第3版 序
すべての科学分野は21世紀を間近にして急速な進展,変革が行われており,その目まぐるしさは新しい思考の世界を築こうとしています.歯科の分野もこの地球規模の新しい鼓動とともに,“人”の健全な社会生活に積極的な貢献をすべく新しい歯科医療体系の構築が行われつつあります.
歯科補綴学ならびに補綴臨床はそのなかで極めて重要な役割を占めており,顎口腔系の病態に対応しての補綴診療に対する考え方は局所的な視野より全身的,総合的な視野を重視して行われることになります.
本書はこの流れを注視し,また第2版の発行からすでに9年を経て各大学の教育内容の変更などもあり,全章,全ページについて見直し,実習の良きアドバイザーとしてさらなる充実を図りました.
この改訂版は,各大学の協力,合同作業により得られたものであり,第1版,第2版の“まえがき”の趣旨を尊重して進められました.この間に,13大学において教授がご退職になり,この第3版においてはご新任の教授に引き続きご協力を得ました.ご退職の各教授ならびにご新任の各教授に対してここに厚く感謝いたします.また,発行の都合により3大学における3先生は名誉教授になられましたが,ここにご参加いただいております.
各大学の担当教員各位には影の力として大いなるご協力を得ておりますことをここに記し,厚くお礼申し上げます.
なお,ご退職の根本一男教授,津留宏道教授には編集委員として多大なるご尽力をいただいておりましたことに対し,心から厚くお礼申し上げます.
1999年5月
編集委・
すべての科学分野は21世紀を間近にして急速な進展,変革が行われており,その目まぐるしさは新しい思考の世界を築こうとしています.歯科の分野もこの地球規模の新しい鼓動とともに,“人”の健全な社会生活に積極的な貢献をすべく新しい歯科医療体系の構築が行われつつあります.
歯科補綴学ならびに補綴臨床はそのなかで極めて重要な役割を占めており,顎口腔系の病態に対応しての補綴診療に対する考え方は局所的な視野より全身的,総合的な視野を重視して行われることになります.
本書はこの流れを注視し,また第2版の発行からすでに9年を経て各大学の教育内容の変更などもあり,全章,全ページについて見直し,実習の良きアドバイザーとしてさらなる充実を図りました.
この改訂版は,各大学の協力,合同作業により得られたものであり,第1版,第2版の“まえがき”の趣旨を尊重して進められました.この間に,13大学において教授がご退職になり,この第3版においてはご新任の教授に引き続きご協力を得ました.ご退職の各教授ならびにご新任の各教授に対してここに厚く感謝いたします.また,発行の都合により3大学における3先生は名誉教授になられましたが,ここにご参加いただいております.
各大学の担当教員各位には影の力として大いなるご協力を得ておりますことをここに記し,厚くお礼申し上げます.
なお,ご退職の根本一男教授,津留宏道教授には編集委員として多大なるご尽力をいただいておりましたことに対し,心から厚くお礼申し上げます.
