と妊娠
   1)受精の成立
   2)着床と胎盤形成
   3)妊娠と分娩(出産)
  3.細胞
   1)核
   2)細胞質
 2章 からだの発育・発達と加齢現象
  1.発育・発達・成長
   1)発育の区分
   2)発育に影響を及ぼす因子
   3)からだの発育
   4)発育に関与するホルモン
  2.加齢現象
   1)加齢に伴う神経系の変化
   2)加齢に伴う呼吸・循環器系の変化
   3)加齢に伴う組織と臓器の変化
   4)加齢に伴う生殖機能の変化
   5)加齢に伴う身体諸機能の変化
 3章 生体とエネルギー
  1.代謝とは
   1)同化作用と異化作用
   2)中間代謝とエネルギー代謝
  2.エネルギーの産生
   1)無気的過程によるATPの産生
   2)有気的過程によるATPの産生
   3)酸化的リン酸化
  3.エネルギー代謝
   1)エネルギーの流れ
   2)食物のエネルギー計算
   3)人体の代謝量測定
  4.基礎代謝
   1)体表面積
   2)基礎代謝基準値
   3)基礎代謝を左右する因子
  5.基礎代謝率
  6.食物の特異動的(力学)作用
  7.身体活動強度の指標
   1)エネルギー代謝率
   2)活動代謝
   3)METS
  8.エネルギー所要量
  9.生活活動強度の指標
 4章 からだの働きとその調節
  1.脳と神経
   1)神経系の分類
   2)中枢神経系と末梢神経系の関係
   3)ニューロン(神経元)とシナップス
   4)神経の興奮と伝導
   5)中枢神経系の働き
   6)反射
   7)末梢神経系の働き
  2.自律神経系による制御
   1)自律神経とは
   2)交感神経と副交感神経
   3)交感神経系の伝導路
   4)副交感神経系の伝導路
   5)自律神経支配の特徴
   6)自律神経系の化学的伝達
   7)自律神経機能
   8)自律神経と薬物
  3.内分泌とホルモンによる調節
   1)内分泌とは
   2)ホルモンの一般的作用
   3)内分泌臓器・組織とホルモン
  4.ホルモンや自律神経による総合的調節機能
   1)血圧調節の仕組み
   2)血糖調節の仕組み
   3)体液とその酸・塩基平衡の調節
  5.運動機能とその調節
   1)運動と筋肉系
   2)運動時における生理機能の変化
   3)からだの位置と運動
 5章 食欲と食物摂取
  1.食欲
   1)食欲に関係する中枢
   2)食欲に関係する因子
  2.肥満
   1)肥満とは
   2)肥満の判定
   3)肥満の成因
   4)肥満による障害
  3.消化吸収を司る臓器とその仕組み
   1)消化器系
   2)消化
   3)消化液の分泌とその仕組み
   4)管腔内消化と膜消化
   5)三大栄養素の消化
   6)消化器系の運動
   7)栄養素の吸収
   8)肝臓とその機能
 6章 血液と循環
  1.血液とその働き
   1)血液の組成と特性
   2)血液の働き
   3)赤血球
   4)白血球
   5)血小板
   6)血漿
   7)血液型
  2.心臓とその働き
   1)心臓の構造と心臓周期
   2)心臓拍動の仕組み
   3)心筋の特性
   4)心臓の電気現象--心電図
   5)心音
   6)脈拍
  3.血液の循環
   1)血液循環の仕組み
   2)血管と血流速度
  4.心拍動を調節する仕組み
   1)心臓の神経支配
   2)心臓中枢に対する刺激--心臓反射
  5.血圧
   1)血圧とは
   2)最大血圧,最小血圧および平均血圧
   3)血圧の正常値
   4)静脈還流
 7章 呼吸と酸素の供給
  1.呼吸系
