やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

2017 序 歯科診療
 日本の人口構成は,2025年に団塊の世代が全て後期高齢者となり,2040年には団塊ジュニア世代が65歳以上となります.急速な高齢化が進行するなかで,社会保障改革によりいかに活力ある社会を実現するかが今回の診療報酬改定の主眼です.
 また,本年は6年に一度の診療報酬と介護報酬の同時改定です.改定は医療ニーズや技術革新を踏まえ,医療機能の分化・強化・連携や医療と介護の役割分担と切れ目のない連携を着実に進めることに重点が置かれています.
 さらに「経済財政運営と改革の基本方針2017」や「未来投資戦略2017」で示された,医療・介護分野の人材確保や働き方改革の推進により,医療資源の効率的な配分を図る医療産業化政策が背景にあります.
 そのなかで重点課題となっているのが,「地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化・連携の推進」です.
 今回の改定では,連携を推進するためのいくつかの新設項目が盛り込まれました.
 また,一番のポイントは歯科診療所の感染予防の取り組みや訪問診療への積極的な参加を促す改定です.歯科診療所は施設基準による初・再診料によって差違化され,また訪問診療機能によって点数区分する差別化が導入されました.
 一方,全身的な疾患を有する患者に対する医科との連携や管理加算の項目が充実しました.口腔機能の維持向上を図るための検査や装置の評価の新規項目を増やしています.
 しかし,これらに対応するには,医学知識の研修や検査技術の習得を普段から心がける必要があります.従来の歯科固有技術の研鑽だけではニーズに応えられません.
 開業の医師が直接病院を訪問して診療を行うことがないのに対し,歯科の開業医は病院への訪問診療ができるので,患者の治療や病態を病院医師や看護師に直接聞くことができます.これが地域医療における歯科医師の立ち位置です.
 かかりつけ歯科医師の立場であれば,患者さんの治療経過を外来−入院−療養を通じて診ることができます.このことによって歯科医師が地域医療で連携のキーマンになり得ます.
 本書はこういった改定の意図を踏まえて連携症例の提示に心がけました.
 また,複雑になった施設基準と点数算定についても特集で解説しています.
 診療報酬改定は医療・介護の提供体制や機能分化と深く連動して改定されます.
 これらを理解されたうえで,症例を参考にして診療にあたられるならば,必ずや歯科医院の質の向上や経営への貢献に役立つものと思っています.
 多くの読者の方々に編集意図をご理解頂き,ご活用いただければ編集者一同の喜びといたすところです.今後とも,一層のご愛読をお願い申し上げます.
 編者一同
巻頭特集
 1 歯科診療報酬点数早見表
 2 2018年診療報酬改定の概要とその他の動き
  2018年改定点数対照表
 3 平成30年度診療報酬改定の重要ポイント
  1 歯科初診料,歯科再診料の変更点と施設基準
  2 かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の変更点と施設基準
  3 在宅療養支援歯科診療所の変更点と施設基準
  4 歯科疾患管理料の新設加算と算定要件
  5 在宅医療の注意したい変更点
  6 経過措置について
  7 口腔内装置の区分・算定方法の変更
  8 有床義歯の主な変更点
  9 非金属冠
  10 特定薬剤等の算定について
 4 新症例
1 基本診療料 保険解説
 1 歯科初診料
 2 治療終了後再度の初診(歯管算定)
 3 治療終了後2月以内で再度の初診(歯管算定)
 4 任意中断後2月経過した再度の初診(歯管算定)
 5 電話再診後の1日2度来院
 6 成人歯科検診後の初診
 7 初診・再診に対する時間外加算
 8 初診料に対する休日加算(初診時・処置時の休日加算,緊画)
 9 再診時の休日加算(再診時・処置時の休日加算)
 10 乳幼児加算(5歳6カ月,乳幼児深夜加算・乳幼児の処置加算)
