第2版の序
歯学部学生や臨床研修歯科医はもとより，歯科診療の第一線でご活躍の先生方にも役に立つ画像診断の手引き書を編纂することは，私ども歯科における放射線診療を担当しているものの務めである．そのため，日本歯科放射線学会として，1980年に『口腔X線診断図譜』を，1994年にその改訂版『口腔画像診断アトラス』を，引き続き2008年に『歯科臨床における画像診断アトラス』の初版を発刊し，そのときどきの画像診断の最先端を紹介してきた．『歯科臨床における画像診断アトラス』は発刊後も内容の更新を行ってきたが，2008年の初版以降も画像診断分野の進歩は著しく，10年余り経過し改訂が強く望まれるようになった．このたび，初版では含まれていなかった歯科医が知っておくべき隣接領域などの内容を加えて，医歯薬出版株式会社から発刊している『歯科臨床における画像診断アトラス』を大幅改訂する運びとなった．
今回も前回と同様東京医科歯科大学大学院教授・倉林 亨先生を編集委員長として本書の改訂が企画された．全国すべての歯科大学・歯学部の放射線学にかかわる教室のご協力により，数多くの貴重な資料が得られるとともに，編集委員の先生方の協働で，バランスのとれた本書を世に送ることができた．本書は一般診療医，臨床研修歯科医，学生諸君および歯科放射線専門医を目指す先生方に満足できる内容と確信しているが，引き続き読者の皆様の忌憚ないご意見をいただき，改訂ごとによりいっそう，充実した内容にしていく所存である．
2020年2月
コロナウイルス対策があわただしいなかで
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
理事長 浅海淳一
序
このたび，『歯科臨床における画像診断アトラス』を医歯薬出版株式会社から発刊する運びとなった．歯学部学生や臨床研修歯科医はもとより，歯科診療の第一線でご活躍の先生方にも役に立つ画像診断の手引き書を編纂することは，私ども歯科における放射線診療を行っているものの務めである．そのため，日本歯科放射線学会として，1980年に『口腔X線診断図譜』を，引き続きその改訂版『口腔画像診断アトラス』を1994年に発刊し，そのときどきの画像診断の最先端を紹介してきたが，近年の画像診断分野の進歩は著しく，さらなる改訂が強く望まれるようになった．そこで2005年，前理事長・神田重信先生のもと，東京医科歯科大学大学院教授・倉林 亨先生を編集委員長として本書の改訂が企画された．全国すべての歯科大学・歯学部放射線科のご協力により，数多くの貴重な資料が得られるとともに，編集委員の先生方の協働で，バランスのとれた本書を世に送ることができた．
本書は一般診療医，臨床研修歯科医，学生諸君および歯科放射線科専門医を目指す先生方に満足できる内容と確信しているが，引き続き読者の方がたの忌憚ないご意見をいただき，改訂ごとによりいっそう，充実した内容にしていく所存である．
2007（平成19）年11月8日
レントゲン博士によるX線発見から112年目にあたる日に
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
理事長 岡野友宏
歯学部学生や臨床研修歯科医はもとより，歯科診療の第一線でご活躍の先生方にも役に立つ画像診断の手引き書を編纂することは，私ども歯科における放射線診療を担当しているものの務めである．そのため，日本歯科放射線学会として，1980年に『口腔X線診断図譜』を，1994年にその改訂版『口腔画像診断アトラス』を，引き続き2008年に『歯科臨床における画像診断アトラス』の初版を発刊し，そのときどきの画像診断の最先端を紹介してきた．『歯科臨床における画像診断アトラス』は発刊後も内容の更新を行ってきたが，2008年の初版以降も画像診断分野の進歩は著しく，10年余り経過し改訂が強く望まれるようになった．このたび，初版では含まれていなかった歯科医が知っておくべき隣接領域などの内容を加えて，医歯薬出版株式会社から発刊している『歯科臨床における画像診断アトラス』を大幅改訂する運びとなった．
