発刊に寄せて
わが国は,高い教育,経済水準,保健,医療水準に支えられ,2007年に「超高齢社会」に突入し,世界でも有数の長寿国となっています.一方で,人口の急速な高齢化とともに,生活習慣病に起因する認知症や寝たきり等の要介護状態等になる患者さんが増加し,深刻な社会問題になっています.21世紀を迎え,すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするためには,生活習慣病等の発病を予防する「一次予防」に重点をおき,「健康寿命」の延伸を図っていくことが極めて重要です.
近年,歯科医療は「歯の健康」だけに焦点を合わせるのではなく,健康寿命を延ばすための医療として捉えられるようになりました.2011年8月には歯科口腔保健の推進に関する法律が公布・施行され,さらに,2013年4月1日から21世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本21(第二次))が実施されました.この中で,全身との関わりにおける歯周病の予防や口腔保健の推進に積極的に取り組む必要性が強調されています.
このような状況の中で,日本歯周病学会は,国民の皆様や行政の方々の要求に対して重要な役割を果たすことが求められています.
本診療ガイドライン「歯周病と全身の健康」は,歯周病と全身疾患との関係をエビデンスに基づいた正確な情報と知識を関係者の皆様にお伝えするために企画されました.永田俊彦前理事長のもとで,栗原英見医療委員会委員長を中心としたワーキンググループの叡知を集め,1年半にわたる準備を経て,やっと完成に漕ぎつけました.
2015年4月1日より,本学会の理事長を拝命し,「歯周病学における研究・医療・教育のグローバルスタンダードを目指す」をスローガンに掲げ,6つの重点項目(1.基礎および臨床歯周病学の情報発信の強化,2.医科との連携を推進し,健康を脅かす歯周病克服の重要性を共有する,3.歯周病の医療体制の強化として,各種ガイドラインの充実,厚労省との密接な連携,4.歯周治療の医療人育成の推進として,認定医・専門医制度および認定歯科衛生士制度の充実,5.国民への歯周病情報の発信,6.国際交流の推進)を提案しました.本エビデンス集は,この中の4つの重点項目に基づき,スローガンを実現するものです.
本エビデンス集が学会員の皆様はもとより,歯科学生,研修歯科医,多くの歯科ならびに医科分野の先生方,さらには行政関係の方々に役立つことを心より期待しています.
最後になりましたが,本書の作成にご尽力いただきました栗原先生をはじめとするワーキングメンバー,本学会の理事の先生方,ならびに医歯薬出版の編集部諸氏に深く感謝致します.
平成28年3月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
理事長 和泉 雄一
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
近年,歯周病が全身の健康に悪影響を及ぼしていることを示唆する論文が年々増加しており,「歯周病が全身と関連する」という見解は確かな情報として世界的に広まってきた.また,蓄積された研究成果は医科分野からも注目され,糖尿病,心疾患,脳血管疾患,肺炎,関節リウマチ,腎臓病などの全身の疾患に対する歯周病の影響に関する多くの有益な情報が,医療界全体に浸透しつつある.そんな中で,これらの情報が世間一般に正しく伝達されるためには,日本歯周病学会として学術的な立場から知識を整理しておく社会的責務がある.そこで,平成25〜26年度に私が日本歯周病学会理事長を務めた際に,学会の重点活動の一つとして,1)「糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン・改訂版」を編集すること,2)引き続き,糖尿病以外の種々の全身の疾患あるいは妊娠などの全身の状態と歯周病との関連について新たなガイドラインの作成にとりかかることを目指した.前者については,ペリオドンタルメディシン委員会・西村英紀委員長(九州大学教授)に,後者については,医療委員会・栗原英見委員長(広島大学教授)に取りまとめをお願いした.その結果,糖尿病に関するガイドライン改訂版が平成27年3月に発行され,歯周病と全身の健康に関する本エビデンス集初版が,和泉雄一理事長のもとで今回発行されるに至った.