 11 初診時歯科診療導入加算(著しく歯科診療が困難な者)
 12 歯科診療特別対応加算+歯科診療特別対応地域支援加算
 13 診療期間中の保険者変更
 14 自費から保険診療への移行
2 医学管理料等 保険解説
 15 エナメル質初期う蝕管理加算〈歯管の加算〉
 16 フッ化物歯面塗布処置(エナメル質初期う蝕に罹患している患者)
 17 病診連携 歯科診療所から病院への手術依頼―診療情報提供料(I)
 18 病診連携 地域歯科診療支援病院歯科初診料〔診療情報提供料(I)―病院←→歯科診療所〕
 19 病診連携 介護保険との連携―診療情報提供料(I)(主治医から意見を求められた場合)
 20 病診連携 セカンド・オピニオン―診療情報提供料(II)
 21 病診連携 地域歯科診療支援病院―糖尿病・心筋梗塞既往患者の抜歯(抗凝固剤服用中)
 22 歯科治療時医療管理料
 23 歯科併設病院と連携歯科での周術期等口腔機能管理(周Iを依頼)
 24 歯科併設病院と連携歯科での周術期等口腔機能管理
 25 歯科併設のない病院での周術期等口腔機能管理
 26 歯科診療所における放射線治療後の周術期等口腔機能管理料(III)
 27 術後の院内連携による周術期等口腔機能管理料(III)
 28 共同療養指導計画による歯科特定疾患療養管理料(心身医学療法)
 29 病診連携 睡眠時無呼吸症候群
 30 広範囲顎骨支持型装置埋入手術料(2回法による埋入手術) 広範囲顎骨支持型補綴(床義歯形態のもの)
 31 広範囲顎骨支持型装置掻爬術(症例30のつづきを想定)
 32 広範囲顎骨支持型装置埋入手術料(2回法による埋入手術) 広範囲顎骨支持型補綴(ブリッジ形態のもの)
 33 広範囲顎骨支持型補綴物修理
3 在宅医療 保険解説
 34 在宅の要介護認定者への歯科訪問診療1,居宅療養管理指導(在宅2人,歯科衛生士同行)
 35 在宅歯科医療推進加算(抜歯)(歯援診1)
 36 歯科訪問診療1と歯科訪問診療移行加算(歯援診1)
  (在宅1人,要介護未認定者,義歯修理の加算)
 37 月の途中で要介護認定を受けた患者の訪問診療
  (歯援診1)(在宅1人,歯科衛生士同行,訪衛指,居宅療養管理指導)
 38 歯科疾患在宅療養管理料と在宅等療養患者専門的口腔衛生処置
  (歯援診1)(特養1人,歯科衛生士同行,歯科衛生士単独)
 39 20分未満の歯科訪問診療2,3(歯援診1)(同一建物居住者2人以上)(著しく歯科診療が困難な者)
 40 歯科訪問診療料と歯科疾患在宅療養管理料(歯援診1)(施設1人)
 41 在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料
 42 在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料と在宅患者歯科治療時医療管理料
  (か強診)(在宅1人,歯科衛生士同行)
 43 無歯顎患者への在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料(か強診)(在宅,歯科衛生士同行)
 44 栄養サポートチーム連携加算1
 45 栄養サポートチーム連携加算2
 46 歯科訪問診療時の時間に関する加算(夜間加算・患家診療時間超過加算)(在宅療養支援歯科診療所)(施設1人)
 47 地域医療連携体制加算(在宅療養支援歯科診療所)
 48 訪問歯科衛生指導料(歯援診1)(同一建物2人以上,訪衛指,訪補助)
 49 訪問歯科衛生指導(同一建物,居住者1人)
 50 退院時共同指導料,在宅患者連携指導料(地域歯科診療支援病院歯科→在宅療養支援歯科診療所)
 51 歯科衛生士が行う居宅療養管理指導(歯援診1)(同一建物居住者1日9人,歯科衛生士同行)
4 検査 保険解説
5 画像診断 保険解説
 52 歯科エックス線撮影(デンタル)
 53 歯科パノラマ断層撮影と同時の歯科エックス線撮影
 54 症状確認のための歯科エックス線撮影(全顎撮影以外)
 55 同一部位に同時に2以上の撮影(パノラマとデンタル)
 56 全顎撮影と同時のデンタル(同一部位,同一方法,同時撮影)