今回も前回と同様東京医科歯科大学大学院教授・倉林 亨先生を編集委員長として本書の改訂が企画された．全国すべての歯科大学・歯学部の放射線学にかかわる教室のご協力により，数多くの貴重な資料が得られるとともに，編集委員の先生方の協働で，バランスのとれた本書を世に送ることができた．本書は一般診療医，臨床研修歯科医，学生諸君および歯科放射線専門医を目指す先生方に満足できる内容と確信しているが，引き続き読者の皆様の忌憚ないご意見をいただき，改訂ごとによりいっそう，充実した内容にしていく所存である．
2020年2月
コロナウイルス対策があわただしいなかで
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
理事長 浅海淳一
序
このたび，『歯科臨床における画像診断アトラス』を医歯薬出版株式会社から発刊する運びとなった．歯学部学生や臨床研修歯科医はもとより，歯科診療の第一線でご活躍の先生方にも役に立つ画像診断の手引き書を編纂することは，私ども歯科における放射線診療を行っているものの務めである．そのため，日本歯科放射線学会として，1980年に『口腔X線診断図譜』を，引き続きその改訂版『口腔画像診断アトラス』を1994年に発刊し，そのときどきの画像診断の最先端を紹介してきたが，近年の画像診断分野の進歩は著しく，さらなる改訂が強く望まれるようになった．そこで2005年，前理事長・神田重信先生のもと，東京医科歯科大学大学院教授・倉林 亨先生を編集委員長として本書の改訂が企画された．全国すべての歯科大学・歯学部放射線科のご協力により，数多くの貴重な資料が得られるとともに，編集委員の先生方の協働で，バランスのとれた本書を世に送ることができた．
本書は一般診療医，臨床研修歯科医，学生諸君および歯科放射線科専門医を目指す先生方に満足できる内容と確信しているが，引き続き読者の方がたの忌憚ないご意見をいただき，改訂ごとによりいっそう，充実した内容にしていく所存である．
2007（平成19）年11月8日
レントゲン博士によるX線発見から112年目にあたる日に
特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会
理事長 岡野友宏
Chapter 1 画像診断法と正常解剖像
1 単純X線画像
1．口内法X線画像
1）二等分法（飯久保正弘・笹野高嗣）
2）咬翼法（飯久保正弘）
3）咬合法（飯久保正弘・笹野高嗣）
2．パノラマX線画像（小林 馨）
3．顔面頭蓋部X線画像（関 健次・荒木和之）
1）頭部後前方向撮影法
2）頭部側方向撮影法
3）Waters撮影法
4）頭部軸方向撮影法
5）下顎骨斜位撮影法
6）顎関節撮影法
4．胸部X線画像（田中良一）
1）胸部単純X線撮影法
2 CT
1）原理（誉田栄一）
2）基本的撮像方式（誉田栄一）
3）読影のための基礎知識（誉田栄一）
4）正常解剖像（金田 隆・林 孝文）
3 歯科用コーンビームCT
1）原理（新井嘉則・雨宮俊彦）
2）読影のための基礎知識（新井嘉則・雨宮俊彦）
4 MRI
1）原理（後藤多津子）
2）基本的な注意事項（後藤多津子）
3）読影のための基礎知識（後藤多津子）
4）正常解剖像（後藤多津子）
5 超音波
1）原理（林 孝文）
2）読影のための基礎知識（林 孝文）
