やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第3版 監訳者の序
 Netter博士による『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry』は,わが国の歯科大学・歯学部の解剖学教育に携わる諸先生方の協力を得て,『ネッター頭頸部・口腔顎顔面の臨床解剖学アトラス』として,第1 版,第2 版と翻訳出版しました.この翻訳本はNetter博士の力強いタッチによる図が,写真だけでは理解できない構造の視覚化による頭頸部の構造の詳細な描出,また詳細かつ完結にまとめられた説明文による読者の頭頸部解剖学への理解を深める試みにより,歯学のみならず,医学,コメディカルなど大変多岐にわたる分野の方々から好評を博しました.このたび,4 年ぶりに大幅な改訂が行われ,昨年(2017 年),『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry,3 rd edition』が出版されました.これまでご協力をいただいた訳者の方々の翻訳へのご理解をいただき,『ネッター頭頸部・口腔顎顔面の臨床解剖学アトラス 第3版』を短期間で発行することができました.
 本書では頭頸部の複雑かつ精緻な解剖構造の理解のために,『Atlas of Human Anatomy』から脈々と続くNetter博士の精密な解剖図に,新たに書き下ろした図,放射線画像が追加されるとともに,大幅な説明文の記載がなされました.また,本書の特徴でもありますが,臨床と密接に関連する臨床的関連事項でも大幅な加筆がなされ,臨床をより強く意識した編纂となっています.頭頸部解剖学の臨床的意義を提示することにより,基礎医学の中の頭頸部解剖学から,臨床への橋渡しとなる頭頸部解剖学へと深化・編纂され,読者の知的好奇心を喚起する内容となっています.さらに,読者の理解を助けるために第2 版で巻末に100 題の問題が収載されていましたが,第3 版では新たに50 題の問題が作成され,読者の学修の理解度の向上が図られています.
 解剖学を教育する者にとって,複雑かつ精緻な構造である頭頸部の構造を学生に理解させることは容易ではありません.講義では平面的に書かれた図によって三次元的に複雑に配列している頭頸部の構造を学生に理解させるように努めますが,立体的配置を理解させるには,系統解剖学実習が重要であることはいうまでもありません.しかしながら,頭頸部のような狭い領域で微細な構造を正確に剖出し,理解していくことは学生にとって甚だ容易ではなく,本書のような頭頸部を図解した解剖学図譜を参考にすることで,勉学の能率が高まると考えています.頭頸部の形態形成の原則を理解するには全身の解剖学の知識が不可欠です.本書では,第2 版から加えられた全身解剖学の章(第22 章)に新たに「骨盤の内容物」が追加されるとともに,読み進めていくと,訳者自身があたかも系統解剖学実習を行っている錯覚に陥るような巧妙な図が掲載されています.
 第1 版,第2 版にも記しましたように,翻訳にあたり,用語については日本解剖学会解剖学用語委員会編集の『解剖学用語』第13 版を参照しましたが,本用語集に収載されていない英語名も多く,特に本書で充実化されたリンパ系(附録A)では,用語集に未収載の用語や臨床を意識した用語も多く用いられており,このような用語は説明文を元に適切と思われる解剖学用語を採用しました.また,著者の考えを十分に意識して翻訳を進めましたが,本邦での考え方の異なる部分や明らかに誤りと思われるところは,訳注を記してあります.さらに,あまり解剖学の分野で用いられない人名を付した用語も多く掲載されています.
 本書が歯学をはじめとする医療を目指す幅広い分野の学生から教育・研究者,さらには臨床に従事する人々の頭頸部解剖学の理解に役立ち,歯科や医学の研究および医療の向上・進歩に貢献することを願っております.また,稿を終えるにあたり,本書の出版における意義を十二分に理解され,翻訳の機会を与えていただき,また膨大な編集作業にあたられた医歯薬出版ならびに編集部の関係者に感謝を申し上げます.
