まえがき
わが国の平均寿命は世界でも最高水準にあり,それを担ってきた医療技術や医療制度は多くの国の手本となってきました.一方,高齢社会の進展と疾病構造の変化が急激に到来したために,医療保険制度や年金制度の再構築が追いつかず,現在,大きな社会問題となっています.しかしながら,ここにきて,国民の健康寿命のさらなる延長,生活の質の向上を見据えた疾病予防・健康増進に重点を置いた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」が動きだしました.2003年5月には,「健康日本21」を中核とする国民の健康づくり,一次予防をさらに積極的に推進する法的根拠として「健康増進法」が施行されました.都道府県,市町村単位で健康増進計画を策定するにあたり,当然含まれるべき歯科保健計画に関しては,歯科界がこれまでに培ってきたノウハウと膨大な基礎資料が大きな手助けとなるでしょう.
日本口腔衛生学会では,1978年から2002年にかけて「歯科衛生の動向」を過去6冊発行し,口腔保健を中心とした最新情報の提供とそのデータの意味するところをわかりやすく解説し,多くの歯科医療関係者に貢献してきました.保健医療福祉分野での改革の取り組みのなかで,本書の重要性はさらに増すと考えられることから,今回,2004年版を発刊する運びとなりました.
本書は,これまでと同様に解説編と資料編に分けられ,資料編については使い勝手のよさを考慮してCD-ROM収載としました.解説編は,1)歯科疾患の状況,2)歯科受療と歯科保健行動,3)歯科保健制度,4)歯科医療関係者,5)歯科医療施設,6)医療保障,7)歯科保健医療の背景,の7章からなり,2色刷りとしてできるだけ見やすい掲載を心がけました.「歯科疾患実態調査」,歯科をテーマとした「保健福祉動向調査」は平成11年度以降調査未実施のため更新されておりませんが,厚生労働省の「患者調査」「医療施設調査」「国民生活基礎調査」「医師・歯科医師・薬剤師調査」「国民医療費」など,多くのデータが2002年度版から更新されています.
地域での調査,保健計画立案,目標値の設定,保健施策実施後の評価などに際し,本書掲載データを日本の基準として参考にしつつ,地域特性に応じた実効ある施策とモニタリングを期待したいと思います.また,本書は,地域歯科保健に関心をもたれる歯科医師,歯科衛生士をはじめ保健医療関係者にとって有用であるのみならず,地域歯科医療の現場や口腔衛生学,社会歯科学,予防歯科学を学ぶ教育の場で大いに活用していただけるものと確信いたします.
最後に,本書の編集に当たってご協力頂きました多くの関係者ならびに医歯薬出版株式会社のご協力に心より感謝いたします.
2004年9月
編集委員(執筆順):宮崎秀夫*,鶴本明久,尾崎哲則,川口陽子,佐藤勉(*編集委員長)
わが国の平均寿命は世界でも最高水準にあり,それを担ってきた医療技術や医療制度は多くの国の手本となってきました.一方,高齢社会の進展と疾病構造の変化が急激に到来したために,医療保険制度や年金制度の再構築が追いつかず,現在,大きな社会問題となっています.しかしながら,ここにきて,国民の健康寿命のさらなる延長,生活の質の向上を見据えた疾病予防・健康増進に重点を置いた「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」が動きだしました.2003年5月には,「健康日本21」を中核とする国民の健康づくり,一次予防をさらに積極的に推進する法的根拠として「健康増進法」が施行されました.都道府県,市町村単位で健康増進計画を策定するにあたり,当然含まれるべき歯科保健計画に関しては,歯科界がこれまでに培ってきたノウハウと膨大な基礎資料が大きな手助けとなるでしょう.
日本口腔衛生学会では,1978年から2002年にかけて「歯科衛生の動向」を過去6冊発行し,口腔保健を中心とした最新情報の提供とそのデータの意味するところをわかりやすく解説し,多くの歯科医療関係者に貢献してきました.保健医療福祉分野での改革の取り組みのなかで,本書の重要性はさらに増すと考えられることから,今回,2004年版を発刊する運びとなりました.