3）正常超音波像（林 孝文）
6 核医学
1）シンチグラフィの原理（中村 伸）
2）シンチグラフィの利用（中村 伸）
3）PETの原理（島本博彰・丸谷諒子）
4）PETの利用（島本博彰・千田百合絵）
7 嚥下造影検査（VF）
1）原理（長﨑信一・柿本直也）
2）読影のための基礎知識（長﨑信一・柿本直也）
Chapter 2 歯および歯周組織の疾患
1 歯の病変
1．発育異常（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）数の異常（過剰歯，歯数不足）
2）大きさの異常（矮小歯，巨大歯）
3）萌出の異常
4）形成・形態の異常
2．実質欠損
1）齲蝕（松田幸子・荒木和之）
2）酸蝕症（飯久保正弘・笹野高嗣）
3）歯根吸収（飯久保正弘・笹野高嗣）
4）破折（飯久保正弘・笹野高嗣）
3．加齢変化（飯久保正弘・笹野高嗣）
2 歯周組織の病変
1．根尖性歯周疾患（鬼頭慎司・大髙祐聖）
2．歯周疾患
1）歯周炎（松田幸子・荒木和之）
2）咬合性外傷（松田幸子・関 健次）
Chapter 3 顎骨の疾患
1 先天異常・発育異常
1．口唇裂，顎裂，口蓋裂（勝又明敏）
2．顎変形症（勝又明敏）
2 嚢胞および偽嚢胞-炎症性嚢胞-
1．歯根嚢胞（鬼頭慎司・酒井（井澤）真希）
2．炎症性傍側性嚢胞（森本泰宏・小田昌史）
3 嚢胞および偽嚢胞-発育性嚢胞/歯原性-
1．含歯性嚢胞（倉林 亨）
2．歯原性角化嚢胞（倉林 亨）
3．側方性歯周嚢胞（末井良和・柿本直也）
4．腺性歯原性嚢胞（倉林 亨）
5．石灰化歯原性嚢胞（小椋一朗）
6．正角化性歯原性嚢胞（倉林 亨）
4 嚢胞および偽嚢胞-発育性嚢胞/非歯原性-
1．鼻口蓋管嚢胞（小椋一朗）
2．鼻歯槽嚢胞（小椋一朗）
5 嚢胞および偽嚢胞-偽嚢胞-
1．動脈瘤様骨嚢胞（小椋一朗）
2．単純性骨嚢胞（澤田久仁彦・林 悠介）
3．静止性骨空洞（発育性骨欠損）（澤田久仁彦・林 悠介）
6 良性歯原性腫瘍-上皮性-
1．エナメル上皮腫（湯浅賢治）
2．石灰化上皮性歯原性腫瘍（吉浦一紀）
3．腺腫様歯原性腫瘍（吉浦一紀）
7 良性歯原性腫瘍-上皮間葉混合性-
1．エナメル上皮線維腫（河津俊幸・吉浦一紀）
2．歯牙腫（森本泰宏・小田昌史）
8 良性歯原性腫瘍-間葉性-
1．歯原性線維腫（岡村和俊・吉浦一紀）
2．歯原性粘液腫（北本江梨奈・吉浦一紀）
3．セメント芽細胞腫（馬嶋秀行・犬童寛子）
4．セメント質骨形成線維腫（馬嶋秀行・犬童寛子）
9 線維骨性病変および巨細胞性病変
1．骨形成線維腫（中村 卓・榮田 智）
2．線維性異形成症（中村 卓・榮田 智）
3．セメント質骨性異形成症（末井良和・柿本直也）
4．中心性巨細胞肉芽腫（河津俊幸・吉浦一紀）
5．ケルビズム（久富美紀・浅海淳一）
10 顎骨に発生するその他の良性腫瘍および腫瘍類似疾患
1．導帯管の異常（森本泰宏・小田昌史）
2．骨腫（湯浅賢治）
3．類骨骨腫，骨芽細胞腫（柳 文修）
4．軟骨腫，骨軟骨腫（中山英二）
5．中心性血管腫（動静脈奇形）（林 孝文）
6．神経線維腫，神経鞘腫（中山英二）
11 悪性腫瘍（顎骨に原発または浸潤したもの）
1．歯肉癌（小滝真也・清水谷公成）
2．転移性腫瘍（秋山広徳・清水谷公成）
3．エナメル上皮癌（中村 伸・倉林 亨）
4．中心性癌（扁平上皮癌）（箕輪和行・山野 茂）
5．中心性癌（粘表皮癌）（箕輪和行・山野 茂）
6．骨肉腫（箕輪和行・山野 茂）
7．線維肉腫（箕輪和行・山野 茂）
8．悪性リンパ腫（中谷温紀・丸谷佳右）
9．多発性骨髄腫（飯久保正弘・庄司憲明）
10．悪性黒色腫（林 孝文）
11．骨未分化高悪性度多形肉腫（吉浦一紀）
12 骨髄炎