 2018 年9 月
 新潟大学大学院医歯学総合研究科
 前田健康


第2版 監訳者の序
 Netter博士による『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry』をわが国の歯科大学・歯学部の解剖学教育に携わる諸先生方のご協力により,『ネッター頭頸部・口腔顎顔面の臨床解剖学アトラス』として翻訳出版したのはちょうど一昨年(2012 年)の2 月のことでした.第1版では『Atlas of Human Anatomy』から脈々と続くNetter博士の精密な解剖図に新たな図が追加され,理解を助けるための説明文が加わり,頭頸部の複雑かつ精緻な解剖構造をより理解しやすいように配慮されていました.また,本書は,もう1 つの特徴として,各章の終わりに臨床との関連が解説されており,基礎から臨床への橋渡しとなる頭頸部解剖学として編纂されていました.そのため,翻訳第1 版は発行以来,歯学のみならず,医学,コメディカルなど大変多岐にわたる分野の方々から好評を博しました.
 膨大な原著第1 版の翻訳を完了し,出版したものの,早くも原著第2 版が出版されました.この第2 版では,図の配置換えや新たな図を追加するとともに,表の整理も行われていますが,このほか今回の大きく改訂された点の1 つは,頭頸部解剖学に加え,CHAPTER22として『上肢,背部,胸部,腹部の概説』が追加されたことです.これは,精巧かつ複雑な人体の構造をトータルに見渡す意味では意義深いものと考えています.また,解剖図に加え,CT写真などのX線写真も追加し,より臨床に配慮された内容になっており,複雑な頭頸部の構造を容易に理解できるように構成されています.さらに,この改訂では読者の学習に役立つよう,各章の内容に基づいた多肢選択問題が新たに追加されています.ただし,この多肢選択問題の翻訳にあたっては,わが国の国家試験やCBTと比較すると,日本語と英語のコンテクストが異なることによる設問様式の違いがあるため,原文の意味を損なわないよう十分配慮しながら,わが国で頻用されている形式に修正してあります.また,本多肢選択問題を解いたり,利用したりする際には,誤答肢を選ばせることが多くなっている点に,ご留意いただきたいと思います.
 翻訳にあたり,用語については日本解剖学会解剖学用語委員会編集の『解剖学用語 改訂13 版』を用いましたが,第1 版同様,解剖学用語集に収録されていない英語名も多く,また臨床を意識した用語,人名を付した用語も多く掲載されています.本書を利用する際には,この点についてもご理解をいただきたいと思います.
 著者の解剖学教育への熱意のこもった本書が,さまざまな職種の方々の頭頸部解剖学の理解に役立つことを願っております.最後に,今回改訂版の出版にあたり,その意義を十二分に理解され,翻訳の機会を与えていただき,また短期間で困難かつ膨大な編集作業にあたられた医歯薬出版歯科編集部の方々に感謝を申し上げます.
 2014 年3 月
 新潟大学大学院医歯学総合研究科
 前田健康


第1版 監訳者の序
 Netter博士による『Atlas of Human Anatomy』は図解医学書として,長年にわたり,日本を含め世界各国で医学生から教員,研究者まで広く愛用されてきています.頭頸部の複雑かつ精緻な解剖構造をより理解させるために,Netter博士の解剖図を補足する新たな図がつくられ,『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry』として出版されました.本書でも『Atlas of Human Anatomy』から脈々と続くNetter博士の力強いタッチによる作画,写真だけでは理解できない構造の視覚化により,複雑かつ繊細な頭頸部の構造が見事なほどまでに描出されています.全身解剖向けの『Atlas of Human Anatomy』では図譜としての価値が非常に高いのですが,本書では図に加え,詳細だが簡潔にまとめられた説明文を加えることにより,読者の頭頸部解剖学への理解を深める試みがなされています.また,臨床を強く意識した内容となっており,各章の終わりには臨床との関連が述べられ,基礎医学のなかの頭頸部解剖学から,臨床への橋渡しとなる頭頸部解剖学として編纂されています.
