『歯周病学用語集』第2版の発刊に寄せて
日本歯周病学会は,2012年12月現在,9,000名をこえる会員数を有する歯科界でも有数の規模の学会であり,学術を基盤として,専門医・認定医制度や認定歯科衛生士制度を有し,歯周病から国民を守り,口腔・全身の健康支援を使命とする学術団体であります.
本学会の教育・啓発活動の一環として,『歯周病専門用語集』を2007年に初めて発刊しました.専門用語944語を選定し,明確な定義・解説,第一選定用語の決定を行い,歯周病学・歯周治療学ならびに歯科医療において,コミュケーションをとる根幹である用語統一を図りました.しかしながら,発刊より5年が経過し,歯科医学の急速な発展に伴い追加すべき用語も増加し,また,言葉は時代とともに変化するものでありますので,改訂版の発刊が課題となっておりました.
2011年4月に理事長を拝命させていただいたとき,この2年間において改訂版を発刊することを公約として明言いたしました.そして,学識豊かで,用語にも精通されている鹿児島大学教授の野口和行先生を用語委員長として,5名の委員のもと改訂作業に取りかかってもらいました.各先生方の活気あふれるエネルギーのもと,膨大な作業をみごとに貫徹し,このたび『歯周病学用語集』と題した第2版発刊の運びとなりました.
第2版においては,特に歯周病の臨床・疫学研究やインプラントに関する用語を中心に約110語を追加し,合計1,050語を収載しました.また,本学会が発刊しております5つの指針やガイドラインと用語との整合性にも配慮して修正し,より統一されたものとなりました.本用語集が学会会員の皆様はもとより,歯科学生や多くの歯科・医科分野の先生方,さらには行政そして関係者の方々のお役に立ちますことを心より期待しております.
最後になりましたが,本用語集の編集・出版にご尽力いただきました野口先生を初めとする用語委員会委員,本学会理事の先生方,ならびに医歯薬出版の編集部諸氏に厚く御礼申し上げます.
平成25年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
理事長 吉江弘正
改訂にあたって
2007年の『歯周病専門用語集』発刊以来,既に5年が過ぎ,この間にも歯周病に関する教科書が発刊され,また日本歯周病学会では,『歯周病の診断と治療の指針』など歯周病に関する幾冊かのガイドラインを発行し,さらにインプラントに関しても『歯周病におけるインプラント治療の指針2008』を発行するなど,歯周病やインプラントに関して多くの情報が得られるようになっています.また,用語は常に変化していくものであり,ある時間が過ぎれば見直す必要があります.このようなことから,吉江弘正理事長のご指導のもと,用語委員会を中心におよそ1年半の時間をかけて改訂作業を行い,ここに改訂版を発行するにいたりました.この改訂版の発行にあたり,書名も,その取り扱う用語は歯周病に関する専門用語ばかりというわけではありませんので,『歯周病学用語集』と改めています.
本書の編集方針は,既刊の『歯周病専門用語集』とほぼ同じですが,前回は一からの編集で,多大なる作業が短時間で行われた経緯があり,用語の解説として十分とは言えないものもありました.また,本学会では,前述したように歯周病に関するガイドラインを発行しており,ガイドラインを踏まえて,既に収載の用語の解説等を見直すとともに,歯周病の臨床研究や疫学研究,インプラントに関する用語を中心に約110語追加し,全部で1,050語を収載しました.しかし,歯周病学の基礎研究に関する用語は,その領域が幅広く膨大であり,残念ながら収載は限られたものとなっていますので,他の専門書をご覧いただければ幸いです.
今回はこれらの点を踏まえてこれからの時代に即した歯周病専門用語集に改変したと考えております.紙面の都合上十分な用語が収載されているとはまだ言えないかもしれませんが,本用語集がこれからの歯周病学の教育・臨床・研究に活用され,そして歯周病学のみならず歯学のさらなる発展に寄与していくことを願ってやみません.
最後になりましたが,本用語集の編集にご協力頂きました日本歯周病学会理事長吉江弘正先生,本学会理事の先生方,ならびに医歯薬出版の編集部諸氏に厚く御礼申し上げます.
