発刊の辞
21世紀を目前にし,国際的に超高齢時代を迎えております.特に我が国は世界の中でも長寿国の筆頭にあげられているのは周知のとおりです.厚生省の調査によれば,65歳以上の高齢者人口が2010年は22.0%,2025年には27.4%に達すると試算しています.この状況はいままでにない社会構造の変化を生じさせ,一段と高齢・有病者が増え,疾病構造にも変化を生み出しています.当然,歯科界においても,高齢者を対象とする在宅介護医療や基礎疾患を有する患者などの占める割合が多くなり,知識と対処の方法を身につけ,医科との連携のもとに高齢・有病者の歯科治療に積極的に取り組む一般歯科臨床医(かかりつけ歯科医)が増えてきました.
最近ではこの基礎疾患を持つ患者さんの歯科治療を「有病者の歯科診療(医療)」と誰もが抵抗なく表現しています.十数年前,特に「日本有病者歯科医療学会」が設立された当初,この呼称が適切か否かの議論が沸騰し賛否両論,私も白熱した論戦の中にいました.“有病者“あるいは“有病者歯科診療(医療)”の呼称は文字数も少なくイメージが掴みやすいという理由で,いつしかこれで落ち着きましたが,いまでもこの議論が全く消えたわけではありません.たしかにこの呼称は的確とは言い難いのですが,イメージとして最もわかりやすく,現段階ではこれ以上の表現法がないと私は考えております.
それでは歯科治療における有病者とは,具体的にどんな人を指すのでしょうか.残念ながらその定義については,まだ確立されたものがありません.有病者歯科診療を欧米では「Dentistry for Medically Compromised Patient」と表現しています.これを日本語流に解釈すれば,“全身的な病気を持っている患者さんで,歯科治療に際し内科医への対診等なんらかの配慮を必要とするもの”と意訳することができます.
このような点から考えると,鼻の疾患や眼の疾患または皮膚疾患など,局所に限られた疾患を持った患者さんについては厳密には有病者とはいいません.もちろん,歯の疾患を持った患者さんはこの中には含まれないのです.しかし,眼疾患でも糖尿病性網膜症などは全身疾患から継発したものなので,眼の疾患といえども当然有病者にほかならないのです.有病者については歯科医師にかかわらず,内科医以外の分野の医師は治療を行うに際し,例外なく苦慮し,内科医の対診のもとに診療計画を立てています.つまり有病者とは,内科医を除く医師,歯科医師からみた共通の呼称であると解釈できます.
有病者の歯科診療を医療あるいは治療とすべきか.この呼称については統一のとれていないのが現状です.この呼称については,実は私なりにこだわりを持っております.この議論はここでは省きますが,診断と治療,対応法などを総合的にまとめた書という意味あいから,本書を『有病者歯科診療』の書名にさせて頂きました.できうれば,末尾に『学』を添えたいところですが,これは将来の課題にしましょう.有病者歯科診療の今後の展望ですが,共通の理解が得られる,合理的かつシステマティックな診療体系を形作るガイドラインが急務であろうと考えております.
本書は読者にわかりやすい実践書として構成しました.第1章は,総論編として有病者の定義づけやその診かたを,第2章では,有病者歯科診療を行ううえでの心構えや手順・管理法などを,また第3章では,各疾患の各論的解説と,その歯科的対応法について執筆して頂きました.第4章では病歴から診た診療の流れを,第5章ではテクニック編として日常臨床で頻度の高いものを抜粋し実際的テクニックを,第6章では21世紀に展開していく有病者の歯科診療,特に訪問歯科診療,医科と歯科との連携医療について解説して頂きました.第7章では読者が日常の臨床で苦慮する事柄を抜粋してQ & Aの形式でまとめてみました.また付章として,モニタリング機器と医学用語略語の一覧を付しました.