   1)呼吸器の構造
   2)呼吸とは
   3)呼吸運動
  2.呼吸運動の調節と呼吸数
   1)呼吸中枢
   2)呼吸中枢の神経性(反射的)調節
   3)呼吸の化学的調節
   4)呼吸数
  3.肺の働きとガス交換
   1)肺容量(全肺気量)
   2)換気量と換気率
   3)肺コンプライアンス
   4)肺胞および組織におけるガス交換
  4.血液によるガスの運搬
   1)血液のO2の運搬能力
   2)血液のCO2の運搬能力
   3)O2,CO2の運搬におけるイオンの移動
 8章 尿の生成と排出
  1.腎臓および尿路
   1)腎臓の構造
   2)ネフロン
  2.尿の生成と調節機構
   1)糸球体における濾過作用
   2)尿細管の機能
   3)クリアランス(清掃率)
   4)尿生成の調節機構
  3.尿の性状と成分
  4.排尿
   1)排尿の調節
   2)尿意と排尿の仕組み
 9章 体温とその調節
  1.体温とは
   1)体温の役割
   2)体温の測定
  2.体熱の平衡
   1)体熱の産生
   2)体熱の放散
  3.体温調節の仕組み
   1)気温と体温の関係
   2)体温調節中枢に刺激を送る仕組み
   3)体温が一定に保たれるわけ
  4.発熱
   1)体温が異常に上昇する場合
   2)発熱の原因と熱型
   3)発熱時の体内変化

II.生化学編

 1章 からだと酵素
  1.酵素とは
  2.触媒作用と酵素の性質
   1)酵素の触媒作用
   2)酵素の性質
  3.酵素の分類
  4.アイソザイム
   1)アイソザイムとは
   2)アイソザイムの意義
  5.酵素活性の調節
   1)活性化剤・阻害剤による調節
   2)蛋白分解酵素によるチモーゲンの活性化
   3)共有結合による酵素の修飾
   4)酵素量の変動
  6.酵素とビタミン
  7.酵素とホルモン
   1)酵素に対するホルモンの作用
 2章 からだと糖質
  1.糖質とは
  2.糖質の種類とその性質
   1)単糖類
   2)オリゴ糖類
   3)多糖類
  3.糖質の役割
  4.糖質の代謝
   1)グルコース-6-リン酸の生成とその経路
   2)解糖経路
   3)TCAサイクル(トリカルボン酸サイクル, クエン酸サイクル, クレブスサイクル)
   4)グリコーゲンとその代謝
   5)ペントースリン酸経路
  5.血糖とその調節
 3章 からだと蛋白質
  1.アミノ酸
   1)アミノ酸とは
   2)アミノ酸の一般的性質
   3)アミノ酸の分類
  2.蛋白質
   1)蛋白質の構造
   2)蛋白質の性質
   3)蛋白質の役割
   4)蛋白質の代謝
   5)アミノ酸の代謝
 4章 遺伝子の仕組みと働き
  1.遺伝情報の流れとは
  2.核酸の構造と性質
  3.遺伝情報の伝達(複製)
  4.遺伝情報の発現(転写)
   1)遺伝子の構造と特徴
   2)転写と成熟過程
  5.蛋白質合成(翻訳)
   1)遺伝暗号
   2)ペプチド合成
   3)蛋白質のプロセッシング
 5章 からだと脂質
  1.脂質とは
  2.脂質の役割
  3.脂質の分類
   1)単純脂質
   2)複合脂質
   3)誘導脂質
  4.リポ蛋白
   1)脂質の輸送系としてのリポ蛋白
   2)生体膜
  5.脂質の代謝
   1)脂肪酸の分解
   2)脂肪酸の合成
   3)脂肪酸代謝の調節
   4)脂肪酸の炭素鎖の延長と不飽和化
   5)トリグリセリドの合成
   6)リン脂質の合成
   7)ケトン体の代謝
   8)コレステロールの合成
   9)コレステロールの代謝
   10)アセチルCOAの代謝(まとめ)