 解剖学を教育する者にとって,平面的に描かれた図によって三次元的に複雑に配列している頭頸部の構造を学生に理解させることは困難を伴い,系統解剖学実習で立体的配置を理解させる必要があります.しかしながら,頭頸部のような狭い領域で微細な構造を正確に剖出し,理解していくことは学生にとって甚だ容易ではなく,本書のような頭頸部図解解剖学書の出版が待ち望まれていました.
 本書を訳すにあたり,全国歯科大学・歯学部で解剖学を担当している第一線でご活躍の先生方に翻訳を打診したところ,きわめて好意的な承諾が得られ,短期間で翻訳を完了することができたことからも,本書に対する期待は非常に大きいと考えられます.
 翻訳にあたり,用語については日本解剖学会解剖学用語委員会編集の『解剖学用語』第13 版を参照しましたが,本用語集に収録されていない英語名も多く,このような用語は説明文を元に,適切と思われる解剖学用語を採用しました.また臨床を意識した用語も多く用いられており,解剖学用語に統一することが難しい場合もあることをご理解いただきたいと思います.特に,あまり解剖学の分野では用いられない,人名を付した用語も多く掲載されています.
 本書が医療を目指す幅広い分野の学生から教育・研究者,さらには臨床に従事する人々の頭頸部解剖学の理解に役立ち,歯科や医科の研究および医療の向上・進歩に貢献することを願っております.また,稿を終えるにあたり,本書の出版における意義を十二分に理解され,翻訳の機会を与えていただき,また困難かつ膨大な編集作業にあたられた医歯薬出版ならびに編集部の関係者に感謝を申し上げます.
 2012 年1 月
 新潟大学大学院医歯学総合研究科
 前田健康


謝辞
 『Netter's Head & Neck Anatomy for Dentistry』の種がまかれてから10 年以上経ったとは信じがたいものです.以前の版同様,この第3 版も長時間にわたり仕事をした結果であり,多くの才能ある人々の献身的な支援なくして,このようなすばらしい仕事は成し遂げることができなかったでしょう.
 私は1996 年からCreighton大学歯学部に在籍していますが,学部と大学の両方で多くの友情に恵まれてきました.20 年後にもその友情はあるでしょう.このような素晴らしい教育機関に身をおき,学生教育に携わる日々を送ることができ,毎日,感謝しています.私の仲間の支援,協力は各章の作成に計り知れないものでした.各章の校閲,助言や提案,さらには惜しみない素材の提供などのご協力をいただいた(過去および現在の)Creighton大学歯学部の以下の先生方に心より御礼申し上げます.すなわち,David Blaha博士,W.Thomas Cavel博士,Paul Edwards博士,James Howard博士,Terry Lanphier博士,John McCabe博士,Kirstin McCarville博士,Timothy McVaney博士,Takanari Miyamoto博士,Barbara O'Kane博士,Cyndi Russell博士,そしてTarjit Saini博士です.さらに前歯学部長のWayne W.Barkmeier博士に格段の感謝の意を表したいと思います.彼は若い解剖学者にCreighton大学で働く機会を与えてくれ,私のキャリアがあるのは Barkmeier博士のおかげです.私を後押しし,学部長の職を提示してくれたのは彼とFrank J.Ayersでありました.いつも感謝しております.第2 版の出版以来,私は現学部長のMark A.Latta博士のサポートなしではこの本をさらによりよいものにすることはできなかったでしょう.
 また,発生の章の作成にご尽力いただき,他の多くの章にもさまざまな助言を与えてくれたLaura C Barritt博士に感謝いたします.さらに,口腔生物学講座の主任であるMargaret A.Jergenson博士にも大変お世話になりました.1996 年以来,Jergenson博士と私は歯学部新入生に一般解剖学と頭頸部解剖学を教えてきました.彼女の歯科医師としての経歴は歯科の観点から頭頸部解剖学を理解することに非常に役立ちました.Barbara O'Kane博士と私はともに歯学部の解剖学チームとして楽しく仕事をしてきました.私は解剖学を教えるのに,これ以上よい同僚を見つけることはできなかったでしょう.