医学・歯学の潮流は大きく変わりつつあります.戸惑いの多い日常臨床の中で本書が先生方の座右に置かれ,即戦力となる有病者歯科診療の指針の書となりうればと願っております.
終わりに,共に編集にあたって頂いた伊東隆利先生,河村 博先生をはじめ,ご執筆頂いた先生各位に編集委員を代表して深く感謝申し上げます.また,このような出版の機会を与えられた医歯薬出版(株)に感謝いたします.
2000年(平成12年)7月 白川正順
21世紀を目前にし,国際的に超高齢時代を迎えております.特に我が国は世界の中でも長寿国の筆頭にあげられているのは周知のとおりです.厚生省の調査によれば,65歳以上の高齢者人口が2010年は22.0%,2025年には27.4%に達すると試算しています.この状況はいままでにない社会構造の変化を生じさせ,一段と高齢・有病者が増え,疾病構造にも変化を生み出しています.当然,歯科界においても,高齢者を対象とする在宅介護医療や基礎疾患を有する患者などの占める割合が多くなり,知識と対処の方法を身につけ,医科との連携のもとに高齢・有病者の歯科治療に積極的に取り組む一般歯科臨床医(かかりつけ歯科医)が増えてきました.
最近ではこの基礎疾患を持つ患者さんの歯科治療を「有病者の歯科診療(医療)」と誰もが抵抗なく表現しています.十数年前,特に「日本有病者歯科医療学会」が設立された当初,この呼称が適切か否かの議論が沸騰し賛否両論,私も白熱した論戦の中にいました.“有病者“あるいは“有病者歯科診療(医療)”の呼称は文字数も少なくイメージが掴みやすいという理由で,いつしかこれで落ち着きましたが,いまでもこの議論が全く消えたわけではありません.たしかにこの呼称は的確とは言い難いのですが,イメージとして最もわかりやすく,現段階ではこれ以上の表現法がないと私は考えております.
それでは歯科治療における有病者とは,具体的にどんな人を指すのでしょうか.残念ながらその定義については,まだ確立されたものがありません.有病者歯科診療を欧米では「Dentistry for Medically Compromised Patient」と表現しています.これを日本語流に解釈すれば,“全身的な病気を持っている患者さんで,歯科治療に際し内科医への対診等なんらかの配慮を必要とするもの”と意訳することができます.
このような点から考えると,鼻の疾患や眼の疾患または皮膚疾患など,局所に限られた疾患を持った患者さんについては厳密には有病者とはいいません.もちろん,歯の疾患を持った患者さんはこの中には含まれないのです.しかし,眼疾患でも糖尿病性網膜症などは全身疾患から継発したものなので,眼の疾患といえども当然有病者にほかならないのです.有病者については歯科医師にかかわらず,内科医以外の分野の医師は治療を行うに際し,例外なく苦慮し,内科医の対診のもとに診療計画を立てています.つまり有病者とは,内科医を除く医師,歯科医師からみた共通の呼称であると解釈できます.
有病者の歯科診療を医療あるいは治療とすべきか.この呼称については統一のとれていないのが現状です.この呼称については,実は私なりにこだわりを持っております.この議論はここでは省きますが,診断と治療,対応法などを総合的にまとめた書という意味あいから,本書を『有病者歯科診療』の書名にさせて頂きました.できうれば,末尾に『学』を添えたいところですが,これは将来の課題にしましょう.有病者歯科診療の今後の展望ですが,共通の理解が得られる,合理的かつシステマティックな診療体系を形作るガイドラインが急務であろうと考えております.
本書は読者にわかりやすい実践書として構成しました.第1章は,総論編として有病者の定義づけやその診かたを,第2章では,有病者歯科診療を行ううえでの心構えや手順・管理法などを,また第3章では,各疾患の各論的解説と,その歯科的対応法について執筆して頂きました.第4章では病歴から診た診療の流れを,第5章ではテクニック編として日常臨床で頻度の高いものを抜粋し実際的テクニックを,第6章では21世紀に展開していく有病者の歯科診療,特に訪問歯科診療,医科と歯科との連携医療について解説して頂きました.第7章では読者が日常の臨床で苦慮する事柄を抜粋してQ & Aの形式でまとめてみました.また付章として,モニタリング機器と医学用語略語の一覧を付しました.
