序
2025年は,歯科技工士法等の改正(2014年)を受けて,歯科技工士国家試験が全国統一された2015年度からちょうど10年という節目の年にあたります.
全国統一前の国家試験は都道府県ごとに実施されており,出題内容や問題数にばらつきがあるなど,受験者にとって不公平感の否めない制度でした.全国統一化は,厚生労働大臣免許にふさわしい公平・公正な試験制度を確立する大きな一歩となり,今日の歯科技工士養成の根幹を支える制度として定着しています.
現在,歯科保健医療を取り巻く環境は,少子高齢化や疾患構造の変化,さらには歯科疾患の形態変化や歯科医療技術の高度化などにより,大きく変わりつつあります.こうした中,患者一人ひとりに質の高い補綴装置等を提供するためには,これまで以上に専門的な知識と確かな技術を備えた歯科技工士の存在が求められています.
全国歯科技工士教育協議会では,皆さまの学修を支援する一環として「歯科技工士国家試験問題集」を継続的に編集しています.本問題集は,出題基準や実施要綱,過去5年分の国家試験(学説試験・実地試験),オリジナル問題に加え,解答・解説編も収録した実践的な構成となっており,今年度版では「基礎問題編」に約1,800問,「応用問題編」に約570問を収録しています.さらに,過去の模擬試験問題も掲載し,より多角的な学修が可能となっています.
国家試験対策としては,まず出題基準を正確に理解したうえで,授業や教科書を通じて基本的な知識を着実に身につけることが大切です.そのうえで,本問題集を活用し,ご自身の理解度の確認や知識の整理・定着を図っていただければと考えています.
また,日々教育にあたられている教員の皆さまにおかれましても,本問題集を授業や演習にご活用いただくとともに,より良い教材づくりの基礎資料としてお役立ていただければ幸いです.
歯科技工士国家試験は,資格取得という目的にとどまらず,歯科技工士としての専門性を確立し,社会に貢献するための第一歩でもあります.歯科技工士は,医療現場において,補綴装置等を通じて患者のQOL向上に寄与する,意義深く,誇りある職業です.
皆さまがこれまで積み重ねてきた努力を信じ,自信をもって試験に臨まれることを願っております.
ご健闘を心よりお祈り申し上げます.
令和7年7月
全国歯科技工士教育協議会会長 池田正臣
2025年は,歯科技工士法等の改正(2014年)を受けて,歯科技工士国家試験が全国統一された2015年度からちょうど10年という節目の年にあたります.
全国統一前の国家試験は都道府県ごとに実施されており,出題内容や問題数にばらつきがあるなど,受験者にとって不公平感の否めない制度でした.全国統一化は,厚生労働大臣免許にふさわしい公平・公正な試験制度を確立する大きな一歩となり,今日の歯科技工士養成の根幹を支える制度として定着しています.
現在,歯科保健医療を取り巻く環境は,少子高齢化や疾患構造の変化,さらには歯科疾患の形態変化や歯科医療技術の高度化などにより,大きく変わりつつあります.こうした中,患者一人ひとりに質の高い補綴装置等を提供するためには,これまで以上に専門的な知識と確かな技術を備えた歯科技工士の存在が求められています.
全国歯科技工士教育協議会では,皆さまの学修を支援する一環として「歯科技工士国家試験問題集」を継続的に編集しています.本問題集は,出題基準や実施要綱,過去5年分の国家試験(学説試験・実地試験),オリジナル問題に加え,解答・解説編も収録した実践的な構成となっており,今年度版では「基礎問題編」に約1,800問,「応用問題編」に約570問を収録しています.さらに,過去の模擬試験問題も掲載し,より多角的な学修が可能となっています.
国家試験対策としては,まず出題基準を正確に理解したうえで,授業や教科書を通じて基本的な知識を着実に身につけることが大切です.そのうえで,本問題集を活用し,ご自身の理解度の確認や知識の整理・定着を図っていただければと考えています.
また,日々教育にあたられている教員の皆さまにおかれましても,本問題集を授業や演習にご活用いただくとともに,より良い教材づくりの基礎資料としてお役立ていただければ幸いです.