平成25年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会 用語委員会
平成23年度〜平成24年度
委員長 野口和行
副委員長 音琴淳一
委 員 廣藤卓雄
須田玲子
玉澤かほる
松山孝司
『歯周病専門用語集』の発刊に寄せて
特定非営利活動法人(NPO)日本歯周病学会は,2007年1月現在,6,000名を越える会員数を有する歯科界でも有数の規模の学会であり,近年では歯周病専門医制度や認定歯科衛生士制度も導入し,国民の口腔および全身の健康に寄与することを目的とする学術団体であります.
このたび,本学会が初めて学会として編集いたしました専門用語集である『歯周病専門用語集』が,用語委員会委員長である新潟大学大学院医歯学総合研究科教授の吉江弘正先生を中心として編集され,発行されることとなりました.
歯周病学は,他の歯科の分野と比較しますと後発の領域,換言いたしますとそれだけ新しい領域ということができると存じますが,近年における研究・臨床・教育分野での進展は著しいものがあり,歯科界はもとより医科界,行政そして多くの国民が強い関心を向けております.
歯周病は20歳を過ぎた国民の大多数が罹患している疾患であり,歯を失う最大の原因でもあります.さらに,歯周病は歯科疾患のなかで唯一,法的に生活習慣病と認定され,また,「ペリオドンタルメディシン」という用語で示されるように,糖尿病をはじめとする全身疾患との関連性も強く示唆されております.このため,適切な歯周治療により歯周病が克服されれば,歯を残存させ,国民のQOLに大きく貢献することができます.
われわれは,研究・臨床・教育を通じて人々の健康に貢献する責務を担っているわけですが,そのためにも刻々と変化する歯周病の用語の選定および統一は,学会としてぜひとも成し遂げなければならない大きな事業の一つでありました.さらに,私が2005年4月に日本歯周病学会の理事長を拝命した際の最大の目標が,歯周病学会による「ガイドラインの発行」と「歯周病の分類の策定」でしたので,そのためにも用語集の編集は全力を挙げて達成していただきたい事業の一つでありました.
用語集を編集するということは,大変な労力と細心の注意が要求される膨大な作業でございますが,吉江教授を中心とした委員会の先生方の活力あふれるエネルギーにより,本用語集が刊行されることはきわめて大きな意義を有していると思われます.
本用語集が学会の会員の皆様はもとより,多くの歯科および医科分野の方々,さらには行政,教育そして一般の国民の方々のお役に立ちますことを心より期待しております.
最後になりましたが,本用語集を出版するにあたり,多大なご協力をいただきました医歯薬出版の方々に深謝いたします.
平成19年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
理事長 野口俊英
序文
特定非営利活動法人日本歯周病学会は,1957(昭和32)年に発足してから,本年で50年を迎えようとしておりますが,このたび,野口俊英理事長のもとで本学会による初めての専門用語集であります『歯周病専門用語集』を発刊することになりました.
歯周病学に限らず,どの分野におきましても,専門用語を正しく整理し,的確に教授することは,教育・臨床・研究の基本的事項であり,50年の節目に多くの先生方の協力を得て,ここに本用語集を上梓できたことに深く感謝いたしたいと存じます.
本用語集は,2004(平成16)年から2006(平成18)年にかけて,特定非営利活動法人日本歯周病学会用語委員会を中心として編集され,本学会の承認を得たものであります.以下に発行までの編集の工程を記したいと存じます.
1 専門用語の収集と用語の選定
用語集の編集にあたりまして,まずは『文部科学省学術用語集 歯学編』(日本歯科医学会編),『平成18年度歯科医師国家試験出題基準』,各種の歯周病学教科書,米国歯周病学会用語集などから約2,800語を抽出し,歯周病学,歯周治療学の教育・臨床・研究に必要と判断された約800語を選出いたしました.