本書は,これまでと同様に解説編と資料編に分けられ,資料編については使い勝手のよさを考慮してCD-ROM収載としました.解説編は,1)歯科疾患の状況,2)歯科受療と歯科保健行動,3)歯科保健制度,4)歯科医療関係者,5)歯科医療施設,6)医療保障,7)歯科保健医療の背景,の7章からなり,2色刷りとしてできるだけ見やすい掲載を心がけました.「歯科疾患実態調査」,歯科をテーマとした「保健福祉動向調査」は平成11年度以降調査未実施のため更新されておりませんが,厚生労働省の「患者調査」「医療施設調査」「国民生活基礎調査」「医師・歯科医師・薬剤師調査」「国民医療費」など,多くのデータが2002年度版から更新されています.
地域での調査,保健計画立案,目標値の設定,保健施策実施後の評価などに際し,本書掲載データを日本の基準として参考にしつつ,地域特性に応じた実効ある施策とモニタリングを期待したいと思います.また,本書は,地域歯科保健に関心をもたれる歯科医師,歯科衛生士をはじめ保健医療関係者にとって有用であるのみならず,地域歯科医療の現場や口腔衛生学,社会歯科学,予防歯科学を学ぶ教育の場で大いに活用していただけるものと確信いたします.
最後に,本書の編集に当たってご協力頂きました多くの関係者ならびに医歯薬出版株式会社のご協力に心より感謝いたします.
2004年9月
編集委員(執筆順):宮崎秀夫*,鶴本明久,尾崎哲則,川口陽子,佐藤勉(*編集委員長)
歯科衛生の動向 2004年版 CONTENTS
■絵でみる歯科保健状況
永久歯の1人平均現在歯数
歯の平均寿命
歯の平均寿命の推移
齲蝕有病者率の推移(年齢別)
1人平均DMF歯数
20歯以上ある者の割合の推移(8020割合)
補綴状況の推移(15歳以上)
歯肉所見の有無(永久歯)
年齢階級別にみた歯の状態
歯や口のなかに悩み事がある者の内容の推移
歯の健康のために注意している者の注意の内容
歯みがきの時期の推移
歯間部清掃用器具を使用している者の推移
年齢階級別にみた歯科の受療状況
診療を受けたことがある者のおもな診療内容
歯の状態別にみた健康意識
12歳児の1人平均DMF歯数の国際比較
3歳児歯科健康診査結果の推移
12歳児のDMF歯数の推移
都道府県別にみた人口10万対医療施設従事歯科医師数
歯科診療所1施設あたりの患者数の推移
歯科診療所1施設あたり医療収支額の推移
運動・喫煙・飲酒習慣のある者の推移
■解説編
1章 歯科疾患の状況
I-現在歯数と歯の寿命
1.1人平均現在歯数
2.歯の平均寿命
3.歯の平均寿命の推移
II-齲蝕の状況
1.齲蝕有病者率
1)乳 歯
2)永久歯
2.未処置歯所有者率
1)乳 歯
2)永久歯
3.齲蝕の処置状況
4.未処置歯の進行状況別分布
5.1人平均DMF歯数(永久歯)
6.年齢別1人平均DMF歯数の推移
1)3歳児の1人平均df歯数の推移
2)12歳児の1人平均DMF歯数の推移
III-喪失歯と補綴の状況
1.喪失歯のある者の割合
2.1人平均喪失歯数の推移
3.年代別の1人平均喪失歯数の推移
4.20歯以上ある者の割合
5.補綴の状況
IV-歯周疾患の状況
1.CPI診査に適用する有歯顎者率(対象歯をもつ者の割合)
2.歯肉炎の状況
3.歯石の状況
4.歯周炎の状況
V-歯科疾患の国際比較
1.1人平均DMF歯数の国際比較
1)12歳
1)成人35〜44歳
2)高齢者65〜74歳
2.歯に対する治療処置の必要性
1)成人35〜44歳
2)高齢者65〜74歳
3.咬合異常の状況(DAI使用)
4.歯周疾患有病状況(CPI平均セクスタンツ数による)
1)小児12〜13歳
2)成人35〜44歳
3)高齢者65〜74歳
2章 歯科受療と歯科保健行動
I-歯科疾病の受療状況
1.推計患者数
1)歯科診療所の推計患者数
2)歯科診療所1カ所あたりの1日平均外来患者数