1）顎骨骨髄炎（香西雄介・櫻井 孝）
2）MRONJ（辻本友美・長 拓也）
3）ORN（笹井正思・岩本悠里）
13 外傷・骨折
1．歯の破折（四井資隆・清水谷公成）
2．歯の脱臼，歯槽骨の骨折（四井資隆・清水谷公成）
3．頬骨・頬骨弓骨折（箕輪和行・山野 茂）
4．上顎骨骨折（箕輪和行・山野 茂）
5．下顎骨骨折（原田卓哉）
6．異物（柳 文修）
7．皮下気腫（柳 文修）
Chapter 4 上顎洞の疾患
1 炎症
1．歯性上顎洞炎（倉林 亨）
2．真菌性上顎洞炎（倉林 亨）
2 嚢胞（田口 明・杉野紀幸）
1．貯留嚢胞
2．術後性上顎嚢胞
3 良性腫瘍および腫瘍類似疾患（倉林 亨）
1．血瘤腫
4 悪性腫瘍（倉林 亨・坂本潤一郎）
1．扁平上皮癌
2．腺様嚢胞癌
3．悪性リンパ腫
Chapter 5 顎関節の疾患
1 外傷（骨折）
1．下顎頭骨折（勝又明敏）
2 炎症性疾患-全身疾患と関連するもの-
1．関節リウマチ（笹井正思・津澤雅子）
3 炎症性疾患-全身疾患と関連しないもの-
1．化膿性顎関節炎（小林 馨）
2．ピロリン酸カルシウム結晶沈着症（偽痛風）（小林 馨）
4 腫瘍性疾患
1．滑膜軟骨腫症（小林 馨）
2．軟骨芽細胞腫（小林 馨）
3．軟骨肉腫（林 孝文）
4．軟骨腫，骨軟骨腫（中山英二）
5 顎関節強直症（勝又明敏）
6 顎関節脱臼（本田和也・出澤 幸）
7 顎関節症（小林 馨）
1）咀嚼筋痛障害
2）顎関節痛障害
3）顎関節円板障害
4）変形性顎関節症
Chapter 6 唾液腺の疾患
1 形態・機能異常
1．異所性唾液腺（森本泰宏・小田昌史）
2．口腔乾燥症（泉 雅浩・櫻井 孝）
2 炎症性疾患
1．唾液腺炎（中山英二）
2．唾石症（浅海利恵子・河合泰輔）
3．Sjogren症候群（清水真弓・吉浦一紀）
4．Mikulicz病（IgG4関連リンパ増殖性疾患）（木瀬祥貴・有地榮一郎）
3 腫瘍
1．耳下腺腫瘍
1）耳下腺良性腫瘍（中村 卓・榮田 智）
2）耳下腺悪性腫瘍 （中村 卓・榮田 智）
2．顎下腺腫瘍
1）顎下腺良性腫瘍（筑井 徹・吉浦一紀）
2）顎下腺悪性腫瘍（中村 卓・榮田 智）
3．小唾液腺腫瘍（中村 卓・榮田 智）
Chapter 7 口腔領域および頸部の軟組織疾患
1 炎症性病変
1．蜂窩織炎，膿瘍（有地淑子・有地榮一郎・林 孝文）
2 嚢胞性病変
1．粉瘤（林 孝文）
2．類皮嚢胞，類表皮嚢胞（林 孝文）
3．甲状舌管嚢胞（金田 隆）
4．鰓嚢胞（金田 隆）
5．ガマ腫（ラヌーラ）（金田 隆）
3 先天性・発育性病変
1．血管腫，リンパ管腫（金田 隆）
2．異所性甲状腺（林 孝文）
4 良性腫瘍
1．神経鞘腫（森本泰宏・小田昌史）
2．脂肪腫（森本泰宏・小田昌史）
3．傍神経節腫（林 孝文）
5 悪性腫瘍
1．舌癌（扁平上皮癌）（湯浅賢治）
2．口底癌（扁平上皮癌）（湯浅賢治）
3．頬粘膜癌（扁平上皮癌）（湯浅賢治）
6 リンパ節の疾患
1．リンパ節炎（林 孝文）
2．リンパ節転移（林 孝文）
3．悪性リンパ腫（林 孝文）
Chapter 8 歯や顎骨に異常を呈する全身疾患および隣接領域に現れる疾患
1 内分泌疾患や代謝性疾患
1．副甲状腺疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）副甲状腺機能亢進症
2）副甲状腺機能低下症
2．甲状腺疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）甲状腺機能亢進症
2）甲状腺機能低下症
3．下垂体疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）巨人症および末端巨大症