2 特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会からの推薦用語の追加
日本臨床歯周病学会は,本学会と同じ歯周病学を専門とする学会でありまして,これまでにも学術大会をはじめ,さまざまな形でご協力いただいてまいりました.本用語集の編集に際しましても理事長の船越栄次先生をはじめ,用語委員会に加わっていただきました池田雅彦先生ほか多くの先生方にご助言・ご指摘を頂戴し,日本臨床歯周病学会よりご推薦いただきました用語を約100語追加いたしました.
3 用語の定義・解説
選定された用語につきましては,歯周病学の面から用語委員会にて簡潔な定義と解説の原案を作成し,その後本学会理事,用語委員ならびに日本臨床歯周病学会用語委員会の先生方に送付し,修正,追加いたしました.
4 第一選定用語の決定
同義語が複数ある用語につきましては,本学会の理事ならびに日本臨床歯周病学会の用語委員の先生方へアンケートを行いまして,第一選定用語を決定いたしました.
5 主な保険用語,日本歯周病学会の歯周病分類との関連
歯周治療に関する主な保険用語・略号を選び,本用語集に収載した用語との関連を表にまとめました.さらに,このたび,新しくまとめられました本学会の歯周病分類表も収載しております.
以上,2年以上に及んだ編集作業を記しましたが,今回の編集作業はほとんど一からの作業であったこともあり,時間的にも切迫したなかでの作業でございましたので,改善の余地が多く残されていることと存じます.また,用語というものは,常に変化をしていくものでございます.つきましては,数年おきに見直しの作業が行われ,本用語集が中心となって教育・臨床・研究の専門用語が規定され,歯周病学のさらなる発展につながっていくことを願ってやみません.
最後になりましたが,本用語集の編集にご協力いただきました特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会理事長船越栄次先生および用語委員会の先生方,本学会理事長野口俊英先生,本学会理事の先生方ならびに,医歯薬出版の編集部諸氏に心より感謝申し上げます.
平成19年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会 用語委員会
平成17年度〜平成18年度
委員長 吉江弘正
副委員長 島内英俊
委 員 池田雅彦
奥田一博
五味一博
佐藤 聡
杉戸博記
須田玲子
玉澤かほる
(五十音順)
日本歯周病学会は,2012年12月現在,9,000名をこえる会員数を有する歯科界でも有数の規模の学会であり,学術を基盤として,専門医・認定医制度や認定歯科衛生士制度を有し,歯周病から国民を守り,口腔・全身の健康支援を使命とする学術団体であります.
本学会の教育・啓発活動の一環として,『歯周病専門用語集』を2007年に初めて発刊しました.専門用語944語を選定し,明確な定義・解説,第一選定用語の決定を行い,歯周病学・歯周治療学ならびに歯科医療において,コミュケーションをとる根幹である用語統一を図りました.しかしながら,発刊より5年が経過し,歯科医学の急速な発展に伴い追加すべき用語も増加し,また,言葉は時代とともに変化するものでありますので,改訂版の発刊が課題となっておりました.
2011年4月に理事長を拝命させていただいたとき,この2年間において改訂版を発刊することを公約として明言いたしました.そして,学識豊かで,用語にも精通されている鹿児島大学教授の野口和行先生を用語委員長として,5名の委員のもと改訂作業に取りかかってもらいました.各先生方の活気あふれるエネルギーのもと,膨大な作業をみごとに貫徹し,このたび『歯周病学用語集』と題した第2版発刊の運びとなりました.
第2版においては,特に歯周病の臨床・疫学研究やインプラントに関する用語を中心に約110語を追加し,合計1,050語を収載しました.また,本学会が発刊しております5つの指針やガイドラインと用語との整合性にも配慮して修正し,より統一されたものとなりました.本用語集が学会会員の皆様はもとより,歯科学生や多くの歯科・医科分野の先生方,さらには行政そして関係者の方々のお役に立ちますことを心より期待しております.
最後になりましたが,本用語集の編集・出版にご尽力いただきました野口先生を初めとする用語委員会委員,本学会理事の先生方,ならびに医歯薬出版の編集部諸氏に厚く御礼申し上げます.