1999年5月
編集委・
概説……1
A パーシャルデンチャーとは……1
B パーシャルデンチャーの分類……5
C パーシャルデンチャーの構成・各部分の名称と役割……9
D キャストクラスプの構造と機能……11
E パーシャルデンチャーの支持機構……14
F パーシャルデンチャーの維持機構……15
G 支台(維持)装置の種類と分類……17
2 診査……23
A 診査項目……23
B 診療記録……27
C 技工指示書……35
3 サベヤーによる診査と仮設計……37
A サベヤーとは……37
B サベヤーによる診査……38
4 前処置……41
5 個人トレーの製作……43
A 前準備……44
B 個人トレーの製作……45
6 最終印象と模型の製作……49
A 印象……49
B 模型の製作……53
7 咬合床製作……55
8 咬合採得……59
A 臨床術式……59
B マネキンの場合 1……63
C マネキンの場合 2……65
9 人工歯の選択……67
A 前歯部人工歯の選択……67
B 臼歯部人工歯の選択……68
10 模型の咬合器装着……69
A 平均値咬合器各部の名称……69
B 半調節性咬合器の種類……70
C 咬合器装着……71
D 顔弓の使用……73
11 サベイングと設計……77
A サベイングと設計……77
B 各部の設計……81
〔I〕・ 76 567 欠損例……82
〔II〕・ 765 56 欠損例……83
〔III〕・ 765 56 欠損例……84
〔IV〕・ 765 56 欠損例……85
〔V〕・・ 765 2112 56 欠損例……86
C 各種の鉤形態とアンダーカット量……87
12 支台装置の製作……93
A 鋳造鉤の製作……93
B 線鉤の製作……99
13 フレームワークの製作……105
14 屈曲バーの製作……113
15 人工歯排列,試適,蝋義歯製作……117
A 前歯部の排列法……117
B 前歯の排列……118
C 試適……118
D 前歯の再排列……119
E 臼歯の排列……120
F 歯肉形成……122
G ・ 76556 76 567 欠損例……123
16 埋没,重合,研磨……125
A 埋没……125
B 流蝋,重合……128
C 研磨……133
17 義歯の再装着と咬合調整……135
A 義歯の再装着……135
B 咬合調整……136
18 装着とメンテナンス……139
19 修理……143
A 義歯床の修理……143
B 人工歯の修理……145
C クラスプの修理……146
D 義歯床,人工歯の修理……147
20 裏装法……149
A 直接リライニング……149
B 間接リライニング……150
21 オルタードキャスト法……151
22 アタッチメント義歯……153
A アタッチメントとは……153
B アタッチメントの分類……153
C 既製アタッチメントを使用した症例……155
D 自家製アタッチメント……157
23 各大学の実習設計例……161
索引……187
A パーシャルデンチャーとは……1
B パーシャルデンチャーの分類……5
C パーシャルデンチャーの構成・各部分の名称と役割……9
D キャストクラスプの構造と機能……11
E パーシャルデンチャーの支持機構……14
F パーシャルデンチャーの維持機構……15
G 支台(維持)装置の種類と分類……17
2 診査……23
A 診査項目……23
B 診療記録……27
C 技工指示書……35
3 サベヤーによる診査と仮設計……37
A サベヤーとは……37
B サベヤーによる診査……38
4 前処置……41
5 個人トレーの製作……43
A 前準備……44
B 個人トレーの製作……45
6 最終印象と模型の製作……49
A 印象……49
B 模型の製作……53
7 咬合床製作……55
8 咬合採得……59
A 臨床術式……59
B マネキンの場合 1……63
C マネキンの場合 2……65
9 人工歯の選択……67
A 前歯部人工歯の選択……67
B 臼歯部人工歯の選択……68
10 模型の咬合器装着……69
A 平均値咬合器各部の名称……69
B 半調節性咬合器の種類……70
C 咬合器装着……71
D 顔弓の使用……73
11 サベイングと設計……77
A サベイングと設計……77
B 各部の設計……81
〔I〕・ 76 567 欠損例……82
〔II〕・ 765 56 欠損例……83
〔III〕・ 765 56 欠損例……84
〔IV〕・ 765 56 欠損例……85
〔V〕・・ 765 2112 56 欠損例……86
C 各種の鉤形態とアンダーカット量……87
12 支台装置の製作……93
A 鋳造鉤の製作……93
B 線鉤の製作……99
13 フレームワークの製作……105
14 屈曲バーの製作……113
15 人工歯排列,試適,蝋義歯製作……117
A 前歯部の排列法……117
B 前歯の排列……118
C 試適……118
D 前歯の再排列……119
E 臼歯の排列……120
F 歯肉形成……122
G ・ 76556 76 567 欠損例……123
16 埋没,重合,研磨……125
A 埋没……125
B 流蝋,重合……128
C 研磨……133
17 義歯の再装着と咬合調整……135
A 義歯の再装着……135
B 咬合調整……136
18 装着とメンテナンス……139
19 修理……143
A 義歯床の修理……143
B 人工歯の修理……145
C クラスプの修理……146
D 義歯床,人工歯の修理……147
20 裏装法……149
A 直接リライニング……149
B 間接リライニング……150
21 オルタードキャスト法……151
22 アタッチメント義歯……153
A アタッチメントとは……153
B アタッチメントの分類……153
C 既製アタッチメントを使用した症例……155
D 自家製アタッチメント……157
23 各大学の実習設計例……161
索引……187