本編は日本歯周病学会のコンセンサスレポートであり,歯周病が全身の健康に及ぼす作用についての最新情報が掲載されている.本編を手にしたすべての医療関係者が確かな情報すなわち根拠ある正確な知識を身につけ,日々の臨床に役立てて頂くことを大いに期待している.
平成27年9月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
前理事長 永田 俊彦
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
歯周病と様々な疾患との関連が報告されている.日本歯周病学会では既に歯周病と糖尿病についてのガイドラインを作成し公開した.さらに,日本国内の介入研究などのエビデンスが強化されて,ガイドラインが更新された.糖尿病以外の疾患と歯周病との関係が数多く報告され,企業の広告や歯科診療所のホームページなどに情報が氾濫していることから,日本歯周病学会としてエビデンスの現状を公式に評価する必要があると考え医療委員会の中にWGを立ち上げてエビデンスの現状をまとめた.第1部で取り上げた疾患は,歯周治療が発症や増悪を抑制する可能性のあるものとして,血管障害,早産・低体重児出産,誤嚥性肺炎,関節リウマチ,菌血症,慢性腎疾患,非アルコール性脂肪性肝炎を取り上げた.クリニカルクエスチョン(CQ)という形式にしているが,介入研究などが少ない疾患については,歯周病との関連についてエビデンスレベルだけ整理した.今後,この評価を基に日本歯周病学会が中心となって進めるべき疫学研究,介入研究の方向性が議論されると考える.また,関連する学会との連携を推進する上で重要な評価となると考える.
第2部においては,歯周病と個々の疾患との関わりについての“現段階で想定されるメカニズム”を臨床研究に加えて,動物実験,培養細胞を用いた基礎的な研究の成果を基に整理した.ここで取り上げた疾患は,第1部で取り上げた疾患に“糖尿病”と“アルツハイマー病”を加えた.糖尿病については,既にガイドラインが出ているので加えた,アルツハイマー病については高齢社会における歯周治療を考える上で必要と考え追加した.現時点で“想定されるメカニズム”を図にまとめたので,教育・研修に役立つと考える.
今後,新たなエビデンスが構築されて,ここで取り上げた疾患の幾つかが独立した診療ガイドラインが作成されることを期待したい.
最後に,この企画をお許し頂いた日本歯周病学会前理事長 永田俊彦先生,現理事長 和泉雄一先生,多大なご協力と寛容を頂いた医療委員会のメンバー,WGの構成メンバー,執筆者の皆様,また,編集をお願いした医歯薬出版に心からの感謝を申し上げたい.
平成28年2月29日
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
医療委員会委員長 栗原 英見
わが国は,高い教育,経済水準,保健,医療水準に支えられ,2007年に「超高齢社会」に突入し,世界でも有数の長寿国となっています.一方で,人口の急速な高齢化とともに,生活習慣病に起因する認知症や寝たきり等の要介護状態等になる患者さんが増加し,深刻な社会問題になっています.21世紀を迎え,すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするためには,生活習慣病等の発病を予防する「一次予防」に重点をおき,「健康寿命」の延伸を図っていくことが極めて重要です.
近年,歯科医療は「歯の健康」だけに焦点を合わせるのではなく,健康寿命を延ばすための医療として捉えられるようになりました.2011年8月には歯科口腔保健の推進に関する法律が公布・施行され,さらに,2013年4月1日から21世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本21(第二次))が実施されました.この中で,全身との関わりにおける歯周病の予防や口腔保健の推進に積極的に取り組む必要性が強調されています.
このような状況の中で,日本歯周病学会は,国民の皆様や行政の方々の要求に対して重要な役割を果たすことが求められています.
本診療ガイドライン「歯周病と全身の健康」は,歯周病と全身疾患との関係をエビデンスに基づいた正確な情報と知識を関係者の皆様にお伝えするために企画されました.永田俊彦前理事長のもとで,栗原英見医療委員会委員長を中心としたワーキンググループの叡知を集め,1年半にわたる準備を経て,やっと完成に漕ぎつけました.