2）下垂体性低身長症
4．くる病および骨軟化症（飯久保正弘・笹野高嗣）
5．その他代謝・内分泌疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）骨粗鬆症
2）腎性骨ジストロフィー（腎性骨異栄養症）
3）副腎疾患
4）糖尿病
2 骨系統疾患
1．鎖骨頭蓋異骨症（河合泰輔・里見貴史）
2．大理石骨病（岩田 洋）
3．骨Paget病（吉浦一紀）
4．ピクノディスオストーシス（久富美紀・浅海淳一）
5．Crouzon症候群（頭蓋顔面異骨症）（久富美紀・浅海淳一）
3 その他の全身疾患
1．基底細胞母斑症候群（久富美紀・浅海淳一）
2．Gardner症候群（吉浦一紀）
3．Papillon-Lefevre症候群（河合泰輔）
4．McCune-Albright症候群（多骨性線維性異形成症）（飯久保正弘・笹野高嗣）
5．外胚葉異形成症（久富美紀・浅海淳一）
6．Down症候群（河合泰輔・里見貴史）
4 その他，隣接領域に現れる疾患
1．胸部領域（田中良一）
1）誤嚥性肺炎
2）肺癌〔転移性肺癌（肺転移）および原発性肺癌〕
3）急性呼吸窮迫（促迫）症候群
2．甲状腺領域（田中良一）
3．脳領域（田中良一）
付表（画像所見の特徴的な表現，歯原性ならびに顎顔面骨腫瘍のWHO分類）
索引（和文・欧文）
執筆者一覧
1 単純X線画像
1．口内法X線画像
1）二等分法（飯久保正弘・笹野高嗣）
2）咬翼法（飯久保正弘）
3）咬合法（飯久保正弘・笹野高嗣）
2．パノラマX線画像（小林 馨）
3．顔面頭蓋部X線画像（関 健次・荒木和之）
1）頭部後前方向撮影法
2）頭部側方向撮影法
3）Waters撮影法
4）頭部軸方向撮影法
5）下顎骨斜位撮影法
6）顎関節撮影法
4．胸部X線画像（田中良一）
1）胸部単純X線撮影法
2 CT
1）原理（誉田栄一）
2）基本的撮像方式（誉田栄一）
3）読影のための基礎知識（誉田栄一）
4）正常解剖像（金田 隆・林 孝文）
3 歯科用コーンビームCT
1）原理（新井嘉則・雨宮俊彦）
2）読影のための基礎知識（新井嘉則・雨宮俊彦）
4 MRI
1）原理（後藤多津子）
2）基本的な注意事項（後藤多津子）
3）読影のための基礎知識（後藤多津子）
4）正常解剖像（後藤多津子）
5 超音波
1）原理（林 孝文）
2）読影のための基礎知識（林 孝文）
3）正常超音波像（林 孝文）
6 核医学
1）シンチグラフィの原理（中村 伸）
2）シンチグラフィの利用（中村 伸）
3）PETの原理（島本博彰・丸谷諒子）
4）PETの利用（島本博彰・千田百合絵）
7 嚥下造影検査（VF）
1）原理（長﨑信一・柿本直也）
2）読影のための基礎知識（長﨑信一・柿本直也）
Chapter 2 歯および歯周組織の疾患
1 歯の病変
1．発育異常（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）数の異常（過剰歯，歯数不足）
2）大きさの異常（矮小歯，巨大歯）
3）萌出の異常
4）形成・形態の異常
2．実質欠損
1）齲蝕（松田幸子・荒木和之）
2）酸蝕症（飯久保正弘・笹野高嗣）
3）歯根吸収（飯久保正弘・笹野高嗣）
4）破折（飯久保正弘・笹野高嗣）
3．加齢変化（飯久保正弘・笹野高嗣）
2 歯周組織の病変
1．根尖性歯周疾患（鬼頭慎司・大髙祐聖）
2．歯周疾患
1）歯周炎（松田幸子・荒木和之）
2）咬合性外傷（松田幸子・関 健次）
Chapter 3 顎骨の疾患
1 先天異常・発育異常
1．口唇裂，顎裂，口蓋裂（勝又明敏）
2．顎変形症（勝又明敏）
2 嚢胞および偽嚢胞-炎症性嚢胞-
1．歯根嚢胞（鬼頭慎司・酒井（井澤）真希）