 57 歯科エックス線撮影後,日を異にしたパノラマ撮影
 58 持参パノラマエックス線写真による診断
 59 顎関節症の規格エックス線撮影
 60 歯科画像診断管理加算1
 61 歯科用3次元エックス線断層撮影
6 投薬(薬剤算定法)・注射 保険解説
7 麻酔 保険解説
8 歯の疾患の処置,歯内療法 保険解説
 62 う蝕処置
 63 う蝕処置,間接歯髄保護処置→KP,ろう型採得
 64 う蝕処置,直接歯髄保護処置→光CR充填
 65 直接歯髄保護処置→抜髄(1カ月以内)
 66 歯髄温存療法(AIPC)
 67 歯髄温存療法(AIPC)→麻酔抜髄(3カ月以内)
 68 生活歯髄切断(潰Pulに対する応用)→生PZ
 69 失活歯髄切断
 70 生切後および失切後のPZ
 71 生活歯髄切断(若年者に応用)→歯冠修復を自費へ移行
 72 生活歯髄切断→抜髄(生切後経過不良)→加圧根充
 73 根管充填と加圧根管充填処置
 74 4根管または樋状根の加圧根管充填(手術用顕微鏡加算)
 75 麻酔抜髄即充と加圧根管充填処置
 76 麻酔抜髄(抜髄→根管貼薬→根充,加圧根充)
 77 失活抜髄即充と加圧根管充填処置
 78 同一歯の失活抜髄と失活歯髄切断
 79 歯根未完成歯の暫間的根充→加圧根充
 80 抜髄・加圧根充→再加圧根充
 81 感染根管処置(3根管例)→加圧根充
 82 感染根管即日加圧根充(感根即充)
 83 切開と同時の感染根管処置
 84 歯根分割掻爬術(自院にて歯根分割)と感染根管処置
 85 歯根分割歯(他院にて分割済)の感染根管処置
 86 根管内細菌簡易培養検査(S培)
 87 歯髄壊死
 88 歯髄壊疽
 89 抜歯を前提とした根管治療(消炎処置)
 90 根治経過不良の抜歯(感根処・根貼と抜歯)
 91 残根の根治と根面被覆
 92 根管側壁または髄床底穿孔
 93 根管内異物除去(根管内リーマー破折)
 94 根管外に突出した異物の除去(歯科外来診療環境体制加算)
 95 歯冠修復物の除去(FMC,冠,メタルコア,インレー,CR)
 96 知覚過敏症(3歯までの場合と4歯以上の場合)
9 小児・著しく歯科診療が困難な者の治療 保険解説
 97 う蝕多発傾向者と歯科疾患管理料(7歳)(フッ化物歯面塗布処置・歯科衛生実地指導料1)
 98 フッ化物洗口指導加算(7歳)(歯科衛生実地指導料1)
 99 乳歯の初期う蝕早期充填処置(6歳未満)
 100 乳歯の光CR充填(う蝕歯即時充填形成,6歳未満)
 101 う蝕薬物塗布処置(乳歯のサホライド応用,6歳未満)
 102 乳歯の生活歯髄切断(吸入鎮静法応用,3歳以上6歳未満)
 103 乳歯の抜髄・感染根管処置(3歳以上6歳未満)
 104 乳歯列期の歯肉炎(単G)(混合歯列期歯周病検査)
 105 乳歯のFMC・インレー(6歳未満)
 106 乳歯(複合レジン冠)(6歳未満)
 107 乳歯金属冠(6歳未満)
 108 小児保隙装置(6歳未満)
 109 号泣のため診療不能(6歳未満)(乳幼児時間外加算)
 110 同一月に5歳から6歳になった例
 111 歯科診療特別対応連携加算(地域歯科診療支援病院,脳性麻痺のため歯科診療所から抜歯依頼の例)
 112 歯科衛生実地指導料2―著しく歯科診療が困難な者(歯科診療特別対応加算,外来環)
 113 吸入鎮静法(亜酸化窒素)(10歳)
 114 吸入鎮静法(6歳未満,麻酔加算)
 115 鎮静法(歯科診療特別対応加算,抜歯)
 116 著しく歯科診療が困難な者(7歳)(抜歯,歯科診療特別対応加算)
10 歯周治療 保険解説
 117 単Gのスケーリング,歯周基本治療処置
 118 混合歯列期の歯肉炎(単G)(混合歯列期歯周病検査,スケーリング)
 119 歯周炎へのスケーリング(全顎28歯)
 120 スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
 121 歯周ポケット掻爬(PCur),歯周精密検査
 122 歯周基本治療後のペリオクリン注入例
 123 P急発時のペリオクリン注入例(初診時)