医学・歯学の潮流は大きく変わりつつあります.戸惑いの多い日常臨床の中で本書が先生方の座右に置かれ,即戦力となる有病者歯科診療の指針の書となりうればと願っております.
終わりに,共に編集にあたって頂いた伊東隆利先生,河村 博先生をはじめ,ご執筆頂いた先生各位に編集委員を代表して深く感謝申し上げます.また,このような出版の機会を与えられた医歯薬出版(株)に感謝いたします.
2000年(平成12年)7月 白川正順
第1章 口を診るまえに,顔を診よう→白川正順…1
1.外貌から有病者を診る 1
2.写真にみる病状の観察 6
第2章 有病者歯科診療を行うまえに――日常診療における有病者歯科診療→白川正順・伊東隆利…13
1.高齢社会と有病者 13
2.有病者歯科診療時の心がまえ 17
3.有病者歯科診療時の診査の手順と治療 18
4.患者の不安・恐怖心への対処 22
5.有病者歯科診療に必要な全身管理法の基本 23
6.他の医療機関との連携 26
7.照会状,紹介状の書き方 28
8.在宅高齢者の訪問歯科診療と口腔ケア 29
9.高齢・有病者の口腔ケア 30
10.有病者歯科診療と介護保険 31
第3章 疾患別のチェックポイント…43
A 循環器系疾患→中里滋樹…44
高血圧症・低血圧症 44,狭心症 51,心筋梗塞 54,心臓弁膜症 58,
先天性心疾患 61,感染性心内膜炎 64,不整脈 67,ペースメーカーの使用患者 71,
脳梗塞 74,脳出血・クモ膜下出血 77
B 呼吸器系疾患→山口昌彦…80
気管支喘息 80
C 神経・筋疾患→川田 達…85
パーキンソン病 85,筋ジストロフィー 89
D 代謝性疾患→川合俊弘…93
糖尿病 93
E 消化器系疾患→石垣佳希…98
胃・十二指腸疾患 98,非ウイルス性肝炎 103,ウイルス性肝炎 106,
肝硬変 111
F 血液・造血器疾患→上田 実・重冨俊雄…114
血液・造血器疾患(貧血,白血病,出血・凝固の疾患) 116〜121
G 腎疾患→小笠原健文…124
腎炎・腎不全・ネフローゼ症候群 124,人工透析を受けている患者 130
H 内分泌疾患→坂下英明…132
甲状腺機能亢進症 132
I アレルギー疾患→坂下英明…135
薬物アレルギー 135,花粉症 139,金属アレルギー 140
J 膠原病・免疫疾患→杉原一正…142
全身性エリテマトーデス 142,慢性関節リウマチ 145,エイズ(AIDS) 147
K 皮膚疾患→植木輝一…150
紅斑性狼瘡 150,強皮症 152,天疱瘡 153,扁平苔癬 154,多形滲出性紅斑 155
L 産婦人科領域→植木輝一…156
月経 156,更年期障害 158,妊娠…159
M 精神疾患・心因性病態→西田紘一…162
精神分裂病 162,躁うつ病 165,てんかん 166,ぼけ・痴呆・アルツハイマー病 168,神経症 170,心身症 173
第4章 POSからみた診療ガイドライン――カルテによる実際例…175
A 血液凝固異常が考えられる疾患→上田 実・新美直哉…176
B 細菌感染に留意すべき疾患→中里滋樹…180
C 院内感染に留意すべき疾患→坂下英明…188
D 投薬・局所麻酔に留意すべき疾患→住友雅人…193
第5章 有病者歯科診療に必要なテクニック…197
A 有病者の局所麻酔→住友雅人…198
B 有病者の歯周病治療→鴨井久一…200
C 有病者の歯周病治療――歯科衛生士の立場から→河原孝子…207
D 全身管理に必要なテクニック→住友雅人…211