 Creighton大学の同僚にも感謝の意を表したいと思います.Creighton大学はファミリーであり,このような素晴らしい大学でキャリアを積むことができたのは私にとって大変幸せでした.何年にもわたり,私を親身に手伝ってくれた方々がおります.特に,Richard Hauser S.J神父,Tomas Shanahan S.J.神父に格段の感謝の意を表します.友人で同僚であり,原稿や図の作成中に適切なコメントと激励の言葉をいただいたThomas Quinn博士にも感謝の意を捧げたいと思います.
 第1 版の各章を精読し,有意義なフィードバックをしてくれた校閲者の皆様にも感謝いたします.すなわち,Robert Spears博士,Kathleen M.Klueber博士,Brian R MacPherson博士,それにCindy Evans教授の各位です.私の友人かつ同僚で,本書の発生の章に有意義なコメントをいただいた Vidhya Persaud( Vid)博士にも格別の感謝の意を表したいと思います.
 『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry』を学生により親しみやすい本にするため,何年にもわたり,私が担当する歯学部学生にも協力を仰ぎました.また多大なご尽力を賜ったJoseph Opack博士,Ryan Dobbs博士,Steve Midstokke博士,Paul Mendes博士,Kyle D.Smith博士,Thomas Spellman博士にも特に感謝いたします.
 Elsevier社の非常に優れたメディカルイラストレーターによって描かれた新たな美しいイラストなしでは,本書は成り立ちませんでした.この図譜に新しい作品を作ってくれたCarlos Machado医学博士に格段の感謝の意を表します.Machado博士は私の生涯で最も偉大なメディカルイラストレーターの1 人であり,彼と一緒に仕事ができたことは大変光栄なことであり,誇りに感じています.第2 版と第3 版で新たな図の製作に携わってくれたTiffany DaVanzo氏にも感謝いたします.Kip Carter氏,William Winn氏,Andrew Swift氏の第1 版での仕事にも感謝いたします.これらのすべてのイラストレーターたちによって,私が考えていたことはわかりやすく視覚化されました.彼らの芸術的な理解には非常にすばらしいものがあります.
 私はElsevier社のチームに十分な感謝の意を表すことは難しいと考えています! 特に2 人の方にいつも手助けしてもらいました.すなわち,Elyse O'Grady氏とMarybeth Thiel氏の2人です.Elyse氏はこれまでのすべての版を常にサポートし,素晴らしいアイデアを出してくれました.Marybeth氏は私が第1 版の第1 章を投稿して以来,いつも私のそばにいてくれました.この2 人がいなかったら,本書を出版することはできなかったでしょう.Elsevier社のチームとの仕事は本当に楽しいものです! 特に,本書の細部にまで注意を払い,また何事にも時間厳守であたってくれたプロジェクトマネージャーのStephanie Turza氏に私は感謝の意を捧げたいと思います.また,本書の第1 版の完成を助けてくれたJennifer Surich氏,Carolyn Kruse氏,Jonathan Dimes氏にも御礼申し上げます.
 最高の謝意をPaul Kelly氏に捧げたいと思います.過去約20 年間,Paul氏と知己を結んだことは大変光栄なことであり,誇りに感じています.Paul氏は私に歯科医学のための解剖学的プロジェクトをまとめるよう勧めてくれ,私は本書の初版となるテキスト/アトラスの概要と内容の見本を彼に見せたのでした.
 最後に,私は自分の生涯で指導した学生諸君すべてに感謝の意を表したいと思います.あなた方はいつも私に優れたインスピレーションを与えてくれました.あなた方の教育の一部を担ったことは私の誇りであり,貴重な財産です.『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry』はあなた方のための本です.
 Neil S.Norton


原著者序
 『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry』(邦題:ネッター頭頸部・口腔顔面の臨床解剖学アトラス)は歯学部の学生や専門家が頭頸部の解剖学を学び,また確認するためのテキストです.本書は初年次の歯学生が理解できるように書かれていますが,歯科衛生士学校の学生に対する解剖学教育にも有用であり,さらには開業医の復習や検討にも役立つと考えています,頭頸部の構造を理解することは歯科解剖学の基盤です.多数の小さな構造物が複雑に関連し合っているので観察が難しく,頭頸部解剖学は学生にとって学修するのが非常に難しい学問となっています.