 124 歯周治療用装置(冠形態)
 125 歯周ポケット掻爬術
 126 新付着手術(ENAP)と歯周病部分的再評価検査
 127 薬物性の歯肉増殖(複雑性歯肉炎)〔歯肉切除手術(GEct)〕
 128 歯肉剥離掻爬手術(FOp)と人工骨填入/暫間固定(困難なもの)
 129 フラップ手術とリグロス歯科用液キットの応用
 130 歯周組織再生誘導手術(GTR)
 131 歯肉弁根尖側移動術
 132 遊離歯肉移植術
 133 口腔前庭拡張術
 134 小帯切除術
 135 歯周疾患治療薬の応用(ヒノポロン使用例)
 136 暫間固定(TFix)(簡単なもの)
 137 歯ぎしりに対する口腔内装置1(咬合性外傷,上下一体式咬合床)
 138 歯ぎしりに対する口腔内装置2(上下一体式以外で咬合関係が付与されているもの)
 139 歯周病安定期治療(I)〈SPT(I)〉
 140 歯周精密検査以降の歯周治療とSPT(I)
 141 侵襲性歯周炎の治療とSPT(II)(15歳の侵襲性歯周炎)(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の場合)
 142 初回SPT(II)とSPT判定のP精検(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の場合)
 143 SPT開始後に病状悪化(SPT中止,歯周外科手術)
 144 SPT中の歯周疾患処置(P処)
 145 糖尿病患者へのP処(スケーリングとの併用例)
 146 抜歯等によるSPT中の対象歯数の減少
11 歯冠修復 保険解説
 147 充填の算定方法
 148 初期う蝕早期充填処置(歯管,実地指1)
 149 充形→光CR充填(歯冠破折例)
 150 歯質くさび状欠損(WSD)の光CR充填
 151 充形→光重合型グラスアイオノマー充填(2窩洞 重複歯面)
 152 歯頸部根面う蝕へのグセ充(歯面処理を行わない場合)
 153 レーザー応用による充形,窩洞形成(う蝕無痛)
 154 修形(メタルインレー)
 155 第二大臼歯遠心面窩洞への歯冠修復
 156 充形(異種材料の充填)(グラスアイオノマーと光CR)
 157 コンビネーション(メタルインレーと光CR)
 158 異日充填(充形→同一月に新たなう蝕)
 159 光CR充填後の抜髄,再充填
 160 歯冠修復物製作後の歯冠破折
 161 次回充填例(う蝕処置,間接歯髄保護処置後の充填)
 162 知覚過敏処置後の光CR充填
 163 根充後のCR充填とメタルインレー(KP)
 164 クラウン・ブリッジ維持管理料(歯冠補綴物)
 165 クラウン・ブリッジ維持管理料(算定後の歯冠補綴物再製)
 166 クラウン・ブリッジ維持管理料(ブリッジ)
 167 クラウン・ブリッジ維持管理料(未届出保険医療機関の算定)
 168 前歯冠(生PZと失PZ)
 169 臼歯冠(生PZと失PZ)
 170 FMC(生PZ)(生PZ後の知覚過敏)
 171 FMC(失PZとメタルコア)
 172 FMC(失PZと支台築造(直接法),レジンコア)
 173 ファイバーポストを用いた支台築造(間接法・直接法)
 174 FMC(歯冠補綴物の連結)
 175 FMC(歯根分割分岐部病変掻爬後)
 176 硬質レジンジャケット冠〔光重合型〕(前歯・生PZ)
 177 硬質レジンジャケット冠〔加熱重合型〕(前歯・失PZとメタルコア)
 178 レジン前装金属冠(硬質レジン)
 179 咬合調整(FMC過高,単Per)
 180 小臼歯のCAD/CAM冠
 181 インレーおよびメタルコアの未来院請求
 182 自費切替(臼歯金合金インレー)
 183 材料差額(前歯冠)と自費切替(FMC)
 184 補管未届出保険医療機関での補綴物新製
12 ブリッジ 保険解説
 185 前歯1歯欠損ブリッジ(有床義歯併用の場合の補診)
 186 前歯1歯欠損ブリッジ(冠支台とレジン前装金属ポンティック)
 187 臼歯1歯欠損ブリッジ(健全歯抜髄とレジン前装金属ポンティック)
 188 犬歯1歯欠損ブリッジ( 設計,中切歯が支台として使用できない特例)