2015年4月1日より,本学会の理事長を拝命し,「歯周病学における研究・医療・教育のグローバルスタンダードを目指す」をスローガンに掲げ,6つの重点項目(1.基礎および臨床歯周病学の情報発信の強化,2.医科との連携を推進し,健康を脅かす歯周病克服の重要性を共有する,3.歯周病の医療体制の強化として,各種ガイドラインの充実,厚労省との密接な連携,4.歯周治療の医療人育成の推進として,認定医・専門医制度および認定歯科衛生士制度の充実,5.国民への歯周病情報の発信,6.国際交流の推進)を提案しました.本エビデンス集は,この中の4つの重点項目に基づき,スローガンを実現するものです.
本エビデンス集が学会員の皆様はもとより,歯科学生,研修歯科医,多くの歯科ならびに医科分野の先生方,さらには行政関係の方々に役立つことを心より期待しています.
最後になりましたが,本書の作成にご尽力いただきました栗原先生をはじめとするワーキングメンバー,本学会の理事の先生方,ならびに医歯薬出版の編集部諸氏に深く感謝致します.
平成28年3月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
理事長 和泉 雄一
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
近年,歯周病が全身の健康に悪影響を及ぼしていることを示唆する論文が年々増加しており,「歯周病が全身と関連する」という見解は確かな情報として世界的に広まってきた.また,蓄積された研究成果は医科分野からも注目され,糖尿病,心疾患,脳血管疾患,肺炎,関節リウマチ,腎臓病などの全身の疾患に対する歯周病の影響に関する多くの有益な情報が,医療界全体に浸透しつつある.そんな中で,これらの情報が世間一般に正しく伝達されるためには,日本歯周病学会として学術的な立場から知識を整理しておく社会的責務がある.そこで,平成25〜26年度に私が日本歯周病学会理事長を務めた際に,学会の重点活動の一つとして,1)「糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン・改訂版」を編集すること,2)引き続き,糖尿病以外の種々の全身の疾患あるいは妊娠などの全身の状態と歯周病との関連について新たなガイドラインの作成にとりかかることを目指した.前者については,ペリオドンタルメディシン委員会・西村英紀委員長(九州大学教授)に,後者については,医療委員会・栗原英見委員長(広島大学教授)に取りまとめをお願いした.その結果,糖尿病に関するガイドライン改訂版が平成27年3月に発行され,歯周病と全身の健康に関する本エビデンス集初版が,和泉雄一理事長のもとで今回発行されるに至った.
本編は日本歯周病学会のコンセンサスレポートであり,歯周病が全身の健康に及ぼす作用についての最新情報が掲載されている.本編を手にしたすべての医療関係者が確かな情報すなわち根拠ある正確な知識を身につけ,日々の臨床に役立てて頂くことを大いに期待している.
平成27年9月
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
前理事長 永田 俊彦
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
歯周病と様々な疾患との関連が報告されている.日本歯周病学会では既に歯周病と糖尿病についてのガイドラインを作成し公開した.さらに,日本国内の介入研究などのエビデンスが強化されて,ガイドラインが更新された.糖尿病以外の疾患と歯周病との関係が数多く報告され,企業の広告や歯科診療所のホームページなどに情報が氾濫していることから,日本歯周病学会としてエビデンスの現状を公式に評価する必要があると考え医療委員会の中にWGを立ち上げてエビデンスの現状をまとめた.第1部で取り上げた疾患は,歯周治療が発症や増悪を抑制する可能性のあるものとして,血管障害,早産・低体重児出産,誤嚥性肺炎,関節リウマチ,菌血症,慢性腎疾患,非アルコール性脂肪性肝炎を取り上げた.クリニカルクエスチョン(CQ)という形式にしているが,介入研究などが少ない疾患については,歯周病との関連についてエビデンスレベルだけ整理した.今後,この評価を基に日本歯周病学会が中心となって進めるべき疫学研究,介入研究の方向性が議論されると考える.また,関連する学会との連携を推進する上で重要な評価となると考える.