2.歯科受療率
3.再来患者の平均診療期間
II-歯科保健に関する行動と意識
1.健康状態・健康意識
2.歯と口腔の健康状態・健康意識
1)歯と口腔の健康状態
2)歯と口腔に対する健康意識
3.口腔清掃の状態
1)歯みがき頻度と時期
2)歯間部清掃用器具の使用状況
4.歯科保健と受療行動
1)歯みがき指導
2)歯科健康診査
3)歯科受療
5.義歯の状況
6.歯科医療に対する要望
7.寝たきり等で在宅での介護を要するようになったときに望むサービス
8.歯の状態別にみた健康意識
3章 歯科保健制度
I-わが国の歯科保健行政
1.厚生労働省
2.文部科学省
II-地域歯科保健
1.地域保健法
1)保健所
2)市町村保健センター
2.地域歯科保健の現状
III-母子歯科保健
1.1歳6カ月児歯科健康診査
2.3歳児歯科健康診査
IV-学校歯科保健
1.学校歯科医などの数
2.疾病の状況
3.齲歯の状況
V-産業歯科保健
1.歯科医師による健康診断
2.産業歯科医
3.健康診断の結果
VI-老人(成人)歯科保健
1.健康教育・健康相談
2.寝たきり老人に対する歯科保健対策
VII-歯科保健の新しい流れ
1.21世紀の国民健康づくり運動(健康日本21)
1)歯の健康
2.健康増進法
3.厚生科学研究「口腔保健と全身的な健康状態の関係」
1)8020者のデータバンク構築
2)咬合状態に起因する他臓器の異常
4.日本歯科医学会フッ化物検討委員会「最終報告」
コラム 「フッ化物配合歯磨剤」
4章 歯科医療関係者
I-歯科医師
1.歯科医師数
2.業務の種類別にみた歯科医師数
3.年齢階級・性別にみた歯科医師数
4.診療科名別にみた医療施設従事歯科医師数
5.医療施設従事歯科医師の地域分布
6.歯科医師の養成
1)歯科医師の養成数
2)歯科医師国家試験
3)臨床研修
7.歯科医師需給の予測
II-歯科衛生士
1.就業歯科衛生士数
2.歯科衛生士養成数の推移
III-歯科技工士
1.就業歯科技工士数
2.歯科技工士養成数の推移
IV-その他の医療関係者
1.医 師
2.看護師,保健師
3.薬剤師
コラム 「歯科医師数の国際比較」
5章 歯科医療施設
I-歯科診療所
1.歯科診療所数
2.開設者別にみた歯科診療所数
3.診療科名別にみた歯科診療所数
4.歯科診療所の地域分布
5.歯科診療所の診療・設備の状況
6.歯科医療施設における歯科医療従事者数
7.歯科診療所の経営状況
8.特殊歯科医療対策
1)口腔保健センターにおける歯科医療
2)へき地の歯科医療
II-歯科技工所
III-一般医療施設
1.病 院
2.一般診療所
3.薬 局
IV-介護老人保健施設
6章 医療保障
I-社会保障における医療保障の位置づけ
1.社会保障とは
1)社会保障の分類
II-医療保険
1.医療保険の類型と近年における改革
2.医療保険の給付体系
1)各制度・世代を通じた給付と負担の見直し
2)後期高齢者への施策の重点化
3)国民健康保険の財政基盤の強化
III-医療制度の進展
1.医療制度の進展
2.国民医療費の推移
1)国民医療費,老人医療費および国民所得比の推移
2)診療種類別医療費の推移
3.医療費の三要素
4.医療費の課題
IV-歯科診療行為の状況
1.一般歯科医療と老人歯科医療
2.歯科医療費の年齢特性
1)年齢特性
2)医療費の三要素からみた年齢特性
3.歯科医療費の健康保険種類別の推移
1)被保険者数の推移
2)医療費総数,歯科医療費の三要素における推移
3)1人あたり医療費の推移
V-介護保険制度の概要
1.介護保険制度の特徴
2.保険料
3.要介護認定
1)第1号被保険者と第2号被保険者
2)一次判定
3)二次判定
4.介護支援専門員(ケアマネジャー)
1)介護支援専門員とは
5.介護サービス
1)居宅サービス
2)施設サービス
3)介護報酬