 189 前歯延長ブリッジ
 190 前歯2歯欠損ブリッジ(レジン前装金属冠とレジン前装金属ポンティック)
 191 前歯3歯欠損ブリッジ(リテイナー)
 192 前歯4歯欠損ブリッジ(支台歯とポンティックの数6歯以上)
 193 インレーとFMC支台のブリッジ
 194 小臼歯金属裏装ポンティックブリッジ
 195 大臼歯鋳造ポンティックブリッジ(大臼歯冠支台)
 196 小臼歯延長ブリッジ
 197 大臼歯延長ブリッジ
 198 臼歯2歯欠損ブリッジ
 199 犬歯・小臼歯連続欠損ブリッジ
 200 前歯・臼歯5歯欠損ブリッジ
 201 下顎分割抜歯後のブリッジ
 202 上顎分割抜歯後のブリッジ
 203 歯根分割(切断)歯支台のブリッジ
 204 欠損歯がなく1歯相当分の間隙のあるブリッジ
 205 前歯部接着ブリッジ
 206 臼歯部を含む接着ブリッジ(大臼歯FMC装着)
 207 補綴時診断料および歯冠補綴時色調採得検査
 208 事前承認ブリッジ(3歯欠損で2歯間隙)
 209 可動性ブリッジ
 210 ブリッジの除去(1)
 211 ブリッジの除去(2)
 212 ブリッジの未来院請求
 213 未来院請求後のブリッジの装着
 214 ブリッジの自費切替(メタルボンドブリッジ)
13 ダツリ・修理 保険解説
 215 金属歯冠修復物脱落,再装着当日の根充
 216 レジンジャケット冠の再装着
 217 FMCの再装着(クラウン・ブリッジ維持管理中)
 218 再装着(他院で製作された保険給付外補綴物)
 219 レジン前装金属冠の修理(充填1算定)
14 有床義歯 保険解説
 220 有床義歯の補綴時診断料
 221 多数歯欠損義歯と顎運動関連検査
 222 有床義歯咀嚼機能検査(新義歯製作)
 223 総義歯
 224 少数歯(1歯)欠損義歯(鉤歯・鉤対歯調整)
 225 残根上の義歯(残根削合によるもの)
 226 残根上の義歯(残根コーピングによるもの)
 227 即時義歯
 228 有床義歯の短期間製作
 229 熱可塑性樹脂有床義歯
 230 顎補綴
 231 1顎に義歯2床装着(14K金合金鉤使用)
 232 特殊印象(咬合圧印象)
 233 有床義歯の人工歯
 234 有床義歯の補綴隙使用例
 235 欠損歯数と義歯歯数が異なる症例
 236 コンビネーション鉤を使用した義歯
 237 鋳造バー・バークラスプ義歯
 238 鋳造バーと屈曲バーの使用義歯
 239 間接支台装置の使用義歯
 240 保持装置の使用例
15 義歯管理 保険解説
 241 新製有床義歯管理料
 242 歯科口腔リハビリテーション料1
 243 少数歯欠損義歯への歯科口腔リハビリテーション(困難な場合)
 244 義歯床下粘膜異常と新義歯製作
 245 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(1年以内)
 246 同一初診で上下の義歯を異なる月に新製(1年経過後)
 247 有床義歯内面適合法と歯科口腔リハビリテーション料1
16 有床義歯内面適合法・修理 保険解説
 248 有床義歯内面適合法(床適合) 直接法例
 249 有床義歯内面適合法(床適合) 間接法例
 250 補綴時診断料(増歯修理の場合) 軟質材料を用いた有床義歯内面適合法(下顎総義歯)
 251 人工歯の置換(有床義歯修理)
 252 人工歯の咬合面レジン添加(有床義歯修理,直接法・間接法)
 253 新義歯予定の旧義歯の有床義歯内面適合法(床裏装)
 254 義歯床破損例(有床義歯修理,歯科技工加算)
 255 人口歯脱落による6カ月以内の修理
 256 鉤破損による有床義歯修理(補強線使用例)
 257 旧義歯への増歯
 258 義歯修理と有床義歯内面適合法(床適合)
 259 義歯修理(増歯)と有床義歯内面適合法の同時例
 260 再度の補綴時診断料(即時義歯→有床義歯内面適合法)
 261 即時義歯装着月の有床義歯内面適合法
 262 有床義歯修理と新義歯製作
 263 有床義歯床下粘膜調整処置(T.コンデ)