2．炎症性傍側性嚢胞（森本泰宏・小田昌史）
3 嚢胞および偽嚢胞-発育性嚢胞/歯原性-
1．含歯性嚢胞（倉林 亨）
2．歯原性角化嚢胞（倉林 亨）
3．側方性歯周嚢胞（末井良和・柿本直也）
4．腺性歯原性嚢胞（倉林 亨）
5．石灰化歯原性嚢胞（小椋一朗）
6．正角化性歯原性嚢胞（倉林 亨）
4 嚢胞および偽嚢胞-発育性嚢胞/非歯原性-
1．鼻口蓋管嚢胞（小椋一朗）
2．鼻歯槽嚢胞（小椋一朗）
5 嚢胞および偽嚢胞-偽嚢胞-
1．動脈瘤様骨嚢胞（小椋一朗）
2．単純性骨嚢胞（澤田久仁彦・林 悠介）
3．静止性骨空洞（発育性骨欠損）（澤田久仁彦・林 悠介）
6 良性歯原性腫瘍-上皮性-
1．エナメル上皮腫（湯浅賢治）
2．石灰化上皮性歯原性腫瘍（吉浦一紀）
3．腺腫様歯原性腫瘍（吉浦一紀）
7 良性歯原性腫瘍-上皮間葉混合性-
1．エナメル上皮線維腫（河津俊幸・吉浦一紀）
2．歯牙腫（森本泰宏・小田昌史）
8 良性歯原性腫瘍-間葉性-
1．歯原性線維腫（岡村和俊・吉浦一紀）
2．歯原性粘液腫（北本江梨奈・吉浦一紀）
3．セメント芽細胞腫（馬嶋秀行・犬童寛子）
4．セメント質骨形成線維腫（馬嶋秀行・犬童寛子）
9 線維骨性病変および巨細胞性病変
1．骨形成線維腫（中村 卓・榮田 智）
2．線維性異形成症（中村 卓・榮田 智）
3．セメント質骨性異形成症（末井良和・柿本直也）
4．中心性巨細胞肉芽腫（河津俊幸・吉浦一紀）
5．ケルビズム（久富美紀・浅海淳一）
10 顎骨に発生するその他の良性腫瘍および腫瘍類似疾患
1．導帯管の異常（森本泰宏・小田昌史）
2．骨腫（湯浅賢治）
3．類骨骨腫，骨芽細胞腫（柳 文修）
4．軟骨腫，骨軟骨腫（中山英二）
5．中心性血管腫（動静脈奇形）（林 孝文）
6．神経線維腫，神経鞘腫（中山英二）
11 悪性腫瘍（顎骨に原発または浸潤したもの）
1．歯肉癌（小滝真也・清水谷公成）
2．転移性腫瘍（秋山広徳・清水谷公成）
3．エナメル上皮癌（中村 伸・倉林 亨）
4．中心性癌（扁平上皮癌）（箕輪和行・山野 茂）
5．中心性癌（粘表皮癌）（箕輪和行・山野 茂）
6．骨肉腫（箕輪和行・山野 茂）
7．線維肉腫（箕輪和行・山野 茂）
8．悪性リンパ腫（中谷温紀・丸谷佳右）
9．多発性骨髄腫（飯久保正弘・庄司憲明）
10．悪性黒色腫（林 孝文）
11．骨未分化高悪性度多形肉腫（吉浦一紀）
12 骨髄炎
1）顎骨骨髄炎（香西雄介・櫻井 孝）
2）MRONJ（辻本友美・長 拓也）
3）ORN（笹井正思・岩本悠里）
13 外傷・骨折
1．歯の破折（四井資隆・清水谷公成）
2．歯の脱臼，歯槽骨の骨折（四井資隆・清水谷公成）
3．頬骨・頬骨弓骨折（箕輪和行・山野 茂）
4．上顎骨骨折（箕輪和行・山野 茂）
5．下顎骨骨折（原田卓哉）
6．異物（柳 文修）
7．皮下気腫（柳 文修）
Chapter 4 上顎洞の疾患
1 炎症
1．歯性上顎洞炎（倉林 亨）
2．真菌性上顎洞炎（倉林 亨）
2 嚢胞（田口 明・杉野紀幸）
1．貯留嚢胞
2．術後性上顎嚢胞
3 良性腫瘍および腫瘍類似疾患（倉林 亨）
1．血瘤腫
4 悪性腫瘍（倉林 亨・坂本潤一郎）
1．扁平上皮癌
2．腺様嚢胞癌
3．悪性リンパ腫
Chapter 5 顎関節の疾患
1 外傷（骨折）
1．下顎頭骨折（勝又明敏）
2 炎症性疾患-全身疾患と関連するもの-
1．関節リウマチ（笹井正思・津澤雅子）
3 炎症性疾患-全身疾患と関連しないもの-
1．化膿性顎関節炎（小林 馨）
2．ピロリン酸カルシウム結晶沈着症（偽痛風）（小林 馨）
4 腫瘍性疾患
1．滑膜軟骨腫症（小林 馨）
2．軟骨芽細胞腫（小林 馨）
3．軟骨肉腫（林 孝文）
4．軟骨腫，骨軟骨腫（中山英二）