平成25年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
理事長 吉江弘正
改訂にあたって
2007年の『歯周病専門用語集』発刊以来,既に5年が過ぎ,この間にも歯周病に関する教科書が発刊され,また日本歯周病学会では,『歯周病の診断と治療の指針』など歯周病に関する幾冊かのガイドラインを発行し,さらにインプラントに関しても『歯周病におけるインプラント治療の指針2008』を発行するなど,歯周病やインプラントに関して多くの情報が得られるようになっています.また,用語は常に変化していくものであり,ある時間が過ぎれば見直す必要があります.このようなことから,吉江弘正理事長のご指導のもと,用語委員会を中心におよそ1年半の時間をかけて改訂作業を行い,ここに改訂版を発行するにいたりました.この改訂版の発行にあたり,書名も,その取り扱う用語は歯周病に関する専門用語ばかりというわけではありませんので,『歯周病学用語集』と改めています.
本書の編集方針は,既刊の『歯周病専門用語集』とほぼ同じですが,前回は一からの編集で,多大なる作業が短時間で行われた経緯があり,用語の解説として十分とは言えないものもありました.また,本学会では,前述したように歯周病に関するガイドラインを発行しており,ガイドラインを踏まえて,既に収載の用語の解説等を見直すとともに,歯周病の臨床研究や疫学研究,インプラントに関する用語を中心に約110語追加し,全部で1,050語を収載しました.しかし,歯周病学の基礎研究に関する用語は,その領域が幅広く膨大であり,残念ながら収載は限られたものとなっていますので,他の専門書をご覧いただければ幸いです.
今回はこれらの点を踏まえてこれからの時代に即した歯周病専門用語集に改変したと考えております.紙面の都合上十分な用語が収載されているとはまだ言えないかもしれませんが,本用語集がこれからの歯周病学の教育・臨床・研究に活用され,そして歯周病学のみならず歯学のさらなる発展に寄与していくことを願ってやみません.
最後になりましたが,本用語集の編集にご協力頂きました日本歯周病学会理事長吉江弘正先生,本学会理事の先生方,ならびに医歯薬出版の編集部諸氏に厚く御礼申し上げます.
平成25年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会 用語委員会
平成23年度〜平成24年度
委員長 野口和行
副委員長 音琴淳一
委 員 廣藤卓雄
須田玲子
玉澤かほる
松山孝司
『歯周病専門用語集』の発刊に寄せて
特定非営利活動法人(NPO)日本歯周病学会は,2007年1月現在,6,000名を越える会員数を有する歯科界でも有数の規模の学会であり,近年では歯周病専門医制度や認定歯科衛生士制度も導入し,国民の口腔および全身の健康に寄与することを目的とする学術団体であります.
このたび,本学会が初めて学会として編集いたしました専門用語集である『歯周病専門用語集』が,用語委員会委員長である新潟大学大学院医歯学総合研究科教授の吉江弘正先生を中心として編集され,発行されることとなりました.
歯周病学は,他の歯科の分野と比較しますと後発の領域,換言いたしますとそれだけ新しい領域ということができると存じますが,近年における研究・臨床・教育分野での進展は著しいものがあり,歯科界はもとより医科界,行政そして多くの国民が強い関心を向けております.
歯周病は20歳を過ぎた国民の大多数が罹患している疾患であり,歯を失う最大の原因でもあります.さらに,歯周病は歯科疾患のなかで唯一,法的に生活習慣病と認定され,また,「ペリオドンタルメディシン」という用語で示されるように,糖尿病をはじめとする全身疾患との関連性も強く示唆されております.このため,適切な歯周治療により歯周病が克服されれば,歯を残存させ,国民のQOLに大きく貢献することができます.
われわれは,研究・臨床・教育を通じて人々の健康に貢献する責務を担っているわけですが,そのためにも刻々と変化する歯周病の用語の選定および統一は,学会としてぜひとも成し遂げなければならない大きな事業の一つでありました.さらに,私が2005年4月に日本歯周病学会の理事長を拝命した際の最大の目標が,歯周病学会による「ガイドラインの発行」と「歯周病の分類の策定」でしたので,そのためにも用語集の編集は全力を挙げて達成していただきたい事業の一つでありました.