第2部においては,歯周病と個々の疾患との関わりについての“現段階で想定されるメカニズム”を臨床研究に加えて,動物実験,培養細胞を用いた基礎的な研究の成果を基に整理した.ここで取り上げた疾患は,第1部で取り上げた疾患に“糖尿病”と“アルツハイマー病”を加えた.糖尿病については,既にガイドラインが出ているので加えた,アルツハイマー病については高齢社会における歯周治療を考える上で必要と考え追加した.現時点で“想定されるメカニズム”を図にまとめたので,教育・研修に役立つと考える.
今後,新たなエビデンスが構築されて,ここで取り上げた疾患の幾つかが独立した診療ガイドラインが作成されることを期待したい.
最後に,この企画をお許し頂いた日本歯周病学会前理事長 永田俊彦先生,現理事長 和泉雄一先生,多大なご協力と寛容を頂いた医療委員会のメンバー,WGの構成メンバー,執筆者の皆様,また,編集をお願いした医歯薬出版に心からの感謝を申し上げたい.
平成28年2月29日
特定非営利活動法人 日本歯周病学会
医療委員会委員長 栗原 英見
発刊に寄せて
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
執筆者一覧
エビデンスレベル―各研究へ付された水準
第1部 臨床研究からのエビデンス
1)歯周病と血管障害
(山崎和久,高橋直紀,五味一博)
CQ 1 歯周病は虚血性心疾患に影響するか?
CQ 2 歯周病は虚血性脳血管疾患に影響するか?
CQ 3 歯周病になると動脈硬化性疾患のリスクマーカーは上昇するか?
CQ 4 歯周病の治療を行うと動脈硬化性疾患のリスクマーカーは改善するか?
CQ 5 歯周病原細菌以外の口腔内細菌は動脈硬化のリスクを高めるか?
2)歯周病と早産・低体重児出産
(和泉雄一,妻沼有香,古市保志,加藤幸紀)
CQ 1 歯周病は早産・低体重児出産を増加させるか?
CQ 2 歯周治療を早産・低体重児出産の予防を目的として行うべきか?
3)歯周病と誤嚥性肺炎
(沼部幸博,高柴正悟)
CQ 1 口腔内細菌は誤嚥性肺炎に関与するか?
CQ 2 歯周病で誤嚥性肺炎のリスクが高まるか?
CQ 3 高齢者では口腔内細菌が関与する誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患(respiratory disease)のリスクが高まるか?
CQ 4 口腔ケア(口腔衛生管理)によって呼吸器疾患のリスクが低下するか?
4)歯周病と関節リウマチ
(吉江弘正,小林哲夫,栗原英見,應原一久)
CQ 1 歯周病と関節リウマチは関連があるか?
CQ 2 歯周病は関節リウマチの発症・悪化に影響するか?
CQ 3 Porphyromonas gingivalis感染の有無で関節リウマチの臨床症状に違いがあるか?
CQ 4 関節リウマチ(RA)患者に歯周治療を行うとRAの臨床指標は改善するか?
5)歯周病と菌血症
(花田信弘)
CQ 1 歯周病の治療と予防の処置で菌血症が発症するか?
6)歯周病と腎臓病
(永田俊彦,成石浩司)
CQ 1 歯周病は慢性腎臓病(CKD)と関連があるか?
CQ 2 歯周治療によって慢性腎臓病(CKD)は改善するか?
7)歯周病と非アルコール性脂肪性肝炎
(三辺正人,山本龍生)
CQ 1 歯周病は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)のリスク因子か?