 6章 からだとビタミン
  1.ビタミンとは
  2.ビタミンの分類と機能
  3.ビタミンの欠乏症と必要量
  4.水溶性ビタミン
   1)ビタミンB1
   2)ビタミンB2
   3)ビタミンB6
   4)ニコチン酸・ニコチン酸アミド
   5)パントテン酸
   6)葉酸
   7)ビオチン
   8)ビタミンB12
   9)リポ酸
   10)ビタミンC
  5.脂溶性ビタミン
   1)ビタミンA
   2)ビタミンD
   3)ビタミンE
   4)ビタミンK
   5)必須脂肪酸
 7章 からだと無機質
  1.体内の無機質
  2.無機質の役割
  3.無機質の代謝と機能
   1)カルシウム
   2)リン(燐)
   3)ナトリウム,カリウム
   4)イオウ(硫黄)
   5)塩素(クロール)
   6)マグネシウム
   7)鉄
   8)ヨウ素
   9)その他の無機質
  4.水
   1)水の性質と働き
   2)水の分布
   3)水の代謝(水の出納)

III.病態生理・栄養編

 1章 血液の異常
  1.貧血と症状
  2.貧血の種類
   1)正球性正色素性貧血
   2)小球性低色素性貧血
   3)大球性高色素性貧血
 2章 心臓機能の障害
  1.心臓のリズムの障害
   1)心臓の刺激伝導系
   2)不整脈の種類
   3)不整脈の治療
  2.心筋梗塞
   1)心筋梗塞とは
   2)診断
   3)治療
   4)心筋梗塞の危険因子
 3章 血圧の調節の異常
  1.高血圧症
   1)血圧の種類と正常血圧
   2)腎性高血圧とレニン・アンジオテンシン系
   3)高血圧の治療と塩分制限
  2.動脈硬化症
   1)アテローム硬化とは
   2)動脈硬化の種類と症状
   3)動脈硬化と血中脂質
   4)食事との関係
 4章 胃腸機能の障害
  1.胃潰瘍
   1)胃壁の構造
   2)胃潰瘍の分類と成因
   3)症状と診断
   4)治療
  2.下痢
   1)下痢とは
   2)下痢の発生機序
   3)治療
  3.便秘
   1)原因からみた便秘の種類
   2)治療
 5章 肝臓機能の障害
  1.黄疸をきたす疾患
   1)黄疸とは
   2)ビリルビン代謝と黄疸
   3)黄疸の種類
  2.肝硬変症
   1)症状
   2)治療
 6章 腎臓機能の障害
  1.急性糸球体腎炎
   1)症状と診断
   2)治療
 7章 内分泌の異常
  1.甲状腺機能亢進症
   1)甲状腺の働き
   2)甲状腺ホルモンの調節機序
   3)症状--とくにバセドウ病を中心に
   4)治療
  2.糖尿病
   1)糖尿病とは
   2)診断
   3)合併症
   4)インスリン
   5)治療
  3.クッシング症候群
   1)原因・症状
   2)成立ち
   3)診断と治療
 8章 先天性代謝異常
  1.先天性代謝異常とは
  2.先天性代謝異常疾患の病態
   1)酵素欠損症
   2)分子病
   3)転送障害
   4)受容体異常症
  3.先天性代謝異常疾患の病因
   1)プロモーターおよび調節領域の変異
   2)RNAプロセシングに影響する変異
   3)翻訳領域における変異
  4.先天性代謝異常疾患の診断
   1)症状による診断
   2)中間代謝物の測定
   3)異常蛋白質の同定
   4)異常遺伝子の検出
  5.先天性代謝異常疾患の治療

図表
 I.生理学編
 図I-1 男性生殖器と精子
 図I-2 女性生殖器と卵子
 図I-3 精子と卵子の発生
 図I-4 卵巣周期と子宮周期
 図I-5 受精卵から着床まで(ヒト発生第1週中)
 図I-6 胎盤の構成