 この第3 版は少々改装しました.Elsevier社は本の外観のデザインを直し,私はそれに満足しているのですが,読者の皆様も私のように満足してくださることを願っています.この版では多くの図の追加と改訂を行っています.第一に,附録のリンパ系では,頭頸部のリンパ系に重点を置きました.第二に,30 以上の放射線画像を追加しました.解剖図を補足するために,これまでの画像集に多くの放射線画像を追加しました.放射線学はどの学年でも重要な教育科目であり,放射線画像の追加はどの解剖学の教科書にも通常行われることです.第三に,学生に現実感を提供するために,臨床的関連事項を多数追加しました.第四に,先版の多くの読者による指摘に従って,多くの表と図を修正しました.この第3 版では,全章に関する50 の新たな問題をつくりました.Elsevier社はStudent Consultに問題のバンクをつくりました.したがって,学生は以前の版のすべての問題やStudent Consultの復習問題にアクセスすることができます.また別な特典として,Student Consultに第3 版の画像を用いた解剖学の短いビデオクリップを掲載しました.
 解剖学を理解すれば,その臨床的意義はおのずと明らかになるはずです.それゆえに,歯科に密接に関連する臨床的事項を各章の終わりにまとめて掲載してあります.特に頭頸部に関する解剖学的なトピックは多岐にわたり,本書においてもそれを十分にフォローしています.顎関節については1 つの章を充てました.口腔の章では歯列に関するトピックなどのより詳細な情報を提供しています.頭頸部の発生および基礎神経科学を扱った章では,複数の解剖学的領域をそれぞれ関連付けて考えることができるように配慮されています.口腔内麻酔の章を設けたことで,看過しがちな事項を再確認するのに役立ちます.これらの章では,頭頸部解剖学に関連する重要な概念を簡潔にまとめて読者に提示することが意図されています.
 優れたメディカルイラストレーターのチームにより新たな図が追加され,Frank H.Netter博士の解剖図を補足することで,より完全な教材となりました.特に,Carlos Machado博士が描いた新しい図は,彼がなぜ彼の分野の卓越したメディカルイラストレーターであり続けるのかを示しています.Machado博士の新たな6 つの図により,顎関節の章は特色のあるものとなっており,皆様も私が思ったようにそれらが壮大なものであると思うでしょう.Netterの作品と関連する不可欠な情報は表と短い文章にまとめてあり,これにより,読者皆様方の頭頸部解剖学の知識をさらに高めることに役立つと考えています.
 『Netter's Head and Neck Anatomy for Dentistry』はあらゆる歯科関係者のために書かれた教科書です.読者が頭頸部の複雑な解剖学を学び,理解する助けとなるべく,本書が重要な情報源として活用されることを願ってやみません.
CHAPTER 1 頭頸部の発生
CHAPTER 2 骨学
CHAPTER 3 神経解剖学の基礎と脳神経
CHAPTER 4 頸部
CHAPTER 5 頭皮と表情筋
CHAPTER 6 耳下腺隙と耳下腺
CHAPTER 7 側頭窩および側頭下窩
CHAPTER 8 咀嚼筋群
CHAPTER 9 顎関節
CHAPTER 10 翼口蓋窩
CHAPTER 11 鼻および鼻腔
CHAPTER 12 副鼻腔
CHAPTER 13 口腔
CHAPTER 14 舌
CHAPTER 15 咽頭
CHAPTER 16 喉頭
CHAPTER 17 頸筋膜
CHAPTER 18 耳
CHAPTER 19 眼と眼窩
CHAPTER 20 頭頸部の自律神経
CHAPTER 21 口腔内麻酔
CHAPTER 22 上肢,背部,胸部,腹部の概説

 付録A リンパ系
 付録B 問題と解答(Q&A)
 索引