4)利用者の負担
6.歯科医師と介護保険とのかかわり
1)医療保険(診療報酬)と介護保険
2)居宅療養管理指導
コラム 「国民医療費の国際比較」
7章 歯科保健医療の背景
I-人 口
1.人口の推移と将来推計
2.出生の推移
3.年齢3区分別人口
4.市町村の人口規模
5.世帯の構造
6.平均寿命の推移
7.平均余命と特定年齢での生存率
II-健康状態と疾病・死亡
1.健康意識と検査受診率
2.有訴者(自覚症状のある者)率
3.受療率
4.死亡と死因
III-日常生活
1.栄養素等の摂取量
2.朝・昼・夕食の状況
3.運動,喫煙,飲酒の習慣
4.介護サービスの現況
成立されたおもな法律等
おもな厚生労働統計調査一覧
おもな用語解説
索引
■絵でみる歯科保健状況
永久歯の1人平均現在歯数
歯の平均寿命
歯の平均寿命の推移
齲蝕有病者率の推移(年齢別)
1人平均DMF歯数
20歯以上ある者の割合の推移(8020割合)
補綴状況の推移(15歳以上)
歯肉所見の有無(永久歯)
年齢階級別にみた歯の状態
歯や口のなかに悩み事がある者の内容の推移
歯の健康のために注意している者の注意の内容
歯みがきの時期の推移
歯間部清掃用器具を使用している者の推移
年齢階級別にみた歯科の受療状況
診療を受けたことがある者のおもな診療内容
歯の状態別にみた健康意識
12歳児の1人平均DMF歯数の国際比較
3歳児歯科健康診査結果の推移
12歳児のDMF歯数の推移
都道府県別にみた人口10万対医療施設従事歯科医師数
歯科診療所1施設あたりの患者数の推移
歯科診療所1施設あたり医療収支額の推移
運動・喫煙・飲酒習慣のある者の推移
■解説編
1章 歯科疾患の状況
I-現在歯数と歯の寿命
1.1人平均現在歯数
2.歯の平均寿命
3.歯の平均寿命の推移
II-齲蝕の状況
1.齲蝕有病者率
1)乳 歯
2)永久歯
2.未処置歯所有者率
1)乳 歯
2)永久歯
3.齲蝕の処置状況
4.未処置歯の進行状況別分布
5.1人平均DMF歯数(永久歯)
6.年齢別1人平均DMF歯数の推移
1)3歳児の1人平均df歯数の推移
2)12歳児の1人平均DMF歯数の推移
III-喪失歯と補綴の状況
1.喪失歯のある者の割合
2.1人平均喪失歯数の推移
3.年代別の1人平均喪失歯数の推移
4.20歯以上ある者の割合
5.補綴の状況
IV-歯周疾患の状況
1.CPI診査に適用する有歯顎者率(対象歯をもつ者の割合)
2.歯肉炎の状況
3.歯石の状況
4.歯周炎の状況
V-歯科疾患の国際比較
1.1人平均DMF歯数の国際比較
1)12歳
1)成人35〜44歳
2)高齢者65〜74歳
2.歯に対する治療処置の必要性
1)成人35〜44歳
2)高齢者65〜74歳
3.咬合異常の状況(DAI使用)
4.歯周疾患有病状況(CPI平均セクスタンツ数による)
1)小児12〜13歳
2)成人35〜44歳
3)高齢者65〜74歳
2章 歯科受療と歯科保健行動
I-歯科疾病の受療状況
1.推計患者数
1)歯科診療所の推計患者数
2)歯科診療所1カ所あたりの1日平均外来患者数
2.歯科受療率
3.再来患者の平均診療期間
II-歯科保健に関する行動と意識
1.健康状態・健康意識
2.歯と口腔の健康状態・健康意識
1)歯と口腔の健康状態
2)歯と口腔に対する健康意識
3.口腔清掃の状態
1)歯みがき頻度と時期
2)歯間部清掃用器具の使用状況
4.歯科保健と受療行動
1)歯みがき指導
2)歯科健康診査
3)歯科受療
5.義歯の状況
6.歯科医療に対する要望
7.寝たきり等で在宅での介護を要するようになったときに望むサービス
8.歯の状態別にみた健康意識
3章 歯科保健制度
I-わが国の歯科保健行政
1.厚生労働省
2.文部科学省
II-地域歯科保健
1.地域保健法
1)保健所
2)市町村保健センター
2.地域歯科保健の現状