 図I-7 妊娠経過に伴うホルモン分泌量の変動
 図I-8 細胞
 図I-9 発育の型
 図I-10 体型の発達
 表I-1 発育に関与するホルモン
 図I-11 加齢に伴う神経系の変化
 図I-12 棒反応時間の年齢差
 表I-2 15歳と65歳の病巣のないヒト大動脈内膜の脂質の年齢変化
 図I-13 加齢に伴う呼吸・循環器系の変化
 図I-14 加齢に伴う組織と臓器の変化
 図I-15 加齢に伴う生殖機能の変化
 図I-16 加齢に伴う身体機能の変化
 図I-17 共通代謝経路
 図I-18 ATPの産生
 図I-19 エネルギー代謝
 図I-20 基礎代謝と基礎代謝率
 図I-21 BM,BMR,RMRの関係
 表I-3 日常生活活動の運動の強度の目安
 図I-22 神経系の分類
 図I-23 大脳機能の局在
 図I-24 中枢神経系
 図I-25 神経系
 図I-26 自律神経系
 表I-4 自律神経系の機能
 図I-27 内分泌腺とホルモン
 表I-5 ホルモンの種類および内分泌腺とその主たる作用
 図I-28 血圧調節の仕組み
 図I-29 血糖調節の仕組み
 図I-30 からだの水と酸・塩基平衡
 図I-31 酸・塩基平衡の調節
 図I-32 筋肉の構造とその収縮
 図I-33 直立時の筋緊張の維持
 図I-34 筋収縮のエネルギー
 図I-35 運動
 図I-36 運動機能と平衡感覚
 図I-37 食欲と肥満
 図I-38 消化器系
 表I-6 消化液の一般性状と生理作用
 図I-39 消化液の分泌機序
 表I-7 消化管ホルモンの種類とその作用
 図I-40 糖質の消化
 図I-41 蛋白質の消化
 図I-42 脂質の消化
 図I-43 顔面の筋肉
 図I-44 咀嚼運動における筋の活動
 図I-45 嚥下運動
 図I-46 食道の運動
 図I-47 胃の運動
 図I-48 小腸の運動
 図I-49 吸収
 図I-50 吸収の機序と門脈系
 図I-51 吸収の部位(正常)
 図I-52 肝臓とその機能
 図I-53 血液の働き
 図I-54 血液型
 図I-55 心臓の構造
 図I-56 心臓周期
 図I-57 心臓周期に伴う各種の関連事象
 図I-58 心電図
 図I-59 血液の循環
 図I-60 心臓の神経支配と心臓反射
 図I-61 血管壁の弾性と血圧
 図I-62 動静脈圧に対する重力の影響
 図I-63 毛細管とその近傍の血管の血管構築の模式(微小循環路)
 図I-64 動脈の各部における血圧と静脈還流
 図I-65 呼吸器系と呼吸運動
 図I-66 呼吸中枢
 図I-67 呼吸の調節
 図I-68 肺容量とガス交換(1)
 図I-69 ガス交換(2)
 図I-70 腎臓
 図I-71 尿の生成
 表I-8 尿成分の濃縮率
 図I-72 対向流増幅系
 表I-9 尿中固形成分の排泄量
 図I-73 排尿
 図I-74 体熱の平衡と正常体温
 図I-75 体温調節の神経路
 図I-76 気温と体温の調節
 表I-10 汗と尿の成分
 図I-77 体温調節と発熱
II.生化学編
 図II-1 酵素の構造
 図II-2 触媒反応
 図II-3 酵素の性質
 表II-1 酵素の分類
 図II-4 ラクテートデヒドロゲナーゼ(LDH)のアイソザイム(電気泳動パターン)
 図II-5 拮抗阻害と非拮抗阻害
 図II-6 アロステリズム
 図II-7 キモトリプシノーゲン活性化
 図II-8 酵素の修飾(リン酸化)
 図II-9 補酵素の働き
 図II-10 酵素とホルモン
 図II-11 糖質の分類(1)
 図II-12 糖質の分類(2)
 図II-13 ATPを介する糖質の役割
 図II-14 物質代謝の中での糖質代謝の位置
 図II-15 解糖