第2部 細胞・分子レベルのメカニズム
1)歯周炎症が糖尿病の病態に及ぼす影響の想定メカニズム
(西村英紀)
2)歯周炎と動脈硬化症の関連メカニズム
(山崎和久,梅田 誠,吉成伸夫)
3)歯周病と早産・低体重児出産
(和泉雄一,野口和行,田 隆,長谷川 梢)
4)歯周病原細菌が誤嚥性肺炎に関与するメカニズム
(高柴正悟,沼部幸博)
5)歯周炎が関節リウマチ(RA)の発症,増悪との関係において想定されるメカニズム
(吉江弘正,藤田 剛,應原一久)
6)歯周病と慢性腎臓病(CKD)の双方向の関連および想定される病態機序
(永田俊彦,成石浩司)
7)歯周炎と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)との関係で想定されるメカニズム
(宮内睦美,田 隆)
8)アルツハイマー病
(松下健二)
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
「歯周病と全身の健康」の発行にあたって
執筆者一覧
エビデンスレベル―各研究へ付された水準
第1部 臨床研究からのエビデンス
1)歯周病と血管障害
(山崎和久,高橋直紀,五味一博)
CQ 1 歯周病は虚血性心疾患に影響するか?
CQ 2 歯周病は虚血性脳血管疾患に影響するか?
CQ 3 歯周病になると動脈硬化性疾患のリスクマーカーは上昇するか?
CQ 4 歯周病の治療を行うと動脈硬化性疾患のリスクマーカーは改善するか?
CQ 5 歯周病原細菌以外の口腔内細菌は動脈硬化のリスクを高めるか?
2)歯周病と早産・低体重児出産
(和泉雄一,妻沼有香,古市保志,加藤幸紀)
CQ 1 歯周病は早産・低体重児出産を増加させるか?
CQ 2 歯周治療を早産・低体重児出産の予防を目的として行うべきか?
3)歯周病と誤嚥性肺炎
(沼部幸博,高柴正悟)
CQ 1 口腔内細菌は誤嚥性肺炎に関与するか?
CQ 2 歯周病で誤嚥性肺炎のリスクが高まるか?
CQ 3 高齢者では口腔内細菌が関与する誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患(respiratory disease)のリスクが高まるか?
CQ 4 口腔ケア(口腔衛生管理)によって呼吸器疾患のリスクが低下するか?
4)歯周病と関節リウマチ
(吉江弘正,小林哲夫,栗原英見,應原一久)
CQ 1 歯周病と関節リウマチは関連があるか?
CQ 2 歯周病は関節リウマチの発症・悪化に影響するか?
CQ 3 Porphyromonas gingivalis感染の有無で関節リウマチの臨床症状に違いがあるか?
CQ 4 関節リウマチ(RA)患者に歯周治療を行うとRAの臨床指標は改善するか?
5)歯周病と菌血症
(花田信弘)
CQ 1 歯周病の治療と予防の処置で菌血症が発症するか?
6)歯周病と腎臓病
(永田俊彦,成石浩司)
CQ 1 歯周病は慢性腎臓病(CKD)と関連があるか?
CQ 2 歯周治療によって慢性腎臓病(CKD)は改善するか?
7)歯周病と非アルコール性脂肪性肝炎
(三辺正人,山本龍生)
CQ 1 歯周病は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)のリスク因子か?
第2部 細胞・分子レベルのメカニズム
1)歯周炎症が糖尿病の病態に及ぼす影響の想定メカニズム
(西村英紀)
2)歯周炎と動脈硬化症の関連メカニズム
(山崎和久,梅田 誠,吉成伸夫)
3)歯周病と早産・低体重児出産
(和泉雄一,野口和行,田 隆,長谷川 梢)
4)歯周病原細菌が誤嚥性肺炎に関与するメカニズム
(高柴正悟,沼部幸博)
5)歯周炎が関節リウマチ(RA)の発症,増悪との関係において想定されるメカニズム
(吉江弘正,藤田 剛,應原一久)
6)歯周病と慢性腎臓病(CKD)の双方向の関連および想定される病態機序
(永田俊彦,成石浩司)
7)歯周炎と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)との関係で想定されるメカニズム
(宮内睦美,田 隆)
8)アルツハイマー病
(松下健二)