5 顎関節強直症（勝又明敏）
6 顎関節脱臼（本田和也・出澤 幸）
7 顎関節症（小林 馨）
1）咀嚼筋痛障害
2）顎関節痛障害
3）顎関節円板障害
4）変形性顎関節症
Chapter 6 唾液腺の疾患
1 形態・機能異常
1．異所性唾液腺（森本泰宏・小田昌史）
2．口腔乾燥症（泉 雅浩・櫻井 孝）
2 炎症性疾患
1．唾液腺炎（中山英二）
2．唾石症（浅海利恵子・河合泰輔）
3．Sjogren症候群（清水真弓・吉浦一紀）
4．Mikulicz病（IgG4関連リンパ増殖性疾患）（木瀬祥貴・有地榮一郎）
3 腫瘍
1．耳下腺腫瘍
1）耳下腺良性腫瘍（中村 卓・榮田 智）
2）耳下腺悪性腫瘍 （中村 卓・榮田 智）
2．顎下腺腫瘍
1）顎下腺良性腫瘍（筑井 徹・吉浦一紀）
2）顎下腺悪性腫瘍（中村 卓・榮田 智）
3．小唾液腺腫瘍（中村 卓・榮田 智）
Chapter 7 口腔領域および頸部の軟組織疾患
1 炎症性病変
1．蜂窩織炎，膿瘍（有地淑子・有地榮一郎・林 孝文）
2 嚢胞性病変
1．粉瘤（林 孝文）
2．類皮嚢胞，類表皮嚢胞（林 孝文）
3．甲状舌管嚢胞（金田 隆）
4．鰓嚢胞（金田 隆）
5．ガマ腫（ラヌーラ）（金田 隆）
3 先天性・発育性病変
1．血管腫，リンパ管腫（金田 隆）
2．異所性甲状腺（林 孝文）
4 良性腫瘍
1．神経鞘腫（森本泰宏・小田昌史）
2．脂肪腫（森本泰宏・小田昌史）
3．傍神経節腫（林 孝文）
5 悪性腫瘍
1．舌癌（扁平上皮癌）（湯浅賢治）
2．口底癌（扁平上皮癌）（湯浅賢治）
3．頬粘膜癌（扁平上皮癌）（湯浅賢治）
6 リンパ節の疾患
1．リンパ節炎（林 孝文）
2．リンパ節転移（林 孝文）
3．悪性リンパ腫（林 孝文）
Chapter 8 歯や顎骨に異常を呈する全身疾患および隣接領域に現れる疾患
1 内分泌疾患や代謝性疾患
1．副甲状腺疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）副甲状腺機能亢進症
2）副甲状腺機能低下症
2．甲状腺疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）甲状腺機能亢進症
2）甲状腺機能低下症
3．下垂体疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）巨人症および末端巨大症
2）下垂体性低身長症
4．くる病および骨軟化症（飯久保正弘・笹野高嗣）
5．その他代謝・内分泌疾患（飯久保正弘・笹野高嗣）
1）骨粗鬆症
2）腎性骨ジストロフィー（腎性骨異栄養症）
3）副腎疾患
4）糖尿病
2 骨系統疾患
1．鎖骨頭蓋異骨症（河合泰輔・里見貴史）
2．大理石骨病（岩田 洋）
3．骨Paget病（吉浦一紀）
4．ピクノディスオストーシス（久富美紀・浅海淳一）
5．Crouzon症候群（頭蓋顔面異骨症）（久富美紀・浅海淳一）
3 その他の全身疾患
1．基底細胞母斑症候群（久富美紀・浅海淳一）
2．Gardner症候群（吉浦一紀）
3．Papillon-Lefevre症候群（河合泰輔）
4．McCune-Albright症候群（多骨性線維性異形成症）（飯久保正弘・笹野高嗣）
5．外胚葉異形成症（久富美紀・浅海淳一）
6．Down症候群（河合泰輔・里見貴史）
4 その他，隣接領域に現れる疾患
1．胸部領域（田中良一）
1）誤嚥性肺炎
2）肺癌〔転移性肺癌（肺転移）および原発性肺癌〕
3）急性呼吸窮迫（促迫）症候群
2．甲状腺領域（田中良一）
3．脳領域（田中良一）
付表（画像所見の特徴的な表現，歯原性ならびに顎顔面骨腫瘍のWHO分類）
索引（和文・欧文）
執筆者一覧