 図II-16 解糖の3段階
 図II-17 ガラクトース,フルクトース,グリセロールの代謝
 図II-18・1 解糖の調節
 図II-18・2 ホスホフルクトキナーゼの調節
 図II-19・1 TCAサイクルと電子伝達系
 図II-19・2 酸化的リン酸化と脱共役
 図II-20 細胞質NADHの酸化(還元当量の輸送)
 図II-21 TCAサイクル,電子伝達系の調節
 図II-22 グリコーゲン代謝とその調節
 図II-23 ペントースリン酸経路
 図II-24 血糖とその調節
 図II-25 アミノ酸の構造と性質
 表II-2 一般蛋白質を構成するアミノ酸(1)
     一般蛋白質を構成するアミノ酸(2)
     一般蛋白質を構成するアミノ酸(3)
 表II-3 特殊なアミノ酸
 図II-26 蛋白質の構造
 図II-27 アミノ酸の分解
 図II-28 非必須アミノ酸の合成
 図II-29 尿素サイクル
 図II-30 プリンヌクレオチドとピリミジンヌクレオチドの合成
 図II-31 ヘムの合成
 図II-32 クレアチンの合成
 図II-33・1 遺伝情報の流れ
 図II-33・2 DNAの基本構造
 図II-33・3 クロマチンの中のヌクレオソーム単位
 図II-33・4 DNAポリメラーゼ反応とDNA複製
 図II-34 遺伝子構造,RNA転写と成熟過程,翻訳
 表II-4 核酸(DNAとRNA)の比較
 表II-5 遺伝暗号
 図II-35 脂質の分類(1)単純脂質と複合脂質
 図II-36 脂質の分類(2)誘導脂質
 図II-37 トリグリセリド輸送におけるリポ蛋白の役割
 図II-38 生体膜(SingerとNicolsonの流体モザイクモデル
 図II-39 脂肪酸の分解
 図II-40 脂肪酸の合成
 図II-41 不飽和脂肪酸の合成
 図II-42 トリグリセリドおよびリン脂質の合成
 図II-43 ケトン体の代謝
 図II-44 コレステロールの合成と代謝
 表II-6 ビタミンの補酵素作用
 図II-45 水溶性ビタミンの構造・代謝・補酵素作用--ビタミンB1,B2,B6
 図II-46 水溶性ビタミンの構造・代謝・補酵素作用--ナイアシン,パントテン酸
 図II-47 水溶性ビタミンの構造・機能--葉酸,ビオチン,ビタミンB12
 図II-48 水溶性ビタミンの構造・機能--リポ酸,ビタミンC
 図II-49 脂溶性ビタミンの構造・機能--ビタミンA
 図II-50 脂溶性ビタミンの構造・機能--ビタミンD,E,K
 表II-7 人体を構成する元素
 表II-8 酵素の補助因子または活性化剤となる無機質
 図II-51 カルシウムの代謝と調節
 図II-52 体液の化学組成
 表II-9 血清電解質濃度の正常範囲
 表II-10 人体の組織水分含量
 図II-53 水の出納
III.病態生理・栄養編
 図III-1 赤血球の産生と崩壊(1)
 図III-2 赤血球の産生と崩壊(2)
 図III-3 心臓のリズムの障害
 図III-4 心筋梗塞
 図III-5 レニン-アンジオテンシン系
 図III-6 動脈硬化症
 図III-7 胃潰瘍
 図III-8 消化管の水分代謝
 図III-9 便秘
 図III-10 ビリルビン代謝
 図III-11 肝硬変症
 図III-12 急性糸球体腎炎
 図III-13 甲状腺機能亢進症
 図III-14 プロインスリンとインスリン
 図III-15 インスリンの作用
 図III-16 クッシング症候群
 図III-17 先天性代謝異常の概念と機能別分類
 図III-18 酵素欠損症における病態モデル
 図III-19 先天性代謝異常疾患の病因
 図III-20 変異例
 表III-1 先天性代謝異常の疾患例