 264 有床義歯の未来院請求
 265 局部床義歯の自費切替(金属床義歯)
17 選定療養費 保険解説
 266 金属床総義歯(選定療養費)
 267 C選療
18 手術の算定 保険解説
19 抜歯・移植・抜歯後の異常および関連事項 保険解説
 268 抜歯(臼 歯)(POSによる経過診療例)
 269 抜歯中止(抜歯中),再度抜歯
 270 抜歯中止(抜歯着手前),貧血に対しての酸素吸入
 271 転移歯抜歯と歯根露出部への遊離歯肉移植術
 272 抜歯窩再掻爬手術
 273 分割抜歯(ヘミセクション)
 274 埋伏過剰歯の抜歯
 275 下顎水平埋伏智歯の抜歯
 276 上顎智歯の難抜歯(半埋伏歯=骨性不完全埋伏歯)
 277 前歯難抜歯
 278 含歯性嚢胞摘出術と水平埋伏歯抜去(口腔病理組織検査)
 279 口腔底迷入下顎智歯抜去術
 280 後出血処置(1日2度来院)
 281 ドライソケットの治療
 282 歯の移植手術( を 部に移植)
20 炎症(消炎手術) 保険解説
 283 消炎拡大→抜歯(急性化膿性歯周組織炎)
 284 智歯周囲炎(歯肉弁切除例)
 285 智歯周囲炎(抜歯例)
 286 骨膜下膿瘍(切開排膿→抜歯)
 287 頬部膿瘍(口腔外切開) 手術当日の注射手技料(点滴注射)
 288 口底炎(口腔底膿瘍切開) 手術当日の注射手技料(点滴注射)
 289 歯根分割掻爬術
 290 腐骨除去手術
 291 上顎洞陥入歯根の摘出
 292 上顎洞口腔瘻閉鎖術(抜歯時)
 293 上顎洞口腔瘻閉鎖術(著しく困難なもの)
21 外傷と骨折処置・顎関節症 保険解説
 294 外傷による歯の打撲
 295 口腔外縫合術
 296 創傷処理と歯の再植術(部位を異にする場合)
 297 歯槽骨骨折非観血的整復術
 298 歯槽骨骨折観血的整復術
 299 下顎骨折非観血的整復術
 300 顎関節治療用装置装着と歯科口腔リハビリテーション料2
 301 顎関節症(マイオモニター,咬合調整)
 302 顎関節症(スプリント療法,顎関節規格エックス線撮影法)
 303 顎関節症(徒手的授動術:パンピングを併用した場合,顎関節単純撮影)
22 粘膜疾患処置・その他の外来手術 保険解説
 304 孤立性アフタ(付着型薬剤による治療)
 305 再発性アフタ(軟膏塗布による治療)
 306 口腔扁平苔癬(軟膏塗布による治療,歯科特定疾患療養管理料)
 307 白板症(口腔病理診断,歯科特定疾患療養管理料)
 308 口腔カンジダ症(投薬)
 309 浮動歯肉切除術
 310 エプーリス切除手術(病理組織検査)
 311 粘液嚢胞摘出術(口唇)
 312 小帯形成術
 313 唾石摘出術
 314 がま腫切開術
 315 良性腫瘍摘出術(舌)
 316 歯科インプラント摘出術(人工歯根タイプ)
 317 歯槽骨整形手術
 318 下顎隆起形成術
 319 顎堤形成術
 320 歯根端切除手術
 321 歯科用3次元エックス線断層撮影装置と手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術
 322 同一術野の歯根端切除手術と歯根嚢胞摘出手術
 323 埋伏歯の開窓術
 324 含歯性嚢胞開窓術
23 リハビリテーション 保険解説
 325 術後の摂食機能療法
 326 脳梗塞後遺症の摂食機能療法と歯科口腔リハビリテーション料1(舌接触補助床)
 327 舌圧検査(舌接触補助床装着患者に対する)
 328 脳血管疾患等リハビリテーション(言語機能訓練)
24 歯科矯正 保険解説
 329 歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯科矯正治療(歯科矯正保険医療機関からの依頼)
 330 片側性唇顎口蓋裂による咬合異常
 331 骨格性下顎前突による咬合不全・発音障害
 332 第一・第二鰓弓症候群による咬合異常
 付−1 口腔外科手術の所定点数および準用点数
 付−2 検査・病理診断の点数(医科点数表から)
 付−3 歯科材料点数一覧
 付−4 おもな歯科関係施設基準一覧
 索引