E 局所管理に必要なテクニック→伊東隆利…215
F 院内管理に必要なテクニック→坂下英明…222
第6章 21世紀を視野にいれた有病者歯科診療…227
A 訪問歯科診療→伊東隆利…228
B 訪問歯科指導による口腔ケア→本田志保子…241
C 歯科診療における医科歯科連携(病診連携)――医科の立場から→河村 博…245
D 歯科診療における医科歯科連携(病診連携)――歯科の立場から→伊東隆利…249
第7章 Q & A…253
A 循環器系疾患→中里滋樹…254
高血圧症 254,心筋梗塞・狭心症 255,抗血栓療法・心臓弁膜症・先天性心疾患 256,
不整脈・ペースメーカー使用患者・脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血 257
B 呼吸器系疾患→山口昌彦…258
気管支喘息 258
C 神経・筋疾患→川田 達…260
パーキンソン病 260,筋ジストロフィー 261
D 代謝性疾患→川合俊弘…262
糖尿病 262
E 消化器系疾患→石垣佳希…266
潰瘍・胃炎・過敏性腸症候群 266,肝炎・肝硬変 267
F 血液・造血器疾患→上田 実・新美直哉…268
血友病 268,抗凝固療法患者 269,特発性血小板減少性紫斑病・再生不良性貧血 270
G 腎疾患→小笠原健文…271
腎疾患・透析患者 271
H 内分泌疾患→坂下英明…273
甲状腺機能亢進症・甲状腺クリーゼ・バセドウ病 273
I アレルギー疾患→坂下英明…275
薬物アレルギー・抗生剤アレルギー・気管支喘息 275
J 膠原病・免疫疾患→杉原一正…277
膠原病・ベーチェット病・慢性関節リウマチ・HIV感染症 277
K 皮膚疾患→植木輝一…280
ステロイド剤 280
L 妊娠→植木輝一…282
薬剤・哺乳と薬剤・局所麻酔薬・放射線 282
付 モニタリング機器一覧→住友雅人…286
医学用語の略語一覧→白川正順・河村 博…289
索引…292
執筆者一覧…304
1.外貌から有病者を診る 1
2.写真にみる病状の観察 6
第2章 有病者歯科診療を行うまえに――日常診療における有病者歯科診療→白川正順・伊東隆利…13
1.高齢社会と有病者 13
2.有病者歯科診療時の心がまえ 17
3.有病者歯科診療時の診査の手順と治療 18
4.患者の不安・恐怖心への対処 22
5.有病者歯科診療に必要な全身管理法の基本 23
6.他の医療機関との連携 26
7.照会状,紹介状の書き方 28
8.在宅高齢者の訪問歯科診療と口腔ケア 29
9.高齢・有病者の口腔ケア 30
10.有病者歯科診療と介護保険 31
第3章 疾患別のチェックポイント…43
A 循環器系疾患→中里滋樹…44
高血圧症・低血圧症 44,狭心症 51,心筋梗塞 54,心臓弁膜症 58,
先天性心疾患 61,感染性心内膜炎 64,不整脈 67,ペースメーカーの使用患者 71,
脳梗塞 74,脳出血・クモ膜下出血 77
B 呼吸器系疾患→山口昌彦…80
気管支喘息 80
C 神経・筋疾患→川田 達…85
パーキンソン病 85,筋ジストロフィー 89
D 代謝性疾患→川合俊弘…93
糖尿病 93
E 消化器系疾患→石垣佳希…98
胃・十二指腸疾患 98,非ウイルス性肝炎 103,ウイルス性肝炎 106,
肝硬変 111
F 血液・造血器疾患→上田 実・重冨俊雄…114
血液・造血器疾患(貧血,白血病,出血・凝固の疾患) 116〜121
G 腎疾患→小笠原健文…124