用語集を編集するということは,大変な労力と細心の注意が要求される膨大な作業でございますが,吉江教授を中心とした委員会の先生方の活力あふれるエネルギーにより,本用語集が刊行されることはきわめて大きな意義を有していると思われます.
本用語集が学会の会員の皆様はもとより,多くの歯科および医科分野の方々,さらには行政,教育そして一般の国民の方々のお役に立ちますことを心より期待しております.
最後になりましたが,本用語集を出版するにあたり,多大なご協力をいただきました医歯薬出版の方々に深謝いたします.
平成19年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
理事長 野口俊英
序文
特定非営利活動法人日本歯周病学会は,1957(昭和32)年に発足してから,本年で50年を迎えようとしておりますが,このたび,野口俊英理事長のもとで本学会による初めての専門用語集であります『歯周病専門用語集』を発刊することになりました.
歯周病学に限らず,どの分野におきましても,専門用語を正しく整理し,的確に教授することは,教育・臨床・研究の基本的事項であり,50年の節目に多くの先生方の協力を得て,ここに本用語集を上梓できたことに深く感謝いたしたいと存じます.
本用語集は,2004(平成16)年から2006(平成18)年にかけて,特定非営利活動法人日本歯周病学会用語委員会を中心として編集され,本学会の承認を得たものであります.以下に発行までの編集の工程を記したいと存じます.
1 専門用語の収集と用語の選定
用語集の編集にあたりまして,まずは『文部科学省学術用語集 歯学編』(日本歯科医学会編),『平成18年度歯科医師国家試験出題基準』,各種の歯周病学教科書,米国歯周病学会用語集などから約2,800語を抽出し,歯周病学,歯周治療学の教育・臨床・研究に必要と判断された約800語を選出いたしました.
2 特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会からの推薦用語の追加
日本臨床歯周病学会は,本学会と同じ歯周病学を専門とする学会でありまして,これまでにも学術大会をはじめ,さまざまな形でご協力いただいてまいりました.本用語集の編集に際しましても理事長の船越栄次先生をはじめ,用語委員会に加わっていただきました池田雅彦先生ほか多くの先生方にご助言・ご指摘を頂戴し,日本臨床歯周病学会よりご推薦いただきました用語を約100語追加いたしました.
3 用語の定義・解説
選定された用語につきましては,歯周病学の面から用語委員会にて簡潔な定義と解説の原案を作成し,その後本学会理事,用語委員ならびに日本臨床歯周病学会用語委員会の先生方に送付し,修正,追加いたしました.
4 第一選定用語の決定
同義語が複数ある用語につきましては,本学会の理事ならびに日本臨床歯周病学会の用語委員の先生方へアンケートを行いまして,第一選定用語を決定いたしました.
5 主な保険用語,日本歯周病学会の歯周病分類との関連
歯周治療に関する主な保険用語・略号を選び,本用語集に収載した用語との関連を表にまとめました.さらに,このたび,新しくまとめられました本学会の歯周病分類表も収載しております.
以上,2年以上に及んだ編集作業を記しましたが,今回の編集作業はほとんど一からの作業であったこともあり,時間的にも切迫したなかでの作業でございましたので,改善の余地が多く残されていることと存じます.また,用語というものは,常に変化をしていくものでございます.つきましては,数年おきに見直しの作業が行われ,本用語集が中心となって教育・臨床・研究の専門用語が規定され,歯周病学のさらなる発展につながっていくことを願ってやみません.
最後になりましたが,本用語集の編集にご協力いただきました特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会理事長船越栄次先生および用語委員会の先生方,本学会理事長野口俊英先生,本学会理事の先生方ならびに,医歯薬出版の編集部諸氏に心より感謝申し上げます.
平成19年1月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会 用語委員会
平成17年度〜平成18年度
委員長 吉江弘正
副委員長 島内英俊
委 員 池田雅彦
奥田一博
五味一博
佐藤 聡
杉戸博記
須田玲子
玉澤かほる
(五十音順)