III-母子歯科保健
1.1歳6カ月児歯科健康診査
2.3歳児歯科健康診査
IV-学校歯科保健
1.学校歯科医などの数
2.疾病の状況
3.齲歯の状況
V-産業歯科保健
1.歯科医師による健康診断
2.産業歯科医
3.健康診断の結果
VI-老人(成人)歯科保健
1.健康教育・健康相談
2.寝たきり老人に対する歯科保健対策
VII-歯科保健の新しい流れ
1.21世紀の国民健康づくり運動(健康日本21)
1)歯の健康
2.健康増進法
3.厚生科学研究「口腔保健と全身的な健康状態の関係」
1)8020者のデータバンク構築
2)咬合状態に起因する他臓器の異常
4.日本歯科医学会フッ化物検討委員会「最終報告」
コラム 「フッ化物配合歯磨剤」
4章 歯科医療関係者
I-歯科医師
1.歯科医師数
2.業務の種類別にみた歯科医師数
3.年齢階級・性別にみた歯科医師数
4.診療科名別にみた医療施設従事歯科医師数
5.医療施設従事歯科医師の地域分布
6.歯科医師の養成
1)歯科医師の養成数
2)歯科医師国家試験
3)臨床研修
7.歯科医師需給の予測
II-歯科衛生士
1.就業歯科衛生士数
2.歯科衛生士養成数の推移
III-歯科技工士
1.就業歯科技工士数
2.歯科技工士養成数の推移
IV-その他の医療関係者
1.医 師
2.看護師,保健師
3.薬剤師
コラム 「歯科医師数の国際比較」
5章 歯科医療施設
I-歯科診療所
1.歯科診療所数
2.開設者別にみた歯科診療所数
3.診療科名別にみた歯科診療所数
4.歯科診療所の地域分布
5.歯科診療所の診療・設備の状況
6.歯科医療施設における歯科医療従事者数
7.歯科診療所の経営状況
8.特殊歯科医療対策
1)口腔保健センターにおける歯科医療
2)へき地の歯科医療
II-歯科技工所
III-一般医療施設
1.病 院
2.一般診療所
3.薬 局
IV-介護老人保健施設
6章 医療保障
I-社会保障における医療保障の位置づけ
1.社会保障とは
1)社会保障の分類
II-医療保険
1.医療保険の類型と近年における改革
2.医療保険の給付体系
1)各制度・世代を通じた給付と負担の見直し
2)後期高齢者への施策の重点化
3)国民健康保険の財政基盤の強化
III-医療制度の進展
1.医療制度の進展
2.国民医療費の推移
1)国民医療費,老人医療費および国民所得比の推移
2)診療種類別医療費の推移
3.医療費の三要素
4.医療費の課題
IV-歯科診療行為の状況
1.一般歯科医療と老人歯科医療
2.歯科医療費の年齢特性
1)年齢特性
2)医療費の三要素からみた年齢特性
3.歯科医療費の健康保険種類別の推移
1)被保険者数の推移
2)医療費総数,歯科医療費の三要素における推移
3)1人あたり医療費の推移
V-介護保険制度の概要
1.介護保険制度の特徴
2.保険料
3.要介護認定
1)第1号被保険者と第2号被保険者
2)一次判定
3)二次判定
4.介護支援専門員(ケアマネジャー)
1)介護支援専門員とは
5.介護サービス
1)居宅サービス
2)施設サービス
3)介護報酬
4)利用者の負担
6.歯科医師と介護保険とのかかわり
1)医療保険(診療報酬)と介護保険
2)居宅療養管理指導
コラム 「国民医療費の国際比較」
7章 歯科保健医療の背景
I-人 口
1.人口の推移と将来推計
2.出生の推移
3.年齢3区分別人口
4.市町村の人口規模
5.世帯の構造
6.平均寿命の推移
7.平均余命と特定年齢での生存率
II-健康状態と疾病・死亡
1.健康意識と検査受診率
2.有訴者(自覚症状のある者)率
3.受療率
4.死亡と死因
III-日常生活
1.栄養素等の摂取量
2.朝・昼・夕食の状況
3.運動,喫煙,飲酒の習慣
4.介護サービスの現況
成立されたおもな法律等
おもな厚生労働統計調査一覧
おもな用語解説
索引