腎炎・腎不全・ネフローゼ症候群 124,人工透析を受けている患者 130
H 内分泌疾患→坂下英明…132
甲状腺機能亢進症 132
I アレルギー疾患→坂下英明…135
薬物アレルギー 135,花粉症 139,金属アレルギー 140
J 膠原病・免疫疾患→杉原一正…142
全身性エリテマトーデス 142,慢性関節リウマチ 145,エイズ(AIDS) 147
K 皮膚疾患→植木輝一…150
紅斑性狼瘡 150,強皮症 152,天疱瘡 153,扁平苔癬 154,多形滲出性紅斑 155
L 産婦人科領域→植木輝一…156
月経 156,更年期障害 158,妊娠…159
M 精神疾患・心因性病態→西田紘一…162
精神分裂病 162,躁うつ病 165,てんかん 166,ぼけ・痴呆・アルツハイマー病 168,神経症 170,心身症 173
第4章 POSからみた診療ガイドライン――カルテによる実際例…175
A 血液凝固異常が考えられる疾患→上田 実・新美直哉…176
B 細菌感染に留意すべき疾患→中里滋樹…180
C 院内感染に留意すべき疾患→坂下英明…188
D 投薬・局所麻酔に留意すべき疾患→住友雅人…193
第5章 有病者歯科診療に必要なテクニック…197
A 有病者の局所麻酔→住友雅人…198
B 有病者の歯周病治療→鴨井久一…200
C 有病者の歯周病治療――歯科衛生士の立場から→河原孝子…207
D 全身管理に必要なテクニック→住友雅人…211
E 局所管理に必要なテクニック→伊東隆利…215
F 院内管理に必要なテクニック→坂下英明…222
第6章 21世紀を視野にいれた有病者歯科診療…227
A 訪問歯科診療→伊東隆利…228
B 訪問歯科指導による口腔ケア→本田志保子…241
C 歯科診療における医科歯科連携(病診連携)――医科の立場から→河村 博…245
D 歯科診療における医科歯科連携(病診連携)――歯科の立場から→伊東隆利…249
第7章 Q & A…253
A 循環器系疾患→中里滋樹…254
高血圧症 254,心筋梗塞・狭心症 255,抗血栓療法・心臓弁膜症・先天性心疾患 256,
不整脈・ペースメーカー使用患者・脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血 257
B 呼吸器系疾患→山口昌彦…258
気管支喘息 258
C 神経・筋疾患→川田 達…260
パーキンソン病 260,筋ジストロフィー 261
D 代謝性疾患→川合俊弘…262
糖尿病 262
E 消化器系疾患→石垣佳希…266
潰瘍・胃炎・過敏性腸症候群 266,肝炎・肝硬変 267
F 血液・造血器疾患→上田 実・新美直哉…268
血友病 268,抗凝固療法患者 269,特発性血小板減少性紫斑病・再生不良性貧血 270
G 腎疾患→小笠原健文…271
腎疾患・透析患者 271
H 内分泌疾患→坂下英明…273
甲状腺機能亢進症・甲状腺クリーゼ・バセドウ病 273
I アレルギー疾患→坂下英明…275
薬物アレルギー・抗生剤アレルギー・気管支喘息 275
J 膠原病・免疫疾患→杉原一正…277
膠原病・ベーチェット病・慢性関節リウマチ・HIV感染症 277
K 皮膚疾患→植木輝一…280
ステロイド剤 280
L 妊娠→植木輝一…282
薬剤・哺乳と薬剤・局所麻酔薬・放射線 282
付 モニタリング機器一覧→住友雅人…286
医学用語の略語一覧→白川正順・河村 博…289
索引…292
執筆者一覧…304