歯科技工士国家試験は,資格取得という目的にとどまらず,歯科技工士としての専門性を確立し,社会に貢献するための第一歩でもあります.歯科技工士は,医療現場において,補綴装置等を通じて患者のQOL向上に寄与する,意義深く,誇りある職業です.
皆さまがこれまで積み重ねてきた努力を信じ,自信をもって試験に臨まれることを願っております.
ご健闘を心よりお祈り申し上げます.
令和7年7月
全国歯科技工士教育協議会会長 池田正臣
国家試験実施要綱と過去問題の出題傾向
1.実施要綱
2.過去問題の出題傾向(出題基準分類表)
国家試験問題
令和2年度(2021年2月実施)
1.学説
2.実地
令和3年度(2022年2月実施)
1.学説
2.実地
令和4年度(2023年2月実施)
1.学説
2.実地
令和5年度(2024年2月実施)
1.学説
2.実地
令和6年度(2025年2月実施)
1.学説
2.実地
オリジナル問題
基礎問題編
1.歯科技工と歯科医療(歯科技工管理学)
2.歯・口腔の構造と機能
(口腔・顎顔面解剖学)
(顎口腔機能学)
3.歯科材料・歯科技工機器と加工技術(歯科理工学)
4.有床義歯技工学
5.歯冠修復技工学
6.矯正歯科技工学
7.小児歯科技工学
応用問題編
1.歯科技工と歯科医療(歯科技工管理学)
2.歯・口腔の構造と機能
(口腔・顎顔面解剖学)
(顎口腔機能学)
3.歯科材料・歯科技工機器と加工技術(歯科理工学)
4.有床義歯技工学
5.歯冠修復技工学
6.矯正歯科技工学
7.小児歯科技工学
国家試験(学説) 解答・解説
令和2年度(2021年2月実施)
令和3年度(2022年2月実施)
令和4年度(2023年2月実施)
令和5年度(2024年2月実施)
令和6年度(2025年2月実施)
基礎問題編 解答
歯科技工と歯科医療
歯・口腔の構造と機能
歯科材料・歯科技工機器と加工技術
有床義歯技工学
歯冠修復技工学
矯正歯科技工学
小児歯科技工学
応用問題編 解答・解説
歯科技工と歯科医療
歯・口腔の構造と機能
歯科材料・歯科技工機器と加工技術
有床義歯技工学
歯冠修復技工学
矯正歯科技工学
小児歯科技工学
1.実施要綱
2.過去問題の出題傾向(出題基準分類表)
国家試験問題
令和2年度(2021年2月実施)
1.学説
2.実地
令和3年度(2022年2月実施)
1.学説
2.実地
令和4年度(2023年2月実施)
1.学説
2.実地
令和5年度(2024年2月実施)
1.学説
2.実地
令和6年度(2025年2月実施)
1.学説
2.実地
オリジナル問題
基礎問題編
1.歯科技工と歯科医療(歯科技工管理学)
2.歯・口腔の構造と機能
(口腔・顎顔面解剖学)
(顎口腔機能学)
3.歯科材料・歯科技工機器と加工技術(歯科理工学)
4.有床義歯技工学
5.歯冠修復技工学
6.矯正歯科技工学
7.小児歯科技工学
応用問題編
1.歯科技工と歯科医療(歯科技工管理学)
2.歯・口腔の構造と機能
(口腔・顎顔面解剖学)
(顎口腔機能学)
3.歯科材料・歯科技工機器と加工技術(歯科理工学)
4.有床義歯技工学
5.歯冠修復技工学
6.矯正歯科技工学
7.小児歯科技工学
国家試験(学説) 解答・解説
令和2年度(2021年2月実施)
令和3年度(2022年2月実施)
令和4年度(2023年2月実施)
令和5年度(2024年2月実施)
令和6年度(2025年2月実施)
基礎問題編 解答
歯科技工と歯科医療
歯・口腔の構造と機能
歯科材料・歯科技工機器と加工技術
有床義歯技工学
歯冠修復技工学
矯正歯科技工学
小児歯科技工学
応用問題編 解答・解説
歯科技工と歯科医療
歯・口腔の構造と機能
歯科材料・歯科技工機器と加工技術
有床義歯技工学
歯冠修復技工学
矯正歯科技工学
小児歯